JPH03189305A - 蒸気タービンロータのグランド部の構造 - Google Patents
蒸気タービンロータのグランド部の構造Info
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- JPH03189305A JPH03189305A JP32840089A JP32840089A JPH03189305A JP H03189305 A JPH03189305 A JP H03189305A JP 32840089 A JP32840089 A JP 32840089A JP 32840089 A JP32840089 A JP 32840089A JP H03189305 A JPH03189305 A JP H03189305A
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- rotor
- gland
- corrosion
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- 238000005260 corrosion Methods 0.000 claims abstract description 19
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 claims abstract description 19
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Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、例えば地熱タービンなどの各種蒸気タービン
に係り、より詳細には蒸気中の腐食成分と空気中の酸素
とが共に導入されるグランド部を保護するための蒸気タ
ービンロータのグランド部の構造に関する。
に係り、より詳細には蒸気中の腐食成分と空気中の酸素
とが共に導入されるグランド部を保護するための蒸気タ
ービンロータのグランド部の構造に関する。
従来の技術
例えば地熱タービンのグランド部は、腐食性成分を含む
地熱蒸気と、酸素を含む空気とが混在するため腐食性雰
囲気となり、地熱タービンロータのグランド部の表面が
腐食される。
地熱蒸気と、酸素を含む空気とが混在するため腐食性雰
囲気となり、地熱タービンロータのグランド部の表面が
腐食される。
第3図は従来の地熱タービンの要部を示した断面図であ
り、第4図は第3図の前部グランド部■を拡大して示し
たもので、これらの図により地熱タービンロータのグラ
ンド部の腐食メカニズムについて説明する。
り、第4図は第3図の前部グランド部■を拡大して示し
たもので、これらの図により地熱タービンロータのグラ
ンド部の腐食メカニズムについて説明する。
1は回転するロータであり、このロータ1を囲んで前部
車室2、後部車室3が設けられている。
車室2、後部車室3が設けられている。
さらに、前部車室2の入口側には前部グランド4が、ま
た後部車室3側には後部グランド5が夫々設けられてい
る。これら前部グランド4および後部グランド5は静止
しており、これらとロータ1との隙間を極力小さくする
ために、シールリング6(第4図参照)が設けられてい
る。
た後部車室3側には後部グランド5が夫々設けられてい
る。これら前部グランド4および後部グランド5は静止
しており、これらとロータ1との隙間を極力小さくする
ために、シールリング6(第4図参照)が設けられてい
る。
そして、ロータ1と前部グランド4とで囲まれた空間に
、主蒸気から分岐されたグランドシール蒸気が供給され
る。7はグランドシール蒸気ラインを示しており、前部
グランド4と同様に後部グランド5へもグランドシール
蒸気が供給されている。このグランドシール蒸気は、ロ
ータ1と各グランド4.5のシールリング6の間を流れ
、その間隙をシールするものである。
、主蒸気から分岐されたグランドシール蒸気が供給され
る。7はグランドシール蒸気ラインを示しており、前部
グランド4と同様に後部グランド5へもグランドシール
蒸気が供給されている。このグランドシール蒸気は、ロ
ータ1と各グランド4.5のシールリング6の間を流れ
、その間隙をシールするものである。
また、8はグランドリーク蒸気ラインを示しており、ロ
ータ1と各グランド4.5のシールリング6の間を外側
へ流れた蒸気は、前部グランド4および後部グランド5
からグランドリーク蒸気ライン8を経て図示しないグラ
ンド排気ファンあるいはグランド排気エジェクタによっ
て大気へ放出される。
ータ1と各グランド4.5のシールリング6の間を外側
へ流れた蒸気は、前部グランド4および後部グランド5
からグランドリーク蒸気ライン8を経て図示しないグラ
ンド排気ファンあるいはグランド排気エジェクタによっ
て大気へ放出される。
一方、前部グランド4および後部グランド5の端部から
、ロータ1とシールリング6の間を通って空気が吸い込
まれる。従って、この部分では蒸気と空気とが合流する
ことになる。
、ロータ1とシールリング6の間を通って空気が吸い込
まれる。従って、この部分では蒸気と空気とが合流する
ことになる。
ここで、蒸気には硫化水素のような腐食性の不純物が混
入されている場合があり、空気には酸素が含まれている
ので、このような場合には、蒸気中の腐食性の不純物と
空気中の酸素との結合によって腐食性が促進され、ロー
タ1の表面に著しいエロージョン9(第4図参照)が発
生することになる。
入されている場合があり、空気には酸素が含まれている
ので、このような場合には、蒸気中の腐食性の不純物と
空気中の酸素との結合によって腐食性が促進され、ロー
タ1の表面に著しいエロージョン9(第4図参照)が発
生することになる。
発明が解決しようとする課題
上記のように、ロータ1のグランド部の表面にエロージ
ョン9が発生すると、ロータ1の強度余裕を減少させて
タービンの信頼性を低下させるという問題があった。
ョン9が発生すると、ロータ1の強度余裕を減少させて
タービンの信頼性を低下させるという問題があった。
この問題を解決するひとつの手段は、ロータを耐腐食性
の良い材料で形成することであるが、例えばロータ全体
を耐腐食性の良いステンレス鋼で形成すると、コストが
大幅に上昇してしまい、経済的にみて実現が困難となる
ものであった。
の良い材料で形成することであるが、例えばロータ全体
を耐腐食性の良いステンレス鋼で形成すると、コストが
大幅に上昇してしまい、経済的にみて実現が困難となる
ものであった。
また、他の手段として、ロータ1のグランド部の表面に
ステンレス鋼を肉盛りしたり、セラミックコーティング
を施すなど、耐腐食性に優れた表面処理を施すことも考
えられるが、これらの表面処理を施すと、ロータの軸部
の表面に熱的な影響を与えて、ロータが歪んだり曲がる
などの変形を与えるという新たな問題を生ずる恐れがあ
った。
ステンレス鋼を肉盛りしたり、セラミックコーティング
を施すなど、耐腐食性に優れた表面処理を施すことも考
えられるが、これらの表面処理を施すと、ロータの軸部
の表面に熱的な影響を与えて、ロータが歪んだり曲がる
などの変形を与えるという新たな問題を生ずる恐れがあ
った。
課題を解決するための手段
本発明は、このような従来技術の課題を解決するために
、回転するロータと静止している前部グランドおよび後
部グランドとの間にグランドシール蒸気が供給される蒸
気タービンにおいて、前部グランドおよび後部グランド
に対向するロータのグランド部につば状の突起を形成し
、この突起の外周部に耐腐食性の表面処理層を形成した
ものである。
、回転するロータと静止している前部グランドおよび後
部グランドとの間にグランドシール蒸気が供給される蒸
気タービンにおいて、前部グランドおよび後部グランド
に対向するロータのグランド部につば状の突起を形成し
、この突起の外周部に耐腐食性の表面処理層を形成した
ものである。
作用
上記の手段によれば、例えばステンレス鋼を肉盛りした
り、セラミックコーティングを施すなどの耐腐食性の表
面処理は、つば状の突起の外周部に施されるので、表面
処理による熱的影響は、ロータの軸部に直接及ばない。
り、セラミックコーティングを施すなどの耐腐食性の表
面処理は、つば状の突起の外周部に施されるので、表面
処理による熱的影響は、ロータの軸部に直接及ばない。
そのため、ロータを変形させるようなこともなく、耐腐
食性材料によってロータを保護し、タービンの信頼性を
向上することができる。
食性材料によってロータを保護し、タービンの信頼性を
向上することができる。
実施例
以下本発明に係る蒸気タービンロータのグランド部の構
造の一実施例を、第1図および第2図を参照して詳細に
説明する。
造の一実施例を、第1図および第2図を参照して詳細に
説明する。
第1図は本発明を適用した地熱タービンの要部を示した
断面図であり、第2図は第1図の前部グランド部■を拡
大して示したものである。なお、これらの図において、
第3図および第4図と同一部分には同一符号を付して示
しであるので、その部分の説明は省略する。
断面図であり、第2図は第1図の前部グランド部■を拡
大して示したものである。なお、これらの図において、
第3図および第4図と同一部分には同一符号を付して示
しであるので、その部分の説明は省略する。
しかして、本発明によれば、第1図に示されているよう
に、静止している前部グランド4および後部グランド5
に対向して、回転するロータ1のグランド部1aの、少
なくともシール蒸気と空気とが合流する部分につば状の
突起10を形成し、この突起10の外周部に例えばステ
ンレス鋼を肉盛りしたり、セラミックコーティングを施
すなどの耐腐食性の表面処理層を形成したものである。
に、静止している前部グランド4および後部グランド5
に対向して、回転するロータ1のグランド部1aの、少
なくともシール蒸気と空気とが合流する部分につば状の
突起10を形成し、この突起10の外周部に例えばステ
ンレス鋼を肉盛りしたり、セラミックコーティングを施
すなどの耐腐食性の表面処理層を形成したものである。
この突起lOは、第1図における前部グランド部■を拡
大して示した第2図によく示されているように、腐食が
問題となる蒸気と空気が共存する部分に位置するロータ
1のグランド部1aに、つば状に形成されたもので、そ
の外周部に耐腐食性の表面処理層11を形成したもので
ある。
大して示した第2図によく示されているように、腐食が
問題となる蒸気と空気が共存する部分に位置するロータ
1のグランド部1aに、つば状に形成されたもので、そ
の外周部に耐腐食性の表面処理層11を形成したもので
ある。
従って、腐食が心配されたロータ1のグランド部1aに
ついては、耐腐食性の表面処理層11を形成したことに
より、腐食から守られる。さらに、この表面処理層11
を形成する際には、かなりの熱が加えられることになる
が、その熱の影響は突起10の外周部にのみ与えられ、
ロータ1のグランド部1aには同等影響を及ぼさない。
ついては、耐腐食性の表面処理層11を形成したことに
より、腐食から守られる。さらに、この表面処理層11
を形成する際には、かなりの熱が加えられることになる
が、その熱の影響は突起10の外周部にのみ与えられ、
ロータ1のグランド部1aには同等影響を及ぼさない。
発明の効果
以上詳述したように、本発明によれば、蒸気タービンロ
ータのグランド部は、前部グランドおよび後部グランド
に対向するロータのグランド部に形成したつば状の突起
の外周部に施した耐腐食性の表面処理層により、エロー
ジョンが防止され、ロータの強度余裕を減少させること
がないので、タービンの信頼性を確保することができる
。
ータのグランド部は、前部グランドおよび後部グランド
に対向するロータのグランド部に形成したつば状の突起
の外周部に施した耐腐食性の表面処理層により、エロー
ジョンが防止され、ロータの強度余裕を減少させること
がないので、タービンの信頼性を確保することができる
。
そして、この表面処理層を形成する際に加えられる熱は
、突起の外周部にのみ与えられ、ロータのグランド部に
はその熱の影響は何等及ばないので、ロータが歪んだり
曲がったりする不都合を生じさせることなく、耐腐食性
の表面処理層を形成することができる。
、突起の外周部にのみ与えられ、ロータのグランド部に
はその熱の影響は何等及ばないので、ロータが歪んだり
曲がったりする不都合を生じさせることなく、耐腐食性
の表面処理層を形成することができる。
第1図は本発明を適用した地熱タービンの要部を示した
断面図、第2図は第1図の前部グランド部■を拡大して
示した断面図、第3図は従来の地熱タービンの要部を示
した断面図、第4図は第3図の前部グランド部■を拡大
して示した断面図である。 1・・o−夕、la・・グランド部、2・・Fl車室、
3・・後部車室、4・・前部グランド、5・・後部グラ
ンド、6・・シールリング、lo・・つば状突起、11
・・表面処理層。
断面図、第2図は第1図の前部グランド部■を拡大して
示した断面図、第3図は従来の地熱タービンの要部を示
した断面図、第4図は第3図の前部グランド部■を拡大
して示した断面図である。 1・・o−夕、la・・グランド部、2・・Fl車室、
3・・後部車室、4・・前部グランド、5・・後部グラ
ンド、6・・シールリング、lo・・つば状突起、11
・・表面処理層。
Claims (1)
- 回転するロータと静止している前部グランドおよび後部
グランドとの間にグランドシール蒸気が供給される蒸気
タービンにおいて、前記前部グランドおよび後部グラン
ドに対向するロータのグランド部につば状の突起を形成
し、この突起の外周部に耐腐食性の表面処理層を形成し
たことを特徴とする蒸気タービンロータのグランド部の
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32840089A JPH03189305A (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 蒸気タービンロータのグランド部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32840089A JPH03189305A (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 蒸気タービンロータのグランド部の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03189305A true JPH03189305A (ja) | 1991-08-19 |
Family
ID=18209833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32840089A Pending JPH03189305A (ja) | 1989-12-20 | 1989-12-20 | 蒸気タービンロータのグランド部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03189305A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197703A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 地熱タービン |
KR101316774B1 (ko) * | 2013-02-22 | 2013-10-22 | 조정봉 | 저압 터빈용 글랜드 케이싱의 침식 방지구조 |
-
1989
- 1989-12-20 JP JP32840089A patent/JPH03189305A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009197703A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 地熱タービン |
KR101316774B1 (ko) * | 2013-02-22 | 2013-10-22 | 조정봉 | 저압 터빈용 글랜드 케이싱의 침식 방지구조 |
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