JPH03192209A - ジェリー封入ケーブルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はスペーサ型ジェリー封入ケーブルの製造方法の
改良に関する。

［従来の技術および発明が解決すべき課題１通信伝送路
に使用されるケーブル、特に今日脚光をあびている光フ
アイバケーブルは、無誘導、高絶縁、低損失、広帯域、
軽量、細径、安全、高信頼性等の長所を有し、今後の多
用が見込まれている。ケーブルとしての取扱は、普通の
銅製通信ケーブルと同じであるが、光ファイバの特性を
ケーブル化の工程、接続、敷設、使用の各段階で安定に
保持可能な構成が求められる。このため、−次コートさ
れたファイバ素線の周囲に密着保護被膜を施したり、−
次コートとプラスチック被膜との間に緩衝層を設けたり
、ルーズ構造と言われる、−次コートされたファイバ素
線の周囲に間隙を設はプラスチック或いは金属のバイブ
等で保護した心線構造等多種の構成が適宜選択されてい
る。上記ルーズ構造と言われる光フアイバケーブルと同
じ考えに基づき、下記に示すようなスペーサ型ジ工り一
封入光ファイバケーブル構造が知られている。

このスペーサ型ジェリー封入ケーブルには、第４図に示
すように、プラスチックのスペーサ３０’が用いられ、
その円周上には長手方向に螺旋状に複数の溝３°が設け
られている。−次コートされた光フアイバ素線２°は数
本（例えば４本）ずつスペーサ３０゛の円周上のこの溝
３゛に巻きつけられている。更に、ナイロン糸６を用い
てスペーサ３０°の円周上を粗巻き押えされている。光
ファイバ素線２°が巻きつけられ、がっナイロン糸６で
粗巻き押えされたスペーサ３０’の溝３”の残り空隙に
、ジェリー状防水混和物１゛　（図中点部分）が封入さ
れ、更に外側を紙または布テープによる押え巻き４、外
被としてのラップシース５で保護されている。

このようなスペーサ型ジェリー封入ケーブルは、第５図
、第６図に示すように製造される。即ち、スペーサ送出
工程へにより矢印方向に送出されたスペーサ３０°の複
数の溝３°のそれぞれに、−次コートされた光フアイバ
素線２°を数本（例えば４本）ずつを、光ファイバー素
線縁り出し部２０°から繰り出して挿入して撚り合わせ
る（ケーブル撚り合わせ工程Ｃ）。なお、第６図では光
ファイバー素線縁り出し部２０’　は１つのみを図示し
たが複数個設けられる。

次に、スペーサ３０゛の複数の溝３′に撚り合わせられ
た光フアイバ素線２°が、満３′から飛出す虞があるた
め、光フアイバ素線２゛を撚り合わせ巻きつけた後、溝
３゛とは交差する向きに糸繰り出し部６０からナイロン
製の糸６を繰り出して粗巻きし外側から押える（ケーブ
ル飛出し防止処理工程Ｆ）。さらに、光フアイバ素線２
“が撚り合わせ巻きつけられた溝３°の残り空隙にジェ
リー状防水混和物１゛をジェリー封入口１０’　から空
気またはポンプによって封入する（ジェリー封入工程Ｂ
）。この封入されたジェリー状防水混和物１°は、光フ
アイバ素線２°を外部より浸透する水から守る防水機能
を有する。更に、その外側を、紙または布テープによる
押え巻きをしく押え巻き工程Ｄ）、シースによる保護を
施して（シース押出し工程Ｅ）光フアイバケーブルを得
るものである。

このような光フアイバケーブルに適応されるスペーサ型
ジェリー封入ケーブルの製造方法では、糸繰り出し部６
０からナイロン製の糸６を繰り出して粗巻きし外側から
押えるケーブル飛出し防止処理工程Ｆを必要とするため
、光フアイバケーブル製造ラインが長くなり、またスペ
ースを多く要するという難点があり、かつ、ケーブル飛
出し防止処理のための糸繰り出し部６０の回転をスペー
サ３０′の進行速度に同期させるために、その回転制御
が複雑になるという難点があった。

［発明の目的］ 本発明は上記の難点を解決するためになされたもので、
光フアイバケーブルの製造工程を簡略化し、かつスペー
スファクターを向上させたジェリー封入ケーブルの製造
方法を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために、本発明によるジ工り一封
入ケーブルの製造方法は、スペーサの円周上に長さ方向
に沿って螺旋状に設けた複数の通信線挿入用の溝にそれ
ぞれジェリー状防水混和物を封入後、谷溝に通信線を挿
入して撚り合わせ一体化するものである。

［実施例］ 本発明によるジェリー封入ケーブルの製造方法を図面を
用いて詳述する。

第１図、第２図に示すように、本発明によるジ工り一封
入光ファイバケーブルの製造において、円周上に長さ方
向に沿って螺旋状に設けた複数の通信線挿入用の溝３を
有するスペーサ３ｏが矢印方向に送出される（スペーサ
送出工程Ａ）。

次に、スペーサ３０の円周上に設けた複数の溝３のそれ
ぞれに、ジェリー封入口１ｏがら空気またはポンプによ
ってジェリー状防水混和物１が封入充填される（ジェリ
ー封入工程Ｂ）。このジェリー状防水混和物としては、
ケーブルに悪影響なく、耐熱性、耐寒性にすぐれ、ケー
ブルの可撓性も損わないものとして、公知の石油系ジェ
リーと低分子系のポリオレフィン混合物等が好適である
。

−次コートされた通信線としての光フアイバ素線２を数
本ずつ（例えば４本）、光ファイバー線繊り出し部２０
から繰り出し、谷溝３に光フアイバ素線２を挿入して撚
り合わせ一体化する（ケーブル撚り合わせ工程Ｃ）。な
お、第２図では光ファイバー線繊り出し部２０は１つの
みを図示したが複数個設けられる。光フアイバ素線２お
よびジェリー状防水混和物１が溝３に収納された状態を
第３図に示す。

次いで、ジェリー状防水混和物１が封入され、かつ光フ
アイバ素線２を収納したスペーサ３０は、第３図に示す
ように外側を紙または布テープで押え巻き４が施され（
押え巻き工程Ｄ）、外被としてのラップシース５で保護
を施して（シース押出し工程Ｅ）、光フアイバケーブル
を得ることができ、光フアイバケーブル巻取ドラムに巻
き取られる。

先に封入充填されたジェリー状防水混和物１は、光フア
イバ素線２を外部より浸透する水から守る防水機能を有
すると共に、糊材として機能し、後から収納した光フア
イバ素線２がスペーサ３０の溝３から飛出す虞はなくな
る。従って、溝３に収納した光フアイバ素線２を従来の
ようにナイロン製の糸等で粗巻きして外側から押えるケ
ーブル飛出し防止工程は不要となり、光フアイバケーブ
ル製造ラインが短縮され、かつ、糸繰り出し部６０の回
転をスペーサ３０の進行速度に同期させる回転制御も不
要となり、製造工程全体が簡略化され、かつスペースフ
ァクターが向上する。

なお、上記実施例は、光フアイバケーブルで説明したが
、銅線等その他の通信線でも、防水を目的として同様な
方法でジェリー封入ケーブルが製造されるのは言うまで
もない。

［発明の効果］ 以上の説明からも明らかなように、本発明のジェリー封
入ケーブルの製造方法は、スペーサの円周上に長さ方向
に沿って螺旋状に設けられた複数の通信線挿入用の溝に
それぞれジェリー状防水混和物を封入後、多溝に通信線
を挿入して撚り合わせ一体化するので、光フアイバケー
ブルの製造工程を簡略化し、かつスペースファクターを
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるジェリー封入ケーブルの製造方法
を適応した光フアイバケーブルの製造工程説明図、第２
図は本発明によるジェリー封入ケーブルの製造方法の説
明図、第３図はジェリー封入ケーブルの横断面部分拡大
説明図、第４図は従来のジェリー封入ケーブルの構成図
、第５図は従来のジェリー封入ケーブルの製造方法によ
る光フアイバケーブルの製造工程説明図、第６図は従来
のジェリー封入ケーブルの製造方法の説明図である。 １　、、、、、。 １０　、、、。 ２、、、、、。 ２０　、、、、。 ３　、、、。 ３０、。 ジェリー状防水混和物 １．ジェリー封入口 、光フアイバー線 光ファイバー線繊り出 溝 スペーサ し部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スペーサの円周上に長さ方向に沿って螺旋状に設けた複
   数の通信線挿入用の溝にそれぞれジェリー状防水混和物
   を封入後、前記各溝に前記通信線を挿入して撚り合わせ
   一体化することを特徴とするジェリー封入ケーブルの製
   造方法。