JPH03195002A - 高温用サーミスタ素子及びその製造法 - Google Patents

高温用サーミスタ素子及びその製造法

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JPH03195002A
JPH03195002A JP33599689A JP33599689A JPH03195002A JP H03195002 A JPH03195002 A JP H03195002A JP 33599689 A JP33599689 A JP 33599689A JP 33599689 A JP33599689 A JP 33599689A JP H03195002 A JPH03195002 A JP H03195002A
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JP
Japan
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solid electrolyte
ion conductive
conductive solid
thermistor element
oxidation
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Application number
JP33599689A
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English (en)
Inventor
Hiroto Otsuki
裕人 大槻
Yoshihiro Usami
宇佐美 吉弘
Hiroshi Wada
弘 和田
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高温用サーミスタ素子及びその製造法に関す
る。
(従来の技術) 自動車の排気ガス対策用の触媒コンバータの過熱による
焼損防止のため、コンバータ内の温度を検出する装置と
してサーモカップルやサーミスタ。
すなわち温度にょシ起電力又は電気抵抗が変わる材料が
用いられている。
しかし、サーモカップルを使用した場合、温度・電圧特
性のダイナミックレンジが小さく、他の電気系の靴音に
影響され誤動作しやすいという欠点がある。
そこで最近信号のダイナミックレンジが大きいサーミス
タが使われ始めている。サーミスタ材料としては例えば
特開昭52−107559号公報。
特開昭52−28378号公報に示されるようなZr0
t 、 CeO2等の酸素イオン導電性固体電解質を用
いるものかあシ、この場合温度の上昇と共に固体電解質
内を酸素イオンoトが動きゃすくなるため電気抵抗が減
少し、高温用サーミスタの抵抗体として優れた特性を示
す。またこの場合、電極は酸素イオン導電性固体電解質
の上下面忙白金等の耐酸化性金属を主成分とするペース
トを塗布。
焼成して厚膜状に形成しサーミスタ素子とし、この厚膜
電極上へ先端に耐酸化性金属箔を溶接した耐熱金属性棒
を圧接することによシサーミスタ素子の抵抗を測定して
いる。
(発明が解決しようとする課題) このようなサーミスタ素子の電気抵抗は、主に酸素イオ
ン導電性固体電解質自体の抵抗分及び厚膜1!極と酸素
イオン導電性固体電解質の界面で生じる分極に起因する
抵抗分との和であるが、特に後者は電極の形成状態によ
り大きく変化する。その理由は、サーミスタ素子に電圧
を印加すると負電極部では一!−Oz+2e→02−の
如ぐ電極近傍の気相中の酸素分子が酸素イオン導電性固
体電解質中に酸素イオンとして供給され、該固体電解質
中を正電極部へ向かって移動し、正電極部では02−→
’02+2eの如く気相中に酸素分子が放出されるが、
これらの電極部におけるイオン化2分子化反応は、いず
れも電極、酸素イオン導電性固体電解質及び気相が接し
ている点すなわち三相界面において行なわれるため、三
相界面の形成状態によシ反応性が異なるからである。例
えば、三相界面が少ない場合、単位時間あたりに酸素イ
オン導電性固体電解質中にイオン化して供給される02
〜イオン数に限界が生じ、したがって酸素イオン導電性
固体電解質中を流れる電流量が一定値以上にならず、サ
ーミスタ素子としては抵抗の減少に限界が生じ、良好な
温度−抵抗特性を示さなくなる。これを防ぐため、前記
のサーミスタ素子においては。
十分な量の三相界面を形成するため、多孔質の電極にす
る必要がある。
そこで、前記サーミスタ素子の製造において。
電極は白金ペーストを塗布後焼付を行なって多孔質の厚
膜電極を形成しているが、白金ペーストの焼付時に白金
の焼結・凝集が進むため、白金ペーストの塗布量の変動
により、焼付後の白金と酸素イオン導電性固体電解質と
の接触状態が変動して十分な量の三相界面が得られず、
結果としてサーミスタ素子の温度−抵抗特性のバラツキ
が大きくなる問題がある。また、厚膜電極と酸素イオン
導電性固体電解質との密着力も弱いため使用中に厚膜電
極が部分的に剥れることがあり、したがって前記三相界
面の数が減少して結果的にサーミスタ素子の電気抵抗が
増大するという欠点があった。
本発明は上記の問題点に鑑み、抵抗値ばらつきが小さく
、経時安定性に優れた高温用サーミスタ素子及びその製
造法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、酸素イオン導電性固体電解質の基体及びその
表面に設けた耐酸化性電極から成る高温用サーミスタ素
子において、該耐酸化性電極を貴金属と酸素イオン4を
性固体電解質との複合体とした高温用サーミスタ素子及
びその製造法に関する。
本発明において、素子の基体及び耐酸化性電極を形成す
る酸素イオン導電性固体電解質は、安定化した酸化ジル
コニウム又は酸化セリウムが好ましい。また耐酸化性電
極を形成する貴金属としては、白金、ロジウム、パラジ
ウム、イリジウム。
金等が用いられるが、白金又は白金ロジウム合金が酸素
分子及び酸素イオンの変換触媒作用が太きいので好まし
い。
本発明の高温用サーミスタ素子を製造するには。
まず酸化ジルコニウム粉のような酸素イオン導電性固体
電解質の原料粉を公知の方法で成形し、焼成温度よシ低
い温度で仮焼して本体板焼物を得る。
一方酸素イオン導電性固体電解質の原料粉を仮焼して仮
焼粉末とし、これに白金粉のような貴金属の粉末、エチ
ルセルロースのような有機バインダ及びテレピン油のよ
うな有機溶剤を加えて混練してペーストとする。次にこ
のペーストを前記本体板焼物の表面に塗布し、焼成して
基体表面に耐酸化性電極の導体物質の被膜を形成するも
のである。
(作用) 上述した構成にすることにより、耐酸化性電極の導体被
膜には貴金属及び酸素イオン導電性固体電解質がミクロ
レベルで混在することになシ、従って酸素のイオン化及
び酸素イオンの分子化反応の場即ち三相界面が数多く形
成される。また本体板焼物とその表面に塗布したペース
ト中の酸素イオン導電性固体電解質原料の仮焼粉末とは
同一物質であるため、焼成によって耐酸化性電極は基体
表面に強固に結合される。従ってサーミスタ素子として
使用した場合、前記三相界面の状態の変化は極めて僅か
であシ、経時変化を小さくできる。
(実施例) 次に本発明の詳細な説明する。
実施例 第1図は本発明の実施例になる高温用サーミスタ素子を
示し、(a)が正面断面図及び(b)が平面図である。
図において二つの電極2.2′は円板状のサーミスタ素
子1の上下面に形成しである。
このサーミスタ素子を得る方法を次に説明する。
tfジルコニア(Z「0□)の粉末92モルにイツトリ
ア(Y2O2)の粉末8モルを加え、ボールミルで72
時時間式混合した後、乾燥し1350℃で3時間仮焼し
て安定化Z r Oz粉を得た。次にこの安定化ZrO
2粉に対し、バインダーとして10重量%ポリビニルア
ルコール水溶液を10重量%及び焼結助剤としてアルミ
ナを0.5重tS加え、ボールミルで48時時間式混合
した後、スプレードライヤーで噴霧乾燥して顆粒を得た
。この顆粒をプレス成形用の型に充填し、  1000
 kg/cm2の圧力で加圧し、第1図に示す円板状に
成形した後。
1100℃で1時間仮焼して基体板焼物を得た。
次に耐酸化性電極の原料として9重量で白金粉末(日中
マッセイ製、 Type CA ) 60%、上記安定
化Z r Ox粉20%、 エチルセルローズ(和光紬
薬製)2チ及びテレピネオール18%を配合し。
ニーダ−で混練してペースト化した。このペーストを前
記安定化Z r Oxの円板状基体板焼物の表裏面に塗
布し、1500℃で1時間焼成し、外径的411m、厚
さ15mnのサーミスタ素子1を得た。
このサーミスタ素子lを第2図に示すようにステンレス
のケース3内に収納し、ケース底部に溶接した白金箔5
′の上罠載置し、絶縁ガイド6にょシ保持固定し、サー
ミスタ素子1の上から先端に白金箔5を溶接したステン
レス棒4で圧接し、サーミスタ素子に直流7Vの電圧を
印加し、室温と950℃間で温度−抵抗特性を測定した
後、温度サイクル試験を100回行なった。その結果、
第3図に実線で示すように良好な温度−抵抗特性を示し
、また第1表に示すように試験前後の抵抗値変化は僅か
であシ、充分に実用性が確認できた。
第1表 表に合せて示す。第3図に点線で示すように、温度−抵
抗特性#′1soo’c以上で抵抗が高い。また第1表
から試験後は抵抗値が増大しており、経時安定性が悪い
ことが示される。
(発明の効果) 本発明によれば、高温用サーミスタ素子の電極比較例 実施例と同一原料を使用し、実施例と同じ工程で安定化
Z r O!の円板状基体板焼物を得次。この仮焼物の
表裏面にフリットレスの白金ペースト(偉力化学製、1
lh8103)を塗布し、1500℃で1時間焼成して
第4図に示す厚膜電極8.8′を有するサーミスタ素子
7を得た。この素子を用いて実施例と同様に温度−抵抗
特性の測定及び温度サイクル試験を行なった結果を第3
図及び第1部KFi充分な量の三相界面が形成されてお
シ、温度−抵抗特性が良好である。また電極は酸素イオ
ン導電性固体電解質の基体表面に強固に結合され。
密着性が向上しているので、温度サイクル試験前後の抵
抗値変化は僅かであシ1分極による抵抗分が小さくなる
から、サーミスタ素子の抵抗のばらつきも厚膜電極を使
用した場合より小さくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例になる高温用サーミスタ素子で
、 +a)Fi正面断面図及びtb)#′i平面図、第
2図は温度−抵抗特性測定用のケースを示す概略図。 第3図は温度と抵抗との関係を示すグラフ、第4図は比
較例の高温用サーミスタ素子で、 (a)i;を正面断
面図、 [b)Fi平面図である。 符号の説明 1・・・サーミスタ素子   2・・・電極3・・・ク
ース       4・・・ステンレス棒5・・・白金
箔       6・・・絶縁ガイド7・・・サーミス
タ素子   8・・・電極鳥屋(C) 112]

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.酸素イオン導電性固体電解質の基体及びその表面に
    設けた耐酸化性電極から成る高温用サーミスタ素子にお
    いて,該耐酸化性電極を貴金属と酸素イオン導電性固体
    電解質との複合体とした高温用サーミスタ素子。
  2. 2.酸素イオン導電性固体電解質原料を成形仮焼して基
    体板焼物とし,その表面に貴金属粉末,酸素イオン導電
    性固体電解質原料の仮焼粉末,有機バインダ及び有機溶
    剤を混練したペーストを塗布後,焼成することを特徴と
    する請求項1記載の高温用サーミスタ素子の製造法。
JP33599689A 1989-12-25 1989-12-25 高温用サーミスタ素子及びその製造法 Pending JPH03195002A (ja)

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