JPH03182469A - 導線装置用の巻取り装置 - Google Patents

導線装置用の巻取り装置

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JPH03182469A
JPH03182469A JP22848790A JP22848790A JPH03182469A JP H03182469 A JPH03182469 A JP H03182469A JP 22848790 A JP22848790 A JP 22848790A JP 22848790 A JP22848790 A JP 22848790A JP H03182469 A JPH03182469 A JP H03182469A
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JP
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outer drum
drum
conductor
ring
winding device
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JP22848790A
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Herbert Haiduk
ヘルベルト ハイデュク
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WL Gore and Associates GmbH
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WL Gore and Associates GmbH
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/56Details of data transmission or power supply, e.g. use of slip rings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
    • H02G11/02Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using take-up reel or drum

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  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は導線装置用の巻取り装置に関し、さらに詳細に
は固定配置の中空円筒状の内側ドラムとこの内側ドラム
を中心に回転可能な中空円筒状の外側ドラムとを有し、
内側ドラムと外側ドラムにそれぞれ導線装置を通過させ
て案内し、そこに固定する導線通過口が設けられており
、外側ドラムの回転によって、導線装置の外側ドラムの
外部にある外側領域がその外周上に巻取りないし巻戻し
可能で、導線装置の外側ドラムと内側ドラムの間にある
内側領域が内側ドラムに対して巻戻しないし巻取り可能
であって、一方の端部が固定の装置と、他方の端部が双
方向移動可能な装置と結合された導線装置を巻取りかつ
巻戻すための巻取り装置に関するものである。
[従来の技術] ある種の機器は、その駆動の間移動され、すべての移動
位置において機器と共に移動する導線装置に接続されて
いなければならない。ここで言うのは電気的あるいは光
学的な信号出力装置及び/あるいは電源線装置及び/あ
るいは、例えば機器にガス及び/あるは液体を供給する
導管装置である。この種の機器は線形あるいは非線形の
移動路上を移動可能である。これは例えば、回転軸を中
心に回転し、かつ/あるいは横方向移動を行うロボット
、布地あるいは用紙移動路などの材料移動路を監視し、
移動路全体にわたって往復移動して監視を行う測定ヘッ
ド、あるいはレントゲン装置などであって、レントゲン
装置はほぼ半円のC字状円弧部材の一端にレントゲン線
源を有し、他端にレントゲン線受信器を有し、C字状円
弧部材は円を描いて揺動可能であって、レントゲン線源
とレントゲン線受信器を例えば患者のそれぞれの位置へ
常に調節することができる。その場合にC字状円弧部材
は操作者、例えば操作する医師の手でそれぞれ所望の円
弧位置に移動され、さらにその位置に正確にとどめられ
なければならない。
この種のすべての機器に共通しているのは、可動の機器
部分をそれぞれの位置において固定配置の装置と接続さ
せて、可動の機器部分に給電しかつ/あるいは可動の機
器部分から例えば信号を取り出せるようにしなければな
らないことである。
上記の種類のレントゲン装置の場合には、可動の機器部
分と固定の機器部分との間に配置されたケーブルホース
が用いられている。しかしこれは特に操作室内では問題
になる。というのはこの種のケーブルホースはつまづく
原因になるばかりでなく、しばしばじゃまになり、患者
をわずられせ、ゴミを付着させる。
例えばドイツ特許DE−3406221A1に記載され
ているように、ばねを用いた回転ドラムを有し電気的な
導体を巻取りかつ巻戻す装置は、種々の目的に使用して
効果的であることが明らかにされている。もちろんこの
装置を上述の種類のレントゲン装置に使用する場合には
、回転ドラム内に収容されたばねが回転ドラムを介して
レントゲン装置のC字状円弧部材に復帰力を及ぼし、そ
れによってC字状円弧部材とそれに伴ってその一端に取
り付けられたレントゲン線源と他端に取り付けられたレ
ントゲン線受信器が操作者が調節した回転位置に必ずし
も確実に留まらなくなる。
この問題を克服するために、電気的なケーブルを巻取り
かつ巻戻す装置の回転ドラムを回転させることが提案さ
れた。その場合にはフラットケーブルが用いられ、フラ
ットケーブルのこわばりを充分に大きくして、回転ドラ
ム方向に移動されるケーブルによってドラムを回転する
ことができるようにされている。巻取り時にケーブルが
回転ドラムの外周上にぴっちりと巻取られ、回転ドラム
方向へ移動されたケーブルが回転ドラムの前に小さなル
ープを形成するようにするために、押圧ローラを設けな
ければならず、一方の押圧ローラは回転ドラムの外周を
押圧して、ケーブルを回転ドラム上にぴっちりと巻き付
けるようにし、他方の押圧ローラは回転ドラムの前の領
域でC字状円弧部材を押圧してケーブルをC字状円弧部
材上に保持し、ケーブルがたるむのを防止する。
ケーブルを清潔に案内することができるようにするため
には、押圧ローラとケーブルとの間にかなり強い押圧力
が必要である。それによって多くのケーブルはケーブル
に作用するけば立ちとか剪断効果を克服しきれず、この
種のケーブルは早期に損傷してしまうことが明らかにさ
れている。このことは、ケーブルの個々の導体がケーブ
ルジャケットを通して作動し、ケーブルジャケットから
ループ状に突出している限り生じ得ることである。
従ってこの種の巻取り及び巻戻し装置は、この種のケー
ブルに必要とされる寿命を保証することはできない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題は、双方向移動する装置の正確な位置決め
を損なうことなく、使用する人のじゃまにならず、導線
装置に過剰な負荷をかけることのない、冒頭で述べた種
類の巻取り装置を提供することである。
[課題を解決するための手段及び作用コ冒頭で述べた種
類の巻取り装置においてこの課題は、双方向移動可能な
装置の移動によって駆動される駆動装置が滑りクラッチ
を介して外側ドラムと結合され、外側ドラムの直径に対
して次のように、すなわち滑りのない結合のときに駆動
装置が外側ドラムを、導線装置の外側領域を巻くときに
必要な外側ドラムの周速度よりも大きい周速度で回転さ
せるような寸法に設定されていること、及び外側ドラム
はブレーキ装置の制動作用を受け、ブレーキ装置の制動
力の大きさは、巻戻し方向において外側ドラムを、導線
装置の外側領域の巻戻し速度に相当する外側ドラムの周
速度より小さい周速度に制動するように設定されている
ことによって解決される。
本発明の巻取り装置においては、外側ドラムは双方向に
移動可能な装置によって駆動されるので、復帰ばねも、
上述の問題を有する導線装置を介して外側ドラムを押し
動かすことも不要である。外側ドラムは自由に移動でき
る場合には導体装置の巻取りに必要とされるよりも速く
回転するように駆動され、かつ外側ドラムが滑りクラッ
チを介して駆動装置と結合されていることによって、導
線装置に特に負荷をかけなくても、導線装置を外側ドラ
ムの表面にきっちりと巻取ることが保証される。外側ド
ラムは滑らない結合の場合には、駆動装置によって巻取
りおよび巻戻しに必要とされるよりも速く回転されるの
で、巻取るケーブルによって制動されない巻戻しのとき
は外側ドラムが非常に速く回転してしまい、それによっ
て外側ドラムの表面から導線装置がはずれ、外側ドラム
と外側ドラムを包囲するハウジングの間に導線装置が挟
まれてしまう恐れがある。これを阻止するのが本発明の
ブレーキ装置である。ブレーキ装置は巻戻しの際に外側
ドラムを制動して、それによって外側ドラムと駆動装置
の間に滑りクラッチが設けられていることによって外側
ドラムは巻き戻しの際に導線装置を引っ張ることによっ
て与えらる回転速度をとる。
本発明の好ましい実施例によれば、ブレーキ装置の制動
力は次のように、すなわち制動によって巻戻すべき導線
装置に作用する制動力はわずかであって、外側ドラムは
巻戻しの際に導線装置が外側ドラムの表面にきっちりと
保持されるだけの速さで回転するように調節することが
できる。
本発明の特に好ましい実施例においては、駆動装置は好
ましくは外側ドラムの両側端縁に設けられた駆動輪装置
によって形成されており、駆動輪装置は導線装置の脇な
いし両側に設けられた転動路上を転動することによって
駆動される。好ましくは駆動輪装置には少なくとも1つ
の駆動輪リングが設けられており、その外周は転動路上
を転動し、内周は外側ドラムの端面に配置された外側ド
ラムディスクの外周に巻き付いて滑りクラッチ状に係合
する。その場合に駆動輪リングの外径は外側ドラムの外
径よりも小さい。
本発明の好ましい実施例においては、駆動輪リングは弾
性的な材料から形成されており、少なくとも1つの径方
向のスリットを有し、かつ弾性的な材料からなる走行リ
ングに包囲されている。それによって滑りクラッチ力は
、滑りクラッチに関与する材料の摩擦係数と、走行リン
グによって駆動輪リングに及ぼされる付勢力によって決
定される。
滑りクラッチの摩擦力を増加させるために、走行リング
と外側ドラムディスクのクラッチに関与する面積が、相
補形状に膨出させないしは切欠くことによって増大され
ている。
ブレーキ装置は好ましくは固定のブレーキディスクとし
て形成されており、その外周面は、リング状に形成され
た外側ドラムディスクの内周面によって包囲されており
、両者の摩擦による相対回転は可能である。本発明の好
ましい実施例においては、ブレーキディスクは弾性的な
リングとして形成されており、このディスクには少なく
とも1つの径方向のスリットが形成されており、このス
リットは押圧力を調節可能な押圧ばねによって拡大され
る。その場合にブレーキリングのスリットの一方側にあ
る領域だけが固定位置に保持されており、ブレーキリン
グのスリットの他方側にある領域は弾性変形して、固定
位置に配置された領域から離れる方向へ押圧可能である
。この配置は、外側ドラムリングは巻戻し方向に相当す
る回転方向においては、特に押圧ばねの作用を受けてス
リットを拡大することによって、ブレーキリングの固定
位置に保持されていない領域を連動させるように選択さ
れている。従って巻戻し方向においては、ブレーキディ
スクの制動力は増大する。それに対して巻取り方向にお
いては外側ドラムリングはブレーキディスクの固定位置
に保持されていない領域を連動させて、スリットを減少
させるので、巻取り方向においてはブレーキディスクの
制動力が減少する。
外側ドラムリングとブレーキディスクの作用面は、相補
形状に膨出されないしは切欠かれていることによって、
増大されて摩擦力が増加する。
好ましくは滑りクラッチ及び/あるいはブレーキ装置に
関与する2つの作用面は硬さの異なる材料から形成され
ている。それによって軟らかい方の材料の摩耗が生じ、
この摩耗が互いに摩擦し合う面の間で潤滑剤のように作
用するという利点が得られる。ブレーキディスク、外側
ドラムリング及び駆動輪リングの特に好ましい材料は低
圧ポリエチレン(HE−PE、ハイ・デンシティ・ポリ
エチレン)であって、摩擦に関与し合う構成部材は異な
る硬さのHD−PEから形成されている。
好ましくは95:80のショア硬度比が用いられる。従
って駆動輪リングとブレーキディスクが軟らかいHD−
PEから形成され、外側ドラムリングが硬いDH−PE
から形成され、あるいはその逆で形成される。
本発明の好ましい実施例においては、内側ドラムは外側
ドラムに対して偏心して配置されている。
それによって内側ドラムが外側ドラムに対して同心に配
置された場合に比較して、外側ドラムの直径が同じなら
、外側ドラムと内側ドラムの間でより大きい導線装置部
分を巻取りかつ巻戻すことができ、あるいはこの導線装
置部分の長さが同じ場合には、外側ドラムの直径を小さ
くすることができるという利点が得られる。
好ましくは少なくとも1つのブレーキディスクが内側ド
ラムの外周面上に配置されている。
内側ドラム及び/あるいは外側ドラムの表面の少なくと
も導線通過口の断面が螺旋状に形成されていると効果的
であって、隣接し合う螺旋層が互いに導線装置の厚みに
相当する距離を有する。このような構成の場合には、導
線装置は内側ドラムないし外側ドラムの曲率に相当する
曲率で内側ドラムないし外側ドラムから導出される。ド
ラムがこのように形成されている場合には、導線装置は
内側ドラムないし外側ドラムから、径方向にではなく接
線状に引き出されるので、導線装置がドラムの通過箇所
において導線装置に負荷を与える小さい曲率直径を持ち
、特に導線装置が多数回巻かれている場合にウィング状
に配置されるのが防止される。
電気的な導線装置である場合には、導線装置は特に好ま
しくはフラットケーブルとして形成されている。1つの
ケーブル内に多数の導体が設けられている場合には、こ
の導体の一部は内側ドラムの一方側の開放端縁から、残
りの導体は他方側の開放端縁から導出されて、固定の装
置と接続される。好ましくは内側ドラムのこの導体を収
容する内部空間には固定材料が充填されている。好まし
くは導体装置は外側ドラムの導体通過目領域においても
前記固定材料と接着されている。
本発明の好ましい実施例においては、双方向移動する装
置を支持する線形あるいは湾曲した支持部材が同時に巻
戻した導線装置の搬出路としてかつ駆動輪装置のための
転動路として用いられ、その場合に1つのレールないし
2つのレール(外側ドラムの両側端縁に駆動輪が設けら
れている場合)は導線搬出路の脇ないし両側で上方に所
定量突出しており、それによって駆動輪装置がレール上
を回転する場合に、導線装置の巻層が最大数であっても
、外側ドラムの表面が導線搬出路の上方でかつレールの
間で自由に回転することができる。
駆動輪リングが転動路上で滑らずに転動することができ
るようにするために、駆動輪リングを転動路と相補形状
で結合することができ、その場合に駆動輪リングは例え
ば歯車として形成され、転動路は線形ないし湾曲したラ
ックレールとして形成される。転動結合は、チェーン、
歯付きベルト等によっても構成することができる。
巻取りのときには駆動力を駆動輪リングから外側ドラム
へ伝達することができ、ケーブルを引き出すことによっ
て外側ドラムを駆動することができる巻戻しのときには
、回転速度を大きくし過ぎる駆動をさらに駆動輪リング
を介して行わないようにするために、本発明の特に好ま
しい実施例には、巻戻し方向においてだけ自由を与える
フリ−ホイール装置が設けられており、このフリーホイ
ール装置は請求項34に示すように形成することができ
る。
巻取り及び巻戻しの間、導線装置において引っ張り及び
剪断力が働くことがあり、この引っ張り及び剪断力は巻
取り及び巻戻しの間に曲率半径が変化することによって
生じ、また、導線装置の厚さ寸法によって導線装置の外
側の曲率半径と内側の曲率半径とが異なることによって
も生じる。この外側の曲率半径と内側の曲率半径の差は
特に、外側ドラムと内側ドラムの間にある導線装置の内
側領域に作用し、そこでは導線装置は狭い曲率半径で螺
旋状に巻かれる。このような外側の曲率半径と内側の曲
率半径との差は、フラットケーブルの場合でも著しく作
用する。この状況は次のことによってさらに先鋭化され
る。その状況とは、フラットケーブルのジャケット内で
個々の導体が必ずしも全部、フラットケーブルの外側の
引っ張り力と内側の抑止力との間のニュートラルゾーン
に位置せず、製造誤差によってこのニュートラルゾーン
の外側に来てしまうことである。導線装置の外側領域に
おいては曲率半径が導体装置の内側領域におけるよりも
特別に小さいわけではない。しかし、そこにC字状円弧
部材用の巻取り装置を使用する場合には、著しい曲率半
径の変動が生じるだけでなく、導線装置が外側ドラム上
の比較的狭い巻き半径かC字状円弧部材上の反対方向の
曲率へ反転しなければならない場合には、曲率半径の反
転も生じる。その影響によって導線装置が比較的早期に
損傷し、あるは破壊されてしまい、それに伴って導線装
置に接続されている装置の障害ないし故障が生じてしま
う。
本発明の特に好ましい実施例においては、この障害とな
る影響はつぎのことによって排除される。
すなわち請求項35によれば、導線装置の外側領域にだ
けジャケットが設けられており、導線が導線装置の内側
領域に束ね装置によってゆるい束の形状に保持され、導
線の外側領域はジャケット内に埋設されることによって
束の形状を有し、その場合に個々の導線は互いにかつ束
ね装置に対して摺動可能であって、導線装置は導線通過
口を通して次のように、すなわち個々の導線が外側ドラ
ム通過口の領域ではジャケットに関して、内側ドラム通
過口の領域では内側ドラム通過口に対して長手方向に摺
動可能であるように構成されている。
導線装置が並べて配置された多数の電気導体によって形
成されている場合には、束ね装置に好ましくはほぼフラ
ットケーブルの幅を有する保持バンドが設けられており
、保持バンドはほぼ非弾性的に屈曲可能な材料から形成
され、外側ドラム通過目領域においても内側ドラム通過
口領域においても固定されており、その幅と長さ全体に
わたって分配された孔を有し、その孔を通して個々の導
体が保持バンドの長手方向へ編み込まれている。
また、保持バンドに導体の数に相当する数の通路状の長
手ポケットを形成し、その中に導体を収容するようにす
ることもできる。
このようにすると、内側領域の各導体をジャケットや他
の導体に妨げられることなく、所望の湾曲ゾーンへ落ち
着かせることができる。個々の導体の長さが異なること
によって損傷につながる負荷を生じることはなくなる。
個々の導体が導線装置の他の導体に対して必要な長さだ
け移動することができることによって個々の導体の長さ
が補償され、それによって内側ドラム通過口をゆるく通
過することが可能になる。導線そうちの外側領域におい
ては個々の導体とジャケットの両端部は互いに接着固定
されていないので、ジャケットは外側領域の導体に対し
て自由に摺動することができ、ジャケットの外側の曲率
半径と内側の曲率半径の違いによる締付は力をジャケッ
ト自体内で容易に除去することができ、導体に過剰な負
荷がかかることがない。
巻取り装置をC字状円弧部材と一緒に使用する場合には
、外側ドラムからC字状円弧部材へ巻戻すとき、ないし
C字状円弧部材から外側ドラムに巻取るときの導線装置
の外側領域の巻き曲率の変化は、外側ドラムをその回転
軸に対して180゜変位させてC字状円弧部材上に配置
することによって防止される。そうすると、導線装置は
外側ドラムの頂点からC字状円弧部材上に巻戻され、そ
の際に導線装置の外側ドラム上にある部分とC字状円弧
部材上にある部分は同一の方向に屈曲している。
[実施例] 次に、好ましい実施例を用いて本発明及び本発明の他の
課題及び特徴を詳細に説明する。
第1図には巻取り装置11が示されており、この巻取り
装置はフラットケーブル13を巻取りかつ巻戻すために
設けられている。そのために巻取り装置11にはその長
手軸を中心に回転可能な外側ドラム15と、外側ドラム
の内部において外側ドラム軸に対して偏心して配置され
た固定の内側ドラム17とが設けられている。フラット
ケーブル13は外側のケーブル通過口19を通して外側
ドラム15の外部から外側ドラム15と内側ドラム17
の間隙へ導入され、そこで内側ドラム17に多数の層と
して巻き付けられる。内側の層は内側ケーブル通過口2
1 (第2図)を通して内側ドラム17を貫通してその
内部の中空室23内に案内される。フラットケーブル1
3には多数の電気導体25が含まれており、そのうちの
一部が第1図の左に開放している内側ドラム17の端面
を通して、残りが第1図の右に開放している端面を通し
て外部へ導かれている。外側のケーブル通過口19とで
きれば内側のケーブル通過口21はそれぞれ、フラット
ケーブル13が外側ドラム15の外表面27からないし
は内側ドラム17の内表面から接線状に出て行かれるよ
うに形成されている。
側方に導出される電気導体25を有する内部中空室23
には鋳造塊が充填されており、電気導体25の不動の端
部を固定することができる。
外側ドラム15は第1図の右側のカバー33まで一体に
形成されている。カバー33にも第1図左の端面にもそ
れぞれ外側ドラムリング37が形成されている。各外側
ドラムリング37の外周面39には膨らんだ輪郭が設け
られている。外周面39はそれぞれ駆動輪リング43に
よって包囲されている。内周面41には切欠き輪郭が形
成されており、切欠き輪郭は外周面39の膨らんだ輪郭
と相補的である。各駆動輪リング43には斜めに延びる
径方向スリット45が形成されている。駆動輪リング4
3は弾性的な材料から形成されている。駆動輪リング4
3の外周面47には丸溝49が形成されており、この丸
溝内に弾性材料からなる走行リング51が配置される。
内側ドラム17の軸方向端部近傍には径方向のディスク
53が一体に形成されており、その外周面はそれぞれ外
側ドラムリング37の内周面57の軸方向部分によって
包囲されている。各外側ドラムリング37の内周面57
の軸方向の残った部分内にはブレーキディスク59が配
置されており、その外周面61は外側リング37の内周
面57の対応する軸方向部分と摩擦結合している。各ブ
レーキディスク59はボルト63によって内側ドラム1
7の隣接する径方向ディスク53に固定されている。そ
れによってブレーキディスク59は固定位置に保持され
る。第1図においては、ボルト63を示すために、ボル
ト63は径方向ディスク53とブレーキディスク59の
破断領域に示されている。もちろん実際は、ブレーキ装
置の所望の機能を得るために、外側ドラム軸の他方側に
設けられている(第5図を参照)。特に第5図に明らか
なように、ブレーキディスク59にはそれぞれ偏心した
孔65が形成されており、内側ドラム17の対応する軸
方向端部がこの孔を貫通して案内されている。従ってブ
レーキディスク59は偏心したリングとして形成されて
いる。これは弾性的な材料からなり偏心リングの径方向
の厚い部分には径方向のブレーキディスクスリット67
が形成されている。ブレーキディスクスリット67の外
側端部に対して径方向近傍において、ブレーキディスク
には直径平行の袋孔69が形成されている。
その中に第1図に概略的に示すコイルばね71が挿入さ
れ、コイルばねは調節ボルト73によって袋孔69内に
保持され、そのばね力は調節ボルト73の締付は程度を
加減することによって調節することかできる。コイルば
ね71によってブレーキディスクのブレーキディスクス
リット67の両側の領域が離れるように押圧され、従っ
てブレーキディスクスリット67が拡大される。
2つの走行リング51はそれぞれ、支持部材77から突
出しているレール75上を走行する(第2図)。レール
75と支持部材77の底面との間の空間の寸法は、フラ
ットケーブルが最大に巻かれている外側ドラム15が自
由に回転できるように設定されている。
各駆動輪リング43の内周面41とそれぞれ対応する外
側ドラムリング37は互いに摩擦作用し、駆動輪リング
43と外側ドラムリング37の間に滑りクラッチが形成
される。両者の間の滑り結合力は駆動輪リング43と外
側ドラムリング37の材料に関係し、さらに走行リング
51が駆動輪リング43を包囲する力にも関係する。
各ブレーキディスク59の外周面S1とそれぞれ該当す
る外側ドラムリング37のブレーキディスク59を包囲
している軸方向部分は互いに制動摩擦結合している。ブ
レーキディスク59から該当する外側ドラムリング37
に作用する制動力はコイルはね71の押圧力に関係する
と共に次のことにも関係する。すなわち、ブレーキディ
スク59のボルトで固定されていない部分が外側ドラム
15 (従って外側ドラムリング37)のそれぞれの回
転方向において、ブレーキディスクスリット67を減少
させるようにブレーキディスク59のボルト固定領域に
対して押圧されるか、あるいはブし・−キディスクスリ
ット67を拡大するようにブレーキディスク59のボル
ト固定部分から離れる方向へ引っ張られるかによっても
決定される。
巻取り装置11の滑りクラッチないしブレーキ装置に関
与する2つの要素の材料はそれぞれ異なる硬度を有する
。それによって両要素間の摩擦作用より軟らかい材料を
有する要素の表面に摩耗が・生じ、この摩耗が摩擦面に
滑りオイルと同様の潤滑効果を与える。ドラム15と1
7、駆動輪リング43及び外側ドラムリング37の好ま
しい材料は、低圧ポリエチレン(HD−PE)であって
、その場合に例えば外側ドラム15とそれに伴って外側
ドラムリング37は硬い方のHD−PEからなり、ブレ
ーキディスク59と摩擦輪リング43は軟らかい方のH
D−PEから形成される。しかし硬いHD−PEと軟ら
かいHD−PEの選択は逆であってもよい。
走行リング51は摩擦係数の大きい、例えばゴムあるい
は弾性ゴムからない、それによってスリップなしでレー
ル上を走行すると同時に、それぞれ対応する駆動輪リン
グ43の外周面で滑り落ちることがない。走行リング5
1はできるだけ摩耗のない材料で形成しなければならな
い。さらに、走行リング51は、柔軟で、径方向のスリ
ット45によって弾性的に圧縮可能な駆動輪リング43
に適当な周方向の付勢を与えるような柔軟な材料から選
択されている。
第2図の断面図には、前述の巻取り装置の構成部材の互
いの関係及びレール75を有する支持部材との関係が示
されている。特に第3図から明らかなように、外側ドラ
ム15の表面の外側ケーブル通過口19の領域は螺旋状
になっている。外側ケーブル通過口19に接する螺旋端
部は、互いに径方向に距離を有し、この距離はほぼフラ
ットケーブル13の厚さに等しい。従ってフラットケー
ブル13は2つのドラム15と17の間の内部空間から
、かつ外側表面27に対して接線状に導出される。
第4図は内側ドラム17と2つの径方向ディスク53の
一方の側面を示すものである。第4図に示す実施例にお
いては内側ドラム17の内側表面の内側ケーブル通過口
21の領域は螺旋状には形成されていない。しかしフラ
ットケーブル13を内側ドラム17の内部空間23から
接線状に導出しようとする場合には、内側ケーブル通過
口21のこの領域を螺旋状に形成する場合もある。
第5図はブレーキディスク59を示すものであって、一
部を切欠いてコイルばね71と調節ボルト73を入れる
袋孔69をわかり易くしである。
次に上述の巻取り装置11の動作を説明する。
支持部材77に固定された双方向に移動可能な装置、例
えばレントゲン装置のレントゲン放射装置が移動される
と、走行リング51がレール75上で回転する。という
のは巻取り装置11全体が固定位置に保持されているか
らである。走行リング51の回転運動は滑りなしで駆動
輪リング43に伝達される。駆動輪リングは駆動輪リン
グ43と外側ドラムリング37の間に形成されている滑
りクラッチを介して外側ドラムリング37とそれに伴っ
て外側ドラム15を同一の回転数で回転させる。外側ド
ラム15の回転動作はブレーキディスク59の制動効果
によって制動される。
フラットケーブル13の外部領域は、支持部材77ある
いは支持部材77に固定された双方向移動可能な装置に
固定されているので、巻取りあるいは巻戻しが行われる
ときに単位時間当りに巻取られあるいは巻戻されるフラ
ットケーブルの距離は、支持部材77がこの単位時間当
りに移動された距離に相当する。従って各走行リング5
1上の転動距離は、フラットケーブル13が巻取られ、
あるいは巻戻された長さに相当する。
転動時に駆動輪リング43は駆動輪リング43と外側ド
ラムリング37間の滑りクラッチを介して外側ドラム1
5を同一の回転数で回転させる。
外側ドラム15の外径は走行リング51の外径より大き
いので、外側ドラムの周速度は、外側ドラム15と走行
リング51の直径の比に応じて走行リング51の周速度
より大きくなる。しかし、フラットケーブル13は走行
リング51の周速度あるいは転動速度に相当する周速度
でしか巻取られないので、巻取られるフラットケーブル
13によって制動されて、外側ドラム15は走行リング
51とそれに伴う駆動輪リング43の回転数より小さい
回転数にされる。その結果外側ドラム15と駆動輪リン
グ43の間に滑りが生じ、それによって駆動輪リング4
3と外側ドラムリング37の間の滑りクラッチが可能と
なる。
フラットケーブル13が外側ドラム15から巻戻される
方向へ支持部材77が移動される場合には、外側ドラム
15はブレーキディスク59なしでは駆動輪リング43
と同一の回転数で回転してしまい、外側ドラム15は巻
取りを行うには速く回転し過ぎて、それによって外側ド
ラム15上にフラットケーブル13がきちっと巻き付く
のが阻止されてしまう。しかし、外側ドラム15の回転
数が駆動輪リング43の回転数より抑えられ(これは滑
りクラッチによって可能となる)、かつ外側ドラム15
がフラットケーブル13によってもたらされる引っ張り
によって正しい巻戻し速度にされる場合には、ブレーキ
ディスク59が外側ドラム15を制動する。調節ボルト
73によってコイルばね71のばね力を調節して、フラ
ットケーブル13が外側ドラム15にきわめてわずかな
連動力しか及ぼさないでいいようにすることができる。
外側ドラム15が巻戻し方向に回転すると、内周面57
はブレーキディスク59のボルト固定されていない領域
と反対に回転し、外側ドラムリング37とブレーキディ
スク59の間の摩擦作用によって前記領域を連動させる
ので、ブレーキ力が増大する。それに対して外側ドラム
が巻取り方向に回転すると、各ブレーキディスク59の
ボルト固定されていない領域がコイルばね71の弾性に
抗してそのブレーキディスク59のボルト固定された領
域に対して押圧されるので、ブレーキ力が減少する。
本発明の巻取り装置においては駆動輪リング43と外側
ドラム15の間に滑りクラッチが設けられていることに
よって、巻取りあるいは巻戻しの間に外側ドラム15と
駆動輪リング43の回転速度の比が変化するという問題
を簡単に解決することができる。というのは巻取り7巻
戻しの基準となる外側ドラム15とその上に巻かれてい
るフラットケーブルの外径が変化するからである。それ
によって滑りクラッチが問題なく補償される。巻取りあ
るいは巻戻しの間に駆動輪リング43と外側ドラムリン
グ37の間の滑りだけが変化する。
本発明の巻取り装置11は自己制御機構である。
機能を満足させるために満たさなければならないことは
、外側ドラム15の外径が走行リング51の外径より大
きいことだけであって、従って外側ドラム15は常に、
巻取りの間に巻取るべきフラットケーブル13の供給に
よって許可されるより速く回転する可能性を有する。そ
の場合に、外側ドラム15の過剰な回転速度は滑りクラ
ッチを介して解消される。このようにして、フラットケ
ーブル13は常に外側ドラム15上にしっかりと巻き付
けられる。巻戻しに関してはただ、外側ドラム15がブ
レーキディスク39によって制動されて巻戻しに必要な
回転速度以下に押えられるという条件が満たされるだけ
でいい。従って外側ドラム15の速すぎる回転は阻止さ
れ、フラットケーブル13は巻戻しの際にも外側ドラム
15上にピンと張って保持される。
本発明による巻取り装置11の原理的な機能を可能にす
るためには、外側ドラム15の外径が走行リング51の
外径より大きければ充分である。
もちろん使い勝手をよくすることも可能である。
滑りクラッチによって伝達しなければならない力は、巻
こうとするフラットケーブル13のこわばりに関係して
いる。ケーブルがこわばっているはど、滑りクラッチを
介して伝達しなげればならない力も増大する。大きな力
の伝達は、それに応じて摩擦係数の大きい材料によって
得られるが、それによって摩耗も大きくなってしまう。
しかし大きな力の伝達は、共働する面積を増大させるこ
とによっても得られる。この理由から、駆動輪リング4
3を余り小さくしないで、駆動輪リング43と外側ドラ
ムリング37とのクラッチ面積をできるだけ大きくする
ことが大切である。また、外側ドラム15の周速度と走
行リング51の周速度との間に充分に大きい速度差を保
証するために、走行リング5Iとそれに伴って駆動輪リ
ング43の直径を余り大きくする必要はない。
内側ドラム17を外側ドラム軸に対して偏心して配置す
ることによって、フラットケーブル13の内側領域が少
なくなるに従って外側ドラム15の巻取り及び巻戻し回
転を所定数にすることができる。双方向移動する装置の
最大移動距離に応じて所定長さのフラットケーブルを巻
取りかつ巻戻すのに必要な回転数を外側ドラム15に与
えるために、外側ドラム15と内側ドラム17の間の空
間に所定長さのフラットケーブルを収容しなければなら
ない。フラットケーブルを外側ドラム15から巻戻す場
合には、ドラム間にあるフラットケーブル13の内側領
域は内側ドラム17に巻き付けられる。外側ドラム15
を巻取り方向に回転する場合には、フラットケーブル1
3の内側領域は外側ドラム15の内壁に接している。外
側ドラム15が巻取りの終端位置にくると、外側ケーブ
ル通過口19に固定されているフラットケーブル13の
内側領域端部は、内側ドラム上に巻かれたフラットケー
ブル方向に張られる。外側ドラム15が巻戻しの終端位
置にくると、内側ケーブル通過口21に固定されている
フラットケーブル13の内側領域端部は内側ドラムと外
側ドラムの内側に巻かれているフラットケーブルとの間
で張られる。
内側ドラムが外側ドラムと同心に配置されていると、外
側ドラム15の巻取り及び巻戻しそれぞれの終端位置に
おいてフラットケーブル13の内側領域の内側ドラムと
外側ドラムの間に張られている部分は、内側ドラムが外
側ドラムに対して偏心して配置されている場合と比べて
大きくなる。というのは、偏心して配置されている場合
の外側ドラム15と内側ドラム17間の最小距離は、同
心に配置されている場合の外側ドラム15と内側ドラム
17間の最小距離よりずっと小さくなるからである。
本発明の巻取り装置11によって問題なくエネルギ供給
される双方向移動可能な装置は、しばしば汚れ易い環境
で使用される。このことはロボットや工作機械に当ては
まるが、直接操作位置で操作の間の監視に用いられるレ
ントゲン装置にも言えることである。従ってフラットケ
ーブル13の外側領域を着脱して洗浄できることが必要
である。
本発明の巻取り装置11によればこれには全く問題はな
い。必要なことは、双方向移動する装置を、フラットケ
ーブル13の外側領域が外側ドラムに巻かれている位置
へ移動させ、支持部材77をこの位置に固定し、滑りク
ラッチを克服する力でフラットケーブル13を手で外側
ドラム15から引出し、それによってフラットケーブル
の支持部材77側を自由にクリーニングできるようにし
、それから双方向移動する装置をフラットケーブル13
の外側領域が完全に外側ドラム15上に巻かれる位置へ
戻すだけでよい。このように戻すときに、フラットケー
ブル13はきつく巻かれるのではなく、ゆるいループを
形成して外側ドラムから垂れているので、この戻しの時
に外側ドラム15は駆動輪リング43と外側ドラムリン
グ37が固定結合されている時の回転速度を取ることが
できるのでフラットケーブル13は再び外側ドラム15
上にきっちりと巻き付けられる。
滑りクラッチに関与する材料、滑りクラッチに関与する
面の幅と直径及び外側ドラム11と走行リング51の直
径の比を適当に選択することによって、それぞれの目的
に最適の解決法を提供することができる。
第6図は第1図に示す巻取り装置の変形例を示すもので
あって、本実施例の巻取り装置にはフリーホイール装置
が設けられており、フリーホイール装置は巻き戻し方向
においてだけ導線装置の外側領域に関して自由を与える
ように作用する。それによって、巻取り工程においては
駆動輪リングから外側ドラムへの所望の力の伝達が得ら
れ、巻き戻しのときにはケーブルが引っ張られることに
よる他に駆動輪リングによって外側ドラムが駆動される
ことはフリーホイール装置によって阻止される。それに
よってブレーキ装置はケーブルを引っ張ることによって
もたらされる外側ドラムの駆動力だけを制動すればよく
、さらに駆動輪リングを介して発生される駆動力を制動
する必要はなくなる。
そのために、第1図に示す駆動輪リング43は同心の2
つの部分リング143と145に分割されており、これ
らの部分リングは巻取り装置の巻き戻し方向においては
互いに自由に回転できるが、巻取り方向においては両部
分リング143と145の間にロックが生じるので、第
1図に示す実施例の場合に一体の駆動輪リング43と同
様に、ほぼ一体として回転する。
このために、両部分リングの周面には(第6図に示す実
施例の場合には部分リング145の周面147に)多数
の斜面凹部153が形成されており、その中にそれぞれ
球状あるいはディスク状のストップローラ151が挿入
されている。斜面凹部153とストップローラ151の
寸法は、ストップローラが斜面凹部153の最も低い箇
所に来たときにストップローラが部分リング145のリ
ング周面147から突出しないように設定されている。
それに対してストップローラが斜面凹部153の斜面を
少し登ると、ストップローラがリング周面147から突
出するので、ストップローラが部分リング143のリン
グ周面149の移動路を横切る。その結果としてまず両
部分リング143と145の相対移動が制動されて、つ
いには全く止まってしまう。
斜面凹部153の斜面上でのストップローラ151の昇
降動作は、ストップローラ151が部分リング143の
リング周面149から斜面凹部153の斜面へ相対的に
転動することによって行われる。ストップローラ151
が斜面凹部153の最も深い位置(ここではストップロ
ーラは部分リング143のリング周面149によって捕
捉されない〉から斜面凹部153の斜面を昇り戻ること
ができるようにするために、ストップローラは移動方向
に付勢する押圧ばね155の付勢力を与えられている。
外側ドラムの軸方向両側にそれぞれ駆動輪リング43が
設けられている場合には、各駆動輪リング43に第6図
に示すフリーホイール装置が設けられている。
次に第7図から第9図を用いて詳細に説明する特に好ま
しい実施例においては、導線装置の曲がりの変化や曲が
った導線の外側と内側の曲率が異なることによって生じ
る導線装置に負荷を与え、あるいは障害となる力が防止
される。
まず第7図には一部破断状態で示す包装されたフラット
ケーブル213が示されており、フラットケーブル13
は最も簡単な場合には内側ドラム17に取り付けられて
いる。フラットケーブル13の導体25は1列に並べて
配置され、かつそれぞれ−法線縁が設けられている。フ
ラットケーブル213の外側領域243においては、導
体25はゴムあるいはゴムと同様のプラスチックからな
るフレキシブルな絶縁材料からなるジャケット253内
に埋め込まれている。内側領域245においては導体2
5はジャケット253から露出している。導体は保持バ
ンド249によってジャケット253内におけるのとほ
ぼ同様の位置に保持されている。保持バンド249には
孔255が形成されており、孔は保持バンド249の長
さ及び幅にわたって所定に分配されて、それによって導
体25が長手方向において保持バンド249によって編
み込まれる。図示の実施例においては、2つの孔255
を通してそれぞれ2本の導体25が挿通されている。し
かしまた、それぞれの孔を通して多数の導体25あるい
は1本だけの導体を挿通させることも可能である。
好ましい実施例においては、保持バンド249は軟らか
い繊維材料からなり、この繊維材料は非常に撓みやすい
ので、各導体25を巻取りかつ巻き戻す時にニュートラ
ルな位相と位置を自動的にとることができる。異な半導
体25が異なるニュートラルな位相あるいは位置を探す
ことは、個々の導体25の直径の変動あるいは導体25
がきつくなったり緩くなったりすることによって必要と
なる。繊維材料の一方側には、滑り特性のよいプラスチ
ック層あるいはフィルムが設けられている。
このフィルムの材料としては例えばポリテトラフルオル
エチレン(PTFE)が適している。
外側領域243から内側領域245への移行領域におい
て、導体25と保持バンド245は第1の締付は枠25
7によって締付けられている。ジャケット253は締付
は枠257内に一緒には締め付けられておらず、その直
前で終わっている。
外側領域243の他方の端部では、ジャケット253上
に第2の締付は枠259がかしめられている。ジャケッ
ト253のこの端部から導体25が所定量突出しており
、それによって導体は連動する接続装置31.あるいは
フラットケーブル13を介して接続される双方向移動可
能な装置に直接接続することができる。
内側領域254の導体25は保持部材249の自由端か
ら突出しており、それによって導体は内側ドラム通過口
21を貫通して内側ドラム17の内部から側方へ導出す
ることができ、固定の接続装置あるいは固定の装置に直
接接続することができる。
第7図には内側領域245の自由端の取り付は状態が示
されている。図には簡単に図示するサイドディスク(ブ
レーキディスク)59を有する内側ドラム17が一部破
断されて示されている。同図には簡略化して示すサイド
ディスク59を有する内側ドラム17が一部破断して示
されている。
導体25の自由端は内側ドラム通過口21によって内側
ドラム17の外側から内部空間261へ導入される。導
体25の一部は第7図の左に示すサイドディスク59の
第7図左側の開口部223から導出される。残りの導体
25は第7図の右に示すサイドディスク59の第7図右
側の開口部23から導出される。
図示すると図が過剰になってわかりにくくなるので、第
7図には図示されていないが、導体25は内側ドラム通
過口21を通してゆるやかに案内され、導体25に付着
しないで導体の位置を保つだけの樹脂内に挿入されてい
る。それによって導体25は樹脂に対して、そしてそれ
に伴って内側ドラム通過口21に対して長手方向に移動
できるので、導体25はきつ過ぎたりあるいはゆる過ぎ
たりする場合に、撓むことができる。
導体25がこのように長手方向に移動可能であることを
妨げないために、保持バンド249は内側ドラム通過口
21の外側で内側ドラム17に、特に保持枠263によ
って固定されている。第7図に示す実施例においては、
露出してい半導体25の上を保護している繊維片265
が、前記保持枠263によって固定されている。
第8図には外側ドラムと内側ドラムがフラットケーブル
213の外側領域243と内側領域245の一部と共に
部分的に概略図示されている。例えば第1図と第6図に
示す巻取り装置の駆動部材、制動部材及びフリーホイー
ル部材は示されておらず、内側ドラムの軸方向の出口も
示されていない。
第8図は、フラットケーブル213の外側ドラム15の
外周27上にある外側領域253の一部を示すものであ
って、同図では導体25はジャケット253によって包
囲されている。外側ドラム通過口19には締付は枠25
7が来ている。外側ドラム15と内側ドラム17の間の
空間にはジャケット253から出てい半導体25と導体
を平坦な形状にまとめている保持バンド249とが一緒
に螺旋形に巻かれている。
第9図には外側ドラム19の概略が示されており、同図
では内側ドラム17のサイドディスク59用の開口部は
示されておらず、導線装置の外側ドラム通過口19への
固定状態が示されている。
外側ドラム15のドラム表面の外側ドラム通過口19の
領域が螺旋状に形成されていることによって、外側ドラ
ム通過口19の領域には径方向の段部267が形成され
る。この段部の外側ドラム15の両側端縁にはそれぞれ
取り付は孔269が形成されている。この取り付は孔2
69には第1の締付は枠257の両端の軸方向基部27
1が嵌入して、この締付は枠を固定している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の巻取り装置の一部破断斜視図、第2図
は第1図に示す巻取り装置の導線がない場合の軸方向断
面図、 第3図は第1図に示す巻取り装置の外側ドラムの断面図
、 第4図は第1図に示す巻取り装置の内側ドラムの断面図
、 第5図は第1図に示す巻取り装置のブレーキ装置を示す
一部破断断面図、 第6図は第1図に示す巻取り装置の他の実施例を示す一
部破断斜視図、 第7図はバッキングされたフラットケーブルと巻取り装
置の内側ドラムの概略を示す斜視図、第8図は本発明の
巻取り装置と第7図に示すフラットケーブルの概略を示
す斜視図、 第9図は外側ドラムからその外側にある導線装置へ移行
する部分を概略図示する斜視図である。 11・・・巻取り装置、 13・・・フラットケーブル(導線装置)、15・・・
外側ドラム、  17・・・内側ドラム、19.21・
・・ケーブル通過口、 23・・・中空室、   25・・・電気導体、27・
・・外周、     33・・・カバー、37・・・ド
ラムリング(ドラムディスク)、39・・・外周面、 
  43・・・駆動輪リング、47・・・外周面、  
 49・・・丸溝、51・・・走行リング、  53・
・・ディスク、57・・・内周面、 59・・・ブレーキディスク、 61・・・外周面、    63・・・ボルト、65・
・・孔、 67・・・ブレーキディスクスリット、69・・・袋孔
、     71・・・コイルばね、73・・・調節ボ
ルト、 75・・・レール、77・・・支持部材。 図面の浄書(内容に変更なし) 第 図 7 第 図 第 3 図 第4図 第5図 第 図 第7図 第 8 図 43 第3図 手 続 補 正 書(方式) 事件の表示 平成2年特許願第228487号 2゜ 発明の名称 導線装置用の巻取り装置 3゜ 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、固定配置の中空円筒状の内側ドラム(17)とこの
    内側ドラムを中心に回転可能な中空円筒状の外側ドラム
    (15)とを有し、 内側ドラム(17)と外側ドラム(15)にそれぞれ導
    線装置(13)を通過させて案内し、そこに固定する導
    線通過口(19、21)が設けられており、 外側ドラム(15)の回転によって、導線装置(13)
    の外側ドラム(15)の外部にある外側領域がその外周
    (27)上に巻取りないし巻戻し可能で、導線装置(1
    3)の外側ドラム(15)と内側ドラム(17)の間に
    ある内側領域が内側ドラム(17)に対して巻戻しない
    し巻取り可能であって、 一方の端部が固定の装置と、他方の端部が双方向移動可
    能な装置と結合された導線装置(13)を巻取りかつ巻
    戻すための巻取り装置(11)において、 双方向移動可能な装置の移動によって駆動される駆動装
    置(51、43)が滑りクラッチ(37、43)を介し
    て外側ドラム(15)と結合され、外側ドラムの直径に
    対して次のように、すなわち滑りのない結合のときに駆
    動装置(51、43)が外側ドラム(15)を、導線装
    置(13)の外側領域を巻くときに必要な外側ドラム(
    15)の周速度よりも大きい周速度で回転させるような
    寸法に設定されており、 外側ドラム(15)はブレーキ装置(39)の制動作用
    を受け、ブレーキ装置の制動力の大きさは、巻戻し方向
    において外側ドラム(15)を、導線装置(13)の外
    側領域の巻戻し速度に相当する外側ドラムの周速度より
    小さい周速度に制動するように設定されていることを特
    徴とする導線装置用の巻取り装置。 2、駆動装置が駆動輪装置(51、43)によって形成
    され、駆動輪装置は導線装置(13)の外側領域の巻取
    り及び巻戻し路と並んで設けられている転動路(75)
    と共働し、 外側ドラム(15)が転動路(75)に対して自由に回
    転可能に保持されていることを特徴とする請求項第1項
    に記載の巻取り装置。 3、外側ドラム(15)の少なくとも一方の外側端縁に
    、外側ドラム(15)に対して同軸でかつ外側ドラムと
    共に回転する外側ドラムディスク(37)が設けられて
    おり、その周面に駆動輪リング(43)が軸承されてお
    り、駆動輪リングは外側ドラムディスク(37)と駆動
    輪リング(43)の間の摩擦力を克服して外側ドラムデ
    ィスク(37)に対して回動可能であって、外側ドラム
    ディスクの外径は外側ドラム(15)の外径より小さく
    、かつその周面は転動路(75)に対して転動滑りを防
    止する大きな摩擦係数を有することを特徴とする請求項
    第2項に記載の巻取り装置。 4、走行リング(51)も駆動輪リング(43)も柔軟
    な材料から形成されており、 駆動輪リング(43)に少なくとも1つの径方向スリッ
    ト(45)が形成されており、 駆動輪リング(43)が弾性的な走行リング(51)に
    よって必要な滑りクラッチに相当する所定の巻き付き力
    で外側ドラムディスク(37)の周面に押圧されること
    を特徴とする請求項第3項に記載の巻取り装置。 5、外側ドラムディスク(37)が切欠きあるいは膨出
    の外周輪郭を有し、駆動輪リング(43)がそれと相補
    的な膨出あるいは切欠きの内周輪郭を有することを特徴
    とする請求項第2項から第4項のいずれか1項に記載の
    巻取り装置。 6、外側ドラムディスクが外側ドラムリング(37)と
    して形成され、その内周がそれに対して同軸の固定配置
    のブレーキディスク(59)の外周(61)上を回転す
    ることを特徴とする請求項第1項から第5項のいずれか
    1項に記載の巻取り装置。 7、ブレーキディスク(39)に少なくとも1つの径方
    向のブレーキディスクスリット(67)が形成され、 ブレーキディスク(59)の前記ブレーキディスクスリ
    ット(67)に隣接する領域が押圧ばね(71)によっ
    てブレーキディスクスリット(67)を拡大する方向へ
    付勢されていることを特徴とする請求項第6項に記載の
    巻取り装置。 8、ブレーキディスク(59)の、外側ドラム(15)
    の巻戻し方向に見てブレーキディスクスリット(67)
    の前方にある部分のみが固定位置に保持されており、そ
    れによってブレーキディスク(59)のこの巻戻し方向
    に見てブレーキディスクスリット(67)の後方にある
    領域が、外側ドラムリング(37)とブレーキディスク
    (59)の間に摩擦があることによって外側ドラム(1
    5)が巻戻し方向に回転したときにブレーキディスクス
    リット(67)が拡大され、押圧ばね(71)の作用に
    よってブレーキディスク(59)の固定位置に保持され
    ている領域から離れる方向へ押圧されるので、外側ドラ
    ム(15)が巻戻し方向に回転する場合には外側ドラム
    (15)が巻取り方向へ回転する場合よりもブレーキデ
    ィスク(67)の制動力が大きいことを特徴とする請求
    項第7項に記載の巻取り装置。 9、内側ドラム(17)が外側ドラム軸に対して偏心し
    て配置されていることを特徴とする請求項第1項から第
    8項のいずれか1項に記載の巻取り装置。 10、内側ドラム(17)及び/あるいは外側ドラム(
    15)の表面の少なくとも導線通過口領域(19、21
    )の断面が螺旋状に形成されており、 導線通過口(19、21)の一方側に隣接する螺旋端部
    が導線通過口(19、21)の他方側に隣接する螺旋端
    部からほぼ導線装置(13)の厚さに相当する径方向距
    離を有することを特徴とする請求項第1項から第9項の
    いずれか1項に記載の巻取り装置。 11、導線装置がフラットケーブル(13)によって形
    成されていることを特徴とする請求項第1項から第10
    項のいずれか1項に記載の巻取り装置。 12、外側ドラムディスク(37)の内周とブレーキデ
    ィスク(59)の外周が請求項第5項に相当する周面輪
    郭を有することを特徴とする請求項第6項から第11項
    のいずれか1項に記載の巻取り装置。 13、外側ドラム(15)の両側端縁にそれぞれ駆動輪
    リング(43)が配置されており、導線装置(13)の
    外側領域の巻取り及び巻戻し路に沿って、ほぼ上方が開
    放したC字状の断面形状を有するレール(75、77)
    が延びており、駆動輪リング(43)ないし走行リング
    (51)がC字状の上方へ突出した辺上で転動し、 外側ドラム(15)が上方へ突出する辺(75)の間に
    、レール(75、77)に対して自由に回転できるよう
    に配置されていることを特徴とする請求項第3項から第
    12項のいずれか1項に記載の巻取り装置。 14、支持部材(77)が円弧状のレールによって形成
    され、その一方の端部に、円弧状のレールが円弧状に揺
    動することによって円弧に沿って往復移動可能な装置が
    配置されていることを特徴とする請求項13項に記載の
    巻取り装置。 15、外側ドラムディスク(37)と駆動輪リング(4
    3)の少なくとも共働する周面の領域が硬さの異なる材
    料から形成されていることを特徴とする請求項第3項か
    ら第14項のいずれか1項に記載の巻取り装置。 16、外側ドラムリング(37)とブレーキディスク(
    59)の少なくとも共働する周面の領域が硬さのことな
    る材料から形成されていることを特徴とすr請求項第3
    項から第15項のいずれか1項に記載の巻取り装置。 17、駆動装置(51、43)と外側ドラム(15)の
    間に導線装置の外側領域の巻戻し方向においてだけ自由
    を与えるように作用するフリーホィール装置(143、
    145、151、153、155)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項第1項から第16項のいずれか1
    項に記載の巻取り装置。 18、フリーホィール装置(143、145、151、
    153、155)が駆動輪リング(43)を2つの同心
    の部分リング(143、145)に分割することによっ
    て形成され、対向するリング周面(147、149)間
    にストップローラ(151)が配置され、前記ストップ
    ローラは一方の部分リング(145)のリング周面(1
    47)に形成された径方向へ傾斜した斜面凹部(153
    )上で移動可能であって、かつ斜面凹部(153)の最
    も低い箇所に位置決めされたときにはこのリング周面(
    147)を越えて突出しないが、斜面凹部(153)の
    斜面を昇ってゆくにつれてこのリング周面(147)よ
    り突出し、それによって両部分リング(143、145
    )が互いに自由に回動することが阻止され、その場合に
    ストップローラ(151)は斜面凹部(153)の最も
    低い箇所から突出するようにばねの付勢(155)を与
    えれれていることを特徴とする請求項第17項に記載の
    巻取り装置。 19、請求項第1項から第18項のいずれか1項に記載
    の巻取り装置であって、導線装置に多数のフレキシブル
    な導線(25)が設けられており、この導線が柔軟な材
    料からなりジャケット(253)内に一緒に埋め込まれ
    ている巻取り装置において、 導線装置の外側領域(243)にだけジャケット(25
    3)が設けられており、 導線(25)が導線装置の内側領域(245)に束ね装
    置(249)によってゆるい束の形状に保持され、導線
    の外側領域はジャケット(253)内に埋設されること
    によって束の形状を有し、その場合に個々の導線(25
    )は互いにかつ束ね装置(246)に対して摺動可能で
    あって、 導線装置は導線通過口(19、21)を通して次のよう
    に、すなわち個々の導線が外側ドラム通過口(19)の
    領域ではジャケット(253)に関して、内側ドラム通
    過口(21)の領域では内側ドラム通過口に対して長手
    方向に摺動可能であることを特徴とする巻取り装置。 20、請求項第19項に記載の巻取り装置であって、フ
    ラットケーブル(213)に1列に並べて配置された電
    気導体(25)が設けられている巻取り装置において、 束ね装置にほぼフラットケーブル(213)の幅を有す
    る保持バンド(249)が設けられており、保持バンド
    がほぼ非弾性的に屈曲可能な材料からなり、外側ドラム
    通過口(19)の領域も内側ドラム通過口(21)の領
    域も固定されており、かつその長さ及び幅にわたって分
    配された多数の孔(55)を有し、その孔を通して個々
    の導体(25)が長手方向において保持バンド(249
    )内に編み込まれることを特徴とする巻取り装置。 21、保持バンド(249)の一端が外側ドラム通過口
    締付け装置(257)に、他端が内側ドラム通過口(2
    1)の近傍において保持枠(263)によって内側ドラ
    ム(17)に固定されており、 内側ドラム通過口(21)の導体(25)の周りに固体
    の鋳造材料が充填されており、この鋳造材料が導体(2
    5)に付着せずに導体を包囲しており、それによって導
    体が長手方向に摺動可能であって、かつ鋳造材料は導体
    の位置を保持するだけであることを特徴とする請求項第
    20項に記載の巻取り装置。 22、外側ドラム(15)から巻戻され半導体装置部分
    を搬出する湾曲した搬出路と組み合わせた請求項第1項
    から第21項のいずれか1項に記載の巻取り装置におい
    て、 巻取り装置(11)が、導体装置の外側領域(43)の
    外側ドラム(15)から巻戻された部分が搬出路と同一
    の湾曲方向を有するように、巻取り装置(11)が搬出
    路の上方に設けられていることを特徴とする巻取り装置
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