JPH03186792A - 時計の時刻自動修正方法 - Google Patents

時計の時刻自動修正方法

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JPH03186792A
JPH03186792A JP1326736A JP32673689A JPH03186792A JP H03186792 A JPH03186792 A JP H03186792A JP 1326736 A JP1326736 A JP 1326736A JP 32673689 A JP32673689 A JP 32673689A JP H03186792 A JPH03186792 A JP H03186792A
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浩明 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ラジオな・どの電波を介して送られる時報
信号を利用して時計の表示時刻を自動修正する方法に関
し、特に表示時刻の修正時期にその特徴を有するもので
ある。
[従来の技術1 従来この種の時計装置は、時報信号が受信されたことを
正時音により確認したのちに、表示時刻を修正するもの
が一般的であった。
一方、予告音の段階で正時になる時点を推測し、この推
測した時刻に表示を修正することにより、正時音の発生
と、表示時刻の桁上げとを一致させる方法も提案されて
いる(例えば、特開昭55−82082号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、予告音である4 40 Hzの音響が放
送中に含まれることはそれほどまれではなく、この予告
音を確認した段階での時刻修正を可能とするためには、
予告音の発生パターンを正確に検知する必要があり、回
路構成も複雑になる。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであって、比
較的簡単な構成で、時報信号と一致した正確な時刻修正
が行なえる時刻修正方法を提供することを目的とする。
本発明は更に、表示時刻の修正が必要な時間の大小に対
応して、最適の修正動作が行なえる時刻修正方法を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段1 本発明は上記した目的を達成するために、時刻信号を構
成する予告音の検知と連動して、該予告音で特定される
修正時刻に表示時刻を修正するとともに、正時音の検知
を待って、修正した時刻を確定することを特徴とする。
なお、上記した予告音で特定される修正時刻に表示時刻
が達すると、例えば5秒程度の所定の時間を限度に、該
表示時刻の進みを修正時点まで停止することが可能であ
る。
また、表示時刻に対する修正時間の大小に対応して複数
に区分し、各区分毎に異なった修正方法を実施すること
ができる。すなわち、修正時間が1分を下廻る所定の微
小時間の場合、予告音の確認で正時の表示前に表示時間
の修正を行ない、正時音の確認後に修正した時刻を確定
する。修正時間が数分間を上廻らない小時間の場合は、
正時音を確認して修正時間が確定したのちに、表示時間
の修正を行なう。更に、修正時間が数分を越える大時間
の場合、1回目は表示時間の修正を行なわずに修正時間
の記憶のみ行ない、連続して複数回、同一の修正時間が
確認された後に、表示時間を修正する様にする。
[作用] 上記した構成により、予告音を確認した段階で時刻修正
が行なわれ、正時音と一致した時刻表示が行なわれる。
更に、正時音が確認されると修正を施した時刻が確定さ
れ、正時音が確認されない場合は、修正前の時刻に戻っ
て次の時刻修正を待つのである。
なお、修正時期が表示時刻の桁上げ後に来る場合は、時
刻表示を所定時間だけ停止することにより、表示時刻の
戻りがなく、時間の経過に従った表示が行なわれる。
また、修正時間が数分間を越える場合、複数回、連続し
て同一の修正時間が検知されるか否かを調べることによ
り、時報検知の異常に加えて、時計装置それ自体の異常
が検知されるのである。
[実施例] 以下本発明を、乗用車に常備する時計装置に実施した一
例に基づいて説明するがこれに限らず、携帯用の腕時計
あるいは家庭用の置時計など、各種形式の時計に対して
も略同様に実施できることは勿論である。
本発明を実施する時計装置は、N HK第1放送におい
て毎正時に発せられる時報信号に基づいて自動的に時刻
修正を行なうものであって、第1図および第2図に概略
的な構成を示す如く、小型のケース1内にチューナー2
と制御部3とから成る電子回路を収納し、ダツシュボー
ドの様な運転者から見やすい場所に配設するとともに、
時刻などの各種表示を行なう表示部4と手動操作を可能
とする操作部5とをケース1の前面6側に露出して備え
ている。
チューナー2は、自動車に常備するラジオ受信機28用
のアンブナ7から分配器29を通じて入力された各種電
波の内、中波帯のAM放送を選局・検波して、所定の音
声信号8を出力可能とするものであって、制御部3から
送られる制御電圧9に対応して選局周波数が電子的に変
更される様に構成している。
制御部3は、その一部または全部がいわゆる「ワンチッ
プマイコン」を用いてプログラムで構成されるものであ
って、デユー・ナー2の選局動作を制御する選局回路1
0と、各種の計時動作を制御する計時回路11と、チュ
ーナー2から出力される音声信号8から時報信号のみを
取り出して所定の処理を行なう時報信号α理回路12と
、各種データを記憶するR、AMおよびROMからなる
メモリ回路13とを備えている。
選局回路10は、チューナー2から出力される検波信号
14および局発周波数に対応した選局信号15を入力す
る一方、選局回路10側から制御信号9をチューナー2
に送って所定のPLL回路を構成している。更に、選局
周波数を記憶した選局周波数リスト16およびN HK
放送の周波数を予め記憶したNHK周波数リスト17と
をメモリ回路13上に備える。
メモリ回路13上に設ける、選局周波数リスト16を記
憶するための領域は、第3図(a)の如く、I、  I
I、  II+の3組あって、その順番に優先順位が設
定されている。更に各組の記憶領域(■、II、  l
11)毎に、例えば10局程度の放送局の周波数を記憶
可能とするとともに、各組の中でも1番からN番までの
優先順位を設定することにより、1組の(1,1)番地
に記憶した周波数を第1優先として、矢印の如くm組の
(3,N)番まで順次に優先順位が下がる選局周波数の
リスト16が構成できる様になっている。
計時回路11は、自動車に常備するバッテリーあるいは
特別に備えた乾電池や二次電池からなる電源部2工に常
時接続されて継続的に作動する様に構成されており、水
晶発振子18を発振周波数の基準とする通常の水晶時計
としての機能に加えて、前記した選局回路10における
動作時期を規制するタイマーとしての役目もする。すな
わち、第3図(b)の如く、メモリ回路131に予め設
定された時刻格納領域19に、操作部5を介して手動で
設定された峙分秒の6桁の表示時刻データ20を、1秒
毎に1づつ加算処理して現在時刻を特定するとともに、
表示部4において、時刻データ20の上位4桁である「
時分」のデータを、液晶表示器などの所定の表示器で4
桁のデジタル式に表示する様にしている。更に、予め設
定し、た時刻に達すると、電源部21からチューナ−2
への電力供給時期を規制するスイッチング部22に信号
を送り、チューナー2における選局時期を自動制御可能
とする。
時報信号処理回路12は、チューナー2から出力される
音声信号8から、第4図(C)に示す様なN )−I 
Kの時報信号23を構成する440Hzの予告音24お
よび880 fI zの正時音25とをフィルタを用い
て分離して取り出し、取り出された信号が時報信号23
か否かを判別したあと、時報信号23であることが確認
されると、後記する所定のタイミングで、計時回路11
に時刻修正信号26を送る。
次に、上記した構成の時計装置における、時刻修正動作
を、第5図ないし第7図に示す流れ図に従って説明する
先ず、操作部5に備えたリセットスイッチを押す(ステ
ップ30)と、制御部3内のメモリ回路13あるいは各
種フラグに所定の初期設定がなされる(ステップ31)
。その時、メモリ回路13上の時刻格納領域19内の表
示時刻データ20も「OO時00分OO秒Jにリセット
されるので、操作部5を操作して、現在時刻に粗調整す
る(ステップ32)と、第6図で詳述するステップ40
の受信周波数のファミリー設定工程に入る。
[ファミリー設定工程] ところで我国においては現在、第8図(a)に示す如く
、大電力の送信出力を有し、その周波数で放送局の特定
可能なNHKの第1放送局が全国に19局配設されると
ともに、かかる大電力局の電波が届き難い山間部等に対
して、中小の電力局が所定局数設けられている。凡用地
区を例にとると、第9図の如く、二重丸で示す福岡、熊
本および鹿児島に大電力局を設け、3つの放送局からの
電波が届く範囲が互いに一部ずつラップする様に設定す
ることにより、−点鎖線で示す如く入用全域を3つの放
送局でカバーするとともに、地理的に大電力放送局の電
波が届きにくい地域、例えば北九州、大分、阿蘇などの
各地域には、個別に送出電力の小さい放送局を設けて補
完する様にしている。一方、通常のドライバーは、長距
離トラックの運転手の様な特殊な場合を除いて、上記し
た大電力局のサービスエリア内で移動するのが一般的な
パターンである。
そこで本実施例においては、全国にあるNHK第1放送
局をすべてリストアツブするとともに、各放送局に1番
から始まる地域番号を付け、更に各放送局毎の送信電力
の大小を、具体的な数字あるいは大中小などの段階によ
って表わす。更に、上記した19の大電力局に1〜19
の区域番号を付けるとともに、該大電力局を中心とした
受信周波数のファミリーを予め設定し、メモリ回路13
内にNHK周波数リスト17として記憶しである。
例えば、第8図(b)には区域番号が「16」の福岡放
送局を中心としたファミリーを、第8図(C)には区域
番号が「17」の熊本を中心としたファミリーが例示さ
れている。
第6図のステップ41から始まる工程では、時刻修正に
先だって、その時計が現在どの地域に位置するかを推定
し、上記したどのファミリーに属するかを決定して、所
定局数の周波数を予めメモリ回路13上の格納領域■〜
II+に選局周波数リスト16として記憶しておき、原
則としてその記憶しておいたリスト16中の周波数の放
送のみを時刻修正に利用する。
すなわち、ステップ42でチューナー2をオンするとと
もに、該チューナー2の受信感度を、感度が低いローカ
ル側に設定(ステップ43)してステップ60における
ファミリーの決定が可能か否かを試みて、ステップ44
でファミリーが決定できないことが判断されると、ステ
ップ45・46で受信感度を上げて、再度ステップ6o
におけるファミリー決定を試みる。受信感度が高い状態
でもファミリーが決定できない場合は、車庫内の様な電
波の届きにくい場所に時J1があることが推測されるの
で、ステップ47で時計装置前面6の表示部4に所定の
警告表示を行なったあと、ステップ48でチューナー2
をオフして終了する。
逆に、ステップ44で正常にファミリーが決定できたこ
とが判断された場合は、格納領域I〜III中の何れか
に、既に記憶されている同一または類似の選局周波数の
ファミリーがあるか否かを判断しくステップ49)、な
い場合はそのファミリーを優先順位が一番低い格納領域
、例えばI領域にのみファミリーが設定されている場合
にはII領領域、I〜I11の3組ともにファミリーが
設定されている場合には、II+領域に記憶されている
選局ファミリーに代えて記憶(ステップ50)したあと
、チューナー2をオフ(ステップ48)して終了する。
第7図は、第6図のステップ60に示すファミリーの決
定手順の一例を詳細に説明する流れ図であって、N I
−f K放送のビックアップ工程70と、ピックアップ
された周波数群からファミリーを選択する工程80と、
選択された1つのファミリー内における周波数間の優先
順位を設定する工程90とから構成される。
NHK放送のビックアップ工程70は、ステップ71で
選局回路10における選局周波数を、中波帯の下限周波
数である5 22 k Hzに設定した後、ステップ7
2で受信周波数を所定量ずつ上昇させ、ステップ73で
中波の上限周波数である例えば1602kHzに達して
いないと判断されると、ステップ74で放送が受信され
るか否かを検知し、何れかの放送が受信されると、ステ
ップ75でその周波数を上記したメモリ回路13に記憶
しておいたNHKの周波数リスト17と比較し、N H
K第1放送であることが確認されると、所定のメモリに
順次記憶(ステップ76)していき、中波の上限周波数
に達すると、ステップ81に移る。このステップ81で
、NHK放送が1局も受信されなかったことが確認され
るとそのまま終了するが、NHKの受信が確認されると
、ファミリーの選択工程80を実行する。
この工程80では、先ずステップ82で、受信された局
数が1局か複数局かが判断され、1局のみであれば、そ
の局が第8図(a)で示す大電力局か否かがステップ8
3で判断される。ここで大電力局以外は、同一周波数に
ついて複数の放送局が設定されているため、周波数の値
のみからはどの放送局の電波かは判断ができず、従って
ファミリーは不定のまま終了する。逆に大電力局の場合
は、その区域番号であるファミリ一番号を記憶(ステッ
プ84)したあと、後記する優先順位決定工程90に入
る。
ステップ82で、受信された局数が2以上あることが確
認された場合は、ステップ85で各周波数が属する区域
番号をすべてリストアツブし、区域の種類が1つの場合
はその区域番号をステップ86で決定されたファミリ一
番号として記憶したあと、優先順位決定工程90に入る
逆に、リストアツブされた区域数が複数種類の場合は、
ステップ87で各区域毎の局数を比較し、数が異なる場
合は一番多い局数を含む区域をそのファミリーとして決
定(ステップ88)し、局数が同一の場合は、各区域の
大電力局同士の電力の大小を比較し、送信電力がより大
きい局を含む区域をファミリーとして決定する(ステッ
プ89)のである。
[優先順位決定工程] この工程90は、上記の如く決定された1組分の受信周
波数ファミリーに対し、更に該ファミリー内における各
周波数間の優先順位を決定するものであって、実際に受
信された周波数をそのファミリー内における第1優先と
するとともに、その局数が2以上の場合は更に、ステッ
プ92で、対応する放送局の送信電力の大きいものほど
優先順位を高くする様にしている。
ここで、実際に受信された局数が2の場合、そのまま終
γすることも可能であるが、本実施例にあっては、1組
分の選局周波数リストを例えば10局分の周波数で構成
するものとし、ステップ91において、残り8局分の周
波数を機械的に決定する様にしている。すなわち、決定
されたファミリー内の周波数群中l:おける送信電力が
大きいものを原則とし、更に特定の地域に片寄らないな
い様にするなどの補正を加えながら、第3ないし第10
優先の周波数を順次決定して記憶するのである。
例えば、第10図に示す如く、540(北九州NHK第
1放送局)、720 (KBC放送局)、1197(R
KB放送局)および1602 (北九州N HK第2放
送局)kHzで放送が受信された場合、540kH2の
みがNHK第1放送に該当するので、このr5401が
第7図のステップ76で記憶される。しかしながら、5
40 k Hzは北九州以外に宮崎や石垣島などでも使
用されているため、ファミリーの決定は出来ない。同様
にして、大分しか受信できない場合もファミリーの決定
ができないが、1つのファミリーにしか属さない大電力
局の「熊本」あるいは小電力局の「阿蘇」が同時に受信
されると、第8図(C)から、ファミリーの区域番号1
7である熊本ファミリーが特定される。しかし、 「大
分」に加えて「日田」のみが受信された場合は、第8図
(b)および(C)で示す如く、区域番号の16および
17に同時に属するのでファミリーの特定は出来ず、従
って大電力局同士の送出電力を比較して、区域番号が1
6の福岡ファミリーに決定される。この時、 「大分」
が「日田」より電力が大きいので、 「大分」が第1優
先、 「日田」が第2優先となる。更に、同一ファミリ
ー内の大電力局である「福岡」が第3優先としてリスト
アツブされ、以下、 「北九州」なとの中小電力局が続
く。
なお、受信可能なN HK放送の周波数をピックアップ
する方法は、上記の様に、受信可能な放送局をすべて検
知するのに限らず、NHK周波数リスト17に記憶され
た周波数のみを検知の対象とすることも可能である。
上記の様にして受信周波数のファミリーが決定されて、
メモリ上に選局周波数リスト16の周波数群が設定され
ると、ステップ33の待ちループに入り、修正期間に入
るのを待つ。
[時刻修正期間の設定] すなわち、N HK第1放送は現在、第4図(a)の如
く午前5時から24時まで行なわれ、0時から5時まで
は原則として電波の送出を停止する。
更に、放送が停止される深夜は電波の到達距離も伸び、
NHK第1放送と同一周波数の外国放送が受信され、か
かる電波をN HKと誤認して、誤ったファミリーを設
定あるいは時刻修正を行なう危険がある。更に、通常の
放送途中に、時報信号と同一あるいは類似した信号が発
生される虞れがあるとともに、電源部21の省電力化を
図る上からも、チューナー2をオンする期間はできるだ
け短くすることが好ましい。逆に、現在の時計は1日に
1秒以下の誤差であることが一般的であり、時刻修正は
1日に1回行なわれれば原則的には十分である。
そこで本実施例では、i ElO内の午前1時ないし4
時には、第5図のステップ101から始まる時刻修正工
程100には入らない。更にそれ以外の時刻にあっても
、チューナー2をオンする期間を毎正時の前後の一定期
間に限定するとともに、修正が正常に行なわれたことが
確認されると、放送時間帯であっても修正動作を行なわ
ない様にしている。例えば、制御部3をリセットした直
後にあっては、粗設定された表示時刻が大幅に狂ってい
るか、粗設定それ自体がなされていない可能性がある。
そこで、時報信号により時刻修正が一度も実施されてい
ない初期段階にあっては、修正期間を正時の前後30分
間とする一方、−回でも時刻修正がなされると、修正期
間を例えば正時の前後2分間程度の短時間に限定する様
に構成している。
なお修正期間は、正時の前後5秒程度にまで制限するこ
とは可能である。逆に、修正期間を制限したのち、その
期間内に時報信号が検知されなくなった場合は、修正期
間を広げていく様にすることもできる。
[時報信号の検知] ステップ33で、時刻修正期間に入ったことが確認され
ると、ステップ101から始まる時報信号23の検知動
作に入る。
先ずステップ101において、受信感度が高いDX側に
設定した状態でチューナー2をオンしたあと、ステップ
102で、メモリ回路13に選局周波数リスト16とし
て記憶された周波数を、第3図(a)で矢印で示す様に
、優先順位の高いものから順番に受信レベルがあるか否
かを調べる。
記憶された全ての周波数において受信レベルが検出され
ない場合は、車庫などの室内に入ったために放送それ自
体が受信できないか、車両がファミリー設定時とは異な
った場所に移動した場合が考えられるが、何れの場合に
もそのままでは時刻修正が出来ないので、ステップ40
のファミリー設定工程に戻る。
逆に、ステップ102で1局でも受信できる周波数が確
認されると、ステップ103に移って所定時間内に時報
信号23を検知できるか否かを調べ、信号23を正常に
受信した場合は、ステップl○4で後記する手順により
時刻修正を行なう。
更に、ステップ105で受信周波数のファミリーが既に
設定されているか否かを判断し、設定されていなければ
ステップ40に戻り、ファミリーの設定を再度試みる。
逆に設定されていれば、時報信号23の受信に成功した
周波数を同一ファミリー内の第1優先とし、更にその周
波数を含むファミリーを3組の格納領域中のI領域に移
動して、選局リスト16全体における第1優先のファミ
リーとして記憶したあと、ステップ107でチューナー
2をオフし、ステップ33に戻って次の修正期間に入る
のを待つ。
一方、ステップ103で時報信号23を検知できない場
合、ステップ108でファミリーが未決定の場合のみ無
条件でステップ40に戻ってファミリーの再設定を試み
るが、ファミリーが既に1組でも設定されている場合に
は、ステップ103の時報信号の検知を実行し、例えば
20回程度の所定回数だけステップ109を繰り返すこ
とにより、選局周波数リスト16の設定が不適当である
ことを確認したあと、ステップ40に戻ってファミリ−
の再設定を行なうようにしている。
[時刻の修正] ところで、NHK放送で毎正時に送られる時報信号23
は、第4図(c)に示す如く、0.1秒間持続する44
0Hzの予告音24を0.9秒間隔で3回繰り返したあ
と、880Hzの正時音25を約3秒間持続させるとと
もに、正時音25が始まった時点が「00900秒」の
正時となる様に構成されている。したがって、3回目の
予告音24aが開始された時点から正確に↓秒後に「0
0900秒」としてセットすれば、正時音25の開始と
159分から00分」への表示部4における表示の変更
とが完全に一致することとなる。しかしながら、放送の
音響中に440Hzの1mlが含まれることはそれほど
まれではなく、単に440Hzの音響を検知するだけで
は誤動作が大きい。更に、時報音と時刻表示とが正確に
連動することが求められるのは、修正すべき時間差が小
さいときである。
そこで本実施例にあっては、修正期間を第4図(b)に
示す如く、例えば表示時刻の正時前30秒間をA、前後
2分間をB、前後30分間をCの3段階に分け、各段階
毎に最適な方法で時刻修正操作を行なう様にしている。
すなわち、A期間は時刻修正のタイミングに対しても注
目されることが多い。そこでこの期間にあっては、表示
時刻が正時に達する前に、440Hzの第1および第2
予告音24が正確なタイミングで送られると、第3予告
音24aの送られた瞬間から1秒後に表示時刻を「00
900秒」にセットすることにより、時報信号と時刻表
示とを一致させる一方、修正を行なった時間差データ2
0aをメモリ回路13上の格納領域19aに保持してお
く。逆に、 「59分59秒Jに達しても第3予告音を
検知しない場合は、表示時刻を「59秒」のまま約5秒
を限度として進みを停止して「59分」の時刻表示を維
持する代わりに、その時点から第3予告音24aが検知
された1秒後までの時間差を計る。第3予告音24aが
検知された1秒後に「00分00秒」にセットすると同
時に表示時刻20のカウントアツプを再開し、その時の
時間差データ20aの保存を行なうことにより、時報信
号23と時刻表示とを完全に一致させる。ここで、正時
音25が例えば2秒間持続して時報信号23であること
が確認されると、表示部4に「修正○K」の表示27を
行なった後に時刻の修正動作は終了するが、確認がなさ
れなかった場合には、記憶しておいた時間差データ20
aを用いて、表示時刻20を修正前の時刻に戻すのであ
る。
一方、B期間中に時報信号23が検知された場合は、表
示時刻20とのずれも比較的大きく、正時音25との一
致に対してもそれほど注目されていなものと推測される
。そこで、この期間にあっては、正時音25が2秒間持
続することにより時報信号23が確認された時点で、表
示時刻20を「00分02秒」にセットするとともに、
 「修正○K」の表示27をする。
更に、C期間中に時報信号23が検知された場合は、表
示時刻20どの時間差が大きすぎ、なんらかの異常が推
測される。そこで、時報信号23の1回目の検知時には
表示時刻データ20は修正せず、時間差データ20aの
みを保存しておき、連続してもう一度、同一の時間差が
検知されると、その時点で表示時刻データ20を修正す
る。しかしながらかかる場合は、ステップ32の粗時間
調整が行なわれていなために1時」表示が狂っているか
、計時機能の異常の可能性もあるので、表示部4に「注
意表示」を行なって、表示された時刻に対する注意を促
す。
上記した時刻修正が、例えば2回連続して成功すると、
 「修正OK、の表示27を維持したまま、翌朝の放送
開始時まで時刻修正を行なわず、例えば5時2分前にチ
ューナー2をオンすると同時にrOKJ表示27を消し
、時刻修正動作を再開する。
なお、受信周波数のファミリーの決定方法は上記した方
法に限らず、例えば、民放局を含めた全ての受信局から
移動地域を推測してファミリーを決定する方法や、ある
いは、移動地域を対象とするのではなく、受信されたN
HK局の周波数をすべて保存して1つのファミリーとす
ることも可能である。また、メモリ回路13内に記憶さ
れたNHKの周波数リスト17をそのまま選局に利用し
たり、該リスト17内の区域番号を手動で設定して選局
周波数のファミリーを決定することもできる。
また、夜間は誤設定の要因が大きいため、例えば午後6
時以降は、ファミリー設定動作を強制的に停止するよう
にしてもよい。
更にファミリー内の優先順位の決定方法も、送信出力が
大きいものからとするのに代えて、実際に検知した受信
レベルが大きいものから順番に設定してもよい。
また、緊急放送信号の受信機能を設け、該信号を受信す
ると表示時刻を点滅させるなどの特別な表示を行なった
り、ラジオ受信機28を強制的にオンさせる様にするこ
とも可能である。
更に、エンジンキーあるいはライトスイッチのオンオフ
状態を検知することにより車両の動作状態を推測し、あ
るいはCdSの様な光検知手段を別に備えて屋内に車両
が停車している期間を推測することにより、チューナー
2の動作期間を強制的に制限して、電源部21の消耗を
低減させることができる。
更にまた車両の運行パターンを学習し、例えば−旦車庫
に入ると連続して数日間そのままになることが多いこと
が判ると、連続して何回か修正動作が行なえない場合に
、その後、数日間チューニング動作を強制的に停止する
ことも可能である。
この時、数日後に自動的にチューニング動作を開始して
もよいが、例えばエンジンの始動信号を受けてはじめて
チューニング動作を再開することも有効である。また、
エンジン始動が確認されたのち、例えば1週間程度の期
間を限定してチューニング動作をさせてもよい。
なお、上記した実施例では、中波帯の放送を利用して時
刻修正を行なう場合を例示したが、FM放送、テレビジ
ョン放送、あるいは衛星放送など、各種周波数帯の放送
において送出される、各種形式の時報信号を単独で、あ
るいは状況に応じて組み合わせて利用できることは勿論
である。
[発明の効果] 本発明は上記の如く、予告音の検知と連動して所定の時
刻修正を行なった後、正時音の確認後に修正した時刻を
確定することにより、比較的簡単な構成で、時報信号と
正確に連動した時刻表示を維持しながら、しかも誤動作
の少ない時刻修正が行なわれる。
更に、時刻修正が行なわれるまで、表示の桁上げを行な
わず、表示時刻の進みを所定時間だけ停止することによ
り、表示時刻の戻りを可及的に防止し、違和感のない表
示が行なわれる。
また、必要とする修正時間の大小に応じた時刻修正方法
を実施することにより、状況に応じた最適の時刻修正動
作を維持しながら、誤動作を可及的に防止可能とするな
ど、多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明を実施する時計装置の概略
的な構成を示し、第1図は回路構成の一例を示すブロッ
ク図、第2図は正面図、第3図(a)および(b)はメ
モリ回路上に設定した各種データ記憶領域の構成を示す
説明図である。 第4図(a)ないしくc)は時刻の修正期間を示すため
の説明図である。 第5図ないし第7図は制御部における制御手順を示す流
れ図である。 第8図ないし第1O図は選局リストを決定するための説
明図であって、第8図(a)ないしくC)はNHK放送
の周波数を分類したリストの一例、第9図は凡用地区に
おけるリストの関係を地図上に表わしたもの、第10図
は受信周波数と信号強度との関係の一例を示したもので
ある。 2・・・・チューナー 3・・・・制御部、 4・・・・表示部、 5・・・・操作部、 10・・・選局回路、 11・・・計時回路、 12・・・時報信号処理回路、 l 3 ・ 16 ・ 17 ・ 23 ・ 24 ・ 25 ・ ・メモリ回路、 ・選局周波数リスト、 ・N HK周波数リスト、 ・時報信号、 ・予告音、 ・正時音。 発明者 村1)順造 同  伊藤 清明 同  細野 正弘 基10図 周 温 数

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無線状態で送られる時報信号を受信し、該時報信号
    を用いて時計の表示時刻を自動修正する方法において、 上記した時報信号は、所定の一定間隔で正時の直前まで
    複数回繰り返す予告音と、正時に対応して出力を開始し
    、所定時間持続する正時音とから構成され、 前記した予告音の検知と連動して、該予告音で特定され
    る修正時刻に表示時刻を修正するとともに、 正時音の検知を待って、修正した時刻を確定することを
    特徴とする時刻自動修正方法。 2、上記した予告音で特定される修正時刻に表示時刻が
    達すると、該表示時刻の進みを修正時点まで停止するこ
    とを特徴とする請求項1記載の時刻自動修正方法。 3、無線状態で送られる時報信号を受信し、該時報信号
    を用いて時計の表示時刻を自動修正する方法において、 表示時刻に対する修正時間の大小に対応して複数に区分
    するとともに、 修正時間が1分を下廻る所定の微小時間の場合、予告音
    の確認で正時の表示前に表示時間の修正を行ない、正時
    音の確認後に修正した時刻を確定し、修正時間が数分間
    を上廻らない小時間の場合、正時音を確認して修正時間
    が確定したのちに表示時間の修正を行ない、 修正時間が数分を越える大時間の場合、1回目は表示時
    間の修正を行なわず修正時間の記憶のみ行ない、連続し
    て複数回、同一の修正時間が確認された後に、表示時間
    を修正することを特徴とする時刻自動修正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004286765A (ja) * 2004-07-13 2004-10-14 Seiko Precision Inc 無線式時刻情報伝達システム
JP2019086431A (ja) * 2017-11-08 2019-06-06 セイコーエプソン株式会社 電子機器および時刻修正システム

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