JPH03198514A - 故障検出回路付増幅回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は故障検出回路を備えた増幅回路に関し、特に複
数個の増幅器を用いて共通増幅を行う増幅回路に関する
。

〔従来の技術〕

従来、複数個の増幅器を用いて共通増幅を行う増幅回路
においては、各増幅器の出力を検出し、この出力を相互
比較することで増幅器の故障の検出を行っている。例え
ば、第２図はこの種の故障検出回路を備えた増幅回路の
一例を示すブロック図である。第２図において、入力さ
れた信号は分配器１により２つに分配され、それぞれ増
幅器２゜３で増幅される。増幅された信号は合成器６で
合成されて出力される。また、各増幅器２，３の出力信
号は検波器１０．１１でそれぞれ検波され、各出力レベ
ルが検波電圧として検出される。そして、各増幅器２，
３の出力レベルは比較検出回路９で比較され、両者の検
波電圧の電位差が予め設定された闇値範囲外であること
が検出されたときに、いずれかの増幅器が故障である旨
を出力している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の故障検出回路は、入力信号レベルが大き
く、かつ一定である場合は有効である。

しかし、１つのＲＦ大入力複数の受信機に分配するため
に予め受信アンテナ入力レベルを分配損失分だけ増幅す
る共通増幅器として増幅回路を構成する場合には、各増
幅器２，３の入力信号レベルは、信号が存在しないホワ
イトノイズの領域から最大信号時の数十ｄＢμ■と広い
範囲で変動することとなる。したがって、この変動する
全ての入力信号レベルに対して、共通の故障検出闇値を
用いて増幅器２．３の故障検出を行う必要が生じ、この
ためには検波回路として広い範囲で変動する通過信号レ
ベルの全てにおいて、正規な自乗特性を有する回路を用
いることが要求されることになり、このような要求に対
応する検出部を実現することは極めて困難であるという
問題がある。

本発明の目的は、入力信号レベルの強弱に影響を受ける
ことなく故障検出を可能にした増幅回路を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の故障検出回路付増幅回路は、複数の増幅器の出
力側に介挿して出力信号の一部を取り出す分配器と、こ
の分配器で取り出した各出力信号の雑音レベルをそれぞ
れ検出する信号レベル検出器と、各信号レベル検出器の
検出レベルを比較し、比較結果に基づいて前記増幅器の
故障を検出する比較検出回路とを備えている。

この場合、信号レベル検出器は、各増幅器で増幅される
信号帯域外の雑音信号レベルを検出するように構成して
いる。

〔作用〕

この構成では、各増幅器に対応して設けた信号レベル検
出器において各増幅器の雑音出力信号レベルを電圧とし
て検出し、これら検出された電圧の差を比較検出回路に
おいて求め、かつ所定の闇値と比較することで故障を検
出する。

〔実施例〕

次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明のブロック図である。図において、入力
された高周波信号は２分配器１により２分配され、それ
ぞれ増幅器２と増幅器３に入力されて増幅される。増幅
器２の出力信号は２分配器４で２分配され、一方の出力
信号は合成器６へ、他方は信号レベル検出器７へ供給さ
れる。また、増幅器３の出力信号は２分配器５で２分配
され、一方の出力信号は前記合成器６へ、他方は信号レ
ベル検出器８へ供給される。前記合成器６では各増幅器
２．３の各信号が合成されて出力される。

また、前記信号レベル検出器７，８では、それぞれの信
号に含まれる雑音レベルを電圧として検出し、各検出電
圧を比較検出回路９において比較し、その電圧差を所定
の闇値と比較し、この電圧差が闇値の範囲外である場合
に増幅器２．３のいずれかに故障が存在するすることを
検出する。

前記信号レベル検出器７及び８は、増幅器２及び３で増
幅する高周波信号の所要帯域から僅かに外れた帯域に存
在する信号レベル、換言すれば電界レベルのみを検出す
る機能を存するように設定される。また、前記所要帯域
に信号が存在せず（ホワイトノイズのみ）かつ増幅器２
．３の利得がＯｄＢのときに、その電界検出が直線特性
領域となるような十分な利得を保有させている。

この構成によれば、増幅器２及び３でそれぞれ増幅され
た信号は２分配器４及び５でそれぞれ信号レベル検出器
７及び８に入力され、それぞれにおける電界レベルが検
出される。ここで、増幅器２及び３が同一の利得である
場合には、信号レベル検出器７及び８からは同一の電界
レベル検出電圧を得ることができる。また、一方の増幅
器２または３の利得が故障により低下した場合には、そ
の利得の差が両信号レベル検出器７及び８の電界レベル
検出電圧の差として表れる。

そして、これら電界レベル検出電圧の差を比較検出回路
９において求め、予め定められた闇値と比較することで
、増幅器の故障を検出することが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、各増幅器に対応して設け
た信号レベル検出器において各増幅器の雑音出力信号レ
ベルを電圧として検出し、これら検出された電圧の差を
比較検出回路において求め、かつ所定の闇値と比較する
ことで故障を検出することができる。また、各信号レベ
ル検出器では、増幅器で増幅される所要帯域外の雑音信
号レベルを検出しているため、高周波入力信号の入力信
号レベルの強弱に影響を受けることなく確実に増幅器の
故障を検出することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の増幅回路の一実施例のブロック図、第
２図は従来の増幅回路のブロック図である。 ■・・・２分配器、２，３・・・増幅器、４．５・・・
２分配器、６・・・合成器、７，８・・・信号レベル検
出器、９・・・比較検出回路、１０．１１・・・検波器
。 第１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、入力信号を複数に分配してそれぞれを個別の増幅器
   で増幅し、増幅された信号を合成器で合成して出力する
   増幅回路において、前記各増幅器の出力側に介挿して出
   力信号の一部を取り出す分配器と、この分配器で取り出
   した各出力信号の雑音レベルをそれぞれ検出する信号レ
   ベル検出器と、各信号レベル検出器の検出レベルを比較
   し、比較結果に基づいて前記増幅器の故障を検出する比
   較検出回路とを備えることを特徴とする故障検出回路付
   増幅回路。 ２、信号レベル検出器は、各増幅器で増幅される信号帯
   域外の雑音信号レベルを検出するように構成してなる特
   許請求の範囲第１項記載の故障検出回路付増幅回路。