JPH031839Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH031839Y2 JPH031839Y2 JP1984120234U JP12023484U JPH031839Y2 JP H031839 Y2 JPH031839 Y2 JP H031839Y2 JP 1984120234 U JP1984120234 U JP 1984120234U JP 12023484 U JP12023484 U JP 12023484U JP H031839 Y2 JPH031839 Y2 JP H031839Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- honeycomb
- heat shield
- heat medium
- baffle plate
- plenum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 6
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は高速増殖炉の炉容器、蒸気発生器等に
おける熱媒体流路におけるサーマルライナ装置に
係るものである。
おける熱媒体流路におけるサーマルライナ装置に
係るものである。
(従来の技術)
第6図は前記サーマルライナ装置を原子炉容器
に設置した例を示し、鉛直の流路壁1,2間に形
成された熱媒体流路内に上下一双の邪魔板3,4
が配設され、下部プレナムPd、中間プレナム
Pm、上部プレナムPuが区画されている。
に設置した例を示し、鉛直の流路壁1,2間に形
成された熱媒体流路内に上下一双の邪魔板3,4
が配設され、下部プレナムPd、中間プレナム
Pm、上部プレナムPuが区画されている。
原子炉容器における下部プレナムPdの低温液
C(約400℃)と、上部プレナムPuの高温液H(約
500℃)との間に大きな温度差がついており、上
下プレナム間でよどみ域を形成している中間プレ
ナムPmではこの温度差を吸収するために、どこ
かで軸方向温度勾配を設ける必要がある。
C(約400℃)と、上部プレナムPuの高温液H(約
500℃)との間に大きな温度差がついており、上
下プレナム間でよどみ域を形成している中間プレ
ナムPmではこの温度差を吸収するために、どこ
かで軸方向温度勾配を設ける必要がある。
今、下部プレナムPdから中間プレナムPmに低
温液CをQ1に示すように流した場合、下部プレ
ナムPdの圧力が大きいため流速が大となり、こ
れによつて中間プレナムPm内の液のミキシング
が促進されて、中間プレナムPmの液Mの温度が
均一となる。
温液CをQ1に示すように流した場合、下部プレ
ナムPdの圧力が大きいため流速が大となり、こ
れによつて中間プレナムPm内の液のミキシング
が促進されて、中間プレナムPmの液Mの温度が
均一となる。
従つて上部プレナムPu、下部プレナムPd間を
区画する上部邪魔板3及び下部邪魔板4の流路壁
に対する取付部3a,4aでは第7図に示した温
度分布図中、点線部分で示す如く厳しい軸方向温
度勾配dθ/dxがつき、流路壁1に大きな熱応力
が発生する場合がある。
区画する上部邪魔板3及び下部邪魔板4の流路壁
に対する取付部3a,4aでは第7図に示した温
度分布図中、点線部分で示す如く厳しい軸方向温
度勾配dθ/dxがつき、流路壁1に大きな熱応力
が発生する場合がある。
これを防止するため、第5図に示すように、上
部邪魔板3の付け根にサーマルライナ5,5′を
配設することによつて、前記取付部表面が直接流
れにさらされず、中間プレナムPmの流体からの
熱伝達量が小さくなり、上部プレナムPu、下部
プレナムPdからの熱伝導が有効となり、第7図
の点線に示す如く、軸方向温度勾配dθ/dxを極
力小さくするようにしている。
部邪魔板3の付け根にサーマルライナ5,5′を
配設することによつて、前記取付部表面が直接流
れにさらされず、中間プレナムPmの流体からの
熱伝達量が小さくなり、上部プレナムPu、下部
プレナムPdからの熱伝導が有効となり、第7図
の点線に示す如く、軸方向温度勾配dθ/dxを極
力小さくするようにしている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかるに前記従来の装置においては取付上の理
由から、前記ライナ5,5′の上端A,Bを密閉
できないことがあり、液の流れFによつて流路壁
1とライナ5,5′とが形成する間〓に流れf1,
f2が生ずる。
由から、前記ライナ5,5′の上端A,Bを密閉
できないことがあり、液の流れFによつて流路壁
1とライナ5,5′とが形成する間〓に流れf1,
f2が生ずる。
このように流れf1,f2が生ずるとライナ5,
5′の保温効果がなくなつて、第6図の点線で示
す温度分布に戻り、流路壁1に大きな熱応力が生
起する惧れがある。
5′の保温効果がなくなつて、第6図の点線で示
す温度分布に戻り、流路壁1に大きな熱応力が生
起する惧れがある。
(問題点を解決するための手段)
本考案はこのような問題点を解決するために提
案されたもので、鉛直方向に延びる熱媒体流路内
における、鉛直方向に対向して突設された一双の
邪魔板間に形成されたよどみ域内の前記邪魔板の
付け根に、鉛直に細長い多数の突窩よりなり、下
部または上面を底板または頂板で閉塞したハニカ
ム状遮熱体を近接して配置してなることを特徴と
する熱媒体流路におけるサーマルライナ装置に係
るものである。
案されたもので、鉛直方向に延びる熱媒体流路内
における、鉛直方向に対向して突設された一双の
邪魔板間に形成されたよどみ域内の前記邪魔板の
付け根に、鉛直に細長い多数の突窩よりなり、下
部または上面を底板または頂板で閉塞したハニカ
ム状遮熱体を近接して配置してなることを特徴と
する熱媒体流路におけるサーマルライナ装置に係
るものである。
(作用)
本考案に係るサーマルライナ装置においては、
鉛直方向に延びる熱媒体流路内における、鉛直方
向に対向して配設された一双の邪魔板間に形成さ
れた上下の流体温度差を保持するよどみ域内の邪
魔板の付け根に近接して配設されたハニカム状遮
熱体における多数の突窩が鉛直に細長く作られ、
その下面または上面が前記突窩に流入する流体に
対する抵抗を構成する底板または頂板で閉塞され
ていて、上方が高温となるため安定したよどみ域
が形成され、熱媒体の流れが前記各突窩に流れ込
む際に生起する抵抗によつて前記したよどみを安
定させる。
鉛直方向に延びる熱媒体流路内における、鉛直方
向に対向して配設された一双の邪魔板間に形成さ
れた上下の流体温度差を保持するよどみ域内の邪
魔板の付け根に近接して配設されたハニカム状遮
熱体における多数の突窩が鉛直に細長く作られ、
その下面または上面が前記突窩に流入する流体に
対する抵抗を構成する底板または頂板で閉塞され
ていて、上方が高温となるため安定したよどみ域
が形成され、熱媒体の流れが前記各突窩に流れ込
む際に生起する抵抗によつて前記したよどみを安
定させる。
また前記ハニカム状遮熱体を邪魔板や流路壁に
密着することができない場合、これらの間〓を流
れる熱媒体が前記ハニカム状遮熱体の突窩への進
入と、前記間〓内への退出とを繰返すことによつ
て急縮小と急拡大とが反覆され、この結果大きな
抵抗が生起して結局前記の流れが微小となり、ハ
ニカム状遮熱体中のよどみ域の安定性が向上され
る。
密着することができない場合、これらの間〓を流
れる熱媒体が前記ハニカム状遮熱体の突窩への進
入と、前記間〓内への退出とを繰返すことによつ
て急縮小と急拡大とが反覆され、この結果大きな
抵抗が生起して結局前記の流れが微小となり、ハ
ニカム状遮熱体中のよどみ域の安定性が向上され
る。
このように本考案によれば前記ハニカム状遮熱
体によつて熱媒体の流れの中によどみ域を任意の
位置に任意の大きさで作ることができ、流路壁の
温度分布を改良し、温度勾配を小さくし、熱応力
を小さく抑えることができる。
体によつて熱媒体の流れの中によどみ域を任意の
位置に任意の大きさで作ることができ、流路壁の
温度分布を改良し、温度勾配を小さくし、熱応力
を小さく抑えることができる。
(実施例)
以下本考案を第1図乃至第4図に示す実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
なお図中第5図に示す前記従来の装置と均等部
分には同一符号が附されている。
分には同一符号が附されている。
第1図に示すように上部邪魔板3、流路壁1に
近接してハニカム状部6を底板7によつて底面を
閉塞された、上部邪魔板3に対するサーマルライ
ナを構成するハニカム状遮熱体8が配設されてい
る。なおハニカム状部6の断面形状は第2図及び
第3図に示す他、鉛直に細長い突窩が形成されれ
ば他の形状でもよい。また底板7はハニカム状部
6の下端を閉塞するもので、必要に応じてドレン
用の穴が多数穿設される、ドレン穴は極力小さな
穴とする方が効果が大きい。
近接してハニカム状部6を底板7によつて底面を
閉塞された、上部邪魔板3に対するサーマルライ
ナを構成するハニカム状遮熱体8が配設されてい
る。なおハニカム状部6の断面形状は第2図及び
第3図に示す他、鉛直に細長い突窩が形成されれ
ば他の形状でもよい。また底板7はハニカム状部
6の下端を閉塞するもので、必要に応じてドレン
用の穴が多数穿設される、ドレン穴は極力小さな
穴とする方が効果が大きい。
而して前記ハニカム状遮熱体8におけるハニカ
ム状部6は鉛直に細長い多数の突窩より構成され
ていて、上方が高温となるため、安定したよどみ
域が形成され、更に底板7がハニカム状部6の下
面を閉塞しているため、ハニカム状部6に対して
流入する流れf1に対する抵抗となり、そのよどみ
を安定させる。
ム状部6は鉛直に細長い多数の突窩より構成され
ていて、上方が高温となるため、安定したよどみ
域が形成され、更に底板7がハニカム状部6の下
面を閉塞しているため、ハニカム状部6に対して
流入する流れf1に対する抵抗となり、そのよどみ
を安定させる。
更にハニカム状遮熱体8を邪魔板3や流路壁1
に密着できない場合、熱媒体はAからBに流れ、
流れf1の通路が形成されるが、第4図に示すよう
に、流れf1はハニカム状部6と上部邪魔板3との
間〓a、及びハニカム状部6の突窩と上部邪魔板
3との間の空間bとの間を交互に流れ、急縮少と
急拡張とを繰返して大きな抵抗を生じ、結局流れ
f1を微小にしてハニカム状遮熱体8中のよどみ域
の安定性を向上する。
に密着できない場合、熱媒体はAからBに流れ、
流れf1の通路が形成されるが、第4図に示すよう
に、流れf1はハニカム状部6と上部邪魔板3との
間〓a、及びハニカム状部6の突窩と上部邪魔板
3との間の空間bとの間を交互に流れ、急縮少と
急拡張とを繰返して大きな抵抗を生じ、結局流れ
f1を微小にしてハニカム状遮熱体8中のよどみ域
の安定性を向上する。
なお下部邪魔板4に温度勾配が付く場合、同邪
魔板4と流路壁1とに近接して、同邪魔板4に対
するサーマルライナを構成するハニカム状遮熱体
8′を配設するものである。なお6′はハニカム状
部、7′は同ハニカム状部6′の上端を閉塞する頂
板である。
魔板4と流路壁1とに近接して、同邪魔板4に対
するサーマルライナを構成するハニカム状遮熱体
8′を配設するものである。なお6′はハニカム状
部、7′は同ハニカム状部6′の上端を閉塞する頂
板である。
(考案の効果)
このように本考案によれば、鉛直に細長い多数
の突窩よりなり、下面または上面を底板または頂
板で閉塞してなるハニカム状遮熱体を、鉛直方向
に延びる熱媒体流路内において、鉛直方向に対向
して突設された一双の邪魔板間に形成されたよど
み域内における前記邪魔板の付け根に近接して設
けたことによつて、前記遮熱体によつて熱媒体の
流れの中に、よどみ域を任意の位置に任意の大き
さで作ることができるので、流路壁の温度分布を
改良し、温度勾配を小さくして熱応力を小さく抑
えることができる。
の突窩よりなり、下面または上面を底板または頂
板で閉塞してなるハニカム状遮熱体を、鉛直方向
に延びる熱媒体流路内において、鉛直方向に対向
して突設された一双の邪魔板間に形成されたよど
み域内における前記邪魔板の付け根に近接して設
けたことによつて、前記遮熱体によつて熱媒体の
流れの中に、よどみ域を任意の位置に任意の大き
さで作ることができるので、流路壁の温度分布を
改良し、温度勾配を小さくして熱応力を小さく抑
えることができる。
第1図は本考案に係る熱媒体流路におけるサー
マルライナ装置の一実施例を示す縦断面図、第2
図及び第3図は夫々第1図の矢視X−X図、第4
図はハニカム状遮熱体の作用説明図、第5図は従
来の熱媒体流路におけるサーマルライナ装置の縦
縦断面図、第6図は原子炉にサーマルライナ装置
を配設した状態を示す縦断面図、第7図は流路壁
の温度分布図である。 1,2……流路壁、3……上部邪魔板、4……
下部邪魔板、6……ハニカム状部、7……底板、
7′……頂板、8,8′……ハニカム状遮熱体。
マルライナ装置の一実施例を示す縦断面図、第2
図及び第3図は夫々第1図の矢視X−X図、第4
図はハニカム状遮熱体の作用説明図、第5図は従
来の熱媒体流路におけるサーマルライナ装置の縦
縦断面図、第6図は原子炉にサーマルライナ装置
を配設した状態を示す縦断面図、第7図は流路壁
の温度分布図である。 1,2……流路壁、3……上部邪魔板、4……
下部邪魔板、6……ハニカム状部、7……底板、
7′……頂板、8,8′……ハニカム状遮熱体。
Claims (1)
- 鉛直方向に延びる熱媒体流路内における、鉛直
方向に対向して突設された一双の邪魔板間に形成
されたよどみ域内の前記邪魔板の付け根に、鉛直
に細長い多数の突窩よりなり、下面または上面を
底板または頂板で閉塞したハニカム状遮熱体を近
接して配設してなることを特徴とする熱媒体流路
におけるサーマルライナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984120234U JPS6136594U (ja) | 1984-08-06 | 1984-08-06 | 熱媒体流路におけるサ−マルライナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984120234U JPS6136594U (ja) | 1984-08-06 | 1984-08-06 | 熱媒体流路におけるサ−マルライナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6136594U JPS6136594U (ja) | 1986-03-06 |
JPH031839Y2 true JPH031839Y2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=30679065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984120234U Granted JPS6136594U (ja) | 1984-08-06 | 1984-08-06 | 熱媒体流路におけるサ−マルライナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6136594U (ja) |
-
1984
- 1984-08-06 JP JP1984120234U patent/JPS6136594U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6136594U (ja) | 1986-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4880053A (en) | Two-phase cooling apparatus for electronic equipment and the like | |
US4353415A (en) | Heat pipes and thermal siphons | |
KR940018630A (ko) | 흡수식 냉온수기의 고온재생기 및 흡수식 냉온수기 | |
JPH031839Y2 (ja) | ||
KR100338794B1 (ko) | 모세관력을 이용한 유하액막식 열 및 물질교환기 | |
JPS6142194B2 (ja) | ||
JPS60251391A (ja) | 回転再生型熱交換機のシ−ル機構 | |
JPS6166088A (ja) | 温度成層型蓄熱槽 | |
US3046429A (en) | High frequency energy interchange device | |
JPS6338279Y2 (ja) | ||
JPS5827273Y2 (ja) | スパイラル熱交換器 | |
JPS6222774Y2 (ja) | ||
KR100622951B1 (ko) | 온수관 포설용 난방패널 | |
JPH0717919Y2 (ja) | 低温貯槽における屋根肩部の保冷構造 | |
JPS60188795A (ja) | 熱交換装置 | |
JPH0245792B2 (ja) | ||
SU1193426A1 (ru) | Гравитационна теплова труба | |
SU611747A1 (ru) | Теплоотвод дл предотвращени перегрева деталей конструкций при сварке | |
KR960005166Y1 (ko) | 태양열 온수기용 축열 탱크 | |
JPH0512631Y2 (ja) | ||
JPS625274B2 (ja) | ||
JPS5524511A (en) | Cold trap | |
JPS5837036Y2 (ja) | 核燃料集合体 | |
JPH0434076B2 (ja) | ||
JPS5919887Y2 (ja) | 熱交換器 |