JPH03206237A - 耐火間仕切パネルおよび耐火間仕切壁の形成方法 - Google Patents

耐火間仕切パネルおよび耐火間仕切壁の形成方法

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JPH03206237A
JPH03206237A JP34446689A JP34446689A JPH03206237A JP H03206237 A JPH03206237 A JP H03206237A JP 34446689 A JP34446689 A JP 34446689A JP 34446689 A JP34446689 A JP 34446689A JP H03206237 A JPH03206237 A JP H03206237A
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英男 元木
Shigehiro Nagashitani
重博 流谷
Takeshi Fujiwara
武士 藤原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ハニカムコアと発泡性防火塗料および特定組
威の耐火被覆組底物を用いた軽量でかつ強度や遮音性に
優れる耐火間仕切パネルに係り、さらにはそれら耐火間
仕切パネルを用いた耐火間仕切壁の形威方法に関するも
のである.(従来技′#) 従来、建築物の耐火間仕切壁には以下のような種別があ
った. (1)現場打ちコンクリート 型枠を造り、そこにコンクリートを流しこんで硬化後に
脱型する. (2)コンクリートブロック ブロックをモルタルを介して積み上げ、壁を形成する. (3)成形板工法 ALC板や押し出し戒形セメント板等を現場に持ち込ん
で固定する. (4)軽量鉄骨下地工法(スタッド工法)スタッドと呼
ばれる軽量型鋼を壁の芯材とし、両サイドから壁材を貼
るかまたは塗る.a)湿式工法 スタッドにメタルラスを張り、その上からひる石プラス
ター、湿式ロックウール、モルタル等を塗付する。
b)乾式工法 スタンドに石膏ボード、ケイ酸カルシウムボード、フレ
キシブルボード等を貼る. (5)ノンスタンド工法 壁としての強度をスタッドに頼ることなく、ボードの組
み合わせ、構造等で強度を付与し壁として構築する。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、現場打ちコンクリートは、■型枠とそれ
を組む専門工が必要であり手間がかかる。
■硬化まで養生期間が必要であり工期がかかる。
■壁としてみた場合、他の壁と比較して、単位面積あた
りの重量が重くなり、構造設計上の配慮が必要である。
■層間変位に対する追従性が無いため、鉄骨構造による
高層ビルのような柔構造の建物に対しての適用はできな
い。
■コンクリート流し込みの際、現場作業環境が汚れる. 等の問題がある. また、コンクリートブロックは、 ■重量が重いため搬送作業が手間である.■層間変位に
対する追従性が無いため、鉄骨構造による高層ビルのよ
うな柔構造の建物に対しての適用はできない. ■ブロック間の目地が出るので表面をモルタル等で仕上
げないと表面化粧ができない。
■壁面貫通孔等の加工が難しい. 等の問題がある. また、成形板工法は、コンクリートやブロックに比較し
て軽量、断熱性に優れるが、 ■天井、壁、扉、窓、貫通配管等の取り合いや入隅、出
隅の加工が難しい. ■目地処理を完全にしないと耐火性能が劣ったり遮音効
果が十分でなかったりする. 等の問題がある. また、軽量鉄骨下地工法は、一般に軽量な壁として仕上
がり、眉間変位にも追従する.さらに、湿式工法の場合
は、目地のない一体壁が形威されるため、目地部分にお
ける遮音性や耐火性の低下の問題はない.また、複雑な
取り合いにおける加工性に優れ適応性がある.しかしな
がら、■湿式工法の場合は硬化まで養生期間が必要であ
り工期がかかる。
■湿式材料の塗付の際、現場作業環境が汚れる.■乾式
工法の場合は複雑な取り合いの部分に対しては切断等の
加工が難しい. ■目地処理を完全にしないと耐火性能が劣ったり遮音効
果が十分でなかったりする。
■スタッドの併用のため金物工事と、耐火材の塗付もし
くは取り付けの2種類の業種による工事が必要となり、
工程管理が煩雑となる。
等の問題がある。
また、ノンスタッドエ法は、上記の改良作として乾式工
法の長所を取り入れたもので、軽量鉄骨下地(スタンド
)の工事を不要とし、板材の組み合わせで壁を構築する
工法である。しかしながらこの工法においては、薄板を
重ね合わせていく作業が主流どなっており、作業性の改
善が要求されていた. (問題点を解決するための方法) 本発明者らは以上のような問題点を解決するために鋭意
研究の結果、ハニカムコアと防火塗料と耐火被覆材を複
合させることにより、従来にない耐火性、遮音性に優れ
た軽量の耐火間仕切パネルを発明し、また該パネルを用
いて一体戒形された耐火間仕切壁を形成する方法を発明
した.すなわち、水硬性セメント、合成樹脂エマルシッ
ン、水酸化アル稟ニウム粉末、炭酸塩、軽量骨材からな
る混合物および水を混練した混練物を表面材として、そ
の間に発泡性防火塗料を塗付または含浸させたハニカム
コアと一体にして、そのまま表面体を硬化させて或形し
た耐火間仕切パネルである。
ここで、本発明に用いるハニカムコアとは、紙、金属(
例えば、アルミニウム、ステンレス、チタン等)、GR
Pの薄いシニトを折り曲げハニカム構造にしたものを芯
材として用いるものでありそのセルの構造は、六角形状
、円形状、リプ形状等、例えば、JIS A 6931
に規定される種々の形状等であり、本発明の目的を達威
できる全ての材質、形状を包含する. なお、パネルの補強をする意味で表面材の内部もしくは
表層部にメタルラスや、無機または有機性のネット、シ
ート、ペーパー、繊維等を併用してもよい。
以下実施例をもって本発明を説明する.(実施例1) 第1図から第5図は本発明の耐火間仕切パネルの製造方
法を示す斜視図である.まず第1図のようなペーパーハ
ニカムコアにJIS K 5661に規定スる発泡性の
防火塗料を含浸させ乾燥した.次に、第2図のごとく作
製しようとするパネルの大きさにした型枠に、水硬性セ
メント、水酸化アルミニウム粉末、炭酸塩、軽量骨材か
らなる粉体に合成樹脂エマルションおよび水を加えて混
練した混練物を流し込んだ.次に流し込んだ混練物が硬
化、乾燥する前に、その表面に型枠の大きさのメタルラ
スを置いた..次にメタルラスの上に型枠の大きさにし
た先のハニカムコアを置き、第3図のごとくメタルラス
と共に混練物中に押し込んだ.さらに、第4図のごとく
ハニヵムコアの上にメタルラスを置き、第5図のごとく
その上から先の混練物をハニカムコアに達するまでコテ
塗りした。これを硬化、乾燥させた後、型枠をとりはず
した.完威した耐火間仕切パネルの断面図を第6図に示
した. このような、耐火間仕切パネルは厚みに比較して軽量で
あり、片面から加熱をすると表面材が裏面温度の上昇を
防ぐとともに、パネル内部の温度が上昇してきた場合、
防火塗料が発泡してさらに裏面温度の上昇を遅延させる
ことができた。
(実施例2) 実施例1の耐火間仕切パネルの製造において、第3図の
状態で硬化、乾燥させ型枠をとりはずした。このような
パネルを、型枠に水硬性セメント、合成樹脂エマルショ
ン粉末、水酸化アルミニウム粉末、炭酸塩、軽量骨材か
らなる粉体を水で混練した混練物を流し込み、さらにそ
の表面にガラス繊維製のネットを置いた上に第7図のご
とく置いて押しつけた.硬化、乾燥後に型枠を取り外す
と実施例1と同様な耐火間仕切パネルが完威した(実施
例3) 第8図のごとく、実施例1において耐火間仕切パネルの
、対面する一対の端部分には表面材を塗付しないように
して作製した.次に、このような耐火間仕切パネルを建
築物の間仕切壁を形威しようとする場所に第9図のごと
く並べ、床、及び天井部分をランナーを介して取り付け
た.次に、耐火間仕切パネルの継目部分でメタルラスの
端をかみあわせる.さらに、第10図のごとく水硬性セ
メント、合戊樹脂エマルシッン、水酸化アルミニウム粉
末、炭酸塩、軽量骨材からなる粉体を水で混練した混練
物で、その上を塗り込んで平滑面に仕上げた.継目部分
の混練物が硬化、乾燥後は、壁全面が一体となった目地
のない耐火間仕切壁となった. (効果) 本発明の耐火間仕切パネルは軽量でありながら壁として
要求される強度を有し、また、工場でパネルを作製する
際に総厚を自由に設定できるため、石膏ボードやケイ酸
カルシウム板のように重ね貼り合わせていくような現場
での煩雑な工程をとることなく、1枚のみで耐火間仕切
壁を形成できる.その際、従来の耐火間仕切壁の形或方
法における乾式工法と湿式工法の両者の利点を活かし簡
便な方法で、目地のない耐火間仕切壁が形成できる。特
に目地は完全に無くなるため、従来の成形板工法に見ら
れるような、目地から生じる遮音性能の低下といった欠
点は完全に防ぐことができるなおかつ、内部が中空の防
火塗料を含浸させたハニカムコアのため耐火間仕切壁全
体の厚みに対して表面材が占める厚みが少なくても、加
熱時防火塗料が発泡して断熱性を維持するため全体の耐
火性能を低下させない効果がある。さらに表面に塗装を
施し意匠性を付与することも可能である.
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用する防火塗料を含浸したハニカ
ムコアである.第2図は、本発明の混練物を型枠に流し
込んだところである.第3図は、メタルラスとハニカム
コアを混練物中に押し込んだところである.第4図は、
さらにその上にメタルラスを置いたところである.第5
rj!Jは、さらにその上から混練物をコテ塗りしたと
ころである。 第6図は、本発明の耐火間仕切パネルの断面図である.
第7図は、第3図の状態で硬化乾燥したパネルを、型枠
に流し込んだ混練物の上にガラス繊維製のネットをおい
て該ネットとともに混練物中に押し込むところである.
第8図は本発明の耐火間仕切パネルの対面する一対の端
部には表面材を塗付しないようにして作製したものであ
る.第9図は、本発明の耐火間仕切パネルを建築物の耐
火間仕切壁を形戊する部位に並べたところである.第l
O図は、本発明の耐火間仕切パネルを並べて形成された
耐火間仕切壁の継目目地部分に本発明混練物より形威さ
れた成形板を挿入したところである. a    ハニカムコア b    型枠 C・・・・・・・・−・・−・−・混練物d    メ
タルラス e    ガラス繊維製のネット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水硬性セメント、合成樹脂エマルション、水酸化
    アルミニウム粉末、炭酸塩、軽量骨材からなる混合物に
    水を加えて混練した混練物を成形、乾燥した成形板を表
    面材とし、該表面材の間に発泡性防火塗料を塗付または
    含浸させたハニカムコアを挟むことを特徴とする耐火間
    仕切パネル。
  2. (2)請求項第1項記載のパネルのハニカムコア部分の
    みが、第8図のごとく端部よりはみ出した耐火間仕切パ
    ネルをつなぎ合わせ、該つなぎ目部分に該混練物を塗り
    込んで埋めることを特徴とする耐火間仕切壁の形成方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000078547A1 (en) * 1999-06-17 2000-12-28 Ashmere Holdings Pty Ltd Fire barrier panel
ES2399119A1 (es) * 2011-05-03 2013-03-26 Panelco Grc, S.A. Procedimiento de fabricación de un panel de revestimiento tipo sándwich.

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WO2000078547A1 (en) * 1999-06-17 2000-12-28 Ashmere Holdings Pty Ltd Fire barrier panel
US6855393B1 (en) 1999-06-17 2005-02-15 Ashmere Holdings Pty Ltd. Fire barrier panel
ES2399119A1 (es) * 2011-05-03 2013-03-26 Panelco Grc, S.A. Procedimiento de fabricación de un panel de revestimiento tipo sándwich.

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