JPH03190979A - ボールペンインキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はボールペンインキに関する。さらに詳しくは、
滑らかな書き出しができ、書き味良く、かすれず、ボテ
漏れもセす、長期の保存に優れたボールペンインキに関
する。

（従来の技術） 従来ボールペンインキは、着色剤、有ａ溶剤樹脂など含
有してなる組成物に、書き出しを良く（課題を解決する
ための手段） 従って、本発明者は、優れた潤滑性を有するホールベン
インキを開発するため、従来知られたボールペンインキ
の組成を基本として、新らしい添加剤をボールペンイン
キに応用する試験、研究を種々重ねてきた。

その結果、従来知られたボールペンインキの組成物にス
テアリン酸誘導体を好適に添加することにより優れた潤
滑性を有したボールペンインキを得ることができ、本発
明の提案に至った。

本発明のステアリン酸誘導体はαシアノ・ステアリン酸
、チオカルボンジステアリン酸、フェニルスルボニルス
テアリン酸、ステアリン酸トリエタノールアミン塩であ
り、その添加量は組成物全重量に基づき０．１〜１０重
景％重量ましくは０．５〜５重量％の範囲である。この
量が０．１％未満てはボールペンインキに必要な潤滑性
が得られず１０重重量を越えるとボールペンインキとし
て他の性質が損われてしま・う。

本発明のボールペンインキに用いられる他の基本成分（
着色剤、有機溶剤、樹脂等）は、従来知られた材料を好
適に配合すれはよい。これを例示すると、着色剤は含金
染料、塩基性染料、ニグロシン染料等、いずれも用いる
ことができる。樹脂としては、例示すれば、ケトン樹脂
、ロジン変性樹脂、アルキッド樹脂、ポリビニルピロリ
ドン樹脂等を用いることができる。

有ａ溶剤としては、ヘンシルアルコール、グリコール類
、Ｎ・メチル−２−ピロリドン、イソホロン等を用いる
ことができる。また潤滑剤とじて従来から知られている
オレイン酸等と併用することもできる。

（作　用） 潤滑剤の役割は、チップのボール表面とソケット部表面
に吸着し、潤滑剤分子の膜を形成し金属同志の接触を防
くことにより摩擦を減少させるものである。しかし、ボ
ールペンで文字を書くときには、非常に過酷な条件とな
り、摩擦面を保護している膜が破壊されて書き味が悪く
なる。

本発明のステアリン酸誘導体は、カルホキシル基の他に
非常に極性の強い官能基が（４加されているために金属
面に強く吸着し、さらに分子炭素鎖が直鎖で炭素数１７
個と長いので吸着分子が互いに分子間引力によって強（
結合しているために過酷な条件でも破壊されない強固な
吸着膜を形成するので、滑らかな書き味が得られる。

（実施例） 以下に本発明の実施例を記載して具体的に説明する。

還流冷却器、撹拌翼及び温度計を備えた５００　　容の
、三ツロフラスコに、表−１として例示した実施例１〜
４及び比較例１，２に示す材料を所定量順次投入した。

これを７０℃に加熱し、撹拌を４〜５時間続は均一に溶
解させ濾過して不熔解残査を除去し、黒色のボールペン
インキを得た。

（発明の効果） 実施例１〜４と比較例１，２のボールペンインキをポリ
プロピレンパイプとステンレスチップ（ポールは超硬合
金て直径０．７ｍｍ）を有するボールペンＱこ充填し、
試験を行った。結果を表−２に示す。

金属摩耗試験機を用い、回転円盤上にバライタ紙を固定
し、試料ホルダーにボールペンを取りつけ、２００ｇｆ
の垂直荷重をかけ紙面とボールペンの間に生じる動摩擦
力を、荷重で除して、ボールペンの動摩擦係数を求めた
。

以」二で説明したように本発明のボールペンインキを充
填したボールペンは、スムーズな書き出しと滑らかな書
き味を得ることができる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）染料、有機溶剤及び樹脂よりなる従来知られたボ
   ールペンインキにおいて、ステアリン酸誘導体を添加す
   ることを特徴とするボールペンインキ。