JPH03178832A - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

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JPH03178832A
JPH03178832A JP1317345A JP31734589A JPH03178832A JP H03178832 A JPH03178832 A JP H03178832A JP 1317345 A JP1317345 A JP 1317345A JP 31734589 A JP31734589 A JP 31734589A JP H03178832 A JPH03178832 A JP H03178832A
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樋笠 博正
Fumihiko Ishikawa
文彦 石川
Shigenori Matsumura
松村 茂憲
Hidetoshi Nasu
那須 秀俊
Kazunobu Satou
員暢 佐藤
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、操向輪の車軸と同心に駆動用電動機を設置
した電気自動車に関する。
(従来の技術) 一般に自動車においては、自動車を操向するための操向
輪と自動車を駆動するための駆動輪とが設けられており
、自動車の運動性能の向上や内部空間の確保等のため、
近時操向輪が駆動輪をも兼ねる。前輪駆動車や四輪駆動
車が広く使用されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このように操向輪が駆動輪を兼ねる場合には
、キングピン軸回りに操向輪が旋回することが必要であ
るとともに、旋回動作を行なう操向輪に駆動力を伝達す
ることも同時に必要であるので、その構造が極めて複雑
となる。
この発明は、このような背景に基づいてなされたもので
、駆動輪を兼ねる操向輪の構造を簡素化し、操向輪の旋
回動作の自由度を高めることによって自動車の運動性能
の向上を図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、この発明は、キングピン軸
回りに旋回可能に構成した操向輪を有し、二の操向輪を
駆動用電動機で回転駆動して走行する電気自動車におい
て、この操向輪の車軸と同心に駆動用電動機の固定子を
配置するとともに、操内輪のホイール・リムには回転子
を構成し、この回転子を前記固定子の外側にはめ合わせ
て、駆動用電動機を*戒したものである。
(作用) この発明によれば、操向輪に動力源としての駆動用電動
機が一体に設置されるので、旋回動作を行なう操向輪へ
の駆動力の伝達構造を設置せずに済み、簡素な構造とす
ることができる。
このため、操向輪のキングピン軸回りの旋回動作の支障
となる部材が少ないので、操向輪の旋回動作の角度範囲
を拡大することができ、自動車の運動性能を向上させる
ことができる。
(実施例) 以下、図面に示す一実施例によりこの発明を説明する。
この実施例の電気自動車1は、四輪自動車であって、各
車輪はそれぞれのキングピン軸回りに旋回動作が可能に
構成された四輪操舵式となっており、各車輪の操舵装置
と、それぞれの駆動装置および懸架装置は、第1図に示
すものと同様に構成されている(第6図参照)。
第1図において、2は車輪、3はフレームである。
フレーム3の側面には、支持装置4が固定され、この支
持装置4は上下方向に貫通した透孔4aを有し、この透
孔4aの上下端部には軸受4bが設置されている。
そして、この支持装置4の透孔4aには、下端部に車輪
2を保持する。キングピン軸5が貫通して装着されてい
る。
このキングピン軸5の上部には、一体にフランジ部5a
が形成されており、キングピン軸5の下端には、後述の
駆動用電動機6のフレームを兼ねるとともに、車軸15
を水平に支持するベースプレート7が溶接等によって一
体に固着されている。
前記フランジ部5aの上側に装着されたワッシャ4Cと
前記支持装置4に固定された上側の軸受4bの下端面と
の間にはコイルスプリング4dが介装され、このキング
ピン軸5は支持装置4に対して上下動可能であり、かつ
周方向に回動可能に支持されている。
そして、前記キングピン軸5の下端に固着されたベース
プレート7の中央には、ボス部21とボス穴24とが形
成され、ボス部21の外周面上には後述の駆動用電動機
6の固定子巻線23が固着され、ボス穴24に車軸15
を回動可能に装着することによって、車輪2が支持され
ている(第3図参照)。
この車軸15は、ホイール・リムエ1に固定された後述
の回転子フレーム26と一体に形成されたもので、前記
ベースプレート7を貫通して車両の内側に導出されてお
り、この車軸15の導出された内端にはブレーキディス
ク16が固着されている。
そして、このブレーキディスク16の縁部に臨ませて、
ブレーキキャリパ17が前記ベースプレート7に支持さ
れて配置されており、このブレーキキャリパ17を適宜
作動させることによって制動を行なうようになっている
。なお、第1図中、18はタイヤを示す。
前記支持部材4の上側となるキングピン軸5上には、ウ
オームホイル14が固着され、この近傍にはギャードモ
ータ12で駆動されるウオーム13を配置して、前記ウ
オーム13と噛合されている。
そのため、ギャードモータ12を駆動することによって
、キングピン軸5.ベースプレート7および車軸15を
経て車輪2を旋回させて操向操舵することができるよう
になっている。
そして、ウオーム・ホイルエ3はキングピン軸5上に形
成されたスプライン部5gにはめ合わされて取り付けら
れており、キングピン軸5の上下動に対してもウオーム
13との噛合位置で静止して常に動力伝達が可能の状態
になっている。
このように構成されたベースプレート7と車輪2のホイ
ル・リム11との間には、駆動用電動機6としてアウタ
ロータ型誘導電動機が第3図〜第5図に示すように構成
されている。
すなわち、駆動用電動機6は、固定子8と回転子9から
なり、このボス部21の外周面側には、多数の鋼板から
なるヨーク22が積層して装着され、このヨーク22に
は、固定子巻線23が設置されている。
そして、このボス部21の内側に形成されたボス穴24
内には軸受25が設置されており、この軸受25によっ
て、回転子9の回転軸を兼ねる車軸15が回動可能に支
持されている。
回転子9は、第4図に斜視図で示すように、鋼板で容器
状に形成した回転子フレーム26と車軸15とを有し、
車l11115は回転子フレーム26の中央に固定され
ている。
そして、回転子フレーム26の内側周壁に沿って、第5
図に斜視図で示すがご型回転子27がはめ込まれている
かご型回転子27は、両端に設置されたエンドリング2
8の間を多数の導体28で連結して構成したもので、回
転子巻線として作用し、前記固定子巻線23との間で回
転力を発生するものである。
駆動用電動機8は、このように構成された回転子9が、
前記固定子8のボス部21に形成されたボス穴24の軸
受25に車軸15が装着されることにより構成される。
すなわち、車軸15が軸受25に適切に装着された状態
においては、回転子巻線であるかご型回転子27は、ボ
ス部21の外周に設置された固定子巻線23の外周側を
覆うように配置されているので、電源を投入すると、回
転子9は固定子8のボス穴24を中心に回転駆動される
そのため、この駆動用電動機6においては、外周側に回
転子9が位置して回転するので、この外周の回転子フレ
ーム26をそのままホイール・リム11にボルト等を用
いて連結する等の簡単な構造によって設置し、車輪2の
駆動用電動機6として使用することができる。
この実施例においては、この駆動用電動機6への電源の
供給は、前記キングピン軸5の上部に設置したジヨイン
ト部19を経て行なわれる。
このジヨイント部19は、第2図に示すように、絶縁リ
ング5bでそれぞれ電気的に絶縁状態としたスリップリ
ング5cを設け、これらのスリップリング5cの表面に
それぞれカーボンブラック5dを接触させるとともに、
キングピン軸5には軸穴5eを形成して、この軸穴5e
内に電線を配置して下部の駆動用電動機6の近傍位置に
導くものである。
なお、この実施例における前記軸穴5eは、スイベル・
ジヨイント5fを介して前記ブレーキキャリパ17への
作動油圧の通路にも兼用している。
このように、車輪2の駆動装置として、車軸15と同心
に駆動用電動機6の固定子8を配置するとともに、車輪
2のホイール・リム11に回転子9を構成し、この回転
子9を前記固定子8の外側にはめ合わせて、駆動用電動
機6を構成して電力を供給することとしたので、車輪2
に駆動力を作用させるために動力伝達構造を設置するこ
とが不要となる。
そのため、車輪2の側方の空間を広く利用して操向装置
を構成することが可能となり、各車輪2の操向角度(旋
回角度)を従来より格段に大きく設定することができ、
従来の自動車より高い運動性能を得ることができる。
例えば、このように構成された車輪2を4個設けた。こ
の電気自動車lにおいては、各車輪2毎に設けたギャー
ドモータ12を適宜制御して駆動させることによって、
第7図に示すような種々の走行を行なうことができる。
なお、図中矢印Fは、電気自動車1の車体前方を示す。
すなわち、第7図(a)に示すように、各車輪2の向き
を一定の斜め方向に設定することによって車体の姿勢を
直進走行状態としたまま斜行走行を行なうことができる
これは、電気自動車1が高速で走行中に安定した姿勢の
まま走行車線の変更等を行なうことができることを意味
する。
第7図(b)に示すように、車輪2のうち前輪2a、2
bと後輪2c、2dとを逆向きに設定すると、電気自動
車1が小回りを容易に行なうことができる利点がある。
さらに、第7図(C)に示すように、左右の車輪2aと
2 bl  および2cと2dとを互いに逆向きに設定
することによって、電気自動車lの車体内を旋回の中心
とする。いわゆるスピンターンをすることができ電気自
動車1の運動性能がさらに高くなる。
また、第7図(d)に示すように、すべての車輪2を電
気自動車1の車体側方に向けて設定すると、側方移動が
可能となり、縦列駐車等がきわめて容易となる利点があ
る。
また、以上説明した実施例においては、車輪2の駆動用
電動機6を各車輪2のホイール・リム11内に構成した
ので、各車輪2の内側に駆動用電動機6の設置にともな
う大きな突出部を形成せずに済み、車輪2の間の空間を
大きく確保することができる利点もある。
なお、以上説明した実施例は、四輪操舵式の四輪駆動車
に関するものであるが、この発明はいわゆる前輪駆動車
や後輪操舵式の後輪駆動車であっても、同様に実施する
ことができる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、操向輪に動力
源としての駆動用電動機が一体に設置されるので、旋回
動作を行なう操向輪への駆動力の伝達構造を設置せずに
済み、簡素な構造とすることができる。
このため、操向輪のキングピン軸回りの旋回動作の支障
となる部材が少ないので、操向輪の旋回動作の角度範囲
を拡大することができ、自動車の運動性能を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例に関し、第1図は第6図の工〜
■矢視による要部の構造説明図、第2図はキングピン軸
の上部の拡大図、第3図は駆動用電動機の断面図、第4
130は回転子の斜視図、第5図はかご型回転子の斜視
図、第6図は電気自動車の車輪の配置説明図、第7図(
a)〜(d)はこの電気自動車の走行状態の説明図であ
って、 (a)は斜行走行の説明図、 (b)は小回り
走行の説明図、 (C)はスピンターン走行の説明図、
 (d)は側方走行の説明図である。 1;電気自動車、 2;操向輪(車輪)、 5; キングピン軸、 6;駆動用電動機、 8;固定子、 9; 回転子、 11; ホイール・リム、 15; 車輪。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 キングピン軸回りに旋回可能に構成した操向輪を有し、
    この操向輪を駆動用電動機で回転駆動して走行する電気
    自動車において、 この操向輪の車軸と同心に駆動用電動機の固定子を配置
    するとともに、操向輪のホイール・リムには回転子を構
    成し、この回転子を前記固定子の外側にはめ合わせて、
    駆動用電動機を構成したことを特徴とする電気自動車。
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