JPH03173102A - 板状パーツの供給方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は板状パーツの供給方法に関するものである。

〔従来の技術〕

例えば、避雷器の内部には第５図に示すように、電圧−
電流特性が非直線性の例えば酸化亜鉛等よりなる非直線
抵抗体２が複数個直列に積層固定されており、これらの
抵抗体２の間には例えば鉛等の比較的軟質の金属よりな
るリング状の平滑な電極板１が介在され、各抵抗体２及
び電極板ｌは図示しないバネにより互いに圧接固定され
ている。

又、前記軟質電極板１は非直線抵抗体２への組付けの際
、第６図に示すように支持筒３内に多数枚積層状に収容
され、最上部の電極板ｌから順次に図示しない作業ロボ
ットの吸引ノズルにより取り上げ、前記非直線抵抗体２
の上面に移動供給する方法がとられていた。

又、前記支持筒３から電極板１を取り上げる際、電極板
１の側面からエアブラストを行って平滑面が密着し合っ
た各電極板ｌを互いに分離して電極板１が一枚ずつ取り
出されるようにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、前述した電極板１の供給方法は、前記エアブ
ラストが弱くなると、各電極板同士が剥がれ難く、時に
は２，３枚の電極板１を一度に吸引ノズルが取り出して
しまい、又、エアブラストが強過ぎると、吸引した電極
板１を吹き飛ばしてしまうため、前記エアブラストの強
度調整は困難で、実用上問題であった。

又、前記軟質電極板１を素手で揉んで歪ませて通気する
ことにより、各電極板１が互いに剥がれ易くする方法も
とられていたが、この方法は面倒で作業性が著しく低下
するという問題があった。

この発明の目的は積み重ねて密着し合った板状パーツを
一枚ずつ確実に所望する場所に供給することができる板
状パーツの供給方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記目的を達成するため、板状パーツに表面
と裏面で互いに相反する凸部と凹部を少な（とも両面に
各１組ずつ押し出し形成するとともに、凸部の付け根の
外径を、凹部の最大径よりも大きくし、前記板状パーツ
を多数枚重ね合わせて支持部材により積層状に支持し、
前記最上層の板状パーツから順に把持機構により把持し
て所望箇所に供給するという方法をとっている。

〔作　用〕

この発明は上記方法をとったことにより、各板状パーツ
の対向面に凸部と凹部があり、かつ凸部の付け根の径が
凹部の最大径よりも大きいので、前記対向面の間に隙間
が形成され、従って板状パーツの平滑面が互いに密接さ
れることはな（、板状パーツを把持機構により一枚ずつ
確実に取り出すことができる。

〔実施例〕

以下、この発明を具体化した一実施例を第１図及び第２
図に基づいて説明する。

この実施例では板状パーツとして、鉛よりなるリング状
の電極板ｌをプレスにより押し出し成形して、第１図に
示すように凸部１ａと四部１ｂを同じ部位に、又、第２
図に示すように等間隔に四箇所に形成している。この凸
部１ａの付け根の外径ｄ１は、凹部１ｂの最大径ｄ２よ
りも大きくしている。

又、前記電極板ｌは多数枚重ね合わせて側壁に切り欠き
３ａを備えた支持部材としての支持筒３内に積層状に支
持され、前記最上層の電極板ｌから順に吸引ノズル等の
把持機構により把持され、所望する組立位置に移動され
る。このとき、各電極板ｌは第１図に示すように、仮に
最上層の電極板ｌの凹部１ｂに下側に位置する電極板ｌ
の凸部！ａが進入しても、凸部１ａの外径ｄｉは、凹部
ｌｂの最大径ｄ２よりも大きいので、完全に嵌まり込む
ことはなく、画電極板１．１の間に若干の隙間が形成さ
れ、この結果、前記切り欠き３ａから補助手段としての
エアブラストなしでも電極板ｌを一枚ずつ吸引ノズルに
より取り上げて組付け位置へ確実に供給することができ
る。

なお、前記電極板１は非直線抵抗体２の間に介装され、
その後加圧装置により互いに押圧されるが、この時、電
極板ｌの凸部１ａは押しつぶされて平坦になるので、電
極板ｌと非直線抵抗体２の間の接触を損ねることはなく
、避雷器としての電気的信頼性を維持できる。

又、この発明は次のように具体化することもできる。

（１）第３図に示すように、凸部１ａ及び凹部ｌｂの形
成位置を不均等に設けること。

（２）前記実施例では避雷器に使用される鉛の電極板ｌ
の供給方法に具体化したが、これ以外に金属やその他プ
ラスチックあるいは紙、木材よりなる平滑な板状パーツ
に凸部１ａ及び凹部１ｂを形成し、これを積層状に重ね
合わせ、これを把持機構により把持して所望する箇所に
移し変えること。

（３）図示しないが、平面円形、四角形、三角形、六角
形、楕円形等の板状パーツを使用すること。

なお、この発明と近似した構成として、第４図に示すよ
うに、凹部がない凸部１ａを形成したり、板状パーツ全
体を波形に形成したり、さらにパーツの表裏両面を梨地
面にしたりすることも考えられる。

〔発明の効果〕 以上詳述したように、この発明はエアブラスト等の補助
手段を用いることな（積層状に重ね合わされた板状パー
ツを最上部から一枚ずつ確実に分離して所望する箇所に
供給することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に使用される板状パーツとしての電極
板の断面図、第２図は電極板の斜視図、第３図は電極板
の別例を示す平面図、第４図はこの発明の近似例を示す
断面図、第５図は避雷器に収容される非直線抵抗体と電
極板を積層した状態を示す正面図、第６図は電極板を積
層状に収容した取り出し以前の斜視図である。 ｌ・・・板状パーツとしての電極板、ｌａ・・・凸部、
ｌｂ・・・凹部、２・・・支持部材としての支持筒、ｄ
ｉ・・・凸部１ａの付け根部の外径、ｄ２・・・凹部ｌ
ｂの最大径。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．板状パーツに表面と裏面で互いに相反する凸部と凹
   部を少なくとも両面に各１組ずつ押し出し形成するとと
   もに、凸部の付け根の外径を、凹部の最大径よりも大き
   くし、前記板状パーツを多数枚重ね合わせて支持部材に
   より積層状に支持し、前記最上層の板状パーツから順に
   把持機構により把持して所望箇所に供給すことを特徴と
   する板状パーツの供給方法。