JPH03199267A - ワックス分散物 - Google Patents

ワックス分散物

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JPH03199267A
JPH03199267A JP33648489A JP33648489A JPH03199267A JP H03199267 A JPH03199267 A JP H03199267A JP 33648489 A JP33648489 A JP 33648489A JP 33648489 A JP33648489 A JP 33648489A JP H03199267 A JPH03199267 A JP H03199267A
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JP
Japan
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wax
hydrocarbon
pts
maleic anhydride
parts
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Pending
Application number
JP33648489A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Kanzaki
神崎 広和
Masushi Yamamoto
山本 益司
Tadashi Sekiya
関谷 正
Eiji Miyake
英司 三宅
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Nippon Seiro Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiro Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は例えば熱転写用のベースフィルム、キャッシュ
カード等のカード類、段ボール紙および特殊紙の表面コ
ーティング剤として使用されるワックス分散物に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来、熱転写用のベースフィルムなどのワックス表面処
理方法としては溶融ワックスを基剤へ直接塗布するホッ
トメルトコーティング法あるいは有機溶剤へ熔解させて
塗布乾燥を行なうソルベントコーティング法が用いられ
ている。
最近では、経済性あるいは多層塗りによる機能性の向上
等から塗膜の薄層化の傾向が強くなっている。
ホットメルトコーティング法はワックス類の粘度が直接
作用し、塗布膜を薄くするには限度があり、薄層化には
有機溶剤を用いるソルベントコーティング法が極めて有
利である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ツルヘントコーティング法の場合、ワックス類は有機溶
剤に対する溶解度が小さく、温度を下げるとワックスの
結晶が析出し、有機溶剤との分離を起こすという欠点を
有している。ワックス類の融点が高くなれば、この傾向
は更に強くなる。
その対策として、ワックス含有溶剤を高温度に加熱し、
均一に溶解した後コーティングするという方法が用いら
れているが、安全性の問題から装置が複雑になること、
また溶剤の蒸発が顕著であり、連続工・程ではワックス
の濃度が著しく変化し、一定の塗膜が得られない等の欠
点を有している。
あるいはワックス含有溶剤をコロイドミル等で磨り潰し
て分散させるという方法も用いられているが、分散粒子
の粒径が大きく、また有機溶剤との分離を起こす等の欠
点を有する。この改良として界面活性剤等の分散剤、た
とえばポリオキシエチレン、ソルビタンエステル等を添
加してコロイドミル等で分散させる方法もあるが、塗工
後塗膜が軟かく、しかも貯蔵中塗膜の表面へ界面活性剤
が滲出する等保存性に問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は前記従来の問題点に鑑み、主成分とするワック
ス類の特性を損うことなく、有機溶剤に良好に分散させ
たワックス分散物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、ワックス類と炭化水素−無水マレイン酸
共重合体を必須の成分としく含有するワックス組成物を
用いて有機溶剤に分散させることにより、上記目的が達
成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明のワックス組成物はワックス類と炭化水素−無水
マレイン酸共重合体を必須の成分として含有するもので
あり、このワックス組成物は有機溶剤への分散性が優れ
、しかも室温で流動性の良好なワックス分散物となるも
のである。また、本発明に使用される炭化水素−無水マ
レイン酸共重合体はワックス類の特性(融点、硬度)を
損うことなく、塗膜の保存性を維持、向上させる効果を
有する。特に硬度は混合前のワックス類と同等か、ある
いはそれ以上に硬くなるものである。
本発明の炭化水素−無水マレイン酸共重合体はオレフィ
ンおよび/またはパラフィンワックスと無水マレイン酸
を共重合させて得られる。オレフィンとパラフィンワッ
クスの混合物と無水マレイン酸を共重合させたものはパ
ラフィンワックスとの相溶性を向上させる効果を有する
。このような炭化水素−無水マレイン酸共重合体は公開
特許公報間54−30287 、昭54−81306 
、昭58−43967、昭60−115571、特許公
報間60−16442で開示されている方法で得られる
ここで使用される炭化水素と無水マレイン酸の混合割合
は炭化水素75〜95重量部に対して無水マレイン酸5
〜25重量部が好ましい。無水マレイン酸が少ないとワ
ックス類の分散性が低下し、多いと無水マレイン酸のホ
モポリマーが増加し、ワックス類との相溶性が低下する
ので好ましくない。
上記、炭化水素−無水マレイン酸共重合体は融点が50
℃以上で120℃以下のものが適している。融点が50
℃以下になると、主成分とするワックス類の融点を低下
させ、塗膜の保存性が維持困難となり、120℃以上に
なるとワックス類の分散性が低下し好ましくない。
本発明のワックス類としては石油ワックス、合成ワック
ス等の炭化水素で構成される常温で固体のワックスであ
る。より詳しくは石油ワックスとして、パラフィンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス等であり、合成ワ
ックスとしてはエチレン、プロピレン等の不飽和炭化水
素の重合あるいは共重合によって得られるボリオレフイ
ンワンクス、たとえばポリエチレンワックス等、フィッ
シャートロプシュ法により合成されるサゾールワックス
等で、単独あるいは混合して使用される。
また、本発明のワックス分散物に悪影響を与えない限り
、ワックス類の機能改質材として、樹脂、動植物蝋、酸
化ワックス等を混合することもできる。特に樹脂、たと
えばエチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアク
リレート共重合体等はワックス類の皮膜強度を向上させ
るので表面コーティング剤としては効果的である。
尚、上記成分以外に必要に応じて顔料、染料等の着色剤
も使用できる。、また、炭化水素−無水マレイン酸共重
合体は顔料、染料等の分散剤としての効果も有する。
本発明に使用される有機溶剤は炭化水素系溶剤であり、
沸点が50〜200℃、好ましくは60〜150℃のも
のが使用される。
具体的には、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキ
サン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン
および石油系炭化水素溶剤(沸点200℃以下でパラフ
ィン、ナフテン、芳香族系溶剤を1種以上含む溶剤)等
が挙げられ、1種または2種以上を混合して使用するこ
とができる。
ベンゼン、トルエン等の芳香族系溶剤は高融点ワックス
類、樹脂等との相溶性が良好であり、本発明の有機溶剤
として特に好ましい。
次に本発明の各成分について混合割合を述べる。
ワックス類:炭化水素−無水マレイン酸共重合体の混合
割合は重量部で60〜97:3〜40が好ましく、特に
70〜95:5〜30が好ましい。
後者が3重量部以下になると、ワックス類の溶剤分散性
が低下し、40重量部以上になると主成分であるワック
ス類の特性を損うので好ましくない。
ワックス類と炭化水素−無水マレイン酸共重合体を必須
の成分として含有するワックス組成物と有機溶剤の混合
割合は重量部でそれぞれ5〜40:60〜95が好まし
い。前者が5重量部以下であると有機溶剤との分離をき
たし、40重量部以上になると分散物の流動性が低下し
、好ましくない。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
部はいずれも重量部を示す。
実施例1 成分(A1)  パラフィンワックス      70
部(日木精v&ctl製、HNP−11)マイクロクリ
スタリンワックス 4部 (日本端*n製、旧Mic−3090)フィソシャート
ロプシュワソクス6部 (南ア・サゾール公社製、サゾールCI)成分(B1)
  α・オレフィン−無水マレイン酸共重合体    
         20部(三菱化成■製、ダイヤカル
ナ30) 成分(C1)  )  ル エ ン        4
00部上記威分(AI)、 (Bl)を還流冷却器付き
フラスコに入れ、100〜120℃に加熱し溶解する。
次に成分(C1)を加え、混合物を均一に溶解させる。
攪拌しながら室温まで徐々に冷却し、ワックス分散物を
得た。
比較例1 成分(B1)のα・オレフィン−無水マレイン酸共重合
体を除き、実施例1と同様の方法でワ・ノクス分散体を
得た。
比較例2 成分(B1)のα・オレフィン−無水マレイン酸共重合
体の代りに下記成分(B2)を用いる以外は実施例1と
同様に行なって、ワックス分散物を得た。
成分(B2)界面活性剤の (日本油脂■製、ノニオン5−6)   IQ部界面活
性剤■ (日本油脂■製、ノニオン5P−6OR) 10部実施
例2 成分(A2) パラフィンワックス      28部
(日本精蝋■製、HNP−9) ポリオレフィンワックス    2部 (日木精IJM■製、バイセン−0252C)エチレン
・酢酸ビニル共重合体 10部(三井ポリケミカル■製
、EVA210)成分(B1)  α・オレフィン−無
水マレイン酸共重合体             10
部(三菱化成■製、ダイヤカルナ30) 成分(C1)  )  ル エ ン        4
50部実施例1と同様の方法で、ワックス分散物を得た
実施例3 成分(A3)  マイクロクリスタリンワックス 32
部(日本精蝋■製、旧MiC−3090)成分(B3)
  パラフィン・オレフィン−無水マレイン酸共重合体
         8部 (日本石油■製、POワックスト10)成分(C2) 
  ヘ  キ  サ  ン            3
60部実施例Iと同様の方法で、ワックス分散物を得た
実施例4 成分(A4)  ポリエチレンワックス     90
部(三洋化戒■製、サンワックス171P)成分(B3
)パラフィン・オレフィン−無水マレイン酸共重合体 
        10部(日本石油側製、POワックス
)I−10)成分(C3)  キ  シ  し  ン 
            230部実施例1と同様の方
法でワックス分散物を得た。
以上、諸例で得られたワックス分散物をガラス製の蓋付
サンプルビンに採取し、分散性、流動性を評価した。又
、諸例で得られたワックス分散物をバーコーターを用い
て、PET上に塗布した場合の被膜性について調べた。
評価の結果を第1表に示す。また、ワックス類とワック
ス類に炭化水素−無水マレイン酸共重合体を配合したワ
ックスMi戊物の物性を第2表に示す。第2表で、針入
度は硬度を表わす尺度で、針入度の数値が小さいほどワ
ックス類またはワックス組成物が硬いことを意味する。
第1表 1、分散性;◎: ○: △: × : 非常に良好 良好 分散粒子が粗い ゴツゴツした感じで分散とはい 尤ない。
2、流動性;◎:非常に良好 ○:良 好 △:わずかに流動する ×:全く流動しない 3、塗膜性 ◎:非常に良好 ○:良好 △:裏表面さ やや大 ×:均一被膜ができない 第2表 注)AI−A4は諸例に示したワックス類を示す。
(Al−A4)+(Bl〜B3)はワックス組成物を表
す。
〔発明の効果〕
以上説明したごとく、本発明のワックス分散物は分散性
、流動性に優れ、塗膜の薄層化を可能とするものである
。しかも室温で使用可能であるため、公害、火災等の安
全性に寄与し、コーティング装置の簡素化も可能である
。また本発明に使用されるワックス組成物は第2表で明
らかな通り主成分とするワックス類と同等以上の硬度(
針入度値は小さく)を有し、塗膜の保存性を向上させる
ものである。
以上

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワックス類と炭化水素−無水マレイン酸共重合体
    を必須の成分として含有するワックス組成物を有機溶剤
    に分散させてなることを特徴とするワックス分散物
  2. (2)ワックス類が炭化水素系ワックスである特許請求
    の範囲第1項記載のワックス分散物
  3. (3)炭化水素−無水マレイン酸共重合体がオレフィン
    および/またはパラフィンワックスと無水マレイン酸の
    共重合体である特許請求の範囲第1項記載のワックス分
    散物
  4. (4)有機溶剤が炭化水素系溶剤である特許請求の範囲
    第1項記載のワックス分散物
  5. (5)ワックス類と炭化水素−無水マレイン酸共重合体
    の混合割合がそれぞれ60〜97重量部:3〜40重量
    部である特許請求の範囲第1項記載のワックス分散物
  6. (6)ワックス組成物と有機溶剤の混合割合がそれぞれ
    5〜40重量部:60〜95重量部である特許請求の範
    囲第1項記載のワックス分散物
JP33648489A 1989-12-27 1989-12-27 ワックス分散物 Pending JPH03199267A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102172935A (zh) * 2011-01-24 2011-09-07 南通盛林易分子木业有限公司 用于生产易分子木的处理剂及其生产方法
US8501379B2 (en) 2007-06-19 2013-08-06 Ricoh Company, Ltd. Toner and method for producing the same and developer
JP2018111752A (ja) * 2017-01-10 2018-07-19 日本精蝋株式会社 ワックス組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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