JPH03179289A - シンクロトロンのビーム位置モニタ較正装置の原点検出器 - Google Patents

シンクロトロンのビーム位置モニタ較正装置の原点検出器

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JPH03179289A
JPH03179289A JP31847089A JP31847089A JPH03179289A JP H03179289 A JPH03179289 A JP H03179289A JP 31847089 A JP31847089 A JP 31847089A JP 31847089 A JP31847089 A JP 31847089A JP H03179289 A JPH03179289 A JP H03179289A
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JP
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antenna
origin
axis
beam position
position monitor
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Keiko Kumagai
熊谷 桂子
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、高エネルギー電子ビームに円弧を描かせて
シンクロトロン放射を行わせることにより高エネルギー
電磁波を得てこれを利用するためのシンクロトロンの、
真空ダクト内の電子ビームの位、1ffiをモニタする
ためのシンクロトロンのビーム位置モニタを、較正装置
で較正する際に電子ビームの設計走行位置としての原点
位置を検出するための原点検出器に関する。
〔従来の技術〕
シンクロトロンは電磁石を円形に配置して荷電粒子を回
転させながら加速する装置であり、特に高エネルギー荷
電粒子を得るのに適して粒子加速器として高エネルギー
粒子に関する研究に使用されてきた。近年、シンクロト
ロンで生成した高エネルギー電子のシンクロトロン放射
によって生ずる高エネルギー電磁波を利用することが種
々の分野で進められている。
第3図はシンクロトロン全体の概略を示す平面図である
。この図において、シンクロトロンは6つの偏向電磁石
15、これら偏向電磁石】5の間に2つずつ設けられた
四極電磁石14、偏向電磁石15と四極tm石14との
間に設けられた6つのビーム位置モニタ13と、これら
を結ぶ電子ビームの走行経路としての1本の直線で示し
た真空ダクト1とからなり、また、荷電粒子入射ダクト
21と荷電粒子取出しダクト22が設けられている。
別途所定のエネルギー値まで加速した電子ビームを荷電
粒子入射ダクト21からシンクロトロンに入射する。入
射された電子ビームはシンクロトロンの真空ダクト1内
を循環しながら、更に加速されるか、入射時のエネルギ
ーを保持することになる。
真空ダクト1内の電子ビームは偏向を磁石15の磁場に
従って決められた循環軌道を周回する。
この循環軌道は正確に真空ダクト1内の中心に通過する
ように設計されているが、現実には偏向電磁石15や電
子ビームを収束するための四極電磁石14などの設W誤
差や磁場強度のばらつきなどにより前述の設計上の循環
軌道からずれる。このずれを絶えず測定するものがビー
ム位置モニタ13である。
ビーム位置モニタ13は第3図に示すように複数箇所に
設置されており、これらのビーム位置モニタ13の出力
値を計算して各場所でのビーム位置が求まる。その結果
を解析して電磁場の磁場強度などを調整することによっ
て電子ビームの循環軌道が修正される。
第4図は従来のビーム位置モニタの断面図である。この
図に示したビーム位置モニタ13はボタン電極形ビーム
位置モニタとも呼ばれていて、4枚の電極4A、4B、
4C,4Dが設けられている。
これらの電極4A、4B、4C,4Dは上部電極台31
に電極4A、4Dが、下部電極台32に電極4B、4C
がそれぞれコネクタ5A、5B。
5C,5Dを介して取付けられており、電極台31.3
2はビーム位置モニタ13の真空ダクト部60に溶接さ
れている。更に、真空ダクト部60には、ビーム位置モ
ニタ13をシンクロトロンに組み込むための取付腕61
.63が溶接で取付けられており、この取付腕61.6
3が図示しない固定台に固定されている取付ブロック3
334にそれぞれボルト62.64で取付けられ、ボル
ト35による位置を微調整するなどして正確に位置決め
されている。ビーム位置モニタ13はビーム位置を測定
するという目的からその取付けは精度の高いものでなく
てはならない。そのため、ビーム位置モニタ13は四極
電磁石14や偏向電磁石15なとシンクロトロンのビー
ムの走行経路の基準となる部品に直付けされ、その位置
が確定している取付はブロック33.34に精度よく取
付けられるようになっている3例えば、第4図では取付
はブロック33.34から見たとき、四極itM1石1
4の磁極中心又は偏向電磁石15のビームの設計走行経
路の延長線上に原点Gを設け、水平方向にX軸、垂直方
向にY軸、ビームの走行方向にZ軸をとる。
ビーム位置モニタ13を取付はブロック33゜34に取
付けたとき真空ダクト部60の断面のほぼ中心が原点G
になるようにビーム位置モニタ13は製作される。ただ
し、ビーム位置モニタ13は複数個あるのでそれぞれの
ビーム位置モニタ13の原点位置の固体差は存在するこ
とになる。
ビーム位置モニタ13の真空ダクト部60内の位W(X
、Y)を電子ビーム100が紙面と垂直方向に通過する
とすると、各電極に電荷が誘起され、電極4A、4B、
4C,4Dと真空ダクト1との間にそれぞれ電圧V、、
V、、V。、■わが誘起される。X軸方向の出力信号を
H,SYY軸向の出力信号をH7 とし、 これらH、、 HYを次式で 定義する。
Va +Vm +Vc +V。
Va +Vm +Vc +V。
このH,は電子ビーム100の位置(X、Y)が右はど
、すなわちXの値が大きいほど大きな値になり、H7は
Yの値が大きいほど大きな値になる。
ただ、出力信号(HX、HY)の変化は電極4A4B 
 4C,4Dのそれぞれの個体差や電子ビーム100の
位置によって電極感度が異なることから線型にはならな
い、このため、−船釣にはそれぞれのビーム位置モニタ
13ごとに電子ビーム100を模擬した直線状のアンテ
ナに電流を流して模擬電子ビームとして位置(x、y)
に対する出力信号(Hえ、H1)の較正を行う。
この較正を行っておけば、実際にビーム位置モニタ13
をシンクロトロンに組み込んだとき、電子ビーム100
の通過によって発生する電極の電圧VA、V1.vc、
VDから求まる出力信号(H,、HV )が判れば電子
ビーム位置(x、y)を求めることができる。アンテナ
を用いた前述の較正はマツピングと呼ばれている。
第5図は従来のビーム位置モニタ較正装置である。この
図において、基礎架台40に取付けられた取付台42.
43にビーム位置モニタ13を取付け、X、Y方向へ動
くアンテナ移動台41によってアンテナ200をビーム
位置モニタ13の真空ダクト部60内で動かし、このア
ンテナ200に電流を流したときの各X、Y座標での電
極4A。
4B、4C,4Dの出力電圧Va 、Va 、Vc 。
■、を記録するものである。
アンテナ移動台41は基礎架台40に固定して取付けら
れたX方向基準台411、このX方向基準台411に図
示のX方向に可動に取付けられたX方向移動台412、
このX方向移動台412Y方向に可動に取付けられたY
方向移動台414、及びX方向移動台412の動力とし
てのモータ413 、Y方向移動台414の動力として
のモータ415からなっており、これらは図示しない制
御装置で制御される。
アンテナ200はY方向移動台414に正確にZ軸に平
行になるように取付けられていて、X方向移動台412
とY方向移動台414を移動させることによりX方向、
Y方向の位置に配置させることができる。
取付台42.43は取付は面がシンクロトロン上の取(
−Jけブロック33.34と同様の構造にしであるので
、取付台42.43に対する原点、X。
Y座標の位置関係は1つに決まっている。したがって、
アンテナ200は原点を基準にX方向、Y方向に動かせ
ばよいのであるが、原点は空間にあり、またアンテナ2
00は直径が1乃至21111程度の細い金属線で剛性
がないため、Q、l zmの誤差範囲内でアンテナ20
0位置の基準となる原点位置を見つけることは容易では
ない。
7は原点検出器であり、アンテナ200のX方向位置を
検出するためのXセンサ71とY方向位置を検出するた
めのYセンサ72とこれらを取付けるためのXYセンサ
架台73とからなっている。
この原点検出器7を許容される誤差範囲でアンテナ20
0の原点位置が決定できるようにあらかじめ調整してお
く、Xセンサ71は垂直方向の光路をアンテナ200が
遮断したときに電気回路がOFFになり、Yセンサは水
平方向の光路をアンテナ200が遮断したときに電気回
路がOFFになるようにしたもので、両方のセンサが同
時にONからOFF 、又はOFFからONに、あらか
じめ設定された条件となるときのアンテナ200の位置
が原点になるように調整されている。
複数のビーム位置モニタ13のそれぞれを較正する際に
、それぞれのビーム位置モニタの較正を始める前に念の
ためアンテナ200の原点位置を確認するには、前述の
ように同時に2つのセンサ71.72がON又はOFF
になるようアンテナ200を僅か動かすだけで前述のn
認が可能であり、繰り返し原点位置の確認又は調整が容
易に行える。
あらかじめ原点検出器7を調整する方法には、種々あり
、専用の治具を使用するなどして行われる。
第6図は前述の原点検出器7とは異なる方式の従来の原
点検出器を示す要部斜視図であり、第5図と異なる点は
原点検出器7をビーム位置モニタ13の較正作業のとき
も基礎架台40に取付けたままにしてあったのに対して
、この図では、ビーム位置モニタ13の代わりに原点検
出器8を取付台42.43に取付けて原点検出を行うも
のである。
原点検出器8はXセンサ84.Yセンサ85とこれら2
つのセンサを取付けるためのセンサ取付部82、このセ
ンサ取付部82の両端に一体に形成された取付腕81.
82とからなり、取付腕81.82は前述のビーム位置
モニタ13の取付腕61.63と寸法、形状か同しもの
である。Xセンサ84、Yセンサ85も第5図のXセン
サ71、Yセン72と同じものである。
Xセンサ84とYセンサ85はこれらが検出する原点位
置がビーム位置モニタ13の原点位置になるようにあら
かじめ調整されている点も第5図の場合と同様である。
この方式は実際にビーム位置モニタ13のある位置でア
ンテナ200の位置を検出するので、アンテナ200の
先端部の垂れ下がりによる誤差の影響が少ないという利
点がある。その代わりに、原点位置を確認又は調整する
度ごとに原点検出器8を取付け、取外す作業が必要とな
り、面倒であるという欠点がある。
〔発明が解決しよろとする課題〕
前述のように、アンテナ200が光路を遮断することに
よる電気回路のON、 OFFを利用した原点検出器が
従来使用されているが、この原点検出方式はアンテナ2
00の表面位置を検出していることになっており、本来
必要とするのはアンテナ200の輪を原点に0.1 m
+m以内の精度で一致せるのが本来の目的であり、この
方式ではアンテナ200の半径寸法分だけ原点位置から
ずれた位置を原点の代わりに検出していることになる。
したがって、異なる半径のアンテナを使用するたときに
は原点検出器の調整を最初からやりなおさなければなら
ない。
アンテナ200の径は実際のシンクロトロンでのビーム
の径を模擬しているものであり、ビームの径は常に一定
であるとはいえないので、ビーム位置モニタの較正の際
には幾つかの半径の異なるアンテナに対する較正を行う
必要がある。このような場合、前述のようにアンテナ2
00の半径が変わるごとに原点検出器7又は8の調整を
必要とするという問題がある。
この発明は、前述の問題点を解決し、異なる半径のアン
テナを使用する場合でもそのアンテナを容易に原点位置
に配置して原点検出を行うことのできるビーム位置モニ
タ較正装置の原点検出器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するためにこの発明によれば、水平の基
準面を持つ基礎架台と、この基礎架台の基準面に取付は
基礎架台の幅方向のX軸と基準面に直角の方向のY軸に
移動可能のアンテナ保持具を備えたアンテナ移動台と、
このアンテナ保持具に取付けられ前記X軸とY軸に対し
て直角方向のZ軸に平行に配置された円断面の金属棒か
らなるシンクロトロンの真空ダクトを走行する電子ビー
ムを模擬するためのアンテナと、ビームの設計走行方向
で前記Z軸に平行に配されたビーム位置モニタを取付腕
を介して前記基礎架台に取付けた取付台とからなるビー
ム位置モニタ較正装置において、前記真空ダクト内の電
子ビームの設計走行位置としての原点位置に前記アンテ
ナの軸が通るように前記アンテナ移動台によってアンテ
ナを配置することにより真空ダクトの原点位置を検出す
る原点検出器が、前記ビーム位置モニタ較正装置の前記
取付台に同じ形状・寸法の取付腕を介して取付けられた
回転台と、この回転台に前記原点位置を通りZ軸に平行
な回転軸を持って回転自在に取付けた回転板と、この回
転板に前記アンチナノ位置を検出する検出方向が前記回
転軸の方向に固定して取付けた光距離センサとからなる
ものとする。
〔作用〕
この発明の構成において、回転台にビーム位置モニタの
取付腕と同じ形状・寸法の取付は腕を取付台に取付ける
ことにより、ビーム位置モニタの取付台に原点検出器を
取付けたときにビーム位置モニタと位置関係が1対lの
対応がとれるようにし、回転台に原点位置を通りZ軸に
平行な回転軸を持って回転自在な回転板を取付け、この
回転板に検出方向が回転軸の方向に固定して光距離セン
サを取付けたことにより、回転板を回転させると光距離
センサは常に回転軸の方向を向いていることになる。ア
ンテナが原点位置を通るように配置して回転板を回転さ
せながら光距離センサで距離の計測を行うと光距離セン
サが照射した光はアンテナの表面に反射してその反射光
が光距離センサに受光されるので、光距離センサはアン
テナ表面までの距離を計測することになる。アンテナの
位置が原点からずれていると光距離センサによって計測
された距離は回転板の回転角度によって変動する。アン
テナ移動台を調整してアンテナの位置を移動させ回転角
による距離の変動を許容範囲内になるよう調整すること
によりアンテナの位置を原点位置に対して許容寸法範囲
内に配置させることができる。
〔実施例〕
以下この発明を実施例に基づいて説明する。第1図はこ
の発明の実施例を示す立面図であり、基礎架台40、取
付台42.43はいずれも第6図と共通である。原点検
出器9は回転板95を取付けた回転台90とこの回転台
90の両側から突出した取付腕91.93とからなり、
回転板95は回転台90に対して回転自在に取付けられ
ており、この回転板95には光距離センサ96が固定さ
れている。
取付腕91.93はビーム位置モニタ13の取付腕61
.63と同一形状・寸法で、ボルト44でその位置を微
調整するとともに、ボルト92゜94によって取付台4
2.44に取付ける構成も全く同じである。
回転板95の回転軸とビーム位置モニタ13の原点位置
とが一致するように回転板95が取付けられており、光
距離センサ96はこの回転軸の方向の距離を計測するよ
うにこの回転板95に固定して取付けである。
第2図は第1図の側断面図であり、回転板95はベアリ
ング9日を介して回転板95に回転自在に取付けられて
おり、光97を照射してその反射光を受光することによ
って反射体の距離を計測するものである。このような光
距離センサ96は市販されたものがあり、その原理は、
LH[lが発行した可視光をレンズで細く絞って対象物
に照射し、拡散した反射光を受光レンズにより光位置検
出素子上にスポットとして結像させ、対象物の変位とこ
のスポットの移動とがほぼ比例することを利用して高精
度に対象物の距離を計測するもので、対象物の反射率と
は無関係な変位出力が得られる。
仕様には種々あるが、例えば、計測可能の距離範囲が基
準位置を中心にして±51のものでその精度は10tI
11程度である。
アンテナ200を回転板96の回転軸近くに配置すると
、光距離センサ96がアンテナ 200の表面位置まで
の距離を検出するが、アンテナ200の軸が回転軸に正
確に一致しているときは、アンテナ200の断面形状が
円であることから、回転板95を回転させることによっ
て光距離センサ96が検出する距離は変化しない、アン
テナ200の軸が回転軸とずれているときには、回転板
95を回転させることによって光距離センサ96が検出
する距離が変化することになる。
この原点検出器9を用いてアンテナ200が原点位置に
正確に配置されるようアンテナ移動台41を調整する方
法は次の通りである。
■アンテナ200が大体原点位置になるようアンテナ移
動台41を調整した上で原点検出器9を取付台42.4
3に取付ける。
■回転板95を回転させてアンテナ200の表面位置ま
での回転角に対する距離の分布を光距離センサ96によ
って検出する。
■距離の回転角に対する分布に基づいて、この分布がよ
り一様になるようにアンテナ移動台41でアンテナ20
0の位置を微動させ、再度■に戻って調整を繰り返す。
■アンテナ200の表面位置までの距離の分布の最大値
と最小値との差が許容寸法範囲内に入ったときアンテナ
200の軸の位置と原点との距離がこの許容寸法内に入
ったことになり、原点検出が終了する。このときの状態
をアンテナ移動台41に記憶させることによりこの原点
位置にアンテナ200をいつでも配置することができる
とともに、この原点位置から所定のX座標値、Y座標値
だけ離れた位置にアンテナ200を移動させることも可
能になる。
回転板95の回転を自動的連続的に行うようにして光距
離センサの出力信号の時間変化をCRTデイスプレーに
表示させるようにすると、前述の■と■の手順が同時進
行していることになるので、CRTデイスプレー表示を
見ながらアンテナ20゛0の位置を移動させるというよ
うな方法を採用することにより原点検出をより合理的に
行うことも可能である。
この方式はアンテナ200の表面位置までの距離の変化
を検出しているので、結局アンテナ200の軸位置を調
整していることになる。したがってアンテナ200の半
径が変わっても原点検出器9の槽底や原点検出の手順に
何ら修正、変更をする必要はない、アンテナ200の直
径は1−から21程度であり、前述のように光距離セン
サ96の測定可能範囲は基準位置を中心にして前後5■
程度のものがあるので、アンテナ200の径の違いが測
定範囲に越えるようなことはない。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように、回転台にビーム位置モニタの
取付腕と同じ形状・寸法の取付腕を取付け、この取付腕
を介して原点検出器をビーム位置モニタの取付台に取付
けることにより、ビーム位置モニタとの位置関係が1対
1の対応がとれる。
回転台に原点位置を通りZ軸に平行な回転軸を持って回
転自在な回転板を取付け、この回転板に検出方向が回転
軸の方向に固定した光距離センサを取付けたことにより
、回転板を回転させると光距離センサは常に回転軸の方
向を向いていることになる。アンテナが原点位置近くを
通るように配置して回転板を回転させながら光距離セン
サで距離の計測を行うと光距離センサが照射した光はア
ンテナの表面に反射してその反射光が光距離センサに受
光されるので、光距離センサはアンテナ表面までの距離
を計測することになる。アンテナの位置が原点からずれ
ていると光距離センサによって計測された距離は回転板
の回転角度によって変動する。アンテナ移動台を調整し
てアンテナの位置を移動させ回転角による距離の変動を
許容範囲内になるよう調整することによりアンテナの位
置を原点位置に対して許容寸法範囲内に配置させること
ができる。光距離センサはアンテナ表面までの距離を検
出するのであるが、この距翻の変動が小さくなるように
調整することはアンテナの軸を原点に一致させる調整と
なっているので、異なる半径のアンテナを仕様する場合
でも原点検出器の調整を新たに行う必要はないことから
、複数の異なる半径のアンテナに対するビーム位置モニ
タの較正作業が速やかに行えるようになるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す立面図、第2図は第1
図の側断面図、第3図はシンクロトロン全体の概略を示
す平面図、第4図は従来のビーム付けたビーム位置モニ
タ較正装置の要部斜視図である。 40・・・基礎架台、41・・・アンテナ移動台、42
.43・・・取付台、 91.93,61.63・・・取付腕、7.8.9・・
・原点検出器、90・・・回転台、95・・・回転板、
96・・・光距離センサ、第4閲 毛S日 第ろ易

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)水平の基準面を持つ基礎架台と、この基礎架台の基
    準面に取付け基礎架台の幅方向のX軸と基準面に直角の
    方向のY軸に移動可能のアンテナ保持具を備えたアンテ
    ナ移動台と、このアンテナ保持具に取付けられ前記X軸
    とY軸に対して直角方向のZ軸に平行に配置された円断
    面の金属棒からなるシンクロトロンの真空ダクトを走行
    する電子ビームを模擬するためのアンテナと、ビームの
    設計走行方向で前記Z軸に平行に配されたビーム位置モ
    ニタを取付腕を介して前記基礎架台に取付けた取付台と
    からなるビーム位置モニタ較正装置において、前記真空
    ダクト内の電子ビームの設計走行位置としての原点位置
    に前記アンテナの軸が通るように前記アンテナ移動台に
    よってアンテナを配置することにより真空ダクトの原点
    位置を検出する原点検出器が、前記ビーム位置モニタ較
    正装置の前記取付台に同じ形状・寸法の取付腕を介して
    取付けられた回転台と、この回転台に前記原点位置を通
    りZ軸に平行な回転軸を持って回転自在に取付けた回転
    板と、この回転板に前記アンテナの位置を検出する検出
    方向が前記回転軸の方向に固定して取付けた光距離セン
    サとからなることを特徴とするシンクロトロンのビーム
    位置モニタ較正装置の原点検出器。
JP31847089A 1989-12-07 1989-12-07 シンクロトロンのビーム位置モニタ較正装置の原点検出器 Pending JPH03179289A (ja)

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