JPH03171541A - X線発生装置のターゲット冷却方法および装置 - Google Patents

X線発生装置のターゲット冷却方法および装置

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JPH03171541A
JPH03171541A JP30950589A JP30950589A JPH03171541A JP H03171541 A JPH03171541 A JP H03171541A JP 30950589 A JP30950589 A JP 30950589A JP 30950589 A JP30950589 A JP 30950589A JP H03171541 A JPH03171541 A JP H03171541A
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JP
Japan
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target
power
cooling
supplied
cooling liquid
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JP30950589A
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English (en)
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Shoji Sakano
阪野 彰二
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Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、X線回折装置などのX線機器に用いられるX
線発生装置に関する。特に、そのX線発生装置に用いら
れるターゲットを冷却するための冷却方法および装置に
関する。
[従来の技術] 上記のX線発生装置として、フィラメントなどの電子発
生手段から発生する電子を,銅,モリブデンなどの金属
から或るターゲットへ街突させて、そのターゲットから
X線を発生させる形式のものが知られている。この形式
のX線発生装置においては、ターゲットへ衝突する電子
の持つエネルギのうちの極めてわずかのものがX線とな
り、残りの大部分のものは,熱となってターゲットの内
部へ伝達される。従って,高エネルギのX線を長い晴間
連続して発生させようとする場合には,夕一ゲットを冷
却する必要がある。
ターゲットの冷却方法として、フィラメントからターゲ
ットに向けて電子が放出されている間、そのターゲット
内に冷却液,例えば,水を流すという方法が従来より用
いられている。
[発明が解決しようとするa題コ 上記の従来方法においては、ターゲット内へ供給する冷
却水の流量は常に一定であり,そしてその値は、フィラ
メントの出力が最高出力になって、ターゲットの温度が
最高温度になった場合でも、そのターゲットを十分に冷
却することのできるような非常に大きな流量に設定され
ていた。
しかしながら、道常のX線発生装置の稼働時においては
,フィラメントが最高出力で長時間脂動されるというの
はまれであり,多くの場合は、それよりも低出力で堰動
されている。従来方法においてはそのような場合にも、
ターゲットへ供給される冷却水の流量は,常に,フィラ
メントの&高出力に合わせられていたので、必要以上の
水を無駄に消費することになって不経済であった。
特に、単結晶試料についてのX線回折測定においては,
測定時間が数週間におよぶこともあるので、このような
測定においては特に不経済であった。
本発明は、従来の冷却方法における上記の問題点に鑑み
てなされたものであって、ターゲットへ供給する冷却液
の洸量を調節することによって、X線発生装置のランニ
ングコストを低減することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達或するため、本発明に係るターゲット冷
却方法は,電子発生手段へ供給される電力を測定し,そ
の測定された電力量に基づいて、ターゲットへ供給する
冷却液の流量を調節することを特徴としている。
また、本発明に係るターゲット冷却装置は、ターゲット
に冷却液を供給する冷却液供給路と、その冷却液供給路
中に設けられる流路絞り手段と、電子発生手段への給電
路中に配置された電力検出手段とを有しており、電力検
出手段から出力される電力信号に基づいて流路絞り手段
を作動させ,これによって、ターゲットへ送られる冷却
液の流量を制御することを特徴としている。
[作用コ 請求項1および2の発明において、電子発生手段(フィ
ラメント5)へ供給される電力量を検出することにより
、ターゲット(1)の昇温の程度を知ることができる。
この検知したターゲット温度に基づいて、ターゲットへ
供給する冷却液(冷却水)の流量を調節する。すなわち
、大きな電力が供給されてターゲットが高温になる場合
には、冷却液の流量を大きくし、供給電力が少ない場合
には,冷却液の流量も少なくする。
請求項2の発明において、制御手段(制御装置12)は
、電力検出手段(電力検出器13)によって検出された
電力値に基づいて、流路絞り手段(流路絞り装置11)
を駆動する。これにより、電力量が大きいときは、冷却
液供給路(給水管9)の管径が大きくなって給液量が増
大し、一方,電力量が小さいときは、その管径が狭めら
れて給液量が減少する。
[実施例コ 第1図は、本発明に係るターゲット冷却装置を用いたX
線発生装置の一例を示している。
図において,銅,モリブデンなどの金属によって形或さ
れたターゲット1は、その右端部が大径で、その左端部
が小径の円筒として形成されている。このターゲット1
は,モータなどの開動手段(図示せず)によって廃動さ
れて.矢印Aのように回転する。
ターゲットエの大径部に対向する位置には、電子発生手
段としてのフィラメント5が配置されている。このフィ
ラメント5には、高電圧発生回路6が接続されていて、
この回路によってフィラメント5に高電圧が印加され、
それによりそのフィラメント5から電子が放出される。
放出された電子は、高速度でターゲット1の外周面に街
突し、その部分からX線が発生する。このX線は、あら
ゆる方向に散乱するが、通常は、適宜の角度、例えば6
″で取り出されてX線回折試験などに用いられる。必要
とされるX線量は、試験の種類に応じて異なるので、高
fa/E発生回路6によるフィラメント5への供vi電
力量は、希望する任意の値に設定できるようになってい
る。
なお、ターゲット1を上記のように回転させるのは,フ
ィラメント5から放出された電子が特定の1ケ所に集中
して当たるのを防ぐためである。
上記のXi発生過程において,ターゲットエに当たる電
子が有しているエネルギは、その大部分が熱に変わるの
で、ターゲット1は非常に高温になる。よって、本装置
を稼働するにあたっては、そのliBIJ中、ターゲッ
ト■を冷却することが必要となる。
以下に、その冷却を行なうための構或について説明する
ターゲット1の内部には、中空管2およびその中空管の
右端に設けられた隔壁3を備えた芯管4が配設されてお
り,これにより,ターゲット1の内部に矢印で示すよう
な通水路が形戊されている。
この通水路は,ターゲット1の左端部で中空管2の外周
に形或される給水口7から始まって,中空管2の左端開
口である排水口8で終わっている。
給水口7には、給水管9が接続されていて、公共水道そ
の他の給水源から、冷却液としての水がその給水管9を
介して給水口7へ送り込まれる。
一方,排水口8には、排水管10が接続されていて、排
水口8から排出された冷却水がその排水管10を介して
所定の排水位置へ排出される。
給水管9には、流路絞り装置11が設けられている。こ
の装置は、制御装置工2からの指示によって脂動され、
給水管9の管径を広げたり、あるいは狭くしたりする。
制御装置l2には、図示の通り、フィラメント5への給
電路に置かれている電力検出器13が電気的に接続され
ている。電力検帛器13は、フィラメント5へ供給され
る電力の{+ffを検出し,それを電気信号として制御
装置12へ出力する。
本実施例は以上のように構成されているので、フィラメ
ント5に電力が供給されて電子が放出される間、電力検
出器13によって、フィラメント5へ供給される電力量
が検出され、その検出結果が,電力信号として制御装置
12へ送られる。電力信号を受けた制御装置12は、そ
の信号に基づいて流路絞り装置11の動作を制御する。
すなわち、フィラメント5への電力供給量が太きいとき
は給水管9の管径を広くし、一方、電力供給量が小さい
ときはその管径を狭くする。これにより、電力供給量が
大きいときはターゲット1への給水量も多くなり,一方
、電力供給量が小さいときは給水量も少なくなる。例え
ば、供給電力が 18KWのとき給水量を121/mj
nとし、供給電力が12KWのとき給水量を8 1/m
inとする。
このような給水制御により、ターゲット1の発熱温度に
応じた最適量の冷却水をそのターゲット1へ送り込むこ
とができるようになるので,いたずらに多量の水を無駄
に消費することがなくなる。
この結果、X線発生装置のランニングコストを低く抑え
ることができる。
なお、流路絞り装置11は、特別の構造のものに限定さ
れるものではないが,例えば,電磁ソレノイドを使って
弁の開閉をするもの、あるいはステンピイングモータを
使って弁の開閉をするものなど種々の構戊を採用するこ
とができる。
また、本X線発生装置が適用される本体装置、例えばX
線回折装置がコンピュータによって動作制御される場合
には、そのコンピュータによって上記の制御装置工2を
構或することができる。もちろん、X線発生装置内に独
自のコンピュータを内蔵させ,そのコンピュータによっ
て制御装置l2を構成することもできる。さらに、コン
ビュー夕を用いない、いわゆるディスクリート回路によ
って制御装置12を構戊しても良い。
以上、1つの実施例をあげて本発明を説明したが、本発
明はその実施例に限定されない。
例えば、上記実施例では電力検出器13および制御装置
12を用いて、給水制御を自動的に行なうこととしたが
、これとは別に,高電圧発生回路6による供給電力量を
変更したときには,作業者が手動によって流路絞り装置
11を操作して、給水量を調節するようにしても良い。
冷却液としては、水に限らず他の媒体を用いることがで
きる。
[発明の効果] 請求項1および2の発明によれば,ターゲット(1)の
昇温の程度に応じてそのターゲットへ送り込む冷却液の
液量を調節できるので,必要以上の冷却液が無駄に消費
されることが回避され,その結果,X線発生装置のラン
ニングコストを低減することができた。
請求項2の発明によれば、コスト低減のための冷却水の
調節を自動で行なうことが可能となり、作業者にとって
の作業が楽になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るターゲット冷却装置の一実施例を
示す図式図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子発生手段に電力を供給して電子を発生させ、
    発生したその電子をターゲットに衝突させることによつ
    てそのターゲットからX線を発生するX線発生装置に用
    いられ、上記のターゲットを冷却するためのターゲット
    冷却方法であつて、 電子発生手段へ供給される電力を測定し、 その測定された電力量に基づいて、ターゲットへ供給す
    る冷却液の流量を調節することを特徴とするターゲット
    冷却方法。
  2. (2)電子発生手段に電力を供給して電子を発生させ、
    発生したその電子をターゲットに衝突させることによっ
    てそのターゲットからX線を発生するX線発生装置に用
    いられ、上記のターゲットを冷却するターゲット冷却装
    置であつて、 ターゲットに冷却液を供給する冷却液供給 路と、 その冷却液供給路中に設けられる流路絞り 手段と、 電子発生手段への給電路中に配置された電 力検出手段と、 電力検出手段から出力される電力信号を受 け、その信号に基づいて流路絞り手段を作動させて、タ
    ーゲットへ送られる冷却液の流量を制御する制御手段と を有することを特徴とするターゲット冷却装置。
JP30950589A 1989-11-29 1989-11-29 X線発生装置のターゲット冷却方法および装置 Pending JPH03171541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1675152A2 (en) * 2004-12-21 2006-06-28 Rigaku Corporation Rotating anode x-ray tube
KR101700065B1 (ko) * 2016-05-31 2017-01-25 김인호 흡기 배기 조절밸브 및 전자밸브를 구비한 전극보일러 제어장치, 그리고 이를 이용한 전극보일러 제어방법

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