JPH03186373A - 噴水による迷路形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、噴水による迷路形成方法に関するものであ
る。

〈従来の技術〉 従来の噴水技術には、噴水ノズルを複数組み合わせて一
定の形状を形成した鑑賞用の噴水や、噴水柱を数字の形
に並べ変えて、時刻に応じて噴射するノズルを選択し、
時刻の数字を噴水で表示する技術などがあった。

一方、遊戯者が実際に通路を通って楽しむ迷路の構造に
は、実際に組み立てられた構造物内に仕切り壁を設けて
、該壁によって複雑な迷路を形成するものが殆んどであ
った。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、従来の迷路を形成した構造においては、一端迷
路を構成してしまうと、新たに異なった迷路に構成し直
すとこが不可能であり、遊戯者が迷路の構成を覚えてし
まえば、迷路としての面白味が失われてしまうといった
欠点があった。

また迷路の変更が可能なように設計された構造のもので
あっても、迷路の仕切り壁を取り外したり、交換したり
しなければならず、迷路の変更には極めて手間が掛かる
といった問題もあった。

〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するための本発明は、噴水を形
成するためのノズル１２を複数配置し、該各ノズル１２
には制御弁１８を各々接続し、各制御弁１８を制御する
制御手段によって、複数のノズル１２から噴射される噴
水を制御するとともに、複数あるノズル１２の中から噴
射して噴水を形成するノズル１２ａヲ選択し、該複数の
選択されたノズル１２ａから噴射された噴水の集合によ
って迷路を形威し、制御手段によって選択された噴射す
るノズル１２ａを変更することによって、前記形成され
た迷路を変形又は変更可能としたことを特徴としている
。

く作　用〉 ノズル１２は複数設けられ、各ノズル１２は噴水柱を形
成する。ノズル１２から噴出する噴水柱は、／グル１２
にそれぞれ接続されている制御弁１８によって制御され
、噴水の噴出や消滅を該制御弁１８の開度又は開閉によ
り操作する。

各制御弁１８は制御手段によって制御される。制御手段
は複数設けられたノズル１２の中から、迷路を形成する
噴水を形成するノズル１２ａを選択し、制御手段によっ
て選択された各ノズル１２ａの制御弁１８を制御する。

この様にして噴射された噴水の集合によって迷路が形成
される。

迷路を変更する際には、制御手段によって選択されたノ
ズル１２ａを変更して、その変更されたノズル１２ａの
制御弁１８を制御手段で操作することにより、ノズルの
配置等の構造上の変更や改良無しに、迷路の変更が短時
間で可能となる。

〈実施例〉 ■、噴水装置の構成 第１図〜第３図は本発明の方法によって制御される噴水
装置の一例を示し、長方形をなす噴水池を構成する水槽
１は、その下部の地中に形成された制御室２上に形成さ
れ、３は水槽１の底部と制御室２の天井を構成する仕切
板である。

制御室２内には同一長さの多数のノズル管４が平行に且
つ仕切板３の下面に沿って配管され、各ノズル管４の両
端部は配管内の水圧を均一に保つためにヘッダー６で連
接されており、さらに各ノズル管４の端部には、交互に
逆側になるようにポンプ７が配管８を介して接続され、
該各ポンプ７は水槽１中のストレーナ９を介して水を呼
人し、ノズル管４に圧送する構造になっている。各ノズ
ル管４に交互に逆位置をなすようにポンプ７を取り付け
ることにより各ノズル管４の水圧の均一性が保持される
。

各ノズル管４には一定ピッチ毎に二股に分岐させられた
ノズル配管１１．１１が取り付けられ、各ノズル配管１
１の先端にはノズル１２が付設され、／グル１２の上端
は水槽１中の水面より突出し、且つ水槽上面を覆うブー
ト状のカバー１３の下方に上向きに配置されている。カ
バー１３にはノズル１２の開口部に対応して噴水を貫通
させる孔１４が穿設されており、後述する迷路の床面を
形成する。

図示する実施例では右端側のノズル管４のノズル配管は
分岐せず一列のノズルのみが付設されており、全体とし
て多数本のノズルが正方形内に縦横各列に所定間隔で配
設されている。上記ノズル配管１１とストレーナ９の配
管はいずれも仕切板３を水密を保つように貫通している
。

仕切板３の下方の各ノズル配管１１にはそれぞれのノズ
ル１２に対応してノズルの水圧を一定且つ均一に保つ自
動定圧弁１６と、モーター１７等により無段階的に開度
調整されるバタフライバルブ等からなる比例制御弁（開
度調整弁）１８とが各配設されている。

制御室２内には水槽１内の水を循環ろ過させるろ過機２
２及びろ適用ポンプ２１が設置されている。

比例制御弁１８は電気的に操作され、該各比例制御弁１
８の開度制御を通じて噴水全体の流動立体パターンをシ
ステム制御する。比例制御弁１８の制御手段としてはコ
ンピューターが用いられ、該コンピューター及びコンピ
ューターを操作する制御盤２３は制御室２内に設置され
ている。２４は制御室２への通路である。第３図におい
ては、制御盤２３内に上記制御手段たるコンピューター
が内臓されている。

■、比例制御弁の基本条件の調整 迷路のパターンを形成する前に、各ノズル１２による噴
水が均一に作動するための基本条件を調整設定しておく
必要がある。

この基本条件の１つは、噴水の基底（噴水の高さＨが最
も低い状態）は、比例制御弁（以下「弁」と略称する）
１８が密閉され、弁開度Ｏ及び噴水高さ■４がゼロ（Ｏ
ｏ、Ｈｏ）の状態ではなく、例えばカバー１３下に隠れ
る程度の高さ（Ｈ＋）にし、すべてのノズルの噴水の基
底がＨｌに揃うように弁１８の開度を僅かに開いて調節
設定（０１）するとともに、噴水高さトＩが最も高くな
る上位点Ｈ７も、弁１８が全開より僅かに閉じられた開
度（Ｏ２）ですべて揃えられるように調節設定すること
である（第４図参照）。

これらの調節は制御盤２３内のコンピューター（ＣＰＵ
）を手動操作することによって行なわれ、Ｈｌ。

Ｈ７の調節設定値はモーター１７への電流又は電圧量を
デジタル量としてそのままＣＰＵに記憶させておく。こ
のようにしてＨ、、Ｈ、を揃えるのは、各弁１８毎の全
開、全閉時の特性のバラつきを均一化するとともに弁の
開閉作動時の起動抵抗の影響等を排して円滑作動させ、
且つ弁１８の開作動による配管系の瞬間的な水圧降下を
防止するためである。

次いで２つ目の基本条件として各バルブ開度Ｏが０１よ
りＯ９に至る噴水高さＨ、、Ｈ、間の傾きをＣＰＵで検
出し、各弁１８の方程式を帰納演算し、この方程式をＣ
ＰＵに記憶させてルーチン化する。

この操作により、ＣＰＵによる噴水制御時の噴水高さの
変化率が一致する。

■、迷路のパターン制御 以上のように構成された噴水装置において、直線方向に
連続的に並べられた複数のノズル１２から噴水を噴射し
、該噴水の集合によって、第５図に示すように、壁３１
を形成する。このように形成される壁３１を平行に設け
ることによって、壁３１の間に遊戯者が通れる通路３３
を形成する。ノズル１２は平面内において所定間隔の方
眼状に複数設けられているため、ノズル１２を任意に選
ぶことによって、多数種類の迷路の構成が可能となる。

第６図に示す如く、予め形成する迷路の形状を決め、迷
路の仕切り壁３１を形成する噴水のノズル１２ａを選択
して、その各ノズル１２ａの開度を制御盤２３から手動
操作によってＣＰＵに記憶させる。さらに、前記予め決
められる迷路の形状は複数定め、数種類の迷路を同様に
ＣＰＵに記憶させる。

迷路を形成する場合には、ＣＰＵによって迷路を形成す
るために選択された複数の各ノズル１２ａの比例制御弁
１８を同時に操作し、各ノズル１２ａの噴水の高さをＨ
，からＨ２へ同時に上げて、瞬時に迷路を形成する。

迷路の形状を他の記憶している形状に変更する場合には
、迷路の仕切り壁３１を形成している噴水の比例制御弁
１８を調節して噴水高さをＨ，とし、他の記憶されてい
る迷路を形成するノズル１２ａの比例制御弁１８を同時
に開いて迷路を形成する。

この様な迷路のパターンの変更は、各ノズル１２の比例
制御弁１８をＣＰＵによって同時に開閉操作することに
よって、数秒で完了させることが可能となる。

以上の様に形成された迷路は、瞬時に異なる迷路に変え
ることができるため、コンピューター制御によって、遊
戯者が設定時間内に抜は出すことができない場合には、
順次迷路の一部を変形するプログラムとすることも可能
であり、迷路としての面白味がより向上する。

また遊戯者が迷路の構成を覚えてしまっても、ＣＰＵに
記憶されている迷路を変更するだけでよいので、装置自
体を改造する必要がなく、且つ迅速に迷路の変更ができ
るといった利点がある。

さらに、上記噴水装置を迷路として利用しない場合には
、鑑賞用の噴水として利用することができ、且つコンピ
ューターによって制御されているため、複雑な形状や動
きを噴水によって作り出すことができるといった点で汎
用性がある等の利点が存する。

一方、上記実施例においては、形成する迷路は予めコン
ピューターに記憶させているが、コンピューターに任意
の迷路作り出すプログラムを入力して、コンピューター
が作成した迷路を噴水により形成する構成とすることも
可能である。

以上説明した実施例では、ノズル１２の配列は当間隔の
方眼状に配置されているが、形成する迷路の形状に応じ
て不規則に配列した構成とすることも可能である。また
、遊戯者の通路３３を形成するための壁３１は、必ずし
も線状に噴水を並べて構戊する必要はなく、通路意外の
総てのノズル１２ｂ（第６図斜線域内のノズル１２ｂ）
から水を噴射して噴水を形成することによって、通路３
３を形成させることも可能である。この場合には、壁３
１を形成する噴水と噴水の間から隣の通路３３などが見
えにくくなり、迷路の難解度が増す。

本実施例の場合には、各ノズル１２はコンピュータによ
って別個に操作されるため、コンピュータに記憶されて
いるプログラムを変更すれば、通常の鑑賞用の噴水とし
て楽しむことができるといった利点もある。

尚、本実施例の方法においては、制御弁として開度調整
弁を用いているが、制御手段の操作によって開閉動作を
する単なる開閉弁であっても良い。

〈発明の効果〉 以上の如く構成される本発明の方法によれば、ノズルの
制御弁が制御手段によって制御されているため、個々の
ノズルの選択が自在にできるので、多数種類の迷路を１
つのシステムで形成することができる。

更に、各制御弁の操作は制御手段によって同時に行なわ
れるので、迷路の変形や変更は瞬時になされる。従って
、従来のように、迷路の変更等に手間が掛からないとい
った効果があり、必要な場合のみ直ちに迷路を形成する
ことができるといった利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法に用いられる噴水装置の要部配管
図、第２図は同じく全体配管図、第３図は同じく全体断
面図、第４図は制御弁の噴水高さ及び開度特性図、第５
図は噴水によって迷路の通路を構戊した状態を示す要部
拡大斜視図、第６図は迷路の形成状態を示したノズルの
配置状態を示す噴水装置の平面図である。 １２：ノズル　　　　　　１８：制御弁１：水哨 ２、制御室 ３：（上切阪 ４：ノズル管 ６：へ、ダー ７：ポンプ ８°配管 ９ニストレーナ １１：ノズル配管 １２：ノズル １３プＪバー １４＝孔 １６：自動定圧弁 ２１：ポンプ ２２：ろ過磯 ２３制御盤 ２４：通路 ３１、壁 ３３：ｊｆｆ！路 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）噴水を形成するためのノズル（１２）を複数配置し
   、該各ノズル（１２）には制御弁（１８）を各々接続し
   、各制御弁（１８）を制御する制御手段によって、複数
   のノズル（１２）から噴射される噴水を制御するととも
   に、複数あるノズル（１２）の中から噴射して噴水を形
   成するノズル（１２ａ）を選択し、該複数の選択された
   ノズル（１２ａ）から噴射された噴水の集合によって迷
   路を形成し、制御手段によって選択された噴射するノズ
   ル（１２ａ）を変更することによって、前記形成された
   迷路を変形又は変更可能とした噴水による迷路形成方法
   。