JPH0320306A - 高分子酸塩粒子の製造法 - Google Patents

高分子酸塩粒子の製造法

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JPH0320306A
JPH0320306A JP15383489A JP15383489A JPH0320306A JP H0320306 A JPH0320306 A JP H0320306A JP 15383489 A JP15383489 A JP 15383489A JP 15383489 A JP15383489 A JP 15383489A JP H0320306 A JPH0320306 A JP H0320306A
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JP
Japan
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polymeric
particles
alkali metal
mixture
organic solvent
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JP15383489A
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English (en)
Inventor
Satohiro Amano
聡博 天野
Yasuyori Sasaki
康順 佐々木
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産皐上の利用分野〕 本発明は、高分子酸塩粒子の製造法に関する。
更に詳しくは、ER流体用粒子などとして有効に使用さ
れる高分子酸塩粒子の製造法に関する.〔従来の技術〕
および〔発明が解決しようとする課題〕側鎖にスルホン
酸塩基またはカルボン酸塩基を有する高分子酸塩が、高
誘電率ポリマーフィルムや電波吸収体を形成し得ること
が本出願人によって既に開示されている(特開昭63−
256632号公報、同64−68999号公報)。
このような高分子酸アルカリ金属塩はまた、ER流体用
粒子を形威し得るが、一種類の高分子酸アルカリ金属塩
のみから形成された粒子は、以下に述べるような本発明
方法と同様の方法で製造された場合、暗電流密度が低い
ため、乾燥状態で高電場では高いせん断応力を示すもの
の、低電場では含湿系粒子よりも低いせん断応力しか示
さない。
本発明は,せん断応力の電場応答を高めるために、粒子
のイオン分極速度を高めることを目的とし、それにより
ER流体用粒子などとして有効に使用し得る高分子酸塩
粒子を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は、スルホン酸型およびカルボン酸
型2種類の高分子酸アルカリ金属塩の混合物水溶液にア
ルコールを混合した後,そこに中間極性有機溶媒を滴下
してミクロ相分離状態を形成させ,これから脱溶媒して
高分子酸塩粒子を製造することによって達成される. アルカリ金属塩,好ましくはナトリウム塩,リチウム塩
などとして用いられる高分子酸としては、一般式 (式中、Riは水素または炭素数1〜5のアルキル基で
ある)で表わされるモノマー単位よりなるホモポリマー
、または上記モノマー単位と一般式R,  R2 (式中,R2は水素または炭素数1〜lOのアルキル基
、炭素数6〜15のアリール基またはアラルキル基であ
る)で表わされる七ノマー単位との任意の割合の共重合
体を含む. 本発明においては、かかるス゜ノνホン酸型およびカル
ボン酸型の高分子酸の塩がいずれも約20〜80?量■
、好ましくは約40〜60重量2の範囲内で併用される
.スルホン酸型の高分子酸としては、例えばポリスチレ
ンスルホン酸、ポリα−メチルスチレンスルホン酸、ス
チレンースチレンスルホン酸共重合体、ポリエチレンス
ルホン酸、ポリプロピレンスルホン酸,アクリル酸メチ
ループロピレンスルホン酸共重合体などが用いられる.
また、カルボン酸型の高分子酸としては、例えばポリア
クリル酸、ポリメタクリル酸,エチレンーアクリル酸共
重合体、エチレンーメタクリル酸共重合体などが用いら
れる。また、これら両者を併用する代わりに、スルホン
酸基およびカルボン酸基を有する共重合体、例えばエチ
レンスルホン酸一アクリル酸共重合体などを用いること
もできる。これらの高分子酸の重合度は、102〜10
’であり,好ましくは103〜10’である。
スルホン酸型とカルボン酸型の高分子酸アルカリ金属塩
は,それぞれ別個の水溶液として調製した上で混合しあ
るいはそれぞれの高分子酸塩粉末を水中で混合し、濃度
約0.1〜50重量算、好ましくは約1〜5重量2の水
溶液とした後、その水溶液量に対して重量で約0.1〜
2倍量、好ましくは約0.5〜1.5倍量のアルコール
、例えばメタノール,エタノール,プロパノールなどを
水溶液と下記相分離化剤との親和性を増し、ミクロ相分
離を起させるために混合し、そこに上記水溶液量に対し
て等重量以上,好ましくは約l〜4倍量の相分離化剤と
しての中間極性有機溶媒(アルコール以外の極性有機溶
媒であって、誘導率が5〜25であり、好ましくは約0
〜50℃、常圧において粘度が約2cps以下のもの)
、例えばメチルエチルケトン、アセトン、テトラヒドロ
フラン、フラン、2−メチルフラン、3−メチルフラン
などを攪拌下に滴下して、ミクロ相分離状態(系内の高
分子酸塩粒子が微細な球状粒子として析出し、分散して
おり、媒体には殆ど溶解していない状態)を形成させる
.これは,好ましくは中間極性有機溶媒で約1.5〜1
0倍程度希釈した後、噴霧乾燥する方法、あるいは3元
共沸によりまずアルコールおよび水を脱溶媒し,中間極
性有機溶媒中に高分子酸塩粒子が分散した状態を一旦形
成させた後中間極性有機溶媒を脱溶媒する方法などによ
って脱溶媒する。
このような脱溶媒によって,平均粒径が約0.01〜0
.5μ厘,好ましくは約0.1〜0.3μ璽でガウス分
布(光散乱による粒度分布計および電子顕微鏡による直
接Wt察>を有する高分子酸アルカリ金属塩がそこに得
られ、これをシリコーンオイル、スピンドルオイル、ト
ランスオイル、塩化パラフィンなどの絶縁性の高いオイ
ル中に分散させることにより、ER流体を形成させるこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明方法によるミクロ相分離状態の形成は,水溶液を
直接噴霧乾燥しても粒径の揃った球状粒子が得られない
のに対し、この状態で高分子酸塩を脱溶媒してから乾燥
することで,粒径分布の狭い球状粒子が得られるように
なる. このようにして得られる高分子酸塩粒子は、2種類のア
二オン基を有する高分子酸塩の混合アニオン効果を利用
して粒子のイオン導電度を向上させることができ、これ
をER流体用粒子として用いた場合には、ER流体のせ
ん断応力を広範囲の電場で上げることができる。また、
塩電解質物質と共に7クリルエラストマーに添加するこ
とにより、アクリルエラストマーの導電度なども高める
ことができる。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する.実施例1 ポリエチレンスルホン酸ナトリウム(ホモポリマー、重
合度1000)4gおよびポリアクリル酸ナトリウム(
ホモポリマー、重合度500)3.5gを水150g中
に溶解゜させた水溶液にエタノール160gを混合した
後、攪拌しながらメチルエチルケトン200gを滴下し
て、ミクロ相分離状態を形成させた.これを噴霧乾燥し
て、平均粒径0.2μm(最大0.4μL最小0.05
μ園)のガウス分布を有する粒子7gを得た.この粒子
を、シリコーンオイル(トーレシリコーン製品S820
0、粘度1000センチストークス)7g中に分散させ
、ER流体を調製した.比較例1 ボリ(P−スチレンスルホン酸ナトリウム)(スルホン
化度50$,重合度4000)の5重量メ水溶液100
gにエタノール100gを混合し、そこに攪拌しながら
メチルエチルケトン150gを滴下して、ミクロ相分離
状態を形成させた。
これを噴霧乾燥して、平均粒径0.2μm(最大0.4
μ厘、最小0.05μm)のガウス分布を有する粒子5
gを得た。この粒子を、シリコーンオイル(SH200
)5g中に分散させ. ER流体を調製した.比較例2 ポリアクリル酸ナトリウム(ホモポリマー,重合度50
0)の5重量ぶ水溶液100gにエタノール100gを
混合し、そこに攪拌しながらメチルエチルケトン150
gを滴下して、ミクロ相分離状態を形成させた.これを
噴霧乾燥して、平均粒径0.2μIII(最大0.4μ
L最小0.05μ朧)のガウス分布を有する粒子4.7
gを得た.この粒子を、シリコーンオイル(SH200
)4.7g中に分散させ、ER流体を調製した.比較例
3 ポリエチレンスルホン酸ナトリウム(ホモボリマー、重
合度1000)の5重量2水溶液100gにエタノール
100gを混合し,そこに攪拌しながらメチルエチルケ
トン150gを滴下して、ミクロ相分離状態を形成させ
た。
これを噴霧乾燥して、平均粒径0.2μIo(最大0.
4μm、最小0.05μm)のガウス分布を有する粒子
4.7gを得た。この粒子を、シリコーンオイル(SH
200)4.7g中に分散させ、ER流体を調製した.
以上の実施例および各比較例でそれぞれ得られたER流
体について,せん断速度200IIlm/IIvS時に
おける電場とせん断応力との関係を測定し、第1図のグ
ラフに示されるような結果を得た。
実施例2 (A)エラストマ一一低分子塩混合物溶液:ボリエチル
アクリレート10gおよび過塩素酸リチウム2gをメチ
ルエチルケトン200m n中で混合、溶解させた溶液 (B)高分子酸塩粒子: ポリ(P−スチレンスルホン酸リチウム)6gおよびポ
リアクリル酸リチウム4gを水200g中に溶解させた
水溶液にエタノール200gを混合した後、攪拌しなが
らメチルエチルケトン800gを滴下して、ミクロ相分
離状態を形威させ、これを噴霧乾燥した平均粒径0.2
μ■のガウス分布を有する粒子試料IA:上記(A)溶
液に(B)粒子を加え、十分乾燥した後2分した一方の
分散液 試料nA:2分した他方の分散液にプロピレンカーボネ
ート2gを添加 これらの各試料をキャスティングし、最終的に厚さ約1
00μ論のフィルムとし、これを100℃. 10−’
Torrで24時間乾燥後、乾燥窒素ガス中で導電度(
20℃で周波数5〜13 X 10’Hzにおける複素
インピーダンスプロットから求めた値)を20℃で測定
した. 比較例4 試料IAおよびI[Aにおいて、ポリアクリル酸リチウ
ムが用いられず、ポリ(P−スチレンスルホン酸リチウ
ム)のみを10g用い、それぞれ試料1BおよびI[B
とし、同様にフィルム導電度を測定した.比較例5 試料IAおよびIIAにおいて、ポリ(P−スチレンス
ルホン酸リチウム)が用いられず、ポリアクリル酸リチ
ウムのみをLog用い、それぞれ試料ICおよび■Cと
し、同様にフィルム導電度を測定した.以上の実施例2
および比較例4〜5での測定結果は,次の表に′示され
る。
(以下余白) −例一 実施例2 比較例4 比較例5 〃 導』1虹0と通ニュ 7.2x10−’ 1,8X10−’ 4.2X10−’ 8.3X10−’ 1,5 X 10−’ 4.7X10−’
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例および各比較例における電場とせん断
応力との関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、スルホン酸型およびカルボン酸型2種類の高分子酸
    アルカリ金属塩の混合物水溶液にアルコールを混合した
    後、そこに中間極性有機溶媒を滴下してミクロ相分離状
    態を形成させ、これから脱溶媒することを特徴とする高
    分子酸塩粒子の製造法。
JP15383489A 1989-06-16 1989-06-16 高分子酸塩粒子の製造法 Pending JPH0320306A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112021006890T5 (de) 2021-02-22 2023-11-02 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Zuleitungseinrichtungs-einsetzung/entnahme-vorrichtung, sowie bauteilmontagesystem

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112021006890T5 (de) 2021-02-22 2023-11-02 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Zuleitungseinrichtungs-einsetzung/entnahme-vorrichtung, sowie bauteilmontagesystem

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