JPH03204161A - 搬送・処理方法、コンベヤ装置およびこれを用いたショトブラスト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、被搬送物を中途部でローリングさせることが
でき、例えば鋳造物の表面などに付着している砂の除去
、あるいは被搬送物の錆の除去や表面硬化処理等に用い
て好適な搬送・処理方法。

コンベヤ装置およびこれを用いたショトブラスト装置に
関する。

（従来技術） 鋳造により形成した鋳造物は、鋳型から取り出した際に
、表面に砂等が付着している。このため、後処理として
、鋳肌の表面の砂等を取り除くためにショツトブラスト
を通常流している。

ショツトブラスト装置は鋳肌に金属製小球のショットを
投射するものであり、ベルトコンベヤ上に載置して移動
する鋳造物にショットを叩き付けるもの、鋳造物をドラ
ム内で回転させつつ鋳造物にショットを投射するように
した回転ドラム型ショツトブラスト装置、あるいは密閉
室内で吊るした鋳造物にショットを投射するようにした
ショットハンガブラスト装置などが知られている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来装置の第１のショツトブラスト
装置は、ベルトコンベヤ上に載置されている鋳造物のベ
ルト面に接している面にショットを当てることができな
いので、鋳造物の載置状態を変えて再度ショツトブラス
トを施すことが必要となり、工程数が増え、繁雑である
。

また、従来装置の回転ドラム型シミツトブラスト装置お
よびショットハンガブラスト装置は、ドラムあるは密閉
室への鋳造物の供給・排出を別途装置により行うことが
必要であり、効率の良い処理ができなかった。

そこで、本発明は、被搬送物、例えば鋳造物のの肌の砂
等の均一な除去等を行うことができるショツトブラスト
装置、およびこれに用いて好適な搬送・処理方法、コン
ベヤ装置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記目的を実現するために次の構成を備えてな
る。

すなわち、搬送・処理方法としては、 被搬送物を載置して搬送する無端条のベルトを複数のロ
ーラで支持し。

該ローラのうち少なくとも１つを可動ローラとし、この
可動ローラを動かすことによりベルト上側搬送面中途部
に凹ませた状態の凹所を形成し、この凹所で被搬送物を
転動、停滞させ、被搬送物に対し所定の処理を施し、 その後可動ローラを動かして凹所をなくし、ベルト移動
方向に被搬送物を搬送可能とし被搬送物を排出するよう
にしたことを特徴とする。

具体的な装置としては、ベルトを支持するローラのうち
少なくとも１つを可動ローラとし、この可動ローラを動
かすことによりベルト上側搬送面中途部に凹ませた状態
の凹所を形成することを特徴とする。

また、上記ベルトの表面に、ベルトの幅方向に伸びる突
条を所定間隔ごとに突出させることにより被搬送物のロ
ーリングが好適に行える。

上記ベルトの凹所の上方に、ベルト上に載せた鋳造物な
どの被搬送物にショットを投射するためのショット投射
装置を配置することにより、ショツトブラスト装置を構
成することができる。

（作用） 続いて、本発明の作用について述べる。

可動ローラの作用によりベルト上側搬送面中途部に凹ま
せた状態の凹所を形成し、この凹所で被搬送物を転動、
停滞させ（ローリングさせ）、被搬送物に対し所定の処
理を施す。

また、処理としては、ローリングする被搬送物に対し、
ショット投射装置から投射されるショットを叩き付ける
ことによりショツトブラスト処理を施こす。

処理が終了したら、可動ローラを動かして、被搬送物を
先方に排出する。

（実施例） 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

本発明の具体的装置であるショツトブラスト装置を例に
説明する。

第１図は本発明のショツトブラスト装置の概略的な側面
説明図、第２図はショツトブラスト装置の概略的な平面
図である。

平行に立設する基枠１２．１２間の一端側に２つの固定
ローラ１４．１６が配置されている。

また、基枠１２．１２の前端面には軸受け１９．１９を
介して支持アーム２０の後端が軸止めされ、この支持ア
ーム２０の先端には可動ローラ１８が軸着されている。

上記固定ローラ１４．１６および可動ローラ１８に無端
条のベルト２２が掛けわたされている。

また、ベルト２２の内側に、下側を通過するベルト２２
を下方に押し下げるテンションローラ２４が設けられて
いる。このテンションローラ２４は支持アーム２６の先
端に軸着され、支持アーム２６の後端は基枠１２．１２
に斜めに固定された支持フレーム１３．１３に軸受け２
５．２５を介して軸着されている。

支持アーム２６の側面には側板２８が突出し、この側板
２８を常に下方に押し下げようとする付勢手段３０の下
端が軸着されている。この付勢手段３０後端は、基枠１
２から起立する支持枠３２に軸着されている。このため
、ベルト２２に弛みが生じた際には、テンションローラ
２４が下方に押し下げられベルト２２の弛みを吸収する
。

前記固定ローラ１４は駆動ローラであり駆動モータ１５
に連結されている。この駆動モータ１５は、ベルト２２
を矢示Ａ方向にベルト２２を回転するように設定されて
いる。

前記固定ローラ１６の先方のペル５２２位置を低く保た
めに、ベルト２２の両側縁部に位置してガイドローラ３
４．３４が一対配置されている。

このガイドローラ３４．３４は１回転可能に支持され、
ベルト２２の駆動に伴って回転する。

前記可動ローラ１８を支持する支持アーム２０の側面に
は側板２１が突出し、この側板２１に基台に軸着されて
いるアクチュエータ３６が軸着されている。

アクチュエータ３６のロッド３６ａを延ばすと、支持ア
ーム２０が後端の軸受け１９．１９を中心に回転して、
可動ローラ１８が上方に移動し、ベルト２２のガイドロ
ーラ３４に支持された部分が凹所３８を形成することと
なる（第１図にて、−点鎖線で示す）。この凹所３８が
形成される際に生ずるベルト２２の弛みは、テンション
ローラ２４が下方に移動することにより吸収される。ま
た、凹所３８の上方には、凹所３８に位置する鋳造物に
、金属製などの小球のショットを投射するショト投射装
置４０が配置されている。

前記ベルト２２の表面には、幅方向に延びる凸条２２ａ
が所定間隔ごとに形成されている。また、ベルト２２に
は、ショットより径の大きな孔２２ｂが複数穿設されて
いる。

前記可動ローラ１８を下げた際の先方には、ショツトブ
ラスト処理された鋳造物を排出するための排出口４２が
設けられている。

上記ベルト２２上方はカバー４４に覆われている。

続いて、ベルト２２の凹所３８の位置する鋳造物に投射
したショットを回収し、再利用する機構について、主に
第３図を参照して説明する。

ベルト２２の下方には、開口がベルト２２の幅よりも広
いシュート４６が設けられている。このシュート４６の
下端は装置の側方に延出している。

シュート４６下端に続いて、ショト投射装置４０にショ
ットを送る供給コンベヤ４８が設けられている。この供
給コンベヤ４８には、表面にパケット５０・・・・・が
複数固定されている。この実施例では、パケット５０が
下降から上昇に方向変換する際にショットをすくい上げ
、上昇から降下に方向変換する際にショットをシミツト
投射装置４０に供給するように構成されている。

続いて、上述するように構成されたショツトブラスト装
置の動作について説明する。

■　可動ローラ１８を上昇させ、固定ローラ１４、１６
と同じ高さとしておく。この状態で、テンションローラ
２４はベルト２２の弛みを吸収するために、付勢手段３
０により押し下げられた状態となる（この状態を一点鎖
線で示す）。

■　固定ローラ１４．１６近傍のベルト２２上に鋳造物
を載置する。

■　すると、ベルト２２上に載置された鋳造物は、凹所
３８まで供給される。このとき、ショット投射装置４０
からショットを投射して鋳造物に叩き付ける。

■　凹所３８において、鋳造物が上り傾斜のベルト２２
に沿って上昇するが、鋳造物の重量により最゛下位置ま
で転がり落ちるという転動を繰り返し、停滞する。この
転動する鋳造物の周面にショットが叩き付けられる。

なお、可動ローラ１８が上昇した状態では鋳造物が凹所
３８から排出されることなく、常に転動しつつショツト
ブラストを施すことができる６また、ベルト２２の凸条
２２ａの作用により鋳造物の転動がスムーズに行える。

また、可動ローラ１８を上げた状態では、ベルト２２に
より先方が遮られるため、先方にショットが飛ばされる
ことがない。

■　ショット投射装置４０から投射されたショットは、
ベルト２２の凸条２２ａの作用によりベルト２２の最下
部に溜ることなく、順次ベルト２２に沿って上昇させら
れつつベルト２２の孔２２ｂを通過して下方に落下する
。

落下したショットはシュート４６により集められ、供給
コンベヤ４８によりショット投射装置４０に供給され、
再利用される。

■　その後、鋳造物に所定時間ショツトブラストを施し
た後、アクチュエータ３６を作動させて、可動ローラ１
８を降下させる。すると、駆動しているベルト２２上の
鋳造物が排出口４２方向へ移動して排出される。

以下同様の操作を繰り返し、ショツトブラストを施す。

また、供給する鋳造物は、−度に複数個供給するように
しても良い。

第４図は、変形例を示す。

ベルト２２が２つのローラ６２．６４に支持されている
。このベルト２２の下側の中途部内側に可動ローラ６６
が配置されている。この可動ローラ６６上げることによ
り、上側ベルト２２部分が被搬送物６８の重量により凹
所３８が形成され、この凹所３８にて被搬送物６８が転
動・滞留することとなる。この状態で、被搬送物６８に
適宜処理を施すようにする。

そして、可動ローラ６６が下方に移動すると、上側ベル
ト２２部分の凹所３８がなくなり、被搬送物６８が排出
される。

なお、上記ベルトに凹所を形成し、この凹所上方にショ
ット投射装置を配置したが、この凹所にて油付けまたは
油の除去を行うなどの処理を施すようにしても良い。

また、本発明のコンベヤの概念には、プレートを連結し
て形成した無端条をスプロケットにより回転駆動するよ
うにしたものも含まれる。

以上述べたようにコンベヤ装置およびショツトブラスト
装置は構成されでいるが、上記実施例に限定されること
なく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施
し得ることはもちろんである。

（発明の効果） 本発明は上述するように構成され、次に示すような顕著
な効果を奏する。

（ａｌ　　Ｉｌｕ動するベルトを支持するローラの位置
を変更することにより、ベルトの凹所で被搬送物を′転
動・停滞させることができ、ショトブラスト等の処理を
施すことができる。

（ｂｌ　　また、ベルトの駆動方向先方の可動ローラの
上下動により被搬送物のショツトブラスト等の処理およ
び排出を一つの動作、一つの装置で実現することができ
る。

（Ｃ）　　さらに、被搬送物の処理の時間をベルトの速
度とは関係なく調節することができ、制御が容易である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のショツトブラスト装置の概略的な側面
説明図、第２図はシミツトブラスト装置の概略的な平面
図、第３図はショットの回収機構を示す部分断面説明図
、第４図は変形例を示す概略図である。 １２・・・基枠、 １４．１６・・・固定ローラ １８・・・可動ローラ、１９・・・軸受け、２０・・・
支持アーム、２２・・・ベルト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被搬送物を載置して搬送する無端条のベルトを複数
   のローラで支持し、 該ローラのうち少なくとも１つを可動ローラとし、この
   可動ローラを動かすことによりベルト上側搬送面中途部
   に凹ませた状態の凹所を形成し、この凹所で被搬送物を
   転動、停滞させ、被搬送物に対し所定の処理を施し、そ
   の後可動ローラを動かして凹所をなくし、ベルト移動方
   向に被搬送物を搬送可能とし被搬送物を排出するように
   したことを特徴とする搬送・処理方法。 ２、被搬送物を載置する無端条のベルトを複数のローラ
   で支持し、 これらローラのうち少なくとも１つを可動ローラとし、
   この可動ローラを動かすことによりベルト上側搬送面中
   途部に凹ませた状態の凹所を形成することを特徴とする
   コンベヤ装置。 ３、被搬送物を載置する無端条のベルトを少なくとも２
   つのローラで支持し、 これらローラのうち一端側に位置するローラを固定ロー
   ラとし、他端側に位置するローラを固定ローラよりも低
   く下げることができる可動ローラとし、 前記固定ローラと可動ローラの中間に、ベルト上側搬送
   面中途部を凹ませた状態とすべく、ベルトの幅方向両側
   端縁部の高さ位置を保持するガイドローラを設け、 前記可動ローラの上下動により、ベルト上側搬送面中途
   部に凹ませた状態の凹所を形成し、凹所で被搬送物を転
   動、停滞させることを特徴とするコンベヤ装置。 ４、ベルトの表面に、ベルトの幅方向に伸びる突条を所
   定間隔ごとに突出させたことを特徴とする請求項２又は
   ３記載のベルト装置。 ５、請求項２、３又は４の凹所の上方に、ベルト上に載
   せた被搬送物にショットを投射するためのショット投射
   装置を配置したショットブラスト装置。