JPH03181476A - 4―(3―チエニル)―2―チエニル誘導体及びその製造法 - Google Patents

4―(3―チエニル)―2―チエニル誘導体及びその製造法

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JPH03181476A
JPH03181476A JP1322281A JP32228189A JPH03181476A JP H03181476 A JPH03181476 A JP H03181476A JP 1322281 A JP1322281 A JP 1322281A JP 32228189 A JP32228189 A JP 32228189A JP H03181476 A JPH03181476 A JP H03181476A
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thienyl
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JP1322281A
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Yoshiaki Iida
好昭 飯田
Hitoshi Masaki
正木 人志
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MSD KK
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Banyu Phamaceutical Co Ltd
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 正4旦焚艶乱生色 本発明は、 一般式 [式中、Raはホルミル基、ヒドロキシメチル基、ハロ
メチル基、低級アルカノイルオキシメチル基、低級アル
コキシカルボニル基 Rb ヒドロキシメチル基、低級アルカノイルオキシメチル基
又は低級アルコキシカルボニル基を示す)で表される基
を示す]で表される4−(3−チエニル)−2−チエニ
ル誘導体及びその製造法に関するものであり、本発明に
より提供される4−(3一チエニル)−2−チエニル誘
導体は、例えば医薬、農薬等の各種生理活性物質を製造
する際の合成中間体として有用である。
従ま返1歪一 前記一般式[I]で表される4−(3−チエニル)−2
−チエニル誘導体は文献未記載の新規化合物であり、従
来より、その製法及び化合物の有用性等については全く
知られていない。
前記−数式[I]で表される4−(3−チエニル)−2
−チエニル誘導体は、医薬、農薬等の各種生理活性物質
の合成中間体として有用であるが、特に、本発明者等が
先に報告した、下記−数式[VI]で表されるコレステ
ロール生合成阻害作用を有する置換アリルアミン誘導体
の合成中間体として重要である[ PCT/JP891
00522] 。
[式中、R1は低級アルキル基を示し、R2及びR3は
同−又は異なって低級アルキル基を示すか、或いは両者
が結合して隣接する炭素原子と共にシクロアルカンを形
成する基を示し、R4は水素原子、低級アルキル基又は
低級アルコキシ基を示し:Aはメチレン基を示し、Bは
酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、メチレン基又は式
ニーNR5−(ここで、R5は水素原子又は低級アルキ
ル基を示す)で表される基を示すか、或いはA及びBの
両者が一緒になってビニレン基若しくはエチニレン基を
示すコ 本発明の目的は、これら有用な置換アリルアミン誘導体
を製造する際の重要な原料中間体である4−(3−チエ
ニル)−2−チエニル誘導体を提供し、併せて該化合物
の安価で、且つ、簡便な工業的製法を提供せんとするも
のである。
本発明者等は一連の研究により、4−(3−チエニル)
−2−チエニル構造を有する上記−数式[VI]で表さ
れる置換アリルアミン誘導体が、強力なコレステロール
生合成の阻害作用を有し、その結果、抗高コレステロー
ル血症剤、抗高脂血症剤、ひいては抗動脈硬化剤として
有用であることを報告した[ PCT/JP89100
522]。今回、本発明者等は、これら置換アリルアミ
ン誘導体[■コの製造法についてさらに鋭意検討を重ね
た結果、上記−数式[I]で表される 4−(3−チエ
ニル)−2−チエニル誘導体がその原料中間体として非
常に有用であり、さらにそれ等は、簡便、且つ、経済的
な方法により容易に製造入手し得ることを発見し、本発
明を完成した。即ち、本発明によれば、−数式[I]で
表される4−(3−チエニル)−2−チエニル誘導体は
、簡便、且つ、極めて工業的な方法により製造せられ、
さらにそれ等は、−数式[VI]で表されるコレステロ
ール生合成阻害剤の合成中間体として非常に有用である
次に、この明細書の記載において言及される各種用語の
定義及びその具体的な例について説明する。
[低級コなる語は、この語が付された基の炭素数が6個
以下、好ましくは4個以下であることを意味するのに用
いる。従って低級アルキル基としては、例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、
tert−ブチル基等の炭素数1〜4個の直鎖又は分岐
状のアル・キル基が挙げられ、低級アルコキシカルボニ
ル基としては、好ましくはメトキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基、プロポキシカルボニル基等の炭素数
1〜4個の直鎖のアルコキシカルボニル基が挙げられ、
また、低級アルカノイルオキシメチル基としては、好ま
しくはアセトキシメチル基、プロピオニルオキシメチル
基、ブチリルオキシメチル基、イソブチリルオキシメチ
ル基等の炭素数2〜4個の直鎮又は分岐状のアルカノイ
ルオキシメチル基が挙げられる。ハロゲン原子とは、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を意味す
る。
次に、本発明化合物の一般的製一法について説明する。
本発明の化合物は、例えば下記の製法A−Dにより製造
することができる。
[!1法A] [a法Bコ 、h [IV] [V] [bコ [製法C] [ICコ [式中、RCはホルミル基、ヒドロキシメチル基、低級
アルカノイルオキシメチル基、低級アルコキシカルボニ
ル基 Rb ヒ「ロキシメチル基、低級アルカノイルオキシメチル基
又は低級アルコキシカルボニル基を示す)で表される基
を示し;Rdは低級アルキル基を示し:Reはホルミル
基又は低級アルコキシカルボニル基を示し;X及びYは
ハロゲン原子を示し:Zは脱離基を示す、] 上記製法Aは、4−ハロチェニル誘導体[n]を原料に
して、パラジウム触媒存在下、一般式[mコで表される
トリアルキル(3−チエニル)スタナンを反応させて、
本発明化合物[: I alを製造するための方法であ
る0反応は、通常、化合物[II]及び[III]を等
モル又はいずれか一方を少過剰用いて、反応に悪影響を
及ぼさない溶媒中で行なうことが好ましい。この際使用
される溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン若しく
はキシレン等の芳香族炭化水素、又は例えばテトラヒド
ロフラン、ジオキサン若しくはジメトキシエタン等のエ
ーテル系溶媒が挙げられるが、このうち、特に、ベンゼ
ン、トルエン若しくはキシレン等の芳香族炭化水素系溶
媒が好ましい。また、反応温度及び反応時間は侍−とご
限定されないが、一般には、50〜200℃の範囲でい
ずれか一方の原料が消失した時点を反応の終点とするこ
とができる。さらに、使用されるパラジウム触媒として
は、パラジウム金属錯体が好ましく、具体的にはパラジ
ウム−第三ホスフィン錯体又はパラジウム塩若しくはパ
ラジウム錯体と第三ホスフィンの組み合せ等が挙げられ
る。このうち、特に、パラジウム−第三ホスフィン錯体
としてはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウムが、また、パラジウム塩と第三ホスフィン錯体の組
み合せとしては塩化パラジウムとトリフェニルホスフィ
ンの組み合せが・その入手の容易さ等から汎用される。
この触媒の使用量は、好ましくは原料化合物に対して0
.O1〜0.1当量である。また、この際、反応液の着
色が抑制できる点で窒素雰囲気下で行なうことがより好
ましい。
製法Bは、一般式[I]で表される本発明化合b [ここで、Rbは前記の意味を有する]で表される基で
ある式[I blの化合物を製造するための方法である
。製法Bは、例えばエタノール、2−プロパツール、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、クロロホルム、ベンゼ
ン、アセトン、ジメチルホルムアミド若しくはジメチル
スルホキシド、又はこれらと水の混合液等の反応に悪影
響を及ぼさない溶媒中、通常、化合物[rV]及び化合
物[V]を等モル又はいずれか一方を少過剰反応させる
ことにより行なわれる。また、反応条件として、反応温
度は一70〜100℃、好ましくは一20〜50℃であ
り、反応時間は1分間〜24時間、好ましくは30分°
間〜5時間である。また、このカップリング反応は、通
常、塩基の存在下に行なわれ、その際使用される塩基と
しては、例えば水素化ナトリウム、水素化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭鮫ナトリウム、炭
酸カリウム、炭故水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等
の無機塩基又はピリジン、ジメチルアミノピリジン等の
有機塩基が挙げられ、また5、その使用量は、通常、各
原料化合物に対して等モル又は過剰量、好ましくは1〜
2モルである。なお、2で示されろ脱離基としては、例
えば塩素原子、臭素原子若しくはヨウ素原子等のハロゲ
ン原子、又は例えばメタンスルホニルオキシ基若しくは
p−)ルエンスルホニルオキシ基等の有機スルホニルオ
キシ基が挙げられる。
製法Cは式[I C]で表される化合物を原料として、
還元剤を用いて4−(3−チエニル)−2−チエニルメ
タノールを製造するための方法である。
この反応は、通常、反応に悪影響を及ぼさない溶媒中、
還元剤の存在下に行なわれる。この際使用される溶媒と
しては、メタノール、エタノール、2−プロパツール等
のアルコール類、エチルエーテル、テトラヒドロフラン
等のエーテル類、又はこれらと水の混合液等が挙げられ
、還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホ
ウ素リチウム、水素化ホウ素カルシウム又は水素化アル
ミニウムリチウム等が挙げられる。このうち、特に、ホ
ルミル基を還元する場合、アルコール類若しくはエーテ
ル類、又はこれらと水の混合液中、水素化ホウ素ナトリ
ウムを用いることが好ましく、また低級アルコキシカル
ボニル基を還元する場合、エーテル系溶媒中、水素化ア
ルミニウムリチウムを用いることが好ましい。還元剤の
使用量は、原料である4−(3−チエニル)−2−チエ
ニル誘導体に対して化学量論量以上、通常1〜10倍量
、好ましくは1〜3倍量である。また、反応温度は一8
0〜lOO℃の範囲で任意であるが、好ましぐは一り0
℃〜室温であり、反応時間は特に制限はないが、通常、
10分間〜10時間である。
製法りはハロゲン化剤を用いて4−(3−チエニル)−
2−チエニルメタノールをハロゲン化する方法である。
この反応は、通常、溶媒の非存在下又は反応に悪影響を
及ぼさない溶媒中、ハロゲン化剤の存在下で行なわれる
。この際使用される溶媒としては、クロロホルム、塩化
メチレン又は酢斂エチル等が挙げられ、ハロゲン化剤と
しては、ホスゲン、塩化チオニル、三塩化リン、オキシ
塩化リン、五塩化リン又は三臭化リン等が挙げられるi
このうち、特に、塩化チオニル、オキシ塩化リン、五塩
化リン又は三臭化リンが好ましい、ハロゲン化剤の使用
量は、原料である 4−(3−チエニル)−2−チエニ
ルメタノールに対して化学m論量以上、通常1〜10倍
量、好ましくは1〜3倍量である。また、反応温度は一
50〜100°Cの範囲で任意であるが、好ましくは一
20°C〜室温であり、反応時間は特に制限はないが、
通常、10分間〜10時間である。
上記製法A−Dで用いられる原料化合物[■]〜[V]
は、市販品として購入するか又は文献記載の製法[ズル
ナール・オブシェイ・ヒーミー(Zh、 0bshch
、 Khim、)  、 l、 969−977(19
64) ;ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサエティ・
パーキン・トランスアクションズ(J、 Chem。
Sac、 Perkin Trans、)  I 、 
2415−2421 (1988)]により、容易に製
造入手することができる。
製法Bで用いられる化合物[rV]は製法Cで得られる
4−(3−チエニル)−2−チエニルメタノールをハロ
ゲン化又はスルホニル化することにより逼られる1例え
ば溶媒の非存在下又はクロロホルム若しくは塩化メチレ
ン等の溶媒中で、塩化チオニル若しくは三臭化リン等の
ハロゲン化剤、又はメタンスルホニルクロリドとトリエ
チルアミン゛等のスルホニル化剤を用いて、−20℃〜
室温下室温−5n間処理することにより行なわれる。
以上の各工程で得られる本発明の目的化合物又は原料化
合物は、溶媒抽出、悪習、再結晶又はカラムクロマトグ
ラフィー等の通常の方法で単離精製することができる。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、もとより本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
実施例1 トリブチル(3−チエニル)スタナン 16 、4g。
4−ブロモ−2−チエニルカルバルデヒド7.0g及び
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムL 
6.3 Kを無水キーシ、レン30m1に溶解し、1時
間加熱還流する。25zフツ化カリウム水溶液を加えて
不溶物を濾別し、有機層を分取後飽和食塩水で洗浄し無
水硫酸マグネシウムにより乾燥する。乾燥剤を濾別後溶
媒を留去し、残渣をメタノール、二一チル、ヘキサンに
て順次洗浄すれば、淡黄色粉末の表題化合物5.64g
 (収率: 79X)、m、p、102−104℃が得
られる。
MR(CDC13)’δ: 7.33(IH,dd、J
=4.8Hz、1.5Hz)。
7.40(IH,dd、J=4.8Hz、2.9)1z
) 。
7.44(LH,dd、J=2.9Hz、1.5Hz)
 。
7.77(IH,t、J=1.5Hz)、7.97(L
H,d、J=1.5Hz)、 9.96(IH,s)原
料化合物の4−ブロモ−2−チエニルカルバルデヒドに
代えて3−(4−ブロモ−2−チエニルメチルオキシ)
ベンズアルデヒドを用い、他は実施例1と同様な反応を
行なって、実施例2の化合物を得た。
実施例2 NMR(CDC13)δ:  5.29(2H,s)、
 7.22−7.51(91−1,m)。
9.99(IH,s) 実施例3 エニル −一 エニ    − 製ユL 前記実施例1で得られた4−(3−チエニル)−2−チ
エニルカルバルデヒド5.6gをメタノール85m1に
懸濁し、水冷攪拌下、水素化ホウ素ナトリウム1.6g
を加えて室温で1.5時間攪拌する。溶媒を留去し酢酸
エチルと水を加えて抽出後、有機層を分取し3z塩酸水
溶液次いで水にて洗浄後無水硫。
故マグネシウムにより乾燥する。乾燥剤を濾別後溶媒を
留去・すれば、白色粉末状結晶の表題化合物(収率:9
8χ) 、m、p、115−117℃、が得られる。
NMR(CDCl2)δ: 4.84(2H,d、J=
5.9Hz)、 7.23−7.25(IH,m)、 
7.27−7.35(4H,m)実施例4 番−ヒドロキシベンジ、ルアルコール5.2gの無水ジ
メチルホルムアミド 23、1gを加えた後、−20’C攪拌下、4−(3−
チエニル)−2−チエニルメチルプロミド[実施例3で
得られた4−(3−チエニル)−2−チエニルメタノー
ルを三臭化リンを用いてブロム化し製造コ10、8gの
無水ジメチルホルムアミド溶液( 20ml)を加えて
さらに室温で一夜攪拌する.溶媒を留去し酢酸エチルと
水を加えて抽出後、有機層を分取し、水、0.15規定
水酸化ナトリウム水溶液、次いで飽和食塩水で順次洗浄
後無水硫酸マグネシウムにより乾燥する.乾燥剤を濾別
後溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー[メルク 7734 100g.溶出溶媒:クロ
ロホルム]にてi製し、トルエンにより再結晶すれば淡
黄色粉末の表題化合物9.6g (収率ニア2X) 、
m.p.89.5〜90’C、が得られる。
NMR (CDC13)δ: 4.69(2H,s)、
 5.24(2H,s)、 6.93(LH,dd,J
=8.0Hz,2.6Hz)、 6.98(1)(、d
,J=8.0Hz)、 7.03−7.05(IH。
m)、、  7−27−7、34(6H,m)実施例 
5 4−(3−チエニル)−2−チエニルメタノール11、
3gをi¥酸エチル240mlに溶解し、水冷攪拌下、
三臭化リン8.2mlを加え20分間攪拌する。氷、飽
和次数水素ナトリウム水溶液を順次加えて中和し、有機
層を分取後飽和食塩水で洗浄し無水硫駁マグネシウムで
乾燥する.乾燥剤を濾別後溶媒を留去すれば、白色粉末
の表題化合物5.0gが得られる。
NMR (CDC13)δ: 4.74(2H,s)、
 7.17−7、20(2H,m)。
7、25−7.35(3H,m) 以下に参考例を記載し、上記実施例中で使用された原料
化合物の一般的合成法を説明する。
参考例 4−ブロモ−2−チエニルカルバルデヒド3.6gをエ
タノール30mlに溶解し、水冷攪拌下、水素化ホウ素
ナトリウム0.35gを加えて室温で20分間攪拌する
.溶媒を留去後室法により後処理すれば4−ブロモ−2
−チエニルメタノールが得られる。
上記のアルコール体をクロロホルム30mlに溶解し、
水冷攪拌下、塩化チオニル1.3mlを加えて1時間攪
拌する。5に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和後
、常法により後処理すれば 4−ブロモ−2−チエニル
メチルクロリドが得られる。
上記のクロロメチル体をジメチルホルムアミド15m1
に溶解し、3−ヒドロキシベンズアルデヒド2.3g及
び炭酸ナトリウム2.0gを加えて室温で一夜攪拌する
。溶媒を留去後常法により後処理し、残渣を中圧液体ク
ロマトグラフィー[カラム:Lobarcolumn、
 5ize C,Lichroprep St 50F
 (メルク社製)、溶出溶媒 :ヘキサン/酢酸エチル
=15/1→12/11により精製すれば、淡黄色油状
の表題化合物(収率:56X)が得られる。
発」L身突じL 本発明によれば、容易に人手し得る一般式[nl及び[
lIr1で表される4−ハロー2−チエニル誘導体及び
トリアルキル(チエニル)スタナンを出発原料として用
い、−数式[I]で表される新規化合物 4−(3−チ
エニル)−2−チエニル誘導体が好収率で得られる。従
って、本発明化合物は、医薬・農薬等の各種生理活性物
質の合成中間体として有効性が期待できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [式中、R^aはホルミル基、ヒドロキシメチル基、ハ
    ロメチル基、低級アルカノイルオキシメチル基、低級ア
    ルコキシカルボニル基 又は式:▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R
    ^bはホルミル基、ヒドロキシメチル基、低級アルカノ
    イルオキシメチル基又は低級アルコキシカルボニル基を
    示す)で表される基を示す]で表される4−(3−チエ
    ニル)−2−チエニル誘導体。 (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[II] [式中、R^cはホルミル基、ヒドロキシメチル基、低
    級アルカノイルオキシメチル基、低級アルコキシカルボ
    ニル基 又は式:▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R
    ^bはホルミル基、ヒドロキシメチル基、低級アルカノ
    イルオキシメチル基又は低級アルコキシカルボニル基を
    示す)で表される基を示し;Xはハロゲン原子を示す]
    で表される4−ハロ−2−チエニル誘導体を、パラジウ
    ム触媒存在下、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[III] [式中、R^dは低級アルキル基を示す]で表されるト
    リアルキル(3−チエニル)スタナン誘導体と反応させ
    ることを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ^a] [式中、R^cは前記の意味を有する]で表される4−
    (3−チエニル)−2−チエニル誘導体の製造法。 (a)反応をベンゼン、トルエン又はキシレン中で行な
    うことを特徴とする第2請求項記載の製造法。 (4)パラジウム触媒としてパラジウム金属錯体を使用
    することを特徴とする第2請求項又は第3請求項記載の
    製造法。 (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[IV] [式中、Zは脱離基を示す]で表される4−(3−チエ
    ニル)−2−チエニル誘導体を塩基の存在下、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[V] [式中、R^bはホルミル基、ヒドロキシメチル基、低
    級アルカノイルオキシメチル基又は低級アルコキシカル
    ボニル基を示す]で表される3−ヒドロキシベンゼン誘
    導体と反応させることを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ^b] [式中、R^bは前記の意味を有する]で表されるアニ
    ルオキシベンゼン誘導体の製造法。 (6)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ^c] [式中、R^eはホルミル基又は低級アルコキシカルボ
    ニル基を示す]で表される4−(3−チエニル)−2−
    チエニル誘導体を還元することを特徴とする4−(3−
    チエニル)−2−チエニルメタノールの製造法。 (7)4−(3−チエニル)−2−チエニルメタノール
    をハロゲン化することを特徴とする、一般式▲数式、化
    学式、表等があります▼[ I ^d] [式中、Yはハロゲン原子を示す]で表される2−ハロ
    メチル−4−(3−チエニル)チオフェンの製造法。 (8)ハロゲン化剤として塩化チオニル、オキシ塩化リ
    ン、五塩化リン又は三臭化リンを使用することを特徴と
    する第7請求項記載の製造法。
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