JPH03203537A - 車両用交流発電機におけるロータコアの爪部形状 - Google Patents

車両用交流発電機におけるロータコアの爪部形状

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JPH03203537A
JPH03203537A JP34360089A JP34360089A JPH03203537A JP H03203537 A JPH03203537 A JP H03203537A JP 34360089 A JP34360089 A JP 34360089A JP 34360089 A JP34360089 A JP 34360089A JP H03203537 A JPH03203537 A JP H03203537A
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rotor core
circumferential surface
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stator core
gap
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JP34360089A
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Yukio Osawa
幸雄 大沢
Kiyoshi Tsuchiya
清 土屋
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Mitsuba Corp
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Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車等の車両に搭載される車両用交流発電
機におけるロータコアの爪部形状に関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題]一般に、
この種車両用交流発電機は、直流励磁されるランデル型
ロータコアの回転に伴い、ステータコアに巻装される三
相のステータコイルが起電力を発生するべく構成される
ものであるが、上記ロータコアとステータコアとの間の
負荷時磁束変動に基づく各部の振動により磁気音が発生
することが知られている。そこで、特公昭61−110
66号の如く、負荷時の磁束変動波の成分である基本波
と第三高調波(電機子反作用で生ずる高調波)とのピー
ク位置をずらすことで振動を低減できることに着目し、
上記基本波の位相を進めるべく、ロータコアの爪部を回
転方向に偏寄する不等辺台形に形成したものがある。し
かし、−殻内にロータコアは鍛造により成型されるもの
であるため、爪部を不等辺台形のように著しい非対称形
状としたものでは、鍛造する際に材料の流れが不均一と
なって成型しずらい許りか、成型後の変形が大きくなる
欠点があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができる車両用交流発電機におけるロータコアの
爪部形状を提供することを目的として創案されたもので
あって、ステータコアの内周面に対して所定間隙を存し
て対向する周面を有した先端先細り状の爪部を軸方向に
突設するランデル型のロータコアを用いて構成される車
両用交流発電機において、前記爪部周面の回転方向前後
両側縁部のうち、後側の側縁部は、爪部周面とステータ
コア内周面との間隙が広くなるよう切欠き。
前側の側縁部は、爪部周面とステータコア内周面との間
隙をそのまま維持するよう残したことを特徴とするもの
である。
そして本発明は、この構成によって、磁気音を低減し得
るロータコアの成型を容易とし、さらには成型後に変形
する惧れのないものとできるようにしたものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は車両用交流発電機であって、該車両用
交流発電機1は、ロータ軸2に圧入固定されるロータコ
ア3、該ロータコア3に内装されるコイルボビン4、該
コイルボビン4に巻装されるロータコイル5、三相のス
テータコイル6aが巻装されるステータコア6、刷子ホ
ルダ7aに弾圧状に収容される刷子7、該刷子7が摺接
するスリップリング81発電された交流電流を整流する
レクチファイア9、ロータコア3の側面に設けられる冷
却ファン38等の部材で構成されるが、これらの基本構
成は何れも従来通りである。
前記ロータコア3は、外周部に極性の異なる爪部10を
交互に配して構成されるランデル型のものであり、爪部
10の局面が前記ステータコア6の内周と所定の間隙を
存して対向するよう回転自在に設けられている。詳述す
ると上記爪部10は、軸方向を向いて突出し、その先端
部は先細り状に形成されるが、爪部10周面の回転方向
前後両側縁部10a、10bのうち、後側の側縁部10
bは、爪部10周面とステータコア6内周面との間隙が
広くなるよう面取りし、前側の側縁部10aは、爪部1
0周面とステータコア6内周面との間隙を維持するよう
そのまま残された形状となっている。即ち、後側の側縁
部10bのみを面取りした場合、ロータコア3とステー
タコア6との間の磁束変動が変化することになるが、そ
の変化は、第5図に示す如く、磁束変動波の成分である
基本波の位相が進むという形で表われることになる。
また、爪部10は、−側縁部10bが面取りされても、
面取り幅が一定であるから、第4図に示す如く、爪部1
0周面は、中心線!よりも若干位置が進んだ中心線■に
対して対称な形状を維持するようになっている。
叙述のごとく構成された本発明の実施例においては、爪
部10の後側の側縁部10bのみを面取りしたことによ
り基本波の位相が進み、これによって、基本波のピーク
位置と、第三高調波のピーク位置がずれることによって
両波の合成波である負荷時磁束変動波のピーク値が低下
することになり、この結果、負荷時磁束変動に起因する
振動が抑えられて磁気音が低減されることになる。また
本実施例における磁気音の低減効果は、爪部10の両側
縁部10a、10bを面取りしないものおよび両側縁部
10a、10bを面取りしたものと比較した第6図にお
いて明らかである。
この様に、本発明にあっては、磁束変動波の成分である
基本波のピーク位置と、第三高調波のピーク位置をずら
すことにより、負荷時磁束変動にによって発生する振動
を抑えて磁気音の低減を計るものでありながら、爪部1
0周面の回転方向前後両側縁部10a、10bのうち、
単に後側の側縁部10bのみを、爪部10周面とステー
タコア6内局面との間隙が広くなるよう面取りすること
で達成されるので、爪部10は、著しく非対称的な形状
となってしまうことなく、従来通りの略対称的な形状を
維持することになる。従って、爪部10を不等辺台形に
形成するものの様に、鍛造する際に材料の流れが不均一
となってしまうような不具合を解消して成型を著しく容
易にすることができる詐りか、成型後の変形も未然に防
止することができる。
また、爪部10の前後両側縁部10a、10bを面取り
したものとの比較においては、ステータコア6内側面と
の対向面積が増加するため、これに伴う磁束の増加によ
り出方アップを計れる利点がある。
尚、本発明は、前記実施例に限定されないものであるこ
とは勿論であって、例えば爪部の面取りは、平面的な面
取りに限定されず、曲面的な面取りや段状の切欠きであ
っても良いものである。
[作用効果] 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたものであ
るから、ステータコアの内周面に対して所定間隙を存し
て対向する爪部を有するロータコアを用いて構成される
ものであるが、上記爪部局面の回転方向前後両側縁部の
うち、後側の側縁部は切欠かれる一方、前側の側縁部は
そのまま残された形状に形成されている。つまり、磁束
変動波の成分である基本波の位相を進め、これにより基
本波のピーク位置と、第三高調波のピーク位置をずらす
ことによって磁束変動波のピーク値を低下させることで
振動を抑えて磁気音を低減せしめることになるが、爪部
は、著しく非対称的な形状となってしまうことなく、略
対称的な形状を維持することになる。従って、爪部を不
等辺台形に形成するものの如く、鍛造する際に材料の流
れが不均一となってしまうような不具合を解消して成型
を著しく容易にすることができる詐りか、成型後の変形
も未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る車両用交流発電機におけるロータ
コアの爪部形状の一実施例を示したものであって、第1
図は交流発電機の断面図、第2図は要部拡大平面図、第
3図は要部拡大断面図、第4図は爪部の平面図、第5図
は磁束変動を示す波形図、第6図は従来品との比較結果
を示すグラフ図である。 図中、lは車両用交流発電機、3はロータコア、6はス
テータコア、10は爪部、10a、10bは爪部の前後
側縁部である。 第3図 0b1U

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ステータコアの内周面に対して所定間隙を存して対向
    する周面を有した先端先細り状の爪部を軸方向に突設す
    るランデル型のロータコアを用いて構成される車両用交
    流発電機において、前記爪部周面の回転方向前後両側縁
    部のうち、後側の側縁部は、爪部周面とステータコア内
    周面との間隙が広くなるよう切欠き、前側の側縁部は、
    爪部周面とステータコア内周面との間隙をそのまま維持
    するよう残したことを特徴とする車両用交流発電機にお
    けるロータコアの爪部形状。
JP1343600A 1989-12-28 1989-12-28 車両用交流発電機におけるロータコアの爪部形状 Expired - Lifetime JPH0648897B2 (ja)

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