JPH03179262A - ヒト白血球インターフェロン亜種の抗体の製造法及び測定法 - Google Patents

ヒト白血球インターフェロン亜種の抗体の製造法及び測定法

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JPH03179262A
JPH03179262A JP1320275A JP32027589A JPH03179262A JP H03179262 A JPH03179262 A JP H03179262A JP 1320275 A JP1320275 A JP 1320275A JP 32027589 A JP32027589 A JP 32027589A JP H03179262 A JPH03179262 A JP H03179262A
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leukocyte interferon
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヒト白血球由来のインターフェロンの亜種およ
びその亜種(二対する抗体を簡便に測定し、分析する方
法およびそれ(こ用いる材料に関する。
〔従来の技術〕
ヒト白血球インターフェロンは、ヒトインターフェロン
−aとも称され、抗ウィルス作用、抗%f+傷作用が知
られており、臨床応用が開始されている。近年実用化さ
れてきた遺伝子工学もいち早く応用され、インターフェ
ロンの遺伝子の解析が、飛躍的(こ進められた。ヒトイ
ンターフェロンは、産生細胞や物理化学的性質の違いか
らα、β、γの3種類(二分類されている。βに関して
は2種の、γインターフェロンくこ関しては、それぞれ
一種の分子種が報告されている。それらのインターフェ
ロンとは対照的にα型インターフェロンには、20種以
上のきオ)めで多様な亜種(サブタイプ)が存在するこ
とが知られており(Goeddel etal 198
0 Nature 287:411=  I’estk
a et a11987  Annual Revie
w of Biochemistry56:727)、
本インターフェロンを実用化する(二当り検討が進めら
れてきた。しかし、その分析方法は、各亜種を高純度に
精製しアミノ酸配列を決定するというきわめて煩雑な方
法であった(Rubinstein et al 19
79  Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 USA  76:640−)。
それぞれの亜種は、共通のアミノ酸配列を有しているも
のの、それぞれ部分的に異なっており、独立した遺伝子
の産物であることが明かにされている。それらは活性発
現に当たって種特異性、抗ウィルス活性のスペクトラム
などtこも異なった特徴を有しており、生体内でもなん
らかの形で生理活性を分担しあい、あるいは協調しあっ
ていることが予測されている。
しかし、生体内で亜種の遺伝子の全てが発現していると
は考えがたく、活性の解析にあたって、蛋白としての亜
種の分布の分析は重要な課題であるが、簡便な分析法が
ない故にこの分野の知見は、きわめて限られたものであ
る(Aclolf et a11987  J、 Ge
n、 Virol、 68ニア669)。さらに、近年
遺伝子工学(こまって生産された(組換え型)α型イン
ターフェロンの人体への使用の開始後、抗インターフェ
ロン中和抗体の惹起が高い頻度で観察されている。
〔発明の解決しようとする課題〕
組換え型のインターフェロンがその性格上、1つの亜種
によって構成されており、この種の抗体の出現は、投与
されたインターフェロンの効力を失わせると考えられ、
臨床応用上きわめて重大な問題である。また、この種の
抗体が、人体自体がその防御機構の一環として産するイ
ンターフェロン活性を中和すると考えられ、全く新たな
問題を提起している。しかし効果的な抗体評価法がない
故に知見は蓄積されていない。以上のように、基礎科学
の立場からも臨床する立場からも、簡便で迅速な亜種組
成、抗体の分析法の開発が待ち望まれている。天然に存
在する全ての亜種を分析する目的では、全ての亜種を含
む部分精製インターフェロンを抗原として、抗体を作製
しなければならない。抗体の作製に当たって、サンドイ
ンチ型酵素抗体法による分析法を2抗体法によって確立
するためには、2種の動物を免疫することが好ましいが
、1種の動物で抗体を作製し、その一部を直接酵素標識
し、サンドイッチすることも可能である。いずれにして
も得られた抗体は、全ての亜種を認識できるポリクロー
ナル抗体でなければならない。この目的のために各亜種
に対する単クローナル抗体を適当に混合して用いること
も可能だが、それらの抗体を産生ずるハイブリドーマを
確立することは、困難である。それは、1)すべての亜
種を相当量単離精製し、2)それぞれ細胞融合を行った
上で、3)産生細胞をスクリーニングしなければならな
い上、得られる抗体は各亜種の蛋白の1抗原決定部位を
認識するだけであり、Wi量Gこしか含まれていない亜
種は、見逃してしまう可能性が高いなどの欠点があるか
らである。抗白血球インターフェロンポリクローナル抗
体の場合、精製試料中に含まれる不純物に対する抗体の
混入が考えられ、絶対に避けなければならない課題であ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、部分精製されたヒト白血球インターフェ
ロン中に、精製前の白血球培養液(粗インターフェロン
液)に存在する亜種の全てが存在することを見いだし、
これを抗原として抗体を作製した。さらに得られた抗体
を吸収、精製することによって、インターフェロンの亜
種は、すべて認識するがそれ以外の抗原はいっさい認識
しないきわめて特異性の高い抗白血球インターフェロン
抗体が得られることを見出した。つぎに、本発明者らは
、きわめて簡単で、効率よくインターフェロンの亜種を
分別できる高速液体クロマトグラフィー(HP L C
)の方法を確立した。そして、これらの方法を組み合わ
せて、酵素抗体法を実施したところ、生物活性と同様の
亜種組成をきわめて簡単に検出しうろことを明らかにし
、本発明を完成することができた。本発明は、センダイ
ウィルスで刺激したヒト白血球の培養物からえられる部
分精製ヒト白血球インターフェロンで動物を免疫し、そ
の血清を採取する事を特徴とするヒト白血球インターフ
ェロンの亜種すべてを認識する抗血清の製造法、ヒト白
血球培養液濃縮物を固定化したカラムに上記の方法で得
られた抗血清を通過させ、その通過液を、部分精製ヒト
白血球インターフェロンを固定化したカラムに通して抗
ヒト白血球インターフェロン抗体を吸着させ、カラムを
洗ったのち、該抗体を溶出することを特徴とするヒト白
血球インターフェロンの亜種すべてを認識するポリクロ
ーナル抗体の製造法およびカラムクロマトグラフィーに
よって分取した白血球インターフェロン亜種を用いて抗
原抗体反応により試料中の該亜種に対する抗体を検出す
る事を特徴とする該抗体の分析方法である。
ヒト白血球を適当な培地(例えばハムF12培地)中に
懸濁し、この懸濁液にセンダイウィルスを適当jl(5
0−200HA)添加して培養すれば粗インターフェロ
ン液が得られる。これは公知の方法で行い得る。(Ca
ntell et al、  198tMethnds
 in Enzymology 78 :29−)。ラ
イで粗インターフェロンをさらに、酸性条件下でのロダ
ン酸カリウム沈澱法、エタノール沈澱法の組合せよりな
る方法(Cantell et al 1bid:4H
−)により精製して部分精製白血球インターフェロンを
得ることができる。
かくして得た部分精製インターフェロンで動物を免疫す
るとその血清としてヒト白血球インターフェロンの亜種
すべてに対する抗体を含む抗血清が得られる。このよう
なポリクローナル抗体中に含まれる不純物に対する抗体
の除去はきわめて困難な課題であったが、不純物固定化
(モック)カラムおよびインターフェロン固定化カラム
を用いた親和性クロマトグラフィーを行い特異性をあげ
ることによって解決できることが判った。
本発明においては、上記のようにして得られた抗血清を
、ヒト白血球培養液の濃縮物を固定化したカラムに通過
させて不純物に対する抗体を除去し、ついで通過液を上
記の部分精製ヒト白血球インターフェロンを固定化した
カラムに通して抗ヒト白血球インターフェロン抗体をカ
ラムに吸着させ、カラムを洗浄し、続いて該抗体を溶出
する。
溶出には、たとえば、0.1 Mクエン酸−0,5M食
塩からなる緩衝液を用いることができる。得られた抗体
は、型どうりプロティンAセファロースなどをもちいて
精製することができる。サンドイッチ法を用いて白血球
インターフェロンの亜種組成を解析する場合、まず白血
球インターフェロンを分画しなければならない。そのた
めには、種々のクロマトグラフを応用できるが、逆相系
のカラムを用いたH P L Cがもっとも分離がよく
再現性、迅速性もふくめで最適である。簡便に試験しよ
うとする場合、例えば、予め抗白血球インターフェロン
抗体(抗体A、例えば馬抗体)を96穴マイクロプレー
トにコートし、1%牛血清アルブミン液などの高濃度蛋
白液を適当量分注しておく。このようにして準備したプ
レートの各穴中に、カラムからの溶出液を保持時間に応
じて各分画を分取する。適当な時間をおいてプレートを
洗った後、コートした際に用いた抗体とは別の種の動物
より得た抗体(抗体B、例えば山羊抗体)の希釈液と反
応させる。再度プレートを洗浄したのち、酵素で標識さ
れた、抗体Bに対する抗体と反応させるこの操作の後に
、インターフェロンの亜種のいずれかが存在する分画を
含む六番こは酵素活性が検出されるようになる。酵素活
性の強さは、発色の度合として測定できる。そのままプ
レート中に基質を添加し発色させた後、プレートリーダ
ーを用いて、迅速に測定することもできる。発色の程度
をカラムからの溶出時間に対してグラフを作製すること
によって、亜種の存在のパターンを容易(こ解析できる
ばかりでなく、その比率を迅速、簡便にそして定量的に
分析することも可能である。また抗体Bに、患者血清を
用い、ついで酵素標識した抗ヒトイムノグロブリンある
いはプロティンAを用いて処理することによって、患者
血清中の抗体の存在そしてその特異性を容易に解析でき
る。
〔実施例1〕 採血後48時間以内の新鮮血をlL600 rpmで1
0分間遠心し、得られた白血球層(バフィーコート)を
回収した。混入する赤血球を、9倍量の冷塩化アンモン
溶液(0,83%)を加えることにより溶血させた後、
遠心し沈澱として、精製白血球を得た。本白血球を培地
中に10個/mlの濃度に懸濁した。培地は、4%のガ
ンマグロブリン除去ヒト血清、50μ9/mlのゲンタ
マイシンを添加した、ハムF−12倍地(フロー社)を
用いた。本ヒト新鮮白血球浮遊液に最終濃度が100 
HA/mlになるようにセンダイウィルスを添加したの
ち、37℃で2時間培養した。そののち温度を28℃に
下げ一晩培養を続けた。本倍養液を遠心分離し得られた
上清には、50000国際単位/ m 1から、211
0000国際単位/ m 1のインターフェロン(10
国際単位/ m y蛋白)が含まれており、これを粗イ
ンターフェロン液とした。木組インターフェロンIQO
Lに最終濃度が05モルになるようにロダン酸カリウム
(和光紬薬)を添加し、p H5,5に調整することに
よって沈澱を得た。この沈澱物に20Lの95%冷エタ
ノールを添加し、ブレンダーで激しく撹拌することによ
り、沈澱中のインターフェロンを抽出した。p■■55
でインターフェロン以外の蛋白、とくにアルブミンを沈
澱させ、遠心分離により除いた後、上清をpH18,0
に調整しインターフェロンの沈澱を得た。本沈澱をダル
ベツコ−処方りん酸緩衝生理食塩液(pT−I 7.4
 ’)に溶解し、収率30〜80%で部分精製インター
フェロン液を得た(10国際単位/mf蛋白)。かくし
て得た部分精製ヒト白血球インターフェロンを山羊及び
馬に投与して免疫した。免疫にあたって、−Qoの投与
量は2×10 単位とし、完全アジュバントを用いてエ
マルジョンにした上で、毎週皮下に注射した。3力月連
続して投与したのち、最終同番こ2×10 単位を投与
し、その1週間後(こ採血し血清を得た。得られた抗血
清の抗体価は表1に示す通りであった。
第 表 馬 血 清 容量 (ml) 中和価 蛋白量 (/m 1 ) (mf/m l) 容量 山羊血清 中和価 蛋白量 血 清 00 so、oo。
0 30 60.000 不純物カラム 通過部 80 +5.(100 50 18,000 インターフェロン カラム溶出部 5 250.000 8 5 310.000 中和価は100単位/ m lのインターフェロン活性
を10単位/ml Gこ減弱できる抗体液の希釈倍率と
した。
〔実施例2〕 白血球インターフェロンにきわめて特異性の高い抗血清
を得るため以下の処理を行った。センダイウィルスを添
加せずそのほかの処理は、実施例1における粗インター
フェロン液調製時と同様に行って大白血球の培養液をえ
た。本培養液を濃縮シタノち(5mgAml)、20m
1 のブロムシアン活性化セファロース(ファルマシア
)に固定化し、カラム(径1.5 Cm X長さ10C
m)  に充填した。
このカラム(モックカラム)を燐酸緩衝生理食塩液(P
BS)で緩衝化したのち、実施例1で得た各抗血清を通
過させた。この操作で、インターフェロン以外の抗原に
対する抗体をカラムに吸着させることによって除去した
。次に、前述と同様の操作で部分精製インターフェロン
を固定化したセファロースのカラムを作製した。本カラ
ムをPBSで緩衝化したのちにこれに上記のモツクカラ
ム通過液を負荷した。カラムをPBSでよく洗ったのち
、吸着した抗インターフェロン抗体を、01Mクエン酸
−0,5M食塩からなる溶出液で溶出した。この操作に
よって、白血球培養液に由来しない抗原に対する抗体蛋
白を除去した上、抗インターフェロン抗体を濃縮した。
得られた抗体の特異性を型のごとくウェスタンプロティ
ング法(Towbin et al 1976  Pr
oc、 Natl、 Acad。
Sci、USA  76:4350−)  により検定
した。その結果を第1図に示した。精製後の抗インター
フェロン抗体は、インターフェロンの易動度に相当する
部分にのみ特異的なプロットを示した。この方法によっ
て、ヒト白血球インターフェロンにのみ特異的反応する
抗体を得た。この抗体がセンダイウィルス刺激白血球培
養液に存在する全ての亜種を漏らさず認識するかどうか
実施例3に示した実験によって検討した。
〔実施例3〕 実施例2で得た抗体を用いて、酵素抗体法をおこなった
。馬抗インターフェロン抗体を0.1μg/ml  に
希釈した。希釈は、PBSで行った。
96穴プレート(ヌンク社)の各式にQ、imlずつ分
注し37℃にて1時間保持した。プレートを転倒して内
容物を廃棄したのち、各式に1%の牛血清アルブミン(
シグマ社)を含む1’BS(AI’BS)を250μm
ずつ加え30分間31℃に保持した。このプレートの各
式に下記のHP L Cの溶出液をカラム保持時間順に
分取した。II P L Cにあたって、018カラム
(HiPore RP−318、バイオラッド)に30
00万単位のヒト白血球インターフェロンを0.1%の
トリフルオロ酢酸(和光補薬)存在下で負荷し、次いで
アセトニトリル(和光補薬)で25%−75%の勾配を
もって溶出した。次いで各式を250μlの0.05%
の界面活性剤(tween 20、バイオラッド)をふ
くむPBS (TI’BS )で3回ずつ洗浄した。そ
の後金穴に山羊抗インターフェロン抗体をAPBSを用
いて0.1μf/m1に希釈し0.1mlずつ分注した
。37℃にて1時間保持した。TPBSで3回洗浄した
のちAPBS中に1000倍希釈したペルオキシダーゼ
標識抗山羊イムノグロブリンG(カッベル社)を分注し
37℃にて1時間保持した。TI’BSで洗った後バイ
オラッド社製ペルオキシダーゼ基質キットを用いて発色
した。そのパターンを第2図に示した。参考として、同
様に分取したもののインターフェロン活性(抗ウィルス
活性)のパターンを第3図に示した。抗ウィルス活性は
、FL細胞、■S■を用いたダイアブティク法で測定し
た。この結束、抗ウィルス活性を示すすべてのピークが
本発明に記載の方法で得た抗体を用いた酵素抗体法で検
出されることが明らかになった。
〔実施例4〕 予め分取しておいた白血球インターフェロン由来の亜種
をPBS中に各5μf/mlに希釈し96穴プレートの
各式に100μlずつ分注した。
37℃で1時間保持することによって固定した。
各式に150μmのAPBSを分注し30分間37℃に
保持し、非特異的吸着をブロックした。
TPBSで洗浄後、抗インターフェロン抗体の存在が確
認された患者血清をAPBS中に100倍希釈したのち
、各式に100μl ずつ分注した。
対照として馬抗インターフェロン抗体をAPBS中に0
.1μf/ m 1に希釈したのち100μmずつ分注
した。37℃で1時間保持したのちTPBSで洗浄し、
APBS中をこ1000倍に希釈したアルカリフォスフ
ァターゼ標識抗ヒトイムノグロブリンGを100μmず
つ各式に加えた。対照の穴にはAPBS中に1000倍
に希釈したアルカリフォスファターゼ標識抗馬イムノグ
ロブリンG(バイオシス、フランス)を100μlずつ
加えた。1時間37℃に保持したのちTPBSで洗浄し
、バイオラッド社アルカリフォスファターゼ基質キット
を用いて発色させた。その結果を第4図に示した。
〔発明の効果〕
本発明によればヒト白血球インターフェロンの亜種すべ
てを認識する抗血清およびポリクローナル抗体、ならび
にそれを用いた試粕中の該亜種およびその抗体の簡易な
測定および分析法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2において、部分精製白血球インターフ
ェロンをSD8ゲル電気泳動したのち、ゲル上の蛋白を
ニトロセルロース膜に電気的に移行して、ウェスタンブ
ロッティングを実施した結果を示す。Aは馬抗ヒト白血
球インターフェロン血清、Bは精製馬抗ヒト白血球イン
ターフェロン抗体を用いて実施した。それぞれ、レーン
1は還元、レーン2は非還元条件で泳動した。 第2図、第3図は実施例3の試験結果を示すグラフで、
第2図は本発明の抗体により測定されたヒト白血球イン
ターフェロンのHP L C各分画のピーク、第5図は
同各分画のインターフェロン活性のピークをそれぞれ示
している。 第4図は実施例4において、予め分取しておいたインタ
ーフェロンの各亜種を用いて抗インターフェロン抗体陽
性の患者血清を酵素抗体法で試験した結果を示すグラフ
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 センダイウイルスで刺激したヒト白血球の培養物を
    粗材料として得られる部分精製ヒト白血球インターフェ
    ロンで動物を免疫し、その血清を採取することを特徴と
    するヒト白血球インターフェロンの亜種すべてを認識す
    る抗血清の製造法。 2 ヒト白血球培養液濃縮物を固定化したカラムに請求
    項1の方法で得られた抗血清を通過させ、その通過液を
    部分精製インターフェロンを固定化したカラムに通して
    抗ヒト白血球インターフェロン抗体を吸着させ、カラム
    を洗ったのち、該抗体を溶出する事を特徴とするヒト白
    血球インターフェロンの亜種すべてを認識する抗体の製
    造法。 3 請求項2の方法で得られたポリクローナル抗体を試
    料に作用させることを特徴とする試料中のヒト白血球イ
    ンターフェロンの亜種の測定法。 4 酵素抗体法を用いて実施される請求項3記載の測定
    法。 5 白血球インターフェロンがリンパ芽球型インターフ
    ェロンである請求項3記載の測定法。 6 白血球インターフェロンが組換え型インターフェロ
    ンαである請求項3記載の測定法。 7 酵素抗体法がサンドイッチ法である請求項4記載の
    測定法。 8 2種の動物を免疫して得られる請求項2記載のポリ
    クローナル抗体を用いてサンドイッチ法で実施する請求
    項4または1記載の測定法。 9 試料がカラムクロマトグラフによって分画されたも
    のである請求項3記載の測定法。 10 カラムクロマトグラフが逆相高速液体クロマトグ
    ラフィーである請求項9記載の測定方法。 11 カラムクロマトグラフによって分画した白血球イ
    ンターフェロンの亜種を抗白血球インターフェロンポリ
    クローナル抗体に作用させることを特徴とする該ポリク
    ローナル抗体の分析方法。 12 抗白血球インターフェロンポリクローナル抗体が
    酵素標識されている請求項11記載の分析方法。 13 試料が患者血清である請求項11記載の分析法。
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