JPH03212917A - プラスチックフィルムコンデンサの製造方法 - Google Patents

プラスチックフィルムコンデンサの製造方法

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JPH03212917A
JPH03212917A JP860790A JP860790A JPH03212917A JP H03212917 A JPH03212917 A JP H03212917A JP 860790 A JP860790 A JP 860790A JP 860790 A JP860790 A JP 860790A JP H03212917 A JPH03212917 A JP H03212917A
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JP
Japan
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voltage
plastic film
film capacitor
humidity
hours
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Pending
Application number
JP860790A
Other languages
English (en)
Inventor
Mayumi Suzuki
真由美 鈴木
Masashi Shimamoto
嶋本 昌司
Junji Kojima
淳司 小島
Yoshihiro Sakata
坂田 芳弘
Nobuyuki Kume
久米 信行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子機器、情報機器等の電子回路に使用する
プラスチックフィルムコンデンサの製造方法に関するも
のである。
従来の技術 近年、電子機器等の軽薄短小化、高性能化が進む中で電
子部品の小型化、高性能化への要望が高まってきており
、プラスチックフィルムコンデンサにおいてもこれらへ
の取り組みが急務となりつつある。この流れで小型化を
図るために無機材料を分散させた誘電体材料の開発がな
されてきた。
以下に従来のプラスチックフィルムコンデンサについて
説明する。
従来、プラスチックフィルムコンデンサは、プラスチッ
クフィルム上の両面にアルミニウムからなる蒸着電極を
形成し、その上に有機物に無機物を分散させた高誘電率
コーティング誘電体を形成し、両面蒸着両面コーティン
グフィルムを得た。
次にその両面蒸着両面コーティングフィルムを数百枚積
層し、蒸着電極に電気的接続を得るため真鍮からなるメ
タリコン層を形成した後、90℃から175℃まで昇温
して高誘電率コーティング誘電体の残留溶剤を除去し、
温度190℃、圧力4.8kgf、10時間のエージン
グを行い、特定の幅に切断してコンデンサ素子とし、リ
ード線を溶接した後にエポキシ樹脂を用いて外装を施し
完成品としていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来のコンデンサでは、有機物中へ無機
材料を均一に分散させることは難しく、そのために高誘
電率コーティング誘電体に膜厚の薄い箇所が発生し耐電
圧が低くなり、高温負荷試験及び耐湿負荷試験で絶縁抵
抗が低下するという欠点を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、有機物に
無機材料を分散した高誘電率コーティング誘電体を形成
したコンデンサ素子の、高温負荷試験及び耐湿負荷試験
時の絶縁抵抗値を安定化することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明のプラスチックフィル
ムコンデンサの製造方法は、コンデンサ素子に対し湯中
で電圧を印加することを特徴とするものである。
作用 本発明は、コンデンサ素子に対し湯中で電圧を印加する
ことにより、耐圧の低い箇所で短絡が発生した時、その
部分で吸湿時に含んだ水分が電極と電気化学反応をおこ
し電極消失現象を伴い耐圧の低い箇所を除去することが
でき、もって、高温負荷試験及び耐湿負荷試験時の絶縁
抵抗値を安定化することができる。
実施例 以下本発明を実施例及び比較例により説明する。
実施例1 厚さ2μmのポリエチレンテレフタレート(以下PET
と略す)の誘電体フィルムの両面に厚さ400Aのアル
ミニウム(以下Aeと略す)の蒸着電極を形成し、両面
蒸着フィルムを作製した。
一方、ポリフェニレンオキサイド(以下PPOと略す)
の粉末40gをトリクレン400gに均一に溶解した後
、平均粒径0.21μm酸化チタン(以下T r O2
と略す)を20g添加し、撹拌混合した後に更にボール
ミルにて408 r処理し、塗工液を得た。この塗工液
を上記両面蒸着フィルムの両面に膜厚0.7μmに塗工
し、高誘電率コーティング誘電体を形成した両面蒸着両
面コーティングフィルムを得、次にその両面蒸着両面コ
ーティングフィルムを300枚積層し、その両端面に厚
さ0.5mmの真鍮でメタリコン層を形成した後、90
℃から175℃まで昇温しで高誘電率コーティング誘電
体の残留溶剤を除去し、温度190℃。
圧力4.8kgf、10時間のエージングを行い、特定
の幅に切断して定格50Vのコンデンサ素子とした。こ
のコンデンサ素子にリード線を溶接した後に、それぞれ
温度60℃、相対湿度70%。
80%、95%の耐湿槽内で定格電圧の1.5倍である
75Vを15時間印加して欠陥部を除去した。その後、
120℃で12時間の条件コンデンサ素子を乾燥し、エ
ポキシ樹脂を用いて外装を施してコンデンサを得た。な
お、このコンデンサは容量98 n F +絶縁抵抗値
8X109Ω、誘電正接0.2%であった。
実施例2 実施例1と同様にコンデンサ素子を作製し、コンデンサ
素子にリード線を溶接した後、温度60℃。
相対湿度95%の耐湿槽内で、それぞれ定格電圧の1.
2倍であ660V、1.5倍である75V。
2倍である100Vを15時間印加して欠陥部を除去し
た。これらのコンデンサ素子を乾燥しエポキシ樹脂を用
いて外装を施してコンデンサを得た。
実施例3 実施例1と同様にコンデンサ素子を作製し、コンデンサ
素子にリード線を溶接した後、温度60℃。
相対湿度95%の耐湿槽内で、定格電圧の1.5倍であ
る75Vをそれぞれ10時間、15時間。
100時間印加し欠陥部を除去した。これらのコンデン
サ素子を乾燥しエポキシ樹脂を用いて外装を施してコン
デンサを得た。
比較例1 実施例1と同様にコンデンサ素子を作製し、コンデンサ
素子にリード線を溶接した後、温度60℃それぞれ相対
湿度30%、60%の耐湿槽内で定格電圧の1.5倍で
ある75Vを15時間印加し欠陥部を除去した。これら
のコンデンサ素子を乾燥しエポキシ樹脂を用いて外装を
施してコンデンサを得た。
比較例2 実施例と同様にコンデンサ素子を作製し、コンデンサ素
子にリード線を溶接した後、温度60℃。
相対湿度95%の耐湿槽内でそれぞれ定格電圧の0.5
倍である25V、3倍である150vを15時間印加し
欠陥部を除去した。これらのコンデンサ素子を乾燥しエ
ポキシ樹脂を用いて外装を施してコンデンサを得た。
比較例3 実施例と同様にコンデンサ素子を作製し、コンデンサ素
子にリード線を溶接した後、温度60℃。
相対湿度95%の耐湿槽内で定格電圧の1.5倍の75
Vをそれぞれ1時間、150時間印加し、欠陥部を除去
した。これらのコンデンサ素子を乾燥しエポキシ樹脂を
用いて外装を施してコンデンサを得た。
実施例1.2.3のコンデンサ素子の性能について従来
例、比較例のコンデンサ素子と比較し、第1図、第2図
、第3図を用いて説明する。
第1図は、実施例1と従来例、比較例1のコンデンサの
高温負荷試験及び耐湿負荷試験での絶縁抵抗値が100
0時間の測定において絶縁抵抗値が初期値と比較して1
オ一ダ以上低下したサンプルを不良品と判定した時の不
良率を示したものである。なお、高温負荷試験条件は雰
囲気温度85℃。
印加電圧63V、耐湿負荷試験条件は雰囲気温度60℃
、相対湿度95%、印加電圧50Vである。
第2図は、実施例2と従来例、比較例2のコンデンサの
不良率を、第3図は、実施例3と従来例、比較例3のコ
ンデンサの不良率を示したものである。
実施例1,2.3は高温負荷試験及び耐湿負荷試験時の
絶縁抵抗値の不良率がかなり低くなっている。なお、湯
中での電圧印加条件として相対湿度70%未満、電圧が
定格の1.2倍未満、電圧印加時間が10時間未満であ
ると十分に欠陥部が除去されず不良率が高(なる。また
、電圧が定格の2倍以上であると絶縁破壊をおこし初期
の絶縁抵抗値が得られない。電圧印加時間が100時間
をこえると容量が低下するので好ましくない。電圧印加
時間は10時間以上100時間以下で特性的には満足す
るものの、量産上は24時間以下とすることが好ましく
ない。
発明の効果 以上のように本発明は、両面蒸着プラスチックフィルム
上へ有機物に高誘電率無機材料を分散させた高誘電率コ
ーティング誘電体を形成し、巻回もしくは積層したフィ
ルムコンデンサ素子を湯中で電圧を印加することにより
欠陥部を除去したことにより小型化と同時に高温負荷試
験及び耐湿負荷試験時の絶縁抵抗値の安定化を図ったプ
ラスチックフィルムコンデンサヲ実現することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本発明の実施例、比較例、従
来例のコンデンサの高温負荷試験及び耐湿負荷試験下で
の不良率を示す特性図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)両面蒸着プラスチックフィルム上へ有機物に高誘
    電率無機材料を分散させた高誘電率コーティング誘電体
    を形成し、巻回もしくは積層したフィルムコンデンサ素
    子を湿中で電圧を印加することにより欠陥部を除去する
    ことを特徴とするプラスチックフィルムコンデンサの製
    造方法。
  2. (2)欠陥部除去条件は、相対湿度70%以上,印加電
    圧は定格電圧の1.2倍以上2倍以下,電圧印加時間は
    10時間以上100時間以下の条件であることを特徴と
    する請求項1記載のプラスチックフィルムコンデンサの
    製造方法。
  3. (3)有機物がポリフェニレンオキサイド、無機材料が
    酸化チタン,チタン酸バリウム,チタン酸ストロンチウ
    ム,チタン酸鉛の単体及び二種以上の混合物であること
    を特徴とする請求項1記載のプラスチックフィルムコン
    デンサの製造方法。
JP860790A 1990-01-18 1990-01-18 プラスチックフィルムコンデンサの製造方法 Pending JPH03212917A (ja)

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