JPH03188881A

JPH03188881A - セイフティースキービンディング

Info

Publication number: JPH03188881A
Application number: JP31298690A
Authority: JP
Inventors: Henri Peyre; アンリ・ペイル
Original assignee: Look SA
Current assignee: Look SA
Priority date: 1989-12-09
Filing date: 1990-11-20
Publication date: 1991-08-16
Also published as: EP0432407A2; EP0432407A3; DE8914510U1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、スキー靴若しくはスキー靴底の端部を保持し
、しかも、このスキー靴若しくはス。

キー靴底とビンディング部分との間に作用する力が調節
可能な解除力を越えると直ちにスキー靴若しくはスキー
靴底を解除するビンディング部分を備え、調節可能な解
除力を読み取ることができる表示部が設けられているセ
イフティスキービンディングに関する。

〔従来の技術〕

このような形式のセイフティースキービンディングは多
（のものが知られているが、特にドイツ連邦共和国実用
新案登録第７４３８４７１号明細書に開示されている。

この公知のセイフティースキービンディングは、靴底の
前端部の側面を解除可能に保持する靴底ホルダーからの
間隔を、それぞれのスキー靴の幅にその都度合わせるこ
とができるようになっている。しかしながら靴底ホルダ
ーからの間隔を変えると、それに伴って解除力の調節値
も変わってしまうので、このドイツ連邦共和国実用新案
登録第７４３８４７１号明細書によれば、靴底ホルダー
の間隔をスキー靴の靴底幅に合わせる際にこれに応じて
、調節された解除力の表示も変えられるようになってい
る。つまり表示装置は、靴底ホルダーの調節された間隔
とは無関係にその都度実際の解除力を表示するようにな
っている。

しかしながら今日−船釣なスキー靴においては、スキー
靴の靴底は規格された幅を有しているので、靴底ホルダ
ーを靴底に合わせる必要性はない。従って前記ドイツ連
邦共和国実用新案登録第７４３８４７１号明細書に開示
された構造はたいした意味をもっていない。

解除力の調節は、それぞれのスキーヤ−の荷重力に合わ
せて、つまりスキーヤ−の膝間接の荷重力に合わせて行
われる。この際に、その都度ビンディング部分の表示装
置で読み取られる値（Ｚ値）は、スキーヤ−の脛骨（Ｔ
ｉｂｉａ）の軸線を中心にした最大許容トルクを表示し
なければならない。しかしながら、一方ではトルクは力
柄及びてこ柄によるものであって、他方ではビンディン
グ部分においては解除力だけが調節され得るので、スキ
ー靴若しくはスキー靴底が所定の長さを有しているか、
或はビンディング部分が脛骨の軸線から所定の間隔を保
ってスキー靴若しくはスキー靴底に作用する場合にだけ
、その都度の正しい最大許容トルクが得られるスキーヤ
−の足の大きさが異なっていることを考慮すれば、スキ
ー靴若しくはスキー靴底の長さはそれぞれ異なっている
。従って、スキービンディングを表示装置で個別に正し
く調節する際に、それぞれのスキーヤ−のために得られ
たＺ値は表示され得ない。スキー靴若しくはスキー靴底
が特別に長いか短い場合は、むしろ、表示されたＺ値は
、ビンディング調節が正しく行われた時にそれぞれのス
キーヤ−のための得られたＺ値からずれることになる。

〔発明の課題〕

そこで本発明の課題は、冒頭に述べた形式のセイフティ
ースキービンディングを改良して、スキー靴若しくはス
キー靴の靴底の長さとは無関係に、許容される解除トル
クがえらるようにすることである。

〔課題を解決すための手段〕

前記課題を解決した本発明によれば、ビンディング部分
に、スキー靴の長さに応じて表示部の検量を変えるため
の調節装置が設けられている。

５６また、本発明の別の構成要件に従って、スキー靴若しく
はスキー靴底のそれぞれの長さを考慮して、調節装置の
調節を表示する別個の表示装置を設けると特に有利であ
る。

本発明の基本的な考え方は、スキー靴の長さ若しくはス
キー靴の靴底の長さとは無関係にスキーヤ−の膝に作用
する最大トルクを表示することができるようにするため
に、スキー靴の長さに応じて表示を変える点にある。

原則として調節装置は手動で調節されるようになってい
るが、スキー靴の一端部に設けられたビンディング部分
の調節装置を、スキー靴の他端部又はスキーに固定され
たポイントに設けられたビンディング部分に連結するこ
とも可能であるので、表示は、他方のビンディング部分
若しくはスキーに固定されたポイントに対する一方のビ
ンディング部分の間隔に応じて強制的に検量される。

〔実施例〕

次に図面に示した実施例について本発明の構成を具体的
に説明する。

第１図及び第２図に示された、本発明に基づいて構成さ
れた前方のビンディング部分１は、スキーの上側面に固
定されたケーシング２と、このケーシング２に設けられ
た互いに協働する２つの靴底ホルダー３とを有している
。これら２つの靴底ホルダー３は、スキー靴の靴底（図
示せず）の前端部の上側及び両側面をブリッジ若しくは
包み込んでいる。側面方向で過剰な荷重がかかると、靴
代ホルダー３は矢印Ｐ方向で、調節可能な解除抵抗に抗
して解除され、これによってスキー靴は解放され得る。

解除抵抗は、第１図に示された、靴底ホルダー３と協働
する圧縮ばね４のばね力によって形成されている。この
圧縮ばね４には、靴底ホルダー側の図示していないばね
受けと、ケーシング側のばね受け５とが対応配置されて
いる。このケーシング側のばね受け５は、図示されてい
るように、７ランジ状のプレートによって形成されてい
て、このばね受け５で圧縮ばね４の一− 端部が緊張されている。ケーシング側のばね受け５はケ
ーシング２内でスキー長手方向若しくは圧縮ばね４の押
し付は方向で移動可能、しかしながら回動不能にガイド
されている。

ケーシングに固定されたばね受け５には、ねねじ山付き
ビン６が回動不能に固定されており、このねじ山付きビ
ン６はねじ山付きスリーブ７内に捩込まれている。ねじ
山付きスリーブ７は、ケーシング２の対応する孔内に挿
入されていて、ケーシング側のばね受け５に向けられた
端部で７ランジ状のつば８を備えており、このつば８は
ケーシング側の支承面で支持されている。つば８とは反
対側でねじ山付きスリーブ７内にはスリット７′が形成
されており、このスリット７′内にねじ回しの先端が合
致するようになっている。このねじ回しによってねじ山
付きスリーブ７は、ねじ山付きピン６若しくはケーシン
グ側のばね受け５に対して相対的に回転され、これによ
って、ねじ山付きスリーブ７の雌ねじにねじ込まれてい
るねじ山付きビン６は相対的に移動せしめられるので、
ケーシング側のばね受け５とねじ山付きスリーブ７のつ
ば８との間の軸方向間隔が変えられる。この時に圧縮ば
ね４のばね応力は相応に変化する。つまり、ねじ山付き
スリーブ７が回転することによって靴底ホルダー３の解
除抵抗が変えられる。

ケーシング側のばね受け５の上方へ向けられた縁部には
マーキング９が付けられており、このマーキング９は、
ケーシングの上側に配置された目盛りホルダー１１の、
スキー長手方向に延びるスリット状の窓を通して見るこ
とができる。目盛りホルダー１１にはさらに、マーキン
グ９と協働する目盛り１２が付けられており、この目盛
り１２には、ケーシング側のばね受け５のその都度調節
された位置、ひいてはマーキング９の位置に応じて、靴
底ホルダー３のその都度調節された解除抵抗を読み取る
ことができる。

この際に目盛り１２の値は、靴底ホルダー３を解除させ
るために、スキーヤ−の脛骨の軸線一０を中心にして作用するトルクの大きさを示している。

この靴底ホルダー３を解除させるために克服されるトル
クは、一方では圧縮ばね４のばね力に基づいており、他
方では脛骨の軸線からの靴底ホルダー３の間隔、若しく
はスキー靴の靴底の長さに基づいている。

脛骨の軸線からの靴底ホルダー３の間隔の影響、若しく
はスキー靴の靴底の長さの影響を考慮することができる
ようにするために、目盛りホルダー１１は、スキー長手
方向で若しくは圧縮ばね４の押し付は方向で移動可能に
配置されており、この時に調節ねじ１３（調節装置）に
よって、ケーシング側のストッパによってあらかじめ与
えられた２つの終端位置の間の目盛りホルダー１１の任
意の位置が調節され得る。このために調節ねじ１３は、
ケーシング側の、スキー長手方向若しくは圧縮ばね４の
押し付は方向に延びるねじ山付き孔１４内にねじ込まれ
ているので、調節ねじ１３は、ねじ山付き孔１４内で回
転させることによってスキー長手方向で前方又は後方に
スライドされ得る。さらに、調節ねじ１３は、目盛りホ
ルダー１１の上方へ折り曲げられた７ランジｌｌ′内の
孔を貫通しており、この７ランジ１１’は、調節ねし１
３のシャフトに固定された緊締リング１５．！：調節ね
じ１３のヘッドとの間で、調節ねじ１３に対して相対的
に長手方向で不動に保持されている。

調節ねじ１３が回転されて、ケーシング側のねじ山付き
孔１４内で前進又は後退運動せしめられると、これと同
じたけ、目盛りホルダー１１はケーシング２に対して移
動する。

目盛りホルダー１１にはマーキング１６が付けられてお
り、このマーキング１６はケーシング２に付けられた目
盛り１７と協働する。目盛り１７は、図示の実施例では
、靴底の種々異なる長さ（例えば２５０ａ、３Ｃ１Ｏｍ
、３５０　ｙｗ）のための目印を有している。

図示の実施例によるビンディング部分の解除状態の調節
は次のように行われる。

１１２ビンディング部分ｌを取り付けて、またスキー靴の段部
を保持する、スキーに設けられた別のビンディング部分
を取り付けてから、目盛りホルダー１１のマーキング１
６を、調節ねじ１３を相応に回転させることによって目
盛り１７に対して移動させて、スキー靴の靴底のその都
度の長さを示す目印（又は２つの目印の間の相応の中間
位置）に調節する。

これによって目盛りホルダー１１の目盛り１２は、マー
キング９と協働してその都度、靴底ホルダー３が解除さ
れる際に脛の軸線に関連して克服されなければならない
トルクの値（Ｚ値）を表示するように合わされる。

ねじ山付きスリーブ７を相応に回転させることによって
、ケーシング側のばね受け５のマーキング９は、各スキ
ーヤ−の脛の軸線に関連したその都度の最大トルクに相
当する目盛り１２の値に調節され得る。

このような形式で目盛り１２は、靴底ホルダー３の解除
時に生じる、脛の軸線に関連したトルクの値を正確に表
示する。

第３図及び第４図に示された実施例は、第１図及び第２
図に示された実施例とは基本的に、目盛りホルダー１１
の保持に関する構成が異なっている。

この第３図及び第４図の別の実施例では、目盛りホルダ
ー１１は延長部を有している。この延長部は、ラック１
８として構成されていて、ケーシング２内で回転可能し
かしながら制動されて保持されている歯車１９とかみ合
っている。歯車１９の中央にはビン２０が回動不能に配
置されており、このビン２０は、ケーシング２の、上方
に開放する孔内に収容され、その上端部で、ねじ回し用
のスリット２０′を有している。この歯車１９とビン２
０とによって調節装置が形成されている。

ねじ回しによってビン２０を回転させることによって、
歯車１９がケーシング２内で回転せしめられ、この時に
目盛りホルダー１１は、歯車１９がラック１８と協働す
ることによって相１３４− 応にスキー長手方向でスライドせしめられる。

歯車１９はケーシング２内で制動されて配置されている
ので、歯車１９がひとりでに回転すること、及びひいて
は目盛りホルダー１１がひとりでにスライドすることは
妨げられる。

また、第３図及び第４図の実施例においては目盛りホル
ダー１１は透明に作られているので、目盛りホルダー１
１にスリット状の窓ｌＯ（第２図参照）を設けることは
省かれており、ケーシング側のばね受け５（第１図参照
）に付けられｌこマーキング９は目盛りホルダーＩＩを
通して見ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例によるビンディング部分の一
部を長手方向で縦断面した概略的な側面図、第２図は第
１図に示したビンディング部分の平面図、第３図は別の
実施例によるビンディング部分の一部を破断した側面図
、第４図は第３図の平面図である。１・・・ビンディング部分、２・・・ケーシング、３・
・・靴底ホルダー　４・・・圧縮ばね、５・・・ばね受
け６・・・ねじ山付きピン、７・・・ねじ山付きスリー
ブ、７′・・・スリット、８・・・つば、９・・・マー
キング、ｌＯ・・・窓、１１・・・目盛りホルダー　１
１’・・・フランジ、１２・・・目盛り、１３・・・調
節ねじ、１４・・・ねじ山付き孔、１５・・・緊締リン
グ、１６・・・マーキング、１７・・・目盛り、１８・
・・ラック、１９・・・歯車、２０・・・ビン、２０′
・・・スリット＝１５１６

Claims

【特許請求の範囲】１、スキー靴若しくはスキー靴底の端部を保持し、しか
も、このスキー靴若しくはスキー靴底とビンディング部
分との間に作用する力が調節可能な解除力を越えると直
ちにスキー靴若しくはスキー靴底を解除するビンディン
グ部分を備え、調節可能な解除力を読み取ることができ
る表示部が設けられているセイフティースキービンディ
ングにおいて、ビンディング部分（１）に、スキー靴の
長さに応じて前記表示部の検量を変えるための調節装置
（１３；１９、２０）が設けられていることを特徴とす
る、セイフティースキービンディング。２、前記調節装置（１３；１９、２０）を調節するため
の別個の表示部（１６、１７）が設けられている、請求
項１記載のセイフティースキービンディング。３、解除力の表示部として、目盛り（１２）と、この目
盛り（１２）と協働するマーキング（９）とが互いに相
対的に可動に配置されており、前記調節装置（１３；１
９、２０）がこの目盛り（１２）とマーキング（９）に
駆動接続されている、請求項１又は２記載のセイフティ
ースキービンディング。４、前記目盛り（１２）が、マーキング（９）及び目盛
り（１２）の相対的に移動する方向でしゅう動可能な目
盛りホルダー（１１）に設けられている、請求項１から
３までのいずれか１項記載のセイフティースキービンデ
ィング。５、目盛り（１２）若しくは目盛りホルダー（１１）が
調節ねじ（１３）に軸方向不動に保持されており、該調
節ねじ（１３）が、目盛り（１２）若しくは目盛りホル
ダー（１１）の調節方向で、スキーに対して不動に設け
られた、ビンディング部分のねじ孔内にねじ込み可能で
ある、請求項１から４までのいずれか１項記載のセイフ
ティーシスキービンディング。６、目盛り（１２）若しくは目盛りホルダー（１１）に
歯列若しくはラック（１８）が設けられており、該歯列
若しくはラック（１８）は、制動に抗して回転調節可能
なビンディング部分（１）に設けられた歯車（１９）と
協働する、請求項１から４までのいずれか１項記載のセ
イフティースキービンディング。