JPH03208837A - 単板断熱ガラス板およびその色ガラス - Google Patents

単板断熱ガラス板およびその色ガラス

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JPH03208837A
JPH03208837A JP139490A JP139490A JPH03208837A JP H03208837 A JPH03208837 A JP H03208837A JP 139490 A JP139490 A JP 139490A JP 139490 A JP139490 A JP 139490A JP H03208837 A JPH03208837 A JP H03208837A
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JP
Japan
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film
layer
glass
siox
thickness
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JP139490A
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English (en)
Inventor
Hironobu Iida
裕伸 飯田
Nobuyuki Takeuchi
伸行 竹内
Masaji Onishi
正司 大西
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、冷暖房効果を向上させるようにするとともに
、比較的低い、例えば約50%前後以下の可視光透過率
を有するものであって、しかも耐薬品性および耐摩耗性
も優れた単板断熱ガラス板ならびにその色ガラスに関し
、なかでもスパッタ法で成膜して成る、建築用単板熱線
反射ガラスまたはその色ガラスとして有用であることは
もちろん、特に車輌用断熱ガラスとしても有用であって
、ことにサンルーフ、サイドあるいはドア用窓ガラスな
ど可視光透過率が比較的低い車両用単板断熱ガラスまた
はガラス面側から見てゴールド系あるいはブルー系色調
を示す車両用単板断熱色ガラスとして有用である単板断
熱ガラス板ならびに単板断熱色ガラス板を提供するもの
である。
[従来の技術] 近年、建築物の周辺環境との調和などの関係上、例えば
高層建築物では外面における反射の割合が高い高性能断
熱ガラスの採用が多くなってきており、その製法として
はCVD法、スパッタ法等があるが、反射色調を自由に
調節できて多品種の生産に適する製法としてはスパッタ
法が採用されつつあり、その用途は建築用に限らず車両
用にも広く拡大されつつあり、さらに単板のままで使用
しても耐候性、耐久性があるというものが提案されてき
ており、なかでもスパッタ法で成膜した建築用断熱ガラ
スとして透明基板にTiNx膜等を形成することでゴー
ルド色系等を呈するものを得ようとすることが知られて
いる0例えば特開昭60−187671号公報には、反
応スパッタリング法による積層被膜の形成方法について
記載され、酸化チタン層形成用の第1の金属チタンター
ゲットと窒化チタン層形成用の第2の金属チタンターゲ
ットとを順次同一真空槽に配設し、Arと02とN2と
の混合ガスの雰囲気下で反応スパッタリングさせて、基
体上に酸化チタン層と窒化チタン層との積層被膜を形成
させることで得られるという熱線反射ガラスであって、
透過光が青色、反射光がゴールド色であることが開示さ
れている。また特開昭63−190742号公報には、
熱線反射ガラスの製法について記載されており、ガラス
基板からの反射色調がブルー色系の場合は、第1層のT
i02層は10−150人、第2層のTiNx層(X≧
1.0)層は195〜375人、第3層のTiO□層は
75〜225人であり、ガラス基板側からの反射色調が
ゴールド色系を得るためには、第1層のTin 2層が
45〜165人、第2層のTiNx(x=1)層が63
0−900人、第3層のTi02層が10〜270人で
あることが開示されている。さらにまた例えば特開昭6
3−206333号公報には、単板熱線反射ガラスが記
載されており、ガラス板面に熱線反射膜としてガラス板
側から数えて順に第1層と第3層が透明誘電体膜又は透
明導電性酸化物膜、第2層が窒化物膜、第3層上の最上
層が酸化物の厚膜とが積層され、最上層が露出面でなっ
ていて、例えばSiOz膜/Tie z膜/TiN膜/
TiO2膜/ガラス板の構成からなるものが開示されて
いる。また特開平1−208344号公報には金色反射
色を有する透明板が記載されており、ガラス板の如く透
明板の一方の表面に窒化チタン膜を形成し、該窒化チタ
ン膜上に高屈折率の金属酸化物誘電体膜、特に屈折率が
1.9−2.6であり、ことにTto 2 、SnO2
、ZnO等を付着した、該金属酸化物誘電体膜側からの
可視光反射率が小さくとくに10%以下、且つ該透明板
の他方の表面からの反射光が金色であることが開示され
ているとともに、2層の積層における膜厚の関係ならび
に可視光透過率が30%以上であって中間色を示すこと
が記載されている。さらにまた特開昭63−24735
2号公報には、反応性スパッタリングによる透明コーテ
ィングについて記載されており、基材、基材上のコーテ
イング膜およびコーティング上の保護膜を含む構成であ
るコートした物品であって、この保護膜がアルミニウム
およびケイ素を含む合金であるターゲットを反応性ガス
中、特に02%がN2+0.ガス中で10〜30%存在
するなかでスパッタすることにより形成された反応生成
物の無定形層を含む膜であることが記載され、具体的に
はAl−5iRx(但しR:例えば0.302 +0.
7 N 2等反応ガス)の保護膜とするものが開示され
ている。
[発明が解決しようとする問題点] 前述したような従来の例えば特開昭60−187671
号公報等に記載のものは、膜面はもちろん膜全体として
の密着性あるいは耐摩耗性、耐薬品性等において必ずし
も充分耐久性があるものとは言い難いものであって、建
築用単板の断熱窓ガラスとしてさらに長期的耐久性の改
善が望まれ、特に例えば自動車用断熱窓ガラスのうち単
板で用いるドアあるいはサイドガラス等には必ずしも充
分採用できるとは言い難いものであり、またことにヘー
ズ値の変化ならびに耐薬品性における長期的耐久性ある
いは苛酷な環境または条件においてはまだまだ充分に満
足し得るものとは必ずしも言い難いものであり、さらに
特開昭63−247352号公報に記載されたものは、
最外表面膜としての耐摩耗性ならびに耐薬品性において
は表面上向上するものの、膜を構成している積層膜全体
としては耐候耐久性が必ずしも充分優れたものとは言い
難いものである。
いずれにしても、特に車両用単板の断熱ガラスおよびそ
の着色ガラスとしては、断熱性能、耐摩耗性、耐薬品性
ならびに耐候耐久性などに充分優れ、しかも所望の長期
に亙る耐久性を充分有するものであるものとは言い難い
ものであった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、従来のかかる欠点に鑑みてなしたものであり
で、特定の膜厚を有する特定の薄膜をガラス表面側と最
外表面側に設け、少なくともTiNx膜、さらにTin
 x膜を順次それぞれ組み合わせることで、耐摩耗性、
耐薬品性、耐候耐久性をもち、冷暖房に効果的な単板の
車両用窓ガラスとして満足して採用でき、しかもことに
ゴールド色系あるいはブルー色系色調をガラス面で呈す
るようにてきる単板断熱ガラス板およびその色ガラスを
提供するものである。
すなわち本発明は、透明ガラス基板の一表面に、ガラス
面より第1層および第4層として膜厚がそれぞれ100
〜1000人のSiOxまたはAl ・SiOx膜、第
2層としてTiNx膜、第3層としてTiOx膜をそれ
ぞれスパッタ法で成膜したことを特徴とする単板断熱ガ
ラス板、および透明ガラス基板の一表面に、ガラス面よ
り第1層として膜厚が100−300人のSiOxまた
はAl−SiOx膜、第2層として膜厚が400〜60
0人のTiNx膜、第3層として膜厚が200〜400
人のTiOx膜、第4層として膜厚が300−500人
のSiOxまたはAl・SiOx膜をそれぞれスパッタ
法で成膜して成るガラス面側から見た反射色調がゴール
ド色系であることを特徴とする単板断熱色ガラス板、な
らびに透明ガラス基板の一表面に、ガラス面より第1層
として膜厚が100−300人のSiOxまたはAl−
SiOx膜、第2層として膜厚が100〜400人のT
iNx膜、第3層として膜厚が0〜200人のTiOx
膜、第4層として膜厚が300−500人のSiOxま
たはAl・SiOx膜をそれぞれスパッタ法で成膜して
成るガラス面側から見た反射色調がブルー色系であるこ
とを特徴とする単板断熱色ガラス板、また前記した単板
断熱ガラス板ならびに単板断熱色ガラス板において、C
S−10Fによる摩耗輪を用いたテーバー試験にて、1
000回回転後のヘーズ値の変化量が試験前に比し5%
以内であることを特徴とする請求項1.2ならびに3記
載の単板断熱ガラス板ならびに単板断熱色ガラス板をそ
れ1ぞれ提供するものである。
ここで、前記したようにガラス面より第1層および第4
層として膜厚がそれぞれ100〜1000人のSiOx
またはAl−SiOx膜としたのは、透明基板と第3層
膜との間に発現する応力を緩和し膜の密着性を高めるた
めに透明基板の組成成分の一部であるSiOx (1<
 x≦2)またはAl −SiOx(2くx≦ 7/2
)膜を用いることとし、また最外表層である第4層(場
合によっては第3層)としても特に耐摩耗性、化学的耐
久性を向上せしめるためならびに下層の各層における密
着性に応力の発現等悪影響を与えないため、すなわち積
層膜全体として各種耐久性が充分向上せしめるためSi
OxまたはAl・SiOx膜を用いることとしたもので
あり、前述の効果を安定して確実に達成できしかも生産
性も加味したなかでは膜厚がそれぞれ100〜1000
人必要であり、ことに第4層として好ましい膜厚は20
0〜800人程度であって、より好ましくは250〜7
00人である。さらに低屈折率の干渉層として、構成層
の薄膜と干渉を発現するものの色調への寄与は少な(、
中間層の構成であるTiNx、TiOxの各層と72チ
イングせしめてガラス面側から見ての反射色調がゴール
ド色系あるいはブルー色系色調を呈することとなり、こ
れまでの構成品に対し、光学的な特性をほとんど変えず
に、耐候耐久性能のみを向上させることが可能となるた
め、とくにSiOxまたはAl−SiOx層の膜厚を第
1層として100〜300人、第4層として300〜5
00人とすることが最も効果的であるためである。つぎ
に第2層としてのTiNx(0< x≦1)膜を用いる
こととしたのは、上下の膜との密着力はもちろん耐薬品
性が優れかつガラス面側から見てゴールド色系ならびに
ブルー色系を発現せしめるために必要であり、第3層と
してのTiOx (0< x≦2)膜と順次積層するこ
とによって、それぞれが作用し合って密着性、膜の強度
、耐候耐久性ならびに、干渉膜として色調と可視光透過
率の調整に役立つものであり、特に第2ならびに3層に
ついては膜面側から見た色調のバリエーションを有する
ものとすることができるものである。
前述のこれら中間層の膜厚については、ゴールド色系で
は第2層のTiNx膜が400〜600人、第3層のT
iOx膜が200〜400人に、またブルー色系では第
2層のTiNx膜が100−400人、第3層のTiO
x膜が0〜200人にそれぞれすることによって、耐摩
耗性、耐薬品性ならびに耐候耐久性等の膜全体の強度、
さらには所望の前記それぞれの色系色調を生産性よく得
るために必要で最も好ましいものである。
なお、透明ガラス基板としては無色または着色の無機質
あるいは有機質ガラス基板であれば、いずれも採用でき
ることは言うもでもない、また前記した単板断熱ガラス
板およびその色ガラスは例えば複層ガラス、合せガラス
などに採用して差し支えないことも言うまでもない。
[作用〕 前述したとおり、本発明の単板断熱ガラス板およびその
色ガラスは、特定の膜厚を有する特定の薄膜をガラス表
面側と最外表面側に設け、少なくともTiNx膜、さら
にTiOx膜を順次それぞれ組み合わせたことによって
、比較的低い例えば50%前後以下の可視光透過率であ
って、耐摩耗性としてテーバー試験によるヘーズの変化
量を5%以下にすることができ、しかも各層の膜間の密
着性を高めしめることとなり、酸あるいはアルカリ等に
よる腐蝕性を改善して耐薬品性が向上し、例えば従来施
工時におけるコンクリート液による劣化、傷等の発生を
防止するためのシートの貼付けが不要になるなど、耐候
耐久性に優れるものとなるとともに、生産性ならびに作
業性等もより向上するものであり、単板として充分採用
できるものとなり、さらに適度の干渉効果をもたらし、
断熱機能を有し、ガラス面側から見てゴールドあるいは
ブルー色系色調を発現できて高い安全性と居住性を備え
るものとなり、建築用窓ガラスではもちろん、車両用窓
ガラスとしてもサンルーフ、サイドあるいはドア用ガラ
ス、ことに上下などに可動さすような部分においても充
分採用できる単板断熱ガラス板およびその色ガラスを提
供できるものである。
[実施例J 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。ただし
本発明は係る実施例に限定されるものではない。
実施例1 大きさ600 X 600鳳m2、厚さ6■の透明ガラ
ス基板(FL6)を中性洗剤、水すすぎ、イソプロピル
アルコールで順次洗浄し、乾燥した後、マグネトロン反
応スパッタリング装置の真空槽内にセットしであるSi
O□とTiのターゲットに対間して上方を往復できるよ
うセットし、つぎに前記槽内を図示していない真空ポン
プで約5×10 Torrまで脱気した後、該真空槽内
にArと02ガスを同量導入して真空度を約2 X 1
0 Torrに保持し、前記sio 、のターゲットに
RF電力約2.5に−を印加し、02ガス(但し、Ar
と02ガスの流量比はl:0から0:lの範囲にあれば
よい、)によるRFマグネトaンスパッタ中を、前記S
i02ターゲット上方においてスピード約150■/鳳
inで前記板ガラスを搬送することによって約100人
厚さの5iOxilillを成膜した。前記SiOx膜
の成膜が完了した後、Si02ターゲツトへの印加を停
止する。
つぎに前述したガラス基板を前記真空槽中に置いたまま
、Tiターゲットに約2.OK−を印加し、N2ガスに
よるDCマグネトロン反応スパッタ中を、前記Tiター
ゲット上方において約75■謹/1nで前記ガラス基板
を搬送することにより約600人厚さのTiNx膜を成
膜した。前記TiNx膜の成膜が完了した後、Tiター
ゲットへの印加を停止する。
ついで前述したガラス基板を前記真空槽中に置いたまま
、Tiターゲットを用い、同様の真空度で、02ガス中
、印加電力を約2.5 KW、透明ガラス基板の搬送ス
ピードを約5層朧/麿inの条件により、約200人厚
さのTiOx膜を成膜した。
さらに前述と同様にして約50腸■/■inで前記ガラ
ス基板を搬送することにより約300人のSiOx膜を
成膜した。
得られた4層膜を有する単板断熱ガラス板について、可
視光透過率(380〜780nm)、可視光反射率(3
80〜780rv)ならびに日射透過率(340〜18
00n■)については340型自記分光光度計(日立製
作新製)とJ[5Z8722. JISR3106km
 ヨッテソれぞれその光学的特性を求めた。さらにテー
バー試験によるヘーズ(曇り具合)値については、テー
バー試験機(MODEL 503. TYBER社製)
に膜面を上にした103角の試験片をセットし、膜面に
荷重500gのかかった摩耗輪(CS−10F)が2ケ
所で当たるようになっているもので、1000回回転し
た後、ヘーズメータ−(日本電色工業製、ND)l−2
0D)によって測定し、試験前の測定値と対比し、その
変化量すなわち差(ΔH)をもって曇価率で表わした数
値である。
次に、耐薬品性のうち耐酸試験については、約60°C
の温度で0.15規定のHCI溶液中に試験片(10c
mX 10cm)を約48時間浸漬した後、可視光透過
率ならびに反射率(膜面)を測定することによって膜の
劣化状態を見て判断したものであり、耐アルカリ試験に
ついては、約60℃で0.15規定のNaOH溶液に前
記と同じ大きさの試験片を約48時間浸漬した後、前述
と同様の測定を行い、膜の劣化状態を見て判断したもの
であり、それぞれ0印は試験後の透過率と反射率の変化
が3%以下で外観上はとんど変化が見られなかったもの
、X印は同様の変化が5%以上で外観上の変化が明らか
に目立ったものであり、Δ印は同様にした変化が3〜5
%であって外観上前記の中間的な変化のものである。な
お建築用JIS案であるl規定の)lc1、1規定のN
aOH溶液中、常温で6時間の浸漬において変化がない
ことという条件でも試験を行った。
前述の各測定値については表1に示す通りであり、断熱
性に優れる等、より優れた居住性を示す光学的特性を有
し、耐摩耗性や耐食性を充分有し、耐候耐久性を向上し
たものとなり、単板の断熱ガラス板として有用なものと
なり、所期のめざすものが得られ、ガラス面・から見た
色調としてはゴールド色系であった。なお前記建築用J
IS案による試験においてももちろん合格するものであ
った。
実施例2〜4 前記実施例1と同様の方法で行い、表1に示すように一
部膜厚のみ変え4層膜を得て、実施例1で示した測定法
等によって測定し、同様の評価手段で行い、その結果を
表1に示す。
実施例1と同様のものが得られた。
実施例5.6 前記実施例1と同様の方法、測定、評価手段で行い、実
施例5で第1層また実施例6で第4層のみSiOx膜か
ら^1・SiOx膜に変え、すなわちAl −Si合金
(Al s SSSi11)ターゲットを用い、真空友
釣2.5 XIOTorr、 Ozガス中、印加電力的
2.5 KW、透明ガラス基板の搬送スピードをそれぞ
れ約601鵬/履inならびに約20ts/■inの条
件により、約100人ならびに約300人厚さのAl・
SiOx膜を成膜した。
得られた単板断熱色ガラス板は、前述の各実施例と同様
のものが得られ、色調もほぼ同色系となった。
実施例7〜12 前記各実施例と同様の方法で行い、表1に示すように3
あるいは4層積層多層膜の各膜厚を得て、実施例1で示
した測定法等によって測定し、同様の評価手段で行い、
その結果を表1に示す。
得られた単板断熱色ガラス板は、前述の各実施例と同様
のものが得られ、その色調はブルー色系となった。
比較例1〜6 前記各実施例と同様の方法によって行い、表1に示すよ
うに1〜4層の積層多層膜およびその各膜厚を得て、実
施例1で示した測定法等によって測定し、同様の評価手
段で行い、その結果を表1に示す。
得られた断熱色ガラスは、それぞれ実施例の単板断熱色
ガラス板に比して耐摩耗性、耐薬品性等に劣り、単板で
は車両用断熱色ガラスとしてはもちろん採用が困難であ
り、建築用としても必ずしも特に優れた特性を有するも
のとは言い難いものであって特別のものとしては採用し
難いものであった。
[発明の効果] 以上前述したように、本発明は透明ガラス基板にスパッ
タ法で、特定の薄膜を特定の膜厚でガラス表面上側と最
外表面側に設け、少なくともTiNx膜、さらにTiO
x膜を順次それぞれ組み合わせて積層したことによって
、比較的低い可視光透過率であって、断熱性能を有し、
耐摩耗性、耐食性ならびに耐候耐久性に優れ、ガラス面
から見てゴールドまたはブルー色系の色調となり、複層
あるいは合せガラスはもちろん単板で車両用としても充
分使用できる居住性のよい効果的で有用な単板断熱ガラ
ス板およびその色ガラスを効率よく提供できるものであ
る。
手続補正書(自発) 1、事件の表示 平成2年特許順第1394号 2、発明の名称 単板断熱ガラス板およびその色ガラス 3、補正をする者 4、代理人 住所 東京都杉並区堀ノ内−丁目8番3−607号6゜ 補正により増加する発明の数 なし 7、補正の対象 明細書における「発明の詳細な説明」の欄8、補正の内
容 (1)明細書第14真第14行目から第15行目の「約
5X 10Torr Jを「約5 X 10−”丁0r
rJに補正する。
(2)同書同頁第16行目の「約2 X 10Torr
」を「約2 X 104Torr」に補正する。
(3)同書第18頁第15行目の「約2.5 X 10
Torr」を「約2.5 X 104Torr)に補正
する。
以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明ガラス基板の一表面に、ガラス面より第1層
    および第4層として膜厚がそれぞれ100〜1000Å
    のSiO_xまたはAl・SiO_x膜、第2層として
    TiN_x膜、第3層としてTiO_x膜をそれぞれス
    パッタ法で成膜したことを特徴とする単板断熱ガラス板
  2. (2)透明ガラス基板の一表面に、ガラス面より第1層
    として膜厚が100〜300ÅのSiO_xまたはAl
    ・SiO_x膜、第2層として膜厚が400〜600Å
    のTiN_x膜、第3層として膜厚が200〜400Å
    のTiO_x膜、第4層として膜厚が300〜500Å
    のSiO_xまたはAl・SiO_x膜をそれぞれスパ
    ッタ法で成膜して成るガラス面側から見た反射色調がゴ
    ールド色系であることを特徴とする単板断熱色ガラス板
  3. (3)透明ガラス基板の一表面に、ガラス面より第1層
    として膜厚が100〜300ÅのSiO_xまたはAl
    ・SiO_x膜、第2層として膜厚が100〜400Å
    のTiN_x膜、第3層として膜厚が0〜200ÅのT
    iO_x膜、第4層として膜厚が300〜500ÅのS
    iO_xまたはAl・SiO_x膜をそれぞれスパッタ
    法で成膜して成るガラス面側から見た反射色調がブルー
    色系であることを特徴とする単板断熱色ガラス板。
  4. (4)前記した単板断熱ガラス板ならびに単板断熱色ガ
    ラス板において、CS−10Fによる摩耗輪を用いたテ
    ーバー試験にて、1000回回転後のヘーズ値の変化量
    が試験前に比し5%以内であることを特徴とする請求項
    1、2ならびに3記載の単板断熱ガラス板ならびに単板
    断熱色ガラス板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5501780A (en) * 1992-08-13 1996-03-26 Central Glass Company, Limited Heat insulating glass with multilayer coating
JPH1135342A (ja) * 1997-07-15 1999-02-09 Central Glass Co Ltd 多機能ガラス及びその製法
WO2001087789A1 (fr) * 2000-05-16 2001-11-22 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Procede destine a conferer des proprietes hydrophiles a un substrat

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