JPH0320635B2 - - Google Patents
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- JPH0320635B2 JPH0320635B2 JP59178999A JP17899984A JPH0320635B2 JP H0320635 B2 JPH0320635 B2 JP H0320635B2 JP 59178999 A JP59178999 A JP 59178999A JP 17899984 A JP17899984 A JP 17899984A JP H0320635 B2 JPH0320635 B2 JP H0320635B2
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- Japan
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- temperature
- hot water
- spool
- water
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/01—Control of temperature without auxiliary power
- G05D23/13—Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures
- G05D23/1306—Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids
- G05D23/132—Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids with temperature sensing element
- G05D23/134—Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids with temperature sensing element measuring the temperature of mixed fluid
- G05D23/1346—Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids with temperature sensing element measuring the temperature of mixed fluid with manual temperature setting means
- G05D23/1353—Control of temperature without auxiliary power by varying the mixing ratio of two fluids having different temperatures for liquids with temperature sensing element measuring the temperature of mixed fluid with manual temperature setting means combined with flow controlling means
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、混合湯水の温度が設定温度からズレ
た場合に、制御弁部のスプール内に組込まれた感
温伸縮体がこれを感知してズレを是正する方向に
スプールを移動させ、湯、水各流入路の開口面積
を調節して混合湯水の温度を自動的に設定温度に
調節するように構成した自動温度調節式の混合水
栓に関するものである。
た場合に、制御弁部のスプール内に組込まれた感
温伸縮体がこれを感知してズレを是正する方向に
スプールを移動させ、湯、水各流入路の開口面積
を調節して混合湯水の温度を自動的に設定温度に
調節するように構成した自動温度調節式の混合水
栓に関するものである。
従来、自動温度調節式混合水栓1は、第5図に
示す如く、主要外殻2内の中央域に位置したスプ
ール6の移動により湯、水各流入路3,4の開口
面積を制御する感温伸縮体5を備えた制御弁部
B′と、該制御弁部B′の一側域に位置した上記ス
プール6の軸方向位置をコントロールする温度設
定部A′と、上記制御弁部の他側域に位置し混合
湯水の吐出流量をコントロールする開閉弁7を備
えた流量設定部C′とを上記主要外殻2内に配設
し、上記主要外殻2の下方に設けた湯、水の各供
給口8,9と上記湯、水の各流入溝3,4との間
に夫々逆止弁部D,Eを設けて構成したものであ
る。
示す如く、主要外殻2内の中央域に位置したスプ
ール6の移動により湯、水各流入路3,4の開口
面積を制御する感温伸縮体5を備えた制御弁部
B′と、該制御弁部B′の一側域に位置した上記ス
プール6の軸方向位置をコントロールする温度設
定部A′と、上記制御弁部の他側域に位置し混合
湯水の吐出流量をコントロールする開閉弁7を備
えた流量設定部C′とを上記主要外殻2内に配設
し、上記主要外殻2の下方に設けた湯、水の各供
給口8,9と上記湯、水の各流入溝3,4との間
に夫々逆止弁部D,Eを設けて構成したものであ
る。
しかし、従来の自動温度調節式混合水栓1は、
流量設定部C′の開閉弁7を制御弁部B′の流出側に
設けてあるため次の如き欠点があつた。
流量設定部C′の開閉弁7を制御弁部B′の流出側に
設けてあるため次の如き欠点があつた。
(a) 開閉弁7の閉止動作を湯水混合状態下で行う
ため、止水状態のときに湯、水の供給圧の高い
流体が供給圧の低い流体側へ逆流することがあ
り、逆止弁D,Eが必要不可欠である。このよ
うに、逆止弁D,E及び開閉弁7を備えること
は、水栓本体1を大型化すると共にコスト高と
なる。
ため、止水状態のときに湯、水の供給圧の高い
流体が供給圧の低い流体側へ逆流することがあ
り、逆止弁D,Eが必要不可欠である。このよ
うに、逆止弁D,E及び開閉弁7を備えること
は、水栓本体1を大型化すると共にコスト高と
なる。
(b) 感温伸縮体5が配置された湯、水の混合室へ
直接に、湯、水の供給圧が作用しているため、
開閉弁7を絞つたとき、混合室内の静圧が前記
湯、水の供給圧の影響を受けて変動し、感温伸
縮体5が所謂ハンチング現象を発生するという
欠点があつた。この現象は混合湯水温度の上下
脈動を招き使用上おおいに不快感を与えるもの
である。
直接に、湯、水の供給圧が作用しているため、
開閉弁7を絞つたとき、混合室内の静圧が前記
湯、水の供給圧の影響を受けて変動し、感温伸
縮体5が所謂ハンチング現象を発生するという
欠点があつた。この現象は混合湯水温度の上下
脈動を招き使用上おおいに不快感を与えるもの
である。
(c) また混合室へ流入した湯、水がストレートに
排出口側へ流れるので、十分に撹拌混合されな
い状態で感温伸縮体5と接触するようになり、
感温伸縮体5の感温動作が応答性且つ正確さに
欠けるという嫌いがあつた。
排出口側へ流れるので、十分に撹拌混合されな
い状態で感温伸縮体5と接触するようになり、
感温伸縮体5の感温動作が応答性且つ正確さに
欠けるという嫌いがあつた。
本発明は、上記欠点を解決するために、逆止弁
及び独立した開閉弁を何ら必要とせず、またハン
チング現象のない自動温度調節式混合水栓の提供
を目的とする。
及び独立した開閉弁を何ら必要とせず、またハン
チング現象のない自動温度調節式混合水栓の提供
を目的とする。
本発明の要旨は、スプールケース内に軸方向へ
摺動自在に挿嵌されたスプールと、該スプールの
両端側に形成された湯流入路及び水流入路と、前
記スプールの一端側に配置され、該スプールの軸
方向位置を設定して吐出水の温度を設定する温度
設定部と、前記スプール内を通過する流入湯水の
温度に応じてスプールを軸方向へ摺動させ、水流
入路及び湯流入路の夫々の開口面積を制御して吐
出水の温度を設定温度に自動的に調節補正する感
温伸縮体とが設けられた自動温度調節式混合水栓
において、前記水流入路を前記スプールの一端側
に設けた水弁部と前記スプールケースに設けた固
定の水弁座とで形成し、前記湯流入路を前記スプ
ールの他端側に設けた湯弁部と感温伸縮体の感温
部の外周側に遊合装着されて軸方向へ移動自在に
設けられた可動栓体の一端側の湯弁座とで形成
し、前記可動栓体の周側面に混合湯水の排出口を
形成すると共に、可動栓体の他端側に該可動栓体
の軸方向位置を設定する流量設定部を設け、前記
スプールに取り付けられた感温伸縮体と前記可動
栓体との間に湯水の混合湯水路を設け、該混合湯
水路の感温伸縮体と可動栓体との間の混合水が通
過する領域に、湯水の撹拌混合とスプール及び可
動栓体の復帰動作とを行うコイル状のリターンス
プリングを配設し、可動栓体の外周面上にストツ
パーを立設して該ストツパーをスプールケースの
長孔に遊嵌状態で係合させたことを特徴とする自
動温度調節式混合水栓である。
摺動自在に挿嵌されたスプールと、該スプールの
両端側に形成された湯流入路及び水流入路と、前
記スプールの一端側に配置され、該スプールの軸
方向位置を設定して吐出水の温度を設定する温度
設定部と、前記スプール内を通過する流入湯水の
温度に応じてスプールを軸方向へ摺動させ、水流
入路及び湯流入路の夫々の開口面積を制御して吐
出水の温度を設定温度に自動的に調節補正する感
温伸縮体とが設けられた自動温度調節式混合水栓
において、前記水流入路を前記スプールの一端側
に設けた水弁部と前記スプールケースに設けた固
定の水弁座とで形成し、前記湯流入路を前記スプ
ールの他端側に設けた湯弁部と感温伸縮体の感温
部の外周側に遊合装着されて軸方向へ移動自在に
設けられた可動栓体の一端側の湯弁座とで形成
し、前記可動栓体の周側面に混合湯水の排出口を
形成すると共に、可動栓体の他端側に該可動栓体
の軸方向位置を設定する流量設定部を設け、前記
スプールに取り付けられた感温伸縮体と前記可動
栓体との間に湯水の混合湯水路を設け、該混合湯
水路の感温伸縮体と可動栓体との間の混合水が通
過する領域に、湯水の撹拌混合とスプール及び可
動栓体の復帰動作とを行うコイル状のリターンス
プリングを配設し、可動栓体の外周面上にストツ
パーを立設して該ストツパーをスプールケースの
長孔に遊嵌状態で係合させたことを特徴とする自
動温度調節式混合水栓である。
使用開始前は、可動栓体が左側方向への限界位
置にあり、スプールの湯弁と湯弁座とを密着させ
ると共に、水弁と水弁座とを密着させており、完
全な止水状態である。このような状態から流量設
定ハンドルを吐水方向へ回転させると、可動栓体
がリターンスプリングの反発弾性力を受けて右方
向へ後退し、湯弁座がスプールの湯弁から離れて
湯流入路が開口する。湯流入路の開口に伴い、湯
は初期流入制御間隙を通過して可動栓体の混合湯
水路内へ流入する。
置にあり、スプールの湯弁と湯弁座とを密着させ
ると共に、水弁と水弁座とを密着させており、完
全な止水状態である。このような状態から流量設
定ハンドルを吐水方向へ回転させると、可動栓体
がリターンスプリングの反発弾性力を受けて右方
向へ後退し、湯弁座がスプールの湯弁から離れて
湯流入路が開口する。湯流入路の開口に伴い、湯
は初期流入制御間隙を通過して可動栓体の混合湯
水路内へ流入する。
そして、湯の混合湯水路内への流入により感温
伸縮体が制御を開始するようになる。この場合に
あつて、湯、水は感温伸縮体の先端側から後端側
へ向けてその略々全長に亘つて流れる。しかもそ
の途中において、リターンスプリングによつて十
分に撹拌混合される。そのため、感温伸縮体は応
答性に優れ且つ正確な動作が可能である。この感
温伸縮体の感温動作により、スプールは軸方向の
位置が補正され、吐出水が設定された温度になる
ように、湯流入路と水流入路との開口面積比を決
定する。スプールの移動に伴い水流入路から流入
した水は、スプール内を通過した後、湯流入路か
ら流入した湯と混合しつつ所望する温度になつて
可動栓体の排出口から吐出される。
伸縮体が制御を開始するようになる。この場合に
あつて、湯、水は感温伸縮体の先端側から後端側
へ向けてその略々全長に亘つて流れる。しかもそ
の途中において、リターンスプリングによつて十
分に撹拌混合される。そのため、感温伸縮体は応
答性に優れ且つ正確な動作が可能である。この感
温伸縮体の感温動作により、スプールは軸方向の
位置が補正され、吐出水が設定された温度になる
ように、湯流入路と水流入路との開口面積比を決
定する。スプールの移動に伴い水流入路から流入
した水は、スプール内を通過した後、湯流入路か
ら流入した湯と混合しつつ所望する温度になつて
可動栓体の排出口から吐出される。
吐水状態から止水する場合は、流量設定ハンド
ルを回動させて可動栓体を左方向へ移動させ、ス
プールを同様に左方向へ移動させてスプールの両
端側に設けられた湯、水の各流入路を閉塞すれば
よい。
ルを回動させて可動栓体を左方向へ移動させ、ス
プールを同様に左方向へ移動させてスプールの両
端側に設けられた湯、水の各流入路を閉塞すれば
よい。
このように混合室よりも上流側(一次側)で、
水流入路及び湯流入路を別々に止水しており、湯
及び水の供給圧差によつて高い供給圧側の流体が
低い供給圧側の方へ逆流する等のことはなく、逆
止弁等が不要である。また混合室が湯水の供給圧
の影響を受けることがなく、ハンチング現象等も
ない。すなわち、安定した動作が得られる。
水流入路及び湯流入路を別々に止水しており、湯
及び水の供給圧差によつて高い供給圧側の流体が
低い供給圧側の方へ逆流する等のことはなく、逆
止弁等が不要である。また混合室が湯水の供給圧
の影響を受けることがなく、ハンチング現象等も
ない。すなわち、安定した動作が得られる。
また可動栓体に設けたストツパーは、その軸方
向の移動量をスプールケースに設けた長孔の範囲
内で規制する。これは、流量調節に際して、可動
栓体の締め過ぎによるパツキン及び弁体等の損傷
防止と、分解メンテナンス時の可動栓体の飛び出
し防止と、可動栓体の廻り止めを行うためのもの
である。
向の移動量をスプールケースに設けた長孔の範囲
内で規制する。これは、流量調節に際して、可動
栓体の締め過ぎによるパツキン及び弁体等の損傷
防止と、分解メンテナンス時の可動栓体の飛び出
し防止と、可動栓体の廻り止めを行うためのもの
である。
第1図は本発明に係る自動温度調節式混合水栓
(以下、本発明混合水栓という)の実施例を示す
正面部分断面図である。混合栓水11の外殻12
は横長の筒状部が形成され、内部に複数の室を有
する。室は、供給湯水の各室e,dと、流出混合
湯水室fと、温度設定部A及び流量設定部Cの各
設置室a,cとからなる。供給湯水の各室e,d
は、下方に膨出された部分d′,e′が形成され、湯
水の各供給管14,13へ接続されている。また
流出混合湯水室fは、筒状外殻12の上部に突設
した吐水管部12aに連通する。
(以下、本発明混合水栓という)の実施例を示す
正面部分断面図である。混合栓水11の外殻12
は横長の筒状部が形成され、内部に複数の室を有
する。室は、供給湯水の各室e,dと、流出混合
湯水室fと、温度設定部A及び流量設定部Cの各
設置室a,cとからなる。供給湯水の各室e,d
は、下方に膨出された部分d′,e′が形成され、湯
水の各供給管14,13へ接続されている。また
流出混合湯水室fは、筒状外殻12の上部に突設
した吐水管部12aに連通する。
前記温度設定部Aを構成する温調ハンドル15
は、その中心部に、内外周面上にセレーシヨン溝
を有するリング17を嵌挿して、温調スピンドル
16の左端側に形成されたセレーシヨン溝へ嵌合
され、ボルト18により締結されている。温調ス
ピンドル16は、第2図Aに示す如く、その軸方
向の中央部が中空状のスピンドルケース19に回
転自在に枢支されており、スピンドル16の鍔部
16aとセツトリング21によりスピンドルケー
ス19に対する軸方向位置を規制してある。また
スピンドルケース19の右側寄りは、第1図に示
す如く、外殻12内の設置室aに嵌挿され、鍔部
19aを設置室aの左端の内曲り鍔部12bに当
接させて固定してある。従つて、スピンドルケー
ス19と温調スピンドル16及び温調ハンドル1
5は、外殻12にその軸方向位置が規制されて取
り付けられることになる。スピンドルケース19
の中空部内には、第2図Aに示す如く、スライダ
ー24がセレーシヨン嵌合により左右移動自在に
装着されている。スライダー24は、その左端側
に形成した雌螺子24aに温調スピンドルの雄螺
子16bを螺合してある。更にスライダー24
は、中空部内に、リリーフスプリング26と該リ
リーフスプリング26により右側方向へ付勢され
る円板27が内蔵され、ストツパーリング29に
より円板27の飛び出しを防止してある。リリー
フスプリング26は、後述する止水時(第2図B
参照)における感温伸縮体34の突出子34bの
突出を吸収するためのものである。
は、その中心部に、内外周面上にセレーシヨン溝
を有するリング17を嵌挿して、温調スピンドル
16の左端側に形成されたセレーシヨン溝へ嵌合
され、ボルト18により締結されている。温調ス
ピンドル16は、第2図Aに示す如く、その軸方
向の中央部が中空状のスピンドルケース19に回
転自在に枢支されており、スピンドル16の鍔部
16aとセツトリング21によりスピンドルケー
ス19に対する軸方向位置を規制してある。また
スピンドルケース19の右側寄りは、第1図に示
す如く、外殻12内の設置室aに嵌挿され、鍔部
19aを設置室aの左端の内曲り鍔部12bに当
接させて固定してある。従つて、スピンドルケー
ス19と温調スピンドル16及び温調ハンドル1
5は、外殻12にその軸方向位置が規制されて取
り付けられることになる。スピンドルケース19
の中空部内には、第2図Aに示す如く、スライダ
ー24がセレーシヨン嵌合により左右移動自在に
装着されている。スライダー24は、その左端側
に形成した雌螺子24aに温調スピンドルの雄螺
子16bを螺合してある。更にスライダー24
は、中空部内に、リリーフスプリング26と該リ
リーフスプリング26により右側方向へ付勢され
る円板27が内蔵され、ストツパーリング29に
より円板27の飛び出しを防止してある。リリー
フスプリング26は、後述する止水時(第2図B
参照)における感温伸縮体34の突出子34bの
突出を吸収するためのものである。
上記構成の温度設定部Aにあつては、第1図に
示す如く、温調ハンドル15を回動させることに
より、温調スピンドル16が一体に回転し、スラ
イダー24(第2図A参照)を軸方向に移動させ
ることができるが、このスライダー24の軸方向
移動を混合湯水の温度が危険温度以上にならない
ようにするために、適宜形式のストツパー機構2
8を設けてある。
示す如く、温調ハンドル15を回動させることに
より、温調スピンドル16が一体に回転し、スラ
イダー24(第2図A参照)を軸方向に移動させ
ることができるが、このスライダー24の軸方向
移動を混合湯水の温度が危険温度以上にならない
ようにするために、適宜形式のストツパー機構2
8を設けてある。
制御弁部Bは、第2図Aに示す如く、スプール
ケース36と、感温伸縮体(感温手段として内部
にワツクスを封入してある)34を備えたスプー
ル35からなる。スプール35は該ケース36内
に左右摺動自在に嵌挿されて後述するスプリング
37により常時左側方向に勢されている。スプー
ルケース36は、左端側において前記温度設定部
Aのスピンドルケース19の右端に螺合締結30
され、外殻12の供給湯水室e,d(第1図参照)
及び流出混合湯水室f(第1図参照)に嵌挿して
ある。スプールケース36は、供給水室d(第1
図参照)に位置する外周面上の一部に円周方向の
水流入溝(スリツト状)38が穿設され、更に供
給湯室e(第1図参照)に位置する外周面上の一
部に円周方向の湯流入溝(スリツト状)39が穿
設されている。該水流入溝38及び湯流入溝39
には、スクリーンフイルター33が夫々外嵌され
ている。更に、スプールケース36の右端寄りに
は円周方向の吐出口40が穿設されている。前記
スプール35は前後端に水弁31及び湯弁32が
形成されており、水弁31と前記スプールケース
36内に形成された環状の水弁座36aとにより
水流入路Gを形成し、湯弁32と後述する可動栓
体41に一体又は弁体に形成された湯弁座41a
とにより湯流入路Hを形成する。スプール35
は、通水孔35a,35a…を穿設したボス部3
5bに感温伸縮体34を螺着してある。該感温伸
縮体34は、大径の感温部(ワツクス封入部)3
4aを後述する可動栓体41の混合湯水路41c
内に配すると共に、突出子34bの先端部を前記
円板27に当接させてある。突出子34bは封入
されたワツクスの感温による膨張収縮に応じて突
出及び退入動作し、突出及び退入量が混合水の変
化量に一義的且つ直接的に比例する。前記リター
ンスプリング37は、後述する可動栓体41の中
空部内において、感温伸縮体34の膨出径大部と
可動栓体41の底部との間に、混合湯水路41c
内を流れる湯、水を撹拌混合すべく、湯水路を斜
めに横切るような状態で挿嵌されている。そし
て、このリターンスプリング37の付勢力は、前
記スライダー24内の円板を付勢するリリーフス
プリング26の付勢力よりも小さく設定してあ
る。このため円板27は定常時においてストツパ
ーリング29に圧接係止されて位置する。
ケース36と、感温伸縮体(感温手段として内部
にワツクスを封入してある)34を備えたスプー
ル35からなる。スプール35は該ケース36内
に左右摺動自在に嵌挿されて後述するスプリング
37により常時左側方向に勢されている。スプー
ルケース36は、左端側において前記温度設定部
Aのスピンドルケース19の右端に螺合締結30
され、外殻12の供給湯水室e,d(第1図参照)
及び流出混合湯水室f(第1図参照)に嵌挿して
ある。スプールケース36は、供給水室d(第1
図参照)に位置する外周面上の一部に円周方向の
水流入溝(スリツト状)38が穿設され、更に供
給湯室e(第1図参照)に位置する外周面上の一
部に円周方向の湯流入溝(スリツト状)39が穿
設されている。該水流入溝38及び湯流入溝39
には、スクリーンフイルター33が夫々外嵌され
ている。更に、スプールケース36の右端寄りに
は円周方向の吐出口40が穿設されている。前記
スプール35は前後端に水弁31及び湯弁32が
形成されており、水弁31と前記スプールケース
36内に形成された環状の水弁座36aとにより
水流入路Gを形成し、湯弁32と後述する可動栓
体41に一体又は弁体に形成された湯弁座41a
とにより湯流入路Hを形成する。スプール35
は、通水孔35a,35a…を穿設したボス部3
5bに感温伸縮体34を螺着してある。該感温伸
縮体34は、大径の感温部(ワツクス封入部)3
4aを後述する可動栓体41の混合湯水路41c
内に配すると共に、突出子34bの先端部を前記
円板27に当接させてある。突出子34bは封入
されたワツクスの感温による膨張収縮に応じて突
出及び退入動作し、突出及び退入量が混合水の変
化量に一義的且つ直接的に比例する。前記リター
ンスプリング37は、後述する可動栓体41の中
空部内において、感温伸縮体34の膨出径大部と
可動栓体41の底部との間に、混合湯水路41c
内を流れる湯、水を撹拌混合すべく、湯水路を斜
めに横切るような状態で挿嵌されている。そし
て、このリターンスプリング37の付勢力は、前
記スライダー24内の円板を付勢するリリーフス
プリング26の付勢力よりも小さく設定してあ
る。このため円板27は定常時においてストツパ
ーリング29に圧接係止されて位置する。
上記制御弁部Bにあつては、感温伸縮体34の
突出子34bのストロークによりスプール35の
位置が決定され、湯水流入路G,Hの開口面積比
が決定される。
突出子34bのストロークによりスプール35の
位置が決定され、湯水流入路G,Hの開口面積比
が決定される。
流量設定部Cは、前記リターンスプリング37
の反発弾性力を受ける可動栓体41の左端寄り
を、前記温度設定部Bのスプールケース36内に
左右摺動自在に挿嵌している。また可動栓体41
の右端寄りに、栓体ケース42を外嵌している。
そして、この栓体ケース42の後端中央寄りに、
調節ねじ43を螺合し、該調節ねじ43の進退に
より可動栓体41が進退するようにしている。栓
体ケース42は、前記外殻12の設置室c内に挿
嵌され、中央寄りの螺子部42aを外殻12に螺
合してある。前記可動栓体41の開口左端寄りに
は、前記湯弁座41aの内側寄りから環状壁41
bが突設され、該環状壁41bの外周面と前記ス
プール35の凹部35cの内周面との間には、使
用開始初期に湯の流入量を制限するための初期流
入制御間隔Iが形成されている。該環状壁41b
の突出寸法m(第2図B参照)は一般的に3〜7
mmとされると共に、初期流入制御間隙Iの寸法n
は0.5〜1.5mmとされる。更に、この環状壁41b
には、流体スリツト41dが必要に応じて適宜周
ピツチに形成されている。該流水スリツト41d
は、前記初期流入制御間隙Iと協同し、使用開始
直後にあつては、湯の流入量を制限して吐出水が
高温にならないようにしている。そして、感温伸
縮体34が制御動作を開始した以後は、吐出水が
高温になる心配は全くないので、この流水スリツ
ト41dを通じて必要な湯量を確保するようにし
ている。前記可動栓体41は、その中空内部の感
温伸縮体34との間が混合湯水路41cとなつて
いると共に、湯水混合領域の後端寄りに排出口4
1eが開口されている。更に、可動栓体41に
は、その移動量を規制するストツパー45が取り
付けられている。このストツパー45は、例えば
長孔状の吐出口40内に遊合状態で係合されてい
る。ストツパー45は、流量設定ハンドル46を
廻し過ぎると、可動栓体41の締め過ぎとなり、
弁体31,32及びそのパツキンの損傷事故が発
生するのでこれを防止せんとするためのものであ
る。またストツパー45は、可動栓体41の回転
を防止することにより、捩れによる弁体31,3
2及びそのパツキンやOリング等の損傷を防止す
るようにしている。更に、ストツパー45は、メ
ンテナンスに際し、栓体ケース42を螺脱させた
ときのリターンスプリング37の付勢力による栓
体41の飛び出しを防止する機能をも有してい
る。前記調節ねじ43は、第1図に示す如す、セ
レーシヨン軸43aに流量設定ハンドル46が係
合され、ボルト47にて締結されている。前記可
動栓体41は、該流量設定ハンドル46の回転に
よる調節ねじ43の進退に伴い、水弁座36aと
湯弁座41aとの距離Lを変化させ湯水混合水量
を調節する。
の反発弾性力を受ける可動栓体41の左端寄り
を、前記温度設定部Bのスプールケース36内に
左右摺動自在に挿嵌している。また可動栓体41
の右端寄りに、栓体ケース42を外嵌している。
そして、この栓体ケース42の後端中央寄りに、
調節ねじ43を螺合し、該調節ねじ43の進退に
より可動栓体41が進退するようにしている。栓
体ケース42は、前記外殻12の設置室c内に挿
嵌され、中央寄りの螺子部42aを外殻12に螺
合してある。前記可動栓体41の開口左端寄りに
は、前記湯弁座41aの内側寄りから環状壁41
bが突設され、該環状壁41bの外周面と前記ス
プール35の凹部35cの内周面との間には、使
用開始初期に湯の流入量を制限するための初期流
入制御間隔Iが形成されている。該環状壁41b
の突出寸法m(第2図B参照)は一般的に3〜7
mmとされると共に、初期流入制御間隙Iの寸法n
は0.5〜1.5mmとされる。更に、この環状壁41b
には、流体スリツト41dが必要に応じて適宜周
ピツチに形成されている。該流水スリツト41d
は、前記初期流入制御間隙Iと協同し、使用開始
直後にあつては、湯の流入量を制限して吐出水が
高温にならないようにしている。そして、感温伸
縮体34が制御動作を開始した以後は、吐出水が
高温になる心配は全くないので、この流水スリツ
ト41dを通じて必要な湯量を確保するようにし
ている。前記可動栓体41は、その中空内部の感
温伸縮体34との間が混合湯水路41cとなつて
いると共に、湯水混合領域の後端寄りに排出口4
1eが開口されている。更に、可動栓体41に
は、その移動量を規制するストツパー45が取り
付けられている。このストツパー45は、例えば
長孔状の吐出口40内に遊合状態で係合されてい
る。ストツパー45は、流量設定ハンドル46を
廻し過ぎると、可動栓体41の締め過ぎとなり、
弁体31,32及びそのパツキンの損傷事故が発
生するのでこれを防止せんとするためのものであ
る。またストツパー45は、可動栓体41の回転
を防止することにより、捩れによる弁体31,3
2及びそのパツキンやOリング等の損傷を防止す
るようにしている。更に、ストツパー45は、メ
ンテナンスに際し、栓体ケース42を螺脱させた
ときのリターンスプリング37の付勢力による栓
体41の飛び出しを防止する機能をも有してい
る。前記調節ねじ43は、第1図に示す如す、セ
レーシヨン軸43aに流量設定ハンドル46が係
合され、ボルト47にて締結されている。前記可
動栓体41は、該流量設定ハンドル46の回転に
よる調節ねじ43の進退に伴い、水弁座36aと
湯弁座41aとの距離Lを変化させ湯水混合水量
を調節する。
上記構成の流量設定部Cにあつては、流量設定
ハンドル46の止水方向への回転に伴い第2図B
に示す可動栓体41を左側方向への限界位置まで
移動させて前記距離Lを最少値にすると、スプー
ル35の湯弁32と湯弁座41aが密着すると共
に水弁31と水弁座36aが密着して完全に止水
状態となる。次に、流量設定ハンドル46を止水
位置から吐水方向へ回転させると、リターンスプ
リング37の反発弾性力により可動栓体41が自
動的に右側方向へ移動してスプール35が可動状
態となり、可動栓体41の移動量に対応する混合
湯水量が可動栓体41内部の混合湯水路41c内
へ導かれる。
ハンドル46の止水方向への回転に伴い第2図B
に示す可動栓体41を左側方向への限界位置まで
移動させて前記距離Lを最少値にすると、スプー
ル35の湯弁32と湯弁座41aが密着すると共
に水弁31と水弁座36aが密着して完全に止水
状態となる。次に、流量設定ハンドル46を止水
位置から吐水方向へ回転させると、リターンスプ
リング37の反発弾性力により可動栓体41が自
動的に右側方向へ移動してスプール35が可動状
態となり、可動栓体41の移動量に対応する混合
湯水量が可動栓体41内部の混合湯水路41c内
へ導かれる。
ところで、可動栓体41が後退した使用開始直
後にあつては、初期流入制御間隙Iが使用開始直
後に吐出される湯の量を制御する。そのため、混
合水栓の使用を開始した時点から感温伸縮体34
が定常制御状態となるまでの間(通常は0.5秒以
下)に吐出される湯の量は、必要最少限となる。
次に、湯の流入により感温伸縮体34が自動的に
制御を開始するようになる。これにより、スプー
ル35はその軸方向位置が補正され、所望する温
度の吐出水が得られるように、湯流入路Hと水流
入路Gとの開口面積比を修正する。そして、スプ
ール35の移動に伴い水流入路Gから流入した水
は、スプール35の通水孔35a,35a…を通
過した後、湯流入路Hから流入した湯と混合しつ
つ所望温度になつて可動栓体41の混合湯水路4
1c内へ導かれる。
後にあつては、初期流入制御間隙Iが使用開始直
後に吐出される湯の量を制御する。そのため、混
合水栓の使用を開始した時点から感温伸縮体34
が定常制御状態となるまでの間(通常は0.5秒以
下)に吐出される湯の量は、必要最少限となる。
次に、湯の流入により感温伸縮体34が自動的に
制御を開始するようになる。これにより、スプー
ル35はその軸方向位置が補正され、所望する温
度の吐出水が得られるように、湯流入路Hと水流
入路Gとの開口面積比を修正する。そして、スプ
ール35の移動に伴い水流入路Gから流入した水
は、スプール35の通水孔35a,35a…を通
過した後、湯流入路Hから流入した湯と混合しつ
つ所望温度になつて可動栓体41の混合湯水路4
1c内へ導かれる。
而して、この混合湯水路41cには、湯水の流
れを遮るようにコイル状のリターンスプリング3
7が配設されている。そのため、混合湯水路41
c内へ流入した湯と水は、前記スプリング37に
よつて十分に撹拌混合される。しかも、前記スプ
リング37は感温伸縮体34の感温ワツクスが封
入されている部分のほぼ全長に跨つて配設されて
おり、結果として感温伸縮体34は十分に撹拌混
合された湯水の温度を検知することができる。ま
た感温伸縮体34の最も敏感な個所は、可動栓体
41の排出口41eに近い後端部であり、この位
置における混合水の温度は十分に撹拌混合された
後のものであるため、極めて正確な感温動作が可
能である。従つて、このような混合湯水路41c
における感温伸縮体34の感温動作は、極めて正
確且つ応答性に優れたものとなり、自動温度調節
式湯水混合水栓としての機能を飛躍的に向上させ
ることが可能である。
れを遮るようにコイル状のリターンスプリング3
7が配設されている。そのため、混合湯水路41
c内へ流入した湯と水は、前記スプリング37に
よつて十分に撹拌混合される。しかも、前記スプ
リング37は感温伸縮体34の感温ワツクスが封
入されている部分のほぼ全長に跨つて配設されて
おり、結果として感温伸縮体34は十分に撹拌混
合された湯水の温度を検知することができる。ま
た感温伸縮体34の最も敏感な個所は、可動栓体
41の排出口41eに近い後端部であり、この位
置における混合水の温度は十分に撹拌混合された
後のものであるため、極めて正確な感温動作が可
能である。従つて、このような混合湯水路41c
における感温伸縮体34の感温動作は、極めて正
確且つ応答性に優れたものとなり、自動温度調節
式湯水混合水栓としての機能を飛躍的に向上させ
ることが可能である。
このようにして所望する温度に自動調節された
混合湯水は、可動栓体41の排出口41e及びス
プールケース36の流出口40を通過して第1図
に示す吐水管部12aへ導かれ吐水口12a′から
吐水される。
混合湯水は、可動栓体41の排出口41e及びス
プールケース36の流出口40を通過して第1図
に示す吐水管部12aへ導かれ吐水口12a′から
吐水される。
以上説明したところから明らかなように、本発
明にあつては、次のような効果を奏している。
明にあつては、次のような効果を奏している。
本発明の混合水栓は、水流入路及び湯流入路
を別々に止水する止水機構が採用されているた
め、従来の混合水栓において必須とされた逆止
弁及び独立した開閉弁が不要となり、水栓本体
を小型化できると共に低コストとすることがで
きる。
を別々に止水する止水機構が採用されているた
め、従来の混合水栓において必須とされた逆止
弁及び独立した開閉弁が不要となり、水栓本体
を小型化できると共に低コストとすることがで
きる。
本発明混合水栓は、止水機構の流出側に感温
伸縮体が位置するため、供給湯水の圧力変動に
対しても感温伸縮体周囲の静圧に急激な変動を
生じさせない。その結果、本発明混合水栓は、
従来の混合水栓において発生していた所謂ハン
チング現象が皆無となり、安定した温度の混合
湯水を得ることができる。
伸縮体が位置するため、供給湯水の圧力変動に
対しても感温伸縮体周囲の静圧に急激な変動を
生じさせない。その結果、本発明混合水栓は、
従来の混合水栓において発生していた所謂ハン
チング現象が皆無となり、安定した温度の混合
湯水を得ることができる。
また混合湯水路内へ配設したリターンスプリ
ングによつて、湯水を十分に撹拌混合すること
ができ、しかもこのようにして撹拌混合された
湯水は、感温伸縮体のほぼ全長に亘つてこれと
接触する。そのため、極めて正確且つ応答性に
優れた感温動作を実現することができ、自動温
度調節式湯水混合水栓としての機能を飛躍的に
向上させることが可能である。
ングによつて、湯水を十分に撹拌混合すること
ができ、しかもこのようにして撹拌混合された
湯水は、感温伸縮体のほぼ全長に亘つてこれと
接触する。そのため、極めて正確且つ応答性に
優れた感温動作を実現することができ、自動温
度調節式湯水混合水栓としての機能を飛躍的に
向上させることが可能である。
更にまた、可動栓体に設けたストツパーは、
可動栓体の軸方向の移動量をスプールケースに
設けた長孔の範囲内で規制している。そのた
め、流量調節に伴う可動栓体の締め過ぎによる
パツキン及び弁体等の損傷防止と、可動栓体の
周方向の捩れ等による弁体及びパツキン等の損
傷防止と、分解メンテナンス時の可動栓体の飛
び出しを防止することが可能である。これによ
り、流量調節器の各部品の長寿命化が可能であ
り、また組立作業及び分解作業を簡略化するこ
とが可能である。
可動栓体の軸方向の移動量をスプールケースに
設けた長孔の範囲内で規制している。そのた
め、流量調節に伴う可動栓体の締め過ぎによる
パツキン及び弁体等の損傷防止と、可動栓体の
周方向の捩れ等による弁体及びパツキン等の損
傷防止と、分解メンテナンス時の可動栓体の飛
び出しを防止することが可能である。これによ
り、流量調節器の各部品の長寿命化が可能であ
り、また組立作業及び分解作業を簡略化するこ
とが可能である。
第1図乃至第3図は本発明に係る自動温度調節
式混合水栓の実施例を示すものであり、第1図は
全体を示す正面部分断面図、第2図A,Bは本体
の外殻内に挿嵌されるカートリツジを示す縦断面
図、第3図は従来の自動温度調節式混合水栓の正
面断面図である。 31…水弁、32…湯弁、34…感温伸縮体、
35…スプール、35c…凹部、36…スプール
ケース、36a…水弁座、41…可動栓体、41
a…湯弁座、41b…環状壁、41d…流水スリ
ツト、A…温度設定部、G…水流入路、H…湯流
入路。
式混合水栓の実施例を示すものであり、第1図は
全体を示す正面部分断面図、第2図A,Bは本体
の外殻内に挿嵌されるカートリツジを示す縦断面
図、第3図は従来の自動温度調節式混合水栓の正
面断面図である。 31…水弁、32…湯弁、34…感温伸縮体、
35…スプール、35c…凹部、36…スプール
ケース、36a…水弁座、41…可動栓体、41
a…湯弁座、41b…環状壁、41d…流水スリ
ツト、A…温度設定部、G…水流入路、H…湯流
入路。
Claims (1)
- 1 スプールケース内に軸方向へ摺動自在に挿嵌
されたスプールと、該スプールの両端側に形成さ
れた湯流入路及び水流入路と、前記スプールの一
端側に配置され、該スプールの軸方向位置を設定
して吐出水の温度を設定する温度設定部と、前記
スプール内を通過する流入湯水の温度に応じてス
プールを軸方向へ摺動させ、水流入路及び湯流入
路の夫々の開口面積を制御して吐出水の温度を設
定温度に自動的に調節補正する感温伸縮体とが設
けられた自動温度調節式混合水栓において、前記
水流入路を前記スプールの一端側に設けた水弁部
と前記スプールケースに設けた固定の水弁座とで
形成し、前記湯流入路を前記スプールの他端側に
設けた湯弁部と感温伸縮体の感温部の外周側に遊
合装着されて軸方向へ移動自在に設けられた可動
栓体の一端側の湯弁座とで形成し、前記可動栓体
の周側面に混合湯水の排出口を形成すると共に、
可動栓体の他端側に該可動栓体の軸方向位置を設
定する流量設定部を設け、前記スプールに取り付
けられた感温伸縮体と前記可動栓体との間に湯水
の混合湯水路を設け、該混合湯水路の感温伸縮体
と可動栓体との間の混合水が通過する領域に、湯
水の撹拌混合とスプール及び可動栓体の復帰動作
とを行うコイル状のリターンスプリングを配設
し、可動栓体の外周面上にストツパーを立設して
該ストツパーをスプールケースの長孔に遊合状態
で係合させたことを特徴とする自動温度調節式混
合水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17899984A JPS6155485A (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 自動温度調節式混合水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17899984A JPS6155485A (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 自動温度調節式混合水栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6155485A JPS6155485A (ja) | 1986-03-19 |
JPH0320635B2 true JPH0320635B2 (ja) | 1991-03-19 |
Family
ID=16058342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17899984A Granted JPS6155485A (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 自動温度調節式混合水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6155485A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0436728B1 (en) * | 1989-08-03 | 1995-02-22 | Inax Corporation | Tap for hot-cold mixed water and structure for fixation thereof |
JP2556675Y2 (ja) * | 1990-09-07 | 1997-12-08 | 愛三工業株式会社 | 湯水混合栓 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4862012A (ja) * | 1972-11-16 | 1973-08-30 | ||
JPS5016924A (ja) * | 1973-06-18 | 1975-02-22 | ||
JPS5085925A (ja) * | 1973-11-28 | 1975-07-10 | ||
JPS5894537A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-04 | 株式会社 喜多村合金製作所 | 単把手湯水混合栓 |
-
1984
- 1984-08-28 JP JP17899984A patent/JPS6155485A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4862012A (ja) * | 1972-11-16 | 1973-08-30 | ||
JPS5016924A (ja) * | 1973-06-18 | 1975-02-22 | ||
JPS5085925A (ja) * | 1973-11-28 | 1975-07-10 | ||
JPS5894537A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-04 | 株式会社 喜多村合金製作所 | 単把手湯水混合栓 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6155485A (ja) | 1986-03-19 |
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