JPH03188811A

JPH03188811A - 給茶器

Info

Publication number: JPH03188811A
Application number: JP1327305A
Authority: JP
Inventors: Hiroko Imamura; 今村　浩子; Hidemi Sato; 佐藤　秀美; Hiromi Kimura; 裕美木村; Kimie Kashiwagi; 柏木　公江; Takane Suzuki; 鈴木　たかね; Mayumi Watanabe; 真弓渡辺
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-12-19
Filing date: 1989-12-19
Publication date: 1991-08-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は日本茶、ウーロン茶あるいは紅茶などを半自動
的にかつ美味しく入れるための給茶器の改良に関するも
のである。

［従来の技術］事務所や工場あるいは家庭などで、多数の人のために大
量のお茶を入れるのに、従来使用されているどびんや急
須の他に最近では専用の給茶器が利用されている。

第３図はその専用の給茶器の一例を示すもので、図中１
は本体、２は水槽、３はバルブ、４は茶漉し、５は茶の
葉、６は湯溜め、７は蛇口、８はポット受は台、９はポ
ットである。

図において、水槽２内に貯留された水をヒータ（図示せ
ず）により加熱し、茶漉し４に茶の葉５を入れバルブ３
を開くと、加熱された湯は茶漉し４、湯溜め６、蛇ロア
を経てポット９内に流入する。このとき湯は茶漉し４内
の茶の葉５の茶成分を抽出し、お茶となってポット８内
に貯留される。

水と茶の葉と電源とさえあれば簡単にお茶が得られるの
で、多量のお茶を必要とする場所では多用されている。

［発明が解決しようとする課題］ところで上記給茶器は一時に多量のお茶を必要とする場
合などは使用に便利な器具であるが、湯は茶漉し４内の
茶の菓５の間を通過するだけであるから、ポット８内の
お茶の質は、湯の温度、茶の葉の量などにより一定せず
、濃すぎたり薄すぎたりすることも少なくない。もとも
と嗜好品であるお茶の入れ加減は、それぞれ個人によっ
て異なり、各人それぞれに適した入れ加減があるが、そ
うした微妙なコントロールはこの給茶器では無理である
。

またお茶も日本茶、紅茶あるいはウーロン茶など各種あ
り、日本茶にも番茶、煎茶あるいは玉露などさまざまあ
って、それぞれの種類により抽出温度や抽出時間が相違
するものであるが、この給茶器では茶の種類によって入
れ加減を制御するのは困難である。

本発明は従来装置の上記問題点を解消するためになされ
たもので、茶の種類、個人の好みなどに応じて最も美味
しいお茶を短時間で入れることのできる給茶器を提供し
ようとするものである。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するため、本発明に係る給茶器は、水を
加熱するための加熱部と、該加熱部に隣接して設けられ
たサーバポット支持台と、該支持台上に取り出し自在に
載置されたサーバポットと、茶の葉を収容し上記サーバ
ポット内に昇降する茶漉しと、該茶漉しを昇降させるた
めの昇降装置と、タイマを備え上記各部品の動作を制御
する制御部とを備えて構成されている。

［作用コ一般にお茶を入れる場合、湯の温度により抽出する成分
（味や匂い）が決まり、茶の葉の湯中滞留時間により濃
度が決定される。またお茶を入れるための湯は、−度沸
騰させて水中の化学成分を除去しておくことが、茶の味
を良くするための必須要件である。したがって上記条件
を配慮して美味しいお茶を得るためには、上記給茶器は
次のように使用される。

まず加熱部の水槽内に所定量の水を貯留し、上記サーバ
ポット支持台上に載置されたサーバボット内に、茶の葉
を収容した茶漉しを昇降装置により挿入する。ついでス
イッチを入れると加熱部のヒータにより水が加熱され沸
騰する。沸騰した湯は入れる茶の種類によりそのままあ
るいは所定時間放冷して所定温度まで降温させた後、茶
漉し内に送給され、茶漉しを収容するサーバポット内で
、この湯中に茶漉し内の茶の葉の成分が抽出され、いわ
ゆるお茶が入れられる。ポット内における茶漉しの滞留
時間が所定時間に達すると、昇降装置が作動して茶漉し
を上昇せしめ、ポット内には好みの入れ加減のお茶が貯
留されていることになる。

茶の種類に応じて、湯の温度や茶の葉の抽出時間をうま
く選択すれば、サーバポット内に美味しいお茶が得られ
るのである。沸騰後の湯の放冷時間と茶漉しのサーバポ
ット内の滞留時間とをタイマによりセットしておけば、
制御部が作動してほとんど自動的にお茶を好みの味に入
れることができる。

［発明の実施例コ第１図は本発明の一実施例を示す給茶器の（ａ）は正面
断面図、（ｂ）は側面断面図、（ｅ）は案内溝の平面図
で、１０は加熱部、１１は水槽、１２は加熱用ヒータ、
１３はポンプ、１４は給湯管、１５はサーバポット支持
台、１６は保温用ヒータ、１７はサーバポット、１８は
茶漉し、１９は茶漉し昇降装置、１９ａはラック案内溝
、１９ｂはラック、１９ｃはピニオン、１９ｄはモータ
、１９ｅは減速機、２０は側壁、２１は制御部、２２及
び２３はタイマ、２４はスタートスイッチである。

図に示すように、本発明に係る給茶器は、加熱部１０と
、下部に保温ヒータ１６を内蔵するサーバポット支持台
１５と、支持台１５上に取出し自在に載置されたサーバ
ポット１７と、茶の葉５を収容してサーバポット１７内
に浸漬される茶漉し１８と、茶漉し１８を昇降させるた
めの昇降装置１９と、タイマ２２．２３を備え各部品の
動作を時系列的に制御する制御部２１とより構成されて
いる。なお加熱部１０は、水槽１１と、水槽下部に内蔵
された加熱ヒータ１２と、ポンプ１３と、給湯管１４と
よりなり、昇降装置１９は側壁２０に固イ１゛された案
内溝１９ａ内を昇降自在のラック１９ｂと、ラック１９
ｂに螺合するピニオン］９Ｃと、ピニオン１９　ｃを駆
動するモータ１９ｄ及び減速機１９ｅとから構成されて
いる。また発源し１８はラック１９ｂの下端に装置され
ており、ラック］、　９　ｂとともに移動する。

上記給茶器を使用する際は、加熱部の水槽］］内に所定
量の水を入れ、茶の葉５を収容した発源し１８をサーバ
ポット１７内に挿入して、沸騰後の湯の放冷時間ｔ１及
び発源し１８のポット］７内の浸漬時間ｔ２をタイマ２
２及び２３によりセットした後、スイッチ２４を押して
給茶器をスタートさせる。

スタート後まず加熱ヒータ］２により水槽１１内の水か
加熱される。温度センサ（図示せず）により水の沸騰が
検知されると、ヒータ１２は停止し、加熱部の湯は茶の
種類に応じて決められた所定温度にまで降温させるため
所定時間ｔＩだけ放冷される。所定時間を経過すると、
ポンプ１３が作動して所定温度に達した水槽］１内の湯
を給ｌ易管１４を介して発源し１８内に注ぐ。発源し１
８はサーバポット１７内に挿入されており、加熱部１０
から送給された湯がサーバポット１７内に貯留されると
、発源し１８内の茶の葉５の茶成分がポット１７内の渦
中に抽出される。発源し１８のポット１７内の滞留時間
ｔ２が経過すると、タイマ２３が機能して昇降装置１９
により発源し１８を図の一点鎖線の位置にまで上昇させ
、茶成分の抽出は終る。後はサーバポット１７を取出し
、貯留されているお茶を各自の茶碗に注げばよい。なお
サーバポット１７は、必要に応じ底面を保温用ヒータ１
６により加熱されるので、入れられたお茶は常に適温に
保持される。

なお玉露や煎茶などを入れる場合は、上記のように沸騰
後の湯は放冷されて適温まで降温されるが、番茶や紅茶
あるいは薬草などの場合は沸騰した湯をそのまま使用す
る。本発明に係る給茶器は、加熱部の水の沸騰後の放冷
時間ｔ１を選択することにより、湯の温度を変えられる
ので、茶の葉の種類に応じて湯温を変えることができる
。

また発源しのサーバポット１７内の滞留時間ｔ２を選択
することにより茶の葉の抽出時間を変えられるので、お
茶の入れ加減を濃くにも薄くにも自由に選択可能である
。

なお本実施例においては、加熱部１ｏ内の湯の温度のコ
ントロールは放冷時間１１の長短によっているが、例え
ばクーラントを利用する冷却装置等を組込んで、適温の
湯が早く得られるようにすればさらに便利である。

また茶成分の湯への抽出濃度すなわち茶の入れ加減は、
サーバポット内に浸漬された発源し１８内の滞留時間ｔ
２のみで決定されるが、抽出時間を早くし、ポット１７
内の湯の濃度むらを小さくして入れたお茶の味をよくす
るには、発源し１８をサーバポット１７内で振り動かす
のが効果的である。そのためには第２図に示すように、
ラック案内溝１９ａの上下部にリミットスイッチ２５ａ
１ｂを、ラック１．９　ｂの上下端に端子２６ａＳｂを
設け、ラックの上下により端子２６ａＳｂがリミットス
イッチ２５　ａ　Ｓｂに接触する度に昇降装置の動きを
反転させて、ラックに固着された発源し１８が、サーバ
ポット１７内を上下に移動するようにしたらよい。

［発明の効果］本発明は給茶器を、水を加熱するための加熱部と、該加
熱部に隣接して設けられたサーバポット支持台と、該支
持台上に取り出し自在に載置されたサーバポットと、茶
の葉を収容し上記サーバポット内に昇降する発源しと、
該発源しを昇降させるための昇降装置と、タイマを備え
上記部品の操作を制御する制御部とを備えて構成したの
で、次に述べるような優れた効果を挙げることとなった
。

（１）お茶の入れ加減を濃くも薄くも自由にコントロー
ルできるようになった。

（２）茶成分の抽出が早くなる。

（３）茶成分の抽出ムラがなくなり、入れたお茶の味が
よくなる。

（４）日本茶、ウーロン茶あるいは紅茶などお茶の種類
に応じて、もっとも美味しく入れることができるように
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である給茶器の（ａ）は正面
断面図、（ｂ）は側面断面図、＜ｃ、＞は案内溝の平面
図、第２図はリミットスイッチの配置説明図、第３図は
従来の給茶器の一部断面図である。図中１０は加熱部、１１は水槽、１２は加熱用ヒータ、
１３はポンプ、１４は給湯管、１５はサーバポット支持
台、１６は保温用ヒータ、１７はサーバポット、１８は
茶漉し、１９は茶漉し昇降装置、１９ａはラック案内溝
、１９ｂはラック、１９ｃはピニオン、１９ｄはモータ
、１９ｅは減速機、２０は側壁、２１は制御部、２２．
２３はタイマ、２４はスタートスイッチ、２５　ａ　Ｓ
ｂはリミットスイッチ、２６　ａ　Ｓｂは端子である。なお図中の同一符号は同一または相当部品を示すものと
する。

Claims

【特許請求の範囲】

　水を加熱するための加熱部と、該加熱部に隣接して設
けられたサーバポット支持台と、該支持台上に取り出し
自在に載置されたサーバポットと、茶の葉を収容し上記
サーバポット内に昇降する茶漉しと、該茶漉しを昇降さ
せるための昇降装置と、タイマを備え上記各部品の動作
を制御する制御部とを備えて構成されたことを特徴とす
る給茶器。