JPH03211432A - 薄膜の応力測定方法 - Google Patents
薄膜の応力測定方法Info
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- JPH03211432A JPH03211432A JP643190A JP643190A JPH03211432A JP H03211432 A JPH03211432 A JP H03211432A JP 643190 A JP643190 A JP 643190A JP 643190 A JP643190 A JP 643190A JP H03211432 A JPH03211432 A JP H03211432A
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- thin film
- voltage
- sample
- capacitor plate
- capacitor
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Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 51
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 7
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 48
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims abstract description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000001459 lithography Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 3
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 2
- 238000001015 X-ray lithography Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000002164 ion-beam lithography Methods 0.000 description 2
- 238000000609 electron-beam lithography Methods 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、薄膜の応力測定方法、特に、X−線リソグラ
フィのためのX−線露光用のマスクや、他の種類のりソ
グラフイ、例えば電子またはイオンビームリソグラフィ
のために用いられる薄膜の応力測定に利用可能な、薄膜
の応力測定方法に関する。
フィのためのX−線露光用のマスクや、他の種類のりソ
グラフイ、例えば電子またはイオンビームリソグラフィ
のために用いられる薄膜の応力測定に利用可能な、薄膜
の応力測定方法に関する。
電子、イオンまたはX−線ビームのりソグラフィにおい
て、パターンの転写のために用いられる自己保持型(s
elf supporting)の薄膜は、マスクの歪
による引張応力をもっている。
て、パターンの転写のために用いられる自己保持型(s
elf supporting)の薄膜は、マスクの歪
による引張応力をもっている。
このような薄膜の応力は、いろいろな方法で測定される
。例えばX−線回折やふくらまし試験(bulge t
est)がある。応力の測定と制?11調整(cont
rol adjusts+ent)とは、マスクの歪を
減じるための必要条件である。
。例えばX−線回折やふくらまし試験(bulge t
est)がある。応力の測定と制?11調整(cont
rol adjusts+ent)とは、マスクの歪を
減じるための必要条件である。
上述した従来の、薄膜の測定方法、たとえばX−線回折
やふくらまし試験などは、コストのかかる技術である。
やふくらまし試験などは、コストのかかる技術である。
本発明の目的は、このような欠点を除去し、簡単でしか
もコストのかからない薄膜の応力測定方法を提供するこ
とにある。
もコストのかからない薄膜の応力測定方法を提供するこ
とにある。
本発明の薄膜の応力測定方法は、
対向して設けられた第1のコンデンサ板と第2のコンデ
ンサ板との間に薄膜試料を配置し、前記第1のコンデン
サ板に所定の電圧を加えることにより、配置された薄膜
試料に振動を誘発し、薄膜試料に誘発された振動により
発生する電圧変化を、前記第2のコンデンサ板で検出し
、前記第2のコンデンサ板で検出した電圧変化の周波数
に基づいて薄膜試料の応力を測定することを特徴として
いる。
ンサ板との間に薄膜試料を配置し、前記第1のコンデン
サ板に所定の電圧を加えることにより、配置された薄膜
試料に振動を誘発し、薄膜試料に誘発された振動により
発生する電圧変化を、前記第2のコンデンサ板で検出し
、前記第2のコンデンサ板で検出した電圧変化の周波数
に基づいて薄膜試料の応力を測定することを特徴として
いる。
この発明は、薄膜の平均応力の測定に、有効に使用でき
る。自己保持型の薄膜は、電子、イオンまたはX−線ビ
ームのりソグラフィにおいて、パターンの転写のための
マスクとして用いられる。
る。自己保持型の薄膜は、電子、イオンまたはX−線ビ
ームのりソグラフィにおいて、パターンの転写のための
マスクとして用いられる。
このような薄膜は、マスクの歪による引張応力をもって
いる。したがって、このような薄膜では、応力の測定が
重要である。
いる。したがって、このような薄膜では、応力の測定が
重要である。
伸張された薄膜における波の伝播は、横波の性質をもつ
。そして、横波の伝播速度C,は、次式により算出でき
る。
。そして、横波の伝播速度C,は、次式により算出でき
る。
ここで、σは単位面積あたりの質量であり、Tは薄膜に
おける張力である。
おける張力である。
長方形の薄膜において、共振1次周波数f0は、次式に
より与えられる。
より与えられる。
f、 =(、(a”+b肩/〒4 a ” b丙−(2
)ここで、aとbとは、薄膜のそれぞれの辺の長さであ
る。したがって、(1)、 (2)式より、次式を得る
。
)ここで、aとbとは、薄膜のそれぞれの辺の長さであ
る。したがって、(1)、 (2)式より、次式を得る
。
T−(4foジ・(a a”b”)/ (a2+b”)
・・・(3) この(3)式から薄膜における共振周波数f0を検出す
れば、伸張された薄膜における平均応力を測定できる。
・・・(3) この(3)式から薄膜における共振周波数f0を検出す
れば、伸張された薄膜における平均応力を測定できる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。
。
第1図は、本発明を実施するための応力測定装置の一例
を示す構成図である。この応力測定装置は、コンデンサ
板IA、IBと、試料ホルダ2と、電圧型#3と、発振
器4と、コンデンサ5と、抵抗6と、定電圧電源7と、
増幅器8と、レコーダ9とで構成されている。
を示す構成図である。この応力測定装置は、コンデンサ
板IA、IBと、試料ホルダ2と、電圧型#3と、発振
器4と、コンデンサ5と、抵抗6と、定電圧電源7と、
増幅器8と、レコーダ9とで構成されている。
このような構成の応力測定装置は、先に述べた(3)式
における、薄膜試料20の共振周波数f0を検出する。
における、薄膜試料20の共振周波数f0を検出する。
そして、薄膜試料20の応力は、検出した共振周波数f
。を用いて算出される。
。を用いて算出される。
試料ホルダ2は、薄膜試料20を保持するために特別に
設計されている。薄膜試料20は、この特別に設計され
た試料ホルダ2に乗せられて取り付けられる。試料ホル
ダ2に取り付けられた薄膜試料20は、コンデンサ板I
Aとコンデンサ板IBとの間に配置される。このとき、
試料ホルダ2に取り付けられた薄膜試料20は、接地さ
れる。
設計されている。薄膜試料20は、この特別に設計され
た試料ホルダ2に乗せられて取り付けられる。試料ホル
ダ2に取り付けられた薄膜試料20は、コンデンサ板I
Aとコンデンサ板IBとの間に配置される。このとき、
試料ホルダ2に取り付けられた薄膜試料20は、接地さ
れる。
コンデンサ板IAとコンデンサ板IBとは、互いに対向
し、所定の間隔で真空10の中に設けられている。コン
デンサ板IAは、薄膜試料20に振動を誘発するための
ものである。また、コンデンサFiI Bは、薄膜試料
20に誘発され振動を検出するためのものである。
し、所定の間隔で真空10の中に設けられている。コン
デンサ板IAは、薄膜試料20に振動を誘発するための
ものである。また、コンデンサFiI Bは、薄膜試料
20に誘発され振動を検出するためのものである。
電圧電源3は、コンデンサ板IAに接続されており、コ
ンデンサ板IAに電圧を加える。
ンデンサ板IAに電圧を加える。
発振器4は、電圧電源3とアースとの間に接続されてお
り、電圧電源3を経由してコンデンサ板IAに交流電圧
を加える。
り、電圧電源3を経由してコンデンサ板IAに交流電圧
を加える。
コンデンサ5の一方の端子は、コンデンサ板lBと、増
幅器8の入力端子とに接続されている。
幅器8の入力端子とに接続されている。
また、コンデンサ5の他方の端子は、抵抗6の一方の端
子に接続されている。
子に接続されている。
定電圧電源7は、抵抗6の他方の端子とアースとの間に
接続されている。そして、定電圧電源7は、抵抗6を経
由して、コンデンサ5に定電圧を加える。
接続されている。そして、定電圧電源7は、抵抗6を経
由して、コンデンサ5に定電圧を加える。
増幅器8は、入力端子に加えられたコンデンサ板IBの
電圧変化を増幅する。そして、増幅器8は、この増幅し
た電圧変化を出力端子に送る。
電圧変化を増幅する。そして、増幅器8は、この増幅し
た電圧変化を出力端子に送る。
レコーダ9は、増幅器8の出力端子から送り出される電
圧変化を記録する。
圧変化を記録する。
次に、以上の構成の応力測定装置を用いた本実施例の測
定方法について説明する。
定方法について説明する。
薄膜試料20は、試料ホルダ2に取り付けられ、2つの
コンデンサ板IAとIBとの間に置かれる。
コンデンサ板IAとIBとの間に置かれる。
コンデンサ板IAは、発振器4から適切な電圧を加える
ことにより、薄膜試料20に振動を誘発する。
ことにより、薄膜試料20に振動を誘発する。
薄膜試料20の振動は、静電力により誘発される。
この静電力は、電圧電源3からの電圧■1と発振器4か
らの交流電圧V〜とを加えることにより得られる。すな
わち、薄膜試料での振動は、この加えられた電圧v〜と
■l とによって生じる静電力により誘起される。この
電圧■1により加えられた力の成分の影響は、薄膜試料
の重量によって相殺される。そして、電圧V〜により周
期的に変化する力のみが、薄膜に作用する。
らの交流電圧V〜とを加えることにより得られる。すな
わち、薄膜試料での振動は、この加えられた電圧v〜と
■l とによって生じる静電力により誘起される。この
電圧■1により加えられた力の成分の影響は、薄膜試料
の重量によって相殺される。そして、電圧V〜により周
期的に変化する力のみが、薄膜に作用する。
一方、コンデンサ板IBには、コンデンサ5が接続され
ている。さらに、コンデンサ5には、定電圧電源7から
の定電圧が抵抗6を経由して加えられている。このよう
な状態において、薄膜試料20の振動により、コンデン
サ板IBと薄膜試料20との間で、微小な距離の変化が
発生し、この変化が微小で線形の電圧の変化を生じさせ
る。コンデンサ板IBの電圧変化が増幅器8で検出され
て増幅され、レコーダ9で記録される。そして、共振周
波数が測定され、この共振周波数により薄膜試料20の
平均応力が算出される。
ている。さらに、コンデンサ5には、定電圧電源7から
の定電圧が抵抗6を経由して加えられている。このよう
な状態において、薄膜試料20の振動により、コンデン
サ板IBと薄膜試料20との間で、微小な距離の変化が
発生し、この変化が微小で線形の電圧の変化を生じさせ
る。コンデンサ板IBの電圧変化が増幅器8で検出され
て増幅され、レコーダ9で記録される。そして、共振周
波数が測定され、この共振周波数により薄膜試料20の
平均応力が算出される。
このような振動の大きさの記録は、コンデンサマイクロ
ホンの原理と想像している。薄膜の下側にあるコンデン
サ板IBは、1次共振周波数を記録する。
ホンの原理と想像している。薄膜の下側にあるコンデン
サ板IBは、1次共振周波数を記録する。
このように本実施例において、薄膜の試料は、試料ホル
ダに取り付けられ、2つのコンデンサ板の間に置かれる
。一方のコンデンサ板は、発振器から適切な電圧を加え
ることにより、薄膜試料に振動を誘発するために用いら
れる。そして、薄膜試料に誘発された振動は、他方のコ
ンデンサ板によって検出され、増幅されて記録される。
ダに取り付けられ、2つのコンデンサ板の間に置かれる
。一方のコンデンサ板は、発振器から適切な電圧を加え
ることにより、薄膜試料に振動を誘発するために用いら
れる。そして、薄膜試料に誘発された振動は、他方のコ
ンデンサ板によって検出され、増幅されて記録される。
このようにして得られた共振周波数により、薄膜の平均
応力が与えられる。
応力が与えられる。
そして、この簡単で信顛性のある方法は、X−線リソグ
ラフィのためのX−線露光用のマスクや、他の種類のり
ソグラフィ、例えば電子またはイオンビームリソグラフ
ィのために用いられる薄膜の応力測定に、最適に応用さ
れる。
ラフィのためのX−線露光用のマスクや、他の種類のり
ソグラフィ、例えば電子またはイオンビームリソグラフ
ィのために用いられる薄膜の応力測定に、最適に応用さ
れる。
以上説明したように本発明によれば、薄膜の応力を簡単
に測定できる。また、コスト的にも有効であるという効
果がある。
に測定できる。また、コスト的にも有効であるという効
果がある。
第1図は、本発明を実施するための応力測定装置の一例
を示す構成図である。 IA、IB・・・コンデンサ板 2・・・・・試料ホルダ 3・・・・・電圧電源 4・・・・・発振器 5・・・・・コンデンサ 6・・・・・抵抗 7・・・・・定電圧電源 8・・・・・増幅器 9・・・・・レコーダ
を示す構成図である。 IA、IB・・・コンデンサ板 2・・・・・試料ホルダ 3・・・・・電圧電源 4・・・・・発振器 5・・・・・コンデンサ 6・・・・・抵抗 7・・・・・定電圧電源 8・・・・・増幅器 9・・・・・レコーダ
Claims (1)
- (1)対向して設けられた第1のコンデンサ板と第2の
コンデンサ板との間に薄膜試料を配置し、前記第1のコ
ンデンサ板に所定の電圧を加えることにより、配置され
た薄膜試料に振動を誘発し、薄膜試料に誘発された振動
により発生する電圧変化を、前記第2のコンデンサ板で
検出し、前記第2のコンデンサ板で検出した電圧変化の
周波数に基づいて薄膜試料の応力を測定することを特徴
とする薄膜の応力測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP643190A JPH03211432A (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 薄膜の応力測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP643190A JPH03211432A (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 薄膜の応力測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03211432A true JPH03211432A (ja) | 1991-09-17 |
Family
ID=11638206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP643190A Pending JPH03211432A (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 薄膜の応力測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03211432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013524215A (ja) * | 2010-03-30 | 2013-06-17 | ローズマウント インコーポレイテッド | 共鳴周波数に基づく圧力センサ |
-
1990
- 1990-01-17 JP JP643190A patent/JPH03211432A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013524215A (ja) * | 2010-03-30 | 2013-06-17 | ローズマウント インコーポレイテッド | 共鳴周波数に基づく圧力センサ |
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