JPH03172710A - 位置姿勢角計測装置 - Google Patents

位置姿勢角計測装置

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JPH03172710A
JPH03172710A JP31219989A JP31219989A JPH03172710A JP H03172710 A JPH03172710 A JP H03172710A JP 31219989 A JP31219989 A JP 31219989A JP 31219989 A JP31219989 A JP 31219989A JP H03172710 A JPH03172710 A JP H03172710A
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detector
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、移動体、特にトンネル用掘削機(TBM、シ
ールド、セミシールド)や小口径管推進機(商品名:ア
イアンモール)等の地中移動体の位置および姿勢角を計
測する位置姿勢角計測装置に関する。
〔従来の技術〕
水道管、ガス管等を地中埋設するためにトンネル掘進を
行う地中掘削機では、施行計画ライン通りに推進すべく
、該地中掘削機の地中における移動位置、つまり施行計
画ラインに対する相対水平方向位置(左右変位)および
同ラインに対する相対鉛直方向位置(上下変位)並びに
地中掘削機の地中における姿勢角、つまり施行計画ライ
ンにχ・Iする左右方向姿勢角(ヨーイング角)および
施行計画ラインに対する鉛直方向姿勢角(ピッチング角
)を計重1して、これら各計測データと’t=f応する
目標値(左右変位、上下変位およびヨーイング角および
ピッチング角が零)との偏差が零になるように手動制御
する必要がある。
このため、地中掘削機にはこれら位置および姿勢角を計
&PIすることのできる位置姿勢角計ΔIIJ装置が配
設されている。第25図は、この位置姿勢角計測装置の
センサ部の構成を概念的に示す。同図に示すように地中
掘削機の外部所定位置に配設された光投光器6′から地
中掘削機の内部長手方向に沿って、その光軸が地中掘削
機の予定移動経路(施行計画ライン)と一致するように
光ビーム3(レーザビーム)がMf光線として投光され
る。
一方、地中掘削機の内部には長手方向に所定距離したけ
離間して、PSD (ポジション・センシティブ・ディ
テクタ)1′および2′が配設されている。このPSD
I−2−は、通常はa−5t(アモルファスシリコン)
PSDが使用される。
すると、PSDI−の受光面1a−に光ビーム3−が照
射されて、入射光の2次元照射位置(Xy+)が検出さ
れるとともに、PSD2でも、PSDI−を透過された
光ビーム3′が11((射されて、その2次元照射位置
(x2、y2)か検出される。ここに、地中掘削機が施
行計画ライン通りの位置にあり、施行計画ラインに対し
てヨーイングもピッチングもしていない状態では、光ビ
ーム3′の光軸は、センサ部の中心軸CTと一致し、両
PSDI−2”の受光面の原点0102(0,0)をそ
れぞれ通過するようになっている。
したがって、いま上記のごと(PSDI−の照射位置が
(X+  V+ )てあり、PSD2−の照射位置が(
X2、Y2)であるならば、施行計画ラインに対する相
対水平方向位置(左右変位)Xおよび同ラインに対する
相対鉛直方向位置(上ド変位)Y並びに地中掘削機の地
中における姿勢角、つまり施行計画ラインに対する左右
方向姿勢fr+(ヨーイング角)θXおよび施行計画ラ
インに対する鉛直方向姿勢角(ピッチング角)θyは、
明らかにそれぞれド記第(1)弐〜第(4)式のように
演算することかできる。
X−−x、・・・(1) Y=Y+  ・・・ (2) θ x−a  r  c  t  a  n  ((x
+  −X2  )  /L)・・・ (3) θ y−arctan  f(y+    !/2)/
L+(4) 従来において池中jiil削機、ひいてはあらゆる移動
体の位置および姿勢角は、以上のようにして求めていた
また、地中掘削機では、特にオーガニ法を採用するアイ
アンモールにあっては、その長手方向中心軸上に排土用
のスクリューか配設され、上記センサ部を上記中心軸上
に配設することができなく、いきおい上記センサ部を上
記中心軸からオフセットした位置に配設するようにして
いる。
また、第26図に示すようにPSDI−の前段には、地
中掘削機が施行計画ライン通りの位置にあり、施行計画
ラインに対してヨーイングもピッチングもしていない状
態下において光ビーム3′の光点が原点位置に表示され
る「1盛り板4′が設けられている。しかして、目盛り
板4′に表示された光ビーム3′の光点の2次元位置座
標をオペレータが視認することにより、位置計測(左右
ずれ、上下ずれ)が行われる。この場合、オペレタによ
る位置の読取りを容易ならしめるため、PSDI−の周
囲に照明ランプ5″・・を設け、十分な明るさを確保す
るようにしている。
上記のごとく演算された地中掘削機の位置δよび姿勢角
は地中掘削機の外部、たとえば発進立坑に配設された操
作盤のCRT表示画面上に表示される。そして通當はオ
ペレータかCRT表示画面上に表示された地中掘削機の
位1遍および姿勢角を視認することにより地中掘削機が
予定移動紅路に沿って進行するように方向修正操作を行
う。しかし、両PSDI−2’の出力に基づくl寅I?
が不可能になる事態が発生した場合には、オペレータは
操作盤の照明ランプ5′の点灯スイッチを1・’t f
’+して、照明ランプ5′を点灯させるようにする。
その後は目盛り板4′の表示内容に基づき上1尼方向修
in操作を行うようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の位置姿勢角検出装置は、検出原理が簡単
なので、装置自体の構造を簡素化できるというメリット
があるものの、実用的には次のような問題点を有してい
る。
】)まず、第一に一般的に照射位置検出精度の高い(1
%F、S程度)PSDを得るためには、均一な抵抗膜を
蒸着させることが必要不可欠である。しかし、均一な抵
抗膜の確保はPSDの受光面か大面積化するほど困難に
なり、製造歩留まりも低Fする。この点、a−3iPS
Dては単結晶ンリコンPSDよりも大面積化が容易とは
いえ、PSDの受光面が大面積化するほど均一な抵抗膜
の確保が困難になることには変わりはない。
一方、位置姿勢角計測装置にa−8iPSDを使用した
場合には、照射位置検出精度とa−3iPSDの構造と
位置姿勢角計重1原理とに起因して必要な計測範囲より
も大きなサイズの2枚のaSiPSDが必要とされる。
こうした大きなサイズのa−3iPSDを使用する場合
には、前述した均一な抵抗膜の確保の困難性から位置お
よび姿勢角の計測精度を十分なレベルに持っていくこと
はできないこととなっていた。このように従来のもので
は実用上要求される計測範囲と計δIII精度とを同時
に満足することができないという欠点を何していた。
2)また、第2にPSDI−2−は地中1’4削機に搭
載されることから、スペースの制約上、両PSDの間隔
りを短くする必要がある。
一方、姿勢角の計測精度は、前記(3)、(4)式から
明らかに、PSDI−2”それぞれの照射位置(X+ 
 Y+)、(x2、y2)の険t14精度とPSD間距
離りの大きさとに依存しているのがわかる。
ここに照射位置の検出精度の向上を図って姿勢角計測精
度を向上させることが考えられるか、2枚のPSDI−
2−の照射位置検出精度のバラツキの影響を受けること
と、前記1)の問題とに起因して高精度化は難しい。
また、PSD間隔りを大きくして、実用上要求される±
1 / 1000ラジアンのオーダーの姿勢色計測精度
にすることか考えられるが、これを確保するためにはP
SD間隔りを十分に大きくする必要がある。しかし実際
には上記したスペースの制約上、Lを十分な大きさにと
ることができないことか多い。
このように従来のものでは装置の小型化と要求される姿
勢角計測精度とを同時に満足することがでない欠点を有
していた。
3)また、従来のものではPS、DI−の照射位置およ
びPSD間隔りに応じて3t 1(IIIすることので
きる姿勢角の範囲が変化する。すなわち、第27図(a
)に示すように光ビーム3′がPSDI −の受光面1
a′ (これは位置検出が可能な範囲であり、同図に破
線にて示す)の端から距離11離間した位置に照射した
場合には、光ビーム3′のPSDI ’に対する入射角
度がθ1以下の範囲でなければ、光ビーム3′はPSD
2 ’の受光面2a(位置検出が可能な範囲であり、同
図に破線にて示す)内に照射できず、姿勢角を計測する
ことができない。一方、光ビーム3′がPSDI″の受
光面1a−の端から距離+2(>11)離間した位置に
照射した場合には、θ1よりも大きい02以下の範囲の
入射角度の光ビーム3′であってもPSD2−の受光面
2a−内に照射することができ、姿勢角を計7111+
することができる。このよつにPSD1″の照射位置が
中心から外れれば外れる程、光ビーム3−の入射角度の
上限値、つまり計測可能な姿勢角の上限値が小さくなる
のがわかる。
また同図(b)に示すようにPSD間隔りかLの場合に
は、光ビーム3′がPSDI−の受光面1a−の端から
距離1.雛間した位置に照n・1(また場合に入射角度
θ以下の範囲の光ビーム′つ′をPSD2−て受光する
ことかできるが、P S D lf:1隔りがL’2(
>Ll)の場合には、光ビーム3′がPSDI−の受光
面1a−の端から距離12(>1.)離間した位置に照
射した場合に始めて同じく人11=j角度θ以下の範囲
の光ビーム3′をPSD2−て受光することができる。
このようにPSD間隔りが大きくなればなるほど、光ビ
ーム3′の入射角度の上限値、つまり計測可能な姿勢角
の上限値が小さくなるのがわかる。
このように、従来のものではPSDI −の受光面1a
−の端に光ビーム3″が照射した場合に計測できる姿勢
角が事実上計測可能な姿勢角の上限値であり、それは非
常に小さいものになることがわかる。また、前述するよ
うにPSD間隔りを大きくして、姿勢角計測精度を引き
上げようとすれば、計測可能な姿勢角の上限値が小さく
なってしまう。
以上のような1)〜3)の問題点のため、従来のものは
、あまり実用的でないので現在採用、実施されるには至
っていない。
また、上記のごとくセンサ部が地中掘削機の中心軸から
オフセットした位置に配設されているため、地中掘削機
がローリングした場合にセンサ部か傾斜して、PSDI
”2’の検出値に影響をLJえて正確な位置および姿勢
角を計l1l11することができないこととなっている
。しかもローリングに起因してセンサ部が回転するので
光ビーム3′がPSDI−2−の照射面から外れてしま
い、ついには両PSDI、2による位置および姿勢角の
計測が不可能になる事態が発生する。
また、地中掘削機が予定移動経路から大きく外れたり、
予定移動経路に対して大きく傾斜するなどして光ビーム
3′がPSDI  2’の照射面から外れてしまい、つ
いには両PSD1− 2”による位置および姿勢角のπ
−17IllIか不可能になる事態が発生することかあ
る。さらには、光ビーム3′とセンサ部との間に障害物
か介在した場合にも当の計測が不可能となる。
また、PSDI−の周囲に照明ランプ5′・・・を設け
て目盛り板4′を照明する従来の方式のものでは、光が
散乱してしまうため、視認するに十分な明るさを得るた
めに多数の照明ランプ5′・・が必要となり、これは装
置コストの上昇を招来することになる。また、PSDI
−の周囲に照明ランプ5′・・・を設けているため、照
明ランプ5−が位置的にPSDI −の受光領域を邪魔
してしまい、位置および姿勢角の胴側範囲を狭めてしま
うという問題があった。
さらにまた、地中掘削機の使用環境に起因してその内部
は高湿度てあり、したがって内部に配設されたセンサ部
と光投光器6′との間に介在された目盛り仮4′の表面
で温度変化によって結露か発生することがある。このた
め目盛り板4″表面で水滴が発生して、これにより光ビ
ーム3′が散乱したり、遮断されたりして、位置および
姿勢角の計alll精度が低下したり、ついには当の計
71111が不可能になることがある。
また、作業効率上、PSDI−2−の出力に基づく計測
が不可能になった場合には、迅速に目盛り板4′に基づ
く計測に移行することが望まれる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、
ローリングの影響を加味しつつ、位置および姿勢角の計
測範囲の増大およびこれら位置および姿勢角の計)II
I精度の高精度化を図るとともに、装置の小型化を図る
ことをその第1の目的とし、ローリングによって位置お
よび姿勢角の計測が不可能になる事態を事前に防止する
ことができる表示を行うことを第2の目的とし、方向修
正操作に指標を与えることのできる表示を行うことを第
3の目的とし、地中掘削機の予定移動経路からのずれあ
るいは障害物などによって位置および姿勢角の計”測が
不可能になる事態を事前に防止することができる表示を
行うことを第4の目的とし、低コストの設備を以て、位
置および姿勢角の計測範囲を狭めることなく目盛り板の
表示を視認できるようにするとともに、結露を防止して
位置および姿勢角の計測精度を維持することを第5の目
的とし、位置検出器(P S D)の検出値に基づく計
測か不可能になった場合に迅速に目盛り板に基づく計測
に移行して作業効率の向上を図ることを第6のY]的と
し、最終的には信頼性高い計測および表示を行うことが
できる位置姿勢角計測装置を提供することをその共通の
目的としている。
〔課題を解決するための手段および作用〕そこで本発明
の第1発明では、光軸が移動体の予定移動経路と一致す
るように光を投光する光投光器を備えるとともに、前記
光投光器から投光された光を受光、透過して照射位置を
2次元的に検出する第1の位置検出器と、前記第1の位
置検出器によって透過された光を受光して照射位置を2
次元的に検出する第2の位置検出器とを前記移動体に所
定距離離間して配設し、前記第1、第2の位置検出器で
検出された前記光の2次元照射位置に基づき前記移動体
の位置および姿勢角を演算するようにした位置姿勢角計
測装置において、前記光投光器と前記第1の位置検出器
との間または前記第1の位置検出器と前記第2の位置検
出器との間に配設されたレンズと、前記第1の位置検出
器で検出された前記光の2次元照射位置に基づき前記移
動体の位置を演算するとともに、前記第2の位置検出器
で検出された前記光の2次元照射位置に基づき前記移動
体の姿勢角を演算する第1の演算手段と、前記移動体の
ローリング角を検出するローリング角検出手段と、前記
ローリング角検出手段の出力に基づいてローリングに伴
う前記第1、第2の位置検出器の前記移動体に対する相
対位置ずれを演算する第2の演算手段と、前記第2の演
算手段の演算値に基づいて前記第1の演算手段の演算値
を補正する第3の演算手段とを具えるようにしている。
かかる構成によれば、光投光器と第1の位置検出器との
間または第1の位置検出器と第2の位置検出器との間に
レンズを配設したた・め、投光された光がレンズで収束
されて、第1の位置検出器ではその照射位置に応して光
の基■位置(原点)からのずれを検出することができる
とともに、第2の位置検出器ではその照射位置に応じて
レンズに対する入射角度を検出することができるように
なる。このため、移動体の位置および姿勢角を第1、第
2の位置検出器の各検出結果ごとに演算することができ
るようになる。しかもローリングか発生したとしてもロ
ーリングに伴う第1、第2の位置検出器の移動体に対す
る相対位置ずれを求めることができる。しかして、この
求めた相対位置ずれを加味して、移動体の位置および姿
勢角が正確に求められる。
また、本発明の第2発明では、上記第1発明の構成に加
えて、第2、第3の演算手段の演算結果に基づいて移動
体の位置および姿勢角を表示するとともに、ローリング
に伴って第1の位置検出器の位置検出範囲か変化したこ
とを表示する表示手段とを具えるようにしている。
すなわち、ローリングの影響を加味した移動体の位置お
よび姿勢角が視認できるともに、ローリングにけって第
1の位置検出器の位置検出範囲か移動したことを視認す
ることができる。
また、本発明の第3発明では、第1の位置検出器で検出
された光の2次元照射位置に基づき移動体の位置を演算
するとともに、第2の位置検8器で検出された光の2次
元照射位置に基づき移動体の姿勢角を演算する演算手段
の演算結果に基づいて移動体の現在の位置および姿勢角
を表示するとともに、移動体の将来の位置および姿勢角
を表示する表示手段とを具えるようにしている。
すなわち移動体の現在の位置および姿勢角が視認できる
とともに、移動体の将来の位置および姿勢角が視認でき
て、方向修正操作に指標を与え得る。
また、本発明の第4発明では、移動体の位置および姿勢
角を複数の領域に分類し、第1の位置検出器で検出され
た光の2次元照射位置に基づき移動体の位置を演算する
とともに、第2の位置検出器で検出された光の2次元照
射位置に基づき移動体の姿勢角を演算する演算手段の演
算位置および演算姿勢角か複数の領域のいずれに属して
いるかを判定する判定手段と、演算手段の演算結果を表
示するとともに、判定手段によって判定された領域に応
じた警告を表示する表示手段とを具えるようにしている
すなわち、移動体の位置および姿勢角が視認できるとと
もに、移動体の位置および姿勢角の大きさに応じた警告
を視認することができて、第1、第2の位置検出器の検
出範囲から光が外れないように方向修正操作を行うこと
ができる。
また、本発明の第5発明では、第1、第2の位置検出器
およびレンズで構成されたセンサ部と光投光器との間に
設けられ、第1の位置検8器の2次元照射位置を表示す
る位置表示板と、レンズの焦点近傍に設けられ、位置表
示板を照明する一照明ランプと、位置表示板の表示面を
温めるヒータとを具えるようにしている。
すなわち、照明ランプは第1の位置検出器の周囲に設け
られるのではなく、レンズの焦点近傍に設けられて、位
置的に第1の位置検出器の受光領域を邪魔することがな
い。そして照明ランプから投光された照明光は、レンズ
の焦点近傍にあるため、レンズで屈折され、平行光線に
集光される。
照明光の指向性が強くなり、散乱の度合いが小さくなる
。これにより、照明ランプを多数段けずとち位置表示板
がきわめて明るく照明される。モしてヒータによって位
置表示板の表示面が温められて結露の発生が防止される
また、本発明の第6発明では、第1、第2の位置検出器
およびレンズで構成された位置検出部と前記光投光器と
の間に設けられ、第1の位置検出器の2次元照射位置を
表示する位置表示板と、レンズの焦点近傍に設けられ、
位置表示板を照明する照明ランプと、第1、第2の位置
検出器の検出結果に基づき移動体の位置または姿勢角の
計測が不可能であるか否かを判定する判定手段と、判定
手段によって計71111が可能であると判定された場
合に第1の位置検出器で検出された光の2次元照射位置
に基づき移動体の位置を演算するとともに、第2の位置
検出器で検出された光の2次元照射位置に基づき移動体
の姿勢角を演算する演算手段の演算結果を表示するとと
もに、判定手段によって計filが不可能であると判定
された場合に該判定内容を表示する表示手段と、照明ラ
ンプを点灯または消灯させる点灯・消灯切替スイッチと
を具え、表示手段に計測が不可能であることが表示され
た場合に点灯・消灯切替スイッチを照明ランプの点灯側
に切り替えるようにしている。
すなわち、移動体の位置または姿勢角の計測か可能であ
ると判定された場合に、演算された移動体の位置および
姿勢角が表示され、これを視認することができるととも
に、移動体の位置および姿勢角の計7TP1が不可能で
あることが判定された場合にこの判定内容が表示され、
これを視認することができる。したがって移動体の位置
および姿勢角の計測が不可能であることの表示に従い、
迅速に点灯・消灯切替スイッチを照明ランプの点灯側に
切り替え、位置表示板による計測に移行することができ
る。
また、本発明の第7発明では、第1、第2の位置検出器
およびレンズで構成された位置検出部と光投光器との間
に設けられ、第1の位置検出器の2次元照射位置を表示
する位置表示板と、レンズの焦点近傍に設けられ、位置
表示板を照明する照明ランプと、第1、第2の位置検出
器の検出結果に基づき移動体の位置または姿勢角の計測
が不可能であることを判定する判定手段と、判定手段に
よって計測か不可能であるとf11定された場合にt(
α明うンプを点灯させる手段とを具えるようにしている
すなわち、移動体の位置および姿勢角の計71111が
不可能である場合には自動的に照明ランプの点灯されて
、位置表示板による計測に自動的に移行することができ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
なお、実施例では、本発明に係る位置姿勢角計測装置が
、小口径管推進機(商品名:アイアンモール)に適用さ
れる場合を想定している。が19本発明としてはトンネ
ル用掘削機等、他の地中掘削機にも適用可能であり、さ
らには地中を移動し得る地中移動体であれば任意に適用
可能である。ひいてはあらゆる移動体に適用可能である
さて、第1図に実施例の位置姿勢角51測装置の構成を
、第2図に実施例の位置姿勢角計測装置が適用される小
口径管推進機(以下、単に推進機という)の全体構成を
、第3図に実施例の位置姿勢角計測装置のブロック図を
、第4図(a)に実施例の位置姿勢角計測装置のポジシ
ョンセンサ部の概念構成図をそれぞれ示す。
これら図に示すように実施例の位置姿勢角31測装置は
、大きくは推進機100のパイロットヘッド(先導管)
101に搭載された推進機上装置(し〜ザターゲット)
102と、発進立坑SHに配設されたレーザ発進部(レ
ーザセオドライト)6と、発進立坑SH付近の地表面E
Pに配設され、推進機上装置102に電気ケーブル10
3を介して接続されるコントロールユニット104とか
ら構成されている。
ここにレーザ発進部(レーザセオドライト)6は、光軸
が推進機100の予定移動経路、つまり施行計画ライン
と一致するように、推進機100の内部に向けて基阜光
線たるレーザ光3を投光するものである。そして、レー
ザターゲット102は、さらにポジションセンサ部10
5と、信号処理部106とから構成されている。信号処
理部106は、推進機100のローリング角θr(第1
8図参照)、つまり左右方向の傾斜を検出するローリン
グ角検出センサ107と、推進機100のピッチング角
を検出するピッチング角検出センサ108と、ポジショ
ンセンサ部105の出力およびローリング角検出センサ
107の出力が加えられ、後述する処理を行う信号処理
回路9と、ピッチング角検出センサ108の出力を所要
に増幅するアンプ109とから構成されている。また、
パイロットヘッド101には、パイロットヘッド101
の先端部の揺動角を検出する左右のポテンショメータ1
10,111か配設されている。これらポテンショメー
タ110.111の出力はアンプ109を介して信号処
理回路9に加えられる。
なお、パイロットヘッド101の先端部は、所要の揺動
用の油圧シリンダによって駆動され、この油圧シリンダ
はコントロールユニッl−1,04の操作盤112に設
けられた操作レバーの操作により制御される。したかっ
て、この操作レバーの操作により推進機100(パイロ
ットヘッド1o1)の方向修正を行うことができる。
さて、一方、ポジションセンサ部105は、第4図(a
)に示すように推進機100の長手方向と受光面1aが
垂直になるように配設され、レーザ発信部6から投光さ
れたレーザ光3を受光して、レーザ光3の2次元照射位
置(X+  y+)を示す電気信号を出力する、光透過
性を有するPSD(ポジション・センシティブ・ディテ
クタ)1と、その受光部2aがPSDIの受光部1aと
平行となるようにPSDIから所定距離りまたけ離間し
て配設され、PSDIを透過したレーザ光3を受光して
、レーザ光3の2次元照射位置(X2、Y2)を示す電
気信号を出力する、光透過性を有するPSD2とを中心
に構成され、さらにレーザ発信部6とPSDIとの間に
は、レーザ発信部6から投光されたレーザ光3を収束す
るレンズ7がそノ・1;、面部7aがPSDI、2の受
光部1a、2aと平行となるように配設されている。
なお実施例では、ポジションセンサ部の構成としてレン
ズ7をレーザ発信部6とPSDIとの間に配設するよう
にしているか、第4図(b)に示すようにPSDIとP
SD2との間にレンズ7を配設するポジションセンサ部
の構成であってもよい。
ここに、PSDl、2は後述するa−5i(アモルファ
スシリコン)PSDが使用される。
なお、レンズ7としては、非球面レンズでも球面レンズ
であってもよい。ただし、レンズ7として非球面レンズ
を使用する場合には、レンズ7は、その焦点がPSD2
の受光面2a上に位置するように配設する必要がある。
が、レンズ7として球面レンズを使用する場合には、必
ずしもそうする必要はない。
ここに、推進機が施行計画ライン通りの位置にあり、施
行計画ラインに対してヨーイングもピッチングもしてい
ない状態ては、レーザ光3の光軸はセンサ部105の中
心軸CTと一致し、両PSD1.2の受光部1a、2a
の原点0 + 、 02(0,0)をそれぞれ通過する
ようになっている。
以上のような構成のもとに、レーザ発信部6カ・らレー
ザ光3が投光されて、PSDIにおいて入射光の2次元
照射位置(x、  y+)が検出され、PSD2におい
て入射光の2次元照射位置(X2、y2)が検出される
と、施行計画ラインに対する相対水平方向位置(左右変
位)Xおよび同ラインに対する相対鉛直方向位置(上下
変位)Y並びに地中掘削機の地中における姿勢角、つま
り施行計画ラインに対する左右方向姿勢角(ヨーイング
角)θXおよび施行計画ラインに対する鉛直方向姿勢角
(ピッチング角)θyは、第4図(a)のセンサ(6成
の場合、以下のようにして演算することができる。
X=   (F/L2 )  ・X+ +・+ (5a
)Y=   (F/L2 )  ・Y+ −(6a)θ
x−arctan (−x2/F) ・−(7)θy−
arctan  (−y2/F)−(8)たたし、Fは
、レンズ7の塩点距離である。これら(5−8)、(6
−a)、(7)、(8)式は、非球面レンズを使用した
場合に両辺のイコルが成立するが、球面レンズを使用し
た場合には、左右両辺はほぼ等しいものになり、後述す
る収差?+ti正をする必要かある。
ここで、上記PSDI、2として使用されるaSiPS
Dの構造とその位置検出原理について簡11−に説明す
る。
a−8iPSDの模式図を示すと第5図のようになる。
a−5iPSDは薄膜による3層構造で、上面よりX座
標検出用の透明抵抗層50 (ITOあるいは5nO2
)、つぎにa−5i層51(この層はa−3i太陽電池
に用いられる構成と同じpin構造で、この層に光が照
射すると光起電力が生じる)、下面にX座標検出用の透
明抵抗層52がある。このa−SiPSDにHe−Ne
レーザや発光ダイオード(LED)などのスポット光5
6を照射すると、このスポット光が照射された部分のみ
が太陽電池として動作し、電圧1)、6〜0,8V)が
発生して、光起電力部53においてこれに起因する電流
が生じる。同図に示すように、X座標検出抵抗層50が
電流の湧き出し口となり、X座標検出用抵抗層52が吸
い込み口となる。
まず、X座標検出用抵抗層50に注目すると、湧き出し
た電流は、この抵抗層50を流れて、抵抗層50の両端
に取り付けられである集電電極54(これを斜線で示す
)から外部回路へlx。
lx2として取り出される。また、X座標検出用抵抗層
52に注目すると、外部回路からlx1、lx2として
供給される電流が集電電極55(これを斜線で示す)よ
り抵抗層52に流れ込み、吸い込み口より光起電力部5
3へ達する。
さらに、a−5iPSDの位置検出原理について第6図
を参照して説明する。
同図に示すようにX座標に関し、集電電極54aの位置
をXl、集電電極54bの位置をX2とし、X座標に関
し、集電電極55aの位置をY1集電電極55bの位置
をY2とし、これら集電電極54a、54b間の距離を
Lxとし、集電電極55a、55b間の距離をLyaし
、スポット光56の入射位置より位置X1までの距離お
よび対応する抵抗並びにスポット光56の入射位置より
位置X2までの距離および対応する抵抗をそれぞれlx
、  Rx、並びにLx2、Rx2とし、方、スポット
光56の入射位置より位置Y、まての距離および対応す
る抵抗並びにスポット光56の入射位置より位置Y2ま
での距離および対応する抵抗をそれぞれly+  Ry
I並びにlYz、Ry 2とし、入射光56により生成
された電流を10とすると、集電電極54aおよび54
bより流出する電流lx、   lx2並びに集電電極
55aおよび55bより流出する電流IY+   1’
/2は、次の(9)、(10)式のごとく求められる。
I x、= tRx2/ (Rx、+Rx2)l  X
l。
I X2 = fRx+ / (Rx、 十Rx2)l
  xlO ・・(9) I y+ −(Ry2/ (RyI +RY2 ))x
l。
I Y2 = (RyI / (RyI +Ry2 )
)xl。
・・(10) ここて抵抗層50.52が均一で距離lx。
1x2が抵抗値Rx、  Rx2とにそれぞれ比例する
とともに、距Af l y +   1 y 2が抵抗
値RyRY2とにそれぞれ比例するならば、上記(9)
、(1o)式はそれぞれ、 lx、−(lx2/Lx)   I。
I X2− (l XI /Lx)   io  −(
11)I y+ −(I y2 /Ly)   I。
lx2− (IY+ /Ly)   io  ++・(
12)と書き換えられる。さらにここで距離Lx、Ly
および電流I。を一定とすると、電流lx、   lx
2はそれぞれ距離12.11のみの関数となり、一方、
電流1 y lI y 2もそれぞれ距離13’2、l
y+のみの関数となる。したがってlx、とlx2との
差あるいは比を求めることによってセンサ面内でのX座
標位置を求めることができ、同様にIY+ とlx2と
の差あるいは比を求めることによってセンサ面内てのX
座標位置を求めることができる。が、実際には光強度の
変化による■。
の変化等があるため、lx、とlx2  (Iy+とl
x2)との単純な差あるいは比を用いずに下記(1B)
、(14)式の演算によりセンサ面内での2次元照射位
置(xSy)を求めるようにする。
(13)式においてXはセンサ面内の相対位置を示し、
たとえば位置X1においてx−1、位置X2においてx
 ””  1 、位置X、  X2の中央てX−0とな
る。X座標に関しても同様である。
x= (Ixl   I X2 )/ (Ixl + 
I x2 )x(Lx/2)・・・(13) Y−(IY+  lx2)/ (1”y+ +Iyz)
X (Ly/2)・・・(14) つぎにa−3iPSDの光透過性について検討する。第
7図に入射光の波長に対するa−8iPSDの感度並び
に透過率の関係を示す。同図から明らかなようにa−3
iPSDは長波長(赤色光)に対して優れた透過性を示
し、かつ感度は550nm(黄色光)でピーク値となり
、これをピークとして長波長側、短波長側にいくにつれ
て低下する性質を有していることがわかる。
一般に市販されているレーザ発信部6としてのレーザセ
オドライトでは波長632.8nm (赤色光)のHe
−Neレーザが使用されているので、この市販品を利用
してレーザ光を投光すればa −5iPSDは半透過性
を以てポジションセンサ部]05のPSDとして十分機
能することわかる。
以下、上記のようなa−5iPSDがPSDI、2とし
て使用され、かつレンズ7として球面レンズを使用し、
かつ第4図(a)のセンサ構成で上記(13)、(14
)式を用いて推進機100の位置および姿勢角の演算を
行う場合の演算処理態様について説明する。
なお、球面レンズには一般に収差があるため、姿勢角を
演算する過程での処理は複雑なものになる。これに対し
て球面収差やコマ収差などを取り除いた非球面レンズを
使用すれば、処理はかなり簡単になるがこのようなレン
ズは高価であるというデメリットがある。そこで、実施
例では安価な球面レンズを使用し、これによる複雑な球
面収差のための補正演算をソフト的に容易に処理するべ
く信号処理回路9を第8図に示すようにディジタル回路
構成としている。
第4図(a)と第8図とを併せ参照して説明するに、レ
ーザ発信部6からレーザ光3が投光されると、レーザ光
3はまずレンズ7で屈折されてPSDIの受光面1aに
照射される。すると、PSDlから入射光のX方向照射
位置X1に応じた電流1x1  1x2が、入力回路6
0のアンプに出力されるとともに、入射光のy方向照射
位置yに応じた電流1’/+   IY2が、アンプに
出力される。なお、これら電流はレーザ出力が0.2〜
2mWの範囲において正常に出力されるように設定され
ているものとする。すると、これらアンプにおいて電流
1x+   I X2 、IYIおよびxy2がそれぞ
れ電流−電圧変換されるとともに、所要のレベルまで増
幅されて、電流lx、   lx2、Iylおよび!y
2に対応する電圧Vx1 Vx2、■ylおよびVY2
が次段のマルチプレクサ44に加えられる。
レーザ光3は、PSDIを透過した後、レンズ焦点に配
設された(必ずしもレンズ焦点に配設する必要はないが
)PSD2の受光面2aに収束される。すると同様にP
SD2から入射光の照射位置x2に応じた電流J Xr
  J X2が、入力回路60のアンプに出力されると
ともに、入射光の照射位置y2に応じた電流Jy+  
Jy2が、アンプに出力される。すると、アンプにおい
て電流Jx+  JX2、JyIおよびJY2がそれぞ
れ電流−電圧変換されるとともに、所要のレベルまで増
幅されて、出力電圧U x 1U X 2 、U y 
+およびU’/2が、次段のマルチプレクサ44に加え
られる。
以」二のような処理か入力回路60で実行されると、マ
ルチプレクサ44から後段の回路動作はROM45 H
に書き込まれたプログラムに従ってCPU45が管理す
る。以下、CPU45で行われる処理手順について第9
図から第12図のフロチャートを参照しつつ、処理内容
を人力部、処理部および出力部に分類し、順を追って説
明する。
ここに第9図はメインフローチャートを、第10図は、
第9図の入力部の詳細な手順を示すフロチャートを、第
11図は、第9図の処理部の詳細な手順を示すフローチ
ャートを、第12図は、第11図のサブルーチン処理を
それぞれ示す。
a)人力部 まず、CPU45の初期化がなされ(ステップ1000
)、後述する調整用データが調整回路49からA/Dコ
ンバータ46を介してアナログディジタル変換されて人
力される(ステップ]001.2001)。そしてロー
リング角検出センサ107の検出値θrが同様にA/D
変換されて入力される(ステップ1002.2002)
。さらに、前述したPSDI、2の出力がマルチプレク
サ44、AGC回路47およびA/Dコンバータ46を
介してA/D変換されて入力される(ステップ1003
)。
すなわち、A/Dコンバータ46のチャンネルがPSD
信号人力用に割り当てられたチャンネルに設定される。
つぎにAGC回路47のゲインが1に設定される。この
′ときマルチプレクサ440チヤンネルがPSDIのト
ータル生成電流I。
(上記I。に対応)に対応する信号電圧(Vx+Vx2
)のチャンネルに設定される。しがして、AGC回路4
7のゲインが1のときのVx、 十VX2  (PSD
Iのトータル電流に対応する)がA/Dコンバータ46
から入力される(ステップ2003)。
つぎに入力されたPSDIの生成電流■。1のレベル、
変化率が異常であるか否かのエラーチエツク処理が実行
される(ステップ2004)。つまり上記するようにレ
ーザ出力が0.2〜2mWの範囲にあるならば、生成電
流I。1は正常てあり(ステップ2005の判断結果は
エラー無)、手順はステップ2006に移行され、入力
信号電圧かCPU45で扱えるデータ長(たとえば8ビ
ツトCPUならば0〜255b i tとなる)のフル
スケール近くの一定値になるようにゲイン1で人力され
た信号電圧の大きさに基づいてAGC回路47のゲイン
を設定する処理が実行される(ステップ2006)。こ
のようにする理由は、前記(12)式の変形式、 L x 2 / L x = I x l/ I o 
+ −(10)から入射光の照射位置(PSDIのX座
標位置)を計算できるが、実際には光強度の変化によっ
てトータル電流I。1が変動したり、光強度の低下によ
ってトータル電流■。1か小さくなったりするとCPU
45内で行われる除算(電流比Ex/ I o + )
の演算精度が劣化してしまうので、AGC回路47でト
ータル電流が常時ある一定の値になるようにすることに
よって演算の精度を劣化させないようにするためである
PSDIに関し以上のごと<AGC回路47のゲインが
設定されると、これら設定ゲインの下でマルチプレクサ
44のチャンネルが逐次切り替えられて、電圧vX、 
 ■X2、Vylおよびvy2がA/D変換されて順次
入力される(ステップ2007)。
一方、レーザ出力が0.2〜2mWの範囲外にあり、生
成電流工。、が異常であると判断された場合には(ステ
ップ2005の判断結果はエラ有)、手順はステップ2
008に移行されて、現在PSDIの出力電流か異常で
あることを示すエラーコードをセットする処理が実行さ
れる(ステップ2008)。
以下、ステップ2009から2014では上記ステップ
2003から2008と同様の処理がPSD2に関し実
行されることになる。
以上が入力部の処理の内容である。
b)処理部 つぎに第9図に示すようにレーザ光3のPSDl、2に
おける2次元照射位置の計算が実行され(ステップ10
04)、推進機100の位置X、Yおよび姿勢角θx1
θyの計算が実行され(ステップ1005)、そして得
られた位置および姿勢角データの平均処理が実行され(
ステップ1006)、さらに送信すべきデータのコード
チエツク処理が実行される(ステップ1007)。
これらの処理を第11図および第12図を併せ参照して
説明するが、その前に第13図から第15図を参照して
該処理部で実行される演算の原理について説明する。こ
の実施例ではレーザ光3のレンズ7上での入射高、入射
角とPSDIおよびPSD2のセンサ面内における光点
位置との関係をいわゆる光線追跡法によって求めるよう
にしている。
第13図にポジションセンサ部105の幾何学的関係を
示し、第15図(a)、(b)、(c)に第13図のA
−A断面図、B−B断面図、CC断面図をそれぞれ示す
これら図に示すレンズ(球面レンズ)7の曲率半径R1
レンズ7の中心の厚さT、PSDIの厚さT1、PSD
2の厚さT2、空気の屈折率N。、レンズ7の屈折率N
、  PSDI、2の屈折率N2はセンサ部の設計過程
において決定されて、既知であるものとする。
以下、レンズ7上てのレーザ光3の入射高Hと入射角度
θ。を求め、その後レンズ7の射出高、射出角度並びに
PSDI、PSD2の各面における入射高、入射角度お
よび射出高、射出角度を順次求めていく (これを光線
追跡法という)。
いまポジションセンサ部105の長手方向中心軸CTと
平行なレーザ光3が入射高Hてレンス7に入射する場合
、スネルの法則などから各点における入射角、屈折角お
よび入射高、射出高は、同図からあきらかに以下のよう
に求められる。
θo−a  r  c  s  i  n  (H/R
)  −(15)一方、入射角度θ。のとき球面での屈
折角度θは反射・屈折の法則から、 θ、−arc’sin  f(No/N+ )  0s
inθ0)・・・(16) か成り立つ。また′It面側での入射角度θ2と射出角
度θ1との間には、 θ2−θ。−θ1・・・(17) の関係か成り立つから、射出高H8は次式で表せられる
。すなわち、レンズ7の入射点CPからレンズ平面部7
aまての距離をDとすると、D−T−R(1−c o 
sθ、 ) =−(1,8)であり、 Ho−H−Dtanθ2 =H−[T−R(1−cosθo)) tanθ2・・・(19) となる。射出角度θ3は、反射・屈折の法則から下記(
20)式で表せられる。
θ、−arcsin  f(Nl/N、)  ・sin
θ2)・・・(20) つぎにPSDl上での入射高H1、入射角度θとPSD
l上での射出高dI、射出角度θ3との関係を求める。
同図においてレンズ平面部7aとPSDIの受光面1a
とが平行とすれば、レンズ7上での射出角度とPSDl
上での入射角度とはθ、と等しくなる。一方、PSDI
での入射角度θ3と射出角度θ、との関係は、第14図
と式(21)とから求められる。
N、sinθ、−N2sinθ4−No5inθ、・・
(21) θ3−θ、・・・(22) これより θ4−arcsin  f(No/N2)  ・sin
θ、) ・・・(23) θ5−arcsin  ((N2/N、)  ・sin
θ4) ・・・(24) そして、PSDl上での入射高H4と射出高d。
との関係は次式で表せられる。
H+  −Ha   X 1  t  a  n  θ
!−(25)d H−H+   T 1  t  a 
 n  θ4−(26)つぎにPSD2上での入射高Y
2を求める。
PSDIの射出面とPSD2の入射面を平行とすれば、
PSD2上での入射高H2は次式(27)%式% (27) さらに同様にしてPSD2に関し、 θ6−arcsin  f(No/N2)*sinθ、
)・・・(28) θ7−arcsin  f(N2/No)  ・sin
θ6)・・・(29) d2−N2−T2 t a nθ6−(30)入射角度
θ。から0分変化した入射角度θiの場合を考えると、
(15)式においてθ。をθiとすれば、前述の式がそ
のまま使用できる。ただし、θi−θ。±θであり、こ
こにθiは未知数であり、θ。は既知であり、θは与え
られるものとする。
θ1−arcs in (H/R)−θ−(31)一方
、入射角度θ。のとき球面での屈折角度θは反射・屈折
の法則から、 θ、−arcsin  ((No/N+)  ・sin
θi)・・・(32) これらの式からレンズ7上でのレーザ光3の入射高Hと
入射角θを与えたときPSDI、2のセンサ面内におけ
る光点の入射高H,N2を詳細に求めることができ、こ
れに基づき第11図および第12図の演算処理を行うこ
とができる。
以上は光線追跡法による計算方法であるが、以下に述べ
るようにPSDl、2の出力から実際に得られる光点位
置(X1% Y+ )、(X2、y2)からレーザ光3
のレンズ7上での入射位置(X。
Y)および中心軸CTとレーザ光3かなす角度(θx1
θy)を求めるには、レンズ7の収差やレーザ光3が中
心軸CTとなす角度に起因する光点位置のずれを補正し
た近似式(33)〜(35)を利用する。
H= K r  (H1+ΔH+)・・・(33)ΔH
,−に2 t anθ・ (34)θ−arctan 
 ((H7−dH/F)l  ・・・(35) これら式からレーザ光3の入射高、入射角度を求めるこ
とができる。そしてこれらのCOS成分、sin成分を
とれば位置xSy、姿勢角θX1θyを計算することが
できる(第15図参照)。
ここにFはレンズ主点RPからPSD2の受光面までの
2aまでの距雛である。また、K、  K2は光点追跡
法による数値計算によりHとθの関数になっていること
かわかる。このに、、K2は必要に応じてその形を近似
して決定するようにする。またdHはレンズ7の収差で
あるが、現状では球面収差だけを考慮するようにしてい
る。すなわち、dHは、レーザ光3が中心軸CTに対し
て平行に入射した場合のH2の値であり、これをHに6
対応して予め求めておき、図示していないブタテーブル
(収差テーブル)に記憶、格納するようにしておく。こ
うすることによって実際の演算処理が容易かつ高速化さ
れることになる。
なお、レンズ7の収差は球面収差だけでないが、実際上
、推進機100て必要な角度計測範囲は±30/100
0ラジアン(約1.7度)の範囲であり、この程度の角
度計測範囲であるならば球面収差による誤差を補正して
おけば実用上十分な角度計測精度が得られるので、他の
要因による誤差は考慮しないようにしている。
さて第11図に示すように、まずPSD]のン次元照射
位置5(xl、y、)を求めるべく、入力端子V X 
(V X 2 、V ylおよびv y 2+、:基づ
き上記(13)、(14)式に対応する演算、KXI 
−(Lxl /2)   (Vx+ −Vx2 )/ 
(VX、+VX2 )−(36) KYl −(LY+ /2)   (V!/l  VY
2 )/    (Vy1+Vy2)・・・(37)が
実行される。ここにLx、  Ly、はPSDIに固有
の値としてTめメモリに記憶されているものとする(ス
テップ3001)。
つぎに上記ステップ1001.2001で人力された取
付誤差係数Gx、Gyに基づきPSDIの前後方向の取
付誤差による2次元照射位置5(xI  yl)の位置
ずれを補正する処理が、L X + −G x x K
 X + −(38)L Y + −G y x K 
Y + ・・・(39)のごとく実行される(ステップ
3002)。
そしてステップ3001と同様にしてPSD2の2次元
照射位置T(X2、’/2)を求めるべく、入力端子[
J x 1  U X 2 、U y 1およびUV2
に基づき上記(13)、(14)式に対応する演算、K
X2 = (LX2 /2)   (UX、I  UX
2 )/ (UXI +UX2 )−(40)K’+’
+ = (LV2/2)   (Uy+  UV2)/
 (Uy+ +Uy2 )・・ (41)か、実行され
る。ここにLX2、Ly2はPSD2に固有の値として
予めメモリに記憶されているものとする(ステップ30
03)。
つぎに上記ステップ1001.2001で人力された取
付誤差係数α、βに基づきPSD2の上下および左右方
向の取付誤差による2次元照射位置T (x2 、y2
)の位置ずれを補正する処理が、LX2−KX2+α・
・・(42) Ly2 漏KY2 +β・・・ (43)のごとく実行
される(ステップ3004)。
以下、上記(33)〜(35)式に基づきステップ30
05から3008およびサブルーチン処理4001〜4
009において位置XSYおよび姿勢角θX、θyが求
められるが、上記式から明らかなように位置(x、y)
と姿勢角(UX、θy)は互いに相手を式中に含むので
、まず姿勢角(θx1θy)に起因するPSDIでの光
点の入射高の補正値ΔH2をゼロにして位置(X、Y)
と姿勢角(θx1θy)を計算しくステップ3005.
3006)、つぎにこうして求めた位置(X、Y)と姿
勢角(UX、θy)から光点の入射高の補正値ΔH1を
計算し、再度位置(X、Y)と姿勢角(UX、θy)を
計算するようにしている(ステップ3007.3008
)。
すなわち、姿勢角(UX、θy)による2次元照射位置
S(xI  yl)の補正ff1DX、、DYをゼロと
して(ステップ3005)、手順は第12図のフローチ
ャートに移行される(ステップ3006) 。
第12図に示すサブルーチンでは、まず補正量DXSD
Yに基づき2次元照射位置5(xl  y)を補正する
処理、つまり現在の2次元照射位置LX、  LY、の
内容をそれぞれLX、+DX。
LY、+DYにする処理が実行される(ステップ400
1)。そして入射高H1の計算か、H+ = (L X
 +  +   +  )・・・(44)のごとく実行
される(ステップ4002)。
そしてつぎに上記得られた2次元照射位置LXLY、お
よび入射高H1に基づき位置(X。
Y)および入射高Hを、 X−に、  ・LX、・・・(45) Y−に、  ・LY、・・・(46) H−に、  ・Hl・・・(47) のごとく求め得る(ステップ4003)。
つぎに上記データテーブル(収差テーブル)から対応す
る収差dhを選択する処理が実行され(ステップ300
4) 、X軸、Y軸方向の収差dhxSdhyが、 dhx−dh  ”  LX+  /H+  ”’  
(48)d h y = d h−L Y +  / 
H+  ・・・ (49)のごとく演算される(ステッ
プ4005)。
そして得られた収差dhx、、dhyからステップ30
04で求めたPSD2の2次元照射位置LX2、LY2
を補正する処理、 M X 2− L X 2− d h x −(50)
MY2− L Y2  d h y・・・(51)が実
行される(ステップ4006)。そして上記ステップ1
001.2001で人力された取付誤差係数FOCUS
に基づきPSD2の前後方向の取付誤差によるずれがX
、Y軸方向についてそれぞれ、 XF−FOCUS−X/F・・・(52)YF−FOC
US−Y/F・・・(53)求められ(ステップ40(
’)7)、これよりPSD2の2次元照射位置のPSD
2前後方向の取付誤差によるずれを補正する処理、 NX2−MX2+XF・・・(54) N Y 2− M Y 2 + Y F・・・(55)
が実行される(ステップ4008)。しかして、これよ
り上記(35)式に対応する演算が下記のごとく実行さ
れ、姿勢角θX、θyが、θx−a r c t a 
n (NX2/F) =−(56)θy−arctan
 (NY2/F)−(57)のように求められる(ステ
ップ4009)。
すると、手順は再び第11図のフローチャートのステッ
プ3007に移行され、上記得られた姿勢角θx1θy
に基づきPSDIの2次元照射位置S (X+  V+
 )を補正する処理、つまり上記(34)式に対応する
演算が、 DX−に2 tanθX=・(58) DY−に2*tanθy・ <59) のごとく実行され、以下、補正ff1DX、DYの内容
を上記のごとくして前述したサブルーチン処理が実行さ
れることになる(ステップ3008、ステップ4001
〜4009)。
このようにして位置X、Yおよび姿勢角θx1θyが得
られることになり、これを最初のデータとしてその内容
をステップ1002.2002て入力されたローリング
角θrとともに一時的に記憶しておく。その後ステップ
3001〜3008の処理が繰り返し実行され(これと
ともにローリング角θrが繰り返し人力され)、過去1
6回分のデータを個々に平均する処理が実行される(ス
テップ3009)。そして得られた平均データのコード
チエツクが実行され(ステップ3010)、手順は第9
図のフローチャートのステップ1008に移行される。
C)出力部(データ送信処理) 出力部では得られた各データはたとえばR3−232−
C規格のインターフェースを介して出力回路48から各
データを多重化して、−本の電気ケーブル103を介し
てコントロールユニット104のホストコンピュータ1
13に対してシリアル送信する処理が実行される。
すなわち、第16図は出力回路48から送信される伝送
信号のプロトコルを示す略図であり、同図(a)に示す
ように伝送信号は、先頭から、1ブロック分のデータ群
(DATAI〜DATA 10)を識別するためのデー
タHD1、HD2と、これに続く水平方向位置Xを示す
データD A’T A1、鉛直方向位置Yを示すデータ
DATA2、水手方向姿勢角(ヨーイング角)θXを示
すデータDATA3、鉛直方向姿勢角(ピッチング角)
θyを示すデータDATA4と、ステップ2004.2
014でセットされたPSDI、2の生成電流に関する
エラー情報を示すデータDATA5と、ローリング角θ
rを示すデータDATA6と、PSD2のX軸座標位置
x2、y方向座標位置y2をそれぞれ示すデータDAT
A7、DATA8と、PSDI、2の生成電流l。1.
102をそれぞれ示すデータDATA9、DATA 1
0とから一単位が構成され、これらDATA 1〜10
て構成されたデータ列がこれらデータ列のデータ長に応
じた周期で繰り返しシリアル伝送される。なお、各デー
タは、同図(b)に示すようにたとえばデータHD1を
例にとればデータの先頭を示すスタートビットと、デー
タの内容を示す、最下位ビットLSBから最上位ビット
MSBまでが合計8ビツト(DO〜D7)のデータコー
ドと、ノぐリテイチェック等の手法によってエラー検出
を行うべくデータコードの後ろに付加されたパリテイビ
・ソトと、データの終端を示すストップビット(2ビ・
ソト)のようなプロトコルで構成されている。
なお、伝送信号のプロトコルは同図に示すものに限定さ
れることなく、これらデータ以外にも伝送すべきデータ
があれば、このデータも上記ブタ列の後ろに付加するよ
うにしてもよい。また、上記データ列のうち、必要に応
じてデータを省略するようにしてもよい。たとえば、D
ATA6.9.10を省略するようにしてもよい。
以上が信号処理回路9のCPU45で実行される処理の
内容である。
かくして各データが電気ケーブル103を介してホスト
コンピュータ113に伝送されると、該ホストコンピュ
ータ113では第17図に示す手順に従って処理が実行
されることになる。
同図に示すようにまず、ホストコンピュータ]13の初
期設定がなされ(ステップ5001. )、送信されて
きたデータに異常があるか否かの判定がなされる。すな
わち、レーザ光3が障害物などによって一時的に遮断さ
れたりすると、データが異常になるので、異常値の場合
は読み飛ばすようにしている(ステップ5002)。デ
ータが異常と判定された場合は手順はステップ5006
に移行されるが、データが正常であると判定された場合
には、つぎのステップ5003に移行され、データの平
均化処理が実行される。平均化を行う理由はレーザ光3
のゆらぎに起因するデータのばらつきを均すためである
そして、つぎにローリングを加味した位置および姿勢角
の補正演算処理が実行される。
さて、第18図に推進機100の進行方向正面図を示す
。いま、同図に示すように推進機100がローリングの
影響を受けたものとし、ローリング角θrをもって傾斜
しているものとする。
ここにローリング角θrの極性は推進機100の進行方
向右側をプラスとする。
本来、同図に破線で示すようにローリング角θrが零の
場合、つまり推進機100の長手方向中心軸STを通過
する鉛直軸SL上にPSDI、2が存在している場合の
PSDI、2の出力に基づき推進機100の位11およ
び姿勢角を求めている。
が、実際には推進機]00の位置および姿勢角は変わら
ない状態でローリング角θrが発生すると、PSDI、
2について推進機100の中心点ST(これはローリン
グ中心になる)に対する相対位置ずれが発生するので、
PSDI、2の2次元照射位置がずれてしまい、これに
基づき推進機100の位置および姿勢角を求めた場合に
は、上記ローリング角θrが零の場合の推進機]00の
位置および姿勢角と異なってしまい、正確な位置および
姿勢角を得ることができないことになる。そこで正確な
位置および姿勢角が得られるようにローリング角θ「に
伴うPSDI、2の相対位置ずれを求め、これにより位
置および姿勢角を補正する必要が生じる。
すなわち、上記相対位置ずれは、鉛直方向については、 Δy””do  (1cos θ r)・ (60)と
なり、水平方向については、 Δxmdosinor−・(61) として容易に幾何学的に求め得る。ただし、ここにd。
はPSDI、2の中心と推進機100の中心点STとの
距離である。こうして得られた相対位置ずれに基づき出
力回路48がら伝送されたDATA 1〜4の内容を補
正して、推進機100の1確な位置および姿勢角を求め
るようにする。この補正処理は座標変換の手法によって
容易に行うことができる(ステップ5004)。
つぎに施工上、後述する表示において小数点以下の表示
は無意味であるので、ステップ5004で得られた計算
値を整数化する処理が実行される(ステップ5005)
つぎのステップ50o6ては、順次入力されるローリン
グ角θrを監視していて、現在入力されたローリング角
θrが、前回人力されたローリング角θrに対して所定
の閾値以上変化しているが否かの判定がなされる。ロー
リング角θrが変化していないと判断された場合には、
手順はステップ5008に移行される。一方、ローリン
グ角θrが変化していることか判定された場合には、手
順はつぎのステップ5007に移行され、現在PSDI
で受光可能な領域をモニタ115のCRT画面上に表示
する処理が実行される。この受光可能な領域を表示する
理由は、ローリングか発生し、オペレータが知らぬまま
レーザ光3かPSDl、2の受光面1a、2aから外れ
てしまい、当の計71P1が行えなくなることを防止す
るためである。
以下、コントロールユニソl−1,04のモニタ115
の表示画面116に表示される表示内容について説明す
る。
第20図に示すように表示画面116には、パイロット
ヘッド101の現在の水平方向変位X1と、現在の鉛直
方向変位Y1と、パイロットヘッド101が現在の位置
から1m進行したときの予測水平方向変位X2と、同予
測鉛直方向変位Y2と、現在のピッチング角PITと、
現([のヨーイング角YAWと、現在のローリング角R
OLと、管径選択スイッチ114から入力されたヒユー
ム管の管径Φがそれぞれ数字にて表示されるとともに、
囲み線内がPSDIの受光領域であることを示す図形1
16aと、パイロットヘッド101の水平方向変位、鉛
直方向変位をそれぞれXSY軸表するX−Y座標116
bと、パイロットヘッド101の現在のX−Y2次元位
置を示す丸印PH1と、パイロットヘッド101が現在
の位置から1m進行したときのパイロットヘッド101
の予?Tpl X −Y 2次元位置を示す丸印PH2
がグラフィック表示される。さらに同図に示す破線内に
は後述するメツセージが表示される。
ステップ5007では以下のような内容の表示がなされ
る。
第19−1図(a)に示すようにローリング角θrが零
の場合にはモニタ115の表示画面116に対して受光
領域を示す図形116aは傾いていない。この場合には
、パイロットヘッド101の位置を示す丸印PHIをX
−Y座標軸116bの口盛りで読み取ることによりパイ
ロットヘッド101の位置X、Yを認識することができ
る。
ここでローリング角θrが変化した場合には同図(b)
に示すようにローリング角θrに応じて受光領域を示す
図形116aが傾いて、丸印PH1と図形116aとの
相対的な関係において受光可能な領域が図形116a内
の領域として表示される。この場合にもパイロットヘッ
ド101の位置を示す丸印PH1をx−y座漂軸116
 b ノl’l盛りで読み取ることによりパイロットヘ
ッド101の位置X、Yを認識することができる。
また第19−2図に示すような表示画面にする実施もま
た可能である。
すなわち、同図(a)に示すようにローリング角θ「が
零の場合にはモニタ115の表示画面116に対して受
光領域を示す図形116aは傾いていない。この場合に
は、X−Y座標軸116bはローリング角θrが零のと
きのPSDIの配設位置を示し、パイロットヘッド10
1の位置を示す丸印PHIとX−Y座標軸116bとの
相対的な位置関係を読み取ることによりパイロットヘソ
ド101が施行計画ラインPLからいずれの方向にいず
れの距離だけ離間しているかを認識することができる。
ここでローリング角θrか変化した場合には同図(b)
に示すようにローリング角θrに応してX−Y座標軸1
16bか中心から移動して、受光可能な領域が図形11
6a内の領域として表示されることになる。ただし、こ
の場合にはX−Y座標軸116bはローリング角θrに
応じて移動したPSDIの配設位置を示し、パイロット
ヘッド]01の位置を示す丸印PHIとX−Y座標軸1
16bとのF1対的な関係によって、ローリングに伴っ
て移動したPSDIの配設位置(X−Y座を票軸116
b)からレーザ光3(丸印PH1)が、いずれの方向に
いずれの距離たけ離間したのかを認識することかできる
こうした表示に基づきオペレータとしては、操作盤11
2の操作レバーを正確に操作して、レザ光3がPSDI
 (2)の受光面1aから外れないような方向修正を行
うことができるようになる。
なお、第19−1図の表示の場合は、丸印PHIとX−
Y座標軸116bとからグラフィック的にパイロットヘ
ッド101の位置を認識できる利点があるものの、図形
116aが傾いているとはいえ、PSDI配設位置から
し〜ザ光3がいずれの方向にいずれの距離たけ離間した
のかを直観的に捕らえることができずに、方向修正が面
倒であるという面がある。この点、第19−2図の場合
はローリングに伴うPSDIの実際の配設位置からレー
ザ光3がいずれの方向にいずれの距離たけ離間したのか
をX−Y座標軸116bと丸印PH1との相対的な位置
関係として直観的に捕らえることができて、方向修正を
容易に行うことができるという利点がある。
つぎのステップ5008では、ステップ5004でロー
リング補正がなされたパイロットヘッド101の現在の
水平方向変位X1と、現在の鉛直方向変位Y1と、現在
のピッチング角PITと、現在のヨーイング角YAWと
、現在のローリング角ROLを表示画面116に数値と
して表示する処理か実行されるとともに、パイロットヘ
ッド101の現在の水平方向変位X1、現在の鉛直方向
変位Y1を示す丸印PH1をグラフィック表示する処理
が実行される。
そして、つぎのステップ5009では揺動方向の表示が
なされる。すなわち、前述するように操作盤112には
揺動用シリンダを駆動制御して、パイロットヘッド10
1の進行方向が施行計画ラインに一致するように修正す
るための操作レバが配設されている。そこで、いまこの
操作レバーが同等操作されず、現在のピッチング角PI
T。
ヨーイング角YAWを以て推進tl100が1m進行し
たならば、到達するであろう予測水平方向変位X2、予
測鉛直方向変位Y2が上記演算された現在の水平方向変
位X1、現在の鉛直方向変位Y1に基づき演算される。
そしてこの演算された予fl11水平方向変位X2、予
測鉛直方向変位Y2が表示画面上116に数値として表
示する処理が実行されるとともに、パイロットへラド1
01の予測水平方向変位X2、現在の鉛直方向変位Y2
を示す丸印PH2をグラフィック表示する処理が実行さ
れる。この場合、パイロットヘッド101の現在位置P
H1と予測位置PH2とを結ぶ線分HLも同時に表示さ
れる。こうしたパイロットヘッド101の現在位置PH
1と予測位置PH2とこれらを結ぶ線分HLが同時に表
示画面116上に表示されることによりオペレータとし
ては上記操作レバーによる方向修正操作を容易に行うこ
とができるようになる。
つぎのステップ5010では、書込み画面、表示画面の
切り替えが行われて、つぎのステップ5010ではデー
タ、エラー判定の処理が実行される。すなわち、パイロ
ットヘッド1’01の位置と姿勢角が所定の範囲を越え
たら表示画面116にアラームメツセージを表示してオ
ペレータに注意を喚起するとともに、レーザ光3が計測
範囲から外れたり、障害物によるレーザ遮断や、通信回
線の不良などが発生したときにはエラーメツセージを表
示して不具合内容をオペレータに知らせるようにしてい
る。
第21図にデータ判定処理を説明するために用いた図を
示す。
同図(a)に示すようにステップ5004て演算された
パイロットヘッド101の位置P (X、Y)が、施行
計画ラインPLから所定の距離だけ離間したラインA1
内のエリアα1にあるか否か、同位置Pが、ラインA1
よりも外側のラインB1とラインA1との間のエリアβ
1にあるか否か、同位置Pが、ラインB1よりも外側の
ラインC1とラインB1との間のエリアγ1にあるか否
か、同位置Pが、ラインC1よりも外側のエリアδにあ
るか否かが判断される。なお、同図において位置Pがラ
インC1よりも内側のエリアα1、β1、γ1にある場
合は、PSDIにおいてレーザ光3か受光可能であり、
同位置Pが、ラインC1よりも外側のエリアδ1にある
場合は、PSDIにおいてレーザ光3が受光不可能であ
ることを示す。
同図(a)における丸印は、レーザ光3のスポット径(
たとえば直径10mm)を示している。
また同図(b)に示すようにステップ5004で演算さ
れたパイロットヘッド101の施行計画ラインPLに対
する姿勢角Q(θX、θy)が、第1の所定角度(たと
えば15%0)以下、つまりラインA2内のエリアα2
の範囲であるか否か、同姿勢角Qが、上記第1の所定角
度よりも大きく第2の所定角度(たとえば30%。)以
下、つまりラインA2よりも外側のラインB2とライン
A2との間のエリアβ2の範囲であるか否か、同姿勢角
Qが、上記第2の所定角度よりも大きく第3の所定角度
(たとえば40%。)以下、つまりラインB2よりも外
側のラインC2とラインB2との間のエリアγ2の範囲
であるか否か、同姿勢角Qが、上記第3の所定角度より
も大きい、つまりラインC2よりも外側のエリアの範囲
であるか否かが判断される。
一方、エラー判定処理は以下のようにして行われる。
前述するようにステップ2008.2014では、エラ
ーコードのセットがなされて、この内容がDATA5と
して伝送されてくる。そこで、このDATA5を読み出
すことによりエラーの判定(光強度の過不足)を行うよ
うにする。さらに、ホストコンピュータ113では出力
回路48から伝送される伝送信号が間断なく受信されて
いるかを常時監視している。そこで該信号が所定時間以
上受信されなかった場合にエラーの判定(受信不良)と
判定する。
上記データ判定処理、エラー判定処理の結果に応じて、
以下のような態様で表示画面116上にメツセージ表示
がなされ、該メツセージ表示に応じてオペレータが適切
な処置、対策を迅速に講することができる。
(a)位置Pがエリアα1、姿勢角Qがα2の範囲の場
合 この場合はパイロットヘッド101が施行計画ラインに
沿って進行していて特に問題はないので、第20図の破
線部内にメツセージ表示はなされない。
そして、表示画面116上に、現在の水平方向変位X1
、現在の鉛直方向変位Y1、予測水平方向変位X2、予
測鉛直方向変位Y2、現在のピッチング角P I T、
現在のヨーイング角YAW、現在のローリング角ROL
の表示がすべてなされる。
(b)位置Pがエリアβ1、姿勢角Qがα2の範囲の場
合 この場合は、施行計画ラインに対するパイロットへラド
101の位置ずれ(変位)が大きい場合なので、メツセ
ージ“注意!変位大”の表示を行う。
そして、上記(a)の場合と同様にXl、Yl、X2、
Y2、P IT、YAW、ROLの表示がすべてなされ
る。
しかしてオペレータとしてはこの表示に基づいて、操作
レバーを所要に操作してパイロットヘッド101を方向
修正し、施行計画ラインに対するパイロットヘッド10
1の変位を小さくする処置を迅速かつ適確に行うことが
できるようになる。
(C)位置Pがエリアβ1、姿勢角Qがβ2の範囲の場
合 施行計画ラインに対するパイロットヘッド101の位置
ずれ(変位)が大きい場合であり、上記(b)と同様な
表示がなされ、同様な処置を行うことができる。
(d)位置Pがエリアγ1、姿勢角Qがα2の範囲の場
合 施行51画ラインに対するパイロットヘッド101の位
置ずれ(変位)か大きい場合であり、上記(b)と同様
な表示かなされ、同様な処置を行うことができる。ただ
し、この場合は、X2、Yl、YAW、PITの数値表
示は行わないようにする。
(e)位置Pかエリアγ1、姿勢角Qがβ2の範囲の場
合、 (f)位置Pがエリアγ1、姿勢角Qが72の範囲の場
合、 (g)位置Pがエリアβ1、姿勢角Qが72の範囲の場
合もそれぞれ施行計画ラインに対するパイロットヘッド
101の位置ずれ(変位)か大きい場合であり、上記(
d)と同様な表示かなされ、同様な処置を行うことがで
きる。
(h)位置Pがエリアα1、姿勢角Qがβ2の範囲の場
合 この場合は、施行計画ラインに対するパイロットヘッド
101の傾き(姿勢角)が大きい場合なので、メツセー
ジ“注意!姿勢角大”の表示を行う。
そして、上記(a)の場合と同様にXl、Yl、X2、
Yl、P IT、YAW、ROLの表示がすべてなされ
る。
しかしてオペレータとしてはこの表示に基づいて、操作
レバーを所要に操作してパイロットヘッド101を方向
修正し、姿勢角(ピッチング角またはヨーイング角)を
小さくする処置を迅速かつ適確に行うことができるよう
になる。
(i)位置Pがエリアα1、姿勢角Qが72の範囲の場
合 施行計画ラインに対するパイロットヘッド101の傾き
(姿勢角)が大きい場合であり、上記(h)と同様な表
示がなされ、同様な処置を行うことができる。ただしこ
の場合は、X2、Yl、YAWlPITの数値表示は行
わないようにする。
(j)位置Pがエリアα1、姿勢角Qが62の範囲の場
合 この場合は、 1)パイロットヘッド101の姿勢角が大きすぎて、レ
ーザ光3がPSD2の受光領域から外れたか、 2)レーザ光3が障害物(ヒユーム管、ケーシング、ス
プロケット、土砂、オペレータなど)によって途中で遮
断されているか、 3)レーザ光3のパワーが小さすぎる、つまり、・レー
ザ発信部6のレーザ発振器の出力が低下している、 ・レーザ光3がポジションセンサ部102のPSDlに
到達するまでに周囲環境(水蒸気など)の影響によって
減衰しているか、 のいずれかの場合なので、メツセージ“エラ光強度過少
(前)”の表示を行う。ここに(前)とは、前方のレー
ザターゲットであるPSD2を意味する。
そして数値表示としてはXl、Yl、X2、Yl、P 
ITSYAW、ROLのうちROLのみの表示を行うよ
うにする。
しかしてオペレータとしてはこの表示に基づいて、 ・パイロットヘッド101の変位および姿勢角が十分小
さくなるところまでヒユーム管を引き抜き再推進するか
、 ・除去可能な障害物であれば取り除くか、・レーザ発信
部6に関し、電源、ケーブル接続、導通状態、対物レン
ズの汚れ、シャッターの開閉状態等の点検を行い、ある
いはレーザ発信部6の交換、修理処置を行うか、 のいずれかの処置を迅速かつ適確に行うことできる。
(k)位置Pがエリアβ1、姿勢角Qがδ2の範囲の場
合、 (1)位置Pがエリアγ1、姿勢角Qがδ2の範囲の場
合も上記(j)の場合と同様な状態下にあるので、同様
な表示がなされ、同様な処置を行うことができる。
(m)位置Pがエリアδ1、姿勢角Qがδ2の範囲の場
合 この場合は、 1)パイロットヘッド101の変位が大きすぎてレーザ
光3がPSDIの受光領域から外れたか、上記(j)の
場合の2)、3)の場合なので、メッセ−ジ“エラー・
光強度過少(両方)”の表示を行う。ここに(両方)と
は、後方および前方のレーザターゲットであるPSDI
、PSD2の両方を意味する。そして、(j)の場合と
同様、ROLのみの数値表示がなされる。
しかしてオペレータとしてはこの表示に基づいて、(j
)の場合と同様な処置を行うことかできるとともに、 ・後述する目視計測用ランプを点灯させ、[」硯計測に
よってパイロットヘッド101の方向修正を行うか、 ・レーザ発信部6の水平角、天頂角を変更し、レーザ光
3がPSDI、2の受光領域に入るようににしてレーザ
計測を続行するか(ただし、設定角変更によるずれ量、
角度変化をデータシートに記録する必要がある)、 のいずれかの処置を迅速かつ適確に行うことかできる。
(n)位置Pがエリアδ1、姿勢角Qがα2の範囲の場
合、 (o)位置Pがエリアδ1、姿勢角Qがβ2の範囲の場
合、 (n)位置Pがエリアδ1、姿勢角Qが72の範囲の場
合も、上記(m)の場合と同様な表示かなされ、同様な
処置を行うことができる。
以上が警告表示処理(ステップ501.2 )の内容で
ある。
一方、DATA5の内容に生成電流IQI、ro2が小
さいという情報が含まれている場合は、光強度が不足し
ている場合なので、その態様に応して、上記(j)の場
合と同様なメツセージ表示“エラー・光強度過少(前)
“エラー・光強度過少(両方)“がなされ、同様な処置
を行うことができる。
また、DATA5の内容に生成電流101%I02が大
きいという情報が含まれている場合は、光強度が過多の
場合、つまり、 1)レーザ光3のパワーが大きすぎるが、2)PSDI
、2にレーザ光3以外の周辺光(太陽光、所要の投光器
)が入射しているが(特にパイロットヘッド101の推
進時に発生する)、3)後述する目視用計測ランプが点
灯しているが、いずれかの場合なので、メツセージ“エ
ラー・光強度過多”の表示がなされる。
しかしてオペレータとしては、この表示に基づき、 ・フィルタでレーザ光3を減光するが、レーザ発信部6
そのものを交換するが、 ・レーザ光3以外の周辺光をカットするためにカバーを
被せるなどの処置を行うが、 争目視用計測ランプの点灯スイッチをオフにするかの処
置を行うか、 一方、受信不良の判定がなされた場合は、1)操作盤1
12の電源(D C12V) カ不Rテあるか、 2)レーザターゲット部102とコントロールユニット
104との間の電気ケーブル103の接触不良または断
線であるか、 3)ホストコンピュータ113の受信回路が故障してい
るか、 4)出力回路48(送信回路)が故障しているか、いず
れかの場合なので、メツセージ″エラー・受信不良゛を
表示する。
しかしてオペレータとしてはこの表示に基づき、・電源
を点検し、あるいは交換するが、・電気ケーブル103
の導通チエツク、電気ケブル103のコネクタ嵌合部の
汚れ洗浄、接続状態のチエツクを行うか、あるいは電気
ケーブル103を交換するか、 ・ホストコンピュータ113を交換するか、・レーザタ
ーゲット部102を交換するか、いずれかの処置を迅速
かつ適確に行うことができる。あるいは、目視針Jll
lに移行するようにしてもよい。
以上がエラー表示処理(ステップ5013 )の内容で
ある。
ところで、実施例の位置姿勢角計測装置では、位置姿勢
角の計測をPSDI、2の出力に基づき行う(レーザ計
測)ばかりでなく、PSDIにレーザ光3が照射したこ
とを直接目視して位置の計r’1lllを行う(目視計
測)装置が設けられている。
すなわち、第22図に示すようにPSDI、2およびレ
ンズ7で構成されたポジションセンサ部105とレーザ
発信器6との間にはオペレータによる目視の位置計測を
行うべく、目盛り板4が配設されている。一方、この目
盛り板4を照明すべく、レンズ7の焦点FP近傍に目視
計測用の照明ランプ5が配設されている。
照明ランプ5から投光された光は、レンズ焦点FP近傍
にあるためレンズ7て屈折して平行光線に集光される。
このため、照明光はレンズ7を設けていない従来のもの
に比較して、指向性が強いので、光の散乱が少なく、従
来よりも遠方からでも目盛り板4を視認することができ
る。また、PSDI、2の受光範囲全体が明るく光るの
で、目盛り板4の視認性が大幅に向上することとなる。
また、同図(b)に示すように照明ランプ5の背後に光
の反射板5aを設けるようにすれば、レンズ7から出力
される光量が増え、るので、さらに目盛り板4の視認性
を向上させることができる。、しかして目視計測は、レ
ーザ発信部6に付設された遠望鏡6aを通して、目盛り
板4に11盛られたX軸、Y輔目盛りてレーザ光3の押
点を読み取ることによって位置XSYを認識するととも
に、電気ケーブル103を介して伝送されるピッチング
角検出センサ108の検出値によって姿勢角θyを認識
することにより行う。
さて、推進機100の使用環境に起因してその内部は高
湿度であり、したがって内部に配設されたレーザターゲ
ット102の目盛り板4の表面では、温度変化によって
結露が発生することがある。
このため目盛り板4表面で水滴か発生して、これにより
光ビーム3が散乱したり、遮断されたりして、当の位置
および姿勢角の計測精度が低下したり、ついには当の計
AP1が不可能になることがある。
そこでこうした結露の発生を防止すべく、実施例の装置
では、目盛り板4の表面を暖めるヒータを目盛り板4に
付設するようにしている。この種のヒータとしては、た
とえば乗用車等に広く用いられているガラス内に熱線を
配設した構成のもの等が考えられるが、その構成は目盛
り板4の表面を暖めることができるのであれば任意であ
る。
また、作業効率上、PSDI、2の出力に基づく計測が
不可能になった場合には、迅速に上記目視計測に移行す
る必要がある。
この点、前述するように表示画面116上に、“エラー
・光強度過少(前)“エラー・光強度過少(両方)”エ
ラー・光強度過多”といったメツセージが表示される。
これらメツセージの認識に応じて操作盤112の照明ラ
ンプ5点灯用のスイッチをオンさせて、照明ランプ5を
点灯させれば、迅速に目視計7111に移行することが
できる。
なおまた、PSDI、2の検出値に基づく計測が不可能
であるか否かを上記ステップ5011の判定処理部分で
判定し、計測不可能である場合に照明ランプ5を自動的
に点灯させるような実施もまた可能である。この場合は
、点灯用のスイッチをオン操作する労が省けるという利
点が得られる。
また、PSDI、2の検出値に基づく計測か可能である
と判断されたならば、照明ランプ5を自動的に消灯させ
るような実施も可能である。この場合は、オペレータの
ボカミスによって点灯JTIのスイッチがオンのままと
なり光強度過多の状態になることを回避することができ
る。
なお実施例では第4図(a)のセンサ構成の場合につい
て説明したが、以下、同図(b)のセンサ構成の場合の
他の実施例について説明する。
すなわち、同図(b)のセンサ構成の場合は、姿勢角θ
X1θyは上記(7)、(8)式から求めることができ
るが、位置X1Yは、下記(5−b)、(6−b)式か
ら求めるようにする。
X−−x、・・・(5−b) Y−7+・・・(6−b) ここにこれら(5−a)   (6−a)、(5−b)
、(6−b)、(7)、(8)式は、施行計画ライン(
基準光線)に対する地中掘削機の傾斜角度が1(ラジア
ン)よりも十分に小さい場合が成立する式であるが、た
とえば、小口径推進機においては一2°〈θく2″″ 
(2’−0,035ラジアン)なので確かにθくく1が
成り立っていて、十分にこれら式を適用することができ
るのがわかる。
以下、レンズ7として非球面レンズを使用し、かつ同図
(b)のセンサ構成で、推進機100の位置および姿勢
角の演算を行う場合の演算処理態様について説明する。
推進機100の位置X、Y並びに姿勢角θX、θyの演
算は、前記(5−b)、(6−b)並びに(8)および
(9)式に基づき行われるが、実用上、姿勢角θx1θ
yは1ラジアンよりも十分小さく、tanθx1θyは
θx1θyとほぼ等しくなるので、演算は(8)、(9
)式の替りに下記(8)″  (9)式を用いて行うよ
うにする。
θx−−x2/F・・・(7) θ y−y2 /F・・・ (8) これら(5−b)、(6−b)、(7)(8)′に基づ
く演算は、第23図のブロック図に示す演算処理回路8
において行われる。
以下、第4図(b)と第23図とを併せ参照して説明す
るに、前述するようにレーザ発信部6からレーザ光3が
投光され、PSDIの受光面1aに照射されると、PS
DIから入射光のX方向照射位置X、に応じた電流lx
、   Ix2が、アンプ10.11に出力されるとと
もに、入射光のy方向照射位置y1に応じた電流1y+
   IV2が、アンプ12.13に出力される。する
と、これらアンプ10.11.12および13において
電流IXI   IX2、IY+およびIy2がそれぞ
れ電流−電圧変換されるとともに、所要のレベルまで増
幅されて、電a I x + 、I X 2に対応する
電圧Vx、  Vx2が次段の加算器14並びに減算器
15に加えられるとともに、電流IV+   Iy2に
対応する電圧vyIおよびV Y 2が次段の加算器1
6並びに減算器17に加えられる。
レーザ光3は、PSDIを透過した後、非球面レンズ7
において屈折して、焦点に配設されたPSD2の受光面
2aに収束される。すると同様にPSD2か、ら入射光
の照射位置x2に応じた電流JXI  JX2並びに照
射位置y2に応じた電流Jy+  Jy2が、アンプ1
8.19並びにアンプ20,21にそれぞれ出力される
。そしてアンプ18.19の出力電圧Ux、  Ux2
は、次段の加算器22、減算器23にそれぞれ加えられ
、アンプ20.21の出力電圧UYI  UV2は、次
段の加算器24、減算器25にそれぞれ加えられる。
加算器14では、入力電圧Vx、、Vx2の加算演算V
xl +Vx2が実行され、減算器15では、入力電圧
vX、  Vx2の減算演算VxlVx2が実行される
。これら演算結果は除算器26に加えられ、該除算器2
6において第(13)式の右辺に対応する除算演算(V
 x 1  V X 2 )/ (VX+ +vx2)
が実行される。この除算器26の除算結果は、PSDI
の入射光のX方向照射位置に1を示すものであり、次段
のオフセット・ゲイン調整回路28に加えられ、該オフ
セット・ゲイン調整回路28において(5−b)式の演
算が実行されて、X方向照射位置x1に比例する地中掘
削器の左右変位Xが出力される。
また、同様にして加算器16では、入力端子の加算演算
が実行され、減算器17では、入力端子の減算演算が実
行される。そしてこれら演算結果は除算器26に加えら
れ、該除算器26において第(14)式の右辺に対応す
る除算演算が実行される。ここに除算器26の除算結宋
は、PSDIの入射光のy方向照射位置y1を示すもの
であり、次段のオフセット・ゲイン調整回路29に加え
られ、該オフセット・ゲイン調整回路2つにおいて(6
−b)式の演算が実行されて、y方向照射位置yIに比
例する地中掘削器の上下変位Yが出力される。
一方、PSD2についても同様に加算器22ては、入力
電圧の加算演算が実行され、減算器23では、入力端子
の減算演算が実行される。そしてこれら演算結果は除算
器27に加えられ、該除算器27において第(13)式
の右辺に対応する除算演算が実行される。ここに除算器
27の除算結果は、PSD2の入射光のX方向照射位置
x2を示すものであり、次段のオフセット・ゲイン1個
整回路30に加えられ、該オフセット・ゲイン調整回路
30において(8)′式の演算が実行されて、X方向照
射位置x2に比例する地中掘削器の左右方向姿勢角θX
が出力される。
また、加算器24では、入力端子の加算演算が実行され
、減算器25では、入力端子の減算演算が実行される。
そしてこれら演算結果は除算器27に加えられ、該除算
器27において第(14)式の右辺に対応する除算演算
が実行される。ここに除算器27の除算結果は、PSD
2の入射光のy方向照射位置y2を示すものであり、次
段のオフセット・ゲイン調整回路31に加えられ、該オ
フセット・ゲイン調整回路31において(9)式の演算
が実行されて、y方向照射位置y2に比例する地中掘削
器の上下方向姿勢角θyが出力される。
以下、この演算処理回路8の後段に出力回路48を付加
するなどして、第3図の信号処理回路9に対応する信号
処理回路を構成すれば、前述の実施例と同様に位置XS
Yおよび姿勢角θX、θyを示す信号をローリング角検
出センサ107の検出値等とともに、電気ケーブル10
3を介してコントロールユニット104にシリアル送信
でき、同様な表示を行うことかできる。
なお、オフセット・ゲイン調整回路28.29.30お
よび31では、位置および姿勢角の要求される計JFI
範囲に応じて自由に出力範囲が設定される。また、オフ
セット・ゲイン調整回路28〜31では、PSDI、2
の照射位置の位置ずれ補正、つまり零点オフセットを行
うようにしている。いま、PSD2の照射位置yの位置
ずれΔdを例にあげる。第24図に示すようにL・−ザ
光3がレンズ7において入射高Hにおいて入射され、P
SD2が受光面2aに対して垂直方向に、PSD2b。
PSD2CのごとくΔZだけずれた場合を想定すると、
これらと焦点距、!lIFとの間には明らかに、Δd/
ΔZ−H/F・・・(61) が成立するから、これは、 Δd−ΔZ−H/F・・・(61) となり、照射位置ずれΔdは、PSD2のずれΔZがわ
かれば容易に補正することができるのがわかる。しかし
照射位置ずれΔdの姿勢角θX、θyへの影響はΔdの
cos成分とsin成分に応じたものであるので、これ
をオフセット・ゲイン調整回路で補正することは回路構
成の複雑化を招来するので、実際にはPSD2の取り付
けは、位置ずれΔdが生じないように機械的に確保する
ことが望ましい。
なお、第23図に示す演算処理回路8は、非球面レンズ
を使用し、複雑な球面収差のための補正演算する必要が
ないため、アナログ回路で容易に構成することができる
のがわかる。
以上説明したように実施例によれば、レンズ7でレーザ
光3を収束させ、レーザ光3が収束する側にPSDを配
設するようにしたので(第4図(a)の場合はPSDI
とPSD2、同図(b)の場合はPSD2) 、収束す
る側に設けられたPSDを小型にすることができるよう
になり、コストを大幅に低減することができるようにな
る。さらに、PSDは受光面積が小さい程、照射位置の
検出精度が向上する。したがって、装置コストの低減と
同時に位置および姿勢角の計測精度の向上を図ることが
できるようになる。また、同じ受光面積であれば、従来
のものよりも広い範囲の位置および姿勢角の計測を図る
ことができるようになる。さらに上記(5−a)、  
(6−a)、(5b)、(6−b)式と(7)、(8)
式との比較から明らかなように姿勢角が1よりも十分少
さい範囲では、PSD2はPSDIよりもさらに小型化
が可能であり、より一層の高精度化、低コスト化が図れ
ることになる。
また、上記(5−a)〜(8)式から明らがなようにP
SDIの検出照射位置に基づき推進機100の位置X、
Yを、PSD2の検出照射位置に基づき推進機100の
姿勢角θx1θyをそれぞれ別々に求めることができる
ので(ただし厳密には収差がある場合には、PSDIの
出力に基づきPSD2の出力を若干補正する必要がある
が)、従来のようにPSDIの照射位置に応じて計測す
ることのできる姿勢角の範囲か変化することかない。こ
のため、位置計Δp1範囲全域で要求される角度計測範
囲を確保することができるようになる。
また、姿勢角型ap1の精度は、上記(7)、(8)式
から明らかなようにレンズ主点RPからPSD2の受光
面2aまでの距離F(第4図参照)で決定される。ここ
に従来のものでは上記(3)、(4)式から明らかなよ
うにPSD間隔L(第25図参照)で姿勢角の精度が決
定されることになっていたが、実施例によれば、PSD
間隔りの約1/3から1/2程度の長さの距離Fで同等
の姿勢角計測精度を達成することができる。したがって
、センサ部の長手方向の長さを短くすることがてき、装
置の小型化と同時に計測精度の向上を図ることができる
また、位置および姿勢角データをディジタル信号処理し
て、これらデータを多重化してシリアル伝送するように
したので、雑音に強く、伝送経路の性能に影響されるこ
となく、1本の伝送ケーブルで伝送することができる。
このため、正確なデータが伝送されて、装置の信頼性が
図られると同時に、伝送ケーブルの削減による装置コス
トの低減および省スペース化を達成することができるよ
うになる。
また、実施例では、照明ランプ5をレンズ焦点近傍に設
けて、目盛り板4を照明するようにしたので、光が散乱
することなく、しかも多数のランプを設けずとも目盛り
板4が十分な明るさを以て照らされる。しかも、ランプ
が位置的に地中掘削機の位置および姿勢角の計測範囲を
浸蝕することがない。
また、実施例では、目盛り板4にヒータを設けるように
したので、結露の発生が防止されて、レーザ光3が散乱
したり、遮断されたりして、位置および姿勢角の計測精
度が低下したり、ついには当の計測が不可能になること
を防止することができる。
また、実施例によれば、PSDI、2の検出値に基づく
計測が不可能になった場合にも、迅速に目盛り板4の目
盛り読取りにより計測に移行されるので作業効率が大幅
に向上する。
また、実施例によればローリングが発生したとしてもロ
ーリングの影響を加味した位置および姿勢角が正確に得
られる。
しかもローリングに起因してPSDIが傾斜したとして
もPSDIの検出範囲が常に表示されるので、レーザ光
3がPSDIの照射面から外れてしまいついにはPSD
Iの出力に基づく計測が不可能になる事態を避けること
ができる。
また、実施例によれば推進機100の現在位置のみなら
ず1m先の予測位置までが表示されるので、方向修正の
操作を容易に行うことができる。
また、実施例によれば推進機100の位置および姿勢角
を施行計画ラインを基準に複数の領域に分類し、現在の
位置、姿勢角が属している領域に応じたメツセージを表
示するようにしたので、推進機100が施行計画ライン
から大きく外れたり、施行計画ラインに対して大きく傾
斜するなどしてレーザ光3がPSDI、2の照射面から
外れてしまい、ついには両PSD1.2による位置およ
び姿勢角の計71P1が不可能になる事態を回避するこ
とができる。
なお、実施例では、レーザ光3の2次元照射位置を検出
するセンサとして、a−5iPSDを使用するようにし
ているが、これに限定されることなく、光の2次元照射
位置を検出することかできるセンサであれば任意に使用
可能である。
また、実施例ではPSDに向けて照射する光としてレー
ザ光を使用するようにしているが、これに限定されるこ
となく、直進性を有する光であれば任意である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ローリングの影響
を加味しつつ、位置および姿勢角の計測範囲の増大およ
びこれら位置および姿勢角の計測精度の高精度化を図る
とともに、装置の小型化を図ることができる。
また、本発明によれば表示内容を視認することにより、
ローリングによって位置および姿勢角の計測が不可能に
なる事態を事前に防止することができる。また、方向修
正操作を容易に行える。さらに、地中掘削機の予定移動
経路からのずれあるいは障害物などによって位置および
姿勢角の計測が不可能になる事態を事前に防止すること
ができる。
また本発明によれば、位置検出器(P S D)の検出
値に基づく計測か不可能になった場合には、迅速に目盛
り板に基づく計61に移行することができ作業効率を大
幅に向上させることができる。しかも目盛り板に基づく
計測では、低コストの設備を以て、位置および姿勢角の
計測範囲を狭めることなく目盛り板の表示を視認できる
ように行うことができる。さらに結露を防止して位置お
よび姿勢角の計7111J精度を維持することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る位置姿勢角aF測装置の実施例
装置の全体構成を示す横断面図、第2図は、第1図に示
す実施ρ1装置が適用される地中掘削機のt1■成を示
す横断面図、第3図は、第1図に示す実施例装置の構成
を示すブロック図、第4図(a)は、第1図に示す実施
例装置のポジションセンサ部の構成を概念的に示す図で
、同図(b)は、ポジションセンサ部の他の構成を概念
的に示す図、第5図は、第1図に示すPSDとして使用
されるa−5iPSDの構造を示す斜視図、第6図は、
第5図に示すa−3iPSDの位置検出原理を説明する
ために用いた図、第7図は、第5図に示すa−5iPS
Dに入射されるレーザ光の波長と感度、透過率との関係
を示すグラフ、第8図は、第3図に示す信号処理回路の
構成を示すブロック図、第9図から第12図は、第8図
に示すCPUで実行される処理手順を例示したフローチ
ャート、第13図および第15図は、第4図(a)に示
すポジションセンサ部の各構成要素の幾何学的関係を示
す図、第14図は、第13図に示すPSDIの部分拡大
図、第16図(a)、(b)は、第3図に示す出力回路
から送信される信号のプロトコルを例示した図、第17
図は、第3図に示すホストコンピュータで実行される処
理手順を例示したフローチャート、第18図は、ローリ
ングが発生した場合の地中掘削機と位置検出器の幾何学
的関係を示す図、第19−1図、第19−2図、第20
図および第21図は、第3図に示すモニタに表示される
表示内容を説明するために用いた図で、第19−1図お
よび第19−2図は、ローリングが発生した場合のグラ
フィック表示の説明図、第20図は、表示画面の正面図
、第21図は、位置および姿勢角の大きさに応じた領域
を概念的に示す図、第22図(a)、(b)は、それぞ
れ第4図(a)に示すポジションセンサ部における照明
ランプの配設態様を例示した図、第23図は、第4図(
b)に示すセンサ構成における位置および姿勢角の演算
処理回路の構成例を示すブロック図、第24図は、第4
図(b)に示すPSD2が装置長手方向にずれた場合に
おけるポジションセンサ部の幾何学的関係を示す図、第
25図は、従来の位置姿勢角計測装置のポジションセン
サ部の構成を概念的に示す斜視図、第26図は、従来の
照明ランプの配設態様を示す図、第27図(a)、(b
)は、それぞれ第25図に示すポジションセンサ部に基
づく姿勢角の計δl11範囲を説明するために用いた図
である。 1.2・・・PSD、3・・・レーザ光、4・・・目盛
り板、5・・・照明ランプ、6・・・レーザ発信器、7
・・・レンズ、9・・・信号処理回路、113・・・ホ
ストコンピュータ、115・・モニタ。 (0) 第4図 第5図 第6図 第7図 第10図 第8図 第13図 第14図 第11図 第12図 (Q) (b) 第19制 第20図 (G) (b) 第22図 第25図 手続ン市JLF書 (方式) %式% 発明の名称 位置姿勢角針14111装置 補i−をする者 事件との関係  特許lid HR人 (123)株式会iJ、小松製作所 理人 (〒104)東京都中央区銀座2丁−口11番2号銀座
大作ビル6階 電話03−545−3508 (代表)
平成2年3月12日 本願明細書の第12ペ ジ第3行と同ペ ジ第4行との間 に「3、 発明の詳細な説明」を挿入する。 第26図 第27図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光軸が移動体の予定移動経路と一致するように光
    を投光する光投光器を備えるとともに、前記光投光器か
    ら投光された光を受光、透過して照射位置を2次元的に
    検出する第1の位置検出器と、前記第1の位置検出器に
    よって透過された光を受光して照射位置を2次元的に検
    出する第2の位置検出器とを前記移動体に所定距離離間
    して配設し、前記第1、第2の位置検出器で検出された
    前記光の2次元照射位置に基づき前記移動体の位置およ
    び姿勢角を演算するようにした位置姿勢角計測装置にお
    いて、 前記光投光器と前記第1の位置検出器との間または前記
    第1の位置検出器と前記第2の位置検出器との間に配設
    されたレンズと、 前記第1の位置検出器で検出された前記光の2次元照射
    位置に基づき前記移動体の位置を演算するとともに、前
    記第2の位置検出器で検出された前記光の2次元照射位
    置に基づき前記移動体の姿勢角を演算する第1の演算手
    段と、 前記移動体のローリング角を検出するローリング角検出
    手段と、 前記ローリング角検出手段の出力に基づいてローリング
    に伴う前記第1、第2の位置検出器の前記移動体に対す
    る相対位置ずれを演算する第2の演算手段と、 前記第2の演算手段の演算値に基づいて前記第1の演算
    手段の演算値を補正する第3の演算手段と を具えたことを特徴とする位置姿勢角計測装置。
  2. (2)光軸が移動体の予定移動経路と一致するように光
    を投光する光投光器を備えるとともに、前記光投光器か
    ら投光された光を受光、透過して照射位置を2次元的に
    検出する第1の位置検出器と、前記第1の位置検出器に
    よって透過された光を受光して照射位置を2次元的に検
    出する第2の位置検出器とを前記移動体に所定距離離間
    して配設し、前記第1、第2の位置検出器で検出された
    前記光の2次元照射位置に基づき前記移動体の位置およ
    び姿勢角を演算するようにした位置姿勢角計測装置にお
    いて、 前記光投光器と前記第1の位置検出器との間または前記
    第1の位置検出器と前記第2の位置検出器との間に配設
    されたレンズと、 前記第1の位置検出器で検出された前記光の2次元照射
    位置に基づき前記移動体の位置を演算するとともに、前
    記第2の位置検出器で検出された前記光の2次元照射位
    置に基づき前記移動体の姿勢角を演算する第1の演算手
    段と、 前記移動体のローリング角を検出するローリング角検出
    手段と、 前記ローリング角検出手段の出力に基づいてローリング
    に伴う前記第1、第2の位置検出器の前記移動体に対す
    る相対位置ずれを演算する第2の演算手段と、 前記第2の演算手段の演算値に基づいて前記第1の演算
    手段の演算値を補正する第3の演算手段と、 前記第2、第3の演算手段の演算結果に基づいて前記移
    動体の位置および姿勢角を表示するとともに、ローリン
    グに伴って前記第1の位置検出器の位置検出範囲が変化
    したことを表示する表示手段と を具えたことを特徴とする位置姿勢角計測装置。
  3. (3)光軸が移動体の予定移動経路と一致するように光
    を投光する光投光器を備えるとともに、前記光投光器か
    ら投光された光を受光、透過して照射位置を2次元的に
    検出する第1の位置検出器と、前記第1の位置検出器に
    よって透過された光を受光して照射位置を2次元的に検
    出する第2の位置検出器とを前記移動体に所定距離離間
    して配設し、前記第1、第2の位置検出器で検出された
    前記光の2次元照射位置に基づき前記移動体の位置およ
    び姿勢角を演算するようにした位置姿勢角計測装置にお
    いて、 前記光投光器と前記第1の位置検出器との間または前記
    第1の位置検出器と前記第2の位置検出器との間に配設
    されたレンズと、 前記第1の位置検出器で検出された前記光の2次元照射
    位置に基づき前記移動体の位置を演算するとともに、前
    記第2の位置検出器で検出された前記光の2次元照射位
    置に基づき前記移動体の姿勢角を演算する演算手段と、 前記演算手段の演算結果に基づいて前記移動体の現在の
    位置および姿勢角を表示するとともに、前記移動体の将
    来の位置および姿勢角を表示する表示手段と を具えたことを特徴とする位置姿勢角計測装置。
  4. (4)光軸が移動体の予定移動経路と一致するように光
    を投光する光投光器を備えるとともに、前記光投光器か
    ら投光された光を受光、透過して照射位置を2次元的に
    検出する第1の位置検出器と、前記第1の位置検出器に
    よって透過された光を受光して照射位置を2次元的に検
    出する第2の位置検出器とを前記移動体に所定距離離間
    して配設し、前記第1、第2の位置検出器で検出された
    前記光の2次元照射位置に基づき前記移動体の位置およ
    び姿勢角を演算するようにした位置姿勢角計測装置にお
    いて、 前記光投光器と前記第1の位置検出器との間または前記
    第1の位置検出器と前記第2の位置検出器との間に配設
    されたレンズと、 前記第1の位置検出器で検出された前記光の2次元照射
    位置に基づき前記移動体の位置を演算するとともに、前
    記第2の位置検出器で検出された前記光の2次元照射位
    置に基づき前記移動体の姿勢角を演算する演算手段と、 前記移動体の位置および姿勢角を複数の領域に分類し、
    前記演算手段の演算位置および演算姿勢角が前記複数の
    閉域のいずれに属しているかを判定する判定手段と、 前記演算手段の演算結果を表示するとともに、前記判定
    手段によって判定された領域に応じた警告を表示する表
    示手段と を具えたことを特徴とする位置姿勢角計測装置。
  5. (5)光軸が移動体の予定移動経路と一致するように光
    を投光する光投光器を備えるとともに、前記光投光器か
    ら投光された光を受光、透過して照射位置を2次元的に
    、検出する第1の位置検出器と、前記第1の位置検出器
    によって透過された光を受光して照射位置を2次元的に
    検出する第2の位置検出器とを前記移動体に所定距離離
    間して配設し、さらに前記光投光器と前記第1の位置検
    出器との間に前記第1の位置検出器の2次元照射位置を
    表示する位置表示板を設け、前記第1、第2の位置検出
    器で検出された前記光の2次元照射位置に基づき前記移
    動体の位置および姿勢角を演算するようにした位置姿勢
    角計測装置において、 前記光投光器と前記第1の位置検出器との間または前記
    第1の位置検出器と前記第2の位置検出器との間に配設
    されたレンズと、 前記第1の位置検出器で検出された前記光の2次元照射
    位置に基づき前記移動体の位置を演算するとともに、前
    記第2の位置検出器で検出された前記光の2次元照射位
    置に基づき前記移動体の姿勢角を演算する演算手段と、 前記第1、第2の位置検出器およびレンズで構成された
    位置検出部と前記光投光器との間に設けられ、前記第1
    の位置検出器の2次元照射位置を表示する位置表示板と
    、 前記レンズの焦点近傍に設けられ、前記位置表示板を照
    明する照明ランプと、 前記位置表示板の表示面を暖めるヒータと を具えたことを特徴とする位置姿勢角計測装置。
  6. (6)光軸が移動体の予定移動経路と一致するように光
    を投光する光投光器を備えるとともに、前記光投光器か
    ら投光された光を受光、透過して照射位置を2次元的に
    検出する第1の位置検出器と、前記第1の位置検出器に
    よって透過された光を受光して照射位置を2次元的に検
    出する第2の位置検出器とを前記移動体に所定距離離間
    して配設し、さらに前記光投光器と前記第1の位置検出
    器との間に前記第1の位置検出器の2次元照射位置を表
    示する位置表示板を設け、前記第1、第2の位置検出器
    で検出された前記光の2次元照射位置に基づき前記移動
    体の位置および姿勢角を演算するようにした位置姿勢角
    計測装置において、 前記光投光器と前記第1の位置検出器との間または前記
    第1の位置検出器と前記第2の位置検出器との間に配設
    されたレンズと、 前記第1の位置検出器で検出された前記光の2次元照射
    位置に基づき前記移動体の位置を演算するとともに、前
    記第2の位置検出器で検出された前記光の2次元照射位
    置に基づき前記移動体の姿勢角を演算する演算手段と、 前記第1、第2の位置検出器およびレンズで構成された
    位置検出部と前記光投光器との間に設けられ、前記第1
    の位置検出器の2次元照射位置を表示する位置表示板と
    、 前記レンズの焦点近傍に設けられ、前記位置表示板を照
    明する照明ランプと、 前記第1、第2の位置検出器の検出結果に基づき前記移
    動体の位置または姿勢角の計測が不可能であるか否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段によって前記計測が可能であると判定され
    た場合に前記演算手段の演算結果を表示するとともに、
    前記判定手段によって前記計測が不可能であると判定さ
    れた場合に該判定内容を表示する表示手段と、 前記照明ランプを点灯または消灯させる点灯・消灯切替
    スイッチと を具え、前記表示手段に前記計測が不可能であることが
    表示された場合に前記点灯・消灯切替スイッチを前記照
    明ランプの点灯側に切り替えるようにしたことを特徴と
    する位置姿勢角計測装置。
  7. (7)光軸が移動体の予定移動経路と一致するように光
    を投光する光投光器を備えるとともに、前記光投光器か
    ら投光された光を受光、透過して照射位置を2次元的に
    検出する第1の位置検出器と、前記第1の位置検出器に
    よって透過された光を受光して照射位置を2次元的に検
    出する第2の位置検出器とを前記移動体に所定距離離間
    して配設し、さらに前記光投光器と前記第1の位置検出
    器との間に前記第1の位置検出器の2次元照射位置を表
    示する位置表示板を設け、前記第1、第2の位置検出器
    で検出された前記光の2次元照射位置に基づき前記移動
    体の位置および姿勢角を演算するようにした位置姿勢角
    計測装置において、 前記光投光器と前記第1の位置検出器との間または前記
    第1の位置検出器と前記第2の位置検出器との間に配設
    されたレンズと、 前記第1の位置検出器で検出された前記光の2次元照射
    位置に基づき前記移動体の位置を演算するとともに、前
    記第2の位置検出器で検出された前記光の2次元照射位
    置に基づき前記移動体の姿勢角を演算する演算手段と、 前記第1、第2の位置検出器およびレンズで構成された
    位置検出部と前記光投光器との間に設けられ、前記第1
    の位置検出器の2次元照射位置を表示する位置表示板と
    、 前記レンズの焦点近傍に設けられ、前記位置表示板を照
    明する照明ランプと、 前記第1、第2の位置検出器の検出結果に基づき前記移
    動体の位置または姿勢角の計測が不可能であることを判
    定する判定手段と、 前記判定手段によって前記計測が不可能であると判定さ
    れた場合に前記照明ランプを点灯させる手段と を具えたことを特徴とする位置姿勢角計測装置。
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