JPH03173313A - 超電導トランスの監視装置 - Google Patents

超電導トランスの監視装置

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JPH03173313A
JPH03173313A JP2186879A JP18687990A JPH03173313A JP H03173313 A JPH03173313 A JP H03173313A JP 2186879 A JP2186879 A JP 2186879A JP 18687990 A JP18687990 A JP 18687990A JP H03173313 A JPH03173313 A JP H03173313A
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voltage
quench
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superconducting transformer
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田代 育夫
Daisuke Ito
伊藤 大佐
Koki Morohoshi
諸星 光喜
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  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1M電導トランスの監視装置に係り。
特に超電導線で構成された複数の巻線について、それぞ
れの巻線の常電導転位(クエンチ)を応答性良く検知す
ることのできる監視装置に関する。
(従来の技術) 最近、交流損失の少ない超電導線が種々開発されている
。このような超電導線により一次巻線、二次巻線、・・
・・・・、N次巻線を構成することによって。
トランスの小型化と銅損の低減化を図ろうとする試みが
なされている。
一般に、−次巻線、二次巻線1・・・・・・、N次巻線
等が超電導線によって構成されたいわゆる「超PJ、’
3トランス」は、その運転中に短絡事故等により巻線を
構成している。超電導線に臨界電流以上の電流が流れた
場合、その巻線にクエンチ(常電導転位)が発生する。
このように−旦、クエンチが発生すると、巻線の抵抗骨
が大きくなる。このため、超電導トランスは交流電力移
送器としての機能を失う、よって、クエンチが発生した
場合には、超電導トランスを電源から速やかに切り離す
ことによりクエンチを阻止し、そのクエンチの発生箇所
が超電導状態に復帰するまで待つ必要がある。 このよ
うな制御を行なう為には、何等かの手段によって巻線を
構成している超電導線にクエンチが発生したか否かを検
知する必要がある。
超電導線で形成され、交流励磁状態下で使用される巻線
のクエンチを検知する方法としては、巻線の端子電圧と
巻線に流れている電流との位相関係から検知する方法が
知られている。この方法は、巻線を交流で励磁した場合
、巻線が超電導状態にあるときには電圧と電流との間に
正確にπ/2の位相差が存在し、また巻線にクエンチが
発生した場合に電圧と電流上の間の位相差がπ/2以下
となる現象を利用・している。
しかし、 この方法は超電導トランスが使用されている
場合には適用できない、すなわち、超電導トランスの場
合には、負荷の種類によって電圧と電流との間の位相差
が変化する。たとえば、負荷が抵抗分のみの場合には位
相差が無なく、また負荷がインダクタンス成分の場合に
は位相差がπ/2に近似する。このため、 クエンチに
よって発生する位相差を区別できない、よって以上のよ
うな状況から、超電導トランスの各巻線に発生したクエ
ンチを応答性良く検知できる監視装置の出現が望まれて
いる。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如く、従来知られている手法では、原理的に超電
導トランスの各巻線に発生したクエンチを検知できない
という問題がある。
そこで本発明の目的は、構成の複雑化を招くことな(、
どの巻線にクエンチが発生したかを区別しながらクエン
チが検知可能で、更に、超電導トランスを電源から速や
かに切り〜tすことができる超電導トランス−の監視装
置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の課題を解決し目的を達成する為に、次のような手
段を講じた0本発明に係る1例としての監視装置は、 
1次〜N次(ただし、Nは2以上の整数)の巻線を備え
、上記各巻線が超電導線で形成されるとともに同一鉄心
の外周に巻装されてなる超電導トランス、次のような構
成で各巻線に発生するクエンチを検知する。すなわち本
超電導トランスの監視装置は、各巻線の両端電圧を検出
するN個の電圧検出部と、各巻線電流を検出するN個の
電流検出部と、前記鉄心に装着された磁束検出部と、前
記各巻線がクエンチしたとき起こる前記N個の電圧検出
部の出力、前記N個の電流検出部の出力、前記磁束検出
部の出力の固有の変化パターンからどの巻線にクエンチ
が発生した否かを判定する判定部と、から構成する。 
また、判定後の処置として5判定部の出力に従い、超電
導トランスを電源から切り離す遮断部を更に備える。
(作用) このような手段を講じたことにより次のような作用が生
じる。説明を簡単にするために、三次巻線まで個えた超
電導トランスを例示する。 この三次巻線まで備えた超
電導トランスの等何回路は、第4図に示される如くであ
る。
すなわち同図において mlは一次巻線を m2は二次
巻線を、m3は三次巻線を、また、m4は前述の磁束検
出部としての巻線を示している。
また、図中の各記号はそれぞれ次のように定義される。
Vl   −次巻線電圧 ■2 、二次巻線電圧 V3 二 三次巻線電圧 Vm:  磁束検出用巻線電圧 R1、−次巻線抵抗 R21二次巻線抵抗 R3三次巻線抵抗 ■1、−次巻線電流 12 ・ 二次巻線電流 ■3  ・ 三−次巻、線電流 jXlニー次巻線リアクタンス jX2・二次巻線リアクタンス jX3・三次巻線りアクタンス Y  励磁アドミタンス このようなトランスにおいては、一般に、−次 巻線、二次巻線、三次巻線のそれぞれの漏れインピーダ
ンス(R1+jXl、R2+jX2.R3+j X3 
)が変化するようなことはない。
しかし、巻線に超電導線を用いたトランスにおいては、
 例えば−次巻線にクエンチが発生する場合、−次巻線
の抵抗R1は定常時の数百倍にも増加する。このとき、
二次巻線電圧V2.  三次巻線電圧■3 磁束検出用
巻線電圧Vmは大幅に低下する。
また、−次巻線電流11.  二次巻線電流12.  
三次巻線電流■3も大幅に低下する。
一方、二次巻線においてクエンチが発生する場合、二次
巻線の抵抗R2が定常時の数百倍にも増加する。これ故
に、二次巻線電圧V2および 二次巻線電流I2が低下
する。しかし、−次巻線電圧Vlおよびを束検出用巻線
電圧Vmは低下しない。
さらに、三次巻線にクエンチが発生する場合、三次巻線
の抵抗R3が定常時の数百倍に増加する。
この結果、二次巻1!電圧V3および、三次巻線電流I
3が大幅に低下する。しかし、−次巻線電圧■lおよび
、磁束検出用巻線電圧Vrnは変化しない。
これらの現象を纏めると、次の表、1の如くに表わされ
る。
なお、表中における、→印はクエンチの発生の前後にお
いて値が変化ないことを意味し、 ↓印はその値が減少
することを意味している。
表、 1 上記の表、■から判るように 一次巻線にクエン チが発生した場合のVl、V2.V3.Vm、  11
.12.13の変化パターンと、二次巻線にクエンチが
発生した場合の上記電圧および電流の変化パターンと、
三次巻線にクエンチが発生したときの上記電圧および電
流の変化パターンとには明らかに差が存在する。すなわ
ち、ある巻線にクエンチが発生すると、Vl、V2.V
3.Vm、  およびIl、12.I3は、その巻線固
有のパターンで変化する。
本発明装置においては、Vl、V2.V3.Vm、およ
び11,12.13が検出され、これらの特徴ある変化
パターンが判定部により認識されそれを基に判定されて
、どの巻線にクエンチが発生しているかが特謂される。
いずれかの巻線にクエンチが発生した場合には、超電導
トランスは電源から速やかに切り離される。
なお、本発明の別の実施例では1判定部において、  
Vl、  V2.  V3.  Vm、   11. 
 12.  13および、予じめ判明している jXI
、jX2゜jX3から、−次巻線抵抗R1による電圧降
下分V「1.二次巻線抵抗R2による電圧降下分Vr2
゜三次巻線抵抗R3による電圧降下分Vr3が次式に基
いて算出され、 これらVrl、  Vr2.  Vr
3が予め定められた範囲外の場合、その巻線にクエンチ
が発生したと判定される。
Vrl= 11 R1=Vl −Vm−j Xi  I
 l =11)Vr2= IL R2=Vm−V2− 
j X2・I 2 =12)Vr3= 13・R3=V
m−V3− j X3− T 3−(3)(1)式にお
けるV mは一次巻線誘起電圧を模擬し、(2)式にお
けるVmは二次巻線誘起電圧を模擬し、(3)式におけ
るVmは三次巻線誘起電圧を模擬している。  Vrl
、  Vr2.  Vr3は実際には、巻数比およびベ
クトルを加味して算出されるが、この例ではベクトルは
加味せず、単純化して(1)〜(3)式に基いて算出さ
れも この算出方法によっても、各巻線にクエンチが発生する
と、その巻線における抵抗の電圧降下分が増加する故に
、どの巻線にクエンチが発生したかを直ちに知ることが
可能となる。よって、従来の欠点を改善し得るものとな
る。
(実施例) 第1図の回路構成図が示す、本発明の第1の実施例とし
てのクエンチ監視装置21と超電導トランス1との構造
上の関係は、下記の如くである。
すなわち、超電導トランス1は、極低温冷媒を収容した
クライオスタット2内に冷媒から熱絶縁されて配置され
た鉄心3と、冷媒に浸された超電導線とで構成される。
更に、鉄心3の外周に巻装された一次巻線4と、同じく
冷媒に浸された超電導線とで構成されるとともに、鉄心
3の外周に巻装された二次巻線5と、同じく冷媒に浸さ
れた超電導線で構成されるとともに、鉄心3の外周に巻
装された三次巻線6とで構成されている。
−次巻線4の両端7a、7bには、常電導線で形成され
たりiド線8a、8bの一端側が接続され、これらリー
ド線8a、8bの他端側はクライオスタット2の外に導
かれ、サイリスタ9a、9bが逆並列接続されてなる半
導体スイッチ10および機械的なスイッチ11を介して
交流電源12の出力端に接続されている。
二次巻線5の両端13a、13bにも常電導線で形成さ
れたリード線14a、14bの一端側が接続されている
。これらリード線14a、14bの他端側はクライオス
タット2の外に導かれて負荷15の両端に接続されてい
る。
同様に、三次巻線6の両端16a、16bにも常電導線
で形成されたリード線17a、17bの一端側が接続さ
れている。これらリード線17a17bの他端側はクラ
イオスタット2の外に専かれて負荷18の両端に接続さ
れている。
半導体スイッチlOを構成するサイリスタ9 a。
9bは、超電導トランスlを負荷とし、この超電導トラ
ンス]に交流電流を流し得る関係にゲート制御回路19
によ2て点弧制御される。このゲート制御回路19−、
は、ゲート駆動回路20によって駆動される。ゲート駆
動回路20は、制御端に信号りが与えられると、その動
作を停止するように構成されている。そして、信号りは
次に述べる監視装置21から与えられる。
監視装置21は、次のように構成される。すなわち、−
次巻線4の両端7a、7bに信号線22a  22bの
一端側に接続され、これら信号線22a、22bの他端
側が接続されている分圧器23と、二次巻線5の両端1
3a、13bに信号線24a、24bの一端側が接続さ
れ、これら信号線24a、24bの他端側が接続されて
いる分圧器25、から構成されている。さらに、三次巻
線6の両端16a、16bに信号線26a、26bの一
端側が接続され、これら信号線26a、26bの他端側
が接続されている分圧器27より成る。
分圧器23は一次巻線4の両端電圧のl / nの電圧
を出力するように構成されている6分圧器25は、−次
巻fi4と二次巻線5との巻数比が l:Sであると仮
定すると、二次巻線5の両端電圧の1/(n・S□)の
電圧を出力するように構成されている。さらに、分圧器
27は、−次巻線4と三次巻線6との巻数比が1:  
S’ であるとすると、三次巻線6の両端電圧の17’
(n・S′)の電圧を出力するように構成されている1
分圧器23゜25.27の出力電圧a、  b、  c
は、絶縁増幅器28、 29. 30を介して信号Vl
、V2.V3に変換される。
一次巻線4の入力ライン、二次巻線5の出力ラインおよ
び三次巻線6の出力ラインには、−次巻線電流、二次巻
線電流および三次巻線電流を検出するための電流検出器
31,32.33が挿設されている。 また、 これら
電流検出器31,32゜33の出力は、絶縁増幅器34
,35. 36を介して信号II、12.13に変換さ
れる。
一方、超電導トランス1の鉄心3には、各巻線の誘起電
圧を模擬する電圧を得るための巻線、すなわち、磁束検
出用巻線37が巻装されている。
この磁束検出用巻線37の出力は、絶縁増幅器38を介
して信号V+Bに変換される。また、上記Vmおよび、
 前述、のVl、  V2.  V3.  !+、  
12I3の各信号が演算処理回路39に導入されている
演算処理回路39は、上記の7つの信号を導入して、前
述の(1)式、(2)式および(3)式を用いて一次巻
線4の抵抗による電圧降下分Vrl、二次巻線5の抵抗
による電圧降下分Vr2および三次巻線6の抵抗による
電圧降下分Vr3がそれぞれ算出され、これらVrl、
  Vr2.  Vr3が予め定められている範囲外の
場合、クエンチと判定して出力りを送出するとともにク
エンチが発生した巻線病を表示装置40に表示するため
の信号を出力するように構成されている。
このような構成であると、例えば−次巻線4にクエンチ
が発生する場合、表、1から判る如くに、Vm、 II
が減少する故に、Vrlが増加することになる。また、
Vrlが予め定められた範囲より増加すると、演算処理
回路39が一次巻線4にクエンチが発生したと判定して
出力りを送出するとともに一次巻線4がクエンチした旨
を表示するための表示信号を出力する。この結果、ゲー
ト夏動回路20の動作が1停止し、サイリスタ9a  
9bがターンオフして超電導トランス1が交流電源12
から切り離される。また、表示装置40には一次巻線4
がクエンチした旨の表示がされる。
二次巻LA5や三次巻線6にクエンチが発生した場合も
同様に超電導トランス1が交流電源12がら切り離され
、またクエンチの発生した巻線病が表示装置40に表示
される。したがって、各巻線に発生したクエンチを応答
性良く検知でき、 しかも超電導トランス1を交流電源
12から速やかに切り離すことが可能となる。
なお、上述の第1の実施例では、各巻線の抵抗による電
圧降下分を検出し、これら電圧降下分が予め定められた
範囲外の場合にクエンチと判定する。 したがって、 
トランスに接続される負荷の種類に依存することなく常
に良好なりエンチ検出がおこなえる。また、単なるクエ
ンチ検出のみならず、クエンチによるエネルギーの損失
を?1111定することもできる。
しかし、表、lをmmいて説明したように、巻線にクエ
ンチ力発生1スルト、Vl、V2.V3.Vm。
11、+2.+3は、そのクエンチの発生した巻線固有
のパターンで変化する。したがって、上記のようなパタ
ーンの変化から、 クエンチの発生および、どの巻線に
クエンチが発生したかのみを判定させるだけの機能を有
するように変形実施してもよい、また、上述の第1の実
施例は、更に拡張して一次巻線、二次巻線、二次巻線、
、、、N次(ただし、Nは3以上の整数)巻線を備えた
超電導トランスに対しても適用できる実施例であること
は言うまでもない。
また、 1次巻線両端電圧はクエンチに関係なく常に一
定の値を示し変化しないので検出する必要性がない故に
、その検出部を本装置の構成から省略しても良い。
上述の第1実施例の装置は、クエンチの数量的検知が可
能となる。また1回路内の負荷の種類により変動する2
次、3次巻線の電圧および電流が、それぞれの巻線が持
つリンケージインダクタンス分の変化が生ずる場合にお
いても、それによってクエンチの検知−の結果が影響さ
れることのない数式に従って計算される方式故に、常に
精度の高いクエンチ発生の検知が可能である。
本願の発明は、巻線の数に限定される装置ではなく、 
1次および2次の例えば、 2つの巻線のみを僅えたい
わゆる2次の超電導トランスを対象にする場合において
も、別な効果が期待できる。
第2図に示される如く、第2の実施例としての監視装置
21の主要な構成要素は、超電導トランス1を構成する
1次巻線4および2次巻線5のそれぞれの両端7 a、
7 bおよび両端13a、13bに接続された信号線2
2 a、22 bおよび信号線24a、24bと、それ
らの信号線に接続された分圧器23.絶縁増幅器28お
よび分圧器25.絶縁増幅器29と、鉄心3に巻装され
た磁束検出用巻線37およびその巻線37の両端に接続
された絶縁増幅器38と、上述の各絶縁増幅器28.2
9および38からの電圧信号V l、 V 2.および
Vmを入力し処理する演算処理回路39と、この回路3
9に接続された表示装置40と、回路39からの遮断指
令信号りに従つ−て動作するゲート駆動回路20および
ゲート制御回路19と、この制御回路19からの制御信
号によって回路の開閉を行なうサイリスタ9 a、9 
bと、である、つまり、超電導トランスlが1次および
2次巻線から成る場合においては、第1図に示された第
1の実施例中の主要な構成要素の内で、各巻線の電流信
号+ 1. + 2. I 3に関する絶縁増幅器34
,35.36と、3次巻線6の電圧信号V3に関する絶
縁増幅器30が存在しない構成でもよい、何故ならば、
クエンチの発生の有無を検知するのみであるならば、ク
エンチの発生時の各巻線における電圧信号Vl、V2の
変化パターンのみを観察するだけで十分であり、電流信
号11、 I 2. I 3.、、、 T nは考慮さ
れない、更に、下記の表、2から明かな如く、 1次巻
線のクエンチは電圧信号Vmのみを監視することにより
、Vmが減少すれば検出できる。 また、 2次巻線の
クエンチは電圧信号■2のみ(つまり、Va+は変化し
ない、)減少した場合に検出できる。この様に、電圧信
号Vlは1次と2次の巻線クエンチ検出には不必要であ
る故、検出するて必要はない、なお、上述の各構成要素
は、前述の第1の実施例の中の動作の説明と同様な動き
を呈する事とする。
次の表、2は、 1次巻線4および2次巻MA5のそれ
ぞれの電圧信号Vl、V2.およびvII+の変化を表
わしている。
表、 2 本実施例の監視装置21は、以上の第1の実施例と比べ
てより簡単な構成により実現可能である。
また、上の表、2の如くの変化パターンを検知した場合
に、必要に応じて、超電導トランスlの電源12を速や
かに一、遮断することができる。
次に、第3図に示される如く、第3の実施例としてのク
エンチ監視装置21は、超電導トランス1が1次〜N次
巻線までから成る場合においては、第1図に示された第
1の実施例中の主要な構成要素の内で、各巻線の電流信
号1112.13゜Inに関する絶縁増幅器34,35
.36と、磁束検出用の巻線37および絶縁増幅器38
とが存在しない構成でもよい、何故ならば、クエンチの
発生の有無を検知するのみであるならば、クエンチの発
生時の各巻線における電圧信号Vl、V2.V3゜、、
、Vn  の変化パターンのみを観察するだけで十分で
あり、電流信号11. I 2. I 3.、、、 I
 nは考慮されない、更に、前記と同様に電圧信号■1
についても観察する必要はないが1本実施例においては
この信号を省略していない。
本実施例の装置においては、 1次〜N次巻線に対応す
るN個の分圧器23.25,27 、、、を経由し絶縁
増幅器28,29,30.、、を介して演算処理回路3
9に入力する常圧信号Vl、V2.V3....Vnが
示す電圧の変化1を演算処理回路39が検知する。
また、−旦次の表、3のような変化パターンが現われた
場合には第1実施例と同様に、この回路39に接続され
た表示装置40にクエンチが発生した旨が表示される。
 また、回路39がらの遮断指令信号りに従って動作す
るゲート駆動回路20と。
ゲート制御回路19とによってサイリスタ9a、9bは
超電導トランス1に電気を供給している電源12を回路
から切り雛す。
第3の実施例としてのクエンチ監視装921も、簡単な
構成により、何れの巻線にクエンチが発生したか否かを
検知することが可能である。また、上の表、3の如くの
変化パターンを検知した場合に、必要に応じて、超電導
トランス1の電源12を回路から速やかに遮断すること
もできる。
また、前述の各実施例では、分圧器23,25゜27と
絶縁増幅器28,29.30とが別々に設けられている
が、一体に形成された変成器(例えば、トランス 等)
を代わりに用いてもよい、その他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の変形も可能である。
[発明の効果コ 以上述べた如く、本発明のクエンチ監視装置によれば、
巻線数が多い超電導トランスの場合であっても、極めて
容易に、かつ応答性が良く、どの巻線にクエンチが発生
したかが検知可能である。
よって、クエンチの発生に対する適切な処置の実現に寄
与することのできる監視装置を提供することが可能とな
る【
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る超電導トランスの監
視装置の回路構成図、第2図および第3図は、本発明の
他の実施例に係る超電導トランスの監視装置の回路構成
図、第4図は、超電導トランスの等何回路の一例を示す
図である。 l・・・超電導トラン人 3・・・鉄心、4・・・−次
巻線、5 二次巻線、 6・・三次巻線、10・・・半
導体スイッチ、 12・・・交流電源、  15.18
・・・負荷、 19ゲ一ト制御回路、20・・ゲート駆
動回路、21・監視装置、  23,25.27・・・
分圧器、 31.32.33・・・電流検出器、39・
・・演算処理回路40・・・表示装毘 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第4図 手 続 補 正 書(方式) %式% 補正の内容

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1次巻線および2次巻線を備え、前記1次および
    2次巻線が超電導線で形成されるとともに,同一な鉄心
    の外周に巻装されてなる超電導トランスの前記巻線に発
    生するクエンチを検知する超電導トランスの監視装置に
    おいて、前記2次巻線の両端電圧を検出する電圧検出手
    段と、前記鉄心に装着されその鉄心に生ずる磁束を検出
    する磁束検出手段と、前記巻線の内のどの巻線において
    クエンチが発生したかを前記電圧検出手段および前記磁
    束検出手段により検出された電圧の変化パターンを基に
    判定する判定手段と、を具備して成ることを特徴とする
    超電導トランスの監視装置。
  2. (2)前記判定手段は、前記電圧の変化パターンが前記
    磁束検出手段の電圧が変化した場合には1次巻線のクエ
    ンチ,前記電圧検出手段の両端電圧のみが変化した場合
    には2次巻線クエンチ、に基づいて判定することを特徴
    とする、請求項1に記載の超電導トランスの監視装置。
  3. (3)前記判定手段がクエンチの発生を判定したときに
    出力する指令信号に応答して、前記超電導トランスを電
    源から切り離す電源遮断手段と、クエンチ発生に関する
    情報を表示する表示手段と、を更に有する、請求項1に
    記載の超電導トランスの監視装置。
  4. (4)1次〜N次(ただし、Nは3以上の整数)の巻線
    を備え、前記の各巻線が超電導線で形成されるとともに
    ,同一の鉄心の外周に巻装されてなる超電導トランスの
    前記各巻線に発生するクエンチを検知する超電導トラン
    スの監視装置において、前記2次以上の各巻線の両端電
    圧を検出する電圧検出手段と、前記巻線の内のどの巻線
    においてクエンチが発生したかを前記電圧検出手段によ
    り検出された電圧の変化パターンを基にして判定する 判定手段と、を具備して成ることを特徴とする超電導ト
    ランスの監視装置。
  5. (5)前記判定手段は、前記電圧の変化パターンが前記
    電圧検出手段の2次以上N次までの全ての巻線両端電圧
    が変化した場合には1次巻線クエンチ,前記電圧検出手
    段の2次巻線両端電圧のみが変化した場合には2次巻線
    クエンチ,前記電圧検出手段のN次巻線両端電圧が変化
    した場合にはN次巻線クエンチ、に基づいて判定するこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の超電導トランスの監
    視装置。
  6. (6)前記1次巻線の両端電圧を検出する電圧検出手段
    と、前記1次〜N次の各巻線の電流の変化をそれぞれ検
    出する電流検出手段と、前記鉄心に装着された磁束検出
    手段と、前記判定手段がクエンチの発生を判定したとき
    に出力する指令信号に応答して前記超電導トランスを電
    源から切り離す電源遮断手段と、を更に有する、請求項
    4に記載の超電導トランスの監視装置。
  7. (7)前記判定手段は、前記の各巻線においてクエンチ
    が発生したときに出力される前記電圧検出手段からの出
    力信号,前記電流検出手段からの出力信号,および前記
    磁束検出手段からの出力信号のそれぞれが示す固有の変
    化パターンを基に、前記巻線の内のどの巻線においてク
    エンチが発生したかを判定する、請求項6に記載の超電
    導トランスの監視装置。
  8. (8)前記判定手段は、前記磁束検出手段の出力信号,
    前記電圧検出手段の出力信号,および前記電流検出手段
    の出力信号を導入して、前記各巻線の抵抗によるそれぞ
    れの電圧降下分を算出し、これらの電圧降下分のレベル
    を基に、前記巻線の内のどの巻線にクエンチが発生した
    かを判定する、請求項6に記載の超電導トランスの監視
    装置。
  9. (9)前記判定手段は、前記の1次巻線〜3次巻線のそ
    れぞれにおいて生じる前記電圧降下分Vr1,Vr2,
    Vr3が、一次式に基いて算出され、すなわち、Vr1
    =I1・R1=V1−Vm1−jX1−I1Vr2=I
    2・R2=Vm2−V2−jX2・I2 Vr3=I3・R3=Vm3−V3−jX3・I3(但
    し、nを1〜3と仮定し、n次巻線に関する抵抗:Rn
    、n次巻線電流:In、n次巻線電圧:Vn、n次巻線
    誘起電圧:Vmn、n次巻線の固有値(リアクタンス)
    :jXn、をそれぞれ模擬していると定義する。)上式
    により算出されたVr1,Vr2,Vr3が所定の範囲
    外の値を示した場合に、該巻線にクエンチが発生したと
    判定する、請求項8に記載の超電導トランスの監視装置
  10. (10)前記判定手段は、前記電圧検出手段,前記電流
    検出手段,および前記磁束検出手段に接続され,これら
    の各検出手段により出力されたそれぞれの出力信号を所
    定の個数の二値化情報として記憶するレジスタから成る
    、請求項6に記載の超電導トランスの監視装置。
  11. (11)前記電源遮断手段は、当該超電導トランス(1
    )の1次巻線と電源との回路間に並列に且つ互いに逆向
    きに接続され、前記判定手段から信号が発行された時を
    期に前記回路を電気的に切り雛す複数のサイリスタより
    成る、請求項6に記載の超電導トランスの監視装置。
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