JPH03188825A

JPH03188825A - 内視鏡

Info

Publication number: JPH03188825A
Application number: JP1328433A
Authority: JP
Inventors: Keiichi Iwakoshi; 岩越　恵一
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-12-20
Filing date: 1989-12-20
Publication date: 1991-08-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、生体の体腔内部を観察するための内視鏡に係
り、特に検査部位の凹凸を容易に識別することが可能な
内視鏡に関する。

（従来の技術）従来この種の内視鏡として、例えば第５図に示すような
ものがある。図においてこの電子内視鏡装置１００は、
体腔内に導入される導中管１０１と、導中管１０１の基
端部に取付けられスコプ操作を行うための操作部１０２
と、操作部１０２に接続されライトガイド等を内蔵する
ユニバサルコード１０３とから成る内視鏡１０４と、ユ
ニバーサルコード１０３を介して内視鏡１０４が接続さ
れる装置本体１０５とから構成される。

導中管１０１の先端部には先端硬性部１０　］、　ａが
設けられており、この先端硬性部１０１ａは第６図に示
すように、体腔内の検査部位を照明するための照明光学
系１０６と、照明反射光を受光して結像するための対物
レンズ等の対物光学系１０７を内蔵している。

体腔内観察時には、装置本体１０５内に設けられた光源
（図示せず）からライトガイド（図示せず）を介して先
端硬性部１．０１．　ａに送られた光が、照明光学系１
０６先端部に設けられた照明用レンズ１０６ａを介して
検査部位に照射され、その照明反射光が対物光学系１．
０７で受光され結像される。この光像は先端硬性部１０
１ａ内に設けられたＣＣＤ等の固体撮像素子（図示せず
）により映像信号としての電気信号に変換され、装置本
体１０５へ送られる。装置本体１０５内ではこの電気信
号が信号処理１表示処理された後、画像信号が装置本体
１０５に設けられたＣＲＴデイスプレィ等のモニタ１０
５ａに送られて、モニタ１０５ａの画面上に観察部位（
照明反射光が対物光学系１０７に入射する部位）Ａの画
像が表示される。

また、このような電子内視鏡以外の内視鏡としてファイ
バスコープがある。ファイバスコープの場合にも上記と
同様に導中管先端部に照明光学系と対物光学系が設けら
れているが、対物光学系により結像された光像は光ファ
イバにより体腔外の観察部へ送られ、観察者は観察部に
おいて接眼レンズを介して観察部位の像を観察する。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら上記した従来技術の場合には、照明光学系
１０６と対物光学系１０７が近接して設けられているた
め、観察者が対物光学系１０７を介して観察部位Ａを見
る方向（以下観察方向と記す）と、照明光学系１０６が
観察部位Ａを照明する方向（以下照明方向と記す）とが
ほぼ一致する。そのため観察画像に影が表われにくいの
で、観察者が観察部位の凹凸を識別することが難しく、
病変を判読することが困難なことが多いという問題があ
った。

本発明は上記した従来技術の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、観察部位の凹凸
を容易に識別し、病変を容易に判読することができる内
視鏡を提供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明にあっては、体腔内
に導入される導中管先端部に検査部位を照明するだめの
照明光学系と照明反射光を受光して結像するための対物
光学系とを備えて成る内視鏡において、前記照明光学系
が前記対物光学系に対して変位可能に設けられて成るこ
とを特徴とする。

上記照明光学系はその光軸方向に進退可能に設けること
により対物光学系に対して変位可能としてもよい。

また、導中管内に設けられ処置具を体腔内に導入するた
めの鉗子チャンネル内を挿通可能に設けられた補助照明
装置を備え、体腔内観察時にはこの補助照明装置を鉗子
チャンネル内に挿入し対物光学系より進出した位置から
検査部位を照明してもよい。

（作用）上記構成を有する本発明の内視鏡においては、体腔内観
察時に照明光学系を対物光学系に対して変位させ、観察
部位に対する観察方向と照明方向を異ならせることによ
り、観察方向から観察部位を見た場合に観察部位の凹凸
に応じた影が見える。

すなわち観察画像に観察部位の凹凸に応じた影が表われ
るので、観察部位の凹凸を識別することが容易となる。

そして、照明光学系をその光軸方向に進退可能に設ける
ことにより対物光学系に対して変位可能とすれば、体腔
内観察時には照明光学系を進出させ、観察方向に対して
横方向または斜め方向から観察部位を照明することがで
きるので、スコープを大型化することなく、簡単な構成
、操作により観察方向と照明方向を異ならせることがで
きる。

また、鉗子チャンネル内を挿通可能に設けられた補助照
明装置を備えれば、体腔内観察時にはこの補助照明装置
を鉗子チャンネル内に挿入し、対物光学系より進出した
位置から観察部位を照明することにより、照明光学系の
構造を複雑化することなく、簡単な構成、操作により観
察方向と照明方向を異ならせることができる。

（実施例）以下に、本発明の実施例を図に基いて説明する。第１図
は本発明の一実施例の内視鏡が適用された電子内視鏡装
置における導中管先端部の構成を示す説明図、第２図は
同実施例の電子内視鏡装置の電気的構成を示すブロック
図である。

第１図において、内視鏡１は体腔内に導入する道中管２
を備え、道中管２の先端部に設けられた先端硬性部２ａ
内には、体腔内の検査部位を照明するための照明光学系
３と、照明反射光を受光して結像するための対物レンズ
等の対物光学系４か設けられている。

照明光学系３は、装置本体内の光源（図示せず）から送
られた光を先端硬性部２ａ先端面に設けられた照明窓２
ｂへ導くライトガイド部５と、ライトガイド部５先端部
に設けられライトガイド部５から送られた光を照明窓２
ｂから体腔内の検査部位に照射させるための照明用レン
ズ６とから成る。

ライトガイド部５は、概略複数本のライトガイドファイ
バ７が被覆部８により覆われて成る導光部である。図中
３０は防水用シールリングである。

一方、内視鏡１の体外側部分には、矢印Ｃ方向に移動可
能に設けられたラック９と、これに咬み合うピニオン１
０と、ピニオン１０に固着され矢［１１ｂ方向及びＣ方
向に揺動可能に設けられた操作レバー１１とから成る照
明光学系駆動手段］２が設けられており、照明光学系３
を進退させるための駆動ワイヤ１３の一端がラック９に
取付けられ、他端がライトガイド部５に取付けられてい
る。そして、操作レバー１１を矢印方向す方向あるいは
Ｃ方向に動かすことにより、照明光学系３をその光軸方
向に進退させることができる。尚、本実施例装置の他の
構成要素については第５図に示した上記従来例と同様な
ので説明を省略する。

本実施例装置において体腔内の観察を行う場合には、ま
ず導中管２を体腔内に導入するが、このとき照明用レン
ズ６は照明窓２ｂの位置にあるように、照明光学系３は
先端硬性部２ａの内部に収納されている。体腔内の検査
部位の照明を行うときは、操作者が操作レバー１１を矢
印Ｃ方向に動かすことにより、照明光学系３を矢印ｄ方
向に移動させてその先軸方向に進出させる。そして、観
察部位Ａへ観察方向に対して横方向または斜め方向から
光を照射する位置にて照明を行う。

観察部位Ａからの照明反射光は対物光学系４により受光
され結像される。この光像はＣＣＤ等の固体撮像素子１
４により映像信号としての電気信号に変換されて、第２
図に示すように装置本体１５に送られる。そして、この
信号は信号処理回路１６により信号処理され、表示回路
１７により表示処理された後ＣＲＴティスプレィ等のモ
ニタ１８へ送られ、モニタ１８の画面上に観察部位Ａの
画像が表示される。観察を終了して導中管２を体外へ取
り出す場合には、操作者が操作レバー１１を矢印す方向
に動かすことにより、照明光学系３を矢印Ｃ方向に移動
させてその先軸方向に退かせ、元の位置に戻す。

この内視鏡１においては、照明光学系３がその光軸方向
に進退し、対物光学系４に対して変位可能に設けられて
いるので、観察時には照明光学系３を進出させて観察部
位Ａを横方向または斜め方向から照明することにより、
観察部位Ａに対する照明方向と観察方向を異ならせるこ
とができる。

従って、観察方向から観察部位Ａを見た場合には、照明
光学系３により照明された突起部１９の影Ｂが見えるこ
ととなり、観察画像には観察部位Ａ表面の凹凸に応じた
影が表われる。それにより、観察者は観察部位の凹凸を
容易に識別することができるので、病変の判読が容易と
なり、観察者の判読作業の負担を軽減し、診断速度を速
め診断時間を短縮することができる。

上記実施例においては、照明光学系３をその先軸方向に
進退させることにより対物光学系４に対して変位させる
構成としたので、観察時以外には照明光学系３をその光
軸方向に退かせることにより、導中管２を体腔内に導入
、あるいは体腔外へ取り出すときに照明光学系３が邪魔
になることはなく、またスコープを大型化することなく
、簡単な構成、操作により観察方向と照明方向を異なら
せることができる。

第３図は本発明の他の実施例の内視鏡の導中管　０先端部の構成を示す縦断面図である。図において第１図
と同一部分には同符号をイ（１し説明を省略する。この
内視鏡２０は、導中管２内に設けられ処置具を体腔内に
導入するための鉗子チャンネル２１内を挿通可能に設け
られた補助照明装置２２を備える魚具外は、第１図及び
第２図に示した上記実施例と同様に構成される電子内視
鏡装置の内視鏡である。

補助照明装置２２は第４図に示すように、複数本のライ
トガイドファイバ２３と、ライトガイドファイバ２３の
先端に取付けられた導光用ガラスロード２４と、ガラス
ロード２４の先端部に設けられたミラー２５とからなる
。ミラー２５は補助照明装置２２の光軸に関して対称に
形成されたミラーであり、ライトガイドファイバ２３及
びガラスロード２４を介して送られた光を図中矢印方向
に反射する。図中２６はライトガイドファイバ２３の束
を被覆する被覆部である。

この内視鏡２０においては、体腔内観察時には操作者が
補助照明装置２２を鉗子チャンネル２１内に挿入し、先
端硬性部先端面に設けられた鉗子口２７から補助照明装
置２２の先端部を突出させ、対物光学系４より進出した
位置にて、観察部位Ａへ観察方向に対して横方向または
斜め方向から照明を行う。そして、観察部位Ａの照明反
射光が対物光学系４により受光され結像されて、第１図
及び第２図に示した上記実施例と同様の動作により、装
置本体のモニタ（図示せず）の画面上に観察部位Ａの画
像が表示される。観察時以外は補助照明装置２２は体外
へ取り出される。

この内視鏡２０においても、補助照明装置２２をその光
軸方向に進出させて照明することにより、観察部位Ａに
対する照明方向と観察方向を異ならせ、観察画像に観察
部位Ａの表面の凹凸に応じた影を与えることができる。

従って、上記実施例と同様に、病変の判読が容易となり
、観察者の判読作業の負担を軽減し、診断速度を速め診
断時間を短縮することができるという効果が得られる。

特にこの内視鏡２０においては、鉗子チャンネル２１内
を挿通可能な補助照明装置２２を設ける１２ことにより、照明光学系の構造を複雑化することなく、
簡単な構成、動作により観察方向と照明方向を異ならせ
ることができる。また、観察時以外には補助照明装置２
２を体外に取り出しておくことにより、鉗子チャンネル
２１を介して体腔内に鉗子等の処置具を挿入し処置を行
う際に支障を来たすことはない。

尚、上記各実施例においては、前方視型の電子内視鏡装
置を例にとったが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば側視型内視鏡、ファイバスコープ、第１の
内視鏡の鉗子口からさらに体腔内部に導入される第２の
内視鏡等にも適用可能である。

［発明の効果］本発明は以上の構成及び作用を有するもので、照明光学
系を対物光学系に対して変位させ観察部位に対する観察
方向と照明方向を異ならせることにより、観察像に観察
部位の凹凸に応じた影を与え、観察者が観察部位の凹凸
を容品に識別することが可能となる。従って、病変の判
読が容易となり、観察者の判読作業の負担を軽減し、診
断速度を速め診断時間を短縮することができる。

また、照明光学系をその光軸方向に進退可能に設けるこ
とにより、スコープを大型化することなく、簡単な構成
、動作により観察方向と照明方向を異ならせ、上記効果
を得ることができる。

あるいは、鉗子チャンネル内を挿通可能に設けられた補
助照明装置を備えれば、照明光学系の構造を複雑化する
ことなく、簡単な構成、動作により観察方向と照明方向
を異ならせ、上記効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の内視鏡が適用された電子内
視鏡装置における導中管先端部の構成を示す説明図、第
２図は同実施例の電子内視鏡装置の電気的構成を示すブ
ロック図、第３図は本発明の他の実施例の内視鏡の導中
管先端部の構成を示す縦断面図、第４図は同実施例にお
ける補助照明装置の構成を示す縦断面図、第５図は従来
例の内視鏡の概略的構成を示す斜視図、第６図は同従来
　３４例の内視鏡の導中管先端部の構成を示す縦断面図である
。１・・・内視鏡　　　　　　２・・・導中管２ａ・・・
先端硬性部（導中管先端部）３・・・照明光学系　　　
　４・・・対物光学系５・・・ライトガイド部　　６・
・・照明用レンズ９・・・ラック　　　　　　１０・・
・ピニオン１１・・・操作レバ１２・・・照明光学系駆動手段１３・・・駆動ワイヤ１４・・・固体撮像素子ルＩ、弁理士三好秀和第３図第４図第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）体腔内に導入される導中管先端部に検査部位を照
明するための照明光学系と照明反射光を受光して結像す
るための対物光学系とを備えて成る内視鏡において、前記照明光学系が前記対物光学系に対して変位可能に設
けられて成ることを特徴とする内視鏡。
（２）照明光学系が該照明光学系の光軸方向に進退可能
に設けられて成ることを特徴とする請求項１記載の内視
鏡。
（３）導中管内に設けられ処置具を体腔内に導入するた
めの鉗子チャンネル内を挿通可能に設けられた補助照明
装置を備え、体腔内観察時には該補助照明装置が鉗子チ
ャンネル内に挿入され対物光学系より進出した位置から
検査部位を照明することを特徴とする請求項１記載の内
視鏡。