JPH03197402A - 薯類の発芽防止剤 - Google Patents

薯類の発芽防止剤

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JPH03197402A
JPH03197402A JP21557989A JP21557989A JPH03197402A JP H03197402 A JPH03197402 A JP H03197402A JP 21557989 A JP21557989 A JP 21557989A JP 21557989 A JP21557989 A JP 21557989A JP H03197402 A JPH03197402 A JP H03197402A
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JP
Japan
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potatoes
germination
ester
inhibitor
fatty acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP21557989A
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English (en)
Inventor
Masatada Sato
正忠 佐藤
Yutaka Ebine
恵比根 豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薯類の発芽防止剤、更に詳細にはモノ又はポリ
グリセリン脂肪酸エステルを有効成分とし、農産物の品
質維持に有効な薯類の発芽防止剤に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
薯類を発芽させない状態で貯蔵することは重要であり、
特に馬鈴薯は発芽する際に生成するソラニンが非常に強
い毒性を有するためこの発芽を抑制することは極めて重
要である。
従来、薯類や玉葱等の貯蔵中の発芽を防止するには、放
射線を照射する方法がとられている。
放射線は青果物等に付着している微生物を死滅させ、更
に成熟、発芽、老化等の生物学的変化を抑制する作用を
有し、シェルフライフを延長させる効果を有する。また
、寄生虫や病原性生物や貯蔵中に影響を与える害虫等も
殺滅する効果も有することが知られている。
しかしながら、放射線照射は青果物を軟化させてしまう
作用を有し、また青果物に変色や好ましくない異臭の発
生等の悪影響を与えるため過剰に照射するとダメージが
大きく青果物の商品価値が無くなってしまう。一方、照
射量が過少であれば充分な効果が得られない。従って、
放射線の照射量はその目的に応じて適切な量をいちいち
定めなくてはならない。更に、どこでも行なえる方法で
はないので商業ベースで行なうためには特別な施設を必
要とし、経済的にも不利であるという欠点が有る。
また、今日消費者等に安全意識が高まりつつあり、安全
対策の上でも問題を有している。
(課題を解決するための手段〕 斯かる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべ
く鋭意研究を行なった結果、モノ又はポリグリセリン脂
肪酸エステルを使用すれば安価で安全であり、かつ簡便
に薯類の発芽を防止することができることを見出し、本
発明を完成した。
すなわち、本発明はモノ又はポリグリセリン脂肪酸エス
テルを有効成分とする薯類の発芽防止剤を提供するもの
である。
本発明においてモノ又はポリグリセリン脂肪酸エステル
とは、モノグリセリンまたはポリグリセリンと脂肪酸と
のエステルを総称する。ここで脂肪酸には、飽和脂肪酸
、不飽和脂肪酸のいずれをも含むが飽和脂肪酸が好まし
い。また、斯がる脂肪酸根の炭素数は6〜24、特に8
〜16が好ましい。
また、ポリグリセリンとしては、例えばグリセリンを2
〜20モル重合させたもの、特に2〜10モル重合させ
たものが好ましい。
尚、本発明におけるグリセリン脂肪酸エステルには、グ
リセリンのモノ、ジ及びトリエステルのいずれをも、ま
たこれらの混合物をも含むものである。
本発明に使用されるモノ又はポリグリセリン脂肪酸エス
テルの好ましい具体例としてはカプリル酸(ポリ)グリ
セリンエステル、ペラルゴン酸(ポリ)グリセリンエス
テル、カプリン酸(ポリ)グリセリンエステル、ウンデ
シル酸(ポリ)グリセリンエステル、ラウリン酸(ポリ
)グリセリンエステル、トリデシル酸(ポリ)グリセリ
ンエステル、ミリスチン酸(ポリ)グリセリンエステル
、ペンタデシル酸(ポリ)グリセリンエステル、バルミ
チン酸(ポリ)グリセリンエステル、ヘプタデシル酸(
ポリ)グリセリンエステル、ステアリン酸(ポリ)グリ
セリンエステル、第1ツイン酸(ポリ)グリセリンエス
テル、リノール酸(ポリ)グリセリンエステル、リルン
酸(ポリ)グリセリンエステル等が挙げられる。
本発明の発芽防止剤は斯かるモノ又はポリグリセリン脂
肪酸エステルを水溶液濃度として3〜10重量%(以下
単に%で示す)、特に5〜7%含有することが好ましい
また、本発明の発芽防止剤には、その効果を損 − わない範囲でエタノール、グリセリン、プロピレングリ
コール、水などを配合することができる。
対象となる薯類としてはせ薯、馬鈴薯等が挙げられ、こ
れらの薯類を本発明の発芽防止剤に10分前後浸漬する
か、あるいは薯類に本発明の発芽防止剤を直接噴霧する
ことにより、発芽を抑制し貯蔵中の品質を維持すること
ができる。
〔発明の効果〕
本発明の発芽防止剤は、食品添加物として許可されてい
る安全性の高くかつ安価なモノ又はポリグリセリン脂肪
酸エステルを有効成分とし、簡便な操作で薯類の発芽を
防止することができるものである。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を更に説明する。
実施例1 モノカプリル酸グリセリンエステル、モノカプリル酸デ
カグリセリンエステル、モノパルミチン酸デカグリセリ
ンエステルの各1%、3%、5%及び10%溶液を作り
、試料溶液とした。また、 − 市販の馬鈴薯とせ薯それぞれ15個を各区3個ずつに分
けた。
馬鈴薯を各試料溶液に浸漬し、軽く水切りしたのち、そ
のまま濾紙を敷いたバット上に並べて室温、暗所に保存
し、経時的に発芽状況を観察した。
せ薯も馬鈴薯同様浸漬処理したのち、1p容プラスチツ
クビーカーに縦位置に置き、下部に1cmぐらいの深さ
に浸漬に用いた試料溶液を入れて室温、暗所に保存し、
経時的に発芽状況を観察した。
尚、対照としては精製水を用いた。その結果を第1表及
び第2表に示す。
以下余白 斯かる結果かられかるように、モノ又はポリグリセリン
脂肪酸エステルを含有する本発明発芽防止剤は優れた薯
類の発芽防止効果を有する。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、モノ又はポリグリセリン脂肪酸エステルを有効成分
    とする■類の発芽防止剤。
JP21557989A 1989-08-22 1989-08-22 薯類の発芽防止剤 Pending JPH03197402A (ja)

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