JPH0317293B2 - - Google Patents

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JPH0317293B2
JPH0317293B2 JP19164786A JP19164786A JPH0317293B2 JP H0317293 B2 JPH0317293 B2 JP H0317293B2 JP 19164786 A JP19164786 A JP 19164786A JP 19164786 A JP19164786 A JP 19164786A JP H0317293 B2 JPH0317293 B2 JP H0317293B2
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JP
Japan
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gas
detection
waterproof
detection device
base
Prior art date
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Expired
Application number
JP19164786A
Other languages
English (en)
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JPS62115352A (ja
Inventor
Mitsuo Nanba
Akio Sugano
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High Pressure Gas Safety Institute of Japan
Original Assignee
High Pressure Gas Safety Institute of Japan
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Publication date
Application filed by High Pressure Gas Safety Institute of Japan filed Critical High Pressure Gas Safety Institute of Japan
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、雨水の浸入を防止し、地下水によ
り検知部が浸漬されるのを防止する防水キヤツプ
を備えたガス検知装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、地中に埋設したガス管からのガスが漏れ
て着火し、これによりガス爆発の惨事を引き起す
事故が発生している。
したがつて、地中埋設管からガス漏れが発生し
た場合、漏れたガス地中でどのように流れている
かを知ることは爆発事故を防止する上できわめて
重要なことである。
上記の事故を防止するため従来は測定区域内の
測定点にガス導出パイプを地上から挿入し、パイ
プ内のガスを吸引して測定する方法がとられてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の方法では吸引によつて地
中のガスが移動するので、漏れたガスの流れを正
確にとらえることができない欠点があつた。
このため、漏洩ガスの検知には、ガス検知器の
検知部をマンホール内や地中に設置し、長期にわ
たつて測定することが必要であるが、雨水の浸入
あるいは地下水の浸漬により検知部が損傷するの
で実施することが不可能であつた。
この発明は、上記の欠点を解消するためになさ
れたもので、ガス検知装置に設けた防水キヤツプ
内の空気圧によつて長期間地中やマンホール内に
設置しておいても地下水の浸漬を防止し、検知ガ
スのみを通過させてセンサへ導くガス検知装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明にかかるガス検知装置は、基部上に設
けられた検知素子と、水分を通すことなく気体の
み通過させる機能を有し、前記検知素子を密封し
た防水フイルタと、この防水フイルタをおおうと
ともに透孔を有する保護カバーと、この保護カバ
ーを包み下方の開口部分と前記基部との間にガス
を導入するガス導入部を形成した防水キヤツプと
からなるものである。
〔作用〕
この発明においては、ガス検知装置のガス検知
器が水が出るような低い場所に設置されていて
も、検知素子が水分を通すことなく気体のみ通過
させる機能を有する防水フイルタで密封され、か
つ下方に開口した防水キヤツプで包まれているの
で、水の侵入が防止され、ガス検知器が水によつ
て損傷されることがない。
〔実施例〕
まず、この発明に使用されるガス検知器の一例
を第2図の回路図に基づいて説明する。第2図に
おいて、E1は白金線上に不活性物質を塗布し導
入された検知ガスを検知する検知素子、E2は白
金線を標準空気で封入した温度補償素子、R1
R2は抵抗器であり、以上でブリツジ回路が構成
される。Bは電源、VRは可変抵抗器であり、r
はその摺動子を示す。Mは指示計、Gは検知ガ
ス、Aは空気である。
その動作は、検知ガスGがないときブリツジ回
路の出力が零となるように摺動子rを調整してお
く。
次に、検知素子E1の白金線に検知ガスGが触
れると、標準空気と被検知ガスの熱伝導度の違い
により温度が変化し、かつ、検知ガスGの濃度に
比例して白金線の温度による抵抗値の変化を取り
出すことができるので、ブリツジ回路が不平衡と
なり、指示計Mの指示からガス濃度を知ることが
できる。なお、この例は気体熱伝導式の場合を示
したもので、この他にも検知素子E1は各種のも
のを使用できることは明らかである。
第1図はこの発明の一実施例を示す側断面図
で、第2図と同一符号は同一部分を示し、1は地
中のガスを検知する場合のガス検知装置の全体を
示し、2は基部、3は前記基部2の上部において
一体に固着された保護カバーで、空気Aや検知ガ
スGが通過する透孔4が多数形成されている。5
は前記基部2に載置され検知素子E1と温度補償
素子E2を取り付ける台板、61,62は前記検知素
子E1と温度補償素子E2の導線、7は前記検知素
子E1と温度補償素子E2とを接続したあと、前記
基部2の内部と台板5の下方部分を充填した接着
剤、8は前記保護カバー3の内面に密着して設け
られたステンレス製の金網で、土砂の浸入を防止
している。
9は防水フイルタで、検知素子E1と温度補償
素子E2が密封して取り付けられており、防水お
よび撥水処理により水分を通すことがなく空気A
および検知ガスG等の気体のみを通過させる機能
を有し、検知素子E1、温度補償素子E2とを水分
による損傷を防止している。
また、防水フイルタ9は下記の工程により作成
される。(1)、綿セルローズ円筒濾紙を規定の寸法
に切断する。(2)、シリコン(またはふつ素)樹脂
系防水剤をビーカーにとり気泡のなくなるまで待
つ。(3)、円筒濾紙を防水剤に5〜10分浸し、動か
しながら充分に含浸させる。(4)、円筒濾紙を防水
剤中から取出し、40〜50℃の熱風で約1時間乾燥
する。
10は前記各導線61,62の保護管、11は前
記防水フイルタ9の外周に保護カバー3、金網8
を介して所定の隙間を置いて取り付けた防水キヤ
ツプ、12は前記保護カバー3と防水キヤツプ1
1とを所定の間隙に保持する座金、13は前記防
水キヤツプ11の取付けねじ、14は土地、14
aは地表面、15は地下水、15aは地下水位で
ある。そして、防水キヤツプ11の下方の開口部
分と基部2との間には座金12により隙間がで
き、これがガス導入部12aとなる。
次に使用態様について説明する。まず、検知装
置1を地中に埋設する場合は、降雨により土砂や
雨水が流れて来ても防水キヤツプ11と基部2と
の隙間が狭いため内部へ土砂が浸入することな
く、また、保護カバー3と金網8とにより検知装
置1の内部へ土砂の浸入を防止し、防水フイルタ
9により水分の浸入を防止して各素子E1,E2
土砂や水分により損傷されることなく保護され
る。そして空気Aまたは検知ガスGのみを通過さ
せる。
次に、検知装置1が地下水15の中に水没した
場合について説明する。
この場合、検知装置1は地下水15の中に入れ
られるが、検知装置1の内部の気体の体積と圧力
についてはボイル・シヤルルの法則により、 Pv=RT ………(1) で表わされる。ここで、Pは圧力、vは体積、T
は絶体温度、Rは定数である。
第1図において、土地14内の温度が一定であ
るとすれば、防水キヤツプ11内の空気の圧力P
は地下水位15aが地表面14aからam、検知
装置1の下端部における埋設位置がbmのときは、 P=1+b−a/10 ………(2) の圧力となり、その体積V1は V1=1/1+b−a/10 ………(3) に減少し、減少した体積分の地下水15が検知装
置1の下方の隙間から浸入する。
ところで、検知装置1は通常、地表面14aか
ら2m以内に埋設されるので、(埋設位置:b=
2m)防水キヤツプ11内の空気の圧力は地下水
位15aが地表面14aに達した場合(a=0
m)でも第(2)式により、 P=1+b−a/10=1+2−0/10 =1+2/10=1.2(気圧) であり、防水キヤツプ11への地下水15の浸入
は防水キヤツプ11内部の空間の体積をV0c.c.と
すると第(3)式より地下水15の浸入部分の体積の
V2は V2=V0−V0/V1=V0−V0/1.2=V0−0.83V0 =0.17V0(c.c.) である。
したがつて、検知装置1に防水キヤツプ11が
付いている場合は、防水キヤツプ11とその内側
に取り付けてある防水フイルタ9との間に空間部
の体積V0を埋設位置b=2mを最大として適宜
に設定すれば、地下水位15aが地表面14aに
達しても防水フイルタ9への地下水15の浸入を
防止できる。
このように地下水位15aが検知装置1の埋設
位置(地表面14aより2m以上)より下がれば
検知装置1は支障なく再びガスの検知を開始す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明は、基部上に設け
られた検知素子と、水分を通すことなく気体のみ
通過させる機能を有し、前記検知素子を密封した
防水フイルタと、この防水フイルタをおおうとと
もに透孔を有する保護カバーと、この保護カバー
を包み下方の開口部分と前記基部との間にガスを
導入するガス導入部を形成した防水キヤツプとか
らなる構成としたので、土砂や雨水はもちろん、
検知装置全体が完全に水没しても、防水キヤツプ
内の空気圧により検知素子に水が達することがな
いので、検知素子が水分により損傷されることが
ない利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す側断面図、
第2図はガス検知器の一例を示す回路図である。 図中、E1は検知素子、E2は温度補償素子、R1
R2は抵抗器、Bは電源、VRは可変抵抗器、rは
摺動子、Mは指示計、Gは(被)検知ガス、Aは
空気、1は検知装置、2は基部、3は保護カバ
ー、4は透孔、5は台板、61,62は導線、7は
接着剤、8は金網、9は防水フイルタ、10は保
護管、11は防水キヤツプ、12は座金、12a
はガス導入口、13は取付ねじ、14は土地、1
4aは地表面、15は地下水、15aは地下水位
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基部上に設けられた検知素子と、水分を通す
    ことなく気体のみ通過させる機能を有し、前記検
    知素子を密封した防水フイルタと、この防水フイ
    ルタをおおうとともに透孔を有する保護カバー
    と、この保護カバーを包み下方の開口部分と前記
    基部との間にガスを導入するガス導入部を形成し
    た防水キヤツプとからなることを特徴とするガス
    検知装置。
JP19164786A 1986-08-18 1986-08-18 ガス検知装置 Granted JPS62115352A (ja)

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JP19164786A JPS62115352A (ja) 1986-08-18 1986-08-18 ガス検知装置

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JP19164786A JPS62115352A (ja) 1986-08-18 1986-08-18 ガス検知装置

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JPS62115352A JPS62115352A (ja) 1987-05-27
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EP1865339B8 (en) * 2006-06-09 2012-10-24 Giorgio Tonelli Seismic sensor for a security system and security system including such a sensor
JP4892521B2 (ja) * 2008-06-30 2012-03-07 株式会社日立製作所 可燃性ガスセンサ
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