JPH03199893A - 白煙発生防止機能付きの直交流式大型冷却塔 - Google Patents

白煙発生防止機能付きの直交流式大型冷却塔

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JPH03199893A
JPH03199893A JP33811889A JP33811889A JPH03199893A JP H03199893 A JPH03199893 A JP H03199893A JP 33811889 A JP33811889 A JP 33811889A JP 33811889 A JP33811889 A JP 33811889A JP H03199893 A JPH03199893 A JP H03199893A
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cooling tower
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cooling
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金井 紀彦
Tadanobu Muto
忠信 武藤
Takeshi Kashiwada
健 柏田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ0発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は白煙防止機能付きの直交流式冷却塔に関する
(従来の技術) この種の冷却塔は特開昭57−92688号、特開昭6
1−175480号、及び特開昭55−131685号
の各公報に記載され、所期の白煙防止効果を奏している
(発明が解決しようとする課題) このような先行技術の内、特開昭57−9263− 4− 88号公報に記載された冷却塔においては混合室を取り
囲むように水平ダンパーと、垂直ダンパーを乾式熱交換
器と湿式熱交換器に対応して配置し、水平ダンパーを通
過した湿り空気と、垂直ダンパーを通過した乾いた空気
とをこの混合室で交互に立体交差させて混合するもので
あるが、冷却塔排気口に設けた送風機の作動により送風
横書りに配置した乾式熱交換器、及び垂直なダンパーを
通り混合室に流入した乾き空気はこの垂直ダンパーを出
るとすぐに排気口に向は上方に引かれてしまい、水平ダ
ンパーを通過した湿り空気と交差する量はほんの僅かで
あり、この混合室で充分に乾き空気と湿り空気が混合さ
れないうちに排気口から排気されてしまい、完全な白煙
防止効果を発揮できていないのが現実である。
同様に特開昭61−175480号公報に記載された冷
却塔においても、前記公報記載のものと同様の欠点が有
り、その白煙防止効果には今−歩の感がある。
次に、前記特開昭55−131685号公報記載の冷却
塔用の混合装置は、前記2つの先行技術と相違して、乾
式熱交換器から吹き出してくる乾き空気を混合室内に案
内する断面V字型又はU字型のチャンネルが乾式熱交換
器の下端から排気口の中央部に向けて傾斜して配置して
あり、このチャンネルは湿り空気の上昇運動に対する邪
魔板として作用すると共に、乾き空気を排気口に向けて
拡散しながら流しこのチャンネルの作用により湿り空気
と乾き空気を排気口の下側で混合するものである為、送
風機の動力が大きくなると共に、このチャンネルは前記
のように断面V字型又はU字型であるため、乾式熱交換
器から吹き出してくる乾き空気の殆どはこの吹き出し直
後に送風機により排気側へ引かれてしまい、前記2つの
先行技術の冷却塔と同様シここの混合室で充分に乾いた
空気と湿り空気が混合されないうちに排気口から排気さ
れることとなり、完全な白煙防止効果を発揮できない憂
いがある。更に送風機下側と乾式熱交換器の空気吹き出
し口の上端部間には充分な空間が採れないため、この空
気吹き出し口の上端部から出た乾き空気を排気口へ充分
に吸引出来ず、排気口の周縁部分において湿り空気と充
分混合せずに排気されてしまう欠点を有している 殊に、前記乾式熱交換器が合成樹脂製の場合、金属製の
フィンに比べて熱交換率が若干劣るため乾き空気はそう
高温とならず、前記混合度合いの均一化が要望されるが
、前記のような欠点を有している前記従来の技術ではこ
のような要望に充分答えられない。
前記のような湿り空気と乾き空気が充分に混合せず、排
気口から白煙が生じる現象は、近年地域冷暖房用として
使用される白煙発生防止機能付きの直交流式大型冷却塔
において顕著である。
この発明は前記従来技術の欠点を前記のような混合ダク
トを使用せずに充分な白煙発生防止効果を得られる直交
流式大型冷却塔を市場に提供することを目的とする。
口0発明の構成 (課題を解決するための手段) 前記課題を達成するために、この発明は、冷却塔本体の
外気取入口の高さ方向にわたり上下多段に充填材ユニッ
トが冷却塔本体内に配置してなる直交流式大型冷却塔に
おいて、 前記各段の充填材ユニットは、湿式熱交換器と、この湿
式熱交換器の上部に配置した乾式熱交換器とからなり、
前記湿式熱交換器を通過した湿り空気と乾式熱交換器を
通過した乾き空気の混合空気を大気に排気する排気口が
設けてあり、 各段の充填材ユニットには、負荷部から
の昇温した冷却水を充填材ユニットの前記乾式熱交換器
上に供給する冷却水分配装置が設けてあると共に、各段
の充填材ユニットを流下中に冷却された冷却水を個々独
立して下部水槽へ導き収集する集水装置が設けてあるこ
とを特徴とする白煙発生防止機能付きの直交流式大型冷
却塔としである6 前記冷却水分配装置は、冷却塔本体内に立ち上げた1本
の立上り管と、この立上り管の周面から水平に張出し、
その先端吐出口が各段の充填材ユニットにおける乾式熱
交換器の冷却水供給部側に位置する分配管とからなるこ
とを特徴とすること7− が配管上望ましい。
前記集水装置は、各段の充填材ユニットにおける湿式熱
交換器の冷却水吐出部側にほゞ水平に設けた充填材ユニ
ット支持枠兼用の樋と、この冷却水吐出部側から樋内に
流下した冷却水を一度下部水槽に導き収集する冷却塔フ
レーム兼用の外気流の流れ方向に扁平な縦パイプとから
なることを特徴とすることが集水装置の構造上望ましい
前記各充填材ユニットにおける乾式熱交換器の空気取り
込み口には、開閉度が変更可能なダンパが設けてあるこ
とを特徴とする場合もある。
このダンパーは排気口に設置した白煙検出装置の検出信
号に応じて開閉度を調整される電動ダンパーとしてある
ことを特徴とすることが最適である。
前記多段の充填ユニットは、前記外気取入口の幅方向に
間隔をおいて配置された前記冷却塔フレーム兼用の扁平
な縦樋により数ブロックに区分けされ、各ブロック毎の
前記湿式熱交換器の冷却水吐出部側に配置された前記樋
の冷却水排水口は、隣接する前記縦樋内に開口している
ことを特徴とすることが冷却塔の配管及びその強度上好
ましい。
各充填材ユニットにおける乾式熱交換器上方に、上部水
槽が設けてあり、この上部水槽内に分配管の先端吐出口
が挿入していることを特徴とすることが、冷却水の分配
上望ましい。
前記集水装置は、各段の充填材ユニットにおける湿式熱
交換器の冷却水吐出部側にほゞ水平に設けた充填材ユニ
ット支持枠兼用の樋と、各種と下部水槽を個々独立して
連通ずる接続パイプとからなることを特徴とする場合も
ある。
特許請求の範囲第1項記載の冷却塔が複数台並設してあ
り、これら冷却塔群は少なくとも2系列に区分されてい
ることを特徴とすることが地域冷暖房システムとして好
ましい。
(発明の作用) 前記の通り構成するこの発明の作用を次に説明する。
冷凍機などの負荷部から送られてきた冷却水を前記分配
装置により各段の充填材ユニットにおける合成樹脂製乾
式熱交換器上部から散布流下し、この流下中に外部より
前記乾式熱交換器の空気通路内に取り込まれた外気とこ
の冷却水とを間接的に熱交換し冷却水を冷却した後、こ
の乾式熱交換器の下方にそれぞれ階層的に配列した前記
湿式熱交換器上に散布し、前記湿式熱交換器表面上を流
下中に外気と前記冷却水とを直接接触して、潜熱作用に
より前記冷却水を所定温度に冷却する。
このようにして各段の充填材ユニットにおいて個々独立
して冷却された冷却水を、前記集水装置により一度下部
水槽に導き収集し後負荷部へ戻し循環使用して再び昇温
したあと前記乾式熱交換器へ前記分配装置により再分配
供給する。
各段の充填材ユニットにおける下方の前記湿式熱交換器
における熱交換で絶対湿度が高くなった湿り空気は排気
口に設けた送風機の吸引作用でこの湿式熱交換器を通り
抜けて排気口に向は上昇していく。
また、各段の充填材ユニットにおける上方の乾式熱交換
器における熱交換で絶対湿度が変化しない乾き空気も、
前記送風機の吸引作用を受けて、前記乾式熱交換器の空
気通路の空気吹き出し口から吐出され前記排気口に向は
上昇していく。
このようにして各段の充填ユニットから排気口に向は乾
き空気と湿り空気とが隣り合って層状となり排気口に向
けて吸引上昇していく。即ち、湿り空気と乾き空気は乱
流とならずに、相互並列した層流状態で相互に拡散しな
がら送風機に至り、小動力の送風機の回転中の羽根によ
り排気口において相互に細かく分布されている乾き空気
と湿り空気の流れは攪拌され過飽和空気とならずに大気
へ排気される。換言すれば白煙を発生せずに冷却塔外へ
排気される。
前記冷却水分配装置が、冷却塔本体内に立ち上げた1本
の立上り管と、この立上り管の周面から水平に張出し、
その先端吐出口が各段の充填材ユニットにおける乾式熱
交換器の冷却水供給部側に位置する分配管とからなる場
合には、負荷部から送られてきたまだ暖かい冷却水は冷
却塔本体内の立上り管内を上昇中に分配管を介して各段
の充填−エニー =12− 材ユニットにおける上方の乾式熱交換器上に分配供給さ
れる温度の高い状態で外気と間歇的に接触し、所望の温
度の乾き空気に外気は加温される。
前記集水装置が、各段の充填材ユニットにおける湿式熱
交換器の冷却水吐出部側にほゞ水平に設けた充填材ユニ
ット支持枠兼用の樋と、この冷却水吐出部側から樋内に
流下した冷却水を一度下部水槽冷却塔フレーム兼用の扁
平な縦樋とからなる場合には、所定温度に冷却された冷
却水は樋内に流下し滞留し、次いでこの樋から前記縦樋
を通して下部水槽へ導かれ収集された後負荷部へ戻され
る。 前記各充填材ユニットにおける乾式熱交換器の空
気取り込み口には、開閉度が変更可能なダンパが設けて
あることを特徴とする場合には、白煙の発生し易い冬期
においてダンパを全開し、乾き空気を多量に発生させ、
夏期、中間期においてはダンパを全開し、湿式熱交換器
のみに外気を直交流で通し冷却水と直接的に熱交換し、
冷却水を冷却する。
このダンパーは排気口に設置した白煙検出装置の検出信
号に応じて開閉度を調整される電動ダンパーとしてある
ことを特徴とする場合には、白煙検出装置の検出信号に
よりダンパの開度を増大させ、白煙の消滅に適した量の
乾き空気を発生させる。
請求項第6項記載の冷却塔においては、各ブロック毎に
分配供給された冷却水は乾式、湿式の熱交換器において
冷却され、次いで各欄に収集された後、その排水口から
隣接する縦樋内に流入しこれら縦樋内を流下して下部水
槽に向けて落下収集される。
換言すれば、各段の充填材ユニット毎に、かつ左右隣接
するブロックに独立して隣接する縦樋内に冷却済みの冷
却水は流入し下部水槽内に落下収集される。
この際、各縦樋が熱伝導性良好な材料で形成されている
場合には縦樋を流下中の冷却水は外気流と間接的に冷却
される。
この冷却を促進するために、縦樋の側面にフィン状のも
のを付加するが、その側壁を凹凸形状にする場合もある
請求項第7項記載の冷却塔においては、分配された冷却
水は、上部水槽に一次的に滞留され、次いで充填材ユニ
ットにおける乾式熱交換器の冷却水供給部側域に均等に
散布され、乾式熱交換器に沿い流下される。
請求項第8項記載の冷却塔においては、各段の充填材ユ
ニットで冷却された冷却水は前記樋内に収集された後、
各機から接続された接続パイプを通して個々に下部水槽
へ落下収集される。
請求項第9項記載の冷却塔においては、負荷部から送ら
れてきた冷却水は2系列に区分され、別々に冷却された
後、下部水槽から負荷部へ供給される。
(実施例) 前記発明の代表的な実施例を次に説明する。
〈第1実施例〉 第1図において、Aは直交流式大型冷却塔であり、その
冷却塔本体内には外気取り入れ口工3の高さ方向にわた
り上下多段に充填材ユニットBが配置しである。
前記充填材ユニットBは、湿式熱交換器1oと、この湿
式熱交換器10の上部に配置した合成樹脂製乾式熱交換
器11を階層的に配列して構成され、前記湿式熱交換器
10を通過した湿り空気と乾式熱交換器11を通過した
乾いた空気の混合空気を大気に排気する排気口12に送
風機13が設けである。なお、前記乾式熱交換器1■は
金属プレート製でも、熱コイル製でもこの発明としては
同一である。
多段の充填材ユニットBには、負荷部Gから昇温した冷
却水を充填材ユニットBの前記乾式熱交換器11上に供
給する冷却水分配装置りが設けてあると共に、各段の充
填材ユニツI−Bを流下中に5− 16 冷却された冷却水を個々独立して下部水槽Fに導き収集
する集水装置Eが各段充填材ユニットB毎に設けて、 前記冷却水分配装置りは、冷却塔本体内に立ち上げた1
本の立上り管20と、この立上り管20の周面から水平
に張り出し、その先端吐出口21が各段の充填材ユニッ
トBにおける乾式熱交換器11の冷却水供給部側に位置
する分配管22とから構成されている。
前記集水装置Eは、各段の充填材ユニットBにおける湿
式熱交換器11の冷却水吐出部側にほゞ水平に設けた充
填材ユニット支持枠兼用の受皿状の樋30と、これら各
段の@30内に流下した冷却水を一度下部水槽Fに導き
収集する冷却塔フレーム兼用の外気流の流れ方向に扁平
な縦@31とから構成されている。
前記各縦樋31は高強度の材料(例えば、鉄鋼)からな
り、必要に応じて縦樋31の側面にはフィンの様な種々
の凹凸模様が多数列設される(図示せず)。
なお、この縦樋31を、2つの合成樹脂製のチャンネル
材を相互組合せて全体箱型として形成する場合もある(
第6図参照)。この場合には、縦@31は軽量となり、
この側壁を凹凸形状とし、この縦樋3工部分でも冷却水
の熱交換効果が得られる形状とすることもある。
更に多段の充填材ユニットBは、前記外気取り入れ口工
3の幅方向に間隔をおいて配置された前記冷却塔フレー
ム兼用の前記扁平な縦4i!31により数ブロックB′
に区分けされ、上下段のブロックB′毎の前記湿式熱交
換器11の冷却水吐出部側に配置された前記樋30の冷
却水排水口30aが前記縦@31内に開口している(第
3図及び第5図参照)。
図示の樋30の冷却水排水口30aは外気流の流れに平
行な樋30の一側辺のうち、下流側半分を切除して形成
され、この冷却水排水口30aを形成した一側辺は、隣
接する縦fi!31の対応する一側壁を切り欠いてなる
゛差し込み口31dに差し込まれている(第2図及び第
5図参照)。
なお、樋30の幅寸法が広い場合には、樋30の両側壁
に前記冷却水排水口30aを設け(第5図想像線参照)
、両側に位置する縦樋3工に各冷却水排水口30aを差
し込み、冷却水の排水を迅速に行う。
更に、樋30の底面に、冷却水排水用の畝を必要に応じ
て形成する(図示せず)。
また、前記扁平な縦樋31の奥行寸法は、前記各段の受
皿状の樋30の奥行寸法と符合した寸法に形成しである
各段の充填材ユニットBにおける乾式熱交換器llの上
方にはそれぞれ上部水槽工4が設けてあり、各上部水槽
工4内に前記分配管22の先端吐出口21が挿入しであ
る(第2図参照)。
前記各充填材ユニットBにおける乾式熱交換器10の外
気取り込みロエ3には、開閉度が変更可能なダンパ15
が設けである。
このダンパー15は、排気口12に設置した白煙検出装
置16の検出信号に応じて開閉度を調整される電動式ダ
ンパーとしである。
なお、前記実施例の上部水槽14を使用せずに。
前記乾式熱交換器11の冷却水供給部に、直接負荷部に
連なる分配管20の散水ノズル群が一個宛差し込まれ、
また、各段の充填材ユニットB毎に配置された充填材ユ
ニット支持兼用の樋30aは、集水用の接続パイプを介
して個々独立して下部水槽Fに連通接続されている場合
もある。
前記実施例の作用は、前記発明と同様であるので此処で
の説明は重複を避ける省略する。
(第2実施例) この実施例は地域冷暖房用として前記第1実施例の大型
冷却塔Aを複数台第4図の場合は8台、−直線に並列し
て配置してなるものであり、これら冷却塔Aはその中央
で仕切板40で2つのグループA1、A2に仕分けされ
、一方のグループA工と、他方のグループA2は、別の
冷却水系に接続されているものである(第4図)。
その作用は各グループA□、A2毎に負荷部Gから冷却
水が供給され、第1実施例の大型冷却塔Aの作用が、各
グループA□、A2の各冷却塔A毎に19− 0− おいて行われる。
ハ2発明の効果 前記のように構威し作用するこの発明の効果は次の通り
である。
先ず、各請求項記載の発明において前記のように各段の
充填材ユニットを構成することにより、各段の充填材ユ
ニット毎に、乾き空気と湿り空気を層状として排気口下
方の内室に吹き出し、この状態のまま排気口に向は吸引
することができる。
即ち、各段の充填材ユニットにおける乾き空気は、前記
乾式熱交換器から排気口に向は所望流量で層流状態で放
出され下位の湿式熱交換器から出る前記湿り空気も上昇
し、この乾き空気の流れに添って相互に分布状態となっ
た層流として排気口に向けて吸引される。このようにし
て全ての段の充填材ユニットから吐出される乾き空気と
湿り空気の流れは、排気口下側では殆ど攪拌されず、相
互に拡散しながら整流状態で流れ、この後この乾き空気
と湿り空気は排気口に設けた送風機で攪拌されるため、
送風機の動力を大きくすること無く、乾き空気と湿り空
気を充分に混合でき、混合ダクトを全く使用せずに所望
の白煙防止効果を発揮できると共に大型冷却塔全体とし
ての消費動力を低減出来、大型冷却塔の全高さを低く出
来る。
次に、各段の充填材ユニットにおける乾式熱交換器に負
荷部Gからの昇温した冷却水を供給分配する前記分配装
置を設けたため、冬期において乾き空気を効率良く各段
の充填材ユニットから発生でき、白煙発生防止効果を高
めることができる。
また、各段の充填材ユニットで冷却された冷却水は、下
位の充填材ユニットを通すことなく下部水槽に導き収集
する前記集水装置が設けであるため、各段の充填材ユニ
ットでの冷却水の冷却を充分に行え、かつ、所定量の乾
き空気を得ることができる。
殊に、請求項第2項記載の冷却塔においては、冷却水を
大型冷却塔本体内の立上り管内を上昇中に分配管を介し
て各段の充填材ユニットにおける乾式熱交換器上に分配
供給でき、大型冷却塔本体の空間を有効に利用でき、大
型冷却塔外部の配管を皆無としてその占有スペースを小
さくできる。
請求項第3項の冷却塔の場合には、所定温度に冷却され
た冷却水を樋内に流下し滞留させた後、前記縦樋を通し
て一度下部水槽へ導き収集後、負荷部Gへ戻すことがで
き、かつこの樋を各充填材ユニットの支持部材として活
用でき、更に縦樋は冷却塔フレームの一部をなし、前記
樋と共同して大型冷却塔の配管、構造を簡略化でき、か
つその組立強度を高めることができる。
請求項第4項記載の冷却塔では、白煙の発生し易い冬期
において、ダンパを全開し、乾き空気を所要量発生でき
、夏期、中間期においてはダンパを全開し、湿式熱交換
器のみを有効に使用できる。
請求項第5項記載の冷却塔においては、白煙検出装置の
検出信号によりダンパの開度を増大させ、白煙の消滅に
適した量の乾き空気を発生させることができる。
請求項第6項記載の冷却塔においては、各ブロック毎に
分配供給された冷却水を乾式、湿式の熱交換器において
順次冷却し、次いで各機に収集した後、その排水口から
隣接する縦樋内に流入しこれら縦樋内を流下して下部水
槽に向けて落下収集できる。
この結果、請求項第4項記載の冷却塔の効果に加えて、
各機と縦樋により各ブロック毎の充填材ユニットの格子
状の支持フレームを簡易に形成でき、個々のブロック毎
に設定された樋及び縦樋を通り、より迅速に冷却済みの
冷却水を下部水槽に収集できる。
請求項第7項記載の冷却塔においては、分配管から分配
された冷却水を上部水槽に一時的に滞留させ、所定水位
を維持した状態で、充填材ユニットにおける乾式熱交換
器の冷却水供給部全域に均等にこの冷却水を散布でき、
乾き空気を効率良く発生できる。
請求項第8項記載の冷却塔においては、各段の充填材ユ
ニットで冷却された冷却水を前記樋内に収集した後、各
機から接続パイプを通して個々に下部水槽へ落下収集で
き、その収集装置の構造を簡略化できる。
23− =24− 請求項第9項記載の冷却塔において、複数台並列に配設
された冷却塔群を少なくとも2系列に区分しであるため
、地域冷暖房用として能率良く大容量の41環冷却水を
熱交換処理できる。
(各実施例固有の効果) 〈第I実施例固有の効果〉 この実施例は各発明の効果を奏すると共に前記乾式熱交
換器11に関する実施例特有の効果を次は次の通り奏す
る。
即ち、 この実施例の樋30の冷却水排水口30aは外気流の流
れに平行な樋30の一側辺のうち、下流側半分を切除し
て形成され、この冷却水排水口30aを形成した一側辺
は、隣接する縦樋31の対応する一側壁を切り欠いてな
る差し込み口3工dに差し込まれている為、樋30と隣
接する縦樋31との接合を、差し込み操作のみで簡易に
行え、その接合構造を簡易かできる。
また、@30の両側壁に前記冷却水排水口30aを設け
た場合には、充填材ユニットBの各ブロックB′の幅寸
法(外気取入口13に沿う寸法)が広くても、@30に
流下してきた冷却済みの冷却水を左右両側の縦@31を
通して円滑に下部水槽Fに落下し、迅速に収集すること
が出来、かつ、ブロックB′の数を低減でき、充填材ユ
ニットBの冷却塔本体への装填作業を短時間に行える。
この樋30の底面に、外気流方向にはg平行に延在する
冷却水排水用の畝を形成した場合には、淀むこと無く、
冷却水を縦樋3工に案内し流下できるる。
前記各縦樋31の側面にフィンの様な種々の凹凸模様を
多数列設した場合には、縦樋31内を流下中の冷却水を
更に効率良く外気取入口13近傍で、外気流により間接
的に冷却出来、下部水槽Fに落下し、迅速に収集するこ
とが出来る。
また、この縦樋31を、2つの合成樹脂製のチャンネル
材を相互組合せて全体箱型として形成した場合は、縦@
31を軽量にでき、大型冷却塔全体の重量を軽量か出来
、その輸送、組立を容易化できる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に関するもので、彫工図はこの第1実施例
の大型冷却塔の概略図、第2図はその要部正面図、第3
図は第2図の要部縦断面図、第4図は第2実施例の概略
平面図、第5図は第2図の樋と縦樋との接合関係を示す
分解斜視図、及び第6図は縦樋の構造の一例を示す横断
面図である。 図中の主な符号 A・・・・・・大型冷却塔、 B・・・・・・充填材ユニット、D・・・・・冷却水分
配装置、E・・・・・・集水装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)冷却塔本体の外気取入口の高さ方向にわたり上下多
    段に充填材ユニットが冷却塔本体内に配置してなる直交
    流式大型冷却塔において、 前記充填材ユニットは、湿式熱交換器と、この湿式熱交
    換器の上部に配置した乾式熱交換器とからなり、前記湿
    式熱交換器を通過した湿り空気と乾式熱交換器を通過し
    た乾いた空気の混合空気を大気に排気する排気口が設け
    てあり、各段の充填材ユニットには、負荷部からの昇温
    した冷却水を充填材ユニットの前記乾式熱交換器上に供
    給する冷却水分配装置が設けてあると共に、各段の充填
    材ユニットを流下中に冷却された冷却水を個々独立して
    下部水槽へ導き収集する集水装置が設けてあることを特
    徴とする白煙発生防止機能付きの直交流式大型冷却塔。 2)前記冷却水分配装置は、冷却塔本体内に立ち上げた
    1本の立上り管と、この立上り管の周面から水平に張出
    し、その先端吐出口が各段の充填材ユニットにおける乾
    式熱交換器の冷却水供給部側に位置する分配管とからな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の白煙発
    生防止機能付きの直交流式大型冷却塔。 3)前記集水装置は、各段の充填材ユニットにおける湿
    式熱交換器の冷却水吐出部側にほゞ水平に設けた充填材
    ユニット支持枠兼用の受皿状の樋と、この冷却水吐出部
    側から樋内に流下した冷却水を一度下部水槽に導き収集
    する冷却塔フレーム兼用の外気流の流れ方向に扁平な縦
    樋とからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の白煙発生防止機能付きの直交流式大型冷却塔。 4)前記各充填材ユニットにおける乾式熱交換器の空気
    取り込み口には、開閉度が変更可能なダンパが設けてあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の白煙発
    生防止機能付きの直交流式大型冷却塔。 5)このダンパーは排気口に設置した白煙検出装置の検
    出信号に応じて開閉度を調整される電動ダンパーとして
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の白煙
    発生防止機能付きの直交流式大型冷却塔。 6)前記多段の充填ユニットは、前記外気取入口の幅方
    向に間隔をおいて配置された前記冷却塔フレーム兼用の
    扁平な縦樋により数ブロックに区分けされ、各ブロック
    毎の前記湿式熱交換器の冷却水吐出部側に配置された前
    記樋の冷却水排水口は、隣接する前記縦樋内に開口して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の白煙
    発生防止機能付きの直交流式大型冷却塔。 7)各充填材ユニットにおける乾式熱交換器上方に、上
    部水槽が設けてあり、この上部水槽内に分配管の先端吐
    出口が挿入していることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載の白煙発生防止機能付きの直交流式大型冷却塔
    。 8)前記集水装置は、各段の充填材ユニットにおける湿
    式熱交換器の冷却水吐出部側にほゞ水平に設けた充填材
    ユニット支持枠兼用の樋と、各樋と下部水槽を個々独立
    して連通する接続パイプとからなることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の白煙発生防止機能付きの直交
    流式大型冷却塔。 9)特許請求の範囲第1項記載の冷却塔が複数台並設し
    てあり、これら冷却塔群は少なくとも2系列に区分され
    ていることを特徴とする白煙防止機能付きの直交流式大
    型冷却塔。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015518558A (ja) * 2012-04-21 2015-07-02 ウォン,リー,ワ 多重効用蒸発凝縮器付き空調システム

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