JPH03212871A

JPH03212871A - 磁気ヘッド

Info

Publication number: JPH03212871A
Application number: JP770790A
Authority: JP
Inventors: Isao Masukawa; 勲増川
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-01-17
Filing date: 1990-01-17
Publication date: 1991-09-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［概要］回転するディスクに対して微小間隔浮上し、前記ヘッド
に対してデータのリード／ライトを行なう磁気ヘッドに
関し、耐久性に優れた磁気ヘッドを提供することを目的とし、前記磁気ヘッドのコアスフイブ背面にコアスライダの材
質の線膨張係数よりも大きな線膨張係数を有する金属層
を設けるように構成する。

［産業上の利用分野］本発明は、回転するヘッドに対して微小間隔浮上し、前
記ヘッドに対してデータのリード／ライトを行なう磁気
ヘッドに関する。

［従来の技術］近年、磁気ディスク装置において、大容量化が望まれ、
記録密度を大きくするために、磁気ヘッドの浮上量の低
減化がなされている。

［発明が解決しようとする課題］しかし、磁気ディスク装置の磁気ヘッドのロード方法か
Ｃ８Ｓ方式である場合、浮上量を低く設定すると、磁気
ヘッドの浮上時間が長くなり、完全に浮上するまでのデ
ィスクとの摩擦による耐久性が危ぶまれている。

又、Ｃ８Ｓ方式の磁気ディスク装置は、非駆動状態にお
いては、磁気ヘッドがディスクに接触しているので、長
時間放置しておくと、磁気ヘッドがディスクに吸着し、
駆動時に、多くの駆動電流が必要となり、更には、ディ
スク表面や、磁気ヘッドが損傷する問題点がある。

本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的
は、耐久性に優れた磁気ヘッドを提供することにある。

［課題を解決するための手段〕第１図は本発明の原理図であり、（ａ）は静止状態、（
ｂ）は浮上状態を示している。

図において、１は回転するディスク、２はディスク］に
対して微小間隔浮上し、ディスク１に対してデータのリ
ード／ライトを行なう磁気ヘッドである。２ａは磁気ヘ
ッドのコアスライダ、３はコアスライダ２ａ背面にコア
スライダ２ａの材質の線膨張係数よりも大きな線膨張係
数を有する金属層である。

［作用］第１図に示す磁気ヘッドにおいて、（ａ）に示す静止状
態においては、コアスライダ２ａと金属層３との線膨張
係数が異なるため、磁気ヘッド２のディスク対向面が凸
の形状にたわんでいる。

一方、（ｂ）に示す浮上状態においては、装置の駆動に
伴って、温度が上昇し、金属層３の線膨張係数が大きい
ので、このたわみが解除される。

［実施例］次に、図面を用いて本発明の一実施例を説明する。

第２図は本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す平面構成
図、第３図は第２図における右側面構成図、第４図は第
２図に示す磁気ヘッドが設けられたディスク装置の主要
部の構成図、第５図は第２図に示す磁気ヘッドの静止時
の説明図、第６図は第２図に示す磁気ヘッドの浮上時の
説明図である。

先ず、第４図を用いて本実施例の磁気ヘッドが設けられ
た磁気ディスク装置の説明を行う。図において、１１は
ベース、１２はベース１１上に設けられたスピンドルモ
ータ（図示せず）に取付けられたスピンドルである。ス
ピンドル１２には、ディスク１３が複数枚（本図におい
ては３枚）取付けられており、ディスク１３はスピンド
ルモータの駆動により一定速度（例えば３６００ｒｐｍ
　）で回転するようになっている。１４は各ディスク面
に対向して設けられ、ディスクに対してデータのり一ド
／ライトを行う磁気ヘッド１５を、目的のトラックまで
移動させるアクチュエータである。ヘッド１５はロード
スプリング１６の先端部にジンバルバネ１７を介して取
付けられている。

ヘッドアーム１８はスペーサ１９を介して積層され、ね
じ２０とナツト２１とを用いて、一体化されている。こ
こで、ヘッド１５．ロードスプリング１６．ヘッドアー
ム１８．スペーサ１９は同一形状部品となっている。こ
のようにして一体化されたヘッドアーム１８には、駆動
用のコイル２２が固着されている。２３はベース１１上
に設けられ、内ヨーク２３ａと外ヨーク２３ｂを有する
ヨークである。外ヨーク２３ｂの内壁面には第４図の上
下方向に着磁された磁石２４が固着され、該磁石２４と
内ヨーク２３ａとの磁気ギャップ内に、コイル２２が位
置している。

次に、第２図及び第３図を用いて、磁気ヘッド１５の説
明を行う。この磁気へラド１５において、１５ａはコア
スライダである。このコアスライダ１５Ｈの背面には、
コアスライダ１５ａの材質（本実施例においては、フェ
ライト；線膨張係数１２０Ｘ１０−７）よりも、大きな
線膨張係数を有する金属（本実施例においては、アルミ
ニウム：線膨張係数２３０　Ｘ　１０−’）をスパッタ
リングの手法を用いて、金属層３１を配設している。

そして、この金属層３１は、第５図に示すように、磁気
ディスク装置が駆動していないとき（装置内が低温時）
には、磁気ヘッド１５はディスク対向面が凸の形状にた
わむように、形成されている。

そして、磁気ディスク装置が駆動すると、装置内が高温
になり、第６図に示すように、このたわみが解除され、
通常の形状になるようになってぃる。

次に、上記構成の作動を説明する。ディスク１３は図示
しないスピンドルモータによって、回転駆動されてる。

このディスク１３の回転によって生じる空気流により、
磁気ヘッド１５はディスク１３に対して、微小間隔をも
って浮上する。

そして、図示しない制御回路がコイル２２に電流を供給
する。すると、アクチュエータ１４は、第４図において
、矢印方向に移動し、磁気ヘッド１５はディスク１３の
目的のトラックに移動し、データのり−ド／ライトがな
される。

上記構成によれば、磁気ディスク装置を駆動していない
時は、装置内の温度は低いので、磁気ヘッド１５は第５
図に示すように、たわんでおり、ディスク１３に対して
、線接触している。よって、長時間この様な状態で放置
しておいても、ディスク１３と磁気ヘッド１５との吸着
がおこりにくい。

また、磁気ディスク装置駆動当初も、装置内の温度は低
いので、磁気ヘッド１５は第５図に示すようにたわんだ
状態である。よって、磁気ヘッド１５は、ディスク１３
との接触面積が少ないので、完全に浮上するまてのディ
スク１３との摩擦によ影響も少なくなる。

尚、本発明は上記実施例に限るものではない。

例えば、金属層３１上記実施例においては、アルミニウ
ムを用いた例であったが、マグネシウム等であってもよ
い。また、金属層３１はスパッタリングで形成するよう
にしたが、メツキで形成してもよい。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、磁気ヘッドのコア
スライダ背面にコアスライダの材質の線膨張係数よりも
大きな線膨張係数を有する金属層を設けるように構成し
たことにより、耐久性に優れた磁気ヘッドを実現できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、第２図は本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す平面構成
図、第３図は第２図における右側面構成図、第４図は第２図
に示す磁気ヘッドが設けられたディスク装置の主要部の
構成図、第５図は第２図に示す磁気ヘッドの静止時の説明図、第６図は第２図に示す磁気ヘッドの浮上時の説明図であ
る。第１図乃至第６図において、１．１３はディスク、２．１５は磁気ヘッド、２ａ、１５ａはコアスライダ、３．３１は金属層である。

Claims

【特許請求の範囲】

回転するディスク（１）に対して微小間隔浮上し、前記
ディスク（１）に対してデータのリード／ライトを行な
う磁気ヘッド（２）において、前記磁気ヘッド（２）の
コアスライダ（２ａ）背面にコアスライダ（２ａ）の材
質の線膨張係数よりも大きな線膨張係数を有する金属層
（３）を設けたことを特徴とする磁気ヘッド。