JPH0317606A - 光ファイバケーブル用スペーサ - Google Patents

光ファイバケーブル用スペーサ

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JPH0317606A
JPH0317606A JP1150614A JP15061489A JPH0317606A JP H0317606 A JPH0317606 A JP H0317606A JP 1150614 A JP1150614 A JP 1150614A JP 15061489 A JP15061489 A JP 15061489A JP H0317606 A JPH0317606 A JP H0317606A
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JP
Japan
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weight
parts
resin
optical fiber
spacer
Prior art date
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Pending
Application number
JP1150614A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Kubota
哲治 久保田
Yasuo Nakajima
康雄 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH0317606A publication Critical patent/JPH0317606A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光ファイバケーブル用スペーサに関し、更に詳
しくは、高度の難燃性を有し、燃焼時には有害なハロゲ
ン系ガスを放出することがない難燃性ポリオレフィン系
樹脂&ll戒物で構戒された光ファイバケーブル用スペ
ーサに関する. (従来の技術) 光ファイバケーブルのスペーサは、金属線を撚りあわせ
て或る抗張力体の周囲にプラスチックを押出被覆したも
ので、その外周表面に光ファイバを収納するための螺旋
溝が長手方向に形戊された構造になっていて、従来は、
前記プラスチックとしてボ、リオレフィン系樹脂の1つ
である高密度ポリエチレンの押出加工品が多く用いられ
ている.そのため、光ファイバケーブルが火災事故に遭
遇すると、このスペーサが燃焼してしまうという問題が
ある. このようなことから、光ファイバケーブルの難燃化、と
りわけそのスペーサの難燃化を実現するために、スペー
サの構成材料であるポリオレフィン系樹脂に各種の難燃
剤を配合してl!燃性樹脂組底物に改質する努力が重ね
られている.例えば、ポリオレフィンにハロゲン系難燃
剤と二酸化アンチモンとを併用して配合することや、水
酸化アルξニウム、水酸化マグネシウムのような含水金
属酸化物または赤リンのような無機化合物を配合してポ
リオレフィンを難燃化することが行なわれている. しかしながら、ハロゲン系難燃剤として、例えば、デカ
プロモジフェニルエーテルを用いた場合、少量の配合で
も優れた難燃性を付与できるが、方では、その樹脂組底
物の燃焼時にドリンブするという問題が生ずる.しかも
、燃焼時には、ハロゲン系の有害ガス、黒煙等を多量に
放出するという難点がある. 前記した水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムのよ
うな含水金属酸化物を配合した場合は、燃焼時における
有害ガスの発生も少なく低発煙性という点で好適である
が、しかし、これら化合物は一般に難燃性の付与効果が
小さい. 通常光ファイバケーブルの難燃試験としては、IRE!
E std. 32B−1974で規定する2.5垂直
トレイ燃焼試験が採用されているが、この試験に合格す
るためには、前記した含水金属酸化物等の無機化合物の
場合、多量に配合することが必要である。
しかしながら、これら化合物をポリオレフィンに多量に
配合すると、得られる樹脂組成物の機械的特性、とくに
、引張り強さ、伸び、衝撃強度が低下してしまう.この
ようなことから、その配合量は制限を受けざるを得なく
なる. このように、光ファイバケーブルのスペーサを構成する
樹脂組放物に関しては、前記2.5垂直トレイ燃焼試験
に合格する程度の高度な難燃性とともに、一定水準の機
械的特性を具備することが必要とされる. (発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記した要求に応えることができ、高度の難
燃性を備えるとともに、その機械的特性も優れている光
ファイバケーブル用スペーサの提供を目的とする. (課題を解決するための手段・作用) 上記した目的を達戒するために、本発明においては、ポ
リオレフィン系樹脂100重量部、水酸化マグネシウム
70〜200重量部、赤リン1〜10重量部、およびシ
リコーン樹脂1−10重量部を必須戒分とする難燃性ボ
リオレフィン系樹脂組成物から成ることを特徴とする光
ファイバケーブル用スペーサが提供される。
本発明の光ファイハケーブル用スペーサは後述する難燃
性ボリオレフィン系樹脂組成物の成形加工品として製造
される. この樹脂&[ltc物において、ポリオレフィン系樹脂
としては、従来から使用されている高密度ポリエチレン
であってもよいが、更に高密度ポリエチレンとエチレン
ー酢酸ビニル共重合体または後述する変性ポリオレフィ
ン系樹脂との混和物であることが好ましい。難燃性は一
層向上し、燃焼時のドリップも起こりにくくなるからで
ある.この場合、高密度ポリエチレンとエチレンー酢酸
ビニル共重合体や変性ポリオレフィン系樹脂との混和時
における割合は、重量比で、高密度ポリエチレン1に対
し、0.7〜1.3程度であることが好ましい.なお、
上記した変性ポリオレフィン系樹脂とは、ポリオレフィ
ンを不飽和カルボン酸またはその酸無水物でグラフト化
して変戒したものである。用いるポリオレフィンとして
は、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン
、ボルプロピレン、エチレンーアクリル酸エチル共重合
体、エチレンー酢酸ビニル共重合体をあげることができ
、また不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸
、マレイン酸、イタコン酸、フマール酸、ハイミック酸
、シトラコン酸をあげることができる.とくに、ポリオ
レフィンのグラフト化には、アクリル酸、無水マレイン
酸を用いることが好ましい。
グラフト化に用いる不飽和カルボン酸またはその酸無水
物の量は、対象とするポリオレフィン100重量部に対
し、0.01〜3. 0重量部であることが好ましい,
0.01重景部未満の場合は、得られる変成ポリオレフ
ィン系樹脂の接着強度は低くなり、また3.0重量を超
える場合は刺激臭が強くなるからである. この不飽和カルボン酸またはその酸無水物を添加すると
きに同時に用いられる有機過酸化物としては、例えば、
ペンゾイルパーオキシド、ジーtブチルバーオキシド、
ジクミルパーオキシド、2.5−ジメチル−2.5−t
−プチルパーオキシヘキサン、1,1−ビス(1−プチ
ルパーオキシ)−3.5.5−1−リメチルシク口ヘキ
サンをあげることができる。これら有機過酸化吻の添加
量は、対象とするポリオレフイン100重量部に対し、
o.oos〜0.5重量部であることが好ましい。
この添加量が0.005重量部未満の場合は、付加率が
不充分となって得られる変成ポリオレフイン系樹脂の接
着強度が低くなり、また0.5重量部を超える場合はゲ
ルおよびフィ・ンシュアイが発生しはじめるからである
水酸化マグネシウムは難燃性の向上に資する成分で、そ
の配合割合は、前記したポリオレフイン系樹脂100重
量部に対し、70〜200lffi部に設定される。7
0重量部より少ない場合は、得られた樹脂}Jl或物の
難燃性が不充分であり、また200重量部より多い場合
は、引張り強さ、伸び等の機械的特性が低下しはしめる
からである.好ましい配合量は、ポリオt/フィン系樹
脂100重量部に対し、100〜150重量部である。
赤リンもまた難燃性の向上に資する成分で、その配合割
合は、前記したポリオレフィン系樹脂100重量部に対
し、1〜10重量部に設定される。1重量部より少ない
場合は、得られた樹脂組戒物のv1¥!!.性が不充分
であり、また10重量部より多い場合は、引張り強さ、
伸び等の機械的特性が低下しはじめるからである。好ま
しい配合量は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対
し、3〜6重量部である. シリコーン樹脂は、樹脂組或物の難燃性向上に寄与する
と同時に押出戒形性(滑り性〉にも有効な戒分てあって
、その配合量は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に
対し、1〜10重量部に設定される.配合量が1重量部
未満の場合は、樹脂組成物の難燃性低下を招くとともに
高トルクにより押出成形が不可能になるという問題を生
し、また10重量部を超える場合は、機械的特性の低下
のみならず、押出成形時の形状が保持できない問題も生
しはしめるからである。好ましい配合量は、ポリオレフ
ィン系樹脂100重量部に対し、3〜6重量部である。
樹脂&l1威物は以上の戒分を必須とするが、吏には、
適量の合成ゼオライトを配合すると、難燃性のみならず
その機械的特性も向上するので有効である.この場合、
合或ゼオライトの配合量を過度に多くすると、樹脂組戒
物の機緘的特性は低下しはしめるので、その配合量の上
限は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対し、10
重量部以下に設定される. なお、以上の戊分の外に、公知の耐熱安定剤、耐候安定
剤、滑剤、カーポンブラノク、酸化防屯剤などを適量添
加しても何ら不都合ではない。
本発明のスペーサは、上記した樹脂組成物を、常法に従
って例えば押出し或形し、その成形体を所定形状に加工
することによって得ることができる. (発明の実施例) 第1表に示した割合(重量部)で表示の戒分を混合し、
得られた混合物を140〜160゜Cに温調した2本ロ
ールで約20分間混練して、各種のm戒物のフィルムと
した, これらのフィルムにつき、引張降伏強度、引張破壊強度
、伸び、酸素指数を測定した。また、各組成物を成形し
、その成形品につき、[EE sad323−1974
で規定する2.5垂直トレイP焼試験を行なった.以上
の結果を一括して第1表に示した。
(以下余白) 第 1 表 本l:出光石油化学■製め商品、440M*2:三井デ
ュポンボリケミカル■製の商品、エドフレックス360
*3:旭硝子■製の商品、KX−1003*4:燐化学
工業■製の商品、ノードレッド120VF*5:トーレ
シリコーン■製の商品、CF9150*6:水澤化学曲
製の商品、ミズ力ライザーBS*7:機械的強度が出な
いため試験ができなかった。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明の光ファイバケー
ブル用スベーサは、IEEE std. 323−19
74で規定する2.5垂直トレイ燃焼試験に合格し、し
かも優れた機械的特性を有する難燃性ポリオレフィン系
樹脂組成物から威るので、高度な難燃性と機械的特性を
備えている。また、ハロゲン系難燃剤を用いていないの
で、燃焼時においても、有害ガスや黒煙を発生すること
がない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオレフィン系樹脂100重量部、水酸化マグ
    ネシウム70〜200重量部、赤リン1〜10重量部、
    およびシリコーン樹脂1〜10重量部を必須成分とする
    難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物から成ることを特徴
    とする光ファイバケーブル用スペーサ。
  2. (2)前記難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物には、更
    に、合成ゼオライトが前記ポリオレフィン系樹脂100
    重量部に対し10重量部以下配合されている請求項1記
    載の光ファイバケーブル用スペーサ。
JP1150614A 1989-06-15 1989-06-15 光ファイバケーブル用スペーサ Pending JPH0317606A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286941A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル用スロットロッド及びそれを用いた光ファイバケーブル
WO2010058571A1 (ja) * 2008-11-18 2010-05-27 株式会社フジクラ 光ファイバケーブルおよびこれに用いられる樹脂組成物

Cited By (3)

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US8478095B2 (en) 2008-11-18 2013-07-02 Fujikura Ltd. Optical fiber cable for wiring in premises

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