JPH03191789A - 百日咳菌からの69000ダルトンの抗原性タンパク質の精製方法 - Google Patents

百日咳菌からの69000ダルトンの抗原性タンパク質の精製方法

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JPH03191789A
JPH03191789A JP2326096A JP32609690A JPH03191789A JP H03191789 A JPH03191789 A JP H03191789A JP 2326096 A JP2326096 A JP 2326096A JP 32609690 A JP32609690 A JP 32609690A JP H03191789 A JPH03191789 A JP H03191789A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バクテリアの百日咳菌(Bordetell
a  pertussis)の外膜から約69.000
ダルトンの見掛けの分子量を有するタンパク質を抽出お
よび精製する方法に関する。
そのように抽出および精製されたタンパク質は、細胞を
含まない百日咳のワクチンの成分として利用することが
できる。
本発明は、要約すれば、次の通りである:バクテリアの
百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)の外膜から約69,000ダルトンの見掛けの分子
量を有するタンパク質を抽出および精製する方法が提供
される。この方法は、百日咳菌(Bordetella
  pertussis)細胞を静菌剤で不活性化し、
反復して抽出し、そして抽出物を69.000ダルトン
タンパク質を色素配位子のクロマトグラフィーおよび引
き続(クロマトフオーカシングにより精製することを包
含する。この方法は69.000ダルトンのタンパク質
の改良された収率および安定性を生ずる。
バクテリアの百日咳菌(Bordetellapert
ussis)は、百日咳として知られている重大な感染
症の原因となる因子である。乳児および子供を免疫化す
るために使用されるワクチンは、化学的因子または熱に
より不活性化された百日咳菌(B、pertussis
)の全細胞から構成されている。全細胞のワクチンは保
護の免疫性を誘発するために必要な抗原性成分を含有す
るが、それらは、また、保護に無関係な物質を含有し、
そして多分免疫化の望ましくない副作用に関係すること
がある。
全細胞ワクチンを使用する免疫化の望ましくない副作用
を最小とする努力において、百日咳菌(B、pertu
ssis)の病原性機構は、保護の免疫性にどの抗原性
成分が寄与するかを決定するために研究されてきている
。こうして、そのように同定された特定の抗原は、免疫
化において無関係の可能な物質を導入しないで、病気に
対する免疫性を付与する細胞を含まないワクチン中に含
むことができるであろう。ある数の抗原は、細胞を含ま
ないワクチン成分として提案されてきており、それらの
例は次の通りである:リンパ球促進因子(LPF;また
、ヒスタミン感作因子、小島活性化タンパク質、および
百日咳トキシン)、フィラメント状赤血球凝集素(FH
A) 、およびふさ状凝集原[ウニイス(We s s
) 、A、A。
およびヘラレット(Hewl e t t) 、E、L
、、1986、Ann、Rev、Mi c rob i
 o l。
40 : 661−6861゜ 百日咳菌(B、pertussis)の外膜に関連し、
そして約69,000ダルトンの分子量を有する、他の
抗原は、百日咳菌(B、pertussis)の69に
タンパク質またはP、69と呼ぶ。百日咳菌(B、pe
rtussis)の69にタンパク質は、ヒト病原性パ
ラ百日咳菌(B、parapertussis)および
動物の病原性気管支敗血症菌(B、bronchise
ptica)により産生される、電気泳動移動度がわず
かに異なる、同様なタンパク質に免疫学的に関する。6
9にタンパク質はワクチンの成分として有用な保護的抗
原であることが示唆された。
病気に対する保護と特定の抗体の間の相関関係は、第1
気管支敗血症菌(B、bronchiseptica)
の68にタンパク質について確立され、そして研究は後
にノボトニイ(Novotny)らにより百日咳菌(B
、pertussjs)の69にタンパク質に伸長され
た[ノボトニイ(Novotny) 、P、 、チュブ
(Chubb)、A、P、 、:Iランレイ(Cown
 I ey) 、K、、モンタラズ(Montaraz
) 、J、A、およびビースレイ(Bees Iey)
 、J、E、 、1985、Dev、Biol、5ta
nd、61:27−41;ノボトニイ(Novotny
)、Pl、コリッシ(Korisch)、Ml、:7ウ
ンレイ(Cown l ey) 、K、チュブ(Chu
bb)、A、P、およびモンタラズ(Montaraz
)、J、A、 、1985、感染および免疫性(Inf
ection  and  Immunity)、50
 :190−198 ;モンタラズ(Montaraz
) 、J、A、、ノボトニイ(Novotny)、P、
およびイバニイ(Ivanyi)、J、 、1985、
感染および免疫性(Infectionand  Im
munity)、47:744−751;およびノボト
ニイ(Novotny)、Pl、コランレイ(Cown
 l ey) 、K、、1985、感染および免疫性(
Infectionand  Immun i ty)
、50 :199−206]。他の研究者らは、69に
は百日咳のある種の動物のモデルにおいて、活性または
受動的免疫性により、保護的であることが示した。さら
に、69Kに対する抗体は百日咳から回収したヒトの血
清中に存在する。69にタンパク質は百日咳菌(B、p
ertussis)の凝集原の性質を有し、そして付着
剤として作用して、哺乳動物の細胞への取り付けを引き
起こすことができる。69にタンパク質は共同してLP
FSFHAおよび他の特定の因子で、百日咳菌(B、p
ertussis)のビルレンスに関する遺伝子座の制
御下に発現され、そしてビルレフト菌株中においてのみ
発現される。最後に、69にタンパク質は日本において
首尾よく利用される、細胞を含まない百日咳ワクチンの
1成分として報告された[アオヤマ(Aoyama)、
Jl、ムラゼ(Murase)、Yl、カド(Kato
)、M8、イワイ(Iwa i)、Hoおよびイワタ(
Iwa t a) 、J、、1989、Am、J、Di
s、Child、143:655−659 ;シャヒン
(Shah in) 、R。
Dl、ブレンナン(Brennan) 、M、J、、L
i、Z、M、メアデ(Meade) 、B、D。
およびマンクラーク(Manclark) 、C。
R,,1989、ジャーナル・オブ・イクスペリメンタ
ル・メディシン(J、Exp、Med、)(印刷中);
ブレンナン(Brennan) 、M。
Jl、Li、Z、M、、ロウレル(Lowell)、J
、  L、、ビシャー(Bisher) 、M、E、、
ステベン(Steven) 、A、C,、ノボトニー(
Novotny) 、P、およびマンクラーク(Man
c l a rk) 、C,R,,1988、感染およ
び免疫性(Infection  andImmun 
i t y)、56 :3189−3195;チャール
ス(Charles)、1.G、、ドウガン(Doug
an) 、G、、ピッカード(Pickard)、D、
、チャトフィールド(Chatfield)、S、、ス
ミス(Smi th)、Ml、ノボト:−−(Novo
 tny) 、P、、モリッセイ(Morr 1sse
y) 、P、およびファイアウェザ−(Fairwea
hter)、N、 F、、1989 ;プロシーデイン
ダス・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエン
シズ(P r o c。
Natl、Acad、Sci、)USA、86:355
4−3558 ;レイニンガー(Leininger)
−ザパタ(Zapa t a) 、E、、ブレンナン(
Brennan) 、M、Jo、ケニマー(Kn im
e r) 、J、G、、チャールス(Charles)
、10、ファイアウェザ−(Fairweahter)
、N、およびノボトニー(Novotny)、P、、1
989、Abstr、Amer、Microbiol、
p、51、abstr、B−123;およびシャイヒン
(Shahfn)、R,、ブレンナン(Brennan
)、M、J、およびメアデ(Me a d e) 、B
Dl、1989、Abs t r、 Ame r、 M
i crobiol、p、51、abstr、B−12
5]。
細胞を含まない百日咳ワクチンの1成分として69にタ
ンパク質を使用するために、商業的製造規模に適用可能
なタンパク質の効率よい精製する方法が要求される。し
かしながら、前述の方法は大規模に適合させるためにい
くつかの欠点を有する。
ノボト=−(Novotny)ら[感染および免疫性(
Infection  and  Immunity)
、旦旦:199−206 (1985);欧州特許(E
P)0 162 639号] It、百日咳菌(B、p
ertussis)のからの69にタンパク質を抽出お
よび精製する方法を記載している。ノボトニー(Nov
otny)らが記載する方法は、百日咳菌(B、per
tussis)の全細胞を水中に懸濁し、緩衝液でpH
3に調節し、37℃においてほぼ18時間インキュベー
ションして、69にタンパク質を含むタンパク質を全細
胞から解放し、遠心により細胞を除去してタンパク質抽
出物を残し、タンパク質抽出物をアセトンで一20℃に
おいて沈澱させ、そして沈澱物を遠心して溶液中に残る
非タンパク質物質から分離することを包含する。生ずる
タンパク質抽出物をDEAE−トIJスアシルイオン交
換カラムのクロマトグラフィーにかけ、そして塩の勾配
で溶離した。イオン交換カラムにより保持されない物質
を、調製用等電点電気泳動ゲルまたはクロマトフオーカ
シングを使用する等電点電気泳動にかけた。次いで、抗
69にタンパク質のモノクローナル抗体により認識され
るタンパク質を含有する分画をモノクローナル抗体のカ
ラムに適用し、次いでこのカラムを6モルの尿素で溶離
して69にタンパク質を得る。
しかしながら、この方法は69にタンパク質の商業的製
造に実施されないであろう。なぜなら、それは細胞から
のタンパク質の抽出に18時間を要し、沈澱工程におい
て危険な溶媒であるアセトンを使用し、20時間を要す
るイオン交換クロマトグラフィーのカラムを必要とし、
そして16時間を要する面倒な調製用等電点電気泳動手
順を必要とするからである。さらに、生ずるタンパク質
調製物は完全には精製されず、追加の工程を必要とし、
ここでそれをポリマーの支持体に結合した抗69にモノ
クローナル抗体を利用する親和カラムに通過させる。最
後に、タンパク質は精製プロセスを通じて不安定であり
、精製の間にタンパク質は多少劣化する。
ブレンナン(Brennan)ら[感染および免疫性(
Infection  and  Immun i  
ty) 、56 : 3189−3195  (198
8)]は、また、百日咳菌(B、  p e r t 
u s 5is)の全細胞から百日咳菌(B、p e 
r t u 5sis)の69にタンパク質を抽出およ
び精製する方法を記載している。ブレンナン(Bren
nan)らが記載する方法は、生きている百日咳菌(B
、pertussis)細胞をリン酸塩緩衝液中に懸濁
し、60℃において1時間インキュベーションして細胞
からタンパク質を解放し、遠心により細胞を除去し、そ
してそのようにして得られたタンパク質抽出物を、プロ
テアーゼ阻害因子のエチレンジアミン四酢酸(EDTA
)および洗浄剤のBr1j  35を含有する、トリス
緩衝化生理的食塩水中で透析することを包含する。次い
で、抽出物をフェツイン(f6tuin)−セファロー
ス(Sepharose)カラムに適用して百日咳トキ
シンを除去し、次いでモノクローナル抗体の親和カラム
に適用し、このカラムを6モルの尿素で溶離して69に
タンパク質を生成する。
ノポトニー(Novotny)らが開示する方法に関す
ると、この方法は多少の制限を受け、このために商業的
規模で効率よ〈実施することは比較的困難である。例え
ば、本発明の多数のインキュベーション抽出工程をブレ
ンナン(Brennan)らの単一工程と比較すると、
単一インキュベーション抽出工程は細胞からの69にタ
ンパク質の抽出が不完全であることが実証される。さら
に、ブレンナン(Brennan)らが開示する方法は
、それを商業的規模で実施する場合、毒性および高価な
化学物質の大規模な使用を必要とするであろう。最後に
、ノボトニー(Novotny)らおよびブレンナン(
B r e n n a n)らの両者は、モノクロー
ナル抗体の親和カラムの使用を必要とする。
一般に、モノクローナル抗体の親和カラムを使用する方
法は商業的生産に適さない。なぜなら、抗体は商業的に
入手可能でなく、そして免疫化および引き続(ハイブリ
ドーマの産生およびスクリニングの時間を要する手順で
発生させなくてはならないからである。次いで、抗体を
精製し、そして親和支持体に結合しな(ではならず、そ
れらのすべては労力を要しかつ時間を消費する。さらに
、親和カラムからの溶離は尿素の高い濃度を包含し、こ
れは有害である。なぜなら、尿素は既知の変性剤であり
、そしてタンパク質の構造特性を変更することがあるか
らである。
百日咳菌(B、pertussis)の全細胞から69
にタンパク質を抽出および精製する第3の方法は、バー
ンズ(Burns)ら、米国特許出願第7/308,8
64号、1989年2月10日提出およびアメリカン・
ソサイアテイ・オブ・マイクロバイオロジー(Amer
ican  S。
ciety   of   Microbiology
)のアブストラクト、p、51、アブストラクトB−1
26(1989)に記載されている。この方法は、生き
ている百日咳菌(B、  p e r t u s 5
is)細胞をPMSFおよびアジ化ナトリウムを含有す
るトリス緩衝液化塩類溶液中に懸濁し、60℃において
1時間インキュベーションして細胞からタンパク質を解
放し、細胞を遠心により除去してタンパク質抽出物を残
し、そしてそのように得られたタンパク質抽出物を、プ
ロテアーゼ阻害因子のPMSFを実質的な濃度(1ミリ
モル)で含有するトリス緩衝化塩類溶液中で透析するこ
とを包含する。次いで、抽出物をDEAE−セファロー
スのイオン交換カラムに適用し、このカラムを塩勾配で
溶離する。溶離液を透析し、次いで色素配位子のクロマ
トグラフィーのカラム[アフィーゲル・ブルー(Aff
i−gel  Blue)(B i o−Ra d) 
]に通し、そして高い濃度の尿素で洗浄剤の存在下に溶
離して、69にタンパク質を得る。ノボトニー(Nov
otny)らおよびブレンナン(B r e n n 
a n)らに関すると、この方法は、また、69にタン
パク質の商業的生産に適当ではない。なぜなら、それは
この方法を通じて69にタンパク質をタンパク質分解劣
化から保護するために実質的な濃度(例えば、1ミリモ
ルのPMSF)の存在を必要とするからである。
大規模に適合させるために、このような毒性および高価
な物質を含有する緩衝液の大きい体積の使用は1つの欠
点であり、そして最終産生物からのこれらの物質の完全
な除去は確実にしなくてはならない。さらに、色素配位
子のカラムからのタンパク質の溶離に使用する尿素およ
び洗浄剤物質は、変性を経てタンパク質構造に悪影響を
及ぼすことがある。
したがって、本発明の目的は、百日咳菌(B。
pertussis)の全細胞から69にタンパク質を
抽出および精製する、タンパク質の商業的生産に適する
、改良された方法を提供することである。他の目的は、
タンパク質の収率を増加する方法を提供することである
。他の目的は、69にタンパク質の安定性を増加する方
法を提供することである。それ以上の目的は、毒性プロ
テアーゼ阻害因子または激烈な変性剤、例えば、高い濃
度の尿素を使用しない方法を提供することである。
本発明は、商業的規模の生産によく適し、そして先行技
術の方法より、ことにタンパク質の増大した収率および
安定性に関して、百日咳菌(B。
pertussis)の全細胞から69にタンパク質を
抽出、精製および回収する方法を提供する。
とくに、本発明の方法は百日咳菌(B、pertuss
is)の細胞からのタンパク質の抽出前に、バクテリア
との接触を経て百日咳菌(B、pertussis)の
細胞の不活性化により69にタンパク質の収率および安
定性を増大する。この方法における不活性化は、69に
タンパク質を劣化に対して安定化し、そしてプロテアー
ゼ阻害因子の利用の必要性を排除する。驚くべきことに
は、この方法における不活性化は、また、69にタンパ
ク質の収率を増加する。
さらに、本発明の方法は、百日咳菌(B、pertus
sis)細胞からのタンパク質の反復した抽出によりタ
ンパク質の収率を増大する。反復した抽出は、生きてい
る細胞または不活性化された細胞を使用して実施すると
き、収率を増加するが、不活性化細胞を利用するとき、
最良の収率が得られることが発見された。反復した抽出
は複数の抽出工程を包含し、各抽出工程は好ましくは緩
衝剤を含む水性媒質中に細胞を懸濁し、細胞を約り5℃
〜約65℃の温度において30分〜約1゜5時間インキ
ュベーションして、細胞からタンパク質を解放し、次い
で解放されたタンパク質を細胞から分離してタンパク質
抽出物を得ることを包含する。残る細胞を新鮮な媒質中
に再懸濁し、そしてインキュベーションおよび分離の工
程を、細胞から69にタンパク質の大部分を得るために
必要な回数だけ反復する。
最後に、本発明の方法は、69にタンパク質を色素配位
子のクロマトグラフィーおよび引き続くクロマトフオー
カシングによりタンパク質抽出物から精製および回収す
る、改良された精製の配置を提供する。とくに、タンパ
ク質抽出物をまず色素配位子のクロマトグラフィーを使
用して部分的に精製する。色素配位子のクロマトグラフ
ィーは、69にタンパク質および制限された数の他のタ
ンパク質を選択的に結合し、モしてカラムの通過により
汚染性タンパク質および他の汚染物質の分離を可能とす
る。次いで、69にタンパク質を色素配位子のクロマト
グラフィーのカラムから溶離された制限した数の他のタ
ンパク質から、弁別結合によりタンパク質を分離するク
ロマトフオーカシング操作および等電点差に基づく溶離
により、完全に分離する。予期せざることには、色素配
位子のクロマトグラフィーおよび引き続くクロマトフオ
ーカシングの特定の順序はカラムの容量を最大とし、こ
の配置を商業的規模拡大にとくに適するようにする。
こうして記載する方法は、簡単な信頼性ある手順を表し
、ここでタンパク質の収率は精製の間の安定性および抽
出の効率の両者により増大する。
さらに、69にタンパク質の回収に要求される時間は透
析工程の結果として最小となる。また、クロマトグラフ
ィーの手順は、予期せざるほどにカラムの容量を最大と
しかつ装入および溶離をより速(する、特定の順序で使
用する。したがって、本発明の方法は、現在の既知の方
法により時間を消費せずかつ安価であり、そして商業的
生産に理想的に適する方法を提供する。
本発明の方法は、百日咳菌(BordetelIa  
pertussis)のすべての69に産生菌株から6
9にタンパク質を抽出および精製するために適する。6
9にタンパク質は、ビルレンス因子が発現される条件下
に増殖した百日咳菌(Bordetella  per
tussis)のビルレント菌株から精製することがで
きる。適当な菌株は、例えば、百日咳菌(Bordet
ella  pertussis)Tohama  I
、165.18323の1期(phase)などであり
、全細胞の百日咳ワクチンの生産に菌株する臨床的分離
物および菌株を包含する。例えば、気管支敗血症菌(B
、bronchiseptica)68にタンパク質お
よびバラ百日咳菌(B。
parapertuss 1s)70にタンパク質を包
含する、69にタンパク質を、また、ここに記載する方
法により、これらのボルデテラ(B。
rcietella)種から抽出および精製することが
できることが考えられる。さらに、69にタンパク質の
組み換え変型(recombinant  vers 
1ons)は、そのタンパク質の発現に使用した遺伝子
操作した細胞、例えば、大腸菌(Escherichi
a  coli)、バチルス属(Bac i 11us
) 、ストレプトマイセス属(St reptomay
ces) 、酵母菌、哺乳動物細胞培養物などから抽出
後、記載する方法で精製できることが考えられる。
培地中のビルレント百日咳菌(B、pertussis
)の増殖は、よく知られており、そして従来記載された
条件は一般に適当である。増殖は期Iの菌株に適当な培
地、例えば、コーヘンーUi−1a−(Cohen−W
heeler)、スタイナーーショルテ(Staine
r−3ch。
1te)、ベルウェイ(Verwey)など中で実施す
ることができる。培養物は静止条件下に、震盪培養で、
または液内発酵に使用する容器中で、ビルレンス因子の
発現と適合する温度、例えば、30℃〜37℃、ことに
37℃において増殖することができる。培養物は少な(
とも対数中期までの増殖を可能とするが、定常中期まで
長くない期間、例えば、発酵器の培養において24時間
の間増殖させるべきである。
百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)または同等の細胞の増殖培養物を、本発明に従い、
静菌剤、好ましくは重金属化合物の阻害性質を示すタイ
プの添加により不活性化する。
「メルクリアルス(mercurials)Jとして知
られている静菌剤のクラス、例えば、チメロサール、塩
化第二水銀、および種々の有機または無機の水銀含有化
合物はとくに好ましい。チメロサールは、それを培養物
に0.005〜0.2%(w / v培養物)、好まし
くは0.02%の最終濃度で添加することによって、増
殖する培養を不活性化するために使用できる。チメロサ
ールへの暴露は任意の適当な条件下に実施できるが、3
7℃〜10℃の温度において12〜18時間の暴露は好
ましい。次いで、不活性化した細胞を増殖培地から、任
意の物理学的方法により、好ましくは沈降した細胞の遠
心および回収により分離する。
細胞を69にタンパク質の抽出前に0.02%のチメロ
サール(米国薬局方XX、p、791.1980)で不
活性化することはと(に好ましい。
0.02%のチメロサールで前以て不活性化した細胞は
、商業的に入手可能であり、そして、また、使用するこ
とができる。精製の間のタンパク質のタンパク質分解的
劣化に伴う特定の問題は、不活性化した細胞を使用する
とき、観察されない。いずれの理論にも拘束されたくな
いが、チメロサールによる細胞の初期の不活性化は、抽
出および精製工程の残部を通じて、69にタンパク質を
安定化するか、あるいはタンパク質分解酵素の阻害にお
いてい(つかの利点を有すると思われる。したがって、
タンパク質分解酵素がタンパク質を破壊しないので、収
率は増加する。また、69にタンパク質の安定性の増加
は、他の既知の方法において要求されるような、高価な
毒性のプロテアーゼ阻害因子の必要性を回避する。
69にタンパク質の抽出および精製前の細胞の不活性化
から得られる予期せざる利点は、実施例工および2によ
り実証され、そしてそれらの結果は表1に報告されてい
る。実施例2は、プロテア−ゼ阻害因子の不存在下に、
生きている細胞から69Kを精製する試みを表す。この
実施例におい・て、細胞の1gの湿潤重量当たり0.8
μgのタンパク質を最後に回収した。実施例1はチメロ
サールで不活性化した細胞を使用した。この実施例にお
いて、細胞の1gの湿潤重量当たり196μgの69K
を回収した。差の一部分は、実施例1において不活性化
した細胞について使用したが、実施例2において生きて
いる細胞について使用しなかった、より効率よい反復抽
出手順に起因する。
しかしながら、反復抽出は、表2、実施例1および2に
示すように、単一の抽出より少なくとも2゜7倍だけ細
胞からの69にの解放を増加すると推定することができ
る。こうして、単一の抽出を使用する場合、実施例1に
おける不活性化した細胞からの収量は、その時実際に回
収される196μgよりむしろ、細胞の1gの湿潤重量
当たりほぼ73μgであると期待されるであろう。しか
しながら、この結果は、なお、生きている細胞よりむし
ろ不活性化した細胞を使用する最終収量の予期しない9
0倍の改良を表す。69にタンパク質の精製の前にチメ
ロサールで細胞を不活性化することの収量への有益な効
果は、完全に予期せざることであった。静菌剤としての
チメロサールの有効性は、その水銀含有化合物の含量に
基づく。水銀および他の重金属は、多数の種類の酵素反
応の既知の阻害因子である。細胞のチメロサールの不活
性化後の劣化からの69にの見掛けの保護は細胞抽出物
中のタンパク質分解酵素の水銀の阻害の結果である得る
と仮定される。こうして、これに関して、チメロサール
は「メルクリアルス」として知られている静菌剤の一般
クラスおよび、同様によく有益であると期待される、他
の重金属に基づく他の因子を代表する。細胞は熱による
か、あるいは他の種類の化学的因子、例えば、アジドま
たは他の呼吸の毒を使用する処置により不活性化するこ
とができるが、これらの処理はタンパク質分解的劣化の
防止という利益を有するように思われるであろう。
百日咳菌(B、pertussis)細胞の細胞表面か
らの69にタンパク質の抽出は、ブレンナン(B r 
e n n a n)らにより報告されているように、
細胞の培養から最初に分離した湿潤細胞材料を緩衝液中
に懸濁し、細胞懸濁液をインキュベーションしてタンパ
ク質を解放し、そしてそのように解放されたタンパク質
を遠心により分離してタンパク質抽出物を得るすること
によって達成される。ブレンナン(Brennan)ら
はこのタイプの1つの抽出工程を開示している。しかし
ながら、この単一の抽出工程は、69にタンパク質の合
計量のかなりの部分が解放されないことにおいて、比較
的非効率的であることが発見された。
予期せざることには、複数の抽出工程を組み込んだ反復
抽出は、有意な量の69にタンパク質を解放することが
発見された。表2を参照すると、各々が60℃において
90分から成る、3つの抽出工程の反復は細胞の1gの
湿潤重量当たり570μgの69にタンパク質を解放し
く実施例1)、これに比較して4.5時間の単一の抽出
について細胞の1gの湿潤重量当たりわずかに212μ
gの69にタンパク質の解放である(実施例7)。
したがって、解放された量は抽出時間の増加よりむしろ
反復について予期せざるほどに高い。イムノアッセイに
よりおよび5DS−PAGEにより、百日咳菌(B、p
ertussis)細胞の合計のタンパク質の合計のタ
ンパク質の1%より小が69にタンパク質であると推定
される。したがって、細胞の1gの湿潤重量当たり57
0μg(合計の細胞タンパク質の0.46%に等しい)
の初期の抽出は、細胞から69にタンパク質を解放する
極めて効率よい方法を示す。いずれの理論よっても拘束
されたくないが、抽出物中の69にタンパク質の収量は
反復抽出プロセスにより太き(増加すると信じられる。
なぜなら、新鮮な水性培地および好ましくは緩衝液を使
用する抽出の更新は、初期のインキュベーションにおけ
る69にタンパク質の解放に対して制限となりうる1組
の条件を克服することができるからである。
本発明による反復抽出は、複数の抽出工程を直列に包含
する。各工程はブレンナン(Brennan)らにより
に開示されている単一の抽出に類似し、そして細胞を水
性媒質中に懸濁し、細胞懸濁液をインキュベーションし
て水性媒質中の溶液中にタンパク質を解放し、そしてそ
のように解放されたタンパク質を分離してタンパク質抽
出物を得ることを包含する。タンパク質を任意の物理学
的手段、好ましくは遠心により細胞から分離する。
タンパク質を含有する上澄み液を取って置き、そしてタ
ンパク質抽出物の分離後に残る細胞を新鮮な水性媒質中
に再懸濁し、そしてインキュベーションおよび分離を反
復して追加のタンパク質抽出物を解放および回収する。
これらの反復は好ましいが、ある追加のタンパク質をそ
れ以上の反復から回収できることが考えられる。
タンパク質の反復抽出は、かなり広い温度および時間の
範囲にわたる高温により達成することができる。37℃
〜70℃、好ましくは60℃の有効な有用な温度範囲が
考えられる。各インキュベーションの長さは、30分〜
2時間、好ましくは90分の有効な時間に調節できる。
各抽出工程は工程毎に同一であるか、あるいは異なるこ
とができる、有効な時間および温度の条件を使用するこ
とが考えられる。
反復抽出は、インキュベーションの前に、百日咳菌(B
、pertussis)細胞材料を水性媒質中に懸濁す
ることによって達成できる。好ましい水性媒質は、pH
7〜8に調節した緩衝液である。とくに好ましい水性媒
質は0.01モルのリン酸塩緩衝液であり、湿潤細胞材
料の1体積当たりほぼ5体積の濃度で使用する。
次いで、タンパク質抽出材料をポリエチレングリコール
で沈澱させる。ポリエチレングリコールは、30%(W
 / V )の濃度で、タンパク質抽出物に添加して6
9にタンパク質に富んだ沈澱の分画を得る。タンパク質
の沈澱に普通に使用される他の試薬、例えば、硫酸アン
モニウムまたは有機溶媒、例えば、エタノールまたはア
セトンは、また、適当であろう。タンパク質抽出物から
のタンパク質の直ちの沈澱は、69にタンパク質の安定
性に悪影響を及ぼし得る抽出物中の他の他の物質からの
69にタンパク質の分離に有益であることがある。さら
に、直ちの沈澱は、そうでなければ要求される長たらし
い透析手順と必要とせずに、タンパク質抽出物を所望の
緩衝液中に濃縮された形態で再溶解することによって、
この方法をクロマトグラフィー工程に続けることができ
るようにする。
69にタンパク質を沈澱した抽出タンパク質から、色素
配位子のクロマトグラフィーおよび引き続くクロマトフ
オーカシングにより回収する。予期せざることには、色
素配位子のクロマトグラフィーを第1精製工程として使
用すると、69Kを包含する、あるタンパク質のみを選
択的にこの物質に結合するという利点が得られる。した
がって、汚染性タンパク質および他の汚染物質の大部分
は、それらのほとんどが結合せずそして単に通過するの
で、タンパク質抽出物から除去される。結合する汚染物
質のあるものは、色素配位子のカラムから勾配濃度の溶
離剤で示差溶離により69にタンパク質からさらに分離
することができる。この方法のこの段階における色素配
位子のクロマトグラフィーの他の利点はその容量である
;タンパク質の大部分は結合しないので、大量の細胞か
ら由来する抽出物のクロマトグラフィーに比較的小さい
カラムを使用することができる。例えば、30y、1の
ゲルは少なくとも120gの湿潤重量の細胞からの抽出
に十分である。選択性および比較的高い容量は、比較的
小さい色素配位子のクロマトグラフィーのカラムの使用
を可能とし、その結実装入および溶離は急速となる。
適当な色素配位子のクロマトグラフィーのマトリックス
は、百日咳菌(B、pertussis)の69にタン
パク質に結合する、タンパク質特異的結合媒体、例えば
、色素を含有する親和性マトリックスを包含する。ヌク
レオチドに類似する構造を有する有機分子である色素配
位子は、とくに有用である。このようなマトリックスの
例は、アフィーゲル・ブルー(Affi−gel  B
lue)[バイオ−ラド(Bio−Rad)コ、ブルー
−セファ0−ス(Blue−3epharose)CL
−6B、レッド(Red)−セファロースCL−6B 
[ファーマシア(Pharmacia)]である。
色素配位子のクロマトグラフィーを達成するために、沈
澱したタンパク質抽出物を、はぼ6〜8゜5のpH範囲
で低いイオン強度の緩衝液、好ましくはpH7,4にお
いて0.05モルのトリス−ヒドロキシメチルアミノメ
タン(トリス)溶液中に再溶解する。次いで、溶解した
タンパク質抽出物の沈澱物を、上の緩衝液中で平衡化し
た、マトリックス、例えば、アフィーゲル・ブルー(A
ffi−gel  Blue)[パイオーラド(Bio
−Rad)]、]ブルーーセファ0−スBlue−8e
pharose)CL−6B、レッド(Red)−セフ
ァロースCL−6B [ファーマシア(Pharmac
ia)]または他の色素配位子ゲル、好ましくはアフィ
ーゲル・ブルー(Affi−gel  Blue)を充
填したクロマトグラフィーのカラムに適用する。タンパ
ク質抽出物の沈澱物をカラム上に装入した後、このカラ
ムを平衡化緩衝液で洗浄する。次いで、カラムに結合し
た69にタンパク質を、タンパク質−配位子の相互作用
を崩壊する塩または他の物質の溶液で溶離する。溶離剤
は塩、例えば、MgC1,、NaC1゜KCIなどであ
ることができる。カオトローツプ剤として酢酸塩する、
他の溶離剤、例えば、KSCNまたは尿素をまた使用で
きるであろう。あるいは、生物特異的化合物、例えば、
MAD+、ATPまたは他のヌクレオチドを溶離剤とし
て使用できるであろう。M g C12は安価でありそ
して、低い濃度において、タンパク質の構造に悪影響を
及ぼすさないと思われるので、それを使用することが好
ましい。さらに、MgCl2溶離剤は0〜0゜5モルの
直線の勾配で使用することが好ましく、これはさらに増
加するMg−濃度で示差溶離により汚染物質から69K
を分離する。溶離した分画中の69にタンパク質の存在
は、試料の電気泳動の分析によるか、あるいは69にタ
ンパク質に対して特異的なアッセイ、例えば、EL I
 SAまたは抗69に抗体を使用するドツト・プロット
のイムノアッセイにより監視することができる。 色素
配位子のクロマトグラフィー工程からの69にタンパク
質を含有する溶離液を透析して、MgCl2を除去し、
そしてクロマトフオーカシング支持体の実施に適当な緩
衝液中で溶離液を調製する。
他の方法、例えば、脱塩ゲルのカラムを使用する透析濾
過を、また、使用することができる。電気泳動、特異的
イムノアッセイまたは任意の他の適当な手段により決定
して、アフィーゲル・ブルー(Affi−gel  B
lue)のカラムから溶離された69にタンパク質を含
有する分画をプールし、次いで低いイオン強度および高
いpHの緩衝液、好ましくは0.025モルのエタノー
ルアミン/アセテートpH9,4に対して透析する。
最後の精製は、高いpHで結合しそして低下するpHの
勾配で溶離するタイプのクロマトフオーカシングのマト
リックスを利用する。クロマトフオーカシングの作業は
、69にタンパク質の回収のための最後の精製工程とし
てとくに有効である。
かなり小さいカラムは、大量の細胞から由来する部分的
に精製した材料のために十分な容量を有する。低いイオ
ン強度/高いpHの緩衝液、好ましくは0.025モル
のエタノールアミン/アセテートpH9,4中で平衡化
した、クロマトフオーカシングゲル、例えば、ポリバッ
ファー・エキスチェンジャー・ゲル(Polybuff
er  Exchanger  Ge1)PBE94を
クロマトグラフィーのカラムに充填する。色素配位子の
クロマトグラフィー工程からの透析した溶離液をカラム
上に適用し、次いでこのカラムを1床体積の平衡化結合
で洗浄する。結合したタンパク質を低下するpH(9,
4から6.0)の勾配で溶離し、これはほぼ12床体積
の酢酸でpH6に調節したポリバッファー96 [ファ
ーマシア(Pharmacia)]の1/10希釈物を
カラムに通過させることによって達成する。カラムから
溶離した分画を5DS−PAGEおよびクーマツシー・
ブルー(Coomassie  blue)を使用する
染色により分析すると、69にはクロマトフオーカシン
グのカラムにより残る汚染物質から効果的に分離し、そ
してタンパク質は、同一タンパク質の等電点の変動に相
当する、pH7,2および6.5において、2つのピー
クとして再現的に溶離される。この方法は高い純度の精
製された69に調製物を生じ、これはバクテリアのエン
ドトキシンによる汚染を本質的に含まない。
ポリバッファーの溶離剤系を使用するファーマシア(P
harmacia)PBEゲルは便利な商業的に入手可
能な材料であるが、69にタンパク質の最後の精製はイ
オン交換ゲル系により達成することができ、この系は高
いpHにおいてタンパク質と結合し、そして低下するp
H勾配においてそれらの溶離を可能とする。
本発明に従い産生された純粋な69に材料を利用して、
哺乳動物において百日咳に対する免疫性を誘発するため
の細胞を含まない百日咳菌(B。
pertussis)ワクチン配合物を産生ずることが
できる。こうして、69にタンパク質を製剤学的に許容
されうる担体、例えば、任意の適当な液状媒質と混合す
ることができる。このような担体の1例は生理的食塩溶
液である。抗原性タンパク質は担体中に溶解するか、あ
るいは固体として懸濁することができる。ワクチン配合
物は、また、免疫応答を刺激し、これによりワクチンの
効能を増強するためのアジュバントからなることができ
る。本発明において使用に便利なアジュバントは、例え
ば、水酸化アルミニウムおよびリン酸アルミニウムを包
含する。便利には、ワクチン配合物は0.01〜5mg
/mf、好ましくは0.03〜2 m g / m l
 、最も好ましくは0.3mg/m1の範囲の最終濃度
で抗原性タンパク質を含有するようにして提供される。
配合後、ワクチンは無菌の容器中に入れ、次いでこの容
器を密閉し、そして低温、例えば、4℃で貯蔵するか、
あるいは凍結乾燥することができる。人間において百日
咳に対する免疫性を誘発するために、1または2以上の
投与量の適当に配合したワクチンを投与することができ
る。各投与量は0.1〜2ml!、好ましくは0.2〜
Inn、最も好ましくは(J、5tslのワクチンであ
ることが推奨される。本発明は、それ以上の面において
、宿主に、前に定義した、ワクチン配合物の有効量を投
与することからなる、人間を包含する哺乳動物において
百日咳に対する免疫性を誘発する方法を提供する。本発
明のワクチンは、経口的および非経口的(例えば、皮下
または筋肉内)注射を包含する慣用方法により投与する
ことができる。処置はワクチンの単一の投与またはある
期間にわたる複数の投与量から成ることができる。本発
明によるワクチンは、また、1または2以上の他の抗原
性成分、例えば、適当にトキソイド化LPFを含んで、
同時の免疫応答回避する百日咳菌(B、pertuss
is)の突然変異菌株の傾向を減少することができる。
本発明の方法により産生された純粋な69に材料は、ま
た、病気またはワクチン接種に対する免疫応答の評価に
おいて、分析または診断の目的で利用できる。例えば、
特異的抗体の検出についてのELI SA技術(酵素連
鎖免疫収着アッセイ)は、関連する抗原源を必要とする
。本発明の方法により精製された69にタンパク質は、
汚染物質を含有せず、こうして69にタンパク質に対し
て向けられた明瞭な検出および定量のためのELISA
において使用するために望ましいタンパク質調製物であ
ろう。それは、また、免疫応答の測定のための精製した
抗原を必要とする、任意の他の免疫学的方法において使
用できるであろう。同様に、精製した69には特異的抗
体の開発の免疫原として使用することができ、次いでこ
れは69にタンパク質の特異的認識を包含する診断方法
の他の免疫学的応用において使用できるであろう。
次の実施例によって、本発明をさらに説明する。
実施例1 百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)、Lederle菌株130を、液状ステイナーー
ショルテ(Stainer−3cho1te)[ステイ
ナー(Stainer)、D。
W、およびショルテ(Scholte)、M、J。
1971、J、Gen、Microbiol、63 :
 211−220]中で増殖させ、そして0゜02%の
チメロサールで不活性化する。培養物が37℃の温度に
あるとき、チメロサールを培養物に添加し、そして不活
性化を一夜実施し、その間温度を10〜15℃に低下さ
せる。不活性化した細胞を遠心により回収し、そして湿
潤した細胞のペースト(112g)0.01モルのリン
酸塩緩衝液pH7,2(PBS)中で640m1の最終
体積に懸濁する。懸濁液を60℃において90分間イン
キュベーションし、次いで細胞を遠心により除去し、そ
して上澄み液を4℃で取って置く。
細胞を再びリン酸塩緩衝液(PBS)中で640m1の
最終体積に懸濁し、60℃において90分間インキュベ
ーションし、そして細胞を遠心により除去する。この第
2インキユベーシヨンからの上澄み液を第1上澄み液と
一緒にし、そして4℃で貯蔵する。細胞を、前述したよ
うに、リン酸塩緩衝液中に第3回目に再懸濁し、そして
細胞を遠心除去する。第3上澄み液を最初の2つと4℃
において一緒にする。−緒にした上澄み液のプール中の
タンパク質を、撹拌しながら、固体のポリエチレングリ
コール(PEG、分子量8000)を30%(W/V)
に徐々に添加することによって沈澱する。生ずる沈澱物
を遠心(10,00Orpm、20分)により回収し、
そして上澄み液を廃棄する。ベレットを0.05モルの
トリスpH7,4(緩衝液A)から成る830m1の緩
衝液中に再溶解する。このタンパク質溶液は細胞表面の
抽出物(CS E)を表す。
C3E中の69にタンパク質の濃度をドツトプロットイ
ムノアッセイにより測定し、ここで無菌的に希釈した試
料および精製した69にの標準をニトロセルロース膜上
にスポツティングし、そしてまず特異的抗69に抗体と
反応させ、次いでペルオキシダーゼ接合抗体と反応させ
、最後にペルオキシドおよびペルオキシダーゼの存在下
に色を発現する試薬(4−クロロ−1−ナフトール)と
反応させる。イムノアッセイの結果は、5DS−PAG
Eで実施した試料中の69にのバンドの比較的比率に基
づく測定と一致する。ドツトプロットイムノアッセイに
より測定したとき、C8Eの69に含量はC3Eの調製
に使用した細胞の1gの湿潤重量当たり570ggの6
9にである。
細胞表面の抽出物の色素配位子のクロマトグラフイアフ
ィーゲル・ブルー(Af f i−ge l  Blu
e)[バイオ−ラド(Bio−Rad)]を緩衝液Aで
洗浄し、そして平衡化し、そして約2゜5x9cm(約
3Qmi’の床体積)のカラム中に充填する。830m
1の細胞表面の抽出物をカラムに適用し、次いで1床体
積の緩衝液Aで洗浄する。カラムをまず緩衝液A中の0
〜0.5モルの塩化マグネシウムの直線の勾配(各50
mjl’)で洗浄し、次いで30m1の塩化マグネシウ
ムで洗浄する。最後に、5Qmfの2モルの塩化マグネ
シウムをカラムに通過させる。溶離液中のタンパク質を
280nmにおける吸収により監視する。
主なピークは塩化マグネシウムの勾配で溶離するとき観
測される。5DS−PAGEによる分画の分析は、溶離
液のピークを表す分画中に大きく濃縮した69にタンパ
ク質を示す。それらを−緒にし、そして0.025モル
のエタノールアミン/アセテートpH9,4(緩衝液B
)に対して透析する。
クロマトフオーカシング クロマトフオーカシング支持体は、緩衝液B中で平衡化
しそして1.7X15cmのカラム中に充填したポリバ
ッファー交換体PBE94ファーマシア(Pharma
cia)]  (約35m1のゲル)である。アフィー
ゲル・ブルー(Affi−gel  Blue)カラム
からの透析した溶離液のプール(約135mf)をPB
Eカラム上に適用し、次いで1床体積の緩衝液Bで洗浄
する。
カラムを、酢酸でpH6に調節したポリバッファー96
[ファーマシア(Pharmacia)]の1/10希
釈物の400m1を通過させることによって、自己形成
勾配(pH9,4〜6.0)で溶離する。いくらかのタ
ンパク質(A280により監視して)はカラムにより保
持されなかった。
pHの勾配は、いくつかのピーク、最も主としてpH7
,2および6.5におけるピークの溶離を生ずる。抗6
9に抗体を使用する5DS−PAGEおよびウェスタン
プロットは、これらの2つのピーク中のタンパク質が高
い純度の69にタンパク質であることを示した。ポリバ
ッファー塩を除去するために、プールした分画中のタン
パク質を溶離液の1ml当たり0.7gの固体の硫酸ア
ンモニウムの添加により沈澱させ、そして沈澱物を10
、OOOrpmで20分間遠心することによって回収す
る。ペレットを最小体積のリン酸塩緩衝液中に再溶解す
る。この方法からの純粋な69にタンパク質の収量は、
出発細胞材料の1gの湿潤重量当たり22mgである。
こうして、最初のC3E抽出物からの回収効率は約35
%(196μg÷570μg)である。精製したタンパ
ク質中のバクテリアのエンドトキシンは、リムルスのア
メボサイト(Limulus  amoebocyte
)リゼイト(LAL)アッセイにより測定して、タンパ
ク質の1gg当たり0.06EUである。
実施例2 百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)、Lederle菌株130を、液状ステイナーー
ショルテ(Stainer−3cho1te)[ステイ
ナー(Stainer) 、D。
W、およびショルテ(Scho l t e) 、M、
J。
1971、J、Gen、Microbiol、53 :
 211−220]中で増殖させ、そして不活性化しな
い。細胞を遠心により回収し、そして湿潤細胞ペースト
(26g)をリン酸塩緩衝液(PBS)中に62mfの
最終体積に懸濁する。懸濁液を60℃において90分間
インキュベーションし、次いで細胞を遠心により除去し
、そして上澄み液を4℃で取って置く。上澄み液中のタ
ンパク質を、撹拌しながら、固体のポリエチレングリコ
ール(PEG、分子量8000)を30%(W/V)に
徐々に添加することによって沈澱する。生ずる沈澱物を
遠心(10,000rpm、20分)により回収し、そ
して上澄み液を廃棄する。ペレットを0.05モルのト
リスpH7,4(緩衝液A)から成る2 2ml!の緩
衝液中に再溶解する。このタンパク質溶液は細胞表面の
抽出物(CS E)を表す。
細胞表面の抽出物の色素配位子のクロマトグラフイアフ
ィーゲル・ブルー(Af f i−ge I  BJu
e)[パイオーラド(B i o−Ra d) ]を緩
衝液Aで洗浄し、そして平衡化し、そして約1゜7X9
cm (約20m1の床体槽)のカラム中に充填する。
22mfの細胞表面の抽出物をカラムに適用し、次いで
1床体積の緩衝液Aで洗浄する。
カラムをまず緩衝液A中の0〜0.5モルの塩化マグネ
シウムの直線の勾配(各50mf)で洗浄し、次いで3
0m1の塩化マグネシウムで洗浄する。最後に、50m
1の2モルの塩化マグネシウムをカラムに通過させる。
溶離液中のタンパク質を280nmにおける吸収により
監視する。小さいピークは塩化マグネシウムの勾配で溶
離するとき観測される。5DS−PAGEによる分画の
分析は、溶離液のピークを表す分画中に存在する69に
タンパク質を示す。これらを−緒にし、そして0.02
5モルのエタノールアミン/アセテートpH9,4(緩
衝液B)に対して透析する。
クロマトフオーカシング クロマトフオーカシング支持体は、緩衝液B中で平衡化
しそして0.9X5cmのカラム中に充填したポリバッ
ファー交換体PBE94ファーマシ7(Pharmac
ia)]  (約3mlのゲル)である。アフィーゲル
・ブルー(Affi−gel  Blue)カラムから
の透析した溶離液のプール(約24m1>をPBEカラ
ム上に適用し、次いで1床体積の緩衝液Bで洗浄する。
カラムを、酢酸でpH6に調節したポリバッファー96
[ファーマシア(Pharmac ta)] (7)1
/10希釈物の400m!!を通過させることによって
、自己形成勾配(pH9,4〜6.0)で溶離する。い
<ラカのタンパク質(A280により監視して)はカラ
ムにより保持されなかった。pHの勾配は、p H7,
2および6.5におけるピークの溶離を生ずる。抗69
に抗体を使用する5DS−PAGEおよびウェスタンプ
ロットは、これらの2つのピーク中のタンパク質が高い
純度の69にタンパク質であることを示したが、濃度は
非常に低いので、それは凍結乾燥により約30倍に試料
をまず濃縮しないと検出されなかった。この方法からの
純粋な69にタンパク質の収量は0.02ggまたは細
胞材料の1gの湿潤重量当たり0.8μgである。
表1 96 0.8 実施例3 細胞表面の抽出物 百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)、Lederle菌株130を、液状ステイナー−
ショルテ(Stainer−3cho1te)[ステイ
ナー(Stainer)、D。
W、およびショルテ(Scho 1 te) 、M、J
1971、J、Gen、Microbiol、  63
:211−2201中で増殖させ、そして0゜02%の
チメロサールで不活性化する。細胞を遠心により回収し
、そして湿潤細胞ペースト(37g)をリン酸塩緩衝液
(PBS)中に213mlの最終体積に懸濁する。この
懸濁液を25℃において16時間インキュベーションし
、次いで細胞を遠心により除去し、そして上澄み液を4
℃で取って置く。上澄み液のプール中のタンパク質を、
撹拌しながら、固体のポリエチレングリコール(PEG
、分子量8000)を30%(w/v)!::徐々に添
加することによって沈澱する。生ずる沈澱物を遠心(1
0,00Orpm、20分)により回収し、そして上澄
み液を廃棄する。ペレットを0.05モルのトリスpH
7,4(緩衝液A)から成る32mA’の緩衝液中に再
溶解する。このタンパク質溶液は細胞表面の抽出物(C
S E)を表す。
C8E中の69にタンパク質の濃度を、実施例1におけ
るようにドロットイムノアッセイおよび5DS−PAG
E分析により、細胞材料の1gの湿潤重量当たり7.5
μgであると測定される。
実施例4 細胞表面の抽出物 百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)、Lederle菌株130を、液状ステイナーー
ショルテ(Stainer−8cho1te)[ステイ
ナー(Stainer)、D、W、およびショルテ(S
cho l t e) 、M、J。
1971、J、Gen、Microbiol、63:2
11−2201中で増殖させ、そして0゜02%のチメ
ロサールで不活性化する。細胞を遠心により回収し、そ
して湿潤細胞ペースト(37g)をリン酸塩緩衝液(P
BS)中に213mlの最終体積に懸濁する。この懸濁
液を37℃において16時間インキュベーションし、次
いで細胞を遠心により除去し、そして上澄み液を4℃で
取って置く。上澄み液のプール中のタンパク質を、撹拌
しながら、固体のポリエチレングリコール(PEG、分
子量8000)を30%(w/v)i、−徐々に添加す
ることによって沈澱する。生ずる沈澱物を遠心(10,
00Orpm、20分)により回収し、そして上澄み液
を廃棄する。ペレットを0.05モルのトリスpH7,
4(緩衝液A)から成る5 9mA’の緩衝液中に再溶
解する。このタンパク質溶液は細胞表面の抽出物(CS
 E)を表す。
C8E中の69にタンパク質の濃度を、実施例1におけ
るようにドロットイムノアッセイおよび5DS−PAG
E分析により、細胞材料の1gの湿潤重量当たり53.
4μgであると測定される。
実施例5 細胞表面の抽出物 百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)、Lederle菌株130を、液状ステイナーー
ショルテ(Stainer−8cho1te)[ステイ
ナー(Stainer)、D。
W、およびショルテ(Scho l t e) 、M、
J。
1971、J、Gen、Microbiol、  63
:211−220コ中で増殖させ、そして0゜02%の
チメロサールで不活性化する。細胞を遠心により回収し
、そして湿潤細胞ペースト(11゜3g、)をリン酸塩
緩衝液(PBS)中に65mlの最終体積に懸濁する。
この懸濁液を50℃において60分間インキュベーショ
ンし、次いで細胞を遠心により除去し、そして上澄み液
を4℃で取って置く。上澄み液のプール中のタンパク質
を、撹拌しながら、固体のポリエチレングリコール(P
EG、分子量8000)を30%(w/v)に徐々に添
加することによって沈澱する。生ずる沈澱物を遠心(1
0,000rpm、20分)により回収し、そして上澄
み液を廃棄する。ペレットを0.05モルのトリスpH
7,4(緩衝液A)から成る69mfの緩衝液中に再溶
解する。このタンパク質溶液は細胞表面の抽出物(CS
 E)を表す。C3E中の69にタンパク質の濃度を、
商用タンパク質アッセイkit[パイオーラド(Bio
−Rad)]により合計のタンパク質含量を測定し、次
いで5DS−PAGE分析を使用して、染色したゲル中
の69にのバンドとして現れる合計の百分率を測定する
ことによって決定する。こうして、濃度は出発細胞の1
gの湿潤重量当たり161μgであることが発見された
実施例6 細胞表面の抽出物 百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)、Lederle菌株130を、液状ステイナーー
ショルテ(Stainer−Scholte)[ステイ
ナー(Stainer)、D。
W、およびショルテ(Scho 1 t e) 、M、
J。
1971、J、Gen、Microbiol、63 :
 211−2201中で増殖させ、そして0゜02%の
チメロサールで不活性化する。細胞を遠心により回収し
、そして湿潤細胞ペースト(11゜3g)をリン酸塩緩
衝液(PBS)中に65m1の最終体積に懸濁する。こ
の懸濁液を50℃において60分間インキュベーション
し、次いで細胞を遠心により除去し、そして上澄み液を
4℃で取りて置(。細胞を再びリン酸塩緩衝液(P B
 S)中に65mI!の最終体積に懸濁し、50℃にお
いて60分間インキュベーションし、そして細胞を遠心
により除去する。この第2インキユベーシヨンからの上
澄み液を第1上澄み液と別に保持し、そして4℃におい
て貯蔵する。細胞を、前述したように、リン酸塩緩衝液
中に第3回目に再懸濁し、インキュベーションし、そし
て細胞を遠心により除去する。第3上澄み液を最初の2
つと別に4℃に保持する。各上澄み液のプール中のタン
パク質を、撹拌しながら、固体のポリエチレングリコ−
/l/(PEG、分子量8000)を30%(w/v)
に徐々に添加することによって沈澱する。生ずる沈澱物
を遠心(10,00Orpm、20分)により回収し、
そして上澄み液を廃棄する。ペレットの各々を0.05
モルのトリスpH7,4(緩衝液A)から成る8mnの
緩衝液中に再溶解する。
各再溶解した沈澱物を、実施例5におけるように、タン
パク質含量および69に含量について分析する。次いで
、3つの溶液をプールし、そしてこのプールは完全な細
胞表面の抽出物(CS E)を表す。こうして、69に
タンパク質の合計の回収は細胞材料の1gの湿潤重量当
たり271μgであることが発見された。
実施例7 細胞表面の抽出物 百日咳菌(Bordetella  pertussi
s)、Lederle菌株130を、液状ステイナー−
ショルテ(Sta 1ner−8cho1te)[ステ
イナー(Stainer)、D。
W、およびショルテ(Scholte)、M、J。
1971、J、Gen、Microbiol、63 :
 211−2201中で増殖させ、そして0゜02%の
チメロサールで不活性化する。細胞を遠心により回収し
、そして湿潤細胞ペースト(37g)をリン酸塩緩衝液
(PBS)中に213mlの最終体積に懸濁する。この
懸濁液を60℃において4.5分間インキュベーション
し、次いで細胞を遠心により除去し、そして上澄み液を
4℃で取って置く。上澄み液のプール中のタンパク質を
、撹拌しながら、固体のポリエチレングリコール(PE
G、分子量8000)を30%(w/v)に徐々に添加
することによって沈澱する。生ずる沈澱物を遠心(10
,00Orpm、20分)により回収し、そして上澄み
液を廃棄する。ペレットを0.05モルのトリスpH7
,4(緩衝液A)から成る103m1の緩衝液中に再溶
解する。このタンパク質溶液は細胞表面の抽出物(CS
 E)を表す。C8E中の69にタンパク質の濃度は、
実施例1におけるようにドツトプロットイムノアッセイ
によりおよび5DS−PAGE分析により、出発細胞の
1gの湿潤重量当たり212μgであると測定される。
表2 3  25℃   16         7.54 
 37℃    16         53.45 
 50℃    1        161.56  
 50℃   3*1本        270.37
  60℃   4.5       2121   
 60℃    3X1.5本       570.
4* 3回反復抽出 本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
1、百日咳菌(Bordetella  pertus
sis)細胞から約69.000ダルトンの分子量を有
する外膜タンパク質を抽出および精製する方法であって
、百日咳菌(Bordetella  pertuss
is)細胞を静菌剤と接触することにより不活性化する
ことからなる方法。
2、前記静菌剤はチメロサールである、上記第1項記載
の方法。
3、前記−百日咳菌(Bordetella  per
tussis)細胞は、組み換え変型を包含する、69
にタンパク質を発現するビルレント菌株からなる、上記
第1項記載の方法。
4、百日咳菌(Bordetella  pertus
sis)細胞から約69.000ダルトンの分子量を有
する外膜タンパク質を抽出および精製する方法であって
、複数の抽出工程からなり、各抽出工程は水性媒質中に
前記細胞を懸濁し、前記細胞懸濁液をインキュベーショ
ンし、これにより前記細胞からタンパク質を解放し、そ
してインキュベーション後細胞から解放されたタンパク
質を分離し、これによりタンパク質抽出物を得ることか
らなる方法。
5、前記インキュベーションは約り5℃〜約60℃の温
度において約30〜約90分間実施する、上記第4項記
載の方法。
6、前記複数の抽出工程は3からなる、上記第4項記載
の方法。
7、百日咳菌(Bordetella  pertus
sis)細胞から約69.000ダルトンの分子量を有
する外膜タンパク質を抽出および精製する方法であって
、百日咳菌(Bordetella  pertuss
is)細胞からタンパク質抽出物を獲得し、そして前記
タンパク質抽出物を色素配位子のクロマトグラフィー支
持体へ適用することによって、前記タンパク質抽出物か
ら前記的69.000ダルトンの分子量を有する外膜タ
ンパク質を分離し、前記色素配位子の支持体へ結合した
タンパク質を溶離し、前記色素配位子のクロマトグラフ
ィー支持体からの溶離液をクロマトフオーカシング支持
体へ適用し、そして前記外膜タンパク質をそれから回収
することからなる方法。
8、前記色素配位子のクロマトグラフィー支持体はアフ
ィーゲル・ブルー(Affi−gelBlue)からな
る、上記第7項記載の方法。
9、百日咳菌(Bordetella  pertus
sis)細胞から約69.000ダルトンの分子量を有
する外膜タンパク質を抽出および精製する方法であって
、百日咳菌(Bordetella  pertuss
is)細胞を静菌剤と接触させて前記細胞を不活性化す
ること;複数の抽出工程、各抽出工程は水性媒質中に不
活性化した細胞を懸濁し、前記細胞懸濁液をインキュベ
ーションし、これにより前記細胞からタンパク質を解放
し、そしてインキュベーション後細胞から解放されたタ
ンパク質を分離し、これによりタンパク質抽出物を得る
ことからなる;前記タンパク質抽出物を色素配位子のク
ロマトグラフィー支持体へ適用することによって、前記
タンパク質抽出物から前記約69,000ダルトンの分
子量を有する外膜タンパク質を分離すること;色素配位
子の支持体へ結合したタンパク質を溶離し、前記色素配
位子の支持体からの溶離液をクロマトフオーカシング支
持体へ適用し、そして前記外膜タンパク質をそれから回
収することからなる方法。
10、上記第1項記載の方法に従い抽出および精製され
た、約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タン
パク質からなる、細胞を含まない百日咳菌(Borde
tella  pertussis)ワクチン。
11、上記第4項記載の方法に従い抽出および精製され
た、約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タン
パク質からなる、細胞を含まない百日咳菌(Borde
tella  pertussis)ワクチン。
12、上記第7項記載の方法に従い抽出および精製され
た、約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タン
パク質からなる、細胞を含まない百日咳菌(Borde
tella  pertussis)ワクチン。
13、上記第9項記載の方法に従い抽出および精製され
た、約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タン
パク質からなる、細胞を含まない百日咳菌(Borde
tella  pertussis)ワクチン。
14、免疫原性量の上記第9項記載のワクチンを温血動
物に投与することからなる、温血動物において百日咳菌
(Bordetella  pertussis)の6
9.000ダルトン(69K)の外膜タンパク質に対す
る抗体の応答を誘発する方法。
15、温血動物に上記第9項記載のワクチンを免疫原性
量でいずれかの投与の道筋で投与することからなる、温
血動物において百日咳菌(Bordetella  p
ertussis)で引き起こされる病気に対して免疫
化する方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、百日咳菌(Bordetella pertuss
    is)細胞から約69,000ダルトンの分子量を有す
    る外膜タンパク質を抽出および精製する方法であって、
    百日咳菌(Bordetella pertussis
    )細胞を静菌剤と接触することにより不活性化すること
    からなる方法。 2、百日咳菌(Bordetella pertuss
    is)細胞から約69,000ダルトンの分子量を有す
    る外膜タンパク質を抽出および精製する方法であって、
    複数の抽出工程からなり、各抽出工程は水性媒質中に前
    記細胞を懸濁し、前記細胞懸濁液をインキュベーション
    し、これにより前記細胞からタンパク質を解放し、そし
    てインキュベーション後細胞から解放されたタンパク質
    を分離し、これによりタンパク質抽出物を得ることから
    なる方法。 3、百日咳菌(Bordetella pertuss
    is)細胞から約69,000ダルトンの分子量を有す
    る外膜タンパク質を抽出および精製する方法であって、
    百日咳菌(Bordetella pertussis
    )細胞からタンパク質抽出物を獲得し、そして前記タン
    パク質抽出物を色素配位子のクロマトグラフィー支持体
    へ適用することによって、前記タンパク質抽出物から前
    記約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タンパ
    ク質を分離し、前記色素配位子の支持体へ結合したタン
    パク質を溶離し、前記色素配位子のクロマトグラフィー
    支持体からの溶離液をクロマトフォーカシング支持体へ
    適用し、そして前記外膜タンパク質をそれから回収する
    ことからなる方法。 4、百日咳菌(Bordetella pertuss
    is)細胞から約69,000ダルトンの分子量を有す
    る外膜タンパク質を抽出および精製する方法であって、
    百日咳菌(Bordetella pertussis
    )細胞を静菌剤と接触させて前記細胞を不活性化するこ
    と;複数の抽出工程、各抽出工程は水性媒質中に不活性
    化した細胞を懸濁し、前記細胞懸濁液をインキュベーシ
    ョンし、これにより前記細胞からタンパク質を解放し、
    そしてインキュベーション後細胞から解放されたタンパ
    ク質を分離し、これによりタンパク質抽出物を得ること
    からなる;前記タンパク質抽出物を色素配位子のクロマ
    トグラフィー支持体へ適用することによって、前記タン
    パク質抽出物から前記約69,000ダルトンの分子量
    を有する外膜タンパク質を分離すること;色素配位子の
    支持体へ結合したタンパク質を溶離し、前記色素配位子
    の支持体からの溶離液をクロマトフォーカシング支持体
    へ適用し、そして前記外膜タンパク質をそれから回収す
    ることからなる方法。 5、上記第1項記載の方法に従い抽出および精製された
    、約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タンパ
    ク質からなる、細胞を含まない百日咳菌(Bordet
    ella pertussis)ワクチン。 6、上記第2項記載の方法に従い抽出および精製された
    、約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タンパ
    ク質からなる、細胞を含まない百日咳菌(Bordet
    ella pertussis)ワクチン。 7、上記第3項記載の方法に従い抽出および精製された
    、約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タンパ
    ク質からなる、細胞を含まない百日咳菌(Bordet
    ella pertussis)ワクチン。 8、上記第4項記載の方法に従い抽出および精製された
    、約69,000ダルトンの分子量を有する外膜タンパ
    ク質からなる、細胞を含まない百日咳菌(Bordet
    ella pertussis)ワクチン。 9、免疫原性量の上記第6項記載のワクチンを温血動物
    に投与することからなる、温血動物において百日咳菌(
    Bordetella pertussis)の69,
    000ダルトン(69K)の外膜タンパク質に対する抗
    体の応答を誘発する方法。 10、温血動物に上記第6項記載のワクチンを免疫原性
    量でいずれかの投与の道筋で投与することからなる、温
    血動物において百日咳菌(Bordetella pe
    rtussis)で引き起こされる病気に対して免疫化
    する方法。
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