JPH0318669Y2 - - Google Patents

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JPH0318669Y2
JPH0318669Y2 JP4308584U JP4308584U JPH0318669Y2 JP H0318669 Y2 JPH0318669 Y2 JP H0318669Y2 JP 4308584 U JP4308584 U JP 4308584U JP 4308584 U JP4308584 U JP 4308584U JP H0318669 Y2 JPH0318669 Y2 JP H0318669Y2
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oil
engine
hydraulic
solenoid valve
timer
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の燃料噴射時期調整装置に関
する。
一般に列型燃料噴射ポンプを使用したデイーゼ
ル機関においては、燃料噴射時期調整装置として
メカニカルオートタイマを使用し、機関の回転速
度に応じて噴射時期を制御するようにしている。
この方式のタイマの進角特性はバネ特性やフライ
ウエイトのプロフイールにより或る程度直線以外
の特性を得ることができるが、複雑な曲線の進角
特性を望むことができず、噴射時期の自由度が少
ない問題がある。
そこで、メカニカルタイマに代つてエンジンオ
イルを使用した油圧タイマを採用されつつある。
この油圧タイマは機関の駆動軸と噴射ポンプの回
転軸との間に接続され、これら両者の回転速度の
位相差をエンジンオイルの油圧により制御して噴
射時期を調整するものである(例えば特開昭56−
12028、特開昭50−85719)。前記油圧タイマを使
用した燃料噴射時期調整装置としては、油圧タイ
マとエンジンオイル油圧源との間にオイル供給用
の電磁弁と、オイル排出用電磁弁とを並列に接続
し、これらの各電磁弁を機関の運転状態に応じて
デユーテイ比制御し、前記油圧タイマに供給する
エンジンオイルの圧油を調整し、燃料噴射時期を
制御するようになされたものが提案されている
(特開昭58−72627)。
ところで、油圧タイマ内に供給されるエンジン
オイルは当該油圧タイマの作動部のクリアランス
から漏洩し、この漏洩したエンジンオイルは内部
リークとして噴射ポンプ又はギヤボツクス等を経
由してオイルタンクに回収されるようにされてい
る。このため、機関の運転状態において前記油圧
ポンプにエンジンオイルを供給する側の電磁弁が
故障して閉弁状態となつた場合、油圧タイマにエ
ンジンオイルが供給されなくなる一方、前述した
ように当該油圧タイマ内のオイルが内部リークに
より徐々に減少し、この結果、オイル切れを起し
て作動部が異常摩耗したり或は焼付きを起し、油
圧タイマの寿命を著しく短縮させるという問題が
ある。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、前
記エンジンオイル供給側の電磁弁が閉弁状態とな
つた場合でも油圧タイマに内部リークに見合う量
のエンジンオイルを供給するようにしてオイル切
れを防止することを目的とする。
この目的を達成するために本考案においては、
機関の駆動軸と燃料噴射ポンプの回転軸との間に
接続されエンジンオイルにより進角制御される油
圧タイマと、エンジンオイル油圧源との間にオイ
ル供給用電磁弁とオイル排出用電磁弁とを並列接
続し、これらの各電磁弁を前記機関の運転状態に
応じてデユーテイ比制御して前記油圧タイマに供
給するエンジンオイルを調整し燃料噴射時期を制
御する燃料噴射時期調整装置において、前記オイ
ル供給用の電磁弁にバイパス油路を設け、当該電
磁弁をバイパスさせて前記油圧タイマに所要量の
エンジンオイルを供給するようにし、前記油圧タ
イマの内部リークによるオイル切れを防止するよ
うにした燃料噴射時期調整装置を提供するもので
ある。
以下本考案の一実施例を添附図面に基づいて詳
述する。
第1図は本考案を適用した燃料噴射時期調整装
置を示し、油圧タイマ1は図示しない機関の駆動
軸と噴射ポンプの回転制限具との間に接続されて
おり、エンジンオイルの入口ポート1aは油路2
0,21、電磁弁2を介してエンジンオイルの油
圧源例えば機関の潤滑装置4の油圧ポンプ5に接
続されている。また、油路20は油路23、電磁
弁3、油路24を介して潤滑装置4のタンク6に
接続されている。この油圧タイマ1は電磁弁2を
通して供給されるエンジンオイルの油圧により進
角制御されるようになつている。電磁弁2,3は
燃料噴射時期制御用(タイミング制御用)の電磁
弁で、電磁弁2は油圧タイマ1にエンジンオイル
を供給するオイル供給用電磁弁として、電磁弁3
は油圧タイマ1からエンジンオイルを排出させる
オイル排出用電磁弁として作動させるもので、こ
れらの各電磁弁2,3は夫々制御装置10から出
力される機関の作動状態に対応してデユーテイ比
の制御信号Va,Vbにより切替制御される。これ
らの電磁弁2,3はソレノイド2S,3Sが消勢
されている時にはバネ力により位置2A,3Aに
切替えられ、付勢されると位置2B,3Bに切替
えられる。
油圧タイマ1は前述したように内部リークによ
り当該油圧タイマ1内のエンジンオイルがリーク
し、このリークするオイルは前記噴射ポンプ又は
ギヤボツクス等を介してオイルタンク6に回収さ
れる。
エンジンオイル供給用電磁弁2にはバイパス油
路26が設けられており、この油路26の一端は
油路21に、他端は油路22に接続され、電磁弁
2をバイパスしている。この油路26は油圧ポン
プ1内のエンジンオイルの前記内部リーク量を補
充するためにエンジンオイルを油圧タイマ1に供
給するもので、その供給量は、電磁弁2が閉弁
し、電磁弁3が開弁した状態で停止した場合で
も、前記リーク量を確保し得る量に設定されてい
る。
潤滑装置4の油圧ポンプ5は機関に連結されて
おり、当該機関の回転に応じて回転駆動され、そ
の回転速度に応じた圧力のエンジンオイルを吐出
し、油路22に供給する。勿論、油圧ポンプ5か
ら吐出されるエンジンオイルは図示しない油路を
介して機関の所定の潤滑部に供給される。
制御装置10はタイミング制御用の電磁弁2,
3を適宜のデユーテイ比で夫々開閉制御して油圧
タイマ1に供給するエンジンオイルの油圧を制御
するもので、図示しないメモリには機関の回転速
度に応じた油圧タイマの進角が記憶されている。
そして、入力させる回転速度信号Vnに応じてメ
モリから読み出された進角に対する油圧を算出
し、この算出した油圧に対応する電磁弁2,3の
デユーテイ比を演算し、更に、機関の冷却水温度
信号Vt、負荷信号Vl等の他の信号に応じて前記
デユーテイ比を補正し、機関の運転状態に対応す
るデユーテイ比の電磁弁制御信号Va,Vbを出力
するようになつている。
かかる構成において、機関の運転時には前述し
たように、制御装置10は各入力信号Vn,Vt,
Vl等に応じたデユーテイ比の制御信号Va,Vbを
出力して電磁弁2,3を開閉制御し、油圧ポンプ
6から吐出され油路22を通して油圧タイマ1に
供給するエンジンオイルの油圧を機関の運転状態
に応じて制御し、当該油圧タイマ1の進角を調整
し、燃料噴射時期を制御する。この制御時にお
て、油路26を介して油路21に流入するエンジ
ンオイルの一部が油路20を介して油圧タイマ1
に供給されるが、制御装置10は前述したように
機関の運転状態に応じて電磁弁2,3のデユーテ
イ比を補正するために何ら問題はない。
さて、機関の運転中に何らかの原因で制御装置
10が故障し、電磁弁2が閉弁状態に、電磁弁3
が開弁状態で停止したとする。かかる状態におい
ては、油圧タイマ1は機関停止時における状態と
なり、従つて機関の運転状態に最適な噴射時期の
調整を行い得ないが、機関は運転状態を継続し得
ることは可能であり、当該機関が運転状態にあれ
ば、油圧ポンプは駆動され、エンジンオイルを吐
出する。
油圧ポンプ5から吐出されたエンジンオイル
は、油路26を経て油路21に流入し、その一部
は油路23、電磁弁3及び油路24を経てタンク
6に戻り、残りは油路20を経て油圧タイマ1に
供給される。この油圧タイマ1に供給されるエン
ジンオイル量は前述したように当該油圧タイマ1
の内部リーク量を補充し得る量であり、従つて油
圧タイマ1内には必要最低限のオイル量が確保さ
れる。斯くして、油圧タイマ1はオイル切れを起
すことがなくなり、摺動部の異常摩耗、焼付き等
の発生が防止される。
第2図は本考案の他の実施例を示し、電磁弁の
内部にバイパス油路を設けたもので、電磁弁30
のハウジング31に2つの電磁弁32,33が一
体に収納されており、ポンプポート31aとタン
クポート31bとの間には油路35,36が、タ
ンクポート31bとリターンポート31cとの間
には油路37,38が設けられ、油路35と36
との間にはバイパス油路39が設けられており、
油路35と36との間には電磁弁32の弁体32
aが、油路37と38との間には電磁弁33の弁
体33aが配設されている。電磁弁32,33は
ソレノイド32b,33bが消勢時には閉弁して
油路35と36,37と38とを夫々閉塞し、付
勢時には開弁して油路35と36,37と38と
を夫々連通する。従つて、電磁弁32が閉弁され
た状態においても、油路35と36とはバイパス
油路39により連通された状態となる。
この電磁弁30を前記第1図に示す装置に使用
する場合には、ポンプポート31aを油路22
に、タンクポート31bを油路20に、リターン
ポート31cを油路24に接続し、電磁弁32の
ソレノイド32bに制御信号Vaを、電磁弁33
のソレノイド33bに制御信号Vbを印加し、こ
れらの両電磁弁23,33をデユーテイ比制御す
ればよい。
以上説明したように本考案によれば、機関の駆
動軸と燃料噴射ポンプの回転軸との間に接続され
エンジンオイルにより進角制御される油圧タイマ
と、エンジンオイル油圧源との間にオイル供給用
電磁弁とオイル排出用電磁弁とを並列接続し、こ
れらの各電磁弁を前記機関の運転状態に応じてデ
ユーテイ比制御して前記油圧タイマに供給するエ
ンジンオイルを調整し燃料噴射時期を制御する燃
料噴射時期調整装置において、前記オイル供給用
の電磁弁にバイパス油路を設け、当該電磁弁をバ
イパスさせて前記油圧タイマ所要量のエンジンオ
イルを供給するようにしたので、前記オイル供給
用電磁弁が閉弁状態で停止しても前記油圧タイマ
にエンジンオイルを供給し、内部リークによるエ
ンジンオイルの減少を抑えることができ、当該油
圧タイマのオイル切れによる異経摩耗、焼付き等
を防止することができ、且つ耐久性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る燃料噴射時期調整装置の
一実施例を示すブロツク図、第2図は本考案の他
の実施例を示す電磁弁の模式断面図である。 1……油圧タイマ、2,3,30……電磁弁、
5……油圧ポンプ、6……タンク、10……制御
装置、20〜24……油路、26,39……バイ
パス油路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 機関の駆動軸と燃料噴射ポンプの回転軸との
    間に接続されエンジンオイルにより進角制御さ
    れる油圧タイマと、エンジンオイル油圧源との
    間にオイル供給用電磁弁とオイル排出用電磁弁
    とを並列接続し、これらの各電磁弁を前記機関
    の運転状態に応じてデユーテイ比制御して前記
    油圧タイマに供給するエンジンオイルを調整し
    燃料噴射時期を制御する燃料噴射時期調整装置
    において、前記オイル供給用の電磁弁にバイパ
    ス油路を設け、当該電磁弁をバイパスさせて前
    記油圧タイマに所要量のエンジンオイルを供給
    するようにしたことを特徴とする燃料噴射時期
    調整装置。 2 前記所要量は前記油圧タイマ内のオイル内部
    リーク量を補充する量であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の燃料噴射
    時期調整装置。
JP4308584U 1984-03-26 1984-03-26 燃料噴射時期調整装置 Granted JPS60155735U (ja)

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JP4308584U JPS60155735U (ja) 1984-03-26 1984-03-26 燃料噴射時期調整装置

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JP4308584U JPS60155735U (ja) 1984-03-26 1984-03-26 燃料噴射時期調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS60155735U JPS60155735U (ja) 1985-10-17
JPH0318669Y2 true JPH0318669Y2 (ja) 1991-04-19

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