JPH03186790A - 時計の時刻自動修正方法 - Google Patents

時計の時刻自動修正方法

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JPH03186790A
JPH03186790A JP1326734A JP32673489A JPH03186790A JP H03186790 A JPH03186790 A JP H03186790A JP 1326734 A JP1326734 A JP 1326734A JP 32673489 A JP32673489 A JP 32673489A JP H03186790 A JPH03186790 A JP H03186790A
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浩明 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ラジオなどの電波を介して送られる時報信
号を利用して時計の表示時刻を自動修正する方法であっ
て、特に選局方法にその特徴を有するものに関する。
[従来の技術] 従来、この種の時報信号を利用して表示時刻の自動修正
を可能とした時計装置が数多く提案されているが、何れ
も時刻修正すべき時計それ自身が位置固定された場合を
想定し、受信周波数もlっに限定されたものが一般的で
ある。
一方、受信周波数を固定せず、ある周波数で時報信号が
受信されない場合に、所定の受信レベルを有する隣接の
周波数に受信周波数を自動移行させることにより、時計
を移動させても対応できるものが提案されている(特公
昭56−17629号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらかかる時計装置にあっては、−旦、受信条
件の良好な周波数から外れると、修正が再度可能となる
までに長時間を要したり、たとえ修正動作が行なわれた
としても、誤動作の可能性が高まるなど、多くの不都合
がある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであって、選
局動作が迅速かつ確実に行なえる時刻修正方法を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明にかかる時刻修正方法は、時報信号23が送られ
る全周波数中から、所定の基準に基づいて複数の周波数
を選択するとともに、選択された周波数間に互いに所定
の優先順位を設けて記憶しておき、常時は、上記した記
憶周波数にかかる時報信号を優先順位にしたがって時刻
修正に使用する。さらに、上記した記憶周波数にかがる
時報信号23による時刻修正が所定回数連続して受信で
きない場合に、該記憶周波数を保存したまま、実際に受
信レベルを有する周波数を検知するものである。
なお、上記した記憶周波数を複数組設け、各糾問に互い
に優先順位を設定し、優先順位の低い周波数で時刻修正
が成功すると、該周波数を含む組を全組中における第1
優先とするとともに、該周波数をその組の第1優先とす
ることが好ましい。
[作用」 上記構成により、一定範囲を移動する場合などの通常の
移動時には、予め記憶しておいた周波数を、優先順位に
従って時報信号の受信に利用することにより、所定の時
刻修正が終了する。
しかし、かかる時刻修正が連続して所定回数失敗すると
、旅行などにより大幅に移動したことが想像されるので
、前記した周波数を保存したまま、他の周波数により時
刻修正を試みる。
受信条件がもとに戻ると、保存していた周波数が使用可
能となり、定常的な時刻修正動作が直ちに再開されるの
である。
なお、記憶した周波数の組を複数とするとともに、時刻
修正が成功した周波数を第1優先とすることにより、受
信が成功する確率の高い周波数はど、リストの前に位置
する様になる。
[実施例] 以下本発明を、乗用車に常備する時計装置に実施した一
例に基づいて説明するがこれに限らず、携帯用の腕時計
あるいは家庭用の置時計など、各種形式の時計に対して
も略同様に実施できることは勿論である。
本発明を実施する時計装置は、N )1 K第1放送に
おいて毎正時に発すられる時報信号に基づいて自動的に
時刻修正を行なうものであって、第1図および第2図に
概略的な構成を示す如く、小型のケース1内にチューナ
ー2と制御部3とから成る電子回路を収納し、ダツシュ
ボードの様な運転者から見やすい場所に配設するととも
に、時刻などの各種表示を行なう表示部4と手動操作を
可能とする操作部5とをケース1の前面6側に露出して
備えている。
チューナー2は、自動車に常備するラジオ受信機28用
のアンテナ7から分配器29を通じて入力された各種電
波の内、中波帯のAM放送を選局・検波して、所定の音
声信号8を出力可能とするものであって、制御部3から
送られる制御電圧9に対応して選局周波数が電子的に変
更される様に構成している。
制御部3は、その一部または全部がいわゆる「ワンチッ
プマイコン」を用いてプログラムで構成されるものであ
って、チューナー2の選局動作を制御する選局回路10
と、各種の計時動作を制御する計時回路11と、チュー
ナー2がら出力される音声信号8から時報信号のみを取
り出して所定の処理を行なう時報信号処理回路12と、
各種データを記憶するRAMおよびROMからなるメモ
リ回路13とを備えている。
選局回路10は、チューナー2から出力される検波信号
14および局発周波数に対応した選局信号コ、5を入力
する一方、選局回路10側から制御信号9をチューナー
2に送って所定のP L I、回路を構成している。更
に、選民周波数を記憶した選局周波数リスト16および
N HK放送の周波数を予め記憶したN FI K周波
数リスト17とをメモリ回路13上に備える。
メモリ回路13上に設ける、選局周波数リスト16を記
憶するための領域は、第3図(a)の如く、I、  I
I、  IIIの3組あって、その順番に優先順位が設
定されている。更に各組の記憶領域(I、II、Ill
 )毎に、例えば10局程度の放送局の周波数を記憶可
能とするとともに、各組の中でも1番からN番までの優
先順位を設定することにより、I組の(1,i、)番地
に記憶した周波数を第1優先として、矢印の如(111
組の(3,N)番まで順次に優先順位が下がる選局周波
数のりスト16が構成できる様にな・っている。
計時回路11は、自動車に常備するバラブリーあるいは
特別に備えた乾電池や二次電池からなる電源部21に常
時接続されて継続的に作動する様に構成されており、水
晶発振子18を発振周波数の基準とする通常の水晶時計
としての機能に加えて、前記した選局回路10における
動作時期を規制するタイマーとしての役目もする。すな
わち、第3図(b)の如く、メモリ回路13上に予め設
定された時刻格納領域19に、操作部5を介して手動で
設定された時分秒の6桁の表示時刻データ20を、1秒
毎に1づつ加算処理して現在時刻を特定するとともに、
表示部4において、時刻データ20の上位4桁である「
時分」のデータを、液晶表示器などの所定の表示器で4
桁のデジタル式に表示する様にしている。更に、予め設
定した時刻に達すると、電源部21からチューナー2へ
の電力供給時期を規制するスイッチング部22に信号を
送り、チューナー2における選局時期を自動制御可能と
する。
時報信号処理回路12は、チューナー2から出力される
音声信号8から、第4図(C)に示す様なNHKの時報
信号23を構成する440Hzの予告音24および88
0Hzの正時音25とをフィルタを用いて分離して取り
出し、取り出された信号が時報信号23か否かを判別し
たあと、時報信号23であることが確認されると、後記
する所定のタイミングで、計時回路11に時刻修正信号
26を送る。
次に、上記した構成の時計装置における、時刻修正動作
を、第5図ないし第7図に示す流れ図に従って説明する
先ず、操作部5に備えたリセットスイッチを押す(ステ
ップ30)と、制御部3内のメモリ回路13あるいは各
種フラグに所定の初期設定がなされる(ステップ31)
。その時、メモリ回路13上の時刻格納領域L9内の表
示時刻データ20も「00時OO分00秒」にリセット
されるので、操作部5を操作して、現在時刻に粗調整す
る(ステップ32)と、第6図で詳述するステップ40
の受信周波数のファミリー設定工程に入る。
[ファミリー設定工程] ところで我国においては現在、第8図(a)に示す如く
、大電力の送信出力を有し、その周波数で放送局の特定
可能なN HKの第1放送局が全国に19局配設される
とともに、かかる大電力局の電波が届き難い山間部等に
対して、中小の電力局が所定局数設けられている。凡用
地区を例にとると、第9図の如く、二重丸で示す福岡、
熊本および鹿児島に大電力局を設け、3つの放送局から
の電波が届く範囲が互いに一部ずつラップする様に設定
することにより、−点鎖線で示す如く凡用全域を3つの
放送局でカバーするとともに、地理的に大電力放送局の
電波が届きにくい地域、例えば北九州、大分、阿蘇など
の各地域には、個別に送出電力の小さい放送局を設けて
補完する様にしている。一方、通常のドライバーは、長
距離トラックの運転手の様な特殊な場合を除いて、上記
した大電力局のサービスエリア内で移動するのが一般的
なパターンである。
そこで本実施例においては、全国にあるNHK第1放送
局をすべてリストアツブするとともに、各放送局に1番
から始まる地域番号を付け、更に各放送局毎の送信電力
の大小を、具体的な数字あるいは大中小などの段階によ
って表わす。更に、上記した19の大電力局に1〜19
の区域番号を付けるとともに、該大電力面を中心とした
受信周波数のファミリーを予め設定し、メモリ回路13
内にN HK周波数リスト17として記憶しである。
例えば、第8図(b)には区域番号が「16」の福岡放
送局を中心としたファミリーを、第8図(C)には区域
番号が「17」の熊本を中心としたファミリーが例示さ
れCいる。
第6図のステップ41から始まる工程では、時刻修正に
先だって、その時計が現在どの地域に位置するかを推定
し、上記したどのファミリーに属するかを決定して、所
定局数の周波数を予めメモリ回路13上の格納領域I〜
111に選局周波数リスト16として記憶しておき、原
則としてその記憶しておいたりスト16中の周波数の放
送のみを時刻修正に利用する。
すなわち、ステップ42でチューナ−2をオンするとと
もに、該チューナ−2の受信感度を、感度が低いローカ
ル側に設定(ステップ43)してステップ60における
ファミリーの決定が可能か否かを試みて、ステップ44
でファミリーが決定できないことが判断されると、ステ
ップ45・46で受信感度を上げて、再度ステップ60
におけるファミリー決定を試みる。受信感度が高い状態
でもファミリーが決定できない場合は、車庫内の様な電
波の届きにくい場所に時計があることが推測されるので
、ステップ47で時計装置前面6の表示部4に所定の警
告表示を行なったあと、ステップ48でチューナー2を
オフして終了する。
逆に、ステップ44で正常にファミリーが決定できたこ
とが判断された場合は、格納領域I〜III中の何れか
に、既に記憶されている同一または類似の選局周波数の
ファミリーがあるか否かを判断しくステップ49)、な
い場合はそのファミリーを優先順位が一番低い格納領域
、例えば■領域にのみファミリーが設定されている場合
にはII領領域、I−II+の3組ともにファミリーが
設定されている場合には、111領域に記憶されている
選局ファミリーに代えて記憶(ステップ50)したあと
、チューナー2をオフ(ステップ48)して終了する。
第7図は、第6図のステップ60に示すファミリーの決
定手順の一例を詳細に説明する流れ図であって、N H
K放送のビックアップ工程70と、ピックアップされた
周波数群からファミリーを選択する工程80と、選択さ
れた1つのファミリー内における周波数間の優先順位を
設定する工程90とから構成される。
N HK放送のビックアップ工程70は、ステップ71
で選局回路10における選局周波数を、中波帯の下限周
波数である522kHzに設定した後、ステップ72で
受信周波数を所定量ずつ上昇させ、ステップ73で中波
の上限周波数である例えば1602 k HZに達して
いないと判断されると、ステップ74で放送が受信され
るか否かを検知し、何れかの放送が受信されると、ステ
ップ75において、その周波数を上記したメモリ回路1
3に記憶しておいたN 1−I Kの周波数リスト17
と比較し、NHK第1放送であることが確認されると、
所定のメモリに順次記憶(ステップ76)して行き、中
波の上限周波数に達すると、ステップ81に移る。この
ステップ8tで、NHK放送が1局も受信されなかった
ことが確認されるとそのまま終了するが、N HKの受
信が確認されると、ファミリーの選択工程80を実行す
る。
この工程80では、先ずステップ82で、受信された局
数が1局か複数局かが判断され、■局のみであれば、そ
の局が第8図(a)で示す大電力面か否かがステップ8
3で判断される。ここで大電力面以外は、同一周波数に
ついて複数の放送局が設定されているため、周波数の値
のみからはどの放送局の電波かは判断ができず、従って
ファミリーは不定のまま終了する。逆に大電力面の場合
は、その区域番号であるファミリ一番号を記憶(ステッ
プ84)したあと、後記する優先順位決定工程90に入
る。
ステップ82で、受信された局数が2以上あることが確
認された場合は、ステップ85で各周波数が属する区域
番号をすべてリストアツブし、区域の種類が1つの場合
はその区域番号をステップ86で決定されたファミリ一
番号として記憶したあと、優先順位決定工程90に入る
逆に、リストアツブされた区域数が複数種類の場合は、
ステップ8 ’7で各区域毎の局数を比較し、数が異な
る場合は一番多い局数を含む区域をそのファミリーとし
て決定(ステップ88)し、局数が同一の場合は、各区
域の大電力局同士の電力の大小を比較し、送信電力がよ
り大きい局を含む区域をファミリーとし°C決定する(
ステップ89)のである。
[優先順位決定工稈1 この工程90は、上記の如く決定された1組分の受信周
波数ファミリーに対し、更に該ファミリー内における各
周波数間の優先順位を決定するものであって、実際に受
信された周波数をそのファミリー内における第J優先と
するとともに、その局数が2以上の場合は更に、ステッ
プ92で、対応する放送局の送信電力の大きいものほど
優先順位を高くする様にしている。
ここで、実際に受信された局数が2の場合、そのまま終
了することも可能であるが、本実施例にあっでは、1組
分の選局周波数リストを例えば10局分の周波数で構成
するものとし、ステップ91において、残り8局分の周
波数を機械的に決定する様にしている。すなわち、決定
されたファミリー内の周波数群中における送信電力が大
きいものを原則とし、更に特定の地域に片寄らないない
様にするなどの補正を加えながら、第3ないし第10優
先の周波数を順次決定して記憶するのである。
例えば、第10図に示す如く、54o(北九州N I(
K第1放送局)、720 (KBC放送局)、1197
 (RKB放送局)および1.802(北九州N HK
第2放送局)kHzで放送が受信された場合、540k
H2のみがN HK第1放送に該当するので、このr5
40Jが第7図のステップ76で記憶される。しかしな
がら、540kHzは北九州以外に宮崎や石垣島などで
も使用されているため、ファミリーの決定は出来ない。
同様にして、大分しか受信できない場合もファミリーの
決定ができないが、1つのファミリーにしか属さない大
電力局の「熊本」あるいは小電力局の「阿蘇」が同時に
受信されると、第8図(C)から、ファミリーの区域番
号17である熊本ファミリーが特定される。しかし、 
「大分」に加えて「日田」のみが受信された場合は、第
8図(t+)および(C)で示す如く、区域番号の16
およびL7に同時に属するのでファミリーの特定は出来
ず、従って大電力局同士の送出電力を比較して、区域番
号が16の福岡ファミリーに決定される。この時、 「
大分」が「日田」より電力が大きいので、 「大分」が
第1優先、 「日田」が第2優先となる。更に、同一フ
ァミリー内の大電力局である「福岡」が第3優先として
リストアツブされ、以下、 「北九州」なとの中小電力
局が続く。
なお、受信可能なN HK放送の周波数をピックアップ
する方法は、上記の様に、受信可能な放送局をすべて検
知するのに限らず、N HK周波数リスト17に記憶さ
れた周波数のみを検知の対象とすることも可能である。
上記の様にして受信周波数のファミリーが決定されて、
メモリ上に選局周波数リスト16の周波数群が設定され
ると、ステップ33の待ちループに入り、修正期間に入
るのを待つ。
[時刻修正期間の設定] すなわち、N HK第1放送は現在、第4図(a)の如
く午前5時から24時まで行なわれ、0時から5時まで
は原則として電波の送出を停止する。
更に、放送が停止される深夜は電波の到達距離も伸び、
N HK第1放送と同一周波数の外国放送が受信され、
かかる電波をNHKと誤認して、誤ったファミリーを設
定あるいは時刻修正を行なう危険がある。更に、通常の
放送途中に、時報信号と同一あるいは類似した信号が発
生される虞れがあるとともに、電源部21の省電力化を
図る上からも、チューナー2をオンする期間はできるだ
け短くすることが好ましい。逆に、現在の時計は1日に
1秒以下の誤差であることが一般的であり、時刻修正は
1日に1回行なわれれば原則的には十分である。
そこで本実施例では、1−Hの内の午前1時ないし4時
には、第5図のステップ101から始まる時刻修正工程
100には入らない。更にそれ以外の時刻にあっても、
チューナー2をオンする期間を毎正時の前後の一定期間
に限定するとともに、修正が正常に行なわれたことが確
認されると、放送時間帯であっても修正動作を行なわな
い様にしている。例えば、制御部3をリセットした直後
にあっては、粗設定された表示時刻が大幅に狂っている
か、粗設定それ自体がなされていない可能性がある。そ
こで、時報信号により時刻修正が一度も実施されていな
い初期段階にあっては、修正期間を正時の前後30分間
とする一方、−回でも時刻修正がなされると、修正期間
を例えば正時の前後2分間程度の短時間に限定する様に
構成している。
なお修正期間は、正時の前後5秒程度にまで制限するこ
とは可能である。逆に、修正期間を制限したのち、その
期間内に時報信号が検知されなくなった場合は、修正期
間を広げていく様にすることもできる。
[時報信号の検知] ステップ33で、時刻修正期間に入ったことが確認され
ると、ステップ101から始まる時報信号23の検知動
作に入る。
先ずステップ101において、受信感度が高いDX側に
設定した状態でチューナー2をオンしたあと、ステップ
102で、メモリ回路13に選局周波数リスト16とし
′C記憶された周波数を、第3図(a)で矢印で示す様
に、優先順位の高いものから順番に受信レベルがあるか
否かを調べる。
記憶された全ての周波数において受信レベルが検出され
ない場合は、車庫などの室内に入ったために放送それ自
体が受信できないか、車両がファミリー設定時とは異な
った場所に移動した場合が考えられるが、何れの場合に
もそのままでは時刻修正が出来ないので、ステップ40
のファミリー設定工程に戻る。
逆に、ステップ102で1局でも受信できる周波数が確
認されると、ステップ103に移って所定時間内に時報
信号23を検知できるか否かを調べ、信号23を正常に
受信した場合は、ステップ104で後記する手順により
時刻修正を行なう。
更に、ステップ105で受信周波数のファミリーが既に
設定されているか否かを判断し、設定されていなければ
ステップ40に戻り、ファミリーの設定を再度試みる。
逆に設定されていれば、時報信号23の受信に成功した
周波数を同一ファミリー内の第1優先とし、更にその周
波数を含むファミリーを3組の格納領域中の1領域に移
動して、選局リスト16全体における第1優先のファミ
リーとして記憶したあと、ステップ107でチューナー
2をオフし、ステップ33に戻って次の修正期間に入る
のを待つ。
一方、ステップ103で時報信号23を検知できない場
合、ステップ108でファミリーが未決定の場合のみ無
条件でステップ40に戻ってファミリーの再設定を試み
るが、ファミリーが既に1組でも設定されている場合に
は、ステップ103の時報信号の検知を実行し、例えば
20回程度の所定回数だけステップJ、 09を繰り返
すことにより、選局周波数リスト16の設定が不適当で
あることを確認したあと、ステップ40に戻ってファミ
リーの再設定を行なうようにしている。
[時刻の修正] ところで、NHK放送で毎正時に送られる時報信号23
は、第4図(c)に示す如く、 0.1秒間持続する4
 40 Hy、の予告音24を0.9秒間隔で3回繰り
返したあと、88011 zの正時音25を約3秒間持
続させるとともに、正時音25が始まった時点が「00
分00秒」の正時となる様に構成されている。したがっ
て、3回目の予告音24aが開始された時点から正確に
1秒後に「00900秒」としてセットすれば、正時音
25の開始と「59分からOO分Jへの表示部4におけ
る表示の変更とが完全に一致することとなる。しかしな
がら、放送の音響中に440Hzの音響が含まれること
はそれほどまれではなく、単に440H2の音響を検知
するだけでは誤動作が大きい。更に、時報音と時刻表示
とが正確に連動することが求められるのは、修正すべき
時間差が小さいときである。
そこで本実施例にあっては、修正期間を第4図(b)に
示す如く、例えば表示時刻の正時前30秒間をA、前後
2分間を13、前後30分間をCの3段階に分け、各段
階得に最適な方法で時刻修正操作を行なう様にしている
すなわち、A期間は時刻修正のタイミングに対しても注
目されることが多い。そこでこの期間にあっては、表示
時刻が正時に達する前に、440Hzの第1および第2
予告音24が正確なタイミングで送られると、第3予告
音24aの送られた瞬間から1秒後に表示時刻を「00
分oo秒」にセットすることにより、時報信号と時刻表
示とを一致させる一方、修正を行なった時間差データ2
0aをメモリ回路131:の格納領域19aに保持して
おく。逆に、 「59分59秒」に達しても第3予告音
を検知しない場合は、表示時刻を「59秒」のまま約5
秒を限度として進みを停止して「59分」の時刻表示を
維持する代わりに、その時点から第3予告音24aが検
知された1秒後までの時間差を計る。第3予告音24a
が検知された1秒後に「00分00秒」にセットすると
同時に表示時刻20のカウントアツプを再開し、その時
の時間差データ20aの保存を行なうことにより、時報
信号23と時刻表示とを完全に一致させる。ここで、正
時音25が例えば2秒間持続して時報信号23であるこ
とが確認されると、表示部4に「修正OKJの表示27
を行なった後に時刻の修正動作は終了するが、確認がな
されなかった場合には、記憶しておいた時間差データ2
0aを用いて、表示時刻20を修正前の時刻に戻すので
ある。
一方、B期間中に時報信号23が検知された場合は、表
示時刻20とのずれも比較的大きく、正時音25との一
致に対してもそれほど注目されていなものと推測される
。そこで、この期間にあっては、正時音25が2秒間持
続することにより時報信号23が確認された時点で、表
示時刻20を「00902秒」にセットするとともに、
 「修正OK、の表示27をする。
更に、C期間中に時報信号23が検知された場合は、表
示時刻20どの時間差が大きすぎ、なんらかの異常が推
測される。そこで、時報信号23の1回目の検知時には
表示時刻データ20は修正せず、時間差データ20aの
みを保存しておき、連続してもう一度、同一の時間差が
検知されると、その時点で表示時刻データ20を修正す
る。しかしながらかかる場合は、ステップ32の組時間
調整が行なわれていなために「時J表示が狂っているか
、計時機能の異常の可能性もあるので、表示部4に1注
意表示」を行なって、表示された時刻に対する注意を促
す。
上記した時刻修正が、例えば2回連続して成功すると、
 「修正OKJの表示27を維持したまま、翌朝の放送
開始時まで時刻修正を行なわず、例えば5時2分前にチ
ューナー2をオンすると同時にrOK、表示27を消し
、時刻修正動作を再開する。
なお、受信周波数のファミリーの決定方法は上記した方
法に限らず、例えば、民放局を含めた全ての受信局から
移動地域を推測してファミリーを決定する方法や、ある
いは、移動地域を対象とするのではなく、受信されたN
 l−I K局の周波数をすべて保存して1つのファミ
リーとすることも可能である。また、メモリ回路13内
に記憶されたNHKの周波数リスト17をそのまま選局
に利用したり、該リスト↓7内の区域番号を手動で設定
して選局周波数のファミリーを決定することもできる。
また、夜間は誤設定の要因が大きいため、例えば午後6
時以降は、ファミリ・−設定動作を強制的に停止するよ
うにしてもよい。
更にファミリー内の優先順位の決定方法も、送信出力が
大きいものからとするのに代えて、実際に検知した受信
レベルが大きいものから順番に設定してもよい。
また、緊急放送信号の受信機能を設け、該信号を受信す
ると表示時刻を点滅させるなどの特別な表示を行なった
り、ラジオ受信機28を強制的にオンさせる様にするこ
とも可能である。
更に、エンジンキーあるいはライトスイッチのオンオフ
状態を検知することにより車両の動作状態を推測し、あ
るいはCdSの様な光検知手段を別に備えて屋内に車両
が停車している期間を推測することにより、チューナ−
2の動作期間を強制的に制限して、電源部21の消耗を
低減させることができる。
更にまた車両の運行パターンを学習し、例えば−ロ車原
に入ると連続して数日間そのままになることが多いこと
が判ると、連続して何回か修正動作が行なえない場合に
、その後、数日間チューニング動作を強制的に停止する
ことも可能である。
この時、数日後に自動的にヂューニング動作を開始して
もよいが、例えばエンジンの始動信号を受けてはじめて
ヂューニング動作を再開することも有効である。また、
エンジン始動が確認されたのち、例えば1週間程度の期
間を限定してヂューニング動作をさせてもよい。
なお、上記した実施例では、中波帯の放送を利用して時
刻修正を行なう場合を例示したが、FM放送、テレビジ
ョン放送、あるいは衛星放送な乙各種周波数帯の放送に
おいて送出される、各種形式の時報信号を単独で、ある
いは状況に応じて組み合わせて利用できることは勿論で
ある。
[発明の効果] 本発明は上記の如く、所定の基準に基づいて複数の周波
数を選択するとともに、所定の優先順位を設けて記憶し
ておき、かかる記憶した周波数を優先順位に従って信号
の受信に利用することにより、適切な時刻修正が確実に
行なわれる。
更に、記憶しておいた周波数が、なんらかの理由で時刻
修正に利用できない場合、かかる周波数を保存しておく
ことにより、受信条件がもとに戻った際、再設定の11
間をかけることなく、定常的な時刻修正が迅速に回復さ
れる。
また、記憶した周波数の組を複数とするとともに、時刻
修正が成功した周波数を第1優先とすることにより、−
度で受信が成功する確率が高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明を実施する時計装置の概略
的な構成を示し、第1図は回路構成の一例を示すブロッ
ク図、第2図は正面図、第3図(a)および(b)はメ
モリ回路上に設定した各種データ記憶領域の構成を示す
説明図である。 第4図(a)ないしくC)は時刻の修正期間を示すため
の説明図である。 第5図ないし第7図は制御部における制御手順を示す流
れ図である。 第8図ないし第10図は選局リストを決定するための説
明図であって、第8図(a)ないしくC)はNHK放送
の周波数を分類したリストの一例、第9図は凡用地区に
おけるリストの関係を地図上に表わしたもの、第10図
は受信周波数と信号強度との関係の一例を示したもので
ある。 2・・・・チューナー 3・・・・制御部、 4・・・・表示部、 5・・・・操作部、 10・・・選局回路、 11・・・計時回路、 12 ・ 13 ・ 16 ・ 17 ・ 23 ・ 24 ・ 25 ・ ・時報信号処理回路、 ・メモリ回路、 ・選局周波数リスト、 ・NHK周波数リスト、 ・時報信号、 ・予告音、 ・正時音。 発明 同 同 訝 村1)順造 伊藤 清明 細野 正弘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無線状態で送られる時報信号を受信し、該時報信号
    を用いて時計の表示時刻を自動修正する方法において、 上記した時報信号が送られる全周波数中から、所定の基
    準に基づいて複数の周波数を選択するとともに、選択さ
    れた周波数間に互いに所定の優先順位を設けて記憶して
    おき、 常時は、上記した記憶周波数にかかる時報信号を優先順
    位にしたがって時刻修正に使用するが、所定回数連続し
    て時刻修正ができない場合、上記した記憶周波数を保存
    したまま、他の受信レベルを有する周波数を検知するこ
    とを特徴とする時刻自動修正方法。 2、上記した記憶周波数は複数組あつて、互いに優先順
    位が設定されており、 優先順位の低い周波数で時刻修正が成功すると、該周波
    数をその組の第1優先とするとともに、該周波数を含む
    組の記憶周波数を全組中における第1優先とすることを
    特徴とする請求項1記載の時刻自動修正方法。
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