JPH0320635A - 力検出装置 - Google Patents

力検出装置

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JPH0320635A
JPH0320635A JP1155032A JP15503289A JPH0320635A JP H0320635 A JPH0320635 A JP H0320635A JP 1155032 A JP1155032 A JP 1155032A JP 15503289 A JP15503289 A JP 15503289A JP H0320635 A JPH0320635 A JP H0320635A
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force
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JP1155032A
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Inventor
Kazuhiro Okada
和廣 岡田
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Wako KK
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Wako KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は力検出装置、特にXYZ三次元座標系において
、原点を作用点として各軸方向に作用する力および各輔
回りに作用するモーメントを検出する力検出装置に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、ある作用点に働く力を検出する装置は、この力
の作用によって生じる応力歪みを極出することによって
間接的に力の検出を行っている。応力歪みの検出は、力
の作用によって応力歪みを生じる起歪体の各部にストレ
ーンゲージなどの検出器を設け、この検出器の抵抗値な
どの変化を測定することによって行われている。
最近では、機械的変形によって電気抵抗が変化するとい
うビエゾ抵抗効果の性質を備えた抵抗素子を、半導体基
板上に配列し、この抵抗素子の抵抗値の変化から力を検
出する技術も提案されている。力の作用によって半導体
基板上に機械的な歪みを起こさせ、これによって生じる
抵抗素子の抵抗値の変化を電気的に検出するのである。
たとえば、特開昭63−266329号公報には、XY
平面上に広がった基板上の、X軸方向およびY軸方向に
沿った所定位置に、複数の抵抗素子を形成し、これら抵
抗素子を特有のブリッジ回路に組むことにより、各軸方
向に作用した力および各軸回りに作用したモーメントを
、ブリッジ電圧の変化として検出できる技術が開示され
ている。また、特願平1. − 2 3 1. 2 1
号明細書には、より正確な測定が可能な抵抗素子の配置
が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の力険出装置では、原点を作用点として、X軸方向
の力Fx,Y軸方向の力i;’y,z軸方向の力Fz.
そしてX軸回りのモーメントMx,Y軸回りのモーメン
トMY,Z軸回りのモーメントM z ,の6つの成分
を検出することができる。ところが、従来の装置には、
この各戊分の感度に著しい相違が生じるという問題点が
ある。たとえば、前述の特開昭63−266329号公
報に開示された装置、あるいは前述の特願平1 − 2
 3 1. 2 1号明細書に開示された装置では、F
zの検出感度ニ比べ、FxあるいはFYの検出感度が1
/10程度となる。すなわち、同じ力を2軸方向に加え
た場合と、X軸あるいはY軸方向に加えた場合とでは、
検出電圧値に10倍もの差が出てしまう。
このため、各出力信号を正確に処理することが困難にな
る。また、これらの装置では、他方向成分の干渉を相殺
するような位置に抵抗素子を配置した構成になっている
が、力の各成分ごとの検出感度が大きく違うと、干渉を
うまく相殺することができず、正確な測定ができないと
いう問題も生しる。
そこで本発明は、各方向戊分についての検出感度ができ
るだけ均一になるような力検出装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕 (1)  本願第1の発明は、 機械的変形によって電気抵抗が変化する性質をもち所定
面上に形或された抵抗素子と、この抵抗素子に機械的変
形を生じさせるための起歪体と、 を備え、抵抗素子形成面の中央付近に原点をとり、抵抗
素子形成面がXY平面に含まれるようにXYZ三次元座
標系を定義したときに、原点を作用点として、座標軸方
向に作用する力あるいは座標軸回りに作用するモーメン
トを検出する力険出装置において、 抵抗素子形戊而の原点の下方に位置し、作用する力を原
点に伝える作用部と、 抵抗素子形成面の周囲を固定するための固定部と、 作用部と固定部との間に形成され、Z軸方向に対して十
分な可撓性をもった第1可撓部と作用部と固定部との間
に形成され、Z軸に対して垂直な方向に対して十分な可
撓性をもった第2可撓部と、 によって起歪体を構成したものである。
(2〉  本願第2の発明は、 機械的変形によって電気抵抗が変化する性質をもつ抵抗
素子が上面に形成された基板と、この基板に機械的変形
を生じさせるために、基板の下面に接続された起歪体と
、 を備え、基板上面の中央付近に原点をとり、基板上而が
XY平面に含まれるようにXYZ三次元座標系を定義し
たときに、原点を作用点として、座標軸方向に作用する
力あるいは座標軸回りに作用するモーメントを検出する
力検出装置において、基板の原点の下方α置に接続され
、作用する力を原点に伝える作用部と、 基板の周囲を固定するための固定部と、作用部と固定部
との間に形成され、z軸方向に対して十分な可撓性をも
った第1可撓部と、作用部と固定部との間に形或され、
Z軸に対して垂直な方向に対して十分な可撓性をもった
第2可撓部と、 によって起歪体を構成したものである。
(3)  本願第3の発明は、上述の第2の発明に係る
力検出装置において、 Z軸に対してほぼ垂直な面に沿って延び、Z軸方向につ
いての厚みが小さく、Z軸の周囲を取り囲むように設け
られた環状平板部によって、第1可撓部を構成したもの
である。
(4〉  本願第4の発明は、上述の第2の発明に係る
力検出装置において、 Z軸に対してほほ平行な面に沿って延び、Z軸に対して
垂直な方向についての厚みが小さく、Z軸の周囲を取り
囲むように設けられた筒状部によって、第2可撓部を構
成したものである。
〔作 用〕
本発明によれば、起歪体に第1可撓部と第2可撓部とが
形或される。第1可撓部はZ軸方向に対して十分な可撓
性をもっているため、作用部に2軸方向の力が作用した
場合、この第1可撓部の撓みによってZ軸方向の機械的
変形が抵抗素子に十分に伝達される。また、第2の可撓
部はZ輔に対して垂直な方向に対して十分な可撓性をも
っているため、作用部にX軸方向あるいはY軸方向の力
が作用した場合、この第2可撓部の撓みによってX軸方
向あるいはY軸方向の機械的変形が抵抗素子に十分に伝
達される。結局、x, y, zのいずれの方向成分の
力に対してもほほ均等な検出感度が得られる。
〔実施例〕
装置の全体構成 以下本発明を図示する実施例に基づいて詳述する。第1
図は本発明の一実施例に係る力検出装置の側断面図、第
2図は同装置の上面図である。この装置は、大きく分け
て、半導体基板10と起歪体20との2つの構成要素か
らなる。実際の製品としては、この他に半導体基板10
の上面を保護するためのカバー、装置を収容する筐体、
電気的な配線などの要素が必要になるが、ここでは便宜
上、これらの付属品についての説明は省略する。
半導体基板10の上面の中央部に作用点Pを定義し、こ
の作用点Pを原点としてXYZ三次元座標系を図のよう
に定義する。半導体基板10の上面がちょうどXY平面
内に含まれることになる。第2図に示す装置をX軸に沿
って切った断面図が第1図の側断面図に相当する。半導
体基板10の構造をより明瞭にするために、第2図に示
す装置を切断線A−Aに沿って切った側断面図を第3図
に示す。また、起歪体20の{1号造をより明瞭にする
ために、起歪体20だけの上面図を第4図に示す。
半導体基板の構成 はじめに、半導体基板10の構造を説明する。
半導体基板10は、この実施例ではシリコンのウエハを
正方形に切断したものであり、4か所に四分円状の貫通
孔15が設けられ、その結果、4本の架橋部11〜]4
が形戊されている。この架橋部11〜14のそれぞれに
は、6か所に抵抗素子群Rが形成されている。第2図に
示すように、この抵抗素子群Rは合計24か所に形成さ
れていることになる。第5図は、この24か所に形成さ
れた抵抗素子群Rを示す拡大上面図である。ここでは、
Rl−R24と符号を付して示している。この各抵抗素
子群R1〜R24は、それぞれが複数の抵抗素子で構成
されている。第5図に示す各抵抗素子群の位置は、その
抵抗素子群に所属する抵抗素子が分布する領域を示して
いるにすぎない。たとえば、抵抗素子群R3は、第6図
に示すように、4つの抵抗素子r1〜r4によって構成
されており、この抵抗素子r1〜r4が、第5図におい
てR3と記された領域に分布l7ていることになる。
各抵抗素子は、半導体基板10上に不純物を拡散するこ
とによって形或されており、機械的変形によって電気抵
抗が変化するビエゾ抵抗効果をもつ批抗素子である。
この装置を力検出装置として用いるには、上述のように
配された24組の抵抗素子群を用いて、第7図(a)〜
(「〉に示すような6とおりのブリッジを形成する。各
ブリッジにはそれぞれ電源30が接続されるとともに、
作用点Pに加えられたX軸方向の力Fx,Y?th方向
の力FY,Z軸方向の力Fz,そしてX軸回りのモーメ
ントMxSY輔回りのモーメントMY,Z軸回りのモー
メントMz、の6つの力成分を示す電圧値VFx,VF
y,VF Z,VMx,VMy,VMzを検出する電圧
計41〜46が接続されている。なお、このブリッジ回
路図で示されている各抵抗素子の記号は、その抵抗素子
群の中のlつの抵抗素子を意味しており、同一記号が付
されている抵抗素子であってもそれらは同一の抵抗素子
群に属する別な抵抗素子を意味するものとする。たとえ
ば、第7図の回路図中、R3と記された抵抗素子は同図
(C)に2か所、同図(e)に2か所、合計で4か所に
用いられているが、これらはそれぞれ第6図に示す4つ
の抵抗素子r1〜r4を用いており、亙いに電気的に独
立した別な抵抗素子である。ここでは、説明の便宜上、
抵抗素子群Rx(X=1〜24)に属する1抵抗素子を
示すのに、同一記号Rxを用いた。
結局、第5図に示すように抵抗素子群を配置し、第7図
に示すようなブリッジ回路を形成すると、作用点Pに加
わる3輔方向の力および3軸回りのモーメントという6
成分の検出が可能になる。この検出原理については、本
願の本旨ではないため、ここでは説明を省略する。詳抑
は特願平1−23121号明細書を参点されたい。なお
、1氏抗素子の配置は、ここに述べたものに限定される
わけではなく、たとえば特開昭63−266329号公
報に開示された配置や、その他の配置を採ってもかまわ
ない。
起歪体の構成 それでは、本願発明の本旨となる起歪体20の構造につ
いて説明する。この起歪体20の構造は第3図の側断面
図および第4図の上面図を参照するとよくわかる。全体
はほほ′円盤状をしている。
中央の作用部21は下方に突出しており、実際には、こ
の作川部21の下端に外力を加えることによって力険出
を行うことになる。作用部21の上端は半導体基板10
の下面に接着されている。
方、周囲の固定部22は、通常は、装置を収容する筐体
に固着される。固定部22の上面は半導体基板10の下
面に接着されている。作用部21と固定部22との間に
は、環状平板部23および筒状部24が設けられている
。環状平板部23は、ワッシャのような形状をした部分
であり、XY平面に沿って延び、肉厚が薄く、Z軸の周
囲を取り囲むような位置に設けられている。筒状部24
はZ軸を中心軸とする円筒形をしており、肉厚が薄《で
きている。この筒状部24を形成したため、起歪体20
の上面には環状溝25が形戊されることになる。このよ
うに起歪体20は、中心から周囲に向かって順に、作用
部21、環状平板部23、筒状部24、固定部22、の
各部より構威されるが、これらの各部は別々の部品では
なく、一体構威された起歪体の一部分をなすものである
。なお、起歪体20の祠質としてはコバール(鉄、コバ
ルト、ニッケルの合金)を用いるのが好ましい。この起
歪体20の固定部22を固定しておき、作用部21に外
力を作用させると、環状平板部23および筒状部24に
撓みが生じ、起歪体1:]身が変形することになる。こ
の変形は半導体基板10に伝達され、この変形に対応し
た力が検出されることになる。
前述のように、この装置は作用点Pについての3軸方向
の力および3軸回りのモーメントを検出することができ
るが、起歪体20の役割は作用部21の下端に加えられ
た力を作用点Pに伝達し、作用点Pに3軸方向の変位、
3軸回りの四転歪みを生じさせることにある。このとき
、この変位や歪みの生じやすさが各軸ごとに異なると、
検出感度が各相ごとに異なる桔果となる。上述のin造
をもった起歪体を用いると、各輔についての変位や歪み
の生じやすさをほほ均等にすることができる。
この理由を以下に説明する。
第8図は、作用点PにX軸方向の力Fxが作用した場合
の起歪体20の変形状態を示す側断面図である。このよ
うな変形は、作用部21に図のような力Fを加えること
によって得られる。この場合、筒状部24が図のように
撓んで起歪体20が機械的に変形し、この変形が半導体
基板10に伝達される。筒状部24は肉厚が薄くできて
いるため、X軸方向には容易に撓むことができるのであ
る。したがって、力Fxに対してこの装置は十分な検出
感度をもつことになる。なお、Y軸方向の力FVが作用
した場合も全く同様であり、力Fyに対しても十分な検
出感度をもつ。
第9図は、作用点Pに2軸方向の力Fzが作用した場合
の起歪体20の変形状態を示す側断面図である。このよ
うな変形は、作用部21に図のような力Fを加えること
によって得られる。この場合、環状平板部23が図のよ
うに撓んで起歪体20が機械的に変形し、この変形が半
導体基板10に伝達される。環状平板部23は肉厚が薄
くてきているため、Z軸方向には容易に撓むことができ
るのである。したがって、力Fzに対してこの装置は十
分な検出感度をもつことになる。
第10図は、作用点PにY軸回りのモーメントMyが作
用した場合の起歪体20および半導体基板10の変形状
態を示す上面図である。このような変形は、作用部21
の底部に図のような力Fを加えることによって得られる
。この場合、環状平板部23が図のように撓んて起歪体
20が機械的に変形し、この変形が半導体基板10に伝
達される。環状平板部23は肉厚が薄くてきているため
、このような方向に容易に撓むことができるのである。
したがって、モーメントMyに対してこの装置は十分な
検出感度をもつことになる。なお、X軸回りのモーメン
トMxが作用した場合も全く同様であり、モーメントM
xに対しても十分な検出感度をもつ。
第11図は、作用点PにZ軸回りのモーメントMzが作
用した場合の起歪体20および半導体基板10の変形状
態を示す上面図である。このような変形は、作用部21
をZ軸まわりにひねるような力を加えることによって得
られる。この場合、筒状部24がねじれるような方向に
撓んで起歪体20が機械的に変形し、この変形が半導体
基板10に伝達される。筒状部24は肉厚が薄くてきて
いるため、このようなねじれる方向に容易に撓むことが
できるのである。したがって、モーメントMzに対して
この装置は十分な検出感度をもつことになる。
要するに、ここに示す起歪体20は、Z軸方向に対して
十分な可撓性をもった第1可撓部として環状平板部23
を、Z輔に対して垂直な方向に対して十分な可撓性をも
った第2可撓部として筒状部24を、それぞれ設けるよ
うにしたため、いずれの軸方向の力が作用しても、いず
れの軸回りのモーメントが作用しても、起歪体は十分に
変形することができる。したがってこの力検出装置では
、各軸についてほほ均一な検出感度が得られるようにな
る。
他の実施例 第12図に本発明の別な実施例に係る力検出装置の側断
面図を示す。この装置の起歪体20には、24aと24
bとの2つの筒状部が設けられており、この点が前述の
実施例と異なる。このため、環状溝も25aと25bと
の2つが形成されることになる。第13図および第14
図はこの装置にX軸方向の力F.xを作用させたときの
変形状態を示す側断面図および上面図である。2つの筒
状部24 a,  24 bの両方が撓むために、より
変形がしやすくなっている。変形により、第14図に+
印で示した箇所は伸び、一印で示した箇所は縮むことに
なる。この伸び、縮みの最も顕著な位置が環状溝の真上
の位置となる。したがって、抵抗素子Rはそれぞれ環状
溝25aおよび25bの真上に形戊するのが、感度を向
上させるために好ましい。
第1−5図に側断面図、第16図に上面図を示す実施例
は、第12図に示す実施例と起歪体20の構造は同じで
あるが、各環状満上に24組ずつの抵抗素子群を配し、
合51て48組の抵抗素子群を設けたものである。これ
により一層精度の高い力検出が可能になる。
第17図および第18図に側断面図を示す実施例は、環
状平板部を23aと23bとの2か所に設けたものであ
る。
第19図に側断面図、第20図に上面図を示す実施例は
、2つの筒状部24aと24bとを有し、その間に形成
された環状講25上にすべての抵抗素子群を配したもの
である。
第21図に側断面図、第22図に上面図を示す実施例は
、作用部21の近傍に形戊された環状満25上にすべて
の抵抗素子群を配したものである。
第23図に側断面図、第24図に上面図を示す実施例は
、環状満25上に24組の抵抗素子群を配し、環状平板
部23上に別な24組の抵抗素子群を配したものである
第25図に半導体基板10の種々の実施例を示す。同図
(a)はいままで述べてきた実施例に用いられた半導体
基板10であり、四分P1状の貫通孔15が4か所に形
成されている。同図(1〕)はrLJ字状の貫通孔15
′を4か所に形成したものである。貫通孔をエッチング
によって形或する場合は、円形の貫通孔は形戊が困難で
あるため、同図(a)に示すものより同図(b)に示す
ものの方が実用的である。特にシリコンの面方位(10
0)の払板では、同図(b)に示す形状の貫通孔を容易
に形戊することができる。同図(C)は「ノ)」の字状
の貫通孔15′を4か所に形成し,たちのであり、その
利点は基板上での配線が効率的に行える点てある。
たとえば、図のA点からB点へ配線を行う場合、図の一
点鎖線で示すように、最短距離の配線を行うことができ
る。
上述の実施例では、いずれも半導体基板10に第26図
(a)に示すような貫通孔15を形成していたが、同図
(b)に示すような溝16を形成するようにしてもかま
わない。同図(a)のように貫通孔15を形或した場合
は、半導体基板10を起歪体20に接着する場合に、こ
の貫通孔15を通って接着剤が基板10の表面に浸透し
てくるため、適当な治具でこの貫通孔15を塞いだ状態
で接着を行う必要がある。これに対し、同図(b)に示
すような溝16を形成した場合は、接着剤の浸透は起こ
らないという利点がある。ただし、溝16の底部]7の
厚みがある程度厚い場合は、そのままでは半導体基仮1
0の変形が阻害されるため、起歪体20に接着した後に
、この底部17をエッチングなどの化学的方法、あるい
は打ち抜きなどの機械的方法によって除去するのが好ま
しい。
上述の実施例では、いずれも抵抗素子を半導体μ板上に
形成していたが、本発明はこのような半導体基阪を用い
る力検出装置だけに限定されるものではない。例えばス
トレーンゲージを抵抗素子として用いた装置にも適用可
能である。第27図に側断面図を示す実施例は、第1図
に示す実施例と同じ構造の起歪体20の上面にストレー
ンゲージSを直接貼り付けたものである。複数のストレ
ーンゲージSの配置およびブリッジ回路構成は、第1図
に示す実施例と同様である。第28図に側断面図を示す
実施例は、第19図に示す実施例と同じ構造の起歪体2
0の上面に、平板10′を接着し、この平板10’の上
面にストレーンゲージSを貼り付けたものである。複数
のストレーンゲージSの配置およびブリッジ回路構成は
、第19図に示す実施例と同様である。このようにスト
レーンゲージSを抵抗素子として用いる装置では、半導
体基板を用いる必要はない。起歪体20あるいは平板1
0′の材質としては、半導体基板との整合性を考慮する
必要がないため、ごく一般的な金属を用いれば十分であ
る。この実施例では、起歪体20および平板10′とし
て高カアルミニウムを用いており、両者間はろうづけさ
れている。
これらにストレーンゲージSを貼り付けるには、フェノ
ール系あるいはエボキシ系の接着剤を用いている。
〔発明の効果〕
以上のとおり本発明のカ検出装置によれば、起歪体に、
Z軸方向に対して十分な可撓性をもった第1可撓部と、
Z軸に対して垂直な方向に対して十分な可撓性をもった
第2可撓部とを、それぞれ設けるようにしたため、いず
れの軸方向のカが作用しても、いずれの軸回りのモーメ
ントが作用しても、起歪体は十分に変形することができ
、各輔についてほぼ均一な検出感度が得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る力検出装置の側断面図
、第2図は第1図に示す装置の上面図、第3図は第2図
に示す装置を切断線A,−Aで切った側断面図、第4図
は第1図に示す装置に川いられている起歪体の上面図、
第5図は第1図に示す装置の抵抗素子群の妃置を示す部
分拡大図、第6図は1抵抗素子群を構成する抵抗素子を
示す図、第7図は第1図に示す装置の抵抗素子について
形成されるブリッジ回路図、第8図は第1図に示す装置
にX軸方向の力Fxが作用した状態を示す側断面図、第
9図は第1図に示す装置にZ軸方向の力Fzが作用した
状態を示す側断面図、第10図は第1図に示す装置にY
軸まわりのモーメントMyが作用した状態を示す側断面
図、第11図は第1図に示す装置にZ軸まわりのモーメ
ントMz上 が作用した状態を示すll[u面図、第12図は本発明
の別な実施例に係る力検出装置の側断面図、第13図は
第12図に示す装置にX軸方向の力Fxが作用した状態
を示す側断面図、第14図は第12図に示す装置にX軸
方向の力Fxが作用した状態を示す上面図、第15図お
よび第16図は本発明の別な実施例に係る力険出装置の
側断面図および上面図、第17図および第18図はそれ
ぞれ本発明の別な実施例に係る力検出装置の側断面図、
第19図および第20図は本発明の別な実施例に係る力
検出装置の側断面図および上面図、第21図および第2
2図は本発明の別な実施例に係る力検出装置の側断面図
および上面図、第23図および第24図は本発明の別な
実施例に係る力検出装置の側断面図および上面図、第2
5図は本発明に用いる半導体基板の別な実施例を示す上
面図、第26図は本発明に用いる半導体基板に形成する
貫通孔および満を示す側断面図、第27図および第28
図は抵抗素子としてストレーンゲージを用いた本発明の
実施例を示す側断面図である。 10・・・半導体基板、10′・・・平板、11〜14
・・・架橋部、15・・・貫通孔、16・・・満、17
・・・庇部、20・・・起歪体、21・・・作用部、2
2・・・固定部、23・・・環状平板部、24・・・筒
状部、25・・・環状構、30・・・電源、41〜46
・・・電圧計、P・・・作用点、Rl−R24・・・抵
抗素子群、r1〜r4・・・抵抗素子、S・・・ストレ
ーンゲージ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機械的変形によって電気抵抗が変化する性質をも
    ち所定面上に形成された抵抗素子と、前記抵抗素子に機
    械的変形を生じさせるための起歪体と、 を備え、前記抵抗素子形成面の中央付近に原点をとり、
    前記抵抗素子形成面がXY平面に含まれるようにXYZ
    三次元座標系を定義したときに、前記原点を作用点とし
    て、座標軸方向に作用する力あるいは座標軸回りに作用
    するモーメントを検出する力検出装置において、 前記抵抗素子形成面の前記原点の下方に位置し、作用す
    る力を前記原点に伝える作用部と、 前記抵抗素子形成面の周囲を固定するための固定部と、 前記作用部と前記固定部との間に形成され、Z軸方向に
    対して十分な可撓性をもった第1可撓部と、 前記作用部と前記固定部との間に形成され、Z軸に対し
    て垂直な方向に対して十分な可撓性をもった第2可撓部
    と、 によって前記起歪体を構成したことを特徴とする力検出
    装置。
  2. (2)機械的変形によって電気抵抗が変化する性質をも
    つ抵抗素子が上面に形成された基板と、前記基板に機械
    的変形を生じさせるために、前記基板の下面に接続され
    た起歪体と、 を備え、前記基板上面の中央付近に原点をとり、前記基
    板上面がXY平面に含まれるようにXYZ三次元座標系
    を定義したときに、前記原点を作用点として、座標軸方
    向に作用する力あるいは座標軸回りに作用するモーメン
    トを検出する力検出装置において、 前記基板の前記原点の下方位置に接続され、作用する力
    を前記原点に伝える作用部と、 前記基板の周囲を固定するための固定部と、前記作用部
    と前記固定部との間に形成され、Z軸方向に対して十分
    な可撓性をもった第1可撓部と、 前記作用部と前記固定部との間に形成され、Z軸に対し
    て垂直な方向に対して十分な可撓性をもった第2可撓部
    と、 によって前記起歪体を構成したことを特徴とする力検出
    装置。
  3. (3)請求項2に記載の力検出装置において、Z軸に対
    してほぼ垂直な面に沿って延び、Z軸方向についての厚
    みが小さく、Z軸の周囲を取り囲むように設けられた環
    状平板部によって、第1可撓部を構成したことを特徴と
    する力検出装置。
  4. (4)請求項2に記載の力検出装置において、Z軸に対
    してほぼ平行な面に沿って延び、Z軸に対して垂直な方
    向についての厚みが小さく、Z軸の周囲を取り囲むよう
    に設けられた筒状部によって、第2可撓部を構成したこ
    とを特徴とする力検出装置。
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