JPH03186254A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPH03186254A JPH03186254A JP1327679A JP32767989A JPH03186254A JP H03186254 A JPH03186254 A JP H03186254A JP 1327679 A JP1327679 A JP 1327679A JP 32767989 A JP32767989 A JP 32767989A JP H03186254 A JPH03186254 A JP H03186254A
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- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 claims description 10
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は超音波診断装置、特に基本的なりモード断層画
像を表示する機能と、受信エコー信号から得られるドプ
ラ偏移周波数を利用して運動状態などのドプラモード表
示をする機能の両者を有する超音波診断装置に関する。
像を表示する機能と、受信エコー信号から得られるドプ
ラ偏移周波数を利用して運動状態などのドプラモード表
示をする機能の両者を有する超音波診断装置に関する。
[従来の技術]
超音波を生体などの被検体内に放射し、被検体内の各種
情報を画像表示する超音波診断装置が周知であり、近年
では被検体内の断層像を表示するBモード表示とともに
、反射エコー信号に含まれるドプラ情報を解析して運動
状態、例えば血流情報を画像表示するドプラモード表示
が行われ、心臓内の運動状態の診断に有益な情報を得る
ことが可能である。
情報を画像表示する超音波診断装置が周知であり、近年
では被検体内の断層像を表示するBモード表示とともに
、反射エコー信号に含まれるドプラ情報を解析して運動
状態、例えば血流情報を画像表示するドプラモード表示
が行われ、心臓内の運動状態の診断に有益な情報を得る
ことが可能である。
第5図には、従来の超音波診断装置の概略回路構成が示
されており、被検体表面に当接される探触子10には超
音波送受信器12が接続され、この超音波送受信器12
は被検体内の断層像を得るための超音波の送受信を行う
とともに、ドプラ情報を得るための超音波の送受信を行
う。このため、この超音波送受信器12には走査制御器
14が接続され、この走査制御器14にてBモード走査
のための超音波送受信とドプラ走査のための超音波送受
信を切り換えながら交互に行う。
されており、被検体表面に当接される探触子10には超
音波送受信器12が接続され、この超音波送受信器12
は被検体内の断層像を得るための超音波の送受信を行う
とともに、ドプラ情報を得るための超音波の送受信を行
う。このため、この超音波送受信器12には走査制御器
14が接続され、この走査制御器14にてBモード走査
のための超音波送受信とドプラ走査のための超音波送受
信を切り換えながら交互に行う。
そして、超音波送受信器12にはBモード画像表示のた
めの処理を行うBモード画像処理回路16が接続され、
このBモード画像処理回路16の出力は画像表示器18
に供給される。一方、超音波送受信器12には直交検波
器20及びドプラ信号処理回路22が接続され、直交検
波器20にてドプラ信号が抽出され、このドプラ信号に
基づいてドプラ信号処理回路22によりドプラ周波数偏
移が検出される。
めの処理を行うBモード画像処理回路16が接続され、
このBモード画像処理回路16の出力は画像表示器18
に供給される。一方、超音波送受信器12には直交検波
器20及びドプラ信号処理回路22が接続され、直交検
波器20にてドプラ信号が抽出され、このドプラ信号に
基づいてドプラ信号処理回路22によりドプラ周波数偏
移が検出される。
このようにして、Bモード画像とドプラモード画像の両
者が画像表示器18に写し出されることになり、Bモー
ドにて被検体内の断層像が表示され、ドプラモードにて
例えば走査ライン上の各位置における速度の変化を波形
で示したMモード表示等が行われる。
者が画像表示器18に写し出されることになり、Bモー
ドにて被検体内の断層像が表示され、ドプラモードにて
例えば走査ライン上の各位置における速度の変化を波形
で示したMモード表示等が行われる。
このような装置において、超音波送受信器12及び走査
制御器14にて処理される前記両モード表示は、通常で
は各モード表示のための走査を時分割的に交互に行い、
これによりリアルタイムの画像が疑似的に形成されるが
、この走査方式には次の2つの方式がある。
制御器14にて処理される前記両モード表示は、通常で
は各モード表示のための走査を時分割的に交互に行い、
これによりリアルタイムの画像が疑似的に形成されるが
、この走査方式には次の2つの方式がある。
第6図には、従来の走査方式の説明が示されており、第
1の方式は、Bモード走査1ラインとパルスドプラ走査
を交互に繰り返す方式であり、図示されるように、運動
反射体Aに着目してドプラ情報を得る場合のドプラ走査
ラインをDとすると、Bモード走査ラインB1の走査を
行った後にDのドプラ走査ラインを走査し、次に82の
ラインを走査してまたDのラインを走査するようにし、
結果として、B1→D−+B2→D→B3→・・・Bn
−1−D→Bnの順で走査を行うものである。
1の方式は、Bモード走査1ラインとパルスドプラ走査
を交互に繰り返す方式であり、図示されるように、運動
反射体Aに着目してドプラ情報を得る場合のドプラ走査
ラインをDとすると、Bモード走査ラインB1の走査を
行った後にDのドプラ走査ラインを走査し、次に82の
ラインを走査してまたDのラインを走査するようにし、
結果として、B1→D−+B2→D→B3→・・・Bn
−1−D→Bnの順で走査を行うものである。
この方式によれば、Bモード画像のリアルタイム性は高
いが、ドプラモード画像についてはリアルタイム性が多
少低下する。すなわち、パルスドプラ法においては観測
を行うサンプルポイントからの信号は送信1回毎に一点
ずつ離散的に得られるので、ナイキストのサンプリング
定理により観測可能なドプラ偏移周波数の最大値が制限
され、検出できる最大周波数は送信繰返し周波数の2分
の1である。従って、この検出限界である最大周波数を
超えたドプラ偏移周波数は、いわゆる折り返しくエリア
シング)と呼ばれる現象により、本来高い周波数である
にもかかわらず、周波数の低い信号として観測される。
いが、ドプラモード画像についてはリアルタイム性が多
少低下する。すなわち、パルスドプラ法においては観測
を行うサンプルポイントからの信号は送信1回毎に一点
ずつ離散的に得られるので、ナイキストのサンプリング
定理により観測可能なドプラ偏移周波数の最大値が制限
され、検出できる最大周波数は送信繰返し周波数の2分
の1である。従って、この検出限界である最大周波数を
超えたドプラ偏移周波数は、いわゆる折り返しくエリア
シング)と呼ばれる現象により、本来高い周波数である
にもかかわらず、周波数の低い信号として観測される。
このようなことから、超音波パルスの繰返し周波数が高
いほど高いドプラ偏移周波数を検出でき、被検体内の速
度を正確に検出することが可能となる。
いほど高いドプラ偏移周波数を検出でき、被検体内の速
度を正確に検出することが可能となる。
しかし、前記第1の方式の場合は、ドプラ走査の送受信
の繰返し周波数がBモード走査の繰返し周波数に一致し
てしまう。このBモード作成のための周波数は、観測部
位の最大深度によって決まり、最大深度が深いほど遅く
なる。従って、第1の方式では・速度情報を正確に検出
するために、ドプラモード走査における繰返し周波数を
高くすることができないという問題がある。
の繰返し周波数がBモード走査の繰返し周波数に一致し
てしまう。このBモード作成のための周波数は、観測部
位の最大深度によって決まり、最大深度が深いほど遅く
なる。従って、第1の方式では・速度情報を正確に検出
するために、ドプラモード走査における繰返し周波数を
高くすることができないという問題がある。
また、第2の方式は、Bモード1フレームの作成と多数
回のドプラ走査を交互に行う方式であり、第6図で説明
すると、Bモードの全走査ラインB、〜Bnを一度に行
い、その後にドプラ走査ラインDの走査を複数回行うよ
うにして、結果として、13 、−* 82−+ 83
−h 、、、 f3 n−h D−b D →D −+
、、。
回のドプラ走査を交互に行う方式であり、第6図で説明
すると、Bモードの全走査ラインB、〜Bnを一度に行
い、その後にドプラ走査ラインDの走査を複数回行うよ
うにして、結果として、13 、−* 82−+ 83
−h 、、、 f3 n−h D−b D →D −+
、、。
D−B、→B2→B3−・・・Bnの順で走査を行うも
のである。
のである。
この第2の方式によれば、Bモード画像のリアルタイム
性は多少下がるが、ドプラモード走査の期間は送受信の
繰返し周波数を観測部位の速度に応じて自在に設定でき
、速度検出の限界を緩和させて正確な速度情報を得るこ
とができるという利点がある。
性は多少下がるが、ドプラモード走査の期間は送受信の
繰返し周波数を観測部位の速度に応じて自在に設定でき
、速度検出の限界を緩和させて正確な速度情報を得るこ
とができるという利点がある。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、前記第2の方式においては、Bモード走
査を行っている期間はドプラモード信号(以下ドプラ信
号という)が全く得られず、この期間のドプラ周波数解
析が困難である。すなわち、ドプラ走査を単独で行って
ドプラ解析すると、第7図(a)に示される結果となり
、ドプラ偏移周波数の変化が連続して観察することがで
きる。しかし、前記第2の方式によると、第7図(b)
に示されるように、Bモード走査期間における解析結果
の欠落期間が発生して信号が不連続となるという問題が
ある。この欠落期間はBモード画像の観測深度が深くか
つ走査線数が多いほど長くなり、何らかの対策が必要と
なる。
査を行っている期間はドプラモード信号(以下ドプラ信
号という)が全く得られず、この期間のドプラ周波数解
析が困難である。すなわち、ドプラ走査を単独で行って
ドプラ解析すると、第7図(a)に示される結果となり
、ドプラ偏移周波数の変化が連続して観察することがで
きる。しかし、前記第2の方式によると、第7図(b)
に示されるように、Bモード走査期間における解析結果
の欠落期間が発生して信号が不連続となるという問題が
ある。この欠落期間はBモード画像の観測深度が深くか
つ走査線数が多いほど長くなり、何らかの対策が必要と
なる。
特に、心臓の機能を診断する場合には、一般にBモード
のリアルタイム性よりも、ドプラ情報、すなわち血流の
正確な速度情報を得ることが必要となる。心臓血流を観
察する場合には、Bモード画像はドプラ情報を得る位置
であるサンプルポイントの位置を確認するために利用さ
れ、あくまでも主目的はドプラ情報の抽出にあり、前記
のような欠落期間をなくすことが要請される。
のリアルタイム性よりも、ドプラ情報、すなわち血流の
正確な速度情報を得ることが必要となる。心臓血流を観
察する場合には、Bモード画像はドプラ情報を得る位置
であるサンプルポイントの位置を確認するために利用さ
れ、あくまでも主目的はドプラ情報の抽出にあり、前記
のような欠落期間をなくすことが要請される。
発明の目的
本発明は前記問題点を解決することを課題としてなされ
たものであり、その目的は、Bモード走査とドプラモー
ド走査とを交互に行う場合に生じるドプラ信号の欠落期
間をなくして正確なドプラ情報を画像表示することので
きる超音波診断装置を得ることにある。
たものであり、その目的は、Bモード走査とドプラモー
ド走査とを交互に行う場合に生じるドプラ信号の欠落期
間をなくして正確なドプラ情報を画像表示することので
きる超音波診断装置を得ることにある。
[課題を解決するための手段]
前記目的を達成するために、第1の請求項に係る発明は
、ドプラモード表示のための超音波送受波とBモード表
示のための超音波送受波とを交互に行い、画像処理回路
を用いて前記両モードの画像を同時に表示する超音波診
断装置において、Bモード走査期間によりドプラモード
信号が欠落する直前の所定時間分の過去のドプラモード
信号を記憶する記憶器を有しこの記憶器出力により欠落
部分のドプラモード信号を推定する推定器と、この推定
器から出力されたドプラモード信号と通常のドプラモー
ド信号のいずれかを選択して出力する切換え器と、ドプ
ラモード信号の不連続を回避するために前記切換え器の
切換え時における信号振幅が緩やかに零となる窓関数を
掛ける第1の窓関数器と、を備えたことを特徴とする。
、ドプラモード表示のための超音波送受波とBモード表
示のための超音波送受波とを交互に行い、画像処理回路
を用いて前記両モードの画像を同時に表示する超音波診
断装置において、Bモード走査期間によりドプラモード
信号が欠落する直前の所定時間分の過去のドプラモード
信号を記憶する記憶器を有しこの記憶器出力により欠落
部分のドプラモード信号を推定する推定器と、この推定
器から出力されたドプラモード信号と通常のドプラモー
ド信号のいずれかを選択して出力する切換え器と、ドプ
ラモード信号の不連続を回避するために前記切換え器の
切換え時における信号振幅が緩やかに零となる窓関数を
掛ける第1の窓関数器と、を備えたことを特徴とする。
また、第2請求項に係る発明は、前記推定器が過去のド
プラモード信号を繰返し再生させるとともに、この繰返
し再生時の信号振幅が緩やかに零となる窓関数を掛ける
第2の窓関数器を備え、繰返し再生時に生じるドプラモ
ード信号の不連続を回避することを特徴とする。
プラモード信号を繰返し再生させるとともに、この繰返
し再生時の信号振幅が緩やかに零となる窓関数を掛ける
第2の窓関数器を備え、繰返し再生時に生じるドプラモ
ード信号の不連続を回避することを特徴とする。
[作用]
以上の構成によれば、まず記憶器により、ドプラモード
信号が欠落する直前の所定時間分の過去のドプラモード
信号(以下ドプラ信号という)が記憶され、推定器はこ
の記憶器出力に基づいて欠落部分のドプラ信号を推定す
る。従って、ドプラ信号の欠落直前の信号が欠落部分の
信号として推定して割り当てられることになる。
信号が欠落する直前の所定時間分の過去のドプラモード
信号(以下ドプラ信号という)が記憶され、推定器はこ
の記憶器出力に基づいて欠落部分のドプラ信号を推定す
る。従って、ドプラ信号の欠落直前の信号が欠落部分の
信号として推定して割り当てられることになる。
そして、切換え器は推定器から出力されたドプラ信号か
通常のドプラ信号のいずれかを切り換え選択して出力す
るが、この出力には第1の窓関数器により出力される窓
関数信号が掛は合わされる。
通常のドプラ信号のいずれかを切り換え選択して出力す
るが、この出力には第1の窓関数器により出力される窓
関数信号が掛は合わされる。
この窓関数の信号は前記切換え器の切換え時において信
号振幅が緩やかに零となる信号であるから、信号の切り
換えにより生じたドプラ信号の不連続な部分がなくなり
、周波数解析が良好に行われることになる。
号振幅が緩やかに零となる信号であるから、信号の切り
換えにより生じたドプラ信号の不連続な部分がなくなり
、周波数解析が良好に行われることになる。
また、第2の請求項によれば、前記推定器はドプラ信号
の欠落部分の直前の過去のドプラ信号が繰返し再生され
、これにより欠落部分のドプラ信号が埋められることに
なる。そして、この際には、第2の窓関数器によりこの
繰返し再生時の信号振幅が緩やかに零となる信号が推定
器から出力される繰返し信号に掛けられ、これにより繰
返し再生時に生じるドプラモード信号の不連続を回避す
ることが可能となる。
の欠落部分の直前の過去のドプラ信号が繰返し再生され
、これにより欠落部分のドプラ信号が埋められることに
なる。そして、この際には、第2の窓関数器によりこの
繰返し再生時の信号振幅が緩やかに零となる信号が推定
器から出力される繰返し信号に掛けられ、これにより繰
返し再生時に生じるドプラモード信号の不連続を回避す
ることが可能となる。
[実施例コ
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する
。
。
第1図には、実施例に係る超音波診断装置の回路ブロッ
ク図が示されており、探触子10からドプラ信号処理回
路22までの回路については従来と同様となっている。
ク図が示されており、探触子10からドプラ信号処理回
路22までの回路については従来と同様となっている。
本発明において特徴的なことは、Bモード走査1時間に
より欠落するドプラ情報を推定して埋めるようにしたこ
とであり、このために第1実施例では信号推定器24、
信号切換え器26、切換え制御器28及び第1の窓関数
器30を設ける。
より欠落するドプラ情報を推定して埋めるようにしたこ
とであり、このために第1実施例では信号推定器24、
信号切換え器26、切換え制御器28及び第1の窓関数
器30を設ける。
前記信号推定器24はシフトレジスタなどのメモリ回路
から成り、直交検波器20から出力されたドプラ信号に
おいて欠落期間の直前のドプラ信号を欠落期間に相当す
る分だけ記憶し、信号切換え器26に出力する。一方、
信号切換え器26には前記第2の方式のようなドプラモ
ード表示のための超音波送受波により得られた通常のド
プラ信号が直交検波器20から供給されており、切換え
制御器28の切換え信号により直交検波器20の出力又
は信号推定器24の出力のいずれかを選択して第1の窓
関数器30に出力する。なお、前記切換え制御器28は
前記走査制御器14のBモード走査とドプラモード走査
の切換え制御信号に同期して制御される。
から成り、直交検波器20から出力されたドプラ信号に
おいて欠落期間の直前のドプラ信号を欠落期間に相当す
る分だけ記憶し、信号切換え器26に出力する。一方、
信号切換え器26には前記第2の方式のようなドプラモ
ード表示のための超音波送受波により得られた通常のド
プラ信号が直交検波器20から供給されており、切換え
制御器28の切換え信号により直交検波器20の出力又
は信号推定器24の出力のいずれかを選択して第1の窓
関数器30に出力する。なお、前記切換え制御器28は
前記走査制御器14のBモード走査とドプラモード走査
の切換え制御信号に同期して制御される。
この第1の窓関数器30は、前記直交検波器20の出力
と信号推定器24の出力をつなぐ際に生じる信号の不連
続状態を解消するために、信号切換え器26の切換え時
において信号振幅が緩やかに零となる信号を形成し、こ
の信号を合成されたドプラ信号に乗算する。
と信号推定器24の出力をつなぐ際に生じる信号の不連
続状態を解消するために、信号切換え器26の切換え時
において信号振幅が緩やかに零となる信号を形成し、こ
の信号を合成されたドプラ信号に乗算する。
第1実施例は以上の構成からなり、以下にその動作を第
2図を参照しながら説明する。
2図を参照しながら説明する。
前述のように、第1図の超音波送受信器12により被検
体内から反射エコー信号を受信すると、直交検波器20
では反射エコー信号に超音波キャリア周波数の参照信号
が掛は合わされて、直交検波器20からはドプラ効果に
よる周波数偏移成分を含んだドプラ信号が出力される。
体内から反射エコー信号を受信すると、直交検波器20
では反射エコー信号に超音波キャリア周波数の参照信号
が掛は合わされて、直交検波器20からはドプラ効果に
よる周波数偏移成分を含んだドプラ信号が出力される。
そして、第2図(a)に示されるBモード走査信号によ
り、Bモード画像処理回路16にて所定のBモード表示
のための処理が行われることになるが、この時のドプラ
信号は、図(b)に示されるように、欠落期間が生じる
ことになる。
り、Bモード画像処理回路16にて所定のBモード表示
のための処理が行われることになるが、この時のドプラ
信号は、図(b)に示されるように、欠落期間が生じる
ことになる。
一方、推定器24は図(b)に示されるドプラ信号欠落
期間の直前の信号をドプラ信号欠落期間に相当する分だ
け記憶しており、推定器24の出力は図(C)に示され
る信号となる。従って、図(b)の信号と図(C)の信
号が合成された後の信号切換え器26の出力は図(d)
に示される信号となる。
期間の直前の信号をドプラ信号欠落期間に相当する分だ
け記憶しており、推定器24の出力は図(C)に示され
る信号となる。従って、図(b)の信号と図(C)の信
号が合成された後の信号切換え器26の出力は図(d)
に示される信号となる。
この信号切換え器26の出力においては、矢示100に
示すように、Bモード走査開始時期とBモード走査終了
時期においてドプラ信号の不連続部分が生じることにな
る。
示すように、Bモード走査開始時期とBモード走査終了
時期においてドプラ信号の不連続部分が生じることにな
る。
しかし、この信号切換え器26の出力に対しては、図(
e)に示される窓関数信号を第1の窓関数器30により
掛けられることになるので、第1の窓関数器30の出力
は図(f)に示されるように、2カ所の信号切換え時に
おいてドプラ信号が緩やかに零(切換え瞬間のドプラ信
号が零となる)に近づく信号となる。
e)に示される窓関数信号を第1の窓関数器30により
掛けられることになるので、第1の窓関数器30の出力
は図(f)に示されるように、2カ所の信号切換え時に
おいてドプラ信号が緩やかに零(切換え瞬間のドプラ信
号が零となる)に近づく信号となる。
このようにして、ドプラ信号の不連続部分がなくなるこ
とになるので、ドプラ偏移周波数の解析が良好に行え、
ドプラ信号欠落期間を補償した速度情報を提供すること
が可能となる。
とになるので、ドプラ偏移周波数の解析が良好に行え、
ドプラ信号欠落期間を補償した速度情報を提供すること
が可能となる。
第3図には、推定器24に記憶されているドプラ信号を
エンドレスで繰返し出力してこれを欠落期間のドプラ信
号とした第2実施例(第2請求項の発明)の構成が示さ
れている。
エンドレスで繰返し出力してこれを欠落期間のドプラ信
号とした第2実施例(第2請求項の発明)の構成が示さ
れている。
第3図において、信号推定器24内にはドプラ信号を記
憶するシフトレジスタ32が設けられており、このシフ
トレジスタ32の前段にはシフトレジスタへの入力を切
換え制御する入力切換え器34が接続される。また、こ
のシフトレジスタ32の後段には、第1実施例の信号切
換え器26と同様の動作を行う出力切換え器36が接続
され、前記入力切換え器34との切換え動作と連動して
シフトレジスタ32に記憶されているドプラ信号を繰返
し出力する。
憶するシフトレジスタ32が設けられており、このシフ
トレジスタ32の前段にはシフトレジスタへの入力を切
換え制御する入力切換え器34が接続される。また、こ
のシフトレジスタ32の後段には、第1実施例の信号切
換え器26と同様の動作を行う出力切換え器36が接続
され、前記入力切換え器34との切換え動作と連動して
シフトレジスタ32に記憶されているドプラ信号を繰返
し出力する。
すなわち、ドプラモード表示のための超音波送受波を行
っている場合には、両切換え器34.36がa端子側に
切換えられてドプラ信号は第1の窓関数器30に出力さ
れるが、Bモード表示のための超音波送受波を行う場合
には、両切換え器3436がb端子側に切換えられるの
で、シフトレジスタ32に記憶されているドプラ信号は
出力されると更にシフトレジスタ32に戻ることになり
、シフトレジスタ32に記憶された欠落期間直前の同一
のドプラ信号がエンドレスで繰り返されて出力切換え器
34側に出力されることになる。
っている場合には、両切換え器34.36がa端子側に
切換えられてドプラ信号は第1の窓関数器30に出力さ
れるが、Bモード表示のための超音波送受波を行う場合
には、両切換え器3436がb端子側に切換えられるの
で、シフトレジスタ32に記憶されているドプラ信号は
出力されると更にシフトレジスタ32に戻ることになり
、シフトレジスタ32に記憶された欠落期間直前の同一
のドプラ信号がエンドレスで繰り返されて出力切換え器
34側に出力されることになる。
また、第2実施例は、同一のドプラ信号を繰り返し出力
するので、このドプラ信号間で信号の不連続が生じるこ
とになる。そこで、実施例では、第2の窓関数器38を
設けており、この第2の窓関数器38により前記第1の
窓関数器32と同様にしてドプラ信号間の不連続状態を
回避することができる。
するので、このドプラ信号間で信号の不連続が生じるこ
とになる。そこで、実施例では、第2の窓関数器38を
設けており、この第2の窓関数器38により前記第1の
窓関数器32と同様にしてドプラ信号間の不連続状態を
回避することができる。
第2実施例は以上の構成からなり、以下にその作用を第
4図を参照しながら説明する。
4図を参照しながら説明する。
第4図(a)に示されるBモード走査信号によりBモー
ド走査が行われると、図(b)に示されるように直交検
波器20から出力されるドプラ信号には欠落期間が生じ
る。そして、前記Bモード走査への切換え信号により第
3図の人力切換え器34と出力切換え器36が端子a側
から端子す側へ切り換わり、シフトレジスタ32からは
、第4図(C)に示されるように、同一のドプラ信号2
00が繰り返しエンドレスで出力される。この図(c)
に示される信号は矢示100のドプラ信号間で不連続と
なっており、この不連続な信号は第2の窓関数器38に
供給される。
ド走査が行われると、図(b)に示されるように直交検
波器20から出力されるドプラ信号には欠落期間が生じ
る。そして、前記Bモード走査への切換え信号により第
3図の人力切換え器34と出力切換え器36が端子a側
から端子す側へ切り換わり、シフトレジスタ32からは
、第4図(C)に示されるように、同一のドプラ信号2
00が繰り返しエンドレスで出力される。この図(c)
に示される信号は矢示100のドプラ信号間で不連続と
なっており、この不連続な信号は第2の窓関数器38に
供給される。
そして、第2の窓関数器38では、図(d)に示される
ように、繰返し再生時の信号振幅が緩やかに零となる窓
関数信号を図(c)の信号に乗算することになるので、
第2の窓関数器38の出力は図(e)に示すような信号
振幅は多少変わるが連続した信号となり、再生時に生じ
るドプラ信号の不連続を回避することができる。
ように、繰返し再生時の信号振幅が緩やかに零となる窓
関数信号を図(c)の信号に乗算することになるので、
第2の窓関数器38の出力は図(e)に示すような信号
振幅は多少変わるが連続した信号となり、再生時に生じ
るドプラ信号の不連続を回避することができる。
このドプラ信号の解析においては、信号周波数偏移の情
報を抽出することとなるので、前記信号振幅の多少の変
化はそれ程問題とはならず、連続したドプラ信号とする
ことにより、良好な周波数解析が可能となる。
報を抽出することとなるので、前記信号振幅の多少の変
化はそれ程問題とはならず、連続したドプラ信号とする
ことにより、良好な周波数解析が可能となる。
また、第1実施例と同様に、推定器24の出力には第1
の窓関数器30から図(f)に示す窓関数信号が掛は合
わされ、最終的には図(g)に示すドプラ信号が得られ
ることになる。
の窓関数器30から図(f)に示す窓関数信号が掛は合
わされ、最終的には図(g)に示すドプラ信号が得られ
ることになる。
この第2実施例によれば、ドプラ信号をエンドレスで繰
り返すので、記憶容量も小さいものでよく、かつ制御が
行いやすく、欠落期間のドプラ信号を容易に推定するこ
とができるという利点がある。
り返すので、記憶容量も小さいものでよく、かつ制御が
行いやすく、欠落期間のドプラ信号を容易に推定するこ
とができるという利点がある。
前記実施例では、推定器24内の記憶回路としてシフト
レジスタを用いたが、デジタルメモリやCCD (チャ
ージ カップルド デバイス)によっても実現すること
ができる。
レジスタを用いたが、デジタルメモリやCCD (チャ
ージ カップルド デバイス)によっても実現すること
ができる。
[発明の効果コ
以上説明したように、第1請求項の発明によれば、ドプ
ラ信号の欠落期間の直前のドプラ信号を推定器で推定す
るとともに、欠落期間のドプラ信号を埋める際には窓関
数器を用いて信号の不連続をなくすようにしたので、B
モード走査により生じる欠落期間のドプラ信号を埋める
ことができ、また連続したドプラ信号が得られ周波数解
析を良好に行うことが可能となる。
ラ信号の欠落期間の直前のドプラ信号を推定器で推定す
るとともに、欠落期間のドプラ信号を埋める際には窓関
数器を用いて信号の不連続をなくすようにしたので、B
モード走査により生じる欠落期間のドプラ信号を埋める
ことができ、また連続したドプラ信号が得られ周波数解
析を良好に行うことが可能となる。
また、第2潤求項の発明によれば、推定器はエンドレス
で欠落期間の直前のドプラ信号を繰返し出力し、この繰
り返されたドプラ信号には窓関数信号を掛けるようにし
たので、欠落期間のドプラ信号を容易に推定できるとε
もに、繰返しドプラ信号間での信号の不連続を回避する
ことができ、良好なドプラ周波数解析を行うことが可能
となる。
で欠落期間の直前のドプラ信号を繰返し出力し、この繰
り返されたドプラ信号には窓関数信号を掛けるようにし
たので、欠落期間のドプラ信号を容易に推定できるとε
もに、繰返しドプラ信号間での信号の不連続を回避する
ことができ、良好なドプラ周波数解析を行うことが可能
となる。
第1図は本発明における第1実施例の超音波診断装置の
構成を示す回路ブロック図、 第2図は第1実施例での各構成回路の動作処理を示す波
形図、 第3図は本発明における第2実施例の構成を示す回路ブ
ロック図、 第4図は第2実施例での各構成回路の動作処理を示す波
形図、 第5図は従来の超音波診断装置の構成を示す回路ブロッ
ク図、 第6図は従来におけるBモード走査とドプラモード走査
とを交互に行う方式を示す説明図、第7図はドプラ偏移
周波数信号を示し、図(a)はドプラ走査のみで得られ
た信号を示し、図(b)はBモード走査と交互に行った
場合の信号を示す図である。 10 ・・・ 探触子 12 ・・・ 超音波送受信器 14 ・・・ 走査制御器 16 ・・・ Bモード画像処理回路 20 ・・・ 直交検波器 22 ・・・ ドプラ信号処理回路 24 ・・・ 信号推定器 26 ・・・ 信号切換え器 28 ・・・ 切換え制御器 30 ・・・ 第1の窓関数器 32 ・・・ シフトレジスタ 34 ・・・ 入力切換え器 6 8 ・・・ 出力切換え器 ・・・ 第2の窓関数器。
構成を示す回路ブロック図、 第2図は第1実施例での各構成回路の動作処理を示す波
形図、 第3図は本発明における第2実施例の構成を示す回路ブ
ロック図、 第4図は第2実施例での各構成回路の動作処理を示す波
形図、 第5図は従来の超音波診断装置の構成を示す回路ブロッ
ク図、 第6図は従来におけるBモード走査とドプラモード走査
とを交互に行う方式を示す説明図、第7図はドプラ偏移
周波数信号を示し、図(a)はドプラ走査のみで得られ
た信号を示し、図(b)はBモード走査と交互に行った
場合の信号を示す図である。 10 ・・・ 探触子 12 ・・・ 超音波送受信器 14 ・・・ 走査制御器 16 ・・・ Bモード画像処理回路 20 ・・・ 直交検波器 22 ・・・ ドプラ信号処理回路 24 ・・・ 信号推定器 26 ・・・ 信号切換え器 28 ・・・ 切換え制御器 30 ・・・ 第1の窓関数器 32 ・・・ シフトレジスタ 34 ・・・ 入力切換え器 6 8 ・・・ 出力切換え器 ・・・ 第2の窓関数器。
Claims (2)
- (1)ドプラモード表示のための超音波送受波とBモー
ド表示のための超音波送受波とを交互に行い、画像処理
回路を用いて前記両モードの画像を同時に表示する超音
波診断装置において、Bモード走査期間によりドプラモ
ード信号が欠落する直前の所定時間分の過去のドプラモ
ード信号を記憶する記憶器を有しこの記憶器出力により
欠落部分のドプラモード信号を推定する推定器と、この
推定器から出力されたドプラモード信号と通常のドプラ
モード信号のいずれかを選択して出力する切換え器と、
ドプラモード信号の不連続を回避するために前記切換え
器の切換え時における信号振幅が緩やかに零となる窓関
数を掛ける第1の窓関数器と、を備えたことを特徴とす
る超音波診断装置。 - (2)請求項(1)記載の装置において、前記推定器は
過去のドプラモード信号を繰返し再生させるとともに、
この繰返し再生時の信号振幅が緩やかに零となる窓関数
を掛ける第2の窓関数器を備え、繰返し再生時に生じる
ドプラモード信号の不連続を回避することを特徴とする
超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1327679A JPH03186254A (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1327679A JPH03186254A (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 超音波診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03186254A true JPH03186254A (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=18201764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1327679A Pending JPH03186254A (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03186254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7758506B2 (en) | 2003-12-08 | 2010-07-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ultrasound diagnosis apparatus |
-
1989
- 1989-12-18 JP JP1327679A patent/JPH03186254A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7758506B2 (en) | 2003-12-08 | 2010-07-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ultrasound diagnosis apparatus |
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