JPH0319559Y2 - - Google Patents

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JPH0319559Y2
JPH0319559Y2 JP1518685U JP1518685U JPH0319559Y2 JP H0319559 Y2 JPH0319559 Y2 JP H0319559Y2 JP 1518685 U JP1518685 U JP 1518685U JP 1518685 U JP1518685 U JP 1518685U JP H0319559 Y2 JPH0319559 Y2 JP H0319559Y2
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side edge
decorative
edge
protruding
building
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、主として建物の外壁または内壁、
柱、天井等の本体建造物の外面(以下単に壁面と
いう)にとりつけられて、壁面の外装に装飾用と
して用いられるもので、相異なる形状とされた側
縁部同士を順次嵌合連結して壁面本体に固定して
用いるものである。
〈従来の技術〉 従来この種の建物壁面の外装板として順次嵌合
連結して用いられるものとしては、別紙図面中第
10図に示したように、中央表面板01の長手方
向に沿つた一方の側縁部02が、略直角に後方に
向つて折曲された後向側縁021と更に横外方に
向つて略直角に折曲された横突出縁022とから
なり、他方の側縁部03が略直角に後方に向つて
折曲された後向側縁031と前記中央表面板01
の背面側に向つて横Uの字形に小幅入り込ませた
U字形折返し部032と更にこの先端側を横外方
に向けて突出させた横突出部033と更にその最
外端部を斜め上方に向けて傾斜させた傾斜部03
4とで形成され、該他方側縁部03における前記
U字形折返し部032の最奥部と傾斜部034の
傾斜起端との間の長さと、前記一方側縁部02の
横突出縁022の突出長さとを略等しく形成した
ものがある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従来の外装板は、このような構造としたもので
あるから、壁面への嵌合連結固定に際して、上記
第10図に示した嵌合姿勢のみの単一嵌合姿勢と
してのみしか使用することができず、相隣接する
外装板01,01同士の間には常に一定の条空間
0Aが形成された構造の単一構造物としてのみし
か使用することができなかつた。
また、被表装面の幅が、該外装板の嵌合姿勢に
おける幅(前記空間0Aと中央表面板01とから
なる幅)の整数倍である場合には特段の端部処理
を施さなくてもよいが、建物の被表装面が整数倍
とならない場合が多々あり、このような場合に
は、被表装面の両端位置において振り分け状に端
部処理を施す必要があり、表装作業が意外に手数
を要するものとなつていた。
そこで、本考案者は、このような従来品におけ
る欠点を解決することを目的とし、表装板を被表
装壁面に順次連結したとき、相隣接する表装板間
の間隔を広狭変更設定することができ、嵌合間隔
の異なる姿勢として設定固着することによつて建
築物における被表装面の幅に略合致するような装
着をすることができるものとしながら、表装板の
中央表面とは異なる意匠感をこの嵌合間隔部分内
に形成させ、表装板全板として従来の製品には得
られない独自の意匠感が得られるものを提案しよ
うとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 その技術的解決手段について、実施例として示
した第1図及び第2図を参考に説明すると、板金
または合成樹脂製の薄板長材であつて、中央表面
板1の長手方向に沿つた一方側の側縁部2が、後
面側に向つて折曲された後向側縁21と更に横外
方に向つて折曲された横突出縁22とを有する形
状とされ、他方側の側縁部3が、後方に向つて折
曲された後向側縁部31と更に中央表面板1の背
面側に向つて入り込んだ凹入空間Bを形成する折
返し部32と更にこの先端側を横外方に向けて延
長突出させた横突出部33とを有し、前記一方側
側縁部2における横突出縁22の少くとも先端部
分を前記他方側側縁部3における凹入空間Bに挿
入嵌合するようにされている建物用表装板を前提
として、前記一方側側縁部2における横突出縁2
2と後向側縁21の後端部との間に表面側に向つ
て突出する装飾突出条24を形成し、かつ、相隣
接する表装板の連結姿勢間隔Aを広狭変更調整可
能に構成したものである。
〈作用〉 本考案は、このような構成とすることによつ
て、建築物における被表装壁面への嵌合連結時に
おいて、相隣接する表装板同士の連結姿勢間隔A
を広狭選択的に設定することにより、被表装壁面
の幅と合致させて取付けることができ、取付け姿
勢において、前記連結姿勢間隔A内に中央表面板
1と異なる意匠感の装飾突出条24を形成するこ
とができ、全体として従来には全く期待すること
が出来なかつた非面一的意匠感を呈する装飾表装
を行なうことができるのである。
〈実施例〉 本考案の実施例を図面に基いて次に説明する。
前記第1図及び第2図に示した実施例は、表装
突出条24の形状を半円弧状にしたもので、該円
弧状の外側端25と横突出縁22との接続端部に
は、該表装突出条24の内方に向けて突出する折
畳み突出部26が形成してあり、該表装突出条2
4の前記後向側縁21側(図において右側、以下
単に図を対象として表わす)の端部24と後向側
縁21の後端部21′との間には、前記横突出縁
22と平行な直線連結部23が形成されている。
他方右側側縁部3の横突出部33の最終端部は上
方に向けて一旦折曲げられた後更にU字形に折曲
げられた停止部34に形成されていて、前記折畳
み突出部26を抱き込む形にして、その以上の外
方への突出嵌合を停止させるようになつている。
而して、このように形成された表装板は、第2
図に示したように、鎖線で示した突出条24の左
端25が側縁部31と略接当する姿勢の最小嵌合
姿勢と、実線で示した折畳み突出部26が停止部
34と接当する姿勢の最大嵌合姿勢と、これらの
間の任意の長さの中間嵌合姿勢とに任意に連結設
定することができるように構成されている。
これらの嵌合姿勢において、最小嵌合姿勢では
表装突出条24が最も左より姿勢となり、最大嵌
合姿勢では表装突出条24が間隔Aの中央に位置
する姿勢となる。この最大嵌合姿勢において、横
突出縁22の左端はなお凹入空間Bに位置する姿
勢となつていて、前記折畳み突出部26との両持
ち姿勢となるように構成されている。
第3図に示した実施例は、左右の両後向側縁2
1,31が横外方に向つて突曲する傾斜曲面状に
形成され、左側横突出縁22とその後向側縁21
との間に半円形の飾り突条24を突出形成したも
ので、実線で示したように最大離間姿勢におい
て、両後向側縁21,31間の中央部分に該飾り
突条24が位置するように形成し、鎖線で示した
ように最小離間姿勢において飾り突条24の外側
端25が右側後向側縁31に接当する姿勢までの
間、自由に位置調節できる構成としたものであ
る。
第4図に示した実施例は、右側横突出部33の
先端側を二枚重ね状に折返しその最先端を上方に
向けて曲折して停止部34とした構造とし、左側
横突出縁22側の構造は第3図の実施例と略同様
としたものである。前記右側横突出部33の先端
側の折返し部分は必ずしも必要ではなく、直接停
止部34を形成したものとしてもよい。該実施例
は実線で最大離間姿勢を、鎖線で最小離間姿勢を
示したが、飾り突条24の突出間隔内に停止部3
4が常に位置しており、この間で広狭間隔調整が
行なわれるように構成したものである。
以上の三つの実施例は何れも最大、最小離間姿
勢と、これら両姿勢の中間姿勢を任意の間隔とし
て設定することができるようにした実施例である
が、本考案は、これらのものに限定されるもので
はなく、第5図で示したように、凹入空間Bを3
か所B1,B2,B3形成し、これらに横突出縁
22と飾り突条24の右側下端に形成した折畳み
突出部26とを嵌入させて、これら2か所で係合
固定するようにしたものとし、鎖線で示した最小
離間姿勢と実線で示した最大離間姿勢との二つの
姿勢を選択的に選定するものとしてもよい。
また、第6図に示したように、三つの凹入空間
B1,B2,B3と三つの停止部34a,34
b,34cとを形成し、大、中、小三つの離間姿
勢に選択的に選定するようにした構成としてもよ
い。
第7図乃至第9図に示した実施例は、中央表面
板1の変形例をそれぞれ示したものである。この
中央表面板1の形状については他の形状とするこ
ともでき、その形状はこれらのもののみに限定さ
れるものではない。
右側縁部3における横突出部33の終端部は第
2図、第3図の実施例のように上面側に向けて折
曲したのち更にU字形に曲成しておくことによつ
て確実な水切り作用を果させることができる利点
がある。
〈考案の効果〉 本考案は、以上の各説明から既に明らかなよう
に、従来一姿勢にしか使用できず、従つて、単一
の外装外観しか得られなかつた表装板を、その連
結部である側縁部の構造に変更を加えることによ
つて、表装板の連結部に大きい空間の出来る姿勢
と小さい空間の出来る姿勢とに、更には中間的な
姿勢にも変更できるものとして、連結部における
連結姿勢間隔を選択して使用することができる構
造とし、かつ、この連結姿勢間隔内において装飾
突出条を形成することによつて、極めて趣の異な
る装飾表装ができ、かつ、被表装壁の幅に合せた
選定組合せもできて、表装作業を簡単迅速に行な
うことができるという顕著な効果を有しているも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示す一
部切欠斜視図及び連結姿勢を示す端面図、第3図
乃至第6図はそれぞれ別実施例を示す連結姿勢の
端面図、第7図乃至第9図は更に別実施例を示す
それぞれ表装板全体の端面図、第10図は従来品
の構造を示す連結状態の端面図である。 図中、1は中央表面板、2,3は側縁部、2
1,31は後向側縁、22は横突出縁、24は装
飾突出条、32は折返し部、33は横突出部、A
は連結姿勢間隔、Bは凹入空間を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板金または合成樹脂製の薄板長材であつて、
    中央表面板1の長手方向に沿つた一方側の側縁
    部2が、後面側に向つて折曲された後向側縁2
    1と更に横外方に向つて折曲された横突出縁2
    2とを有する形状とされ、他方側の側縁部3
    が、後方に向つて折曲された後向側縁部31と
    更に中央表面板1の背面側に向つて入り込んだ
    凹入空間Bを形成する折返し部32と更にこの
    先端側を横外方に向けて延長突出させた横突出
    部33とを有し、前記一方側側縁部2における
    横突出縁22の少くとも先端部分を前記他方側
    側縁部3における凹入空間Bに挿入嵌合するよ
    うにされている建物用表装板において、前記一
    方側側縁部2における横突出縁22と後向側縁
    21の後端部との間に表面側に向つて突出する
    装飾突出条24が形成され、かつ、相隣接する
    表装板の連結姿勢間隔Aが広狭変更調整可能に
    構成されている建物の装飾用表装板。 装飾突出条24が断面形状略半円弧状の形状
    とされている実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の建物の装飾用表装板。 装飾突出条24が断面形状台形状とされてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の建物
    の装飾用表装板。
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JPS61131432U JPS61131432U (ja) 1986-08-16
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