JPH03209398A - Hiv関連ペプチド類 - Google Patents

Hiv関連ペプチド類

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JPH03209398A
JPH03209398A JP2273128A JP27312890A JPH03209398A JP H03209398 A JPH03209398 A JP H03209398A JP 2273128 A JP2273128 A JP 2273128A JP 27312890 A JP27312890 A JP 27312890A JP H03209398 A JPH03209398 A JP H03209398A
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leu
glu
ser
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gly
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JP2273128A
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Paul H Naylor
ポール・エイチ・ネイラー
Su Sun Wang
ス・スン・ワン
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George Washington University
Viral Technologies Inc
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VIRAL TECHNOL Inc
George Washington University
Viral Technologies Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
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    • C12N2740/10011Retroviridae
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    • C12N2740/16211Human Immunodeficiency Virus, HIV concerning HIV gagpol
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 約12〜約40個のアミノ酸からなる長さの範囲のHI
 Vpl 7のタンパク質の7ラグメントを、AIDS
の検出および処理のための診断薬およびワクチンを製造
するために用いる。特定なペプチドの7ラグメントはN
末端からC末端へ伸びている。下記の式(I)、(n)
、(III)、(IV)および(V): Tyr−Ser−Val−Ills−Gln−へrg−
Ile−八5p−Val−Lys−八Sp  Tl1r
−L3/5−Glu−八1a−Leu−Gly−Lys
−Ile−Glu−Glu−Glu−Gln−八!i 
n −L:/ S −S e t −L3’ S −T
−x’ S−L yS−へ1aGly−八1a−八【9
−八1a−Ser−val−Leu−9e【−Guy−
Gly−Glu−Leu−へsp−へrg−Trp−G
lu−Lys−Ile−へrg−Leu−へrg−Pr
o−Gly−Gly−Lys−Lys−Lys−Tyr
−Lya−LeuLys−111s (III 11cmVal−Trp−へ1a−Sec−八rg−G
lu−Leu−Glu−へrg−PIIG−へ1a−V
al−八5n−Pro−Gly−Leu−Leu(II
II Glu−Tbr−Ser−Glu−Gly−Cys−八
tg−Gln−Ile−Leu−Gly−Gln−Le
u−Gln−Pro−Ser−Leu−Gln−’I’
hr−Gly −Ser−Glu−Glu−Leu−へ
rq−5et−Leu−Tyr−八6n−Tbr−Va
l−八1a−Thr−Leu (IVI へ1a−Gln−Gln−八1a−八1a−へ1a−八
5p−Tbr−Gly−1+1s−Ser−Ser−G
ln−Val−9er−Gln−八5n−Tyrによっ
て示されるアミノ酸配列を有するペプチド類は、HIV
−1のp17に関する試験で血清陽性である患者の血清
中の抗体に対して免疫反応を示す。
発明の背景 (1)  発明の分野 本発明は、後天性免疫不全症候群(AIDS)またはプ
レエイズ(また、エイズ関連コンプレックスまたはAR
Cとして知られている)として知られている病気の原因
となる有機体である、人の免疫不全ウィルス(HI V
)のp17ギヤグ(gag)タンパク質から派生するペ
プチド7ラグメント類に関する。これらのペプチドフラ
グメント類は、HIVレトロウィルスの血液中での存在
を検出するための診断上の薬剤として直接或いはHIV
レトロウィルスのタンパク質に対する抗体を検出するた
め、またはHIVのp17ギヤグタンパク質またはその
7ラグメントを認識する抗体を出現させるため、用いる
ことができる。本発明はまた、“親”ペプチド類の免疫
抗原体エピドーグ類を有するp17ギヤグタンパク質ペ
プチド類のフラグメント、または類似物にも関する。更
に、本発明はエイズワクチンの成分としての保護的抗体
を引き出すことができるそれらのp17ペプチド7ラグ
メントおよび類似物、並び結果として得られるエイズワ
クチン組成物類に関する。
(2)従来技術に関する議論 過去数年間に渡って、幅広い研究が成されており、最初
に病気エイズの原因を同定し、レトロウィルス類HTL
V−1[[、ARVおよびその他(これらは、今では原
因となる有機体としてHIVと呼ばれている)に関する
積極的な同定の後、遺伝学的構成、分子生物学、感染メ
カニズム、生化学、検出および処理に関する高温度な方
法、療法および治療に関するより詳細な分析に対して努
力が集中して来ている。これらの分野の全てにおいて大
きな進歩が成されて来たが、エイズの蔓延を有効的に防
ぐためのより多くの研究が必要である。高い感染性を示
すHIVウィルスが広がるのを防ぐための方法の重要な
部分は、HIVウィルスまたはHI Vウィルスに対す
る抗体の血液中での存在を診断するための好感度な試験
の開発である。早期の発見は、完全に発言したかまたは
明白なエイズの発展に導<HIV惑染感染程の進行を防
ぐかまたは抑制するための治療を容易にする。正確な診
断によるHIV感染に関する認識は、ウィルスが広がる
危険性を減少させるなどの方法で、感染した患者の活性
様式を変更したり修正したりすることを勇気づけ得る。
更にエピトープ認識を基とする保護的抗体の同定により
、エイズまたはプレエイズ/病気の段階つけおよび/ま
たは診断のためのより有効なメカニズムを提供すること
ができる。このような段階づけおよび血清陽性の個人の
早期診断は、従って、予防接種に関して、血清陽性の個
人を治療するための適切な保護的抗体を提供することを
可能にし得る。
最近のGa11o他の米国特許4,520,113には
、酵素結合抗体免疫アッセイ(ELISA)、ウェスタ
ンプロット技術を基とする小片ラジオシムノアッセイ(
RI A) 、或いは間接免疫蛍光法における抗原とし
て、H9/HTLV−1と称される細胞系の溶解産物を
用いることによる、エイズおよびプレエイズ患者の血清
性の抗体を検出する方法が記載されている。主要免疫反
応性もしくは特性は、p41 (MW41,000) 
、即ちHIVのエンベロープ抗原から成るタンパク質に
対して意図されたものである。p65 (MW65.0
00) 、p60 (MW60,000) 、p55 
(MW55.000)およびp24 (MW24.00
0)を含む他の抗原もまた、試験された血清中の抗原に
よって認識されてしまった。この方法は100%の正確
さを有していない。
C、Y 、 WangおよびJ 、 G 、 Wang
の米国特許4.735,896は、HIVのHTLV−
I[[株の膜内外タンパク質p41のセグメントに相当
する約21個のアミノ酸から成る配列を有する化学的に
合成したペプチドを用いることによって、体液中のエイ
ズ、ARCおよびプレエイズの状態を検出し診断するた
めの方法を提供している。
しかしながら、HIVの種々の菌株のエンベロープタン
パク質は遺伝子連続変異、即ち一つのエンベロープタン
パク質に対する抗体が若干でも異なるエンベロープタン
パク質を有するウィルスとは結合しないようなアミノ酸
配列の変化、を受ける。
共通の出願人であり、共出願中のA 、 G olds
LeinおよびS、Wangの1986年5月19日に
出願した出願連続番号864,599 (1987年1
1月25日に公開されたヨーロッパ特許番号0゜246
.829に相当する)中には、エイズ、ARCおよびプ
レエイズの診断および治療に対する異なる方法、並びに
エイズワクチンが提案されている。この方法は、抗原群
に特異なタンパク質p17(ある研究者はplgとも呼
ぶ)がより高く保存された領域を含むことを確認したこ
とを部分的に基礎としており、他の研究者によって確か
められた。HIVの移動するエンベロープもしくは表面
タンパク質とは異なる、p17(ギャグ)タンパク質の
配列を有する全アミノ酸は、今日まで見い出されたHA
Vの全ての菌株中、本質的に同じである。更に、最近の
調査によって、p17タンパク質に対する抗体がHIV
に感染した健康な個人中に存在しており、明白なエイズ
に進行するに従って減少することが発見された。ウィル
スに感染した細胞に対する有効な抗体依存細胞免疫のた
めに、人の血清中にp17抗体が存在することがまた必
要とされている。J 、 M、 A、 Lange他著
の゛他藩ウイルス外部コアタンパク質p17に対する抗
体の反応性の減少は抗p24の減少というよりはむしろ
人の免疫不全ウィルス感染における病気の進行に関する
早期の血清学的標識である““D ecline  o
f  A ntibody  Reactivity 
 t。
0uter  Viral  Core  Prote
in  p17 1san  Earlier  Se
rological  Marker  of  Di
sease  P rogression  in  
Human  I mmunodericiency 
 V 1rus  I nferction  tha
n  Anti−p24  Decline、  “A
IDS、Vol、l、No、3.155−159 (1
987)などを参照。“ウィルスの外部コアタンパク質
“とじてのp17に対する表題における参考例は、p2
4の内部コアタンパク質とは異なり、p17タンパク質
の位置がヒリオン構造の表面にまたはその近くに限定さ
れていることを、最近、H、G elderblon他
が見い出したことに基づいている( H、G elde
rblon他著“人の免疫不他藩ィルス(HI V)の
微細構造および構成タンパク質の免疫局在“FineS
tructure  of  Human  Immu
nodeficiency  VirusCHI V 
)and  I mmunolocalizatjon
  of  S tructural  P rote
in、 ” V irology(ウィルス学)、15
6巻、171−176頁(1987))。病気の進行に
伴うp17100減少に伴う、外部の表面の上のp17
タンパク質の局在化に関するこれらの観察は、HIVの
p17ギヤグタンパク質に関する92〜109位に18
個のアミノ酸配列を結合させたアミノ酸配列から成る合
成ペプチド類を基とするエイズワクチンおよび診断薬を
開発するためのG oldsteinおよびWangの
方法に対して確信を与えるものである。より特定的には
、式(): %式% (1) のアミノ酸配列を有する30単位の[Ser−86]ペ
プチド(HIV−1株5F−2の85〜1141位の間
にあり、HGP−30として表わされる)が、試験管内
の研究において、HIVの種々の異なる菌株を無力化す
るのに有効な抗体を引き出す、ことが示されており、即
ちこれは菌株に特異的であるというよりはむしろ群に特
異的である。事実、ラビット、サルおよびチンパンジー
に関する安全性および免疫抗原性研究に好成績を得たこ
とを基にして、HGP−30を基とするワクチンに関す
る生体内の安全性および有効性を試験するための臨床的
試行を開始した。
10本出願においては、HGP30が86〜lIs位の
間のアミノ酸配列に相当しているとした先の出願連続番
号854.599中で用いた配列の番号づけから、該ア
ミノ酸配列の番号の修正を行った。この差は、遺伝学者
(例えばT heoret 1cal  Biolog
y  and  Biophysics  Group
s  L。
s  Alamos  National  Labo
ratory、 Los  Alamos%N ew 
 M exicoが出版したMyers他著Hu他藩n
  Retroviruses  and  A I 
D S (人のレトロウィルスおよびエイズ)、198
7年版を参照)およびタンパク質化学者によって用いら
れ、特にN末端位での1位に関して、異なる番号づけシ
ステムを基としている。遺伝学者は、1位のメチオニン
(Met)で、HIVIのp17ギヤグペプチドの番号
を開始しているが、本発明においては、1位をミリスチ
ン化したグリシン(Guy)N末端であるとみなす。
I n5titute  P asteur  and
  Centre  N ati。
nal  de  la  Recherche  S
 cienLif 1queのA11zon他によって
1986年3月27日に公開された国際PCT出願WO
36101827は特に、損傷を受けていないエンベロ
ープおよびコアタンパク質の各々に関してコード化する
DNA7ラグメントを含むLAVウィルスのゲノム状R
NAを用いての雑種形成可能なりNA配列またはそれら
の7ラグメントを意図したものである。特定の実施例は
与えられていないが、診断の目的、並びに、ワクチン製
造のためウィルスの抗原の表現はDNAの有用性の含ま
れることが、広い意味で提案されている。
1987年7月29日に公開されたヨーロッパ特許出願
0,230.222AIは、図8または図16のどちら
かに与えられるでいるアミノ酸配列を有するI(TLV
−Hのギヤグータンパク質生産物に対して免疫学的に相
当するポリペプチド、或いはそれの14kd% 15k
d、または24kdタンパク分解のポリペプチド7ラグ
メント類、或いはポリペプチドを作り出す組み換え型宿
主細胞の変異を通して生じるアミノ酸置換によるこれら
のポリペプチド類のいずれかに関係しているポリペプチ
ド類、を意図したものである。この出願はまた、遺伝子
類および組み換え型表現ベクター類、形質転換させた細
胞、形質転換させた宿主IIE!11を用いたポリペプ
チド類の製造方法、人の血液を試験するだめの方法、ワ
クチン類および試験器具類にも関する。この実施例は、
ギヤブタンパフ質フラグメントのための表現プラスミド
の製造およびギャグ表面プラスミドを含む酵母培養の成
長並びに精製、ポリアクリルアミドゲル電気泳動および
ウェスタンプロット分析、細胞標識、および、エイズの
だめの診断試験に関する一般的な記述を示している。
HIJ他(Oncogen)によって1987年4月2
3日に公開された英国特許出願G、B、2,181.4
35Aには、チンパンジーにおける請求データが含まれ
ているが、しかしエンベロープタンパク質生産物のみに
関するものである。しかしながら、組み換え型ワクシニ
アウィルスによって生産されるギャグに関係しているタ
ンパク質類は、確かめられたコアタンパク質類の主要エ
ピトープ類を含む免疫反応性を示すタンパク質類である
ことを示唆している。しかしながら主要エピトープ類は
限定されていない。12頁の34〜44行において、酵
素がタンパク質遺伝子生産物の抗原性、即ち約7〜約1
4個のアミノ酸から成る抗原部位、を壊さないことを条
件として、エンベロープまたはギャグ配列を有するフラ
グメントを生じさせるためにいかなる制限酵素を使用し
てもよいことが示唆されている。ワクチンの調剤に関し
て、該ワクチン類には、エンベロープと関係しているエ
ピトープ類を含むワクチン単独か、ギャグ関連エピトー
プ類の如き他のエピトープ類と一緒にしたワクチン類が
含まれること、が示唆されている。症状のない初期の段
階のエイズ患者はエンベロープおよびコアタンパク質の
両方に対して抗体を作り出すが、しかし病気が進行し症
状が現われるにつれて、抗ギャグ抗体が減少することを
示した初期の研究が参考となる。従ってHTLV−I[
1に関連した病気に関するLAVの免疫予防もしくは免
疫療法におけるワクチン調剤の中にギャグ関連エピトー
プ類を入れることが提案されている。しかしながら、本
質的にはギヤブタンパフ質類もしくはそれらの抗体類そ
れら自身が有益なワクチンを与え得ることを直接に提案
しているものはない。種々の部位か、バキュロウイルス
ギャグ組み換え体類、即ちワクンニアギャグ組み換え体
類、並びにギャグ関連タンパク質組織培養細胞の表現に
関係している。表現生産物類はp25およびplgに対
して免疫反応性を示す単クローン系の抗体であると、結
論づけられている。
上述した三つの公開特許のいずれも、いかなる特定のp
17(またはp15)ペプチド類またはペプチドフラグ
メントも同定していない。
ごく最近、いくつかの研究者独立グループは、HE V
pl 7に対して無力化させる単クローン抗体を生じさ
せることを可能にしたが、p24、p41およびp17
の異なるエピトープ類に関する単クローン体は、有効で
はなかった。
化試験分析において、有効p17に対する単クローン抗
体はHGP−30に対して結合した。逆に無力化させる
抗エンベロープ抗体はHGP−30に対して結合しなか
った。例えばP apsidero、L、D、他藩の“
Human  ImmunodeficiencyVi
rus  l−Neutralizing  Mono
cional  Antibodies  Which
  React  With  p17   Core
P rotein s  Characterizat
ion  and  E pit。
pe  Mappingl(ヒトの免疫不全ウィルスタ
イプ−1−p17のコアタンパク質の特徴およびエピト
ープの配置と反応する無力化させる単クローン抗体) 
J 、 Virology、 Vol、 63. No
、 l )267−272 (1989); Y oshiha  P 、他藩の“HI V  N 
eutralization  5tudies  U
aing  Anti−Core  and  Ant
i−Envelope  Protein  Mono
cional  Antxbodies、   (抗コ
アおよび抗エンベローブタンノくり質単クローン抗体を
用いたHIV無力化の研究)I V  Int、 Co
nf、 on  A IDS、 Abstract#3
071を参照。代表的なデータを下記の表1に示す。
表1 出典源 無力化 ウェスタンプロット HIV  HG
P−30Sarin   +     p17/p55
     1600  1600Yoshihara 
+p17/p55   1600  400Rusce
tti  +     p17/p55     20
0  800Ruscetti  +     p17
/p55     100  200Ruscetti
  +     qp160      800   
0Yoshihara      p24/p55  
   1600   0Yoshihara −000 出典源は、抗体および無力化に関するデータに対して責
任を有する科学者を示している。
滴定量は、全HrV抽出物もしくは合成HGP−30ペ
プチドのどちらかを用いてEL I SAにおける対照
値を少なくとも2倍にしである希釈を表わしている。
しかしながら、多量のp17の精製を記述した研究は少
しのみであり、自然感染の場合の天然pH上に免疫抗原
性のエピトープ類を限定する試みは非常に少ない。全p
17の無力化活性の不足を示す“未発表”の研究はあっ
たが、しかしながら、免疫慢性であるが無力化しないエ
ピトープ類の存在によってこれらの研究は無効になり得
る。
あまりにも少ない量のエピトープ類、例えば長さで10
個以下のアミノ酸、を用いた結果、不適切なエピトープ
の包含および出現が生じた結果、別の研究も無効となっ
た。
しかしながら%I)17上の全てのエピトープ類が必ず
しも無効化させる抗体を生じさせるわけではないという
ことは起こり得ることであり:p17に対する単クロー
ン抗体の全てが試験管中での無力化に有効であるとは限
らないことを示すデータに一致している結論である( 
Y 05hihara他、同書参照)。しかしながら、
上記エピトープ類は、試験管中でつ、1゛ルスの感染を
防止するのとは別のメカニズムを通して作用する保護的
抗体を生じる可能性がある。抗体依存細胞媒介細胞毒性
もしくはT−細胞媒介細胞毒性がこれらのメカニズムに
含まれ得る。
従って、本発明の目的は、天然のp17のギャグHIV
タンパク質のエピトープ類を提示しそしてエイズ、プレ
エイズおよびARC状態にある患者の抗体に対して免疫
反応性を示すペプチド類を提供することにある。上記ペ
プチド類は定義上、診断法およびワクチンのための候補
となるものである。
本発明のもう一つの目的は、HIVにさらされた患者の
体液中のp17の特定エピトープ類を認識するp171
00存在および水準を正確に測定するために有効な診断
薬を提供することにある。
本発明の目的は更に、ペプチド類によって限定されるp
17エピトープ類を含有するエイズウィルス粒子の存在
または不在を血清学的に測定することとを可能にする診
断方法および器具を提供することに関するものである。
本発明の更にもう一つの目的は、新規なペプチド類のい
ずれかを互いにもしくは免疫抗原担体材料に対して結合
させることによる新規な免疫抗原を提供すること、並び
に、p17の特定のエピトープ類に対する抗体を生じさ
せるためのこれらの免疫抗原の使用であり、これを逆に
、培養流体もしくは体液中のp17またはそれらのフラ
グメントを測定するための免疫試験分析様式中で用いる
ことができる。
本発明のもう一つの目的は、HIVを無力化するのに有
効であり、従ってエイズワクチン中の活性材料として有
効な抗体を生じさせることのできる免疫抗原材料を提供
することにある。
血清から有害なもしくは無用な抗体を減少させるかまた
は血清中に有効な抗体を増加させる特定のペプチド類を
提供すること、並びに、予防接種の実施において、適切
な保護的抗体を生じさせることのできない感染した個人
を保護するための免疫予防の実施における上記加工した
血清の使用も、本発明の更にもう一つの目的である。
図のm奉な記述 図1は、HIVのp17ギヤグタンパク質に関する提案
した配向を示す図式的な図である。
図2は、HIV−1p17(株HB 10)およびまた
は)[V−21J:び5IVj:Mするp17タンパク
質の主要アミノ酸配列を示すチャートチある。
図3は、p17におけるペプチドの主要アミノ酸配列を
示すもう一つのチャートである。
図4は、天然HI Vpl 7で免疫化させたラビット
中のHI Vpl 7ペプチドに関する抗体滴定量をプ
ロットしたグラフである。
図5は、本発明のp17ペプチドフラグメントに対する
生きたHIV抗体にさらした、4頭のアカゲザルから得
た血清に関してEL I SA分析を行なった結果を示
す棒グラフである。
発明の要約 本発明に従って、p17ギヤグHIVタンパク質は、5
個の主要部分またはフラグメントに分割でき、この各々
は潜在的に重要な免疫抗原性エピトープ類を有し、N−
末端の端がら始まる:即ちペプチドA(1−32)、ペ
プチドB(32−50)、ペプチドC(51−84)、
ペプチドD(85−114)およびペプチドE(114
−13I)[ここで、ペプチドDは、共出願中の出願連
続番号864,599に記載されている30単位のペプ
チドであるHGP−30であり、この全発明はここでは
参考の中に入れられている1で示されるこれらの5個の
ペプチド類であることを見い出した。これらのペプチド
類の各々はユニークな構造上の特徴を有しているが、し
かし通常は、HI Vpl 7に関して血清陽性を示す
種々の個人の中の抗体によって認識されるエピトープ類
を、この各々が有している。従って、これらのペプチド
類の各々は、HI Vpl 7に対する抗体の存在を測
定するだめの個人の体液に関する診断のために有益であ
り、そしてHIVにさらされた個人が、血液もしくは他
の体液中に見い出されるp17に対する抗体を測定する
ことで感染の進行の過程を測定するための有益な試薬を
与えるものである。
より詳細には、付随した図を参考にして、以下の詳細な
検討および好適な具体例を参照することによって明らか
となる本発明の上記および他の目的は、それらの一つの
観点に従って、人の免疫不全ウィルス、J!1HIV、
特i:HIV−1(’)pi7ギヤグタンパク質を有す
る通常の免疫抗原性エピトープ類を与える一個以上の合
成ペプチド類によって達成され、該ペプチド(類)が、
配列の三次元的構成から派生するH I Vpl 7に
対する抗体への免疫抗原反応性が保存されている限り、
該配列中の一個以上のアミノ酸を置換するか削除するか
または加えるかした類似体を含む下記の式%式%(): ペプチドA(1−32位) Gly−へla−へ【9−八1a−Ser−Val−L
eu−Ser−Gly−Gly−Glu−Leu−へs
p−へrg−Trp−Glu−Lys−Ile−へtg
−Leu−へrg−Pro−Gly−Gly−Lys−
Lys−Lys−Tyr−Lys−L、eu−Lys−
111s (11) ペプチドB(33−50位) Ile−Val−Trp−へ1a−Ser−八rg−G
lu−Leu−Glu−へrg−pbe−へ1a−Va
l−八gn−Pro−Gly−Leu−Leu(III
I ペプチドC(51−84位〉 Glu−Thr−Ser−Glu−Gly−Cys−へ
rcj−Gln−工1e−Leu−Gly−Gln−L
eu−Gln−Pro−9er−Leu−Gln−TI
+t−Gly−9er−GLu−Glu−Leu−八r
g−9er−Leu−Tyr−Asn−Thr−Val
−八1a−Thr−Leu (IVI ペプチドE(114−131位) へ1a−Gln−Gln−八1a−Δ1a−Ala−八
5p−Thr−Gly−+Hs−Ser−Ser−Gl
n−Val−Ser−Gln−八5n−Tyr    
         (V)[式中、式(I)のアミノ酸
配列を有するペプチドは約26〜約40個のアミノ酸を
有し、式(Dll)のアミノ酸配列を有するペプチドは
約14〜約27mのアミノ酸を有し、式(IV)のアミ
ノ酸配列を有するペプチドは約28〜約42個アミノ酸
を有し、そして式(V)のペプチドは約12〜約25個
のアミノ酸を有する] を有するアミノ酸配列の一部または全部に相当するアミ
ノ酸配列を有するペプチド類、およびまた、該ペプチド
類の接合物類またはそれらの類似物類、から選択される
本発明のもう一つの観点に従って、 (1′) (91−108位) 配列が式 %式% (1) [式中、X、はGluまたはAspであり、X2はrl
eまたはValであり、モしてX、はAspまたはGl
uである] の配列の部分または全体(ペプチドDを含む)に相当す
るところの、約10〜約36個のアミノ酸を有するペプ
チド、その接合物類および類似物類、並びに少なくとも
式(II)、(II[)、(IV)および(V)のペプ
チド類の一つから成る群から選択されるHIVp17に
対する抗体に対して特定の免疫反応性を有するペプチド
の混合物である塑性物を提供する。
本発明の更にもう一つの観点において、下記の式(I”
)の配列: +1e−X、−X2−Lys−Asp−Thr−Lys
−Glu−Ala−Leu  (II“)[式中、X1
がGluまたはAsp、X2がIleまたはValであ
る1 を含む10〜14個のアミノ酸を有し、HI vp17
に対する抗体に対して特定の免疫反応性を有するペプチ
ドを提供するものである。
本発明の更にもう一つの特徴に従って、前述ペプチド類
のいずれかが、免疫抗原性担体材料に対して共有結合的
に結合して免疫抗原性抗原を生成する。好適には、診断
用器具において使用する場合、抗原に対する抗体によっ
て抗原に関する免疫学的検出のため該ペプチドは標識を
つけられる。
本発明はまたそのもう一つの観点において、後天性免疫
不全症候群(エイズ)またはエイズ関連コンプレックス
(A RC)の予防または治療において使用するための
ワクチンを提供し、これは、式(n)、(III)、(
IV)または(V)の上述ペプチド類の一個以上の治療
学的に有効な量または式(■′)のペプチドとのそれら
の混合物を含むものである。
本発明はまた、エイズウィルスにさらされるかエイズの
危険性を有するかまたはエイズに感染している個人に対
して、式(n)、(III)、(IV)または(lの抗
原性ペプチドの少なくとも一つまたは式(I′)のペプ
チドとのそれらの混合物の治療学的有効量を投与するこ
とから成るエイズに関係したウィルス血症を軽減させる
ための方法を提供するものである。
本発明の更にその上の観点は、人間の患者の体液中のエ
イズウィルスを検出するための方法である。本方法に従
って、試験すべき体液の一つ以上のサンプルを式(II
)、(III)、(IV)、または(V)のペプチド類
の一つ或いは式(I′)のペプチドとのそれらの混合物
に接触させ、そしてその後、例えばラジオイムノアッセ
イ、酵素結合抗体免疫アッセイまたは間接免疫蛍光法に
よって抗原−抗体コンプレックスの形成を測定する。ペ
プチド類の混合物を用いる場合、それらは単一分析試験
中で用いられてもよく、この場合混合物中の各々のペプ
チドに関する抗原−抗体コンプレックスの形成が測定さ
れるか、或いは、それらは体液の異なるサンプルに関す
る別々の分析試験中で用いられてもよい。後者の場合、
各々のサンプルに関してtl−抗体コンプレックスの形
成が測定される。
エイズウィルスを検出するための前述診断方法を実施す
るための一つの手段として、本発明はまた、人の体液中
のHIVのp17タンノくり質のエピトープ類を認識す
る抗体を検出するための診断用試験器具も提供する。こ
の器具は、本発明に従うp17ペプチドフラグメントま
t;は類似物の一つ以上、並びに正常動物の抗血清およ
び酵素、標識をつけた抗抗体血清および色変化する指示
薬を含む酵素検出用ELISA材料を塗布しである多数
のくぼみを有するプレートが入っている区切られた囲い
を有している。各々のプレートのくぼみは該ペプチド類
の異なるもので塗布されてし1てもよい。もう一つの具
体例において、多数のくぼみを有するプレートのくぼみ
は二つ以上の該ペプチド類から成る混合物で塗布されて
いてもよ11s。
本発明の更にもう一つの観点において、エイズの治療ま
たは予防に使用するため、抗体が多く存在する血清を生
成させるための方法を提供するものである。本方法に従
って、体液のサンプル、例えばH1〜rに対する抗17
抗体に関する試験で陽性であるか、エイズまたはARC
のいかなる症状も示していない個人からの血液を個人か
ら取り出し、そして式(1)、(II)、(III)、
(IV)または(V)の一つ以上のペプチドの免疫優性
エピトープ類に対する抗体の存在を試験する。その後、
エイズの進行に対する防御を与えないいかなる抗体も除
去するためおよび/またはエイズの進行に対して防御を
与えるいかなる上記抗体のための血清も増加させるため
に、体液の一個以上のサンプルを親和クロマトグラフィ
ーにかける。
発明の詳細な記述および好適な具体例 p24ギャグタンパク質の場合と同様、HIVp17は
内部コア中よりもむしろHIVピリオンの表面近くに存
在していることとする結論に導いた最近の発見に加えて
、p17ギヤグタンパク質はそのN末端においてミリス
チン化されていることを見い出した。更に、p17のC
末端のより近くに存在しているペプチドD(HGP−3
0として表わされる)の分析の結果、無力化させる抗体
を生じさせ、そしてADCC型のメカニズムを通して細
胞毒性を消失させることのできる免疫優性B−+ifB
胞エピトープを、このペプチドが含有していることか示
された。一方、51−84のアミノ酸位のペプチドC(
HGP−34としても示される)は、T−細胞エビトー
プに一致するアミノ酸配列を有しており、従ってT−細
胞の免疫学的応答を引き出すことができる。N末端近く
の33−50位のp17の中間領域ペプチドB (HG
P−18としても示される)を分析した結果、もし電荷
を中和する適切な膜タンパク質が存在している場合、膜
内外領域のペプチドを構成するため、このペプチドは、
親水性と疎水性の適切なバランスを有していることが示
された。
上述の観察を基にして、本発明者らは、HIVp17タ
ンパク質は全HIVピリオンまたは粒子の脂質二層膜を
横切って伸びており、そしてミリスチン化されたN末端
領域のペプチドA (HGP−32)はその内部表面上
の膜に固定されておりそして内部表面の下方に伸びてお
り、そしてその膜の方にカーブして戻ると仮説をたてた
。隣接する領域のペプチドB (HGP−18)はその
膜を横切り通過して伸び、即ち内外領域ペプチドであり
、そして膜の外側の表面上で、ペプチドC(HGP−3
4)、ペプチドD (HGP−30)およびペプチドE
 (A l a−HGP −17としても表わされる)
の領域(C−末端で)はループを形成している。p17
に関して提案した配向は図1に図式的に示した。しかし
ながら本発明らは、この提案した配向によって限定する
ことを意図したものではないと理解されるべきであり、
他の配向もまた観察されたデータおよびアミノ酸配列に
一致する可能性がある。例えば、217分子は細胞膜内
に完全に存在していてもよく、或いは全ての217分子
のある部分が内側に存在し217分子の残りが外側に存
在していてもよい。
p17(株HIVBH10)8よびHIV−2のp17
タンパク質の相当する構成物およびシミアン免疫不全ウ
ィルス(SIV)に関するアミノ酸配列が図2に示され
ている。図2において、“+”のマークは、同じアミノ
酸が各々のタンパク質中の関連した位置に存在すること
を示しており、p17HIVアミノ酸配列を有する種々
のペプチドセグメントの場所は縁に示しである。また便
利さのため、ペプチドA (HGP−32)のアミノ酸
には連続した一本線でアンダーラインを引き;ペプチド
B (HGP−18)はアンダーラインなしであり;ペ
プチドC(HGP−34)には−本の破線か引いてあり
;ペプチドD (HGP−30)のアミノ酸には連続し
た二本線を引き:そしてペプチドE (Ala−HGP
  17)のアミノ酸には二本の破線が引いである。図
2から、HIV−1,HIV−2および5IV(7)各
々ニオイて最も保存されている領域は、ミリスチン化さ
れているN末端に向かっており、モしてC末端に向かっ
て次第に相同性が小さくなっていることが認められる。
しかしながら、p17の91−100位のアミノ酸から
成るペプチドD(HGP−30中の領域に渡って、HI
V−1およびSIVの両方に関して高い保存領域(約4
0%の相同性)が存在し、そして重要なことに、それは
、ラビットを用いて行なった研究によって測定されたよ
うに免疫優性エピトープ、およびHGP−30に対する
異種の抗血清中の無力化させる抗体が向がっている方向
の主要部位である、この領域の中にある図3には、数字
による表示が特定のp17フラグメントの長さを示して
いるところの、各々HGP−32、HGP−18、HG
P−34、HGP30およびA I a−HGP −1
7として表わされているペプチドA、B、C,Dおよび
Eを含むHIV−1,株HB10のp17の主要酸配列
が示されている。便利さのため、以下に示す固相ペプチ
ド合成によるペプチド合成において、合成を便利にする
ため、ある種のフラグメントにおいてはp17の天然に
存在するアミノ酸に変更を行なたが、しかし天然のp1
77ラグメントに関するこれらの類似物はまた本発明の
範囲内にある。もちろん、p17の全体に渡る五つのペ
プチドフラグメントに関する表示はいくらか任意的であ
るが、しかし図1に示す提案した配向に一致すると理解
される。しばしば各々のペプチドに関して、免疫優性の
エピトープが保持されている限り、生物学的活性を基と
するよりはむしろ合成上の便利さを考慮して、N末@お
よびC末端のアミノ酸の選択を行なった。アミノ酸配列
の長さにおける変化およびアミノ酸の置換または添加ま
たは欠損は本発明の範囲内で許容される。
図1.28よび3に示したように、上に検討したモデル
を基とするHJVp17の全体を構成している五つの隣
接する領域に関する臨床学的重要性を示す目的で、ペプ
チドA、B、C,およびEおよびペプチドD’ (HG
P−18(2) −HxV−1株5F−2の91−10
8位: I Ie−Asp−Va 1−Lys−Asp−Thr
−Lys−C;Iu−Ala−Leu−Glu−Lys
−Ile−Glu−Glu−Glu−Gln−A s 
n)  。
の類似物の少量のサンプルを、以下の実施例で示すよう
に固相ペプチド合成によって調製した。これらのサンプ
ルを用いて、高圧液クロ(HP L C)によって精製
した天然の(損傷を受けていない)HIVp17を用い
て免疫化させたラビットをさらすことによって、これら
の合成ペプチド類を認識する後退の存在を最初に測定し
た。5!J4にこの結果を示す。このラビットに関して
は、ペプチドC(HGP−34)に対する抗体に関して
最も高い滴定量であった。ペプチドB (51−Ty 
r)(HGI?−18)に対する抗体は本質的に存在し
ていなく、ペプチドA(33−Lys)(HGP−32
)に関しては低い滴定量のみであった。
もう一つの試験において、生きたH I V−1を与え
た4頭のアカゲザルからの血清もまた、べ/チドA、B
、C,DおよびEに対する抗体に関して評価し、結果を
図5に示す。試験したサルの少なくとも一頭において、
各々のペプチドが強力な抗体応答を有していた。HIV
ウィルスに自然にさらされており、p17に関して血清
陽性である個人からの血清も評価した。その結果を下記
の表Hに示す。
処理したサルの場合と同様、各場合とも再び、EL I
 SA分析で測定して、合成p17ペブチド類似物の少
なくとも一つに対して免疫反応性を有する抗体が存在し
ている。表…は、Hxvp17に対して血清陽性の個人
に関するEL I SA分析の結果を示すものである。
麦■ HIVp17に対して血清陽性の個人における無傷の天
然p17ペプチド ED(86−Ser)C(85−Lys)B(51−T
yr)A(33−Lys)1      +     
 4+    ++2        ++     
    ++        +1        十
3                  +     
   ++        十4++÷++十十 5        ++          +   
      +         +6       
↑+        ++7      十f    
    +8       十+         十
9       ++         +10   
     ++         十+11     
   ++          412       
 n          +13        ++
         −十+         十注二*
カッコ内の数字は各々のペプチドを表わすアミノ酸位に
相当する。HIVp17をELISAおよびウェスタン
プロット技術によって測定した。
+十−平均からの33Dよりも大きい 十−平均からの2SDよりも大きい + ++ + 5個のペプチドの全てに対する抗体が少なくとも3人の
血清陽性患者中に存在しているため、HIVへの暴露を
測定するための診断薬としてのそれらの有用性に加えて
、これらのペプチドの各々はまた、補助単位ワクチンと
して潜在的な有益性を有している。
本発明のペプチド類は一般式(II)〜(Vl)で表わ
される: 1−32位 Gly−Aha−Arg−Ala−Ser−Val−L
eu−Ser−Gay−Gly−Glu−Leu−As
p−Arg−Trp−Glu−Lys−Ile−Arg
−Leu−Arg−Pro−Gly−Gly−Lys−
Lys−Lys−Tyr−Lys−Leu−Lys−H
is    (II)33−50位 Ile−Va l−Trp−Ala−Ser−Arg−
G l u−Le u−G l u−Ar g−Ph 
eAla−Va 1−Asn−Pro−Gly−Leu
−Leu                (II[)
51−84位 Glu−Thr−Ser−Glu−Gly−CYs−A
rg−Gln−Ile−Leu−Gly −Gln−L
eu−Gln−Pro−Ser−Leu−Gln−Th
r−Gly   Ser−GluGlu−Leu−Ar
g−Ser−Leu−Tyr−As  n−Th  r
−Va  I  −A  l  a−Th  rL e
 u                       
   (IV)114−131位 Ala−Gln−Gln−Ala−Ala−Ala−A
sp−Thr−Gly−His−Ser −Ser−G
ln  −Val−Ser−Gln−Asn−Tyr 
                      (V)
であり、配列の三次元的構成から派生するHIVp17
に対する抗体に対して免疫抗原性反応性が保存される限
り、該配列中に一個以上のアミノ酸を置換、削除または
添加してもよいそれらの類似物類を含む。更に、慣例に
より、左側においてN末端を開始し右側においてC末端
で完結させるペプチド式か与えられていると理解される
ものとする。
それによって限定することを意図するものではないが、
免疫抗原性の反応性を保持しながら互いに交換され得る
と期待される“保存”置換の種類には、例えばグリシン
(Gly、G)、アラニン(Ala、A)、プロリン(
Pro、P)、バリン(Val、V)、イソリューシン
(Ile、I)およびリューシン(Leu、L)を含む
非極性脂肪族中性アミノ酸の間での置換;セリン(Se
r。
S)、スレオニン(Th r、T) 、メチオニン(M
e t 、 M) 、システィン(Cys、C)、アス
パラギン(Asn、N)およびグルタミン(Gln、G
)を含む極性脂肪族中性アミノ酸の間での置換:アスパ
ラギン酸(Asp、D)およびグルタミンm(Glu、
E)を含む帯電した酸性アミノ酸の間での置換;リジン
(Lys、K)およびアルギニン(Arg、R)を含む
帯電した塩基性アミノ酸の間での置換:およびフェニル
アラニン(Phe、F)、ヒスチジン(His、H)、
トリプトファン(Trp、W)、およびチロシン(Ty
r、Y)を含む芳香族アミノ酸の間での置換が含まれ、
ここでは、カツフ内の3文字の群および単一文字は、各
々のアミノ酸に関する通常の3文字および単一文字フー
ドを示している。
より広い置換可能または交換可能なアミノr11類が、
前述した群と同様特に以下の群の中から一般にしばしは
見い出される: Asp、GluおよびHis ;Asn、Gln。
Ly s、およびArg;Asp、Glu、Lysおよ
びArg;Phe、His、Tyr、TrpAsp、G
lu、Ser、およびThr;Lysl 1e、Va 
I、Leu、Pro、およびArg;Ser、Thr、
Ala、Pro、およびVal;およびQly、Ala
、Pro、Asp、およびGlu、更1こ、脂肪族中性
非極性アミノ酸類の中での好適な置換には、GluとA
la、およびVal、IleとLeuが含まれる。Se
tとThrもまた交換可能なアミノ酸類の好適な群であ
る。
式C1)−(V)またはペプチドD(式■)のペプチド
類からアミノ酸を削除する場合、N−および/またはC
−末端に統いているアミノ酸から、好適にはN末端およ
びC末端の各々から対称的もしくはほとんど対称的に削
除を行なうことが望ましい。内部での削除の場合、これ
らは好適には5個以内、特に1または2個の如く3個未
満にすべきであり、そして多数の内部欠損の場合は、そ
れらは隣接したアミノ酸または非隣接アミノ酸からでも
よい。
同様に上記ペプチド類へのアミノ酸添加を行なう場合、
添加をN−および/またはC−末端に、好適にはN末端
およびC末端の各々に対称的にまt;はほとんど対称的
に行なうのが好ましい。このような添加は、全p17の
隣接するペプチドフラグメントからのアミノ酸と同じか
異なっていてもよい。しかしながら、内部添加もしばし
ば許容されるが、しかしこれを行なう場合、好適には5
個以内、特に3個またはそれ以下、例えばIまたは2個
に限定され、2個以上の内部アミノ酸を添加する場合、
それらは連続的に(即ち隣接するアミノ酸の間に)また
は非連続的に(即ち非隣接アミノ酸の間jこ)加えても
よい。
N−および/またはC−末端におけるアミノ酸添加また
は置換または削除はしばしば特に有益である、何故なら
ばそれらは種々の機能、例えば結合基、修飾基、同定基
(例えばラジオイムノアッセイなどのため)またはその
同等物、の作用を有し得るからである。このような置換
、添加および削除はしばしば、以下に示す液相もしくは
固相ペプチド合成1こよるなどの、特別なペプチドの合
成を簡単にさせ得る。
置換および添加の特別な例として、式(II)のベニ#
FA (HGP−32) 、式(II[)のペプチドB
 (HGP−18) 、および式(IV)のペプチドC
(HGP−34)における下記の修飾を実施して: ペプチドArc−末端Lys添加 ペプチドB:C−末端Thr添加 ペプチドC:Serによる56−Cys置換およびC−
末端Lys添加 上述した試験方法で用いた類似物を生成させた。
ペプチドD (HGP−30)において、Cys−86
がSetによって置換されている、即ち式() 本発明のペプチド類は、ペプチド類を合成するための通
常の方法によって製造できる;より詳細には、Acad
emic Press、 New York 、 U、
S 。
A、によって出版されたS chroderおよびL 
ubke著、The Peptides、第1巻(19
86)またはMaruzen Publishing 
Co、、 Ltd、によって出版されたI zumiy
a他著、5y他藩hesis of Peptides
などに記載されている方法、例えばアジド法、塩化物法
、酸無水物法、混合無水物法、DCC法、活性エステル
法(p−ニトロフェニルエステル法、N−ヒドロキシス
クシンイミドエステル法、シアノメチルエチルエステル
法など) 、Woodward 試薬Kを用いた方法、
カルボジイミダゾール法、酸化還元法、DCC/添加物
(HONB、HOBt。
HO5u)法などを用いて製造できる。同相および液相
合成の両方とも前述した方法に応用できる。
本発明のペプチド類は、続けた1つ1つ末端アミノ酸に
1flWのアミノ酸を縮合させることから成るいわゆる
段階法によるか、或いはいくつかの群に分けたフラグメ
ントを末端のアミノ酸に結合させることによって一般に
、通常のポリペプチド類を合成するだめの前述した方法
に従って製造される。より詳細には、例えば好適な同相
合成を用いる場合、C−待ったのアミノ酸がそのカルボ
キシル基を通して不溶の担体に対して結合させられる。
不溶の担体は、それが、反応性を示すカルボキシル基に
対する結合能力を有しそして段階的縮合−保護除去の反
応の試薬および反応条件に対して不活性である限り、特
に限定されるものではない。
上記不溶担体類の例には、クロロメチルレジン、特にク
ロロメチル−ポリスチレン−ジビニルベンゼンポリマー
、ブロモメチルレジン、などの如きハロゲノメチルレジ
ン類、ヒドロキシメチルレジン類、フェノール樹脂、第
三アルキルオキシカルボニルヒドラジド化レジン、架橋
したポリ−N−アクリリルピロリジン樹脂、などが含ま
れる。例えば、C−末端アミノ酸がアミド官能基、例え
ばアスパラギン(Asn)、即ちNH!−CH−C0O
H。
CH,・CONH2 を有しているポリペプチドの場合、ベンズヒドリルアミ
ン樹脂支持体を用いるのが匣利であり、これによってア
ミド官能基が樹脂支持体上に直接形成される。更に、特
に好適な具体例に従って、式(I)のペプチド類、およ
びC−末端のアミノ酸がアミド官能基を有する他のいず
れかのペプチドを製造するための同相合成方法は、発明
がここでは参考例としてその全体の中に入れられている
1986年4月8日出願の5u−5un  Wangの
共出願である共出願中の連続番号849.835中によ
り詳しく記載されているように、メチルベンズヒドリル
アミン樹脂を用いて行なわれる。
アミノ保護基を除去した後、つぎつぎに段階段階で合成
するため、反応性を示すアミノ基と反応性を示すカルボ
キシル基との縮合を通して、例えば一般式(I)〜(V
)によって示される所望のアミノ酸配列に従って、アミ
ノ基が保護されたアミノ酸をつぎつぎlこ結合させる。
完成した配列を合成した後、例えばHF、HBrまたは
他の開裂剤を用いて、タンパク質を製造するだめの不溶
担体から該ペプチドを遊離させる。
上記および下記の説明において、省略形は標準の通常の
体系的な命名法に従って、下記の意味を有する: Boc、t−ブチルオキシカルボニル;Bzl、ベンジ
ル、DCC,ジシクロへキシルカルボジイミド;z1ベ
ンジルオキシカルボニル、TFA。
トリフルオロ酢酸、およびC1z、2−クロロベンジル
オキシカルボニル。
特定の保護基が以下に示されているが、同等の通常の保
護基を用いる本技術の習得の範囲内である。技術者は容
易に、合成される特定のペプチドに関係なく、一定の一
般的条件が好適に選択されていることを、理解するであ
ろう。例えば、ペプチド合成に使用される各々のアミノ
酸のσ−アミン基は、活性を示すσ−アミン機能から生
じる副反応を防ぐために連成反応の間中保護されていな
ければならない。同様lこ、反応性を支援す側鎖官能基
(例えば、スルフヒドリル、ε−アミン、ヒドロキシル
、カルボキシル)を有するアミノ酸に関しては、上記官
能基はまた、該側鎖基を含有するアミノ酸との最初の連
成反応の間中および次のアミノ酸との達成反応の間中の
両方を通して保護する必要がある。適切な保護基は本技
術で公知である[例えばP rotective G 
roups in OrganicCheIIlist
ry、 (有機化学における保護基)M、Mc。
+nie、 Editor 、 Plenum Pre
ss、 N、Y、+  1973を参照] 特別な保護基を選択する場合、次の条件を観察する必要
かある:σ−アミン保護基は: (1)達成反応で用い
られる条件下で安定でありモしてσアミノ機能を不活性
にし、そして(2)達成反応後、側鎖保護基を除去する
こともなくまたはペプチド7ラグメントの構造を変える
こともない条件下で容易に除去されなければならない。
側、Ill#。
護基は; (1)達成反応によって用いられる条件下で
安定でありそして側鎖官能基を不活性にし、(2)a−
アミノ保護基の除去で用いられる条件下で安定であり、
そして(3)所望のアミノ酸配列が完成した後、ペプチ
ド鎖の構造、またはそこに含まれているキシル中心のい
ずれかのラセミ化を変化させることのない反応条件下で
容易に除去することのできるものでなくてはならない。
σアミノ機能に関する適切な保護基は、t−ブチルオキ
シカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(
Z)、ビフェニルイソブロピルオキシ力ルポニル、t−
アミルオキシカルボニル、インボルニルオキシカルボニ
ル、1.1−ジメチル−2,5−ジメトキシベンジルオ
キシカルボニル、0−ニトロフェニルスルフェニル、2
−シアノt−7’チルオキシカルボニル、9−フルオレ
ニルメチルオキンカルポニルなど、特にt−ブチルオキ
シカルボニル(Boc)である。
カルボキシル保護基の例として挙げられるのは、アルキ
ルエステル(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、t−ブチルなどのエステル類)、ベンジルエステル
、p−ニトロベンジルエステル、p−メトキンベンジル
エステル ジルエステル、ベンズヒドリルエステルえることのでき
るエステル生成基類、そしてカルボベンゾキシヒドラジ
ド、七−ブチルオキシカルボニルヒドラジド、トリチル
ヒドラジドなどを与えることのできるようなヒドラジド
生成基類である。
アルギニンのグアニジノ基を保護するための基として、
ニトロ、トシル(Tos)、p−メトキシベンゼンスル
ホニル ボルニルオキシカルボニル、アダマンチルオキシカルボ
ニルなどが挙げられる。グアニジノ基はまた酸との塩の
形で保護されてもよい(例えばベンゼンスルホン酸、ト
ル二′ンスルホン酸、塩酸、硫酸など)。
スレオニンのヒドロキシル基は、例えば公知のエステル
化もしくはエーテル化の方法によって保護されていても
よい。上記エステル化に適切な基の例として、低級アル
カノイル基(例えば、アセチル)、アロイル基(例えば
、ベンゾイル)、カルボン酸から誘導される基、例えば
ベンジルオキシカルボニル、エチルオキシカルボニルな
どが挙げられる。上記エーテル化に適切な基として、ベ
ンジル、テトラヒドロピラニル、t−ブチルなどが挙げ
られる。しかしながらスレオニンのヒドロキシル基は必
ずしも保護する必要はない。メチオニンはスルホキサイ
ドの形で保護されてもよい。
特別なアミノ酸のための他の好適な側鎖保護基として:
チロシンには:ベンジル、0−ブロモベンジルオキシカ
ルボニル(BrZ)、2.6−シクロロベンン゛ル、イ
ソプロピル、シクロヘキシル、シクロペ)チルおよびア
セチル;ヒスチジンには:ベンジル、ベンジルオキシカ
ルボニル、p−トルエンスルホニル、トリチルおよCf
2. 4−’;−1−トロフェニル(DNP); )リ
ブトファンには:ホルミルが含まれる。
固体の樹脂支持体へC−末端アミン三つを最初に結合さ
せるための典型的な方法として下記の概略が述べられる
。ベンズヒドリルアミンまたはメチルベンズヒドリルア
ミン樹脂に関しては、ジクロロメタ〉またはDMFのよ
うな溶媒、好適にはジクロロメタン中で約りO℃〜50
°C1好適には25℃の温度で約2〜24時間、好適に
は約12時間の達成反応を介在させたN,N’−ジシク
ロへキシルカルボジイミド(DCC)/l−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール(H B T)を用いて、(メチル
)ベンズヒドリルアミン樹脂にN−−Bocーアミノ酸
または同様に保護されたC末端アミノ酸を結合させる。
クロロメチルポリスチレンジビニルベンゼン型のレジン
に関してはニレジンへの固定は、約12〜48時間、好
適には約24時間、高温、例えば約40〜60℃、好適
には約50℃でクロロメチルレジンと一緒に、Nm−保
護アミノ酸、特にBoc−アミノ酸を、エタノール、ア
セトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF
)など中の、そのセシウム、テトラメチルアンモニウム
、トリエチルアンモニウム、4.5−ジアザピンクロー
[5.4.0] −ウンデセ−5−エンまたは同様物の
塩として反応させることによって行なわれる。
N“−保護基の除去は、例えばメチレンクロライド中の
t・リフルオロ酢酸の溶液、ジオキサン中の塩化水素、
酢酸中の塩化水素、または他の強酸溶液、好適にはジク
ロロメタン中50%のトリフルオロ酢酢、の存在下、周
囲温度近くで行なってもよい。連続した保護されたアミ
ノ酸の速成反応は、本技術でよく知られた自動ポリペプ
チド合成機中で行なうことができる。各々の保護された
アミノ酸は、好適には、約2.5モル以上の過剰量で用
いられ、そして速成反応は、ジクロロメタン、ジクロロ
メタン/DMF混合物、DMFなど中、特に塩化メチレ
ン中、周囲温度近くで行なわれてもよい。ペプチドを生
成させる縮合反応の目的で利用される公知の他の溶媒類
、例えばジメチルスルホキサイド、ピリジン、クロロホ
ルム、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、
N−メチルピロリドンなど、並びにそれらの適切な混合
物、も用いられる。
縮合/連成反応のための反応温度は、ペプチドを生成さ
せる縮合反応の目的のために利用される公知の範囲から
選択されてもよい。従って、これは通常約−40℃〜約
60°C1好適には約−20°C〜約Q ’Cであって
もよい。連成剤はジクロロメタン中の通常のDCCであ
るが、N、N’−ジイソプロピルカルボジイミドまたは
他のカルボジイミド単独、或いはHBTSN−ヒドロキ
シスクシンイミド、2−ヒドロキシイミノ−2−シアン
酢酸エチル、他のN−ヒドロキシイミド類またはオキシ
ム類の存在下であってもよい。二者択一的に、保護され
たアミノ酸の活性エステル類(例えば、p−ニトロフェ
ニル、ペンタフルオロフェニルなど)または対称無水物
類を使用してもよい。
速成反応、保護除去/開裂反応およびポリペプチド類の
誘導体類の調製は、適切には約−10’c〜+50℃、
最も好適には約20°〜25℃の温度で行なわれる。も
ちろん、いかなる特別な反応のための正確な温度も、基
質、試薬、溶媒などに依存しており、この全ては技術者
の習得の範囲内である。その後、充分に保護が除去され
たポリペプチドは、次の種類のいずれかまたは全てを利
用した一連のクロマトグラフィー段階:酢酸塩の形での
弱塩基樹脂(レジン)上でのイオン交換ニゲル浸透クロ
マトグラフィー、例えば5ephadexG25上:未
誘導のポリスチレン−ジビニルベンゼン上の疎水吸着ク
ロマトグラフィー(例えばAmberlite  XA
D);シリカゲル吸着クロマトグラフィー;イオン交換
クロマトグラフィー、例えば5ephadex、G−2
5上、或いは向流分布:高速液クロ(HPLC) 、特
に、オクチル−またはオクタデイシルシリルシリカを結
合させた相カラム充填を用いた逆相HPLC。
で精製されてもよい。
本発明に従う合成ペプチド類は上述した化学的調製方法
で製造でき、特に上述した固相ペプチド合成を高効率で
製造できるが、本技術でよく知られている遺伝子工学技
術によって、該新規なHIVp17ベブチドフラグメン
ト類またはその類似物類を製造することもまた本発明の
範囲内である。
従って、適切な酵素類および微生物類(例えば大腸菌の
ようなバクテリア)を用いて、所望のポリペプチドをコ
ード化するDNA配列を微生物のゲノム中に組み入れ、
それによって興味の持たれる特別なペプチドを、この微
生物に発現させることができる。
一度特別なペプチドが得られ精製されると、それは抗原
性免疫抗原を作り出すためにハブテンとして用いてもよ
く、そしてその抗原からHIVのp17ギヤグタンパク
質および同様のウィルスに対して特定の交叉反応性を有
しそしてエイズウィルスに対して無力化させる能力を有
する抗体が容易に大量および安定して得られる。従って
、特定の抗体を、エイズウィルスの再現を予防するため
の抗血清として用いることができる。例えば親和クロマ
トグラフィー中で使用するための担体にこれらの抗体を
結合させることによって、HIV中の免疫反応性タンパ
ク質の精製のために、これらの抗体を用いることができ
る。これらの抗体をまた、HIVレトロウィルスの異な
る菌株に関する免疫学的な種々の測定を行なう時の特定
の抗体として用いることができる。従って、本発明に従
う抗体は、エイズウィルスの血液血清中の存在を高い特
性で直接診断するために価値がある。
上述したように、HIVに対して無力化させる能力を有
する抗体が、本発明のp17ペプチドを用いて健康な普
通の患者または動物を免疫化させることによって得られ
る。しかしながら時折、例えば、抗体と結合したウィル
スが標的細胞中に浸透して入ることを容易にすることに
よって、特定のウィルスの7ラグメントに対する抗体が
実際上有害である場合がある。このような有害は抗体は
、実際、エイズウィルス、特に特定のエンベロー/タン
パク質類に対する抗体類、に関する文献中に示唆されて
いる。
従って、本発明のペプチド類に対していがなる有害な、
もしくは潜在的に有害な、抗体類もふるい分けすること
、並びに、望ましい抗体類を増加させること、が本発明
の重要な特徴である。望まれないペプチド類の除去およ
び/または望ましいペプチド類の精製もしくは富裕化は
、親和クロマトグラフィーの技術を用いて実施すること
ができる。本文中で用いられている親和クロマトグラフ
ィーは、抗原(例えば本発明のペプチド類または類似物
類)を不溶の基質に結合させた後、結合させた抗原が充
填されているカラムを通して免疫化させた被検者の血清
を通過させることから成っている。その後、適切な溶離
剤によって、望ましくない抗体を除去でき望ましい抗体
を増加させることができる。
ペプチド類を不溶基質に結合させるための技術および親
和クロマトグラフィーで用いられる溶離剤は本技術で知
られており、ペプチド類およびタンパク質類に適用され
る有効なこれらの方法のいずれかを用いることができる
。例えば、不溶基質にペプチドを結合させるための一つ
の好適な方法(シアノゲン臭化物で活性化されたS e
pharose4 B −−Pharmacia、 N
、J 、提供)に従って、該不溶基質は10−’M  
HCI(1グラム/200峠)を用いて活性化される。
活性化した基質は、結合反応用緩衝液(例えば0.1m
 NaHCO,,0,5M  NaCl、pH=8.0
)を用いて2回洗浄し、各々5mgのペプチド当り1グ
ラムのゲルを与えるのに充分な量の基質をゲルの形で分
割し、そして遠心分離管(例えば120Or、p、mで
)中でベレット化させる。連成させるべきペプチドを達
成反応用緩衝液中に溶解させ、遠心分離管に入れ40℃
で約8〜20時間ゆるやかに左右にゆする。ペプチドが
連成した基質(S epharose)を、酸性(例え
ば、0.1M  酢酸塩、IM  Nact、pH=8
.0)および塩基性(例えば、0.1M  重炭酸塩、
IM  NaC1,pH−8−0)緩衝液でそれぞれ3
回洗浄する。
被検者の抗血清からの望まれない抗体(結合したペプチ
ドに対する)の除去は、下記のように、S ephar
oseと結合したペプチドを用いて達成される: S 
epharoseペプチドコンプレックスをガラス製の
カラムに入れ、緩衝液中の抗血清(例えば燐酸塩で緩衝
させた食塩水−PBS、pH−7,4)10−をこのカ
ラムに加える。その後、このカラムをPBS緩衝液20
i112で洗浄し、溶離剤をltQづつに分割して集め
る。この溶離剤は、ペプチドIこ結合しない抗体を有し
ている。
逆に、もし結合したペプチドが所望の抗体を引き出すも
のである場合、即ち結合した抗体の富裕化がその目標で
あるように、例えばカラムを、o。
IMグリンン、緩衝液としてp H= 2 、で充填す
ることによって、結合した抗体の除去を行なってもよい
。その後、このカラムを20raQのPBS緩衝液で洗
浄し、そしてペプチドに対して結合しない所望の抗体を
入れる。溶離剤の中和を、各々の管に5012のIMト
リス=HCI、pH9,5を加えることによって行なう
p17ギヤグタンパク質の抗原性を表わすポリペプチド
類およびそれらから生じる抗体を、本質的にエイズウィ
ルスに対する抗体またはエイズウィルスの存在それぞれ
を検出するための診断方法に用いることができる。これ
らのポリペプチド類およびそれらの抗体類を、診断用器
具中に単独、或いは他のHr Vvc原および抗体のい
ずれかまたは全部と一緒に充填することができる。本発
明のポリペプチド類もしくは抗体類を単独、或いは他の
抗原もしくは抗体と一緒に用いるこれらの方法および道
具は、エイズに感染した保菌者に関する迅速かつ便利な
同定、並びにARCおよびエイズ病の過程を予測するこ
とを可能にする。エイズウィルスを検出するための典型
的なラジオイムノアッセイおよびEL I SAの簡単
な記述を以下に示す。
エイズウィルスを検出するためのラジオイムノアッセイ
:上述したように製造された、エイズウィルスのp17
ギヤグタンパク質の式(I)〜(V)のアミノ酸配列を
有する抗原性決定因子に対する抗体を、固相、例えば試
験管の内部、に固定する。上述したように製造されたエ
イズウィルスのp17ギヤグタンパク質の抗原性を表わ
し、そして放射性の沃素の如き放射性アイソトープで標
識をつけた、公知量のポリペプチド類と一緒に、患者の
血清のサンプルを試験管に入れる。患者の血清中のいか
なるエイズウィルスも(結合したギヤブタンパフ質を有
する)、結合した抗体との結合に関して、エイズウィル
スのp17ギヤグタンバク質の抗原性を表わす標識をつ
けたポリペプチドと競争する。過剰の液体を除去し、試
験管を洗浄しそして放射能の量を測定する。陽性の結果
、即ち患者の血清中にエイズウィルスが存在している、
ことが、試験管中に低い量の放射能が残存していること
によって示される。上述した同相RIAの代わりに、あ
る場合には液相RIAを用いることもより便利であり得
る。液相RIAの場合は、エイズウィルスを認識する抗
体類、例えば抗−ペプチド(I)、抗−ペプチド(■)
、抗−ペプチド(III)、などを固体相に固定しない
で、標識をつけた抗原性材料と競争させながら、液状の
相中で患者の血清との反応を起こさせる。抗体−抗原相
互作用コンプレックスは、その後、いずれかの適切な手
段lこよって検出され得る。例えば、不溶のビードに対
して結合させた一番目の抗体に対して反応性を示す二番
目の抗体(該一番目の抗体に対して生じる抗抗体である
が別の動物中のものなど)が、液相から該コンプレック
スを取り出すために用いられる。
エイズウィルスに対する抗体を検出するためのEL I
 SA :エイズウイルスのp17ギヤグタンパク質の
抗原性を表わす本発明に従って製造されたペプチドを、
微量滴定用プレートに塗布し、そしてこれに患者の血清
を加える。結合したペプチドと、該血清中に存在するエ
イズウィルスに対するいずれかのp17ギヤグ抗体との
間の相互作用を生じさせるための培養期間を置いた後、
このプレートを洗浄する。ペプチド全体、或いはプレー
ト上で酵素と結合させた同種のペプチド7ラグメント(
例えばいわゆる“サンドインチ″)であり得るp17ペ
プチドの調剤を加える。培養することによって、抗体と
抗原の反応を起こさせた後、このプレートを再び洗浄す
る。その後、酵素の基質を該微量滴定用プレートに加え
、該基質上で酵素が働くことができる期間培養し、そし
て最終的調剤の吸収を測定する。吸収に大、きな変化が
生じる場合、陽性の結果を示すことになる。
抗原を測定するための、上に一般的な概略を述べた、ラ
ジオイムノアッセイおよびEL I SAに関する詳細
は、本技術でよく知られている。
本発明のペプチド類は、ラジオイムノアッセイ(RI 
A)または酸素イムノアッセイ(E I A)、特に酵
素結合抗体免疫アッセイ(ELISA)において用いら
れる標識抗原として利用でき、ここに導入される放射性
物質は、1251 、 +311 、3 I(トリチウ
ム)、14cなどであり;種々の酵素試薬は、ペルオキ
シダーゼ(POX) 、キモトリプシノゲン、プロカル
ボキシペプチダーゼ、グリセルアルデヒド−3−ホスフ
ェートデヒドロゲナーゼ、アミラーゼ、ホスホリラーゼ
、D−N−アーゼ、P−アーゼ、β−ガラクトシダーゼ
、グルコース−6−ホスフェートヒドロゲナーゼ、オル
ニチンデカルボキシラーゼなどである。
上記の放射性物質の導入は通常の方法で行うことができ
る。例えば、放射性沃素12s Iの導入は、クロラミ
ンTを用いた酸化的沃素化方法(W、M。
HunterおよびF 、 C、Greenwood、
 Nature、  194、495  (1962)
、Biochem、  J、、  89.144 (1
963))、或いはBrochem、 J 。
133.529 (1973)に記載されているBof
ten −Humter試薬(1″SIで沃素化したp
−ヒドロキシフェニルピオン#N−ヒドロキシースクシ
ニミドエステル)を用いることで行われる。米国特許4
,264.571中の実施例2などを参照。
より詳細には、本方法は、適当な溶媒、例えば0.2M
燐酸塩緩衡溶液(pH7,4)中、クロラミンTの存在
下室温近くで約10〜30秒間で実施することができる
。チロシン1分子当りl原子の放射性沃素を導入する場
合、ペプチド中に含まれるチロシンnmol当り約1m
ciの放射性沃素およびペプチド中に含まれるチロシン
nmol当り10〜100 nmolのクロラミンTの
比率で、ペプチド、放射性沃素125およびクロラミン
Tを用い、そしてチロシン1分子当り21個の放射性沃
素原子を導入する場合、ペプチド中に含まれるチロシン
nmo l当り約211C1の放射性沃素およびペプチ
ド中に含まれるチaシンnmol当りl O〜l 00
nmolのクロラミンTの比率で用いる。このように調
製された、放射性沃素で標識されたペプチド類は、通常
の分離技術、例えば抽出、分配、カラムクロマトグラフ
ィー、透析などによって反応混合物から単離され精製さ
れ得る。このようにして得られたペプチド類は、望まれ
るならば、凍結乾燥後保存することができる。
Tyrがアミノ酸配列中に含まれている式(II)また
は(V)のペプチドの場合、またはTyrが添加されて
いるかまたはそれで置換されている式(III)または
(IV)のペプチド類似物の場合、例えば米国特許だい
4,339.427の実施例3bに記載されている方法
などのように、Tyr中に1311を直接組み入れるこ
とができる。
通常の達成方法、例えばB 、 F 、 E rlan
gerらの方法(Acta  Endocrinol、
 5upp1.、168.206(1972))、th
e  M、 H,Karolらの方法(Proc、 N
atl、 Acd、 Sci、 U、 S、 A−。
57 713 (1967))などのような公知の方法
で、酵素試薬を導入することができる。即ち、2〜5時
間室温近くでNa1Oaのような酸化剤の存在下、4〜
6のpHを有する緩衝液、例えば1mMの酢酸塩緩衝液
(pH4,4)、中でペプチドと酵素とを反応させ、続
いてNaBH,またはその類似物によって還元を行なう
。酵素はペプチド1モル当り1〜3モルの量で用いられ
る。酸化剤はペプチド1モル当り約100〜約300モ
ルの量で用いられ、還元剤は酸化剤1モル当り約1〜約
2モルの量で用いるのが好ましい。このようにして得ら
れた、酵素で標識されたペプチドを、放射性沃素で標識
をつけたペプチドの場合に用いた方法と同様にして、単
離、精製および保存することができる。
ポリペプチド類、即ち約50個未満のアミノ酸を有する
ペプチド類、は一般に相当する抗体の生産を直接的j、
:lI発しないことは本技術で認識されている。この理
由のためポリペプチド抗原を、ハプテンとして、ハプテ
ン担体と結合させるか連結させることが通常行われてお
り、このハプテン担体を、これ以後、回収を容易にする
ため充分に高い滴定量で特定の抗体の生産を誘発するだ
めの“免疫抗原性担体材料″と呼ぶ。本発明において、
ハプテンとして、免疫抗原担体材料に対して結合させた
H I Vpl 7ギヤグペプチド類(類似物を含む)
が−収約に好適であるが、特に少なくとも約26個のア
ミノ酸を有するペプチド類に関して、該ペプチド類をワ
クチンとして、或いは特定の抗体生産における免疫抗原
性抗原として、並びにもちろん本発明の診断用の観点に
おける免疫抗原性抗原として直接用いることも、本発明
の範囲内である。更にその上、該新規なペプチド類のい
ずれかをその“ポリマー”の形として、例えばグイマト
リマーまたはオリゴマー、即ち該合成ペプチドのアミド
酸を含有する繰り返し配列として用いることも本発明の
範囲内である。従って、合成ペプチド類は、繰り返す配
列が“担体”および免疫学的活性部位の両方の働きを有
するように、2債もしくはそれ以上の繰り返し単位から
成る鎖を構成させるために、該ペプチド類を重合させる
ことができる。
この後、ハプテン類として本発明のペプチドを用いる免
疫抗原性抗原類の製造方法を詳しく説明する。
上述の抗原を、本発明のペプチド類をハプテンとして用
い、そして該ペプチドと、適切な免疫抗原性担体材料と
を、ハブテン担体結合剤の存在下、反応させることによ
って調製される。この場合、抗原の調製に通常用いられ
る高分子量を有する天然および合成タンパク質を、ハプ
テン類に対して結合する担体として広く用いることがで
きる。その上、ワクチン(tufsin ;ある種のテ
トラペプチド)、ワクチンの類似物、ムラミルジペプチ
ド類およびそれらの類似物のごときより小さいペプチド
類または分子を、“免疫抗原性担体材料″として同様に
作用させることができる。
ここで用いる言葉“免疫抗原性担体材料”は、宿主動物
中に免疫抗原性応答を、単独で、誘発する特性を有して
おり、ポリペプチド中の遊離カルボキシル、アミノまた
はヒドロキシル基と免疫抗原性担体材料上の相当する基
との間でのペプチドもしくはエステル結合の生成を通し
て直接が、或いは二者択一的に通常の二官能結合基を通
しての結合によって、ポリペプチドに対して共有結合的
に結合できる材料が含まれることを意味している。
上記担体の例には、動物の血清のアルブミン、例えばウ
マの血清アルブミン、ウシの血清アルブミン、ラビット
の血清アルブミン、ヒトの血清アルブミン、ヒツジの血
清アルブミンなど;動物の血清のグロブリン、例えばウ
マの血清グロブリン、ウシの血清グロブリン、ラビット
の血清グロブリン、ヒトの血清グロブリン、ヒツジの血
清グロブリンなど:動物のチログロブリン、例えばウマ
のチログロブリン、ウシのチログロブリン、ラビットの
チログロブリン、ヒトのチログロブリン、ヒツジのチロ
グロブリンなど:動物のヘモグロブリン、例えばウマの
ヘモグロブリン、ウシのヘモグロブリン、ラビットのヘ
モグロブリン、ヒトのヘモグロブリン、ヒツジのヘモグ
ロブリンなど:動物のヘモシアニン、例えハK eyh
oleンタノハダイのヘモシアニン(KLH)など−回
虫から抽出したタンパク質(日本特許用*(OPI)番
号16゜414/81SJ、  Immun、、  l
 l l  260−268 (1973)、同書、、
122.302−308(1979)、同書、、98.
893−900 (1967)およびAm、 J 、 
Physiol、、 199.575−578 (19
60)に記載されているような回虫からの抽出物、また
はそれらの生成物):ポリリシン、ポリグルタミン酸、
リシン−グルタミン酸コポリマー類、リシンまたはオル
ニチンを含有しているコポリマー類などが含まれる。
最近、ジフテリアトキソイドまたは破傷風トキソイドを
免疫抗原性担体材料として用いてワクチン類が製造され
ており(Lepow、 M、 L、他藩J。
of  I nfeetious  Diseases
SVol、 150、No、 3、ベージ402−40
6 (1984);およびCoen  B euver
y、 E 、、他藩 1 nfectionand  
I mmunity  40、ページ39−45(Ap
ril  1983)を参照)、そしてこれらのトキソ
イド材料はまた、これに用いることができる。他の適切
な担体は、例えば米国特許4,575.495に記載さ
れており、ウィルス類、例えばワタシニアウイルス、有
機ポリマー類などが含まれる。
ハプテン担体結合剤としては、抗原の製造に通常用いら
れているものが広く用いられる。これらの薬剤の特定の
例として、チロシン、ヒスチジン、トリプトファンなど
を架橋させるためのジアゾニウム化分物類、例えばビス
ジアゾ化ベンジジン(BDB)など;アミノ基とアミノ
基を架橋するための脂肪族ジアルデヒド類、例えばC,
−C,アルカナール類、例えばグリオキサール、マロネ
ジアルデヒド、スクシンアルデヒド、アジプアルデドな
ど:チオール基とチオール基を架橋させるためのシマレ
イミド化合物類、例えばN、N’−o−フェニレンシア
マレイミド、N、N−m−フェニレンジマレイミドなど
;チオール基とアミノ基を架橋させるためのマレイミド
カルボキシル−N−ヒドロキシスクシニミドエステル類
、例えばメタマレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシス
クシニミドエステル、4−(マレイミドメチル)−シク
ロヘキサン−1−力ルポキシルーN′−ヒドロキシスク
シニミドエステルなど;アミノ基とカルボキシル基とか
らアミド結合が形成される通常のベブラド結合生成反応
で用いられる薬剤類、例えばカッ1ポジイミド類の如き
脱水および縮合剤、例えばトN′−ジシクロへキシルカ
ルボジイミド、N−エチル−N′−ジメチルアミノ−カ
ルボジイミド、l−エチル−3−ジイソプロビルアミノ
ー力ルオジイミド、1−シクロヘキシル−3−(2−モ
ルホリニル−4−エチル)−カルボジイミドなど力(含
まれる。前述のハプテン−担体結合剤として、ジアゾニ
ウムアリールカルポン911.Mえばp−ジアゾニウム
フェニル酢酸などを、通常のペプチド結合を生成する薬
剤、例えば上述した脱水および縮合剤類と一緒に用いる
こともできる。
酸性ペプチドの免疫抗原性担体材料への共有結合反応は
、本技術でよく知られた方法で行なわれる。従って例え
ば、直接的共有結合反応に関しては、結合剤としてカル
ボジイミド、最も好適にはジシクロへキシルカルボジイ
ミドまたはI−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミドを用いることができる。上記の直
接的達成反応においては、この段階で若干酸性の反応媒
体、例えば約3〜6.5の範囲のpHを有する媒体、最
も好適には約4〜6.5の範囲のpHを有する媒体を用
いるのが望ましい。
中性またはアルカリ性のペプチド類をハプテンとして用
いて抗原を調製するための達成反応は同様の方法で行な
われ得るが、しかし約0℃〜40°C1好適には室温近
くで、7〜10のpHを有する水溶液もしくは通常の緩
衝液、好適には8〜9のpHを有する緩衝液中で行なわ
れる。この反応は一般に、約1〜約24時間、好適には
3〜5時間以内に完結する。上記の方法で用いるられる
緩衝液の代表的な例には: 0.2M水酸化ナトリウム−0,2Mホウ酸−〇、2M
塩化カルウム緩衝液; 0.2M炭酸ナトリウム−0,2Mホウ酸−0,2M塩
化カリウム緩衝液; 0.05Mテトラホウ酸ナトリウムー0.2Mホウ酸−
(105M塩化ナトリウム緩衝液:0.1M燐酸二水素
カリウム−0,05Mテトラホウ酸ナトリウム緩衝液; が含まれる。
上述中、ハプテン、ハプテン−担体結合剤および担体の
比率は適当に決定されるが、しかし担体は、ハプテンの
約1〜約6倍、好適には約1〜約5倍の重量で用いられ
、そしてハゲテン−担体結合剤は、ハプテンの約5〜約
1Of#モルの量で用いられる。上記の反応によって、
ペプチド−担体コンプレックスから成る所望の抗原を得
るためハプテン−担体結合剤を通して担体をハプテンに
対して結合させる。
反応が完結した後、このようにして得られた抗原は、透
析方法、ゲル濾過方法、分別沈澱方法などによって容易
に単離でき精製することができる。
このようにして得られた抗原は、タンパク質1モル当り
平均で5〜60モルのペプチドがそれに結合し、そして
引き続いて、抗原に対して高い特性を有する抗体を製造
することを可能にする。特に、タンパク質1モル当り平
均で5〜20モル、好適には8〜15モルの量で、ペプ
チドが結合している抗原が好ましい、何故ならばそれら
は高い特性を有しており、そして高い活性と感度を有す
る抗体を得ることを可能にするからである。
該抗原を用いた抗体の製造は、上述した抗原を、好適に
は抗原性補強剤を用いて、哺乳動物に投与し、それによ
って生体内で所望の抗体を生じさせ、そしてその抗体を
採取することによって行なわれる。ある期間繰り返して
注射することによって改良された滴定量を得ることがで
きる。
抗原性補強剤として、例えばミ8ウバン、Freund
の抗原性補強剤(完全または不完全) 、 Mon。
m1deA 271またはスクアレンの如き限定した精
製された油類、バクテリアの抽出物(例えばRIBl)
、リポゾーム類、lSC0M5などが挙げられる。
抗体製造用として供給される哺乳動物に対して特別な制
限がない場合、ラビットまたはモルモットの使用が一般
に好適であるが、ウマ、ヤギ・ブタ、ラット、ウシ、ヒ
ツジなども使用できる。杭体の製造I:おいて、上述し
たようIこ得られた抗原の一定量を生理的食塩溶液で希
釈して適切な濃度にし、そして得られた希釈液を完全F
 reundの抗原性補強剤と混合して懸濁液を得る。
この懸濁液を哺乳動物に投与する。例えば、前述した懸
濁液をラビットに皮下注射する(抗原の量として0゜1
〜5mg/1回)。その後、該懸濁液を、2〜10ケ月
、好適には4〜6ケ月間、2週間毎に投与して免疫化を
行なう。最終投与から1〜2週間過ぎた後、免疫化した
動物から血液を採取し、そしてその血液を遠心分離し血
液から血清を単離することによって、抗体の採取を行な
う。この方法に従って、エイズウィルスの抗原性の決定
因子、特にp17ギヤグタンパク質、と選択的にコンプ
レックスを作る抗体が採取され、エイズの危険性がある
か(例えばホモ、ハイチト、静脈注射薬使用者など)、
エイズウィルスにさらされたか、エイズまたはARCの
症状に苦しむ患者を免疫化するだめの抗血清剤として使
用できる。二者択一的に、該抗体は、RIA、ELIS
Aなどを用いて、エイズを生じさせ得るHIV、特にH
IV−1およびまたHIV−2、の公知の菌株の実質的
ないずれかを試験分析するために用いられる。例えば血
清学的試験分析に用いられる場合、RIAで用いるため
の放射性アイソトープ、或いは通常用いられモしてEL
ISA、蛍光イムノアッセイ(FIA)などで用いるこ
とのできる酵素または蛍光物質類で、本発明の抗体類に
標識をつけることができる。更に、本発明の抗体類は、
それを通常の不溶化剤と反応させることによって不溶に
することができる。
従って本発明は、抗原性p17ギヤグペプチド類および
それらの混合物類(それらの類似物を含む)を提供する
ものであり、これはエイズウィルスを無力化するだめの
強力なワクチンを提供するものである。従って、本発明
のワクチンは、エイズの危険性があるかまたはエイズウ
ィルスにさらされた患者を免疫化するためか、或いはエ
イズ関連コンプレックスまたは明白なエイズ患者を治療
するために用いられる。
ワクチンとして用いられる場合、本ワクチンは筋肉注射
、非経口、経口または皮下注射によって最も便利に宿主
に導入することができる。宿主に受は入れられ、そして
宿主にいかなる副作用も与えずそしてワクチンに対して
いかなる悪影響も与えない通常の液状または固体の賦形
剤のいずれかを用いてもよい。生理的pHs例えばpH
6,8〜7.2、好適にはpH7、の燐酸塩の緩衝液を
用いた食塩水(PBS)を、単独もしくは適切な抗原性
補強剤と共に担体として用いることができる。
免疫抗原性抗原の濃度は、一般に約0.25〜11例え
ば約0.5mQの容積の溶媒中、注射当り約50〜20
0/7g、例えば約100μgで変化させ得る。最初の
注射の後、複数の注射が必要とされ、複数の注射を行な
う場合は約2〜14日、例えば約7日間の間隔で与えら
れる。
宿主への投与が免疫抗原性の抗原性ペプチドかせ成る、
上述した活性免疫化の代替きして、宿主と同じ種の異な
る個体中で生じた抗体も使用できるが、通常は、該宿主
とは異なる種の中で生じた本発明の抗エイズウイルス抗
体を宿主に直接投与することも可能である。このような
消極的な免疫化抗血清の場合、積極的な免疫化方法に関
して記述したものと一般的に同じ様式の投与および同種
の担体および同じ服用割合かまたはそれ以上の服用比率
でも、用いることができる。例えば、l。
5グラムはどの量の、ネズミの単クローン抗体を、静脈
注入によってゆ7〈りと(例えば約6時間)投与するこ
とができる。
これに関して特に重要なことは、式(I)〜(VT)の
個々の7ラグメントまたは部分またはHI Vpl 7
の免疫優性エピトープ類を保持しているそれらの類似物
を用いて、望まれない潜在的に有害な抗体類を単離しそ
して除去するか、或いはHIVに対する望ましい(例え
ば無力化させる〕抗体を単離しそして増加させる能力で
ある。従って上述されるように、いかなる望まれない抗
体類も除去しおよび/または望ましい有害な抗体類を増
加させるため親和クロマトグラフィーを用いて、血清中
に保護的抗体類を存在させるように、H【■に感染して
いるが健康な個人(または、本発明に従いそして無傷の
HI Vpl 7の免疫優性エピドーグ類を含むペプチ
ド7ラグメントで予め予防接種した未感染の普通の個人
)からの血清を、本発明のペプチド類を用いて処理する
ことが可能になる。
更にもう一つの代替具体例は、本発明のペプチド類のい
ずれか一つに対する単クローン抗体に対して生じる抗イ
デオタイプの抗体を基とするワクチンおよび免疫化方法
である。単クローン抗体に対して生じる抗免疫グロブリ
ン血清は、“抗−イデオタイプ血清として定義され、そ
して誘発させる抗体の種々の領域を認識し、そして結合
する部位の方に向かう。結合する部位の方に向かうこの
抗−イデオタイプ抗体は、実際、元の抗原の代わりとな
り得る。従って、古典的免疫化プロトコルと同じかそれ
以上の有効性でもつと免疫化しそしてp17ギヤグペプ
チド7ラグメント類に対して抗体を生じさせるこのメカ
ニズムを用いることも可能である。
本発明に従う代表的なペプチド類の合成を下記の実施例
によってここに示す。
実施例1−ペプチドB (51−Ty r)の製造Il
e−Val−Trp−Ala−Ser−A r g −
G 1 u −L e u −G 1 u −A r 
g−Phe−Ala−Va 1−A5n−Pro−Gl
y−Leu−Leu−Tyr 1000112のペプチド合成用7ラスコ中にBoc−
Ty r (B rZ)−0CH2−C,H4−レジン
(2,Oj ; 0.9mmol)を入れ、各々ノサイ
クルが: 1、cH2c1.で3回洗浄、 2.50%T F A (CHt Cl x中)で予備
洗浄、3.50%TFA中で30分間撹拌、 4、CH2Cl2で3回洗浄、 5.10%トリブチルアミン(BusN)(CH,C1
ff1中)で予備洗浄、 6.10%BusN中で3分間撹拌、 7、CH2Cl2で3回洗浄、 8、CH2Cl、中、各々2 、7 mmolのBoc
−Leu(0,67&)およびDec (0,5567)と−緒に60分間撹拌、9、CH,C
I□で1回洗浄 10、CHxClx中の50%イソプロピルアルコール
(i−PrOH)で2回洗浄、 11、cH,C1,で3回洗浄、 13、レジンのニンヒドリン反応をチエツク;陽性なら
ばステップ8〜13を繰り返し;もし陰性ならば次のサ
イクルに進む、 の計画(各々のステップで20倍の容積の溶媒または試
薬を用いた)に従って、固相合成を開始させた。
ステップ8において、1度に1つ、逐次的に下記のBo
c−アミノ酸: Boc−Leu、Boa−Gly、Boc −AsnS
Boc−Va I、Boc−Ala。
Boc−PhelBoc−Arg (Tos)、Boc
−Glu (OBz l)、Boc、−Leu。
Boc−Glu (OBZI)、Boc−Arg(To
 s) 、Boc−5e r (Bz I) 、Boc
−Ala%130C−Trp、 Boc−Va I、お
よびBoc−Ile を用いて、合成サイクルを繰り返した。
その後、゛保護を除きモしてレジンからペプチドを開裂
させるため、完成したレジン、即ちBoa−I 1e−
Val−Trp−Ala−Ser (Bz I)−Ar
g (Tos)−Glu (OBz 1)−Leu−G
lu (OBz 1)−Arg (Tos)−Phe−
Ala−Va 1−A5n−Pro−Gly−Leu−
Leu−Tyr (BrZ)−QCH!−C4H6−レ
ジンを、無水のHF (0℃、45分間)で処理した。
保護されたレジン1.02から、0.339の粗ペプチ
ドが得られた。この粗材群の一部(0,167)を手製
造型HP L C(Hamilton PRP−12−
15X25c+eカラム;p H4、燐酸カリウム緩衝
液、23%/28%アセトニトリル)を用いて精製して
、18m、?の所望のレジンを得た。分析用HPLCに
よって、これが等質であることが示された。
アミノ酸分析値Asp s  l 、l O; S e
 r s1.10;Glu、2−04;Pro、0−9
3;Gly、1.08;Ala、1.85;Val。
1.63;Ile、0.86;Leu、3.00;Ty
r、0.93;Phe、0.94;Trp。
0.64(酸加水分解) ; A r g、  l 、
94゜実施例2−91〜100位におけるペプチド(■
′)r 1e−Glu−Ile−Lys−Asp−Th
r−Lys−Glu−Ala−Leuペプチド合成用フ
ラスコ中にBoc−Leu−OCH,−C,H,−レジ
ン(1、Oj? ; 0.5 mmol)を入れ、サイ
クル当り1個のアミノ酸誘導体で、下記のBOCアミノ
酸(各々]、5mmol) :BOC−Ala、Boc
−Glu (OBz l)、Boc−Lys (Clz
)、Boc−Thr (Bz I)、Boc−Asp 
(OBz I)、BocLys (C1z))、Boc
−Ile、Boc−Glu(OBzl)およびBoc−
Ileをレジン上のペプチド鎖に逐次連成させ、実施例
1中に上述した計画に従って、固相ペプチド合成のサイ
クルを実施した。
そして1.72の完成したレジン、即ちBoc−Ile
−Glu (OBzl)−Ile−Lys(CI z)
 −As p (OBz l) −Th’ r (Bz
l) −Ly s (CI z) −Gl u (OB
z I) −A I a  L e u  0CH2C
aHs−レジンを得た。この材料の一部(0,88I)
をその後θ℃で45分間無水HFで処理し、そして更に
処理して0.271の粗ペプチドを得た。HPLCによ
って38m2のこの粗ペプチドを精製して、20m1の
所望のペプチドを得た。分析用HPLCによってこれが
等質であることが示された。
アミノ酸分析値Asps  l −00; Th r。
0691、G)u、2−08;Ala、0.90 ;1
 ] e s  I −92+ L e u s  I
 、08 + L y S N2.00゜ 実施例3−ペプチドEの製造(Ala−HGP−17) A I a−G I n−A I a−A I a−A
s p −Th r−G I y−Hi 5−5e r
−5e r −Gln−Val−Ser−Gln−As
nyr ペプチド合成用フラスコ中にBoc−Tyr(B r 
Z )  OCHz  Ca Ha−レジン(1−0,
?;0 、5 mmol)を入れ、サイクル当り1個の
アミノ酸誘導体で、下記のBOCアミノ酸(各々l 、
 5 mmol):Boc−Asn、Boc−GlnS
Boc −5e r (Bz l) 、Boc−Va 
l、Boc−Gln、Boc−Ser (Bzl)、B
ocSer (BZI)% Boc−His (DNP
)、Boc−Gly、Boc−Thr (Bzl)、B
oc−Asp (OBzl)、Boc−Ala。
Boc−Ala、Boc−Glns Boc−Glnお
よびBoc−Alaをレジン上の成長するペプチド鎖に
逐次連成させ、実施例1中に上述した計画に従って、固
相ペプチド合成のサイクルを実施した。
そして1.95Liの完成したレジン、即ちBoc−A
la−Gln−Gln−Ala−AI、aAla−As
p(OBzl)  Thr(Bzl)−G ] y−H
i s (DNP) −5e t (Bz 1)Set
  (Bzl)   Gln−Val−Ser(Bz 
 I)−Gln−Asn−Tyr  (BrZ)−OC
Hz  C* H4−レジンを得た。このペプチドのヒ
スチジン残基からDNP基を除去するため1時間DMF
中のチオフェノールで最初に処理し、次に開裂および保
護を除くためにQ ’Oで45分間無水HFと一緒に撹
拌した。この反応物を処理して360m7の粗ペプチド
を得た。この粗ペプチドの一部をHPLCを用いて精製
して、分析用HPLCで分析してほとんど等質である材
料が得られた(ゆっくりと移動する少量の重要でない不
純物と一緒)。
アミノ酸分析値As ps 2.10 ; Th r。
1.01;Ser、2.89;Glu、3.91;al
ys  1.07;Ala、4.05;Val。
1.09;Thr、1−07;His、0−81゜Gl
u−Thr−Ser−Glu−Gly −Se  t−
Arg−Gln−I  Ie−Leu −Gly−Gl
n−Leu−Gln−Pr。
Ser−Leu−Gln−Thr−Gly −5e  
r−Glu−Glu−Leu−ArgSer−Leu−
Tyr−Asn−Thr  −Va  1−Ala−T
hr−Leu−Lysペプチド合成用フラスコ中にBo
a−Lys(Cr z)−0CH,−’CsH,−レジ
ン(0,7,9;0 、35 mmol)を入れ、1度
に1個下記のBOCアミノ酸(各々] 、 l mmo
f) :Boc−Leu、Boa−Th r (Bz 
I)、Boc−Ala、Boc−Va I、Boc−T
hr (Bzl)、Boc−Asn、Boc−Tyr 
(BrZ)、Boc−LeulBocSe r (Bz
 I) 、Boa−Arg (To s)、Boc−L
eus Boc−Glu (OBz I)、Boc−G
lu (OBz I)、Boa−Ser(Bz l)、
Boc−Gly、Boc−Thr(Bz l) 、Bo
c−Gln、Boa−Leu。
Boc−Ser (BZI)、BOC−Pro、Boc
−Gln%Boc−Leu%BoCGln、  Boc
−Glyl Boc−Leu。
Boc−Ile% Boc−Gln% Boc −Ar
g  (Tos)、Boc−Ser  (Bz  l)
、Boc−GIy%  Bo c−Glu  (OBz
  I) 、Boc−Ser  (Bzl)、Boc−
Thr(Bzl)およびBoc−Glu (OBz I
)をレジン上のペプチド鎖に逐次連成させ、実施例1中
に上述した計画に従って、固相ペプチド合成のサイクル
を実施した。
そして1.281の完成したレジン、即ちBoc−G 
I u (OBz I) −Th r(Bz I)−5
e t(Bz I)−Glu (OBz I)−Gly
−Ser(Bz I)−Arg (Tos)−Gln−
Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Gln−P
ro−Ser (Bzl)−Leu−Gln−Th r
 (Bz I)−Gly−5e r (Bz l)−G
lu(OBzl)−Glu(OBzl)−Leu−Ar
g (Tos)−Ser (Bz 1)−Leu−Th
r (BrZ)−Asn−Thr (Bz I)−Va
l−Ala−Thr(Bzl)  Leu−Ly s 
(CI z)−0CH,−C,H,−レジンヲ得た。H
F開裂および保護の除去を行なって457m1の粗ペプ
チドを得た。HPLCで精製して31りの所望のペプチ
ドを得た。分析用HPLCで分析して、この生成物は等
質であることが見い出された。
アミノ酸分析値A S I) %  1−00 ; T
 h r 、 4 。
15 ; Se r、4.32 ;Gl u、7138
 ; Pr010.76 ;Gly、3−02 ;Al
a、0.9Q;Val、0.95 ; I Ie、0.
85 ;Leu。
5.99 ;Tyrl 0.97 ;Lys、0.98
 ;Arg、1.95゜ 実施例5−ペプチドAの製造(33−Lys)Gly−
Ala−Arg−Ala−Ser−Val−Leu−S
er−Gly−Gay−Glu−Leu−Asp−Ar
g−Trp−Glu−Lys−Ile−Arg−Leu
−Arg−Pro−Gly−Gly−Lys−Ly 5
−Ly 5−Ty r−Ly 5−Leu −Lys−
Hi 5−Lys ペプチド合成用フラスコ中にBoc−LysCCI z
)−PAM−レジン(1,Oj ; 0.32mmoI
)を入れ、サイクル当り1個のアミノ酸誘導体で、下記
のBOCアミノ酸(各々1.Ommol):Boa−H
is (DNP)、BoC−Lys(CIZ)、Boc
−LeuSBoc−Lys(CIZ)、Boa−Tyr
 (BrZ)、Boc−Lys (CIZ)、BoC−
Lys (CIZ)、Boc−Lys (CIZ)、B
oc−GlysBoc−Gly、Boc−Pro、Bo
c −Arg (Tos)、Boa−Leu、IBoa
−Arg  (Tos)  、  Boc  −夏 1
e、   Boc  −Lys (CIZ)、Boa−
Glu (OBzl)、Boc−Trp (For)、
Boc−Arg(Tos)、Boa−Asp−(OBz
l)、Boc−Leu、Boc−Glu (OBz I
)、Boc−Gly、Boa−G17% Boc−Se
 r (Bz l)、Boc−LeuSBoc−Val
、Boc−Ser (Bzl)、Boc−Ala、Bo
c−Arg (Tos)、Boc−A I a 8よび
Boc−Glyをレジン上の成長するペプチド鎖に逐次
連成させ、実施例1中に上述した計画に従って、固相ペ
プチド合成のサイクルを実施した。
そして2.231の完成したレジン、即ちBoc−Gl
y−Ala−Arg (Tos)−Ala −5e r
 (Bz l) −Va 1−Le u−Se t(B
zl)−Gly−Gly−Glu (OBzl)Leu
−Asp (OBz l)−Arg (Tos)−Tr
p (For)−Glu (OBzl)=Lys (C
IZ)−Ile−Arg (Tos)−Leu−Arg
 (Tos)−Pro−Gly−Gly−Lys (C
IZ)−Lys (CIZ)−Lys (CIZ)−T
rp (BrZ)−Lys(CtZ)−Leu−Lys
 (CIZ)  His(DNP)−Ly s (CI
 Z)−PAM−レジンが得られた。このペプチド上の
ヒスチジン残基からDNP保護基を除去するため1時間
DMF中のチオフェノールを用いて該ペプチドレジンを
処理した後、アニソール、ジメチルスルフィド、mクレ
ゾールおよびチオクレゾールの存在下無水HF(0°C
160分間)処理した。過剰のHFおよびジメチルスル
フィドを除去した後、新しいHFを加え、そしてこの混
合物を0℃で45分間反応させた。常法により処理して
580mjlの粗ペプチドを得た。分析用HPLCで分
析して、この材料は約り0%純度であった。これを、そ
れ以上の精製を行なうことなしに用いた。
アミノ酸分析値Asps  l −00; S e r
sl、45;Glu、1.82;Pro、0.61;G
ay、5.11 ;Aha、1.73 ;Va I、0
.85 ; I Ie、0.74 ;Leu、3.73
 ;Tyr、0.89;Trp、(酸加水分解、測定せ
ず);Lys、6.22 ;Hi s、0.58 ;A
 r gs 3−52゜ 本発明の主たる特徴および態様は以下のとおりである。
1、下記の配列: A 1a−G In−G In−A 1a−A 1a−
A 1a−Asp−Thr−G 1y−His −S 
er −S er−G In −Val−Ser−Gl
n−Asn−Tyr     (V)の一部か全体に相
当する配列を有する、約12〜約25個のアミノ酸を含
有するペプチド:該配列の三次元的立体配座から派生す
る、HIVp17に対する抗体への免疫反応性が保存さ
れる限り、該配列中にアミノ酸類を置換するか、削除す
るかまたは加えるかしたそれらの類似物類:および該ペ
プチド類の接合物類またはそれらの類似物類、から成る
群から選択された、HIVp17に対する抗体に対して
特定の免疫反応性を有するペプチド。
2、式(V)の18個のアミノ酸配列を有する上記第1
項記載のペプチド。
3、下記の配列: Gul−Thr−Ser−Glu−Gly−Cys−A
rg−G In−Ile−Leu−G 1y−G 1n
−Leu −Gln−Pro−Ser−Leu−Gln
−Thr−Gly−S er−G 1u−G Iu−L
 eu−A rg −S erL eu−Tyr−As
n−Thr−Val−A 1a−Thr−Leu   
            (IV)の一部か全体に相当
する配列を有する、約28〜約42個のアミノ酸を含有
するペプチド:該配列の三次元的立体配座から派生する
、HIVp17に対する抗体への免疫反応性が保存され
る限り、該配列中にアミノ酸類を置換するか、削除する
かまたは加えるかしたそれらの類似物類;および該ペプ
チド類の接合物類またはそれらの類似物類、から成る群
から選択された、HIVp17に対する抗体に対して特
定の免疫反応性を有するペプチド。
4、式(IV)の34個のアミノ酸配列を有する上記第
3項記載のペプチド。
5、式: %式% を有する上記第4項記載のペプチド。
6、下記の配列: r le−Val−Trp−Ala−Ser−Arg−
Glu−L eu−G lu−Arg−P he−A 
1a−Val−Asn−P ro−G 1y−Leu−
Leu     (Ill)の一部か全体に相当する配
列を有する、約14〜約27個のアミノ酸を含有するペ
プチド;該配列の三次元的立体配座から派生する、HI
Vp17に対する抗体への免疫反応性が保存される限り
、該配列中にアミノ酸類を置換するか、削除するかまた
は加えるかしたそれらの類似物類:および該ペプチド類
の接合物類またはそれらの類似物類、から成る群から選
択された、HIVp17に対する抗体に対して特定の免
疫反応性を有するペプチド。
7、式(fir)の18(1のアミノ酸配列を有する上
記第6項記載のペプチド。
8、式: %式% を有する上記第7項記載のペプチド。
9、下記の配列: G 1y−A la−Arg−A 1a−Ser−Va
l−Leu−Ser−Gly−G ly−Glu−Le
u−Asp−Arg−Trp−G 1u−Lys−Il
e−Arg−Leu−Arg−P ro−G Iy−G
 Iy−Lys−L ys −Tyr−Lys−Leu
−Lys−His    (II)の一部か全体に相当
する配列を有する、約26〜約40個のアミノ酸を含有
するペプチド;該配列の三次元的立体配座から派生する
、HIVp17に対する抗体への免疫反応性が保存され
る限り、該配列中にアミノ酸類を置換するか、削除する
かまたは加えるかしたそれらの類似物類;および該ペプ
チド類の接合物類またはそれらの類似物類、から成る群
から選択された、HIVp17に対する抗体に対して特
定の免疫反応性を有するペプチド。
10、式(II)の32個のアミノ酸配列を有する上記
第9項記載のペプチド。
11、式: %式% を有する上記第10項記載のペプチド。
12、HIVp17に対する抗体に対して特定の免疫反
応性を有し、そして下記の配列:Ile  XlX5 
 Lys  Asp  Thr  Lys−G Iu 
−A la −L eu [式中、XlがGluまたはA sp、そしてX、がI
IgまたはValである] を含む10〜14個のアミノ酸を有するペプチド。
13、式: %式% を有する上記第12項記載のペプチド。
14、式: %式% を有する上記第12項記載のペプチド。
15、 (1)式(I’): Ile−X 、−X 2−L ys−Asp−Thr−
Lys−G 1u−A 1a−Leu−X 3−Lys
−Ile−G luG 1u−G 1u−G In−A
sn         (I ’)1式中、X1がAs
pまたはG 1u1X xがValまたはI le、そ
してX、がGluまたはAspである] の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約1
0〜約36個のアミノ酸を含有するペプチド; (2)式(n) Gly−Ala−Arg−Ala−Ser−Val−L
eu−Ser−G 1y−G 1y−G lu−Leu
−Asp−Arg−Trp−Glu−Lys−Ile−
Arg−Leu−Arg−P ro−G 1y−G 1
y−Lys−Lys−Lys−Tyr−Lys−Leu
−Lys−His−Ile(II) の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約2
6〜約40個のアミノ酸を含有するペプチド; (3)式(III): Val−Trp  Ala−Ser−Arg−Glu−
LeuG lu−Arg−Phe−A 1a−Val−
Asn −Pro−Gly−Leu−Leu−Glu−
Thr  (III)の配列の一部または全部に相当す
る配列を有する、約14〜約27個のアミノ酸を含有す
るペプチド; (4)式(IV): L eu−Gul−Thr−Ser−G Iu−G 1
y−Cys−A rg−G In−r 1e−L eu
−G 1y−G In −L eu−G In −P 
ro −S er−L eu−G In−Thr−G 
fy−Ser−G 1u−G Iu−Leu−Arg 
−Ser−Leu−Tyr−Asn−Thr−Val−
A 1a−Thr−Leu             
(IV)の配列の一部または全部に相当する配列を有す
る、約28〜約42個のアミノ酸を含有するペプチド; (5)式1) %式% () の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約1
2〜約25個のアミノ酸を含有するペプチド;該配列の
三次元的立体配座がら派生する、HIVPI7に対する
抗体への免疫反応性が保存される限り、上記配列中にア
ミノ酸類を置換するか、削除するかまたは加えるかした
これらのペプチド類の類似物類;および上記ペプチド類
の接合物類またはそれらの類似物類、から成る群から選
択された、HIVp17に対する抗体に対して特定の免
疫反応性を示す2つ以上のペプチドの混合物。
16、免疫抗原性担体材料に対して共有結合的に結合し
ている上記第1.4.7または10項のいずれか1項の
ペプチドから成る免疫抗原性抗原。
17、上記抗原に対する抗体の血清学的検出のために上
記ペプチドを標識するところの第16項記載の免疫抗原
性抗原。
18、上記第114.7または10項のいずれか1項記
載の抗原性ペプチドまたは第15項記載の2個以上の抗
原性ペプチドの混合物の治療学的有効量および薬学的に
有効な抗体から成る、後天性免疫不全症候群(エイズ)
(AIDS)またはエイズに関連したコンプレックス(
ARC)の予防又は治療において使用するためのワクチ
ン。
19、エイズウィルスにさらされたか、エイズの危険性
を有するかまたはエイズに感染している個人に対して、
L 4.7または10項のいずれか1項記載の抗原性ペ
プチドまたは上記第15項記載の2個以上の抗原性ペプ
チドの混合物の治療学的有効量から成る、後天性免疫不
全症候群(エイズ)に関係したウィルス血症を軽減させ
る方法。
20、体液の少なくとも一つのサンプルを第1.4.7
または10項記載のペプチド類の少なくともいずれか一
つのペプチド類、または第15項のペプチド類の混合物
t:接触させ、そして抗原−抗体の形成をラジオイムノ
アッセイ、酵素結合抗体免疫アッセイまたは間接免疫蛍
光法によって測定することから成る人間の患者の体液中
のエイズウィルスを検出する方法。
21、体液のサンプルを第15項記載のペプチド類の混
合物と接触させ、その後上記混合物中の各々のペプチド
に関して抗原−抗体コンプレックス形成を測定すること
から成る第20項記載の方法。
22、上記患者からの体液の複数のサンプルを各々のサ
ンダルに関して単一の異なる抗原性ペプチドと接触させ
その後各々のサンプルにおいて抗原−抗体コンプレック
スの形成を測定することから成る第20項の方法。
23、第1.4.7または10項にいずれか1項に従う
一つ以上のペプチド類または上記第6項記載のペプチド
類の混合物、並びに正常な動物の抗血清と酵素、標識を
つけた抗抗体抗血清および変色化示指薬を含む酵素検出
用EL I SA材料を塗布した多数のくぼみを有する
プレートが入っている区切られた囲いから成る、人の体
液中のHIVのp17タンパク質のエピトープ類を認識
する抗体検出用の診断用試験器具。
24、複数の、多数のウェルを有するプレートであり、
各々のプレートのウェルが上記ペプチド類の異なる一つ
で塗布されていることから成る第23項記載の診断用器
具。
25、上記多数のウェルを有するプレートのウェルが上
記ペプチド類の二個以上からなる混合物で塗布されてい
る第23項記載の診断用器具。
26、HIVに対する抗p17抗体に関して試験して陽
性であるがエイズまたはARCのいかなる症状も示して
いない個人から体液のサンプルを取り出し、 (1)式(I’): Ile−X r−X 2−Lys−Asp−Thr−L
ys −G 1u−A 1a−L eu−X 3−L 
ys −I 1e−G 1u−G 1u−G 1u−G
 1n−Asn      (I ’)[式中、X、が
AspまたはGlu、XsがValまたはI le、そ
してX、がGluまたはAspである] の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約1
0〜約36個のアミノ酸を含有するペプチド: (2)式(n) Gly−Ala−Arg−Ala−Ser−Val−L
eu−Ser−Gly−Gly−Glu−Leu−As
p−Arg−Trp−G 1u−Lys −I 1e−
Arg−Leu−Arg−Pro−Gly−Gly−L
ys−Lys −Lys−Tyr−Lys−Leu−L
ys−His(II) の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約2
6〜約40個のアミノ酸を含有するペプチド; (3)式(III): I 1e−Val−Trp−A la−Ser−Arg
−G Iu−Leu−G lu−Arg−Phe−A 
la 7Val −Asn−Pro−Gly−Leu−
Leu    (II)の配列の一部または全部に相当
する配列を有する、約14〜約27個のアミノ酸を含有
するペプチド; (4)式(IV): Gul−Thr−Ser−Glu−Gly  Cys−
Arg−G In−Ile −L eu−G ly −
G In −L eu −G In−P ro−Ser
−Leu−G In−Thr−G 1y−Ser−G 
1u−G lu−Leu−Arg−Ser −L eu
−Tyr−Asn−Thr−Val−A 1a−Thr
−Leu                 (IV)
の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約2
8〜約42個のアミノ酸を含有するペプチド; (5)式(V) A 1a−G In−G In−A 1a−A 1a−
A 1a−Asp−Thr−Gly−His−Ser−
Ser−Gln−Val−Ser−Gln−Asn−T
yr    (V)の配列の一部または全部に相当する
配列を有する、約12〜約25個のアミノ酸を含有する
ペプチド;該配列の三次元的立体配座から派生する、H
IVp17に対する抗体への免疫反応性が保存される限
り、上記配列中にアミノ酸類を置換するか、削除するか
または加えるかしたこれらのペプチド類の類似物類;お
よび上記ペプチド類の接合物類またはそれらの類似物類
、から成る群から選択された、1つ以上のペプチドから
なる免疫優性のエピトープ類に対する抗体の存在を測定
し、そしてエイズの進行に対して防御を与えない上記抗
体のいずれをも除去しおよび/またはエイズの進行に対
して防御を与える上記の抗体のいずれかのための血清を
増加させるため、上記個人からの体液の少なくとも一つ
のサンプルを親和クラマトグラフィーにかけること、か
ら成るエイズの処理における使用のために抗体を増加さ
せた血清を生じさせるための方法。
ダ、F5J面の紡単4社噌 図1は、HIVのp17ギヤグタンパク質に関する提案
した配向を示す図式的な図である。
図2は、HIV−1p17(株HB10)およびまl二
はH[V−2およびSIVに関するp17タンパク質の
主要アミノ酸配列を示すチャートである。
図3は、p17におけるペプチドの主要アミノ酸配列を
示すもう一つのチャートである。
図4は、天然Hr Vpl 7で免疫化させたラビツト
中の)(I vpi 7ベブチドに関する抗体滴定量を
)゛ロットしIニゲラフである。
図5は、本発明のp17ペブチド7ラグメントに対する
生きたHIV抗体にさらした、4頭のアカゲザルから得
た血清に関してEL I SA分析を行なった結果を示
す棒グラフである。
外1名 FIG。
ビ1r PI7千゛壕グの主票アSハ賎1乙列 ト Sリス乎ン1莞 +−HGP−32 CH3(CH2)12CO−GIV^la Arq A
la Ser Val Leu Ser Gay Gl
y GluLeu Asp Arc+ Trp Glu
 Lys lie Arq Leu Arq Pro 
Gly Gly Lysしys  Lys  Tyr 
 Lys  LeuLeu Glu Arg Phe 
AlaLys His lie Val Tro Al
a Ser Arq GluHGP−18−一→− Val Asn Pro Gay Leu Leu G
lu Thr SerGP−34 Glu Gly Cys Arq Gln Ile L
eu Gly Gln Leu Gln Pro Se
r LeuGln Thr Gly Ser Glu 
Glu Leu Arq−一−←ヒー−HGP−30 Ala Thr Leu Tyr Cys Val H
is GlnSer Leu Tyr Asn Thr
 ValAr9Ile Glu Ile Lys AS
p−−A l a−HGP−17 Ser Lys Lys Lys Ala Gln G
ln Ala Ala Ala Asp Thr Gl
y HisSer Ser Gln Val Ser 
Gln Asn Tyr−COOHHIV  PIT 
”j7’÷ト’l!+=htT6m4本^;船1大乙田
V Pl’7 T”先AIシσで「Cうど・・ノド先渡
を太め日数

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の配列: Ala−Gln−Gln−Ala−Ala−Ala−A
    sp−Thr−Gly−His−Ser−Ser−Gl
    n−Val−Ser−Gln−Asn−Tyr(V)の
    一部か全体に相当する配列を有する、約12〜約25個
    のアミノ酸を含有するペプチド;該配列の三次元的立体
    配座から派生する、HIVp17に対する抗体への免疫
    反応性が保存される限り、該配列中にアミノ酸類を置換
    するか、削除するかまたは加えるかしたそれらの類似物
    類;および該ペプチド類の接合物類またはそれらの類似
    物類、から成る群から選択された、HIVp17に対す
    る抗体に対して特定の免疫反応性を有するペプチド。 2、下記の配列: Gul−Thr−Ser−Glu−Gly−Cys−A
    rg−Gln−Ile−Leu−Gly−Gln−Le
    u−Gln−Pro−Ser−Leu−Gln−Thr
    −Gly−Ser−Glu−Glu−Leu−Leu−
    Arg−Ser−Leu−Tyr−Asn−Thr−V
    al−Ala−Thr−Leu(IV) の一部か全体に相当する配列を有する、約28〜約42
    個のアミノ酸を含有するペプチド;該配列の三次元的立
    体配座から派生する、HIVp17に対する抗体への免
    疫反応性が保存される限り、該配列中にアミノ酸類を置
    換するか、削除するかまたは加えるかしたそれらの類似
    物類;および該ペプチド類の接合物類またはそれらの類
    似物類、から成る群から選択された、HIVp17に対
    する抗体に対して特定の免疫反応性を有するペプチド。 3、下記の配列: Ile−Val−Trp−Ala−Ser−Arg−G
    lu−Leu−Glu−Arg−Phe−Ala−Va
    l−Asn−Pro−Gly−Leu−Leu(III)
    の一部か全体に相当する配列を有する、約14〜約27
    個のアミノ酸を含有するペプチド;該配列の三次元的立
    体配座から派生する、HIVp17に対する抗体への免
    疫反応性が保存される限り、該配列中にアミノ酸類を置
    換するか、削除するかまたは加えるかしたそれらの類似
    物類;および該ペプチド類の接合物類またはそれらの類
    似物類、から成る群から選択された、HIVp17に対
    する抗体に対して特定の免疫反応性を有するペプチド。 4、下記の配列: Gly−Ala−Arg−Ala−Ser−Val−L
    eu−Ser−Gly−Gly−Glu−Leu−As
    p−Arg−Trp−Glu−Lys−Ile−Arg
    −Leu−Arg−Pro−Gly−GIy−Lys−
    Lys−Tyr−Lys−Leu−Lys−His(I
    I)の一部か全体に相当する配列を有する、約26〜約
    40個のアミノ酸を含有するペプチド;該配列の三次元
    的立体配座から派生する、HIVp17に対する抗体へ
    の免疫反応性が保存される限り、該配列中にアミノ酸類
    を置換するか、削除するかまたは加えるかしたそれらの
    類似物類;および該ペプチド類の接合物類またはそれら
    の類似物類、から成る群から選択された、HIVp17
    に対する抗体に対して特定の免疫反応性を有するペプチ
    ド。 5、HIVp17に対する抗体に対して特定の免疫反応
    性を有し、そして下記の配列: Ile−X_1−X_2−Lys−Asp−Thr−L
    ys−Glu−Ala−Leu [式中、X_1がGluまたはAsp、そしてX_2が
    IleまたはValである] を含む10〜14個のアミノ酸を有するペプチド。 6、(1)式( I ′): Ile−X_1−X_2−Lys−Asp−Thr−L
    ys−Glu−Ala−Leu−X_3−Lys−Il
    e−GluGlu−Glu−Gln−Asn( I ′) [式中、X_1がAspまたはGlu、X_2がVal
    またはIle、そしてX_3がGluまたはAspであ
    る] の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約1
    0〜約36個のアミノ酸を含有するペプチド: (2)式(II) Gly−Ala−Arg−Ala−Ser−Val−L
    eu−Ser−Gly−Gly−Glu−Leu−As
    p−Arg−Trp−Glu−Lys−Ile−Arg
    −Leu−Arg−Pro−Gly−Gly−Lys−
    Lys−Lys−Tyr−Lys−Leu−Lys−H
    is−Ile(II) の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約2
    6〜約40個のアミノ酸を含有するペプチド; (3)式(III): Val−Trp−Ala−Ser−Arg−Glu−L
    eu−Glu−Arg−Phe−Ala−Val−As
    n−Pro−Gly−Leu−Leu−Glu−Thr
    (III) の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約1
    4〜約27個のアミノ酸を含有するペプチド; (4)式(IV): Leu−Gul−Thr−Ser−Glu−Gly−C
    ys−Arg−Gln−Ile−Leu−Gly−Gl
    n−Leu−Gln−Pro−Ser−Leu−Gln
    −Thr−Gly−Ser−Glu−Glu−Leu−
    Arg−Ser−Leu−Tyr−Asn−Thr−V
    al−Ala−Thr−Leu(IV) の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約2
    8〜約42個のアミノ酸を含有するペプチド; (5)式(V) Gln−Gln−Ala−Ala−Ala−Asp−T
    hr−Gly−His−Ser−Ser−Gln−Va
    l−Ser−Gln−Asn−Tyr(V) の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約1
    2〜約25個のアミノ酸を含有するペプチド;該配列の
    三次元的立体配座から派生する、HIVp17に対する
    抗体への免疫反応性が保存される限り、上記配列中にア
    ミノ酸類を置換するか、削除するかまたは加えるかした
    これらのペプチド類の類似物類;および上記ペプチド類
    の接合物類またはそれらの類似物類、から成る群から選
    択された、HIVp17に対する抗体に対して特定の免
    疫反応性を示す2つ以上のペプチド混合物。 7、エイズウィルスにさらされたか、エイズの危険性を
    有するかまたはエイズに感染している個人に対して、特
    許請求の範囲第1項記載の抗原性ペプチヂまたは特許請
    求の範囲第6項記載の2個以上の抗原性ペプチドの混合
    物の治療学的有効量から成る、後天性免疫不全症候群(
    エイズ)に関係したウィルス血症を軽減させる方法。 8、体液の少なくとも一つのサンプルを特許請求の範囲
    第1項記載のペプチド類の少なくともいずれか一つのペ
    プチド類、または特許請求の範囲第6項記載のペプチド
    類の混合物に接触させ、そして抗原−抗体の形成をラジ
    オイムノアッセイ、酵素結合抗体アッセイまたは間接免
    疫蛍光法によって測定することから成る人間の患者の体
    液中のエイズウィルスを検出する方法。 9、特許請求の範囲第1項記載の一つ以上のペプチド類
    または特許請求の範囲第6項記載のペプチド類の混合物
    、並びに正常な動物の抗血清と酵素、標識をつけた抗抗
    体抗血清および色変化示指薬を含む酵素検出用ELIS
    A材料を塗布した多数のくぼみを有するプレートが入っ
    ている区切られた囲いから成る、人の体液中のHIVの
    p17タンパク質のエピトープ類を認識する抗体検出用
    の診断用試験器具。 10、HIVに対する抗p17抗体に関して試験して陽
    性であるがエイズまたはARCのいかなる症状も示して
    いない個人から体液のサンプルを取り出し、 (1)式( I ′): Ile−X_1−X_2−Lys−Asp−Thr−L
    ys−Glu−Ala−Leu−X_3−Lys−Il
    e−Glu−Glu−Glu−Gln−Asn( I ′
    )[式中、X_1がAspまたはGlu、X_2がVa
    lまたはIle、そしてX_3がGluまたはAspで
    ある] の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約1
    0〜約36個のアミノ酸を含有するペプチド; (2)式(II) Gly−Ala−Arg−Ala−Ser−Val−L
    eu−Ser−Gly−Gly−Glu−Leu−As
    p−Arg−Trp−Glu−Lys−Ile−Arg
    −Leu−Arg−Pro−Gly−Gly−Lys−
    Lys−Lys−Tyr−Lys−Leu−Lys−H
    is(II)の配列の一部または全部に相当する配列を有
    する、約26〜約40個のアミノ酸を含有するペプチド
    ; (3)式(III): Ile−Val−Trp−Ala−Ser−Arg−G
    lu−Leu−Glu−Arg−Phe−Ala−Va
    l−Asn−Pro−Gly−Leu−Leu(III)
    の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約1
    4〜約27個のアミノ酸を含有するペプチド; (4)式(IV): Gul−Thr−Ser−Glu−Gly−Cys−A
    rg−Gln−Ile−Leu−Gly−Gln−Le
    u−Gln−Pro−Ser−Leu−Gln−Thr
    −Gly−Ser−Glu−Glu−Leu−Arg−
    Ser−Leu−Tyr−Asn−Thr−Val−A
    la−Thr−Leu(IV) の配列の一部または全部に相当する配列を有する、約2
    8〜約42個のアミノ酸を含有するペプチド; (5)式(V) Ala−Gln−Gln−Ala−Ala−Ala−A
    sp−Thr−Gly−His−Ser−Ser−Gl
    n−Val−Ser−Gln−Asn−Tyr(V)の
    配列の一部または全部に相当する配列を有する、約12
    〜約25個のアミノ酸を含有するペプチド;該配列の三
    次元的立体配座から派生する、HIVp17に対する抗
    体への免疫反応性が保存される限り、上記配列中にアミ
    ノ酸類を置換するか、削除するかまたは加えるかしたこ
    れらのペプチド類の類似物類;および上記ペプチド類の
    接合物類またはそれらの類似物類、から成る群から選択
    された、1つ以上のペプチドからなる免疫優性のエピト
    ープ類に体する抗体の存在を測定し、そしてエイズの進
    行に対して防御を与えない上記抗体のいずれも除去しお
    よび/またはエイズの進行に対して防御を与える上記の
    抗体のいずれかのための血清を増加させるため、上記個
    人からの体液の少なくとも一つのサンプルを親和クラマ
    トグラフィーにかけること、から成るエイズの処理にお
    ける使用のために抗体を増加させた血清を生じさせるた
    めの方法。
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