JPH03173756A - めっき付着量制御方法 - Google Patents

めっき付着量制御方法

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JPH03173756A
JPH03173756A JP31165589A JP31165589A JPH03173756A JP H03173756 A JPH03173756 A JP H03173756A JP 31165589 A JP31165589 A JP 31165589A JP 31165589 A JP31165589 A JP 31165589A JP H03173756 A JPH03173756 A JP H03173756A
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JP
Japan
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plating
wiping
nozzle
control
amount
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JP31165589A
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Inventor
Takashi Morita
森田 高
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野1 本発明は、溶融金属浴中を通ってめっきされたストリッ
プの表面に、ワイピングノズルからガスを吹き付けてめ
っき付着量を制御するめっき付着量制御方法に係り、特
に、高応答で、しかもめっき付着量を高精度で制御する
ことが可能なめっき付着量II7御方決方法するもので
ある。 【従来の技術】 連続式溶融亜鉛めっきラインで亜鉛めっき鋼板を生産す
る際には、第1図に示す如く、溶融亜鉛浴10の中を通
ってめっきされたストリップ12の表面に、ワイピング
ノズル14.16からガスを吹き付けて亜鉛付着量が調
節されている。即ち、ストリップ12の表面に付着した
亜鉛を、ワイピングガスの噴流により圧迫、押し下げる
ことによって、付着亜鉛が絞られる0図において、18
はジンクロールである。 このような溶融亜鉛めっきラインにおいて亜鉛付着量を
制御する方法として、特公昭46−14521には、ス
トリップ12のライン速度LSに応じてワイピングノズ
ル14.16とストリップ12の間隔りを調整するフィ
ードフォワード制御と、実際のめっき付着量に応じてワ
イピングガス圧力Pを調整するか、又はワイピングノズ
ル14.16とストリップ12との間隔りを調整するフ
ィードバック制御を組合せたものが開示されている。 又、特開昭49−32821には、ワイピングノズル1
4.16とストリップ12との間隔りを適正条件に固定
した上で設定めっき付着量と実際のめっき付着量との偏
差量に応じてワイピングガスの圧力Pを修正するフィー
ドバック制御と、設定めっき付着量及びライン速度に応
じてワイピングガス圧力を設定するフィードフォワード
制御を組合せたものが開示されている。 これらの制御方法において、設定めっき付着量に対して
実際のめっき付着量を精度良く、応答性良く追従制御す
るためには、めっき付着量とライン速度LS、ワイピン
グノズルとストリップとの間隔D、ワイピングガス圧力
Pとの関係が一定不変である必要がある。しかしながら
、実際の操業において、長期に亘ってこの条件を満たす
ことは極めて困難である。即ち、通常ワイピングノズル
は、適当期間使用した後に交換又は補修されるが、たと
えワイピングノズルとストリップとの間隔りが正確に再
設定されたとしても、交換又は補修されたワイピングノ
ズルのスリット間隙や取付噴射角度等が常に同一条件に
保持されずに変動してしまうため、めっき付着量とワイ
ピングガス圧力Pあるいはライン速度LSとの関係が、
ワイピングノズルの交換又は補修の都度変化してしまう
、又、実際上ワイピングノズルとストリップとの間隔り
を正確に再設定すること自体も難しい、更に、実際のめ
っき付着量は、ライン速度LS、ワイピングノズルとス
トリップとの間隔D、ワイピングガス圧力Pの変動のみ
でなく、ストリップの厚さ、めっき浴の温度、気温等の
変動によっても変化する。従って、特公昭46−145
21や特開昭49−39821に開示された方法で、長
期に互って安定に精度良く、めっき付着量を制御するこ
とは困難であった。 このような問題点を解消するものとして、特公昭55−
34861には、設定めっき付着量及びライン速度LS
に応じてワイピングガス圧力Pを設定するフィードフォ
ワード制御と、設定めっき付着量と実際のめっき付着量
との偏差量に応じてワイピングガス圧力Pを修正するフ
ィードバック制御とを組合せためっき付着量制御におい
て、めっき付着量、ライン速度LS、ワイピングガス圧
力P及びワイピングノズルとストリップとの間隔りの各
実測値に基づき前記フィードフォワード制御の特性を補
正するようにして、ライン速度LS、ワイピングノズル
とストリップとの間隔D、ワイピングガス圧力Pの変動
だけでなく、その他の変動要因の変動に対しても追従で
きるようにしたものが開示されている。 又、特公昭56−12316には、ワイピングガス圧力
Pが、ワイピングノズルの間隔D、高さ及び角度、更に
ライン速度LS、めっき付着量の関数で表わされること
を利用して、品種切替あるいはストリップの変形等に起
因してライン速度LSやノズル間隔り等の作業条件を大
きく変更する際に、フィードバックによる制御以前に、
予め見出されたワイピングガス圧力P、ノズル−ストリ
ップ間隔D、ノズル高さH、ノズル角度、ライン速度L
S、めっき付着量の各作業条件相互間の関係式(実験式
)に基づいて、上記作業条件のいずれかが変わったとき
に、その加工条件に対応して、目標めっき付着量を保持
するような他の作業条件を算出し、これらを同時に変更
するようにして、品種切替による目標めっき付着量やラ
イン速度等の変更に応じて、ワイピングガス圧力等の他
の作業条件を迅速に変更、設定できるようにしたちのが
開示されている。 更に、特公昭57−10948には、プリセット制御を
主体として、ワイピングガス圧力Pとワイピングノズル
とストリップの間隔りの大きな調整はプリセット制御で
設定してしまい、品種切替時等のガス噴射条件を大きく
変更する必要があるときには、これら圧力Pと間隔り又
はいずれか−方の条件を短時間に大きく調整し、ライン
からのめっき厚みの情報によるFR細な調整はフィード
バック制御で調整し、更に、ライン速度とめっき厚みの
間には一定の相関関係があるので、これを比例制御で調
整するようにして、応答性を高めたものが開示されてい
る。
【発明が達成しようとする課題】
しかしながら、通常、ワイピングノズルと付着量計の距
離が10011近く離れているなめ、実績値によるフィ
ードバックを主体とした従来の制御においては、応答に
時間がかかり、ライン速度等の操業条件が変化すると、
付着量がハンチング気味に変化し、管理範囲から外れて
しまい、高い制御精度は期待できない、又、プリセット
等のツーイードフォワード制御を併用したものにおいて
も、特にライン速度を高速化した場合には、応答性が十
分でない等の問題点を有していた。 一方、めっき付着量制御のモデルに関しては、「実務表
面技術第29巻3号(1982)Jの36頁から39頁
に、溶融亜鉛めっきラインの亜鉛付着量制御に関する数
学モデルが開示されているが、実際のラインに適用した
場合には、十分な制御精度を得ることができないという
問題点を有していた。 本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、モデル式を用いて、高応答で、しかも高精度でめ
っき付着量を制御することが可能な、めっき付着量制御
方法を提供することを課題とする。
【課題を達成するための手段】
本発明は、溶融金属浴中を通ってめっきされたストリッ
プの表面に、ワイピングノズルからガスを吹き付けてめ
っき付着量を制御するに際して、ワイピングガスの圧力
P、又は、ストリップ−ワイピングノズル間の距離りの
少なくともいずれか一方を、次のモデル式 %式%) (1) ) (2) ここで、X:めっき付着量相当値、 LSニライン速度、 H:溶融金属浴面からのワイピング ノズル高さ、 Ll、L2:定数(補正係数)、 に従うてフィードフォワード制御することにより、前記
課題を達成したものである。 又、前記定数L2を、めっき付着量実績値に応じてフィ
ードバック補正するようにした。ものである。 又、前記めっき付着量相当rIXを、めっき付着量実績
値から回帰計算により求めるようにしたものである。
【作用及び効果】
発明者が実操業データを検討したところ、次のような基
本モデル式が見出された。 X= (1/An H)   (LS−D/P)!/’
xt、t・L2      ・・・・・・(3)ここで
、Xは、例えば次の回帰式で表わされるめっき付着量相
当値である。 M= aX” + bx+c     ・−・−(4)
ここで、M:めっき付着量設定値又は実績値a、b、c
 :回帰計算によって決定される定数(回帰係数) 上記(3)式を、ワイピングガス圧力Pについて解くと
前出(1)式が得られ、ストリップ−ワイピングノズル
間の距11iiDについて解くと前出(2)式が得られ
る。この(1)式又は(2)式を用いて、ワイピングガ
スの圧力P、又は、ストリップ−ワイピングノズル間の
距MDの少なくともいずれか一方をフィードフォワード
制御することにより、時々刻々の操業条件変更に対応し
た高応答の制御が可能であり、しかも、めっき付着量を
高精度で制御可能となる。 特に、前記定数L2を、めっき付着量実績値に応じてフ
ィードバック補正するようにした場合には、前記フィー
ドフォワード用のモデル式をそのまま用いて、フィード
バック制御も可能となる。 又、前記めっき付着量相当値Xを、めっき付着量実績値
から回帰計算により求めるようにした場合には、めっき
付着量実績値のばらつきに拘らず、高精度の制御を行う
ことが可能となる。
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明す
る。 本実施例は、本発明を、第1図に示したような、溶融亜
鉛浴10中を通ってめっきされたストリップ12の表面
に、ワイピングノズル14.16からガスを吹付けてめ
っき付着量Mを制御する溶融めっきラインに適用したも
のである。 本実施例によるめっき付着量制御装置は、第2図に示す
如く、例えば純亜鉛によるめっき時に、前記ワイピング
ノズル14.16の下流側(第1図の上方)で、ストリ
ップ12が冷えた状態でめっきの付着量(厚さ)を測定
するめっき付着量計(厚み計)20と、例えば合金めっ
きの場合にストリップ12の地鉄の含有率及び合金化さ
れためっきの付着量を測定する合金化度肝22と、該め
っき付着量計20又は合金化度肝22の出力に基づいて
、本発明によりめっき付着量を制御する付着量制御装置
24と、該付着量制御装置24及び前記付着量計20又
は合金化度肝22から入力される信号により、付着量設
定値やめっき品種を設定するプロセスコンピュータ26
と、オフラインの回帰計算用コンピュータ28と、その
表示装置28A及びラインプリンタ28Bとから構成さ
れている。 以下、実施例の作用を説明する。 まず、前記付着量計20、合金化度肝22等により、付
着量制御に使用する各種実績データを所定サンプリング
周期毎に収集し、プロセスコンピュータ26のメモリに
格納して実績収集テーブルを作成する。収集する実績デ
ータとしては、例えばストリップ−ノズル間距離実績値
Dp、ワイピングノズル高さHP、ワイピングガス圧力
実績値PP、ライン速度実績値LSp、ワイピングノズ
ル部におけるストリップ板厚t、ワイピングノズル部に
おけるストリップ板幅W、亜鉛浴温度実績値Tz、ノズ
ル種類、ノズル角度、ダル・プライト区分、規格グルー
プ番号、めっき付着量設定値MS、めっき付着量実績値
MP、亜鉛浴成分(Aぶ、Pb、Fe)、ガス種類(空
気、窒素)、めっき品種等がある。 なお、データ収集時には、上下限チエツクを行い、異常
データは空欄にして実績収集テーブルへのデータ格納を
行う。 次に、回帰計算用の実績データを用いて、回帰計算用コ
ンピュータ28で回帰計算を行い、前出(3)式の回帰
係数a、b、cを求める。ここで、回帰計算を行うのは
、パラメータa、b、Cの更新によるモデル式のレベル
アップ、より的中率の高い付着量モデル式の検討、モデ
ル式中のパラメータa、b、cの層分は方法変更の検討
のためである。この回帰計算は、開発系のコンピュータ
を用いてオフラインで行うことが望ましいが、オンライ
ン系のプロセスコンピュータ26が付着量制御中であっ
ても、平行して回帰計算を行うことも可能である。なお
、回帰計算用実績データの一部が異常である場合には、
回帰計算の対象データから除いて、回帰精度を上げるこ
とができる。 具体的には、前出(4)式の定数L + = L 2 
=1(基準値)とした、次の回帰式を設定し、この中に
、回帰計算用実績データを代入して、回帰係数a、b、
cを求める。 X=(1/JnHp) x((LSp−Dp)/Ppl い ・・・・・・・・・(5) MP= aX’ 十bx+c    −−−−−−・・
−(6’)ここで、Pは実績値を示す添字である。 なお、回帰計算を実行する際には、回帰計算用実績デー
タのうちのどのデータを回帰計算に使用するか指定する
ことができる。設定する項目としては、例えば、回帰対
象データ期間、ノズル種類、ノズル角度、ダル・ブライ
ト区分、規格グループ番号、付着量実績値種類、板厚、
板幅、表・裏区分、ワイピングガス圧力範囲、ワイピン
グノズル高さ範囲、間隔範囲、ライン速度範囲、亜鉛浴
成分、ガス種類、めっき品種等を用いることができる。 回帰計算用コンピュータ28は、プロセスコンピュータ
26の回帰計算用実績データテーブルから設定された条
件のデータを読出し、該回帰計算用コンピュータ28内
の回帰データテーブルに格納する0次いで、実際の回帰
計算に使用するデータの項目を指定し、対応する条件の
データを読出して、回帰計算を行う6回帰計算用コンピ
ュータ28は、更に、回帰データテーブル中の2種のデ
ータの相関を調べるために、その表示装置28A上に、
例えば第3図(めっき付着量実績値MPとライン速度実
績値LSPの相関の場合)に示すようなグラフ表示を行
う、なお、X軸、Y軸のデータ種類は指定する。又、X
軸、Y軸のレンジは、自動設定又は手動設定のいずれで
も可能である。 なお、相関チエツクを行う際には、X、Y軸以外のデー
タ項目は、パラメータの範囲を小さな範囲に限定する。 必要に応じて相関チエツクを行った後、回帰データテー
ブル中のデータを使用して回帰計算を実行し、計算結果
を表示装置28Aに表示する。又、回帰計算用パラメー
タ、回帰計算の設定内容、回帰データテーブルに格納し
たデータ、回帰計算結果等をラインプリンタ28Bに出
力することもできる。 フィードフォワード制御に際しては、まず、前出(1)
式及び(2)式の定数L1=L2=1とおいて、(1)
式及び(2)式によりワイピングガス圧力P及びノズル
間隔りを決定し、フィードフォワードM御による付着量
制御を行う、この際、ワイピングガス圧力Pの設定値を
求めるときには、ライン速度LS、ノズル間隔D、ノズ
ル高さHは、いずれもそれまでの実績値を用いる。又、
ノズル間隔りを算出する際には、ワイピングガス圧力P
を、ライン稼動後に決定される理想操業時のノズル圧力
に対応する定数とし、ライン速度LS及びノズル高さH
は実績値とする。又、めっき付着量相当値Xとしては、
前出(3)式を解くことによって求められる次式の値X
を用いる。 X 1、X 2 = (b±   −4a(c−MS)
)/2a       ・・・・・・・・・(7)なお
、b’ −48(c−Ms )が負である場合には、こ
の値を零とおく、前出(3)式は必ず単調増加になるの
で、めっき付着量相当値Xとしては、XI、X2のうち
大きい方の値を使用する。 なお、(7)式に用いる回帰係数a、b、cは、例えば
ガス種類、ノズル種類、ノズル角度、ダル材又はブライ
ト材、ホット材又はコールド材、めっき付着量設定値M
S、ノズル高さHP、ライン速度LSP、板厚、板幅、
ストリップ単位張力、亜鉛浴温度、亜鉛浴前板温等に応
、じて層分けすることにより、回帰計算の精度を向上す
ることができる。 なお、層分けされた回帰係数a、b、cのいずれを使う
かは、プロセスコンピュータ26からの命令情報により
自動的に決定される。又、オペレータの指定により設定
することも可能である。 前出(2)式による計算結果に応じて、ストリップ−ノ
ズル間距離りを動かすに際しては、これを時々刻々変更
すると操業上好ましくない、そこで、実際には、例えば
第4図に示す如く、10ミリピツチ毎にステップ状に距
1IiiDを変更することができる。 y=f(x)        ・・・・・・・・・(8
)ここで、Xは、(2)式による計算結果、■は実際の
ノズル位置である。 本実施例においては、ノズル間隔りを拡げているときと
、狭めていくときでヒステリシスを設けているので、ハ
ンチングが防止される。なお、ノズル間隔りを設定する
際には、ストリップ12の板厚の変化に応じた補正も行
う。 一方、ライン速度LS、めっき付着量M、ワイピングガ
ス圧力P、ノズル位置等の変動がなく、ラインが安定し
て稼動しているときには、フィードバック制御を行う。 具体的には、ワイピングノズル14.16の下流にある
めっき付着量計20又は合金化度肝22の情報によりワ
イピングガス圧力Pをフィードバック補正する。このフ
ィードバック制御と前記フィードフォワード制御の違い
は、定数L2が更新されるか否かであり、他の機能は基
本的には同一である。 このフィードバック制御は、前記フィードフォワード制
御に使用しているモデル式を補正することにより実現す
る。このフィードバック制御における補正係数L2は、
次式により計算される。 L2 = (X−Jn H/L+ ) X (P/ (LS−D))I/フ ・・・(9)ここ
で、めっき付着量相当値Xは、前出(7)式により計算
される。なお、この際に(7)式の計算に用いられるめ
っき付着量Mは設定値MSではなく実績値MPとする。 又、ノズル高さH、ワイピングガス圧力P、ライン速度
LS、ノズル間1iDは、いずれも、前回の制御タイミ
ングから今回の制御タイミングまでの期間の各実績値の
時間平均値とする。又、補正係数L1は、学習パラメー
タテーブルに記憶された値を用いる(初期値は1)。 この(9)式により算出される補正係数L2は、フィー
ドバック補正テーブルに格納されると共に、以下のワイ
ピングガス圧力計算、ストリップ−ノズル間距離計算に
使用される。なお、フィードバック制御が行われている
ときは、学習パラメータテーブル内容の更新は行わない
、これは、学習制御による補正係数L1の更新と、フィ
ードバック制御による補正係数L2の更新が同時に発生
すると過補正となるからである。 このフィードバック制御時におけるワイピングガス圧力
P及びストリップ−ノズル間圧MDの計算は、前記フィ
ードフォワード制御の場合と同様に行う、なお、この際
に用いられる補正係数L2は1ではなく前出(9)式に
よって計算された値となる。 又、計算結果に応じたストリップ−ノズル間圧NDの動
かし方も、フィードフォワード制御の場合と同様とする
ことができる。 なお、補正係数L2は、めっき付着量計20又は合金化
度肝22からの付着量情報が送信されてくる毎に更新さ
れるので、層分けはせず、単一のパラメータとする。 更に、本実施例では、フィードフォワード制御及びフィ
ードバック制御で使用しているモデル式(3)、(4)
の的中精度を自動的に向上させるべく、学習も行ってい
る。即ち、(3)式の補正係数L1を各種実績値から計
算し、学習パラメータテーブルに格納し、フィードフォ
ワード制御やフィードバック制御時には、この学習パラ
メータテーブルに格納されたデータL1を使用する。学
習制御のタイミングは、めっき付着量計又は合金化度肝
22から付着量情報が送信されてきたときであって、−
且つ、フィードバック制御が可能な安定状態である。こ
の学習制御と前記フィードバック制御とは大変類似した
機能であるが、学習制御によれば、長期間のモデル式オ
ートチューニングが可能であり、補正係数L1が、他の
各種パラメータにより層分けされているという特徴を有
する。 これに対して、フィードバック制御は、短期間のモデル
式オートチューニング機能と考えることができ、フィー
ドバック補正係数L2は層分けされず、単一のパラメー
タとなっている。この学習制御は、フィードフォワード
制御で使用されているモデル式の中の学習パラメータL
lを計算することにより実現される。 学習パラメータL1は、次のように計算される。 即ち、フィードバック補正係数L2=1とおくと、前出
(3)式から、次式が導出される。 Lt=X−JnHp x (Pp/ (LSP−Dp))”’・・・・・・・
・・(10) ここで、めっき付着量相当値Xは、前出(7)式により
計算される。なお、この学習時には、めっき付着量Mは
設定値MSではなく実績値MPとする。又、回帰係数a
、b、cの層分けも、めっき付着量の実績値MPをパラ
メータとする。又、ノズル高さHP、ワイピングガス圧
力pp、ライン速度LSp、ノズル間隔Dpは、いずれ
も、前回の制御タイミングから今回の制御タイミングま
での期間の各実績値の時間平均値であり、実績収集テー
ブルより計算される。なお、空欄のデータは平均値計算
から外す。 (10)式によって計算された学習補正係数L1は、次
式に示すフィルタリング計算を行った後、学習パラメー
タ仮テーブル(学習パラメータテーブルそのものではな
い)に格納される。 L+ (n)=(1(Z) ・L1 +α・L+(n−+)  ・・・(11)ここで、し+
(n)は、学習パラメータ仮テーブルに格納される値、
Llは、(10)式による計算結果、Ll(r+−+)
は、Ll(n)を格納する前に学習パラメータ仮テーブ
ルから読出した値、αはフィルタリング定数(α=0は
フィルタ無し)、α=1はフィルタ無限大)である。 なお、フィードバック制御が行われていない場合には、
学習パラメータ仮テーブルの内容を学習パラメータテー
ブルに格納する。この処理により、学習補正係数L1と
フィードバック補正係数L2の同時更新が防止され、過
制御が防止される。 なお、学習補正係数L1の層分けは、回帰係数a;b、
cの層分けと同じ方法で行うことができる。従って、学
習パラメータテーブル及び学習パラメータ仮テーブルは
、この層分は方法に従った構造になる。但し、付着量M
は実績値MPを層分けしたパラメータとする。又、学習
パラメータテーブルは、純亜鉛めっき用と合金めっき用
で独立させる。この学習制御結果データが、学習パラメ
ータ計算の直後の時点で、前記回帰計算用実績データテ
ーブルへ格納される。なお、対象データが存在しないか
、データが上下限異常値であるときには、回帰計算用実
績データテーブルには空欄を格納する。 本実施例においては、フィードフォワード制御用のモデ
ル式にフィードバック制御による補正係数L2を設けて
いるので、フィードフォワード制御とフィードバック制
御を共通の式に基づいて実施することができ、制御が簡
略である。 従来法及び本実施例法による制御結果を第5図に比較し
て示す、操業条件は、速度851m/分、板厚1.2酊
、板! 850〜1200 mm、目付量目標値80→
601J/m”である、フィードフォワード(FF)制
御のみによる従来法では、第5図(A)に示す如く、モ
デル式自体の誤差が偏差として残ってしまう、これに対
して/印でフィードバック(FB)補正を実施した本実
施例法では、第5図(B)に示す如く、良好な結果が得
られている。 前記実施例においては、本発明が、純亜鉛めっき及び合
金めっきに適用されていたが、本発明が適用されるめっ
きの種類は、これに限定されない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ワイピングガスによるめっき付着量制御の原
理を示す路線図、 第2図は、本発明に係るめっき付着量制御方法を行うた
めの、めっき付着量制御装置の全体構成を示すブロック
線図、 第3図は、本発明の実施例における回帰計算時のデータ
の相関を示す表示画面の一例を示す線図、第4図は、同
じく、ストリップ−ノズル間距離の移動方法を示す線図
、 第5図(A)、(B)は、従来法及び本実施例法による
制御結果を比較して示す線図である。 10・・・溶融亜鉛浴、 12・・・ストリップ、 14.16・・・ワイピングノズル、 20・・・めっき付着量計、 22・・・合金化度針、 24・・・付着量制御装置、 26・・・プロセスコンピュータ、 28・・・回帰計算用コンピュータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶融金属浴中を通ってめっきされたストリップの
    表面に、ワイピングノズルからガスを吹き付けてめっき
    付着量を制御するに際して、 ワイピングガスの圧力P、又は、ストリップ−ワイピン
    グノズル間の距離Dの少なくともいずれか一方を、次の
    モデル式 P=(LS・D・L_1^2・L_2^2)/(X・l
    nH)^2 D=P・(X・lnH)^2 /(LS・L_1^2・L_2^2) ここで、X:めっき付着量相当値、 LS:ライン速度、 H:溶融金属浴面からのワイピング ノズル高さ、 L_1、L_2:定数(補正係数)、 に従ってフィードフォワード制御することを特徴とする
    めっき付着量制御方法。
  2. (2)請求項1において、前記定数L_2を、めっき付
    着量実績値に応じてフィードバック補正することを特徴
    とするめっき付着量制御方法。
  3. (3)請求項1において、前記めっき付着量相当値Xを
    、めっき付着量実績値から回帰計算により求めることを
    特徴とするめっき付着量制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1994025179A1 (en) * 1993-04-28 1994-11-10 Kawasaki Steel Corporation Adhesion quantity regulation method by gas wiping
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