JPH03189115A - スラッシュ成形型の加熱方法および加熱装置 - Google Patents

スラッシュ成形型の加熱方法および加熱装置

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JPH03189115A
JPH03189115A JP33087389A JP33087389A JPH03189115A JP H03189115 A JPH03189115 A JP H03189115A JP 33087389 A JP33087389 A JP 33087389A JP 33087389 A JP33087389 A JP 33087389A JP H03189115 A JPH03189115 A JP H03189115A
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heating
mold
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slush
medium
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Masaru Takino
勝 滝野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スラッシュ成形における成形型の加熱方法、
およびその加熱装置に関するものである。
(従来技術→ スラッシュ成形は、所定の温度に昇温された成形型のキ
ャビティ内に熱可塑性樹脂のプラスチゾル又は粉体を充
填し、成形面に溶融状の表皮体を付着させ、余剰の樹脂
を排出した後、キュアし脱型するものであり、自動車内
装品等の表皮体の成形を中心に広く利用されている。ス
ラッシュ成形は、前記したように成形型から原料を加熱
し、また冷却して液状になった樹脂原料を固化するもの
であるから、その成形工程においては成形型の加熱が頻
繁に行なわれる。
従って、スラッシュ成形においてスラッシュ成形型の加
熱昇温の遅早は成形能率に重大な影響を与える。
また、スラッシュ成形においては成形型の温度が高い部
分には大量の樹脂が溶融付着して成形品の厚みが厚くな
り、逆に温度の低い部分は厚みが薄いものとなる。
従って、均一な厚みの表皮体を成形するためには成形型
の温度分布を一様にすることが必要である。
そこで、従来スラッシュ成形の成形型の加熱は成型型の
背面に多数のバイブを溶接し、該バイブに高温の熱媒体
を通過させたり、スラッシュ成形型に直接熱風を当てる
ことによって行なわれて米た。(特公平1−45406
号) (発明が解決しようとする課題) 従来の加熱手段は、成形型を均一に加熱すると言う点で
は申し訳ないが、バイブを用いる前者の手段においては
成形型自体が複雑で、その製作費が高い欠点があり、熱
風を利用する手段においては昇温時間がやや長い不満が
あった。
そこで、本発明は従来技術のかかる欠点に着目し、成形
型を均一に早く加熱することができ、且つ成形型の構造
も単純であって、制作も容易であるスラッシュ成形型の
加熱方法を提案し、同時にその加熱装置をも開示するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) しかして、前記した目的を達成するための本発明の特徴
は一つには温度180以上、密度14kg/ m 3以
上であって飽和状態に近い気体を加熱槽中に充満させ、
該気体中にスラッシュ成形型な浸漬するスラッシュ成形
型の加熱方法(以下請求項1の発明)にある。
また、今一つの特徴は、上面が開口する加熱槽の底部に
加熱部が配され、上端部には冷却帯が設けられると共に
加熱槽の加熱部には沸点が180℃以上であり、気化状
態における密度が14kg/m3以上の液体である加熱
媒体が満たされていることを特徴とするスラッシュ成形
型の加熱装置(以下、請求項2の発明)にある。
請求項1の発明においては、加熱槽中には空気の密度に
比べて十分に重い気体が充満されている。
従って、該気体は加熱槽の内部にたまり加熱槽の外部に
は容易に漏れ出さない。また該気体中には空気が存在す
ることができず、気体濃度は高いものとなる。この状態
で加熱槽中に成形型を浸漬すると、気体が成形型を包み
込みその表面で凝縮して凝縮潜熱を放出し、成形型に大
きな熱量を急速均一に与える。
請求項2の発明においては、加熱部によって加熱媒体が
加熱され気化される。気化した加熱媒体は加熱槽の底部
により次第に増加し、その気体と空気との接触面が上昇
する。
しかし、加熱槽の上端部には冷却帯が設けられているた
め、冷却帯にまで達した気体は当該部分によって冷却さ
れ、再び液化して加熱槽中に落下し、気体が加熱槽から
漏れ出ることが防止される。
気体の温度は少なくとも熱可塑性樹脂を溶融できる程度
に成形型を昇温する必要から少なくとも180℃以上必
要である。通常塩化ビニル樹脂の粉体をスラッシュ原料
として使用する場合は210℃前後が利用されるが、5
00℃前後までの気体は利用可能である。密度は十分に
空気を排出することができ、且つ気体自体が加熱槽から
漏れ出ないために14kg/m3以上が要求される。
(実施例) 以下更に本発明の具体的実施例について説明する。
図は請求項1の発明のスラッシュ成形型の加熱方法の工
程を示すスラッシュ成形型の加熱装置の断面図である。
図において1はスラッシュ成形型の加熱装置を示し、2
はスラッシュ成形型を示す。スラッシュ成形型の加熱装
置1は上面が開口する加熱槽7の底部には加熱部3が設
けられ、上端部には冷却帯4が設けられたものであり、
加熱部3には熱媒体5が満たされて成るものである。加
熱槽7は銅等によって制作され、外周面はグラスウール
等によって保温がなされている(保温槽は図示せず)。
加熱部3は電熱線による電機ヒータ6が装着されている
。冷却帯4は加熱槽1の内面にコイル状のバイブ8が配
設されたものであり、該バイブ8内には冷却水が循環さ
れている。熱媒体5は例えばフッ素系不活性液体であり
、その沸点は210℃、気化状態における密度はそれぞ
れ15.0kg/m3である。スラッシュ成形型2は公
知の手段によって最終製品の形状模写された金型である
本実施例のスラッシュ成形型2は、その特殊な構成とし
て、成形部10の他に該成形部10に連続し、一定の深
さを持たせる箱型の延長部11を有し、更に円柱部11
の先端部分はフランジ状に水平に折り返された、折り返
し部12を形成している。
本実施例のスラッシュ成形型の加熱方法は、まずその準
備段階として電気ヒータ6に通電し、熱媒体5を加熱昇
温する。熱媒体5が所定の温度に達すると熱媒体5が沸
騰を開始する。そして、発生した気体は次第に加熱槽7
の底面にたまり増加して行く。この気体は空気に対して
非常に重いので、当該気体内に空気は存在することがで
きない。
また、加熱槽の上面は開孔しているので気体は常に沸点
温度に保たれている。
更に加熱を続けると気体と空気の接触面は冷却帯4に達
する。冷却帯4に達した気体は冷却され、元の液体状に
戻って落下するため、気体は常に一定の量に保たれる。
そして、図のようにスラッシュ成形型2を折り返し部1
2を加熱槽1の上端に当接した状態で内部に吊り下げ、
スラッシュ成形型2の成形部10の外表面を気体中に浸
漬する。
尚、本実施例においては成形部10の外表面のみを気体
中に浸漬したがスラッシュ成形型の内面を含めて全体を
浸漬しても勿論かまわない。成形型2の成形部10の外
表面に接した気体は急速に液化し、その時の潜熱を成形
型に与える。液化した熱媒体は落下し、再び再生使用さ
れる。成形型が所定の温度に達すると外表面に付着する
熱媒体の液体は減少し消滅する。
尚、付言すれば多少外表面に液体が付着していても、加
熱媒体として 発熱の小さいものを選択すれば、比較的
早く表面は乾燥し、実質的に液状の熱媒体が問題になる
ことは少ない。
(効果) 本発明のスラッシュ成形型の加熱方法は、従来のような
成形型背面のバイブ加工を必要としないため、非常に簡
単な構造の成形型をもってスラッシュ成形することがで
きる効果がある。
また、本発明は熱媒体の潜熱を利用するため早期の昇温
が可能である。
更に、本発明は成形型が浸漬される部分において熱媒体
の濃度が高いためすみずみまで均一に加4゜ 熱することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は請求項1の発明のスラッシュ成形型の加熱方法の工
程を示すスラッシュ成形型の加熱装置の断面図である。 1・・・スラッシュ成形型の加熱装置 2・・・スラッシュ成形型 3・・・加熱部 4・・・冷却帯 5・・・熱媒体 6・・・電気ヒータ 7・・・加熱槽 10・・・成形部 12・・・折り返し部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、温度180℃以上、密度14kg/m^3以上であ
    って飽和状態に近い気体を加熱槽中に充満させ、該気体
    中にスラッシュ成形型を浸漬することを特徴とするスラ
    ッシュ成形型の加熱方法。 2、上面が開口する加熱槽の底部に加熱部が設けられ、
    上端部には冷却帯が設けられると共に加熱槽の加熱部に
    は沸点が180℃以上であり、気化状態における蒸気密
    度が14kg/m^3以上の液体である加熱媒体が満た
    されていることを特徴とするスラッシュ成形型の加熱装
    置。
JP33087389A 1989-12-19 1989-12-19 スラッシュ成形型の加熱方法および加熱装置 Expired - Lifetime JP2726949B2 (ja)

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