JPH03200577A - 流動性組成物 - Google Patents

流動性組成物

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JPH03200577A
JPH03200577A JP1341714A JP34171489A JPH03200577A JP H03200577 A JPH03200577 A JP H03200577A JP 1341714 A JP1341714 A JP 1341714A JP 34171489 A JP34171489 A JP 34171489A JP H03200577 A JPH03200577 A JP H03200577A
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JP
Japan
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container
oil
composition
molecular weight
acetate
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Pending
Application number
JP1341714A
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English (en)
Inventor
Yoji Watanabe
洋二 渡辺
Haruo Okochi
大河内 晴雄
Takeji Amagi
天城 竹治
Tsutomu Suzuki
勉 鈴木
Yasuhiko Matsumuro
康彦 松室
Hideyori Kubota
久保田 英資
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Lion Corp
Bridgestone Corp
Original Assignee
Lion Corp
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、いわゆる自刃噴出型の容器に充填された流動
性Mi戒物に関する。
〔従来の技術〕
従来、内容物が加圧下に充填されることにより収縮力に
抗して膨脹する弾性材からなる収容体と、この収容体の
開口部に取り付けられ、常時は該開口部を閉塞している
と共に、押圧作用を受けると該開口部を開口する弁機構
と、内容物流路が形成され、上記弁機構に押圧作用を与
える操作体とを具備し、上記操作体を操作して上記弁機
構に押圧作用を与えると上記関口部が開口し、膨張状態
にある上記収容体の収縮力により内部に充填された加圧
内容物が該開口部より上記操作体の内容物流路を通って
外部に噴出するいわゆる自刃噴出型の容器は、例えば特
公昭54−41248号公報に記載されているように公
知である。
この種の容器は、フロンガス、炭酸ガス、 LPGガス
等の噴射剤を使用しないので、エアゾール容器を用いる
場合の欠点、例えばガスの安全性の問題、温度により噴
出量が異なるという問題、内容物が噴射ガスと一緒に出
るので、特に化粧料などにエアゾール容器を用いた場合
、ガスの気化熱により冷えすぎて肌に痛さを感じさせる
といった使用感の問題がないので、好適に用いられるも
のである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、特公昭54−41248号公報に示されたよう
な従来の自刃噴出型容器は、その内容物と接する収容体
をブチルゴムにて形成しているものであるが、本発明者
らは、該内容物としてエチルアルコール等の分子量30
0以下の有機化合物を含む液状組成物をブチルゴム種の
収容体に充填した場合、該液状Mi戒放物品質を劣化さ
せることを知見した。
そして、その原因としては、ブチル種のエラストマーは
、通常種々の添加剤、例えばイオウ、チウラム、ジチオ
カルバメート、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ジ
ベンゾチアジルジスルフィド。
テトラメチルチウラムジスルフィン、ジェヂルジチオカ
ルバξン酸セレン、2−メルカプトベンゾチアゾール、
ジエチルジチオカルバミン酸カドミウム、ジブチルジチ
オカルバミン酸亜鉛、ジベンジルジチオカルバよン酸亜
鉛等の加硫剤、加硫促進剤、更にステアリン酸、亜鉛華
、ポリーp−ジニトロヘンゼン、ホワイトカーボン、タ
ルク、ソフトクレー、焼成りレー、かきから粉、炭酸カ
ルシウム、酸化チタン、着色剤、炭化水素オイル。
ペトロラクタム、ワックス、エステル系可塑剤(ジイソ
オクチルセバケート、ジオクチルセバケート、プチルセ
ロソルブベラルゴネートジオクヂルイソセパケート、ジ
オクチルアジペート、ジデシルアジペート22−ジエチ
ルへキシルフォスフェート、トリブチルフォスフェート
、ジブチルセバケート等)、クマロンインデン樹脂、ハ
イスチレン樹脂、老化防止剤、オゾン劣化防止剤3発泡
剤などが配合されているが、これら添加剤或いはこれら
が含有する不純物が上記分子量300以下の低分子量有
機化合物に溶出され、流動性組成物中に混入して特にそ
の臭いを悪くすることが大きい原因であること、更に収
容体には、特公昭5441248号公報に記載されてい
るように、効果的な自刃噴出力を与えるため内容物が接
する収容体(第1膨張自在袋)の外側にこの収容体を押
圧する圧力補助体(第2膨張自在袋)を配設することが
行なわれるが、該圧力補助体の形成に使用される天然ゴ
ム等に配合される添加剤や反応によって生ずる悪臭成分
が上記ブチルゴム製収容体を通過して流動性組成物中に
溶出することも原因になっているものと考えられた。
しかも、このように低分子量有機化合物を含有する液状
Mi戒放物ブチルゴム製の収容体に充填すると、上述し
たように該組成物が劣化すると同時に、経時によりブチ
ルゴム製収容体をも劣化させ、その自刃噴出付与力を弱
めて、流動性m放物を良好に噴出させ得ない場合がある
ことを知見した。
従って、このように従来の自刃噴出型の容器は、低分子
量有機化合物を含む流動性組成物に適用すると悪臭を与
え、品質を劣化させると共に、収容体を劣化させること
から不適当であることが認められ、このためかかる低分
子量有機化合物を含む流動性U酸物をその品質を劣化さ
せることなく良好に自刃噴出させることが要望された。
本発明は、上記要望に応えるためになされたもので、自
刃噴出型の容器に収容され、長期間保存された後でも品
質の劣化、特に悪臭が生じることが防止されて、良好な
品質を保持した状態で常に良好に自刃噴出する、分子量
300以下の有機化合物を含有する流動性組成物を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明は、上記
目的を達成するため、分子量300以下の有機化合物を
0.5重量%以上含有してなり、最内層が熱可塑性エラ
トスマーにて形成された膨張可能な弾性収容体内に加圧
下で該収容体をその収縮力に抗して膨張させた状態にお
いて充填され、常時は弁機構によって該収容体の開口部
が閉塞されていることにより収容体内に収容されている
と共に、上記弁機構に押圧作用が与えられることにより
上記開口部が開口して外部に噴出されることを特徴とす
る流動性組成物を提供するものである。
本発明によれば、このように収容体の流動性組成物と接
する最内層が熱可塑性エラストマーにて形成されている
ため、流動性′arfi、物中にエチルアルコール等の
分子量300以下の有機化合物が含まれていても、安定
して収容体内に収容され、長期間保存後においても良好
な品質を持って噴出され、悪臭を与えることがないと共
に、収容体の劣化も防止され、収容体の自刃噴出力が長
期間に亘り安定に保持され、液状組成物が良好に噴出さ
れるものである。
以下、本発明につき、更に詳しく説明する。
本発明の流動性組成物は、シャンプー、リンス。
ボディシャンプー、オーデコロン、アフターシェーブロ
ーション、ローション、乳液、トニック整髪料、養毛料
、ヘアーブロー剤、ヘアスプレー制汗剤等の皮膚用2毛
髪用化粧料;口中洗浄剤。
うがい薬、ノド薬、湿布薬等の医薬・医薬部外品;調味
料、ワイン、酒、みりん、ドレッシング、くルク、油、
マヨネーズ等の飲食品;液体洗剤、柔軟剤2台所用洗剤
、風呂用洗剤、住居用洗剤等のクリーナー類;接着剤な
どとして調製、適用され、0.5%(重量%、以下同じ
)以上の分子量300以下の有機化合物を含有するもの
である。
ここで、分子量300以下の有機化合物としては、主に
下記の溶剤類、香料類が挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
痘剋翌 アルコール類 メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール、
イソブタノール、ペンタノール、グリセリン、プロピレ
ンゲルコール、カルピトール。
セロソルブ等 エステル類 ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジメチルフ
タレート、ベンジルベンゾエート、オクチルアジペート
等 炭化水素類 ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベ
ンゼン、リモネン、ピネン、カリオフィレン、リモネン
ダイマー、流動パラフィン。
テレピン油2石油エーテル、ジペンテン、パイン油等 その他 クロロホルム、エチルエーテル1ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、アセトン、石油エーテル、油類等 査牡薙 炭化水素類 リモネン、ピネン、カリオフィレン等 アルコール類 ヘキサノール、シス−3−ヘキセノール、ヘプタツール
、オクタツール、ノナノール、シトロネロール、ゲラニ
オール、ネロール、ターピネオール、メントール、リナ
ロール、ボルネオール、フェニルエチルアルコール、ベ
ンジルアルコール、サンタロール、ネロリドール、ファ
ルネゾール、シンナミンクアルコール、ミルセノール、
ムゴール等 エステル類 エチルアセテート、アミルアセテート、イソアミルアセ
テート、メチルサリシレート、エチルサリシレート、ブ
チルアセテート、リナリルアセテート、ゲラニルアセテ
ート、シトロネリルアセテ−1・、フェニルエチルアセ
テーロベンジルアセテート、ベンジルプロピオネート、
ジエチルベンジルカルビニルアセテート、タービニルア
セテート、メンチールアセテート、ボルニルアセテート
、シンナξルアセテート、トリルアセテート、スチラリ
ルアセテート、ベチベリルアセテート2 果ルセニルア
セテート、ベンジルベンゾエート安息香酸エステル、フ
タル酸エステル、桂皮酸エステル、フタル酸エステル、
アニス酸エステル、ケト酸エステル。
iMエステル、プロピオン酸エステル、酪酸エステル、
イソ吉草酸エステル、脂肪酸エステル等 アルデヒド類 ヘキシルアルデヒド、トランス−2−ヘキセナール、オ
クチルアルデヒド、ノニルアルデヒド。
デシルアルデヒドなどの脂肪族アルデヒド、シトラール
、シトロネラール、ヒドロキシシトロネラール、ペリラ
アルデヒドなどのテルペン系アルデヒド、ベンズアルデ
ヒド、フェニルアセトアルデヒド、α−アミルシンナミ
ックアルデヒト、α−へキシルシンナミックアルデヒド
へりオトロビン、サイクラメンアルデヒド、リリアール
、アニスアルデヒドなどの芳香族アルデヒド等 ラクトン類 γ−ウンデカラクトン、T−ノニルラクトン。
クマリン等 ケトン類 メチル−n−アミルケトン、メチルへブテノン。
ジアセチルなどの脂肪族ケトン、メントン、カルボン、
カンファーなどのテルペン系環状ケトン、アセトフェノ
ン、ベンジリデンアセトン。
メチルナフチルケトン、ヨノン、メチルヨノン。
イロン、マルトール、ヒドロキシフェニルブタノン、ジ
ャスモン、ジヒドロジャスモンなどの環状ケトン等 ムスク類 ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノン。
シクロペンタデカノリド、アンプレッドリド。
エチレンブラシレート、ムスクケトン、モスケン、ファ
ントリドン、セレストリドン、トナリドン、ガラクツラ
イド等 オキサイド類 ローズオキサイド、リナロールオキサイド、シネオール
、ネロールオキサイド等 その他 シトラールジメチルアセタールなどのアセタール類、オ
イゲノール、イソオイゲノールなどのフェノール類、ゲ
ラニルニトリル、シトロネリルニトリルなどのニトリル
類、酢酸、安息香酸などの酸類、インドール、スカトー
ル、イソブチルキノリンなどの窒素化合物、ブロムスチ
ロール、ローズフェノンなどのハロゲン化合物、フルフ
リルメルカプタン、ジメチルスルファイドなどの硫黄化
合物等 本発明の流動性Mi戒放物、上記分子量300以下の有
機化合物以外にその種類、使用目的に応じて選定される
常用成分が配合されるが、その粘度は通常200ボイズ
(25℃)以下の範囲に調整することができる。
而して、上記液状U放物は、内容物が加圧下に充填され
ることにより収縮力に抗して豚腸する弾性材からなる収
容体と、この収容体の開口部に取り付けられ、常時は該
開口部を閉塞していると共に、押圧作用を受けると該開
口部を開口する弁機構と、内容物流路が形成され、上記
弁機構に押圧作用を与える操作体とを具備し、上記操作
体を操作して上記弁機構に押圧作用を与えると上記開口
部が開口し、膨張状態にある上記収容体の収縮力により
内部に充填された加圧内容物が該開口部より上記操作体
の内容物流路を通って外部に噴出するようにした自刃噴
出型の容器の収容体内に加圧下に該収容体をその収縮力
に抗して膨張させた状態で充填される。
ここで、かかる自刃噴出型容器としては、特公昭54−
41248号公報に記載されたものが好適に用いられる
。この場合、該公報に記載されたように、収容体の外側
に弾性を有するポリマーよりなる圧力補助体を配設する
ことができる。
具体的には、図面に示す如き容器を用いることができる
。即ち、第1図において、1は容器本体(外装容器)、
2は操作体で、上記本体l内に第2図に示したように弁
体3、収容体(インナーチューブ)4、圧力補助体(ア
ウターチューブ)5等からなる内容物充填構造体が収納
される。
上記弁体3は、第3図に示したように、有頭短軸円筒状
に形成され、中央部に貫通孔6が穿設されたキャップ7
と、このキャップ7内に液密に嵌入され、上記貫通孔6
と連通する連絡孔8を中央部に有する円形リング板状ガ
スケット9と、後述する芯体18が底壁下面中央部に一
体に連設された有底円筒状の弁座lOと、この弁座10
内に配設されるディスク11及びスプリング12とから
構成されている。上記弁座10の上端外周縁部には環状
鍔部13が一体に突設され、この鍔部13に上記ガスケ
ット9を嵌入したキャップ7が被嵌される。
上記ディスク11は、円板部14とその下面中央部に突
設された小径円柱状足部15とからなり、円板部14の
上面外周縁部には環状の弁部16が一体に突設されてい
る。このディスク11は、その足部15が上記弁座lO
の底壁内面とディスク11との間に介装された上記スプ
リング12の上端部に嵌入された状態で上記弁座10内
に配置され、スプリング12の押圧力によって常時は上
記弁部16の上端面が上記ガスケット9に密着し、キャ
ップ7の貫通孔6と弁座10の中空部10aとの連通が
遮断された状態にあると共に、上記操作体2による押圧
力がディスク11の上面中央部に与えられ、ディスク1
1がスプリング12の押圧力に抗して該スプリング12
を収縮しつつ下方に移動することにより、ディスク11
の弁部16とガスケット9との密着状態が解消し、キャ
ップ7の貫通孔6と弁座10の中空部10aとが連通ず
るようになっている。
そして、上記の如く構成された弁体3は、プラスチック
製口金体17を介して上記容器本体lに回転可能に取り
付けられている。
18は、下端面が閉塞され、側部に図示していないが中
空部18aと連通ずる流体通路部が形成された硬質プラ
スチック製の円筒状芯体で、上記弁座10の下端面に該
芯体18の中空部18aと弁座10の底壁中央部の開口
部19とが連通するように一体に連設されている。そし
て、この芯体18の上下端外周部には、それぞれ周方向
に沿って複数個の係合溝20が形成されており、該芯体
18の外側に上記収容体4が配設されている。この収容
体4は、内容物が加圧下に充填されることにより収縮力
に抗して膨張する弾性材からなる上記芯体18と同寸の
円筒状に形成されており、該収容体4は上記芯体18を
被覆して配設されている。更に、該収容体4を覆って天
然又は合成繊維製の保護袋21が配設されており、上記
収容体4の上下端部の外側にはそれぞれ加締リング体2
2゜22が配設され、これら加締リング体22.22を
加締することにより、その加締力で収容体4の上下端部
が強く押圧され、収容体4の上下端内周面の上記係合溝
20に対向する部分が該係合溝20内に食い入ると共に
、該係合溝20の形成により形成された山部20aが収
容体4内周面に食い込み、収容体4がその上下端部にお
いて強固に液密状態に固着されている。そして、該収容
体4は、弾性を有するポリマーよりなる圧力補助体5で
上記保護袋21を介して密着被覆されている。
上記操作体2には、図示していないが、ノズル口23と
上記キャップ7の貫通孔6とを連通ずる内容物流路が内
部に形成されており、操作体2を押し下げることにより
、その下部に設けられた押圧ステムがキャンプ7の貫通
孔6及びガスケア)9の連絡孔8を通って上記ディスク
11を押し下げるように構成されている。
上記構成のスプレー容器から内容物を噴出する場合は、
その押圧操作体2を押圧操作することにより、該操作体
2の押圧ステムがキャップ7の貫通孔6.ガスケット9
の連絡孔8を通ってディスク11を押圧し、ディスク1
1をスプリング12の押圧力に抗して押し下げる。これ
により、ディスク11の弁部16とガスケット9との密
着状態が解消し、弁座10の中空部10aがキャップ7
の貫通孔6に連通ずることにより上記開口部19が開口
する如き状態となり、収容体4内に加圧下に充填された
内容物が芯体18の流体通路部から中空部18aを流れ
て開口部19より弁座lOの中空部10a内に流入し、
更に上記ディスク11の弁部16とガスケント9との隙
間を通り、ガスケット9の連絡孔8.キャップ7の貫通
孔6を順次経て操作体2の内容物流路を流れ、ノズル口
23から外部に噴出するものである。また、操作体2の
押圧操作を解消すると、その付勢力により操作体2が上
昇し、押圧ステムがディスク11から離間し、これによ
ってスプリング12の復元力でディスク11が上昇して
その弁部16がガスケット9と密着し、弁座10の中空
部10aとキャップ70貫通孔6との連通が遮断される
ことにより上記開口部19が閉塞する如き状態となる。
従って、これにより内容物の噴出が停止するものである
而して、本発明は、上述した如き自刃噴出型の容器の収
容体の材質を熱可塑性エラストマーとしたものである。
この場合、収容体はその全体を熱可塑性エラストマーに
て形成することが好ましいが、少なくとも流動性組成物
と接する収容体の最内層が熱可塑性エラストマーで形成
されていればよい。
熱可塑性エラストマー(TPE)としては、ポリエステ
ル系TPE、ポリアミド系TPE、オレフィン系TPE
、スチレン系TPE、更に塩素化ポリエチレン系TPE
、 クロロスルホン化ポリエチレンTPEなどが挙げら
れるが、特にポリエステル系、ボリアミド系、オレフィ
ン系、スチレン系TPEが好適に用いられる。
なお、ポリエステル系TPEとしては、ペルブレン(東
洋紡績社)、ハイトレル(東し・デュポン社) 、 A
rnttel (Akzo Chemie社)、グリラ
ックE(大日本インキ化学工業社〉、 LOMOD  
(エンジニアリングプラスチック社)等が使用し得、ポ
リアミド系TPEとしては、ダイア5ド(ダイセル化学
工業社)、グリラックス(大日本インキ化学工業社)、
ペバックス(東し社)等が使用し得、オレフィン系TP
Eとしては、住友TPE (住友化学工業社)、ミラス
トマー(三井石油化学工業社) 、 5ANTOPRE
NE (三菱モンサント社)、JSR−サーモラン(日
本合成ゴム社)、油化サーモラン(三菱油化社)等が使
用し得、スチレン系TPEとしては、にraton、 
CarifLex  TR(Shell Chei+1
ca1社) 、 Quintac  (日本ゼオン社)
 、 5oLprene(Phillip Petro
leum社) 、 Europrene  5olT(
ANIC社)、アサブレンT、タフチック、タフブレン
(旭化或社)、ツルブレン−T(日本エラストマー社)
、JSR−TR(日本合成ゴム社)、電化STR(電気
化学社)等が使用し得る。また、塩素化ポリエチレン系
TPEとしてはグイソラック(ダイソー社)等が使用し
得る。
また、上記圧力補助体の材質としては、種々選定され、
例えば天然ゴム、台底ゴム、プラスチック類(ポリエチ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン
、ポリエチレンテレフタレート等)、上述した熱可塑性
エラストマーなどの弾性材で形成することができる。
更に、上記収容体や圧力補助体を保護するための外装体
(容器本体)としては、剛体材、例えばプラスチック類
(ポリエチレン、ポリスチレン。
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等)、金
属類(アルミニウム、スチールl 1iil ブリキ、
亜鉛、各種合金等)、木類(ケヤキ、松。
桧、杉、ラワン、合板等)、ガラス類、セラミック類、
紙類、布類、皮革類などで形成することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、分子量300以下の有機化合物を含む
流動性組成物がその収容体から悪臭を与えられることな
く長期間安定に保持され、長期保存後においても良好な
品質を持って自刃噴出せしめられると共に、収容体の劣
化も防止され、その弾性自刃噴出付与力の低下もないた
め、流動性組成物が常に良好に噴出する。
〔実施例、比較例〕
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない
まず、下記に示す流動性m放物胤1〜l1h19を調製
した。
梳拗BMv馴殉(上(オーデコロン) エチルアルコール プロピレングリコール アロエエキス 香料 A* 精製水 計 * 香料Aの組成 重量% 0 残部 100.0 ベルガモツト油 レモン油 オレンジ油ビター ネロリー油ビガレード ラベンダーアブソリュート ヘディオン ムスク T ガラクソライド ムスク DT! −C−11〃 ローズ ベース ジャスミン ベース ゼラニウム油 ウツデイ−ベース アンバー ベース スパイス ベース 梳0辻口助え置き」−(ボディシャンプー)ヤシ油脂肪
酸カリ パル泉チン酸カリ プロピレングリコール ラウロイルジェタノールアミド エチレンジア主ンテトラアセチフク アシッド−2ナトリウム 香料B 木 精製水 計 * 香料Bの組成 0.1 シス−3−ヘキセノール リナロール リナリルアセテート シトラール ゲラン ニトリル ライム油 セージ クラリ−油 クマリン ガラクソライド トナライド サンダロール カシメラン へりオトロビン ロジノール ゲラニル アセテート 残部 i o o、。
リリアール オイゲノール シスー3−へキセニルサリシレート ベンジル サリシレート ジャスミン フロラル ベース ムゲフロラルベース アブソリュート オークモス ラバンジンアブソリュートカラーレス ガンマーデカラクトン 後勉立延虞璽凰l(ヘアースプレー〉 流動パラフィン ポリメタクリル酸エステル シリコーン油 ξンク油 5 香料C* 塩化ステアリルジメチルアンモニウム エチルアルコール 計 * 香料Cの組成 0.5 0.2 残部 100.0 重量% 0.2 O15 イラン イラン油 レモン油 オレンジスウィート油 ラベンダー油 ネロリ ベース ローズ ベース ジャスミン ベース リリアール グリーン ベース プチッグレイン油 ムゲ ベース ヘアィオン ベルトフィックス サンダルウッド油 アブソリュートオークモス シス−3−へキセニルサリシレート ベンジルアセテート ペンジルサリシレート ムスク−T ペンタリド カーネーションベース エタノール 梳(む生藍転u1惠」工(ヘアーブロー剤)エチルアル
コール ポリオキシプロピレンブチルエーテル ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 シリコーン油 香料D * 精製水 計 i量% 0 0.5 0.5 0.6 残部 100.0 * 香料りの組成 イラン イラン油 レモン油 オレンジ スウィート油 ラベンダー油 ネロリー ベース ローズ ベース ジャスミン ベース リリアール グリーン ベース プチッ グレン油 ムゲベース ヘアィオン ベルトフィソクス サンダル ウッド油 アブソリュートオークモス シス−3−ヘキセニルサリシレート ベンジルアセテート ペンジルサリシレート ムスク T ペンタリド カーネーションベース ローズオキサイド カシメラン メチル ヨノン ネオベルガメート ゲラニルニトリル #  C−10 ”   C−12MNA へりオトロビン 仏」14独m\」=(液体整髪料) エチルアルコール 重量% 0 ポリオキシエチレン 硬化ヒマシ油 香料E * 計 * 香料Eの組成 サンダルウツド油 ラバンジン油 ラベンダー油 ローズマリー油 ヘキシルアセテート ブレニルアセテート トリプラール ジハイドロミルセノール リナロール リナリルアセテート ξルテニルアセテート アリルアミルグリコレート タイム レッド油 100、0 重量部 0 5 0 0 0 10 50 0 0 ボワド ローズ油 ベンジルアセテート ロジノール アルファーダマスコン アンプロキサン アブソリュートオークモス セドランバー ローズ P リリアール リラール バクダノール クマリン ヘキシルシンナミ ヘディオン アルデヒド C−8 アルデヒド C−9 アルデヒド C−10 アルデヒド C−11 アルデヒド C−12MNA キャラウェイ油 ツクアルデヒド 0 0 0 0 0 0 5 0 5 0 ガラクツライド ベンジルアセテ−ト 伏動1艶Uい1覧i(シャンプー) ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド エヂレングリコールジステアレート 芒  6肖 クエン酸 カチオン化セルロース 香料F * 色素 精製水 計 * 香料Fの組成 ガラクツライド トナライド  42 重量% 0.5 0.7 o、ooi 残部 100.0 重量部 0 0 ムスク T ペンタリド バタダノール ベルトフィックス レモン 油 オレンジテルペンレス油 ヘディオン ベンジルアセテート ペンジルプロビオネート ノビルアセテート メチル ヨノン へりオナール リガストラール ネロリ 油 シス−3−ヘキセノール シス−3−ヘキセニルサリシレー トリプラール リリアール シクラメンアルデヒド アルデヒド C−6 ト 0 0 00 0 0 0 0 0 0 5 0 0 0 00 0 アルデヒド アルデヒド アルデヒド アルデヒド アルデヒド リナロール リナリルアセテー ラベンダー油 −8 −9 −10 −11 −12 ト バイオレフトリーフアブソリュート ジャスミン ベース ゼラニウム油 ペンジルサリシレート 速量1艶b11覧工(リンス) 塩化セチルトリメチルアンモニウム セチルアルコール プロピレングリコール 50 0 0 0 0 84 ラウリン酸モノエタノールアミド ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 香料F * 精製水 汲軌丘量虞笠丸1(制汗剤) イソプロピルミリステート トリクロ酸 香料A * エチルアルコール 計 * 香料Aの組成は上記と同様 梳(むi兇男l□嶌」−(住居用洗浄剤)アルコールエ
トキシレート 残 部 重量% 0.1 0.6 残部 ioo、。
重量% アルキル脂肪酸ナトリウム ポリアクリレート エチルアルコール 香料G * 精製水 計 * 香料Gの組成 オレンジ油スウィート レモン油 ライム油 ラベンダー油 ラバンジン油 シトロネラ油 ゲラニオール シトロネロール ターピネオール ベンジルアセテート へりオナール ヘキシルシンナミソクアルデヒド 0.6 残部 100.0 重量部 50 0 0 0 5 5 O 0 5 0 5 00 ベンジルアセテ−ト ガラクツライド トナライド グリーンアップルベース アセチルセドレン バクダノール オークモス 狙l ガンマ−ウンデカラクトン ボワド ローズ油 ベンジルベンゾエート ′  組  触10 (浴室用洗浄剤)アルキルベンゼ
ン硫酸ナトリウム アミノカルボン酸カリウム ポリアルキレンブチルエーテル エチルアルコール 香料G * 00 0 0 0 50 0 7 重量% 0 0 0.5 * 計 香料GのMl或は上記と同様 100.0 .譬  組  磁11 (衣類用液体洗浄剤〉重量% アルキルエチレン硫酸ナトリウム   20オレイン酸
トリエタノールアミン    2リポノツクスACL 
          15ポリエチレングリコール11
000     1トルエン硫酸ナトリウム     
    5エチルアルコール           5
酵素(アルカラーゼ)          lチノバー
ルCB S            O,2香料H* 
              0.5精製水     
          残 部計           
           100.0* 香料Hの組成 ガラクツライド トナライド 重量部 0 0 ムスク ケトン ベルトフィックス バチエリ−油 サンダロワ セドランバー ヘリオトロピン クマリン バニリン オークモス 弘1 リラール リリアール へりオナール ゲラノニトリル シトロネリルニトリル ベンジルアセテート へデイオン リナロール リナリルアセテート ローズオキサイド アンプロキサン  50 0 0 0 5 5 5 0 50 00 5 50 00 00 0 0 グリーン ベース ローズ ベース ジャスミン ベース ムゲ ベース ヘキシルシンナミックアルデヒド ゝ動性組 物m12(食器用洗剤) アルキルエチレン硫酸ナトリウム α−オレフィン硫酸ナトリウム アミンオキサイド 脂肪酸ジェタノールアマイド トルエン硫酸ナトリウム エチルアルコール 香料l * 計 * 香料■の&l戒 オレンジ スウィート油 5 0 0 0 98 100.0 重量部 50 オレンジ油バレンシア レモン油 ライム油 コリアンダー油 クローブ油 リナロール リナリルアセテート ユズ油 トリブラール シトロネラ油 ターピネオール ヘキシルシンナミックアルデヒド シス−3−ヘキセノール リリアール ゲラノニトリル シンナモン バーク油 スウィートフェンネル油 計 0 00 20 0 0 20 0 5 0 5 5 50 0 0 ′螢    弘13(柔軟剤) エチレングリコール 色素 香料H* 計 * 香料Hの組成は上記と同様 ’、I     N114(口中清涼剤〉エチルアルコ
ール ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 塩酸クロルヘキシジン 色素 香料J * 500 重量% 微 量 0.3 ioo、。
重量% 0.1 微 量 計 100.0 * 香料Jのm或 ペパーミント油 スペアミント油 メントール アネトール コリアンダー タイム ホワイト油 シンナモン油 オレンジ油 レモン油 ストロウベリー ベース バナナ ベース メチル サリシレート エチル サリシレート ボルネオール カンファー クローブ油 ユウカリ油 ローズマリー油 重量部 50 00 0 0 O 00 0 0 0 0 O 0 5 0 0 0 アブソリュート ローズ アブソリュート ジャス果ン ジプロピレングリコール 9 蓬11髪組茄11(よ」−(塗布用清涼剤)エチルアル
コール メントール カンファー メチルサリシレート エチルアルコ−ル ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 トリクロ酸 香料K * 精製水 計 * 香料にの組成 重量% 0 0.5 残部 100.0 ラベンダー油 重量部 00 ラバンジンアプソリュート クマリン アブソリュートオークモス レモン油 シトロネロール ゲラニルアセテート ベンジルアセテート ローズ油 ジャスミン アブソリュート カストリウム チンクチャ− ムスク ケトン セージタラリー油 リリアール ローズ P ヘディオン ペイ油 計 ■ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 伏動逍1じmcドレッシング〉 サラダ油 食酢 エチルアルコール 食塩 スパイスエツセンス コシヨウ 重量% 0 0 0.5 参    弘17(みりん〉 エチルアルコールを13%含有する調理用みりん 梳要田麩助m上1(ワイン) エチルアルコールを14%含有する調理用ワイン ’      l1h19(日本酒〉 エチルアルコールを1694含有する調理用日本次に、
上記流動性組成物150gを図面に示す容器の第1表に
示す材質よりなる収容体内に加圧下(10kg/cd)
に充填し、50℃で1か月保存した後、操作体を操作し
て収容体内の流動性Ml戒放物無臭の薬包紙に噴出し、
その香気をパヒエーマー(正常な嗅覚をもつ香料の専門
家)5名により標準品の香気と比較した。
この場合、標準品としては、200s+j!のデイスペ
ンサー付ガラスびんに、また粘性の高いものはチューブ
に各流動性組成物150gを入れ、5℃で1か月保存し
たものを使用した。
また、香気の評価は、香気変化のレベルを下記の5段階
評点法により行ない、結果は上記5名のパヒューマーの
評点の平均値で表示すると共に、下記基準により総合評
価した。
結果を第1表に示す。
五五跣伍基畢立 5点:標準品と同じ。
4点: 〃 に比べほんのわずか変化している。
3点: 〃 に比べやや変化している。
2点= 1点二 に金甚逼 ◎  : ○  : △  : ×   : に比べ変化している。
に比べ著しく変化している。
4.6点以上 4 点以上 3〜3.8点 2.8点以下(商品価値なし〉 注:熱可塑性エラストマー A クロロスルホン化ポリエチレンTPE(昭電−デュ
ポン社製ハイパロン40〉B ポリエステル系TPE (東洋紡績社製ペルブレン) Cポリエステル系TPB (東し・デュポン社製ハイトレル) D ボリア泉ド系TPE (東し社製ペバックス) E オレフィン系TPE (住友化学社製 TPE3572) F スチレン系TPE (三菱油化社製ラバロン) G 塩素化ポリエチレン (ダイソー社製グイソラソク)
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いる容器の一例を示す正面図
、第2図は同例の容器本体内に収納される内容物充填構
造体の部分断面正面図、第3図は同例に用いる弁体の拡
大断面図である。 l・・・容器本体、 3・・・弁体、 5・・・圧力補助体、 20・・・係合溝、 23・・・ノズル口。 2・・・操作体、 4・・・収容体、 18・・・芯体、 22・・・加締リング体、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、分子量300以下の有機化合物を0.5重量%以上
    含有してなり、最内層が熱可塑性エラストマーにて形成
    された膨張可能な弾性収容体内に加圧下で該収容体をそ
    の収縮力に抗して膨張させた状態において充填され、常
    時は弁機構によって該収容体の開口部が閉塞されている
    ことにより収容体内に収容されていると共に、上記弁機
    構に押圧作用が与えられることにより上記開口部が開口
    して外部に噴出されることを特徴とする流動性組成物。
JP1341714A 1989-12-27 1989-12-27 流動性組成物 Pending JPH03200577A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004131699A (ja) * 2002-08-09 2004-04-30 Kao Corp 香料組成物

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