JPH0320133A - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

Info

Publication number
JPH0320133A
JPH0320133A JP15498089A JP15498089A JPH0320133A JP H0320133 A JPH0320133 A JP H0320133A JP 15498089 A JP15498089 A JP 15498089A JP 15498089 A JP15498089 A JP 15498089A JP H0320133 A JPH0320133 A JP H0320133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping force
valve
disc valve
piston
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15498089A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Imaizumi
今泉 富雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP15498089A priority Critical patent/JPH0320133A/ja
Publication of JPH0320133A publication Critical patent/JPH0320133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利川分野) 本発明は,車両等に用いられる油圧緩衝器に関する. (従来の技術〉 車両には,操縦安定性や乗り心地性を良好にするために
,車両の走行性能や重量などに応じて最適な減衰力特性
を発生するように設定した油圧緩衝器か取付けられる. 一般的な油圧緩衝器は、シリンダ内のピストンの摺動に
より、区画された2つの室間な連通ずる連通路内に生じ
る油液の流動をオリフィス通路およびディスクバルブに
゜より制御して減衰力を発生させるものである.この種
の油圧緩衝器では,ピストンの動作速度が遅いときには
,第lO図のX,x線に示すようなオリフィス通路の絞
りによる二次曲線的に変化する減衰力特性(オリフィス
特性)の減衰力を発生し,ピストンの動作速度が速くな
ると,第lO図のY.y線に示すようなディスクバルブ
による直線的に変化する減衰力特性(バルブ特性)の減
衰力を発生する. ところで、車両によっては,バルブ特性の勾配《第lO
図のY,y線の勾配〉の大きい減衰力を発生する油圧緩
衝器を必要とするものがある. そこで、従来、つぎのように油圧緩衝器の減衰力発生機
構を構成することにより、バルブ特性の勾配が大きくな
るように調整していた.まず,減衰力発生amに設けら
れているディスクバルブの板厚をHくしたり,ディスク
バルブの枚数を増やすことにより,ディスクバルブの剛
性を高くして発生する減衰力のバルブ特性の勾配を大き
くする. または,第9図に示すように,シリンダl内を摺動自在
に嵌合したピストン2により区画される2つの室3.4
を連通ずる連通路5.6の流路面積を小さく設定し、連
通路5.6内の油液の流量が多くなったときに流量が絞
られるようにして、第lO図のA,a線に示すような勾
配の大きなオリフィス特性をもつ減衰力を発生させるよ
うにする. ( ffi IJJが解決しようとする課題)しかしな
がら、バルブ特性の勾配を大きくするための上記構成で
は次のような問題点があった。
ディスクバルブの剛性を高めるためにディスクバルブの
板厚な淳<シたり枚数を増やすと、油圧緩衝器の重量増
加や全長が長くなってしまったり、開弁圧力(ディスク
バルブか開弁するときの圧力)が必然的に上昇して所望
の減衰力特性が得られないという問題点があった.さら
に、ディスクバルブの剛性を高めると、ディスクバルブ
の少しの撓みでも大きく減衰力が変化してしまうため、
組み付け誤差によって初期の減衰力に大きなバラッキが
生じてしまい安定した品質の油圧緩衝器を提供できない
という問題点があった. また,第9図に示すように連通路5.6の絞り作用を利
用して大きなオリフィス特性をもつ減衰力を発生させる
ものでは、絞りを利用した特性が、二次曲線的に変化す
るため(第lO図のA,a線)、ピストン2の動作速度
が高速になると,減衰力が非常に高くなってしまい、所
望の減衰力特性が得られないとともに,シリンダl内か
高圧となるため、各部材の強度を高める必要かあり,コ
ストか高くなるという問題点があった. 本発明の目的とするところは、上記各問題点を解決して
,勾配の大きなバルブ特性の減衰力を発生する油圧緩衝
器を提供することにある.(課題を解決するための手段
) 本発明の油圧緩衝器は、シリンダ内のピストンの摺動に
より,区画された2つの室間を連通ずる連通路内に生じ
る油液の流動を制御して減衰力を発生させる減衰力発生
機構を有する油圧緩衝器において、 前記減衰力発生機構を、 前記連通路の下流側に配置した第1のディスクハルブと
、 前記連通路と連通して前記第1のディスクバルブに油圧
を加える加圧室と, 前記mlのディスクバルブの前記加圧室とは反対側に積
層され、該mlのディスクバルブよりも小さな圧力で開
弁するように設定した第2のディスクバルブと、 前記第1のディスクバルブに穿設され,前記第2のディ
スクバルブに前記加圧室内の油圧を加える通路孔と, から構成したことを特徴とするものである.(作用) 以上の構成とすると、第1のディスクバルブに穿設した
通路孔の開口面積を変えることにより第2のディスクバ
ルブの受圧而積が変わるため,通路孔の開口面積を小さ
く設定することにより勾配の大きなバルブ特性の減衰力
を発生できる.また、受圧面積を小さくすると開弁圧力
も上昇するが,第2のディスクバルブの剛性を低くし開
弁圧力を小さく設定して適宜調整すればよい. そして,ピストンの動作が低速で加圧室内の油圧が低い
ときには、第2のディスクバルブにより勾配の大きなバ
ルブ特性の減衰力を発生させ,ピストンの動作が速くな
り加圧室内の油圧が上昇して第1のディスクバルブが開
くと流出面積が大きくなって勾配の小さなバルブ特性の
減衰力を発生させることができる.そのため,ピストン
の動作速度が高速になったときに,減衰力を低く抑える
ことかできる(ハイカット特性). (実施例) つぎに、本発明の油圧緩衝器の実施例を図面に基づいて
説明する. まず,第1図ないし第3図に基づいて、第1の実施例を
説明する.なお、第1図は,油圧緩衝器の要部縦断面図
,第2図は,第1図の油圧緩衝器に用いられた第1のデ
ィスクバルブの平面図,第3図は,第l図に示す油圧緩
衝器の減衰力特性を示す図である. シリンダ7内には、ピストンロッド8の小径部9に取付
けられたピストンIOがピストンリンク1lを介してW
I#J自在に嵌合しており、このピストンlOによりシ
リンダ7内が上室l2と下室13に区画されている.ピ
ストンIOには、上室l2と下室l3とを連通ずる伸び
側連通路l4および縮み側連通路l5か形成されており
、伸び側連通路l4は、一方が上室l2に開口し,他方
がピストン10の下側端面に形成されている環状溝16
に開口している.また,縮み側連通路l5は,一方か下
室13に開口し、他方がピストンlOの上側端面に形成
されている環状l11I17に開口している.伸び側連
通路l4の下流側であるピストンlOの下側には、ピス
トンIOの伸び行程時℃減衰力を発生させる伸び側減衰
力発生機構18が設けられている.また、縮み側連通路
l5の下流側であるピストンlOの上側には,ピストン
IOの縮み行程時に減衰力を発生させる縮み側減衰力発
生機構19が設けられている. つづいて、伸び側減衰力発生機構18の構成を説明する
. ピストンlOの下側端面に形成されている座面20には
,第1のディスクバルブ2lが着座しており、この第l
のディスクバルブ2lと前記環状溝l6とで加圧室22
が構成される.ピストン1Gの座而20は、第1のディ
スクバルブ2lに初期撓みを与えるために,中心側が窪
んだ円錐面形状に形成されている.また,座面20には
,加圧室22と下室13とを連通ずるオリフィス通路2
3が形成されている. 第1のディスクバルブ21の前記加圧室22とは反対側
には、複数の第2のディスクバルブ24か積層させて設
けられている. また,前記第1のディスクバルブ2lには、第2のディ
スクバルブ24に加圧室22内の油圧を加わえるための
通路孔25が穿設されている.この通路孔25は,第2
図に示すように、周方向に等間隔で4個所に配置されて
いる. そして,第2のディスクバルブ24は、加圧室22内の
油圧がF,になったときに撓んで開弁し、ffSlのデ
ィスクバルブ2lは、その油圧F.よりも大きい油圧F
章( Ft< F冨)になったときに撓んで開弁するよ
うに剛性がそれぞれ設定されている. つづいて,縮み行程時に減衰力を発生する縮み側減衰力
発生機構19を説明するが、この構成は,伸び側減衰力
発生機構18とほぼ同一であるため概略説明する. ピストンlOの上側端面に形威されている座面26には
、第1のディスクバルブ27が着座して前記環状溝l7
とで加圧室28が構威される.また、ピストンlOの座
面26は、第1のディスクバルブ27に初期撓みを与え
るために、中心側が窪んだ円錐面形状に形成されている
. 第1のディスクバルブ27の前記加圧室28とは反対側
には、複数の第2のディスクバルブ29が積層させて設
けられており、第1のディスクバルブ27には,f52
のディスクバルブ29に加圧室28内の油圧が加わるよ
うに通路孔30が穿設されている. そして,第2のディスクバルブ29は、加圧室28内の
油圧がhになったときに撓んで開弁し、第1のディスク
バルブ27は、その油圧f.よりも大きな油圧f2( 
TI< f*)になったときに撓んで開弁するように剛
性がそれぞれ設定されている. なお、伸び側減衰力発生機構18および縮み側減衰力発
生機構19において,第1のディスクバルブ21.27
における通路孔の数,半径方向の位置、開口面積,およ
び第2のディスクバルブ27における枚数等は発生させ
る減衰力に応じて任意に設定すればよい. 以上の構成の油圧緩衝器に係る作用を説明する. 伸び行程時にピストンロッド8を介してピストンlOが
引き上げられると,上室l2内の圧力が上昇し伸び側連
通路l4内を油液が流動する.そして,ピストンlOの
動作速度が遅い場合には、オリフィス通路23により第
3図の81線に示すオリフィス特性の減衰力を発生する
.そレて,ピストンlOの動作速度が速くなって加圧室
22内の油圧がF.に達すると,第2のディスクバルブ
24が開弁して第3図のh線に示すバルブ特性の減衰力
を発生する.さらにピストンlOの動作速度が速くなり
加圧室22内の油圧がhに達すると、第1のディスクバ
ルブ21も開弁して第3図の83線に示すバルブ特性の
減衰力を発生する. ここで、第3図の82線の勾配は,通路孔25の開口面
積、すなわち、第2のディスクバルブ24が加圧室22
から油圧を受ける受圧面積、により変化し,受圧面積を
小さくすることにより勾配を大きくすることができる. そして、油圧がF2に達しだ後には、第1のディスクバ
ルブ2lが開いて流出面積が大きくなり勾配の小さいバ
ルブ特性の減衰力を発生するため、受圧面積を小さくし
て82線の勾配を非常に大きく設定しても、途中から減
衰力の上昇を抑えることができる(ハイカット特性).
そのため、シリンダ7やピストンlO等の各部材の強度
を特別に高める必要がない. なお,縮み行程時の作用は上記伸び行程時の作用と同一
であるため説明は省略する(第3図のb.−b.−b3
線に減衰力特性を示す).つぎに、第2の実施例を第4
図に基づいて説明する.なお,この実施例は,油圧緩衝
器のボトム部に設けられ,縮み行程時に減衰力を発生す
る縮み側減衰力発生機構に,本発明を適用したものであ
り、第4図は,ボトム部の要部縦断面図である. 下室1コと,シリンダ7および外筒31で画成される補
助室32とを仕切る仕切部材3コには、下室l3と補助
室コ2とを連通ずる縮み側連通路34と伸び側連通路3
5とが形成されており,縮み側連通路34は前記仕切部
材33にの下側端面に形成されている環状溝36に開口
している.そして,仕切部材33の下側端面に形成され
ている座而37には,第1のディスクバルブ38が着座
して前記環状溝36とで加圧室39が構成される.また
,仕切部材33の座面37は,第1のディスクバルブ3
8に初期撓みを与えるために,中心側か窪んだ円錐面形
状に形成されている. 第1のディスクバルブ38の前記加圧室39とは反対側
には,複数の第2のディスクバルブ4ロが積層させて設
けられており,第lのディスクバルブ38には,第2の
ディスクバルブ40に加圧室39内の油圧が加わるよう
に通路孔4lが穿設されている. そして,各ディスクバルブ38.40は、上記第1の実
施例同様それぞれ開弁する圧力が適正に設定されている
. 仕切部材33の上側端面には、逆止弁機構42が設けら
れており,この逆止弁機構42は、伸び側連通路35を
下室l3側から塞ぐディスクバルブ43とディスクバル
ブ43を仕切部材33側に付勢するスプリング44とか
らなり、補助室32から下室l3への油液の流動を許容
し、その反対の流れを規制する. なお,この構成に係る縮み側減衰力発生機構の作用は,
上記第1の実施例とほぼ同一であるため、説明を省略す
る。
つぎに,第5図および第6図に基づいて第3の実施例を
説明する.なお、この実施例では第1の実施例に対し第
1のディスクバルブと第2のディスクバルブの構成のみ
異なるため,第1の実施例と同一または相当する部材に
は同一の符号を付して説明は省略する. 伸び側減衰力発生機構18aの第1のディスクハルブ4
5は、第6図に示すように径方向で異なる位置に214
類の通路孔46.47が形成されたものである.本実施
例では、径方向外側の4個所に通路孔46が形成され、
内側の4個所に、外側の連通路より開口面積の大きな通
路孔47が形成されている. 第2のディスクバルブ48は、3種類の径の異なるディ
スクバルブ(大径のディスクバルブ49、中径のディス
クバルツ50,小径のディスクバルブ51)を,第1の
ディスクバルブ45側が大径となるように配置したもの
である. そして,第2のディスクバルブ48は加圧室22内の油
圧が13となったときに開弁し、第1のディスク45は
それよりも大きな油圧F4 ( Fs<F.)となった
ときに開弁するように設定されている. 縮み側減衰力発生機構19aは,伸び側減衰力発生機構
18aとほぼ同一の構成であり,径方向で異なる位置に
形成された通路孔を有する第1のディスクバルブ52と
,外径寸法の異なるディスクバルブを積層させた第2の
ディスクバルブ53とからなる.そして,第2のディス
クバルブ53は大径のディスクバルブ54と小径のディ
スクバルブ55とから構成されている. なお,伸び側減衰力発生機構18aおよび縮み側減衰力
発生機構19aにおい−,第1のディスクバルブ45.
52における各通路孔の数、半径方向の位置、開口面積
、および第2のディスクバルブ48.53における外径
寸法,枚数等は発生させる減衰力に応じて任意に設定す
ればよい.以上の構成の油圧緩衝器に係る作用を説明す
る. 伸び行程時にピストンlOの動作速度が遅い場合には、
オリフィス通路23により第3図のCI線に示すオリフ
ィス特性の減衰力を発生する.そして,ピストン10の
動作速度が速くなって加圧室22内の油圧がF3に達す
ると,第2のディスクバルブ48の各ディスクバルブ4
9.5ロ,51が徐々に開弁して第3図のC2線に示す
バルブ特性の減衰力を発生する.さらにピストンlOの
動作速度が速くなり加圧室22内の油圧か14に達する
と、第lのディスクバルブ45も開弁して第3図のC1
線に示すバルブ特性の減衰力を発生する.このとき,第
2のディスクバルブ48は、第1のディスクバルブ45
の各通路孔46.47から油圧を受けて、大径のディス
クバルブ49から徐々に中径のディスクバルブ50,小
径のディスクバルブ5lと撓んで開弁していくが,中径
のディスクバルブ50および小径のディスクバルブ5l
は大径のディスクバルブ49の撓みを抑えるように作用
するため、発生する減衰力のバルブ特性の勾配は大きく
なる. そして,油圧がF4に達した後には,第1のディスクバ
ルブ45が開いて流出面積が大きくなり勾配の小さいバ
ルブ特性の減衰力を発生するため,C2の線の勾配が非
常に大きくなるように設定しても、途中から減衰力の上
昇を抑えることができる. なお,縮み行程時の作用は上記伸び行程時の作用とほぼ
同一であるため説明は省略する.つづいて,第7図およ
び第8図に基づいて第4の実施例を説明する.なお,こ
の実施例においても第1の実施例に対して異なる個所の
み詳細に説明し,第1の実施例と同一の部材には同一の
符号を付して詳細な説明は省略する.伸び側減衰力発生
機構18b 17)第1のディスクハルブ2lには,ス
ベーサ56を介して第2のディスクバルブ57が積層さ
せて設けられている.この第2のディスクバルブ57は
、第2の実施例と同様に、それぞれ外径寸法の異なる,
大径のディスクバルブ58,中径のディスクバルブ59
,小径のディスクバルブ60から構成されている.スベ
ーサ56は,第8図に示すように、正方形の貫通孔61
が形成されたディスクバルブであり、径方向で外側の範
囲(図中mの個所)の面積が内側の範囲(図中nの個所
)の面積より小さく,すなわち,径方向外方になるにつ
れて大径のディスクバルブ58の油圧を受ける面積が小
さくなるようにしている.なお,この貫通孔6lの形状
は正方形に限定されるものではなく、長方形、長丸等,
大径のディスクバルブ58の油圧を受ける面積を径方向
外方になるにつれて小さくするような形状であればどの
ようなものでもよい.また、第2のディスクバルブ57
も上記第2の実施例同様に3種類に限定されるものでは
ない. なお,縮み側減衰力発生機構19bも伸び側減衰力発生
機構IJlbとほぼ同一の構成であり、第1のディスク
バルブ27と外径寸法の異なるディスクバルブを積層さ
せた第2のディスクバルブ62との間に第8図示すよう
な貫通孔が形成されたスベーサ63を介装させてなる.
そして,第2のディスクバルブ62が大径のディスクバ
ルブ64と小径のディスクバルブ65とから構成されて
いる. 以上の構成の油圧緩衝器に係る作用を説川する. 伸び行程時にピストン10の動作速度が遅い場合には,
オリフィス通路23によりオリフィス特性の減衰力を発
生する.そして、ピストン10の動作速度が速くなると
、貫通孔6lから油圧を受け第2のディスクバルブ57
が開弁してバルブ特性の減衰力を発生する.さらにピス
トン10の動作速度が速くなり加圧室22内の油圧が上
昇すると,第1のディスクバルブ2lも開弁してバルブ
特性の減衰力を発生する. このとき、第2のディスクバルブ57の大径のディスク
バルブ58は、径方向外方になるにつれて油圧を受ける
面積が小さくなっており、かつ、中径のディスクバルブ
59および小径のディスクバルブ60は大径のディスク
バルブ58の撓みを抑えるように作用するため,第2の
ディスクバルブ57で発生する減衰力の特性は大きな勾
配となる. さらに油圧が上昇すると、第1のディスクバルブ2lが
開いて流出面積が大きくなり勾配の小さいバルブ特性の
減衰力を発生するため,第2のディスクバルブ57で発
生する減衰力の勾κを非常に大きくなるように設定して
も,途中から減衰力の上昇を抑えることができる. なお、縮み行程時の作用は上記伸び行程時の作用とほぼ
同一であるため説明は省略する.また、第3の実施例と
第4の実施例はほぼ同様な作用を奏するが、第3の実施
例では,通路孔46の径方向の位置がピストンlOの座
面で制約されてしまうため,大径のディスクバルブ49
の径を大きく設定することができないが、第4の実施例
のようにスベーサ56を用いることによって,大径のデ
ィスクバルブ58の径をピストンl8の外形に近いとこ
ろまで大きく設定することができる.そのため,第4の
実施例では,低荷重から開弁するバルブ特性の減衰力を
得ることかできるという特長を有する. 上記第3の実施例および第4の実施例では、ピストン1
0に縮み側減衰力発生機構19a,19bを設けたもの
を説明したが、第2の実施例と同じようにボトム部に設
けてもよい. 上記各実施例では、第1および第2のディスクバルブに
初期撓みを与えて組付誤差による初期の減衰力のバラツ
キを低減させ品質の安定を図っているが、組付誤差か小
さくできれば、各ディスクバルブに初期撓みを与えない
構成としてもよい. (発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明は,シリンダ内のピス
トンの摺動により生じる連通路内の油液の流動を制御し
て減衰力を発生する減衰力発生機構を、連通路と連通ず
る加圧室から油圧を受ける第1のディスクバルブと、第
1のディスクバルブに形威された通路孔から加圧室内の
抽圧を受けて、第1のディスクバルブよりも小さい油圧
で開弁する第2のディスクバルブとから構成したことに
よって、ピストン動作の低速域では、発生するバルブ特
性の減衰力の勾配を大きく設定することができ、かつ、
ピストン動作の高速域では減衰力の上昇を低く抑えるこ
とができる. そのため、車両の走行性能や重量などに応じた最適な減
衰力の設定の自山度か拡大し、撮縦安定性および乗り心
地性の向上が図れる.そして、従来のように,ディスク
バルブの剛性を高める構成でないため,油圧緩衝器の重
量増加や全長が長くなることかなくなり,さらに、従来
の一般的な油圧緩衝器に対し、ディスクバルブの構成の
み異なるため,その部分たけ交換すればよく汎用性も高
い.
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明の油圧緩衝器の第lの実施例の要部縦
断面図、 第2図は,第1図に示した油圧緩衝器に用いた第1のデ
ィスクバルブの平面図, 第3図は、減衰力特性を示す図, 抗4図は,木9.明の油圧緩衝器の第2の実施例の要部
縦断而図, 第5図は、本発明の油圧緩衝器の第3の実施例を示す要
部縦WrFfJ図、 第6[2i1は、第5図に示した油圧!l衝器に用いた
第1のディスクバルブの平面図、 第7図は,本発明の油圧a衝器の第4の実施例の要部縦
断面図、 第8図は,第7図に示した油圧緩衝器に用いたスベーサ
の平面図, m9図は.勾配の大きなバルブ特性の減衰力を発生する
従来の油圧緩衝器の一例を示す要部縦断面図、 第10図は,第9図に示す油圧緩衝器の減衰力特性を示
す図である. 7・・・シリンダ    8・・・ピストンI2・・・
上室      13−・・下室l4・・・伸び側連通
路  15−・・縮み側連通路1g−・・伸び側減衰力
発生機構 1 9−・・縮み側減衰力発生機構 21,27 22,28 24,29 25.30 ・・・第1のディスクバルブ ・・・加圧室 ・・・第2のディスクバルブ ・・・通路孔 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダ内のピストンの摺動により、区画された
    2つの室間を連通する連通路内に生じる油液の流動を制
    御して減衰力を発生させる減衰力発生機構を有する油圧
    緩衝器において、 前記減衰力発生機構を、 前記連通路の下流側に配置した第1のディスクバルブと
    、 前記連通路と連通して前記第1のディスクバルブに油圧
    を加える加圧室と、 前記第1のディスクバルブの前記加圧室とは反対側に積
    層され、該第1のディスクバルブよりも小さな圧力で開
    弁するように設定した第2のディスクバルブと、 前記第1のディスクバルブに穿設され、前記第2のディ
    スクバルブに前記加圧室内の油圧を加える通路孔と、 から構成したことを特徴とする油圧緩衝器。
JP15498089A 1989-06-17 1989-06-17 油圧緩衝器 Pending JPH0320133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15498089A JPH0320133A (ja) 1989-06-17 1989-06-17 油圧緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15498089A JPH0320133A (ja) 1989-06-17 1989-06-17 油圧緩衝器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0320133A true JPH0320133A (ja) 1991-01-29

Family

ID=15596081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15498089A Pending JPH0320133A (ja) 1989-06-17 1989-06-17 油圧緩衝器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0320133A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0632212A2 (de) * 1993-07-01 1995-01-04 August Bilstein GmbH & Co. KG Kolben für einen hydraulischen Schwingungsdämpfer

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527552A (en) * 1978-08-18 1980-02-27 Tokico Ltd Oil pressure buffer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527552A (en) * 1978-08-18 1980-02-27 Tokico Ltd Oil pressure buffer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0632212A2 (de) * 1993-07-01 1995-01-04 August Bilstein GmbH & Co. KG Kolben für einen hydraulischen Schwingungsdämpfer
EP0632212A3 (de) * 1993-07-01 1995-10-25 Bilstein August Gmbh Co Kg Kolben für einen hydraulischen Schwingungsdämpfer.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7694785B2 (en) Controllable damping force hydraulic shock absorber
US4114735A (en) Hydraulic damper and valve structure
US5085300A (en) Hydraulic damper
KR100347779B1 (ko) 감쇠력 조정식 유압 완충기
US6450304B1 (en) Piston and rod assembly for air-actuated variable damping
US3568711A (en) Vehicle shock absorbers
JPH0251637A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
US20110186393A1 (en) Shock absorber
US3085796A (en) Hydropneumatic suspension and damping device for vehicles
JPH0548363B2 (ja)
US5226512A (en) Variable damping force shock absorber with variable orifice for adjusting damping characteristics
JP3972276B2 (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
US6253889B1 (en) Acceleration sensitive shock absorber
US5330132A (en) Force-limiting device for an aircraft landing gear shock absorber, and a shock absorber including such a device
US20060175166A1 (en) Controllable piston valve and /or flat valve for a vibration damper
JPS5973610A (ja) 油圧緩衝器
EP3333446B1 (en) Valve structure for buffer
JPH0320133A (ja) 油圧緩衝器
JPH02195039A (ja) 油圧緩衝器
JPH02113142A (ja) 油圧緩衝器
JP2901639B2 (ja) 変位感応型液圧緩衝器
JP2001012530A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2002013579A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2901640B2 (ja) 変位感応型液圧緩衝器
JPH10274274A (ja) 減衰力調整式油圧緩衝器