JPH03210392A - 軽質オレフィンの改質方法 - Google Patents

軽質オレフィンの改質方法

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JPH03210392A
JPH03210392A JP2312578A JP31257890A JPH03210392A JP H03210392 A JPH03210392 A JP H03210392A JP 2312578 A JP2312578 A JP 2312578A JP 31257890 A JP31257890 A JP 31257890A JP H03210392 A JPH03210392 A JP H03210392A
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basic nitrogen
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oligomerization
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JP2312578A
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Jr James H Beech
ジェームズ・ハーディング・ビーチ・ジュニア
Frances Paul Ragonese
フランシス・ポール・ラゴニーズ
James A Stoos
ジェームズ・アーサー・ストゥーズ
Sergei Yurchak
セルゲイ・ユルチャック
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    • C10G57/00Treatment of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by at least one cracking process or refining process and at least one other conversion process
    • C10G57/02Treatment of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by at least one cracking process or refining process and at least one other conversion process with polymerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C2529/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites, pillared clays
    • C07C2529/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • C07C2529/40Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the pentasil type, e.g. types ZSM-5, ZSM-8 or ZSM-11

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エチレン含有ストリームからナフサ沸点範囲
物質までの範囲にある軽質オレフィン性ストリームを改
質して高品質の留出油およびガソリンを生成する方法に
関する。
[従来の技術] 酸型触媒によるオリゴマー化による軽質オレフィン性ス
トリームの改質は長く知られている。プロピレンおよび
ブテンを重合してガソリン沸点範囲の物質とするために
固体リン酸触媒または担体に担持された液体リン酸が使
用されてきた。酸は、ある量の水を必要とし、従って、
原料を水と接触させることは、水を加え、また、触媒を
被毒する窒素化合物を除去するための好都合な方法であ
った。リン酸触媒の満足すべき寿命のためには、原料の
窒素含量を50ppm以下の塩基性窒素に制限する必要
があった。
より最近のオリゴマー化技術は、コンバージョン・オブ
・CzCi。・トウ・バイヤー・オレフィン性・オウヴ
アー・シンセティック・ゼオライト・Z 5M−5(C
onversion of C!−CHt。
Higher 01efins over 5ynth
etic ZeoliteZSM−5)(ACSシンポ
ジウム・シリーズ(Symposium 5eries
) 、 No、 218.イントラゼオライト・ケミス
トリー(I ntrazeoliteChemistr
y)  (1983) )で広範囲に報告されている。
アメリカ合衆国特許第4.544.792号には、オレ
フィンのオリゴマー化において中程度の温度および比較
的高い圧力を使用して脂肪族留出油範囲の生成物を生成
することが記載されている。
フィッシャー−トロプシュ(Fischer−T ro
psch)オレフィンの改質において、C3−C。
オレフィン性ストリームを水洗して酸素化物含量を1重
量%以下に減らし、その後、水素の存在下、加圧反応器
内でオリゴマー化を実施することが有利であることが見
出されている。アメリカ合衆国特許第4,554.79
2号には、1モル%の少ない量の水素の存在下で、痕跡
量の酸素化物を含む原料をH−ZSM−5により接触改
質できることが記載されている。酸素化物の濃度が増え
ると、より多くの水素が必要となる。水素は、触媒上に
コークスが生成するのを防止する。
アメリカ合衆国特許第4,513.156号には、酸素
化物を水洗または抽出するために複数段の直立抽出塔を
使用してオレフィンのオリゴマー化反応器の上流でフィ
ッシャー−トロプシュ液体の酸素化物を本質的に全部除
去することが記載されている。
ナフサを900〜1200℃においてPd/Zn/ZS
M−5上に通すことにより、エチレンを製造する水蒸気
分解の間に生成する熱分解ナフサの改質がアメリカ合衆
国特許第4.097.367号に記載されている。
精製業界では、オレフィンが飽和される危険があるので
、オレフィン性ストリームを水素化処理または接触水素
化処理に付すことを避けていた。
ガソリン沸点範囲の物質では、この飽和によりガソリン
オクタンが大幅に減少する。02  C4オレフィンで
は、オレフィンの飽和により反応性が大幅に低下してそ
の価値が低下する。C2オレフィンをオリゴマー化する
のは非常に困難であり、C2パラフィンではより一層困
難である。これらのストリーム中に大量の塩基性窒素が
存在することにより水素化処理が望ましくなるが、オレ
フィンを保持する必要性によりそれが得策ではないよう
になる。
原料汚染は、製油所のオレフィン性ストリームの場合、
重大な問題である。それは、これらのストリームは通常
大量の硫黄および窒素を含んでいるからである。アミン
洗浄により硫黄は除去されるが、洗浄ストリーム中に痕
跡量のアミンが残るので、窒素汚染の多(は硫黄汚染を
減らそうとする場合に生じることがある。
軽質オレフィン製油所ストリームに塩基性窒素が存在す
ると、ゼオライトオリゴマー化触媒が被毒され得る。従
って、そのような触媒をそのような触媒有害物に対して
耐性があるようにすることは有用である。リン酸オレフ
ィンオリゴマー化方法により許容される50pI)mよ
り少な(とも2オーダー原料中の窒素汚染物質のレベル
を減らすことができ、また、瞬間的なオーバーロードお
よび混乱を許容できる原料前処理方法が重要である。
そのような前処理方法は、連続的に操作できる必要があ
るか、あるいは置換可能であるよりむしろ再生可能であ
る窒素除去媒体を使用して少なくとも長期間操作できる
必要がある。原料前処理は、窒素除去物質を不可逆的に
失活させることがある製油所の軽質オレフィンストリー
ムの通常でない大量の汚染物質、特に大量のジエンの存
在により更に複雑になる場合がある。従って、他の操作
において再生可能である従来の窒素収着剤は、原油の高
温熱および/または接触処理により生成する軽質オレフ
ィン性ストリームの原料前処理に使用するには適当でな
いと判明する場合があった。
従って、コーカー、ビスブレーカ−または熱分解ナフサ
のような低品質または処理困難なガソリン沸点範囲のス
トリームは、製油業界にとっては長年の問題であった。
これらの物質は、硫黄および窒素化合物に加えて多量の
ジオレフィンを含み、従来の製油所の装置で処理するの
は非常に困難である。そのようなストリームのジオレフ
ィン含量が大きい場合、ストリームは非常に反応性に富
み、あるいは不安定になる。従来の水素化処理器でこれ
らのストリームを単に水素化処理しようとする場合、反
応性ジオレフィンは、従来の水素化処理床を閉塞させか
、より少ない頻度であるが、水素化処理装置の上流のヒ
ーターまたは熱交換器を閉塞させるガムを生成する。こ
れらの不安定ナフサは、製油所のガソリンブールに配合
できないほど品質が悪く、製油所ではこれらを処理する
ために極端な方法に頼っていた。
製油所からの軽質オレフィン性ストリームに関連するも
う1つの問題点は、そのようなストリームを前処理する
場合の困難性に加えて、製油所のプロピレンはしばしば
大量のエチレンを含むということである。エチレンおよ
びより重質のオレフィンを効率的に転化する改質方法、
望ましくは比較的高い苛酷度および比較的高い空間速度
で長時間操作できる方法が必要とされる。
[発明の構成] プロピレンに富むストリーム中に多量のエチレンの存在
を許容でき、軽質オレフィンの混合物をより重質のより
価値のある通常は液体の生成物に効率的に転化する効率
的な軽質オレフィンの改質方法が見出された。
また、精製工程軽質オレフィンストリームから塩基性窒
素汚染物質を効率的に除去してこれらのストリームを下
流のゼオライト改質に対して適当にする理想的な方法を
提供する原料前処理方法が見出された。
従って、本発明は、重質液体炭化水素原料の熱または接
触分解により生成した塩基性窒素化合物を含有するC2
  CIOオレフィンを含んで成る原料を改質する方法
であって、 加圧を含むオレフィンオリゴマー化条件下、約0.01
:1〜1:1の水素の炭化水素に対する比の水素の存在
下において約1〜12の拘束指数および少な(とも12
のシリカのアルミナに対するモル比を有するゼオライト
を含んで成る改質触媒と原料を接触させることにより原
料中のオレフィンの少なくとも一部分をガソリンおよび
留出油沸点範囲の生成物にオリゴマー化する方法であり
、水素の存在により加えられた水素が存在しない場合の
加圧操作に比べて改質触媒の触媒寿命が延びる方法を提
供する。
もう1つの態様では、本発明は、0.5重量ppm以上
の塩基性窒素化合物を含む軽質の通常はガス状の炭化水
素ストリームの原料をオリゴマー化して安定したガソリ
ンおよび留出油沸点範囲の生成物を生成する方法を提供
し、該炭化水素ストリームは、ガスオイルおよびより重
質のものの範囲で沸騰する重質の硫黄含有炭化水素を接
触分解してより軽質の生成物およびH2Sとすることに
より生成する炭素数3〜4のオレフィン性炭化水素を含
んで成り、このより軽質の生成物は、アミンにより処理
されてH2S含量が減り、減少した含量のH,Sおよび
0.5重量ppm以上の塩基性窒素を、より軽質の生成
物のアミン処理の結果として含む軽質の通常はガス状の
炭化水素ストリームを生成する方法であって、塩基性窒
素化合物に対して親和性を有する収着剤と軽質の通常は
ガス状の炭化水素原料を接触させて該原料の塩基性窒素
含量を0.1重量ppm以下に減らすことにより該原料
の塩基性窒素含量を減らす工程、およびオレフィンのオ
リゴマー化条件下、約1〜12の拘束指数(Const
raint I ndex)および少なくとも12のシ
リカのアルミナに対するモル比を有するゼオライトを含
んで成るオリゴマー化触媒により塩基性窒素含量が0.
1重量ppm以下の該原料をオリゴマー化してガソリン
および留出油沸点範囲の生成物を生成する工程を含んで
成る。
より限定された態様では、本発明は、ガスオイルおよび
より重質の範囲の沸点を有する重質炭化水素原料からガ
ソリンおよび留出油沸点範囲の生成物を生成する方法を
提供し、該方法は、接触分解装置において接触分解条件
下、該重質原料を接触分解してオレフィン性C3および
C4炭化水素ならびにH2Sを含む分解生成物を生成す
る工程;オレフィンC3およびC4炭化水素をアミンに
より処理して、H2S含量を減らし、アミン処理工程の
結果として0.1重量ppm以上の塩基性窒素化合物を
含む処理されたオレフィン性C3およびC4炭化水素を
生成する工程;水によりオレフィン性原料から塩基性窒
素化合物を抽出することによりオレフィン性原料の塩基
性窒素含量を0.05重量ppm以下に減らして、塩基
性窒素含量が減少した水抽出オレフィン性原料とする工
程;ならびに177〜399℃(350〜750°F)
の温度を含むオレフィンオリゴマー化条件下、少なくと
も12のシリカのアルミナに対するモル比および純ZS
M−5基準のアルファ値または少な(とも100のアル
ファ値を有するZSM−5を含んで成る改質触媒との接
触により水抽出オレフィン性原料をオリゴマー化する工
程を含んで成り、改質反応は、約0.01:1〜約0.
5:1の水素の炭化水素に対するモル比および約0.1
〜10の炭化水素の重量空間速度における水素の存在下
で実施されてオリゴマー化され、原料中のオレフィンの
少なくとも一部分がガソリンおよび留出油沸点範囲の生
成物となる。
もう1つの態様では、本発明は、オレフィンおよび0.
25重量%以上のジエンおよび1.0重量ppm以上の
塩基性窒素化合物を含む不安定なコーカーナフサを改質
して安定したガソリンおよび留出油沸点範囲の生成物と
する方法を提供し、該方法は、水および酸性固体から選
択される物質と原料を接触させて塩基性窒素含量を0.
1重量ppm以下に減らすことにより原料の塩基性窒素
の含量を減らす工程:ならびに原料中のオレフィンの少
なくとも一部分をオリゴマー化するのに十分な温度、炭
化水素原料空間速度、水素/炭化水素比および触媒アル
ファ値を含むオレフィンオリゴマー化条件下、約1〜1
2の拘束指数、少なくとも12のシリカのアルミナに対
するモル比および純ゼオライト基準のアルファ値または
少なくとも100のアルファ値を有するゼオライトを含
んで成る改質触媒との接触により塩基性窒素含量が減少
した得られた不安定なコーカーナフサを改質してガソリ
ンおよび留出油沸点範囲の生成物を生成し、また、コー
カーナフサのジエンの少な(とも大部分を接触転化して
0.1重量%以下の減少したジエン含量を有する安定な
ガソリンおよび留出油生成物を生成する工程を含んで成
る。
より限定された態様では、本発明は、オレフィンおよび
0.25重量%以上のジエンおよび1,0重量ppm以
上の塩基性窒素化合物を含む不安定なコーカーナフサを
改質して安定なガソリンおよび留出油沸点範囲の生成物
とする方法を提供し、該方法は、水および酸性固体から
選択される物質と原料を接触させて原料の塩基性窒素含
量を0.05重量ppm以下に減らして塩基性窒素含量
が減少した不安定なコーカーナフサを生成する工程;な
らびに121〜232℃の温度、約0.1〜10のコー
カーナフサ空間速度および0,5〜5の水素/炭化水素
モル比を含むオレフィンオリゴマー化条件下、少なくと
も12のシリカのアルミナに対するモル比および純ZS
M−5基準のアルファ値または少な(とも100のアル
ファ値を有するZSM−5を含んで成る改質触媒と塩基
性窒素含量が減少した得られた不安定なコーカーナフサ
を接触させることによりナフサを改質して原料中のオレ
フィンの少な(とも一部分をオリゴマー化してガソリン
および留出油沸点範囲の生成物とし、一方、コーカーナ
フサのジエンの少なくとも大部分を接触転化して減少し
たジエン含量の安定なガソリンおよび留出油生成物を生
成する工程を含んで成る。
第1図は、水とLPGとの間のDEAの分配を示し、第
2図は、ヘキセンからのDEAの除去に関する幾つかの
収着剤の性能を示し、第3図は、原料前処理およびH2
添加の作用としてオリゴマー化液体生成物中の塩基性窒
素を示す。
本発明において使用するのが適当な原料は原油フラクシ
ョンの熱または接触分解により生成するいずれの軽質オ
レフィン性フラクションであってもよい。
好ましい原料は、接触分解装置からの軽質オレフィンス
トリームである。本発明の方法は、原料が硫黄化合物を
除去するためにDEA (ジェタノールアミン)のよう
な塩基性窒素含有水蒸気により処理されているLPGフ
ラクションである場合に特に好都合に作用する。この方
法は、1 ppmを越える塩基性窒素を含むC2Cio
オレフィン含有含有スト−リーム常に良く許容性を発揮
するが、原料前処理二種は塩基性窒素含量を減らす場合
に有利である。
特に好ましい原料は、常套の分析方法による0゜1〜0
,2重量ppmの塩基性窒素、検出不可能なレベルの硫
黄、0.5重量%を越えないジエン、5ppm以下のア
ンモニア、典型的には2−4 ppmのオーダーのアン
モニア、1 ppInを越えないナトリウムを含み、他
の金属を低含量で有する液化石油ガス(LPG)である
。そのような原料は、市販されているLPGの場合には
相当純粋なように考えられるかも知れないが、通常のオ
レフィン改質技術を使用して処理するのは困難であり、
従って、本発明の実施において使用するのが理想的であ
る。
また、本発明の方法は、FCCナフサもしくはコーカー
ナフサまたは熱もしくは接触処理プロセスにより得られ
るいずれのナフサを処理する場合にも使用できる。
適当なナフサ原料は、アメリカ合衆国特許第2゜905
、629号、第2,905,733号および第2,81
3,916号に記載されているフルードコーキング(F
 1uid −coking)方法を使用して生成し得
る。フレキシコーキング(F lexicoking)
方法も使用できる。この方法は、フルードコーキングと
同じであるが、コークスを低BTUガスに転化する。フ
レキシコーキングはアメリカ合衆国特許第3.661.
543号、第3.816.084号、第4.055.4
84号および第4.497.705号に記載されている
ナフサ沸点範囲ストリームはCJ  C1□十物質を含
んで成ることがあり、通常Ca  C12物質を含んで
成る。沸点範囲(沸騰範囲)で表現する場合、ナフサは
通常15.5〜65,5℃またはそれ以上の初留点およ
び149〜204.5℃の終点を有する。本発明の方法
は、232〜260℃の終点を有するより重質の原料を
許容するが、そのような物質は、製油所のガソリンプー
ルで使用する場合には通常非常に重質であると考えられ
、それ故に、本発明で使用する原料としては好ましいと
いうわけではない。そのような物質を本発明の方法の原
料に含めてよく、生成物から重質成分を蒸留により除去
する。
コーカーナフサのような不安定なナフサを本発明の方法
により処理できるが、その高いジエン含量により低温に
おいて重合しがちとなる。これらの物質は、一般に1を
越えるn−オレフィンのパラフィンに対する割合を有す
る。Co−Cps範囲では、これらの割合はしばしば約
1,1〜2.1の範囲である。通常、この割合は、通常
炭素数の増加に伴って増える。コーカーナフサの分析お
よびその特性のいくつかについてはアメリカ合衆国特許
第4,711,968号に記載されている。
12以上のシリカ/アルミナモル比および1〜12の拘
束指数を有するいずれのゼオライトもオリゴマー化触媒
として使用できる。拘束指数試験方法の手順の詳細は、
ジャーナル・オブ・キャタリシス(J 、 Catal
ysis) 、第67巻、第218〜222頁(198
1年)およびアメリカ合衆国特許第4,711.710
号に記載されている。好ましいゼオライトは、ZSM−
5、ZSM−11、ZSM−12、ZSM−23、ZS
M−35、ZSM−48およびZSM−57であり、そ
れぞれアメリカ合衆国特許第3.702.886号、第
3゜709.979号、第3.832,449号、第4
゜076.842号、第4,016,245号、ヨーロ
ッパ特許第151,132号およびアメリカ合衆国特許
第4.046.859号に記載のX線データにより短定
される8 アメリカ合衆国特許第4.061,724号に記載され
ているようなZSM−5の高シリカ形態(シリカライト
(S 1licalite) )の場合のように、他の
骨格構造元素が部分的または全体的にアルミニウムを置
換して存在するゼオライトも有利な場合がある。骨格構
造アルミニウムの一部または全部を置換できる元素は、
ホウ素、ガリウム、ジルコニウム、チタンおよびアルミ
ニムより重い他の3価金属である。そのような触媒の特
定の例には、ホウ素、ガリウム、ジルコニウムおよび/
またはチタンを含むZSM−5またはゼオライト・ベー
タが包含される。ゼオライト骨格構造に組み込むことに
代えて、あるいはそれに加えて、これらおよび他の触媒
的に活性を有する元素をいずれの適当な方法、例えば含
浸によってもゼオライトに適用してもよい。シリカ/ア
ルミナ比が20/1以上の比較的シリカの多いゼオライ
トを使用するのが好ましく、70/1.100/1.5
00/1または更に高い比を有するものを使用するのが
より好ましい、 ゼオライトは、比較的高い酸分解活性またはアルファ値
を有するのが有利である。純ゼオライトのアルファ値は
100を越え、最も好ましくは約150〜250である
。高い酸活性により比較的低い温度で所望の転化反応を
行うことができる。
い(らか高い温度も許容できるが、これにより、ガム生
成の速度が増え、触媒失活速度が増えることがある。ア
ルファ試験についてはアメリカ合衆尻特許第3.354
.078号ならびにジャーナル・オブ・キャタリシス、
第4巻、第527頁(1965年);第6巻、第278
頁(1966年)および第61巻、第395頁(198
0年)に記載されている。
温度をかなり低く保持することが好ましく、特に原料中
に多量のジエンが存在する場合にそうである。温度、空
間速度および触媒アルファ活性は、ジエンが存在する場
合には熱により誘導されるジエン反応が実質的に無(な
るために十分に低い温度でジエンが接触転化されること
を条件に、許容される範囲内で広範囲で変えることがで
きる。
般的にはジエン転化率の少な(とも90%が接触的なも
のであり、10%以下が熱的なものである。
適当な条件を以下の第1表に示す。
第1表 許容値 反応温度、℃93−482 圧力、バール    任意 WHS V      0.1−100(オレフィン基
準) 67.℃83   55.5   27.7好適値  
最適値 121−399 149−288 7.9−70 21.7−56 0.2−20  0.5−5 不活性希釈剤、    0−95   0−90  2
0−60モル% 流動床反応器を使用する場合、ΔTは非常に小さいかま
たはゼロである。上記第1表は、固定床操作の場合に好
ましい最大ΔTを示す。
熱分解により生成するジエンおよびオレフィンを含む不
安定なナフサ原料を使用する場合に特に適当な反応条件
を以下の第2表に示す。
第2表 許容値 反応温度、℃93−371 圧力、バール    1−111.4 WHS V     、 0.1−100(オレフィン
基準) ΔT、℃83   55.5   27.7最適値 121−232 21゜?−35,5 0,5−5 好適値 107−260 7、9−70 0、2−20 H2または不活性  0−95   0−90  20
−60希釈剤1モル% 水素の存在は、触媒寿命を延ばし、留出油収率および反
応物質の転化率を増やすのに有利である。
例えばアメリカ合衆国特許第4.544.792号に教
示されているように、水素はおそら(原料中の酸素化合
物と反応しない。水素は触媒上のいずれかの金属と反応
してオレフィンまたはジエンを水素化しないと考えられ
る。本発明の方法は、触媒が水素化/脱水素化成分を有
さす、H−型である場合に好都合に作用する。ゼオライ
トは、本発明で使用する反応条件において、非常に反応
性に富み、原料のジエン成分と反応する原子状水素また
は原料中のオレフィンによってはそれほどでもないが、
原料のジエンにより生成する反応性中間体を少量生成す
ると考えられる。また、水素は原料中の窒素不純物と反
応してアンモニアを放出することがあり、これは、ある
場合では触媒の選択性を変えることがある。また、水素
は、おそらくコークス先駆体をある程度水素化する。
原料が1〜5モル%の少量の水素を含む場合、い(らか
利点がある。反応領域における5〜50モル%のH2を
使用する操作が好ましく、10〜30モル%のH2を使
用する操作が特に好ましい。
0.1:1〜1:1のH2:炭化水素比(モル基準)の
場合に良好な結果が得られる。前処理は、実施する場合
、原料の塩基性窒素含量を1 ppIn以下、好ましく
は0.5重量ppm以下、理想的には031重量ppm
以下の塩基性窒素、最も好ましくは0゜05重量ppm
の塩基性窒素またはそれ以下まで減らす。
多くの製油所のLPGストリームは、UOP法430−
70Tのような常套の分析方法を使用した場合、(0,
1〜0.2ppmのオーダーの)比較的低いレベルの窒
素含量を有すると考えられるが、実際には約1 ppm
の窒素を有する。この試験方法は、蒸気をフラッシュさ
せて蒸気を酸洗浄し、窒素について酸を分光光度計によ
り分析する。製油所の実験室で製油所のLPGストリー
ム中の0゜05〜0.lppmの窒素を分析するには、
この方法は信頼性の無い方法であると判っている。簡単
かつ正確な優れた分析方法は、多段の水抽出を使用して
LPGから窒素化合物を除去し、その後、各段からの水
抽出物を窒素について分析する工程を含んで成る。この
方法を使用すると、先の製油所のLPGストリームは、
−貫して約1 ppmの窒素を有し、一方、フラッシュ
蒸発法では0.1〜02 ppmの窒素という結果とな
った。蒸発法では、はぼ同重量の水およびLPGが、ド
ラムローラーで回転するLPGシリンダーに0.5〜1
時間加えられ、その後、約0.5時間放置して相分離さ
せる。その後、高圧フレキシブルホースを使用してガス
バルブを経由してシリンダーから水相を排出する。水抽
出物および(少量の試料についての別の水抽出による)
LPGを窒素について分析する。
水洗、好ましくは少し酸性にした水ストリームによる水
洗により原料の総合窒素含量を所望のレベルに下げるこ
とができる。
固体酸性基質を使用して原料を前処理してよい。
そのような酸性物質には、酸型のイオン交換樹脂、活性
アルミナ、新しいまたは使用済みのFCC触媒、形状選
択性ゼオライトなどが含まれる。
固体床を使用する場合、原料を前処理するプロセス条件
には以下の第3表のものが含まれる:第3表 許容値  好適値  最適値 温度、 ℃10−121 15.5−65.5 21.
1−37圧力          液相が好ましいWH
S V      0.1−100 0.1−50  
0.5−20流出物中の最大ppmN  1   0.
1    0.05本発明の方法は、組み合わせた前処
理を使用する場合、即ち、窒素を除去する少な(とも2
段階の原料前処理がある場合に特に良好に作用する。
塩基性窒素化合物の液/液抽出は好ましい前処理法であ
る。塩基性窒素化合物に対して親和性を有し、炭化水素
原料と相溶性がない液体であれば、いずれの液体も使用
できる。適当な抽出液体は、水および他の液体、例えば
スルフオラン(S ulfolane) 、グリコール
、アルコールならびにこれらの混合物から選択できる。
液/液抽出は、酸性固体を使用する場合よりも好ましい
。イオン交換樹脂は原料から塩基性窒素を除去するが、
再生できないことがある。
水洗、好ましくは酸性水による水洗は、存在する塩基性
窒素化合物の大部分を除去するのに特に好ましい方法で
ある。簡単な複数段水洗原料前処理は有効であり、連続
的に操作できる。水洗の唯一の欠点は、処理すべき炭化
水素ストリーム中のアミン濃度が異常に低いか、あるい
は異常に高い場合に効率が低下するということである。
純マテソン(Matheson) L P GをDEA
含有水と接触させることにより、また、製油所LPGス
トリームと純水を複数回数接触させることにより、H2
OとLPGとの間のDEAの分配係数を実験により測定
した。
第1図に示すように、分配係数は、LPG中のNが0.
O5ppmの場合の約15からNがlppmの場合の約
65まで増加する。Nのレベルが高い、LPG中約13
0 ppmの場合、分配係数は約3に減少する。Nが2
〜5 ppmの範囲では、水の窒素レベルは試験範囲外
であり、定量的な結果を得なかった。しかしながら、定
性的にはこの範囲の分配係数は20以上である。
炭化水素中の低い窒素レベルを正確に測定するのは困難
であるので、このNレベルを水のNレベルにおける差異
から算出しており、LPG中0゜2およびQ、9ppm
のレベルのNにおける分配係数に関しては幾分不確定で
ある。
あまり大きくない分配係数、例えば10と11の間の分
配係数は効果的な設計に有効である。11.5の分配係
数の値を使用する場合、3段の自流抽出塔では、750
1b/minのLPGを3ppmNから0.05ppm
Nまで減らすには240 lb/win(28gpm)
の水が必要である。
塩基性Nを除去する液/液抽出のコストを最小限にする
必要がある場合、あるいは付加的な安全のためには、1
段またはそれ以上の段の固体抽出を液/液抽出工程に代
えて、あるいは液/液抽出工程と組み合わせてよい。
第2図は、ヘキセン/DEA混合物から塩基性Nを除去
する種々の収着剤の相対的な効率を示す。
実験室ではヘキセンにより作業するのが遥かに容易であ
るので、LPGではなくヘキセンを使用したが、結果は
同等であると考えられる。このグラフからヘキセン/D
EA混合物の場合に、種々の固体収着剤を使用できるこ
とが判る。液/液抽出領域の下流でまたは液/液抽出領
域に代えて収着剤床を使用する場合、床は、0.1〜1
0hr”最も好ましくは0.2〜5hr”の液空間速度
となるような寸法とするのが好ましい。収着剤床の寸法
は、上流で水洗しない場合には約2〜3倍増やす必要が
ある。操作したままで収着剤床の再生できるようにする
ために収着剤床を並列で使用してよい。イオン交換樹脂
の床を常套の手段、例えば床に酸溶液を循環させること
により再生できるが、触媒作用により樹脂床にポリマー
またはタールが生成するなら、樹脂を再生するのではな
く、置換する必要がある。
ゼオライト物質および高温に耐え得る他の固体は、吸着
した塩基性窒素化合物を脱着するのに十分に高い温度ま
で加熱してよい。アルミナは、空気酸化により再生して
塩基性窒素含有化合物を酸化または除去できる。接触反
応によりそのような収着剤に生成するポリマーまたはタ
ールを除去するために酸化的再生を使用できる。
ナフサ沸点範囲の原料を使用する場合、原料は(従来の
水素化処理に対して原料を不安定にする)大量のジエン
および大量の硫黄を含んでいてよい。
本発明の方法は、これらの有害物を許容する。ジエン含
量が高い、0.5重量%を越える場合、オレフィン改質
工程の反応温度は、少なくとも第1段階では比較的低(
保持して予熱器におけるガム生成を最小限にする必要が
ある。
本発明の方法は、塩基性窒素化合物を除去するために水
素の共仕込みおよび原料前処理を共に実施する場合、特
に効果的に作用する。この組合せにより意外にも長期間
の運転が可能となるか、あるいは非常に大きい空間速度
を維持できる。触媒安定性の予想できない増加の理由は
判らないが、各工程が最も効果的に他の工程により残さ
れた有害物を除去するからであると推測される。水洗に
より効率的に除去されない有害物は、オリゴマー化反応
器内に水素が存在すると最も容易に除去されるものであ
る。2つの工程は、相補的であり、近年の製油業界にお
いて日々生じる予想出来ない変化をプロセスが許容でき
るようにする。
[実施例] 種々の原料前処理、同じ原料を使用した水素弁仕込み、
特定原料の前処理(処理無し〜吸着剤床接触子水洗)お
よび同じオリゴマー化処理の効果を試験するためにいく
らかの実験をした。原料の分析結果を以下に示す: Cs”         30.7重量%Cs    
      10.7重量%1.3  C4==   
  0.4重量%T2 C4=       9.0重
量%C2C46,1重量% 1C4=        14.1重量%Ic4=  
       8.8重量%iC415,3重量% nC44,6重量% 100、0 塩基性窒素     1.01重量ppm原料前処理は
、すべて18.25バール(250pisg)において
液相で実施した。固体床原料前処理器を使用する場合、
床は275gのアンバーリスト(Amberlyst)
 −15樹脂を含んでいた。
原料流量は70cc/hrで床を降下し、重量空間速度
0.15に相当した。樹脂床を出る物質は0.1重量p
pmより少し小さい塩基性窒素を含んでいた。
原料前処理に水洗を使用する場合、室温において原料を
同体積の水と3段で接触させた。水洗した原料の塩基性
窒素含量は0.1重量ppmであった。
アンバーリスト−15イオン交換樹脂を使用してLPG
原料を前処理する長期試験を実施した。
この樹脂は、市販されて容易に入手できるので、また、
以前にジェット燃料から窒素化合物を除去する場合に好
都合であったので選択した。
1000ccの容器にH子状態の新しい乾燥樹脂を27
5g入れた。ヘキセンにより樹脂を予め膨潤させ、オン
ラインで使用して0.15/hrの空間速度で製油所L
PGストリームを処理した。計算によれば、樹脂の酸部
位を化学量論的に使用すると仮定するとこの量のアンバ
ーリスト−15は原料中における1 ppmのNを基準
にする場合、50年以上継続できることになる。最初、
装置は窒素を除去するのに効率的に作用し、下流のオレ
フィンのオリゴマー化装置の操作が改善されたが、流通
を開始してかられずか14日後に明らかな窒素破過が見
られた。この破過は、樹脂の酸部位が樹脂床を通じて一
様に3.5〜3.8meq/gから1゜3meq/gに
減少したことが測定されたことにより確認された。酸を
用いるイオン交換により樹脂を再生することにより酸部
位が2 、5 meq/Hに増えたが、これは、樹脂の
酸部位が永久的にブロックされたことを意味する。
使用済み樹脂および新規樹脂の分析により、永久的な失
活を生じさせるものを限定しようとした。
使用済み樹脂は、新規樹脂より多(の割合のC−H含有
種を含んでいた。アンバーリスト樹脂の失活は、原料の
ある成分の重合によるものであり、この重合は、結果的
に孔をふさぐことになる。
イオン交換樹脂のようなある種の収着剤の触媒活性およ
び本発明において使用する原料の反応性のために、固体
収着剤床より水洗により操作するのが通常好ましい。収
着剤床を使用する必要がある場合、それが窒素化合物を
吸着するのに十分であり、望ましくない触媒特性を有さ
ないことを実験室において最初に試験して判定する必要
がある。
全部の試験は、オリゴマー化反応領域において56.2
バール(800psig)で実施した。オリゴマー化反
応器は、内径1.25cmの固定床反応器であり、直列
の3つの床は、それぞれ60ccの触媒を含んでいた。
水素を原料に加える場合、44.5m”/m3(250
8CFB)の割合で加えた。
オレフィンオリゴマー化触媒はH−ZSM−5/アルミ
ナの65/35混合物であった。このZSM−5は70
/1のシリカのアルミナに対する比および230〜24
0のアルファ値(純ゼオライト基準)を有した。各試験
を約3週間継続した。
反応条件には、249〜304.5℃(480〜580
°F)の温度およびオレフィン基準の1.0のWH8V
(重量空間速度)が含まれた。
オリゴマー化反応器からの全液体生成物を塩基性窒素に
ついて分析した。これは、塩基性窒素化合物により触媒
が被毒されいるかどうかを示唆するものである。触媒の
酸部位は塩基性Nと反応するか、あるいは複合化するの
で、液体生成物中に塩基性Nが存在することは、触媒床
が原料と共に入って(る塩基性窒素により飽和されてい
るか、あるいは被毒されていることを示唆する。
実験結果を第3図にグラフにより示す。第3図において
、Oは未処理原料(1,OppmN) 、口は水洗原料
(0,1ppmN以下)、△は樹脂ガード床(約0.1
ppmN) 、はH2同時(共)仕込ミ(原料は1.0
ppmNを含んでいた)の場合である。
未処理原料は急速に触媒を失活させる。第3図のデータ
は未処理原料を使用する場合、オリゴマー化触媒床は急
激に汚染されることを示す。これは、オリゴマー化反応
器の性能が急速に低下することおよび/またはオリゴマ
ー化反応器を頻繁に再生する必要があることを意味する
オリゴマー化触媒の窒素汚染を防止する場合、水洗は有
効である。樹脂ガード床処理はしばらく効果的であるが
、本実施例では塩基性窒素の生成物への破過が偶発的に
生じたが、これは、オリゴマー化触媒のいくらかの被毒
を示唆する。水素同時仕込みは、オリゴマー化領域の液
体生成物から塩基性窒素化合物を除去するのに非常に有
効であった。
好ましくは、全窒素含量を減らす原料前処理をオリゴマ
ー化反応器への水素添加と組み合わせて最良の結果を達
成する。より良い原料前処理は、逆に、より低い水素分
圧をある程度補償する。理想的には、原料前処理により
本質的に全部の塩基性窒素を除去して、オリゴマー化反
応器への原料中に0.O5ppm以下の塩基性窒素が残
存するようにする。水素は、約0.0:1〜0.5:1
の炭化水素原料とのモル比で存在するのが好ましい。水
性の第1段階およびゼオライトの第2段階による2段原
料前処理を使用すると、操作安定性が促進される。
簡単であることおよび低コスト故に、オリゴマー化反応
器の固定床操作が好ましいが、流動床または移動床設計
を用いて操作することも可能であり、この場合、使用済
み触媒の連続的な除去および置換が可能である。スウィ
ング反応器は、常に流通させたままで、大きい触媒老化
割合を許容するもう1つの方法である。
本発明の実施により触媒サイクル長さが延びるが、コー
クスおよびガム物質が徐々に蓄積し、それにより、オリ
ゴマー化触媒が失活する。多くの場合、熱い水素による
ストリッピングにより触媒活性が幾らか回復する。従来
の水素ストリッピング条件を使用してよい。触媒の完全
な再生のためには、循環窒素ストリームに加えられる酸
素含有ガス、好ましくは空気との触媒接触によりコーク
スおよびガム状炭化水素付着物を燃焼除去できる。
従来の触媒再生条件を使用できる。
本発明の方法は、製油業界に軽質の比較的低価値のオレ
フィン性ストリームをより有価なガソリンおよび留出油
生成物に改質する有効な方法を提供する。この方法は、
そのような製油所ストリームに比較的多量の塩基性窒素
が存在するにも拘わらず、C2Csオレフィンをより有
価な生成物に転化する場合に特に効果的である。この方
法は、エチレンのような軽質オレフィンを広(許容でき
、ナフサ範囲で沸騰する重質オレフィンに容易に適応で
きる。ガソリンリード蒸気圧(Reid VaporP
 ressure、 RV P )の減少した範囲に関
して、製油業界は、更に軽質成分をガソリンプールに加
えることな(、ガソリン収率を増やす方法を手中にした
ことになる。HFまたは硫酸アルキレート化に頼ること
な(、軽質オレフィンストリームを改質してより有価で
重質の液体生成物にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、水とLPGとの間のDEAの分配を示すグラ
フ、第2図は、ヘキセンからのDEAの除去に関する幾
つかの収着剤の性能を示すグラフ、第3図は、原料前処
理およびH2添加の作用としてオリゴマー化液体生成物
中の塩基性窒素を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重質液体炭化水素の熱または接触分解により生成し
    た塩基性窒素化合物を含有するC_2−C_1_0オレ
    フィンを含んで成るオレフィン性原料を改質する方法で
    あって、 加圧下、約0.01:1〜1:1の水素の炭化水素に対
    する比の水素の存在下において1〜12の拘束指数およ
    び少なくとも12のシリカのアルミナに対するモル比を
    有するゼオライトを含んで成る触媒とオレフィン性原料
    を接触させて原料中のオレフィンの少なくとも一部分を
    ガソリンおよび留出油沸点範囲の生成物にオリゴマー化
    する工程を含んで成る方法。 2、オレフィン性原料は1重量ppm以上の塩基性窒素
    化合物を含み、改質前に、原料の塩基性窒素含量を0.
    1重量ppm以下に減らす原料前処理工程により原料中
    の塩基性窒素含量を減らす請求項1記載の方法。 3、前処理により原料の塩基性窒素含量を0.05重量
    ppm以下に減らす請求項2記載の方法。 4、原料前処理工程は、水洗または塩基性窒素化合物に
    対して親和性を有する固体吸着剤との接触を含んで成る
    請求項2または3記載の方法。 5、前処理された原料は、大孔ゼオライトまたは1〜1
    2の拘束指数を有するゼオライトの床と接触することに
    より更に前処理される請求項4記載の方法。 6、水素の炭化水素に対する割合は0.05〜0.5で
    ある請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 7、オリゴマー化反応条件には、7.9〜70バール(
    100〜1000psig)の圧力、121〜399℃
    (250〜750°F)の温度および0.2:1〜1:
    1の水素:炭化水素モル比が含まれる請求項1〜6のい
    ずれかに記載の方法。 8、原料は接触分解からのオレフィン性ナフサである請
    求項1〜7のいずれかに記載の方法。 9、原料は、炭素原子数2〜5の炭化水素を含んで成る
    製油所で生成する液化石油ガスストリームである請求項
    1〜7のいずれかに記載の方法。 10、原料は、0.5重量ppm以上の塩基性窒素化合
    物を含んで成り、また、ガスオイルおよび重質物の範囲
    で沸騰する重質の硫黄含有炭化水素の軽質生成物および
    H_2Sへの接触分解により得られる軽質生成物を構成
    する炭素原子数3〜4のオレフィン性炭化水素を含んで
    成り、該軽質生成物はH_2Sを除去するためにアミン
    により処理されている請求項1〜7のいずれかに記載の
    方法。 11、オリゴマー化触媒はZSM−5を含んで成り、該
    原料の塩基性窒素含量は、オリゴマー化触媒との接触前
    に前処理により0.05重量ppm以下に減少している
    請求項10記載の方法。 12、オリゴマー化は0.2〜20の炭化水素原料の重
    量空間速度で実施される請求項1〜11のいずれかに記
    載の方法。 13、該触媒は、100以上のアルファ活性を有するゼ
    オライトを含んで成る請求項1〜12のいずれかに記載
    の方法。 14、オリゴマー化は、150以上のアルファ活性を有
    するゼオライトを使用して、149〜288℃(300
    〜350°F)の温度および0.5〜5の炭化水素の重
    量空間速度で実施される請求項1〜13のいずれかに記
    載の方法。 15、原料は、重質炭化水素原料の熱分解により生成す
    るジエンおよびオレフィンを含んで成る不安定なナフサ
    である請求項1〜14のいずれかに記載の方法。 16、該熱分解はビスブレーキングまたはコーキングで
    ある請求項15記載の方法。 17、該固体吸着剤は、シリカゲル、イオン交換樹脂ま
    たはアルミナを含んで成る請求項4〜16のいずれかに
    記載の方法。 18、該アルミナは活性アルミナである請求項17記載
    の方法。 19、原料は0.25重量%以上のジエンを含む請求項
    15〜18のいずれかに記載の方法。 20、オリゴマー化は、107〜260℃の温度および
    7.9〜70バールの圧力および0.2〜20のナフサ
    の重量空間速度で実施される請求項15〜19のいずれ
    かに記載の方法。 21、オリゴマー化は、121〜232℃の温度、21
    .7〜35.5バールの圧力および0.5〜5のナフサ
    の重量空間速度で実施される請求項20記載の方法。
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