JPH03207662A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH03207662A
JPH03207662A JP107790A JP107790A JPH03207662A JP H03207662 A JPH03207662 A JP H03207662A JP 107790 A JP107790 A JP 107790A JP 107790 A JP107790 A JP 107790A JP H03207662 A JPH03207662 A JP H03207662A
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ink
filter
recording
ejection
diameter
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Hiromichi Noguchi
弘道 野口
Yuko Suga
祐子 菅
Masako Shimomura
まさ子 下村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット記録装置に関し、詳しくは、記
録ヘッドのインク供給経路にフィルタを具えたインクジ
ェット記録装置に関する。
〔従来の技術〕
この種装置の記録ヘッドでは、その駆動方式にかかわら
ず、安定したインクの液消化およびその吐出を行うため
、吐出エネルギー発生素子の駆動およびこの駆動C伴な
うインク液滴の吐出に応答して正常なメニスカスが形成
されるよう速やかCインクが供給されなければならない
このため、記録ヘッドの構成において従来より様々な工
夫がなされてきた。
このような記録ヘッドの構成の1つとして、インク供給
路にフィルタを用いる構成が提案されてきた。
例えばオンデマンド方式の記録ヘッドでは絶対的な吐出
圧力や吐出に伴なうインク供給系内部の圧力は小さなも
のである。このため、例えば記録ヘッドを搭載したキャ
リッジの移動による振動や吐出エネルギー発生素子の駆
動に伴う共振等により、吐出口に連通し吐出エネルギー
の作用部として機能するインク液路内やインク供給路内
に圧力変動を生じ易く、これにより吐出が不安定になる
場合がある。
また、インク供給路の接続部等を介したごみや気泡の混
入、さらにはインク中の染料の凝集や会合などによって
インクが変質し、インク供給の不安定を引き起すことが
ある。
上述したような問題を解決し、また、吐出安定性を向上
させる意味において、従来よりインク供給路にフィルタ
を配設する構成がある。一般に、このような構成におけ
るフィルタの機能としては、以下に示すものを挙げるこ
とができる。
すなわち、l)吐出口側へ供給されるインクのごみ等を
除去する機能、2)インク液路側と例えばインクタンク
側(インク供給路側)との圧力差を適切なものとし、イ
ンク液路内に有効にインクを保つことや、吐出エネルギ
ー発生素子が発生する吐出エネルギーのインクタンク側
への不必要な伝播を阻止する等のためCインクの流体抵
抗を調整する機能、3)インク供給路等で混入した気泡
のインク液路側への移動を阻止する機能、4)キャリッ
ジの移動等によるインクタンク内やインク供給路内の圧
力変動のインク液路側への伝播を阻止する機能、を挙げ
ることができる。
また、フィルタの材質として、5)気泡の着きにくいも
のが求められる。
上述した各条件を満足するフィルタとして、例えば特開
昭51−150920号公報において示されるように、
フィルタの開口部の口径(Dr)と吐出口の間口径(D
.)との関係がDr<0.05DOであるフィルタや、
また、特開昭56−151570号公報において示され
るように、同様にそれぞれの径Df.DOが0.05D
0<D,<0.500なる関係を満足するフィルタが提
案されている。
これらフィルタは、さらに、6)フィノレタ自身が目詰
りしないこと、7)上記流体抵抗を高くしすぎないこと
、の2つの作用をフィルタにもたせ、上記1)〜5)の
機能とのバランスを考慮したものである。
一方、記録に用いるインクにおいても、記録ヘッドの吐
出方式およびそれに伴なう構成に応じて、その組成等の
インク物性を調整する必要があり、従来は、流体抵抗の
より低いインクが望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、近年のインクジェット記録装置は、その応用
範囲が拡大し、より記録の高速化が求められつつある。
また、インクにおいても、上記記録装置の応用範囲の拡
大や用いる記録紙の多様化等に伴なって多様な物性のイ
ンクが求められつつある。例えばカラー記録用の色材や
、記録後の耐色性や耐水性等の堅牢性の向上を意図した
色材等を有したインクである。
また、一方ではインク精製技術およびインクの長期的な
物性安定化技術が進み、インク供給路を構成する部材あ
るいはインクそれ自体から目詰りやインク変質の原因と
なる物質が生じることは、極めて希れなこととなり、こ
の点における材料技術は大きな進展がなされた。
さらに、近年、記録ヘッドとインクタンクとを一体とし
た、いわゆるディスポーザブルタイブの記録ヘッドが用
いられるようになりつつあり、このような場合、インク
供給路等に外部からごみが混入することは少なく、ごみ
等による吐出不良の問題は、専らブレード等を用いた吐
出口面のワイピングや、インク吸引あるいは空吐出によ
る吐出回復処理によって解決されるべき問題となりつつ
ある。
しかしながら、上述した従来のフィルタを具えた記録ヘ
ッドによっては、その物性が多様化したインクを用いる
ことは、インク濃度,インク粘性等の広範囲化、すなわ
ち、これらの値が従来より高くあるいは大きくなること
から特に高速な記録を行なうことは困難なことである。
また、従来のフィルタでは濃度の高いインク、従って粒
子数の多いインクのいわゆるラッシュアワー現象によっ
て流体抵抗が高くなるという問題点もある。
本発明は、主にかかる問題点およびインク中へのごみ等
の混入が極めて希になりつつあるという観点からなされ
たものであり、その目的とするところは、多様な物性を
有するインクを用いても良好かつ高速な記録を可能とす
るフィルタを具えたインクジェット記録装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明では、インク貯留部材からインクジェ
ット記録ヘッドの吐出エネルギー発生素子が配設される
インク液路に至るインク供給路にフィルタを具えたイン
クジェット記録装置において、前記フィルタのインクに
対する絶対除去率は45μm以上225μm以下である
ことを特徴とする。
より好適には、前記インク供給路において前記フィルタ
より前記インク液路から遠い位置に配設される第2のフ
ィルタを具え、該第2のフィルタの絶対除去率が40μ
m以下であることを特徴とする。
または前記インク貯留部材にインク吸収体が配設され、
該吸収体に形成される開口の口径は40μm以下である
ことを特徴とする。
(作 用) 以上の構成はよれば、インクの濃度や粘性が比較的高い
インクを用いた場合にも適切にフィルタ機能が作用し、
良好な記録を行うことが可能となる。
また、インク粒子じよるラッシュアワー現象を緩和する
ことができ、フィルタにおける流体抵抗の増加を防止す
ることができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
まず、本発明を適用したフィルタの原理について説明す
る。
(1)上述したように、インク中に混入するごみ等につ
いて配慮する必要がなければフィルタの開口部の口径は
、従来のものより大きなものとすることができる。
(2)一方、従来用いられていたようなインクの場合に
は、例えば特開昭60−99662号公報に示されるよ
うに、フィルタの開口部のような細管中のインク流動は
ボアズイユの式で説明でき、従って、フィルタ開口部の
物理的な口径(後述される絶対除去率)と、実際のイン
クの流れに有効な口径(公称除去率)とは、ほぼ一致す
るものであった。ところが、本発明において念頭におい
ているインク物性の多様化に伴う特に粘性の高いインク
の場合、フィルタとインクとの濡れや、粘性による流れ
の非線型性の顕著化によって、絶対除去率に対して公称
除去率はかなり小さくなることが知られてきた。
1 0 上記(1)および(2)の観点、および以下に示す実験
例の結果から、本発明によるフィルタは、その絶対除去
率は、45μm以上225μm以下であることが望しい
という結果を得た。
このことを換言するならば、上記範囲の絶対除去率のフ
ィルタを具えた記録ヘッドにより、従来用いられていた
ようなインク、すなわち、例えばその径が0.2μm以
上の比較的大きな異物等が存在しないインクを用いて記
録ヘッドの駆動を行なった場合でも、駆動周波数に応答
してリフィル(正常な位置にメニスカスを形成するため
のインク再充填)が支障なく行なわれ、実質的なフィル
タリング作用も充分であるということである。
ここで、フィルタの絶対除去率とは、フィルタの開口部
を通過できる硬質球形粒子の最大径のことである。
以上説明したフィルタを具えたインクジェット記録ヘッ
ドおよびこの記録ヘッドを用いた駆動実験例について、
図面を参照して以下に説明する。
第1図〜第6図は、本発明のフィルタを用いた11 インクジェット記録ヘッドの例を模式的に示している。
これら図に例示された記録ヘッドの特徴は、インクを吐
出するための吐出口および該吐出口に連通ずるインク液
路から最も近い位置に第1のフィルタがあり、そのフィ
ルタのインクに対する絶対除去率が45μm以上225
μm以下であることにある。
第1図〜第6図に共通して、IAは吐出口、1は吐出口
IAに連通しインクに吐出エネルギーを作用させる作用
室としてのインク液路であり、2はインク液路1の各々
に連通しこれら液路にインクを供給するための共通液室
である。4はインクタンクより共通液室2ヘインクを供
給するためのインク供給路、5はインクタンク、6は圧
電素子や、薄膜抵抗体からなる電気熱変換素子のような
吐出エネルギー発生素子を表している。3は上述の本発
明によるフィルタであり、共通液室2と、インク供給路
4またはインクタンク5との間に配設される。
フィルタの材質としては、それ自体からごみな12 どの発生が無いセラミクスや金属などの耐薬品性材料か
らなる焼結金網、エレクトロフォーくングで加工された
金属メッシュ、プラスチック徹多孔フィルムなどが良い
。フィルタを設置する位置としては、フィルタの面積を
大きくするためにフィルタの前方および/または後方に
大きなインク容積を有する位置が好ましく図に示される
位置が選択される。
インクタンクと記録ヘッドとが一体となった、いわゆる
デイスポーザブルタイブの記録ヘッドのようにインクタ
ンクがキャリッジに搭載される場合、インクタンク内に
多孔貿のインク吸収体を設けインクの振動を緩和するこ
とがおこなわれている。本発明の場合、第1のフィルタ
3を用いることに加えて、この吸収体をインクタンク内
に取り付け、この吸収体の口径(ボアサイズ)をフィル
タ3の絶対除去率よりも小さくすることにより、異物を
トラップすることもできる。この場合、ボアサイズとし
ては40μm以下にすることが好ましい。インク吸収体
を用いない場合には、第6図に示すように40μm以下
の口径で、より広い面積を有する第2のフィルタを設け
ても良い。
本実施例で用いられるインクとしては、(1)染料濃度
が2%から10%までで、(2)粘度が1.5cpsか
ら10cpsまでのインクであり、従来よりそれぞれ大
きな値とすることができる。このインクが水性インクの
場合、その表面張力は30dyne/cmから70dy
ne/cmの範囲になる。
とくに染料濃度で4%以上の高濃度領域のインクを用い
た場合、従来のフィルタを用いた記録装置と比べて本発
明によるフィルタを用いた装置は周波数応答性、吐出の
持続性において優れている。同様に粘度も5 cps以
上の高粘度領域で本発明による記録装置の方が前記性能
が優れた結果を与える。
また、このような値を有するインクを用いた場合、8 
pel/Illm(8picture element
s/IIlm)以上の吐出口密度を有する従来の記録ヘ
ッドでは、高密度のためインク液路径が極めて微少とな
り満足のいく吐出は行えなかったのに対し、本発明によ
るフィルタを具えた装置の記録ヘッドを用いるならばイ
ンク液路の径が例えば50μm以下のような微小なもの
であっても安定な吐出が可能となる。
以上のように、本発明のインクジェットヘッドを用いる
ことによって以下のような実用上の効果が得られる。
(1)従来よりも高濃度のインクが使用できることによ
り広範囲の画像濃度に対応することができ、ひいては品
位の高い記録を行なうことが出来る。
(2)粘度の高いインク、例えば揮発性が低く溶解力の
高い溶剤のインク等を使用できる。
(3)堅牢性は高いが高粘度、あるいは低溶解性のため
に使用できなかった色材を用いたインクを使用できる。
以下、上述の効果を確認するために行なった実験および
従来との比較について説明する。
実験例1 第1図に示すバブルジェット方式の記録ヘッド15 において、下記仕様のヘッドを製作した。
液路の径=30μm×30μm 吐出口密度: 300dpi, 50吐出口フィルタ:
リジメッシュ焼結金網,絶対除去率45μm,面積5m
mX5mm 駆動周波数:4kHz インク組成: C.I.ダイレクトブラック1547%
ポリエチレングリコール300 30%エチレングリコ
ール    10% 水                 53%インク粘
度: 6.2cps 色材はインクジェット記録用に精製されたNa2S04
やNaClなどの塩を含まないグレードの材料を使用し
、インクは成分を混合溶解後、0.2μmのフィルタで
加圧漉過を行って製造した。インクはヘッドとは別のカ
ートリッジに詰め上記の条件で2000枚の記録を行っ
た。その結果、途中で不吐出を起こすことも無く濃度の
高い鮮明な記録ができた。
1 6 実験例2 第2図に示すデイスポーザブルタイプのバブルジェット
方式の記録ヘッドにおいて、下記仕様のヘッドを製作し
た。
液路の径=25μm×25μm 吐出口密度: 400dpi, 64吐出口フィルタ:
リジメッシュ焼結金網,絶対除去率70μva,面積5
■×51IIII1インクタンクの容量: 4Gcc 吸収体:ボアサイズが約40μ曙のウレタン発泡体 駆動周波数:4k}lz インク組成: C.I.フードブラック2    7%
ポリエチレングリコール300 20%エチレングリコ
ール    3% 水                60%インク粘度
: 10cps 色材はインクジェット記録用に精製されたNa2SO4
やNaCIなどの塩を含まないグレードの材料を使用し
、インクは成分を混合溶解後、0.2μmのフィルタで
加圧漉過を行って製造した。以上のようにして製造した
記録ヘッドを用いてインクを使いきるまでの記録を行っ
た。その結果、途中で目詰まりを起こすことも無く安定
に記録を行う事ができた。記録された文書は濃度の高い
、耐水性にすぐれたものであった。
実験例3 第3図に示すデスポーザブルタイプのバブルジェット方
式の記録ヘッドにおいて、下記仕様のヘッドを製作した
液路の径:30μm×30μm 吐出口密度: 300dpi, 50吐出口フィルタ:
リジメッシュ焼結金網.絶対除去率105 μm ,直
径8IIIIn インクタンク容量: 40cc 吸収体:ボアサイズが約40μmのウレタン発泡体 駆動周波数:4kl{z インク組成: C.I.ダイレクトブラック19 5%
1 8 ポリエチレングリコール400  30%エチレングリ
コール     lO% 尿素            5% 水                  50%インク
粘度: 5.6cps 色材はインクジェット記録用に精製されたNa2S04
やNaClなどの塩を含まないグレードの材料を使用し
、インクは成分を混合溶解後、0.2μmのフィルタで
加圧漉過を行って製造した。以上のようにして製造した
ヘッドを用いてインクを使いきるまでの記録を行った。
その結果、途中で目詰まりを起こす事も無く安定に記録
を行う事ができk.記録された文書は極めて鮮明で濃度
の高い、耐水性にすぐれたものであった。
実験例4 第4図に示すグルード型の記録ヘツ て、下記仕様のヘッドを製作した。
液路(ノズル)の径:直径40μm 吐出口密度: 180dpi, 10ノズルドにおい 1 9 フィルタ:リジメッシュ焼結金網.絶対除去率225μ
m,直径5mm 駆動周波数:6kHz インク組成: C.I.ダイレクトブラック19 5%
グリセリン       35% ジエチレングリコール   10% 尿素            5% 水                 45%インク粘
度: 6.1cps 色材はインクジェット記録用に精製されたNa2SO4
やNaClなどの塩を含まないグレードの材料を使用し
、インクは成分を混合溶解後、0.2μmのフィルタで
加圧漉過を行って微粒子を除去した。インクは別のイン
クカートリッジに40cc充填し100枚の画像の記録
をおこなった。その結果、途中で目詰まりを起こす事も
無く安定に記録を行う事ができた。記録された画像は極
めて鮮明で濃度の高く、コントラストが高く、かつ耐水
性にすぐれた記録物であった。
2 0 実験例5 第6図に示すバブルジェット方式の記録ヘッドにおいて
、下記仕様のヘッドを製作した。
液路の径:30μmX30μm 吐出口密度: 300dpi, 50吐出口第1のフィ
ルタ:リジメッシュ焼結金網.絶対除去率225 μm
 ,面積5mmX5mm第2のフィルタ:多孔質セラミ
ックス製,10■径駆動周波数:4kHz インク組成: C.I.ダイレクトブラック1547%
ポリエチレングリコール300  30%エチレングリ
コール     10% 水                   53%イン
ク粘度: 6.2cps 色材はインクジェット用に精製されたNa2SO4やN
aC1などの塩を含まないグレードの材料を使用し、イ
ンクは成分を混合溶解後、0.2μmのフィルタで加圧
漉過を行って製造した。インクは記録ヘッドとは別のカ
ートリッジに詰め上記の条件で2000枚の記録を行っ
た。その結果、途中で不吐出を起こすことも無く濃度の
高い鮮明な記録ができた。
比較例1 第1図に示すバブルジェット方式の記録ヘッドにおいて
、下記仕様のヘッドを製作した。
液路の径=30μm×30μm 吐出口密度: 300dpi, 50吐出口フィルタ:
リジメッシュ焼結金網,絶対除去率25μm,面積5m
mX5m+n 駆動周波数:4kl{z インク組成:実験例1に使用したインクインクは記録ヘ
ッドとは別のカートリッジに詰め、上記の条件で記録を
行った。その結果、この装置では1行目よりインクの吐
出がその駆動周波数に対して応答できず、一定の周波数
をこえると不吐出を起こすという不都合が生じた。
比較例2 第2図に示すデイスポーザブルタイプでバブル2 2 ジェット方式の記録ヘッドにおいて、下記仕様のヘッド
を製作した。
液路の径=25μm×25μm 吐出口密度: 400dpi, 64ノズルフィルタ:
リジメッシュ焼結金網,絶対除去率25μm,面積5m
mX5mm インクタンク容量: 40cc 吸収体:ボアサイズが約40μmのウレタン発泡体 駆動周波数+4kHz インク組戒:実施例2に使用したインク上記記録装置を
もちいて記録試験を行ったところ、この装置では1行目
よりインクの吐出が周波数に対して応答できず、一定の
周波数をこえると不吐出を起こすという不都合が生じた
(その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
バブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置において優
れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が23 達成できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書,同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型,コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長.収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が2 4 達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号と
しては、米国特許第4463359号明細書,同第43
45282号明細書に記載されているようなものが適し
ている。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明
の米国特許第4313124号明細書に記載されている
条件を採用すると、さら(優れた記録を行うことができ
る。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口,液路.電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書.米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
− 138461号公報に基いた構成としても本発明の
効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどの
ようなものであっても、記録を確実に効率よく行いうる
からである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。
そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合
せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成され
た1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加
えて、上例のようなシリアルタイプのものでも装置本体
は装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置
本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップ
タイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的
に設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた
場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピ2 6 ング手段、クリーニング手段、加圧或は吸引手段、電気
熱変換体或はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み合
わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予
備吐出モードを行なうことも安定した記録を行なうため
に有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、ソーダ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るものであってもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によればインク
の濃度や粘性が比較的高いインクを用い2 7 た場合にも適切なフィルタ機能が作用し、良好な記録を
行うことが可能となる。
この結果、以下に示す効果を得ることができる。
(1)従来よりも高濃度のインクが使用できることによ
り広範囲の画像濃度に対応することができ、ひいては品
位の高い記録を行なうことが出来る。
(2)粘度の高いインク、例えば揮発性が低く溶解力の
高い溶剤のインク等を使用できる。
(3)堅牢性は高いが高粘度、あるいは低溶解性のため
に使用できなかった色材を用いたインクを使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、それぞれ本発明の実施例に関するイ
ンクジェット記録装置および該装置へのインク供給系ま
たはその一部を示す模式的断面図である。 2 8 1・・・インク液路、 IA・・・吐出口、 2・・・共通液室、 3・・・フィルタ、 4・・・インク供給路、 5・・・インクタンク、 6・・・吐出エネルギー発生素子、 7・・・第2のフィルタ。 j 第5 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インク貯留部材からインクジェット記録ヘッドの吐
    出エネルギー発生素子が配設されるインク液路に至るイ
    ンク供給路にフィルタを具えたインクジェット記録装置
    において、前記フィルタのインクに対する絶対除去率は
    45μm以上225μm以下であることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。 2)前記インク供給路において前記フィルタよりも前記
    インク液路から遠い位置に配設される第2のフィルタを
    具え、該第2のフィルタの絶対除去率が40μm以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    記録装置。 3)前記インク貯留部材にインク吸収体が配設され、該
    吸収体に形成される開口の口径は40μm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装
    置。 4)前記インク液路の口径は、50μm以下であること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置。
JP107790A 1990-01-09 1990-01-09 インクジェット記録装置 Pending JPH03207662A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5481289A (en) * 1992-10-02 1996-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Ink supply mechanism, ink jet cartridge provided with such a mechanism, and ink jet recording apparatus provided with such a mechanism
US5519425A (en) * 1993-11-15 1996-05-21 Xerox Corporation Ink supply cartridge for an ink jet printer
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