JPH0317001B2 - - Google Patents
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- JPH0317001B2 JPH0317001B2 JP668283A JP668283A JPH0317001B2 JP H0317001 B2 JPH0317001 B2 JP H0317001B2 JP 668283 A JP668283 A JP 668283A JP 668283 A JP668283 A JP 668283A JP H0317001 B2 JPH0317001 B2 JP H0317001B2
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Landscapes
- Railway Tracks (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は磁気浮上走行鉄道の軌道分岐装置にお
ける分岐用移動桁の移動装置に関するものであ
る。
ける分岐用移動桁の移動装置に関するものであ
る。
たとえば、第1図に示すような断面U字状のガ
イドウエイ10の長手方向の内部底面に沿つて連
続的に2列の走行路14,14をその外側に2列
の浮上用地上コイル11を、内側両側に沿つて推
進案内用地上コイル12を上方に案内レール13
を設け、車上に設けられた推進案内用地上コイル
12に対向する超電導磁石と、車両の走行に伴な
い推進案内用地上コイルに順次供給される電流と
によつて車両を推進し、車両下部に設けられた、
たとえば2対のゴムタイヤ等からなる走行路1
4,14に沿つて走行させ浮上用地上コイル11
に対向する車上の超電導磁石により、当該地上コ
イル11に誘起される電流と、当該車上の超電導
磁石との間で働く磁気反撥力により車両の走行速
度が200Km/h程度以上となつた時、車両を走行
路14,14から浮上させて、車両を浮上推進さ
せる磁気浮上走行鉄道は良く知られている。しか
して、このような磁気浮上走行鉄道の分岐装置と
しては従来の一般鉄道において用いられているご
とき分岐装置をそのまま用いることができないた
め、従来から種々のものが提案されているが、い
ずれも難点があり満足すべきものが実現されてい
ないのが実情である。
イドウエイ10の長手方向の内部底面に沿つて連
続的に2列の走行路14,14をその外側に2列
の浮上用地上コイル11を、内側両側に沿つて推
進案内用地上コイル12を上方に案内レール13
を設け、車上に設けられた推進案内用地上コイル
12に対向する超電導磁石と、車両の走行に伴な
い推進案内用地上コイルに順次供給される電流と
によつて車両を推進し、車両下部に設けられた、
たとえば2対のゴムタイヤ等からなる走行路1
4,14に沿つて走行させ浮上用地上コイル11
に対向する車上の超電導磁石により、当該地上コ
イル11に誘起される電流と、当該車上の超電導
磁石との間で働く磁気反撥力により車両の走行速
度が200Km/h程度以上となつた時、車両を走行
路14,14から浮上させて、車両を浮上推進さ
せる磁気浮上走行鉄道は良く知られている。しか
して、このような磁気浮上走行鉄道の分岐装置と
しては従来の一般鉄道において用いられているご
とき分岐装置をそのまま用いることができないた
め、従来から種々のものが提案されているが、い
ずれも難点があり満足すべきものが実現されてい
ないのが実情である。
本発明者は、この種の分岐装置として、以下第
2図a〜第5図に示すものがきわめて有効である
ことを見出した。
2図a〜第5図に示すものがきわめて有効である
ことを見出した。
第2図a〜bにおいて1〜7は、それぞれ連結
ピン8を介して連続的に配置された第1図に示す
のと同一のU型断面の軌道で、1は固定U型軌
道、6は本線用固定U型軌道、7は分岐線用固定
U型軌道、2〜5は移動軌道である。固定軌道
1,6,7および移動軌道を構成する移動桁2〜
5の両側上面にはそれぞれ案内レール13,13
が、対向する内側には推進案内用地上コイル12
が、又内部底面には2列の走行路14,14が、
又当該走行路の外側には、浮上用地上コイル1
1,11がそれぞれ連続的に走行路長手方向に沿
つて配置されている。移動桁2〜5は台車上に載
置され、走行路に対して左右方向の移動が可能で
ある。
ピン8を介して連続的に配置された第1図に示す
のと同一のU型断面の軌道で、1は固定U型軌
道、6は本線用固定U型軌道、7は分岐線用固定
U型軌道、2〜5は移動軌道である。固定軌道
1,6,7および移動軌道を構成する移動桁2〜
5の両側上面にはそれぞれ案内レール13,13
が、対向する内側には推進案内用地上コイル12
が、又内部底面には2列の走行路14,14が、
又当該走行路の外側には、浮上用地上コイル1
1,11がそれぞれ連続的に走行路長手方向に沿
つて配置されている。移動桁2〜5は台車上に載
置され、走行路に対して左右方向の移動が可能で
ある。
第2図aに示す本線軌道から第2図bに示す分
岐軌道に転換しようとする場合には第2図aにお
ける移動軌道2〜5をレール長手方向に対し右方
向へ移動させ、第2図(b)に示すようにする。
岐軌道に転換しようとする場合には第2図aにお
ける移動軌道2〜5をレール長手方向に対し右方
向へ移動させ、第2図(b)に示すようにする。
第3図には、その詳細な構成が示されている。
第4図には移動桁5を例として、この方式に用い
られている移動桁の具体的構成が示されている。
走行路の直角方向に所定間隔をへだてて配置した
主桁15と15の下方の対向面間に端横桁16を
挿入固定してU型桁を構成する。主桁15,15
の上面に断面π型鋼材からなる案内レール13,
13を固定し、又主桁15,15の対向面には推
進案内用地上コイル12を所定間隔をへだてて走
行路方向に連続的に配置する。一方、同じく端横
桁16の中央部上に2列の走行路14,14を形
成するとともに、当該走行路の外側に所定間隔を
へだてて浮上用地上コイル11を走行路にそつて
連続的に配置し、2列の走行路14,14に沿う
分岐装置の磁気浮上走行機構とする。この場合、
移動桁の長手方向長さは地上コイル11の配置間
隔の倍数に設定し、地上コイルの寸法、配置間隔
および移動桁における配置位置は公知の磁気浮上
走行鉄道における同一とする。
第4図には移動桁5を例として、この方式に用い
られている移動桁の具体的構成が示されている。
走行路の直角方向に所定間隔をへだてて配置した
主桁15と15の下方の対向面間に端横桁16を
挿入固定してU型桁を構成する。主桁15,15
の上面に断面π型鋼材からなる案内レール13,
13を固定し、又主桁15,15の対向面には推
進案内用地上コイル12を所定間隔をへだてて走
行路方向に連続的に配置する。一方、同じく端横
桁16の中央部上に2列の走行路14,14を形
成するとともに、当該走行路の外側に所定間隔を
へだてて浮上用地上コイル11を走行路にそつて
連続的に配置し、2列の走行路14,14に沿う
分岐装置の磁気浮上走行機構とする。この場合、
移動桁の長手方向長さは地上コイル11の配置間
隔の倍数に設定し、地上コイルの寸法、配置間隔
および移動桁における配置位置は公知の磁気浮上
走行鉄道における同一とする。
移動桁5の走行路方向の前後両側は第3図およ
び第4図に示すように台車17上に載置されてい
る。この場合、主桁15,15の下面中央部はす
べりシユー18を介して台車17で支持するとと
もに、台車17上に設けられた連結ピン19を介
して端横桁16に、走行路に対して左右方向に移
動桁5と台車17との相対変位が可能なように設
ける。それぞれの台車17には走行路に対し左右
方向に回転する車輪20が設けられている。車輪
20は当該台車上に設けられた台車駆動用電動機
21の駆動によつて回転させられる。地上の橋脚
22上には走行路に対し、左右方向の転換軌跡に
沿う所定曲線からなるレール23が設けられてお
り、各台車17の車輪20は該当するレール23
に沿つて移動可能である。24はシリンダで、移
動桁5で本線軌道又は分岐軌道を構成する場合、
当該移動桁が正確な転換位置に移動すると、橋脚
22上に予め形成されているロツク用孔221に
シリンダ24のロツド241が進入して、その位
置をロツクする。
び第4図に示すように台車17上に載置されてい
る。この場合、主桁15,15の下面中央部はす
べりシユー18を介して台車17で支持するとと
もに、台車17上に設けられた連結ピン19を介
して端横桁16に、走行路に対して左右方向に移
動桁5と台車17との相対変位が可能なように設
ける。それぞれの台車17には走行路に対し左右
方向に回転する車輪20が設けられている。車輪
20は当該台車上に設けられた台車駆動用電動機
21の駆動によつて回転させられる。地上の橋脚
22上には走行路に対し、左右方向の転換軌跡に
沿う所定曲線からなるレール23が設けられてお
り、各台車17の車輪20は該当するレール23
に沿つて移動可能である。24はシリンダで、移
動桁5で本線軌道又は分岐軌道を構成する場合、
当該移動桁が正確な転換位置に移動すると、橋脚
22上に予め形成されているロツク用孔221に
シリンダ24のロツド241が進入して、その位
置をロツクする。
第3図および第4図における25は、案内レー
ル13に弾性曲げを与えるためのジヤツキで、そ
の先端が案内レール13の外方側面に形成された
凹部内に位置するように取付けられ、第3図に示
すジヤツキ用油圧装置26を駆動してジヤツキ2
5を作動することによつて、ジヤツキ先端25′
で案内レール13,13の外側側面から弾性曲げ
を加え、当該案内レールが正規の分岐曲線となる
ようにする。
ル13に弾性曲げを与えるためのジヤツキで、そ
の先端が案内レール13の外方側面に形成された
凹部内に位置するように取付けられ、第3図に示
すジヤツキ用油圧装置26を駆動してジヤツキ2
5を作動することによつて、ジヤツキ先端25′
で案内レール13,13の外側側面から弾性曲げ
を加え、当該案内レールが正規の分岐曲線となる
ようにする。
移動桁5以外の移動桁も移動桁5と同様に構成
される。
される。
第2図における移動桁5の案内レール13とそ
れと対向する固定U型軌道6又は7の案内レール
131との間には第5図aおよびbに示すような
伸縮継手を兼ねた連結部27が設けられる。
れと対向する固定U型軌道6又は7の案内レール
131との間には第5図aおよびbに示すような
伸縮継手を兼ねた連結部27が設けられる。
案内レール13の連結部27に対向する端部に
案内レール長手方向に平行な複数の切り欠き溝1
3aを形成する一方、連結部27の対向端部に上
記溝13aに挿入可能な突出部271を複数形成
する。一方、連結部27の案内レール131の対
向端部には凹部272を、又案内レール131の
連結部27方向の端部には上記凹部272に挿入
可能な、かつロツク用ロツド28の挿入孔29を
もつた凸部132を形成する。30はジヤツキ
で、ロツド28の先端は連結部27の所定点に他
端は所定位置に固定されている。第5図a,bの
状態では連結部27の凹部272に案内レール1
31の凸部132が嵌入しており、ロツク用ロツ
ド28は対向する凸部132に形成されたロツク
用ロツド28の挿入孔29内に挿入され、一方、
連結部27の突出部271は案内レール13の切
り欠き溝13aに嵌入し、突出部271の先端面
との切り欠き溝13aの対向面は十分な間隔を保
持しているので案内レール131と13とは温度
変化による伸縮を十分吸収可能な状態で連結部2
7を介してロツクされる。移動桁5を本線側又は
分岐線側に転換しようとする場合はジヤツキ30
を駆動して連結部27を移動桁13方向へ移動さ
せ、ロツク用ロツド28をロツク用ロツド挿入孔
29から離脱させた後、行えばよい。必要によ
り、固定U字型1とそれと隣接する移動桁2のそ
れぞれの対向案内レール間にも上述した構成の連
結部を設けてもよい。又、隣接する各移動桁の走
行路端部間にも上記したと同様構成の連結部を設
ける。この場合は、一方の移動桁の走行路の下方
に位置する桁の端面部分に第5図aに13bとし
て示すような部材を固定し、当該移動桁に隣接す
る移動桁の対応する走行路の下方に位置する桁の
対向端面部分に第5図aに131として示す部材
を設け、その間に第5図aに示す連結部27を設
けて、車両の走行に支障のないようにする。
案内レール長手方向に平行な複数の切り欠き溝1
3aを形成する一方、連結部27の対向端部に上
記溝13aに挿入可能な突出部271を複数形成
する。一方、連結部27の案内レール131の対
向端部には凹部272を、又案内レール131の
連結部27方向の端部には上記凹部272に挿入
可能な、かつロツク用ロツド28の挿入孔29を
もつた凸部132を形成する。30はジヤツキ
で、ロツド28の先端は連結部27の所定点に他
端は所定位置に固定されている。第5図a,bの
状態では連結部27の凹部272に案内レール1
31の凸部132が嵌入しており、ロツク用ロツ
ド28は対向する凸部132に形成されたロツク
用ロツド28の挿入孔29内に挿入され、一方、
連結部27の突出部271は案内レール13の切
り欠き溝13aに嵌入し、突出部271の先端面
との切り欠き溝13aの対向面は十分な間隔を保
持しているので案内レール131と13とは温度
変化による伸縮を十分吸収可能な状態で連結部2
7を介してロツクされる。移動桁5を本線側又は
分岐線側に転換しようとする場合はジヤツキ30
を駆動して連結部27を移動桁13方向へ移動さ
せ、ロツク用ロツド28をロツク用ロツド挿入孔
29から離脱させた後、行えばよい。必要によ
り、固定U字型1とそれと隣接する移動桁2のそ
れぞれの対向案内レール間にも上述した構成の連
結部を設けてもよい。又、隣接する各移動桁の走
行路端部間にも上記したと同様構成の連結部を設
ける。この場合は、一方の移動桁の走行路の下方
に位置する桁の端面部分に第5図aに13bとし
て示すような部材を固定し、当該移動桁に隣接す
る移動桁の対応する走行路の下方に位置する桁の
対向端面部分に第5図aに131として示す部材
を設け、その間に第5図aに示す連結部27を設
けて、車両の走行に支障のないようにする。
このような構成において、第2図aに示す状態
ではすべての移動桁2〜5の直動ロツド241は
本線用のロツク用挿入口221内に挿入されてお
り、移動桁5の案内レール13,13は連結部2
7を介して固定U型枠の案内レール131,13
1とロツクされている。
ではすべての移動桁2〜5の直動ロツド241は
本線用のロツク用挿入口221内に挿入されてお
り、移動桁5の案内レール13,13は連結部2
7を介して固定U型枠の案内レール131,13
1とロツクされている。
転換信号が入力することによつて、図示しない
電磁弁が開いてシリンダ24が始動し、それによ
つてロツド241が上昇する。ロツド241が所
定だけ上昇すると、ロツド241の所定外周に設
けられている突起がリミツトスイツチに当り、電
磁弁が閉じてシリンダ24の駆動が停止し、すべ
ての移動桁2〜5のロツクが解かれる。
電磁弁が開いてシリンダ24が始動し、それによ
つてロツド241が上昇する。ロツド241が所
定だけ上昇すると、ロツド241の所定外周に設
けられている突起がリミツトスイツチに当り、電
磁弁が閉じてシリンダ24の駆動が停止し、すべ
ての移動桁2〜5のロツクが解かれる。
次に台車駆動用電動機21を駆動して移動桁2
〜5の車輪20を回転させることによつてそれぞ
れの移動桁2〜5を該当する橋脚上に設けられて
いるレール23に沿つて分岐線方向へ移動させ
る。移動桁2〜5のそれぞれが、予め定められた
減速点を通過すると、移動桁が当該地点に設けら
れているリミツトスイツチをヒツトし、それによ
つて台車駆動用電動機21が減速されると同時に
ジヤツキ用油圧装置26の電磁弁が開いてジヤツ
キ25が駆動を開始し、案内レール13が正規の
分岐曲線となるように弾性的に曲げられる。案内
レール13が正規曲線に曲げられると、当該案内
レール13,13が所定位置に設けられているリ
ミツトスイツチをヒツトし、それによつてジヤツ
キ用油圧ポンプの電磁弁が閉じ、ジヤツキ25の
動作が停止して案内レール13,13は正規曲線
の状態を保持する。一方、減速走行している車輪
20が停止点にさしかかると、所定位置に設けら
れているリミツトスイツチに当り、それにより電
動機21の駆動が停止する。それによつてシリン
ダ24が駆動し、ロツド241が下降する。ロツ
ド241の下降停止位置の修正を行うと同時に、
連結部27のジヤツキ30用の電磁弁が開く。そ
れによつて連結部27は固定U型軌道方向へ移動
し、ロツク用ロツド28が案内レール131のロ
ツク用ロツド挿入口29に挿入される。ロツク用
ロツド28がロツク用ロツド挿入口29に挿入さ
れた後、当該ロツク用ロツド28に設けられてい
る突起が所定位置に設けられているリミツトスイ
ツチに当ることによつて電磁弁が閉じてジヤツキ
30の駆動が停止し、移動桁5は連結部27を介
して案内レール131とロツクされる。ロツド2
41に設けた突起が所定位置に設けたリミツトス
イツチに当ることによつてシリンダ24の駆動が
停止し、ロツクが完了する。それによつて転換完
了信号を送信して分岐軌道への走行が可能とな
る。分岐軌道から本線軌道に転換したい場合には
上記と全く逆の操作をする。
〜5の車輪20を回転させることによつてそれぞ
れの移動桁2〜5を該当する橋脚上に設けられて
いるレール23に沿つて分岐線方向へ移動させ
る。移動桁2〜5のそれぞれが、予め定められた
減速点を通過すると、移動桁が当該地点に設けら
れているリミツトスイツチをヒツトし、それによ
つて台車駆動用電動機21が減速されると同時に
ジヤツキ用油圧装置26の電磁弁が開いてジヤツ
キ25が駆動を開始し、案内レール13が正規の
分岐曲線となるように弾性的に曲げられる。案内
レール13が正規曲線に曲げられると、当該案内
レール13,13が所定位置に設けられているリ
ミツトスイツチをヒツトし、それによつてジヤツ
キ用油圧ポンプの電磁弁が閉じ、ジヤツキ25の
動作が停止して案内レール13,13は正規曲線
の状態を保持する。一方、減速走行している車輪
20が停止点にさしかかると、所定位置に設けら
れているリミツトスイツチに当り、それにより電
動機21の駆動が停止する。それによつてシリン
ダ24が駆動し、ロツド241が下降する。ロツ
ド241の下降停止位置の修正を行うと同時に、
連結部27のジヤツキ30用の電磁弁が開く。そ
れによつて連結部27は固定U型軌道方向へ移動
し、ロツク用ロツド28が案内レール131のロ
ツク用ロツド挿入口29に挿入される。ロツク用
ロツド28がロツク用ロツド挿入口29に挿入さ
れた後、当該ロツク用ロツド28に設けられてい
る突起が所定位置に設けられているリミツトスイ
ツチに当ることによつて電磁弁が閉じてジヤツキ
30の駆動が停止し、移動桁5は連結部27を介
して案内レール131とロツクされる。ロツド2
41に設けた突起が所定位置に設けたリミツトス
イツチに当ることによつてシリンダ24の駆動が
停止し、ロツクが完了する。それによつて転換完
了信号を送信して分岐軌道への走行が可能とな
る。分岐軌道から本線軌道に転換したい場合には
上記と全く逆の操作をする。
しかし、この方式にも次のような問題点があ
る。
る。
(イ) 上記方式においては、台車17に搭載された
電動機21を駆動して車輪20を回転させるこ
とによつて移動桁2〜5をレール23に沿つて
移動させるようにしているが、移動桁の両側に
設けられる案内側璧を構造上、かなりの長さに
することが必要とされることがあることも考え
られ、そのような場合には、移動桁そのものの
重量が非常に大となり、上記のような方式では
時として移動桁の移動が円滑かつ正確に行えな
くなる場合が生じ、 (ロ) 断面U字形の桁では、風圧による横力が加わ
つた時、車輪とレールにスリツプを生じて、風
向が進行同方向では、加速され車止めに激突
し、風向が進行逆方向では、減速され転換時分
が延びる。
電動機21を駆動して車輪20を回転させるこ
とによつて移動桁2〜5をレール23に沿つて
移動させるようにしているが、移動桁の両側に
設けられる案内側璧を構造上、かなりの長さに
することが必要とされることがあることも考え
られ、そのような場合には、移動桁そのものの
重量が非常に大となり、上記のような方式では
時として移動桁の移動が円滑かつ正確に行えな
くなる場合が生じ、 (ロ) 断面U字形の桁では、風圧による横力が加わ
つた時、車輪とレールにスリツプを生じて、風
向が進行同方向では、加速され車止めに激突
し、風向が進行逆方向では、減速され転換時分
が延びる。
(ハ) 電動機の伝達装置から車輪に力を伝達するた
めには、回転数の比を小さくして回転数を落し
て伝達しなければならないため、車輪径が大き
くなる。車輪径が大きくなると、構造物の床面
と分岐桁の床面の高さが高くなり、無駄な空間
を生じる。
めには、回転数の比を小さくして回転数を落し
て伝達しなければならないため、車輪径が大き
くなる。車輪径が大きくなると、構造物の床面
と分岐桁の床面の高さが高くなり、無駄な空間
を生じる。
(ニ) 保守の必要な電動機、伝達装置を載せた台車
を構成するため、保守の手間が大となる。
を構成するため、保守の手間が大となる。
本発明は前述した分岐装置に存する上述のよう
な問題点を解決するためになされたものである。
な問題点を解決するためになされたものである。
本発明を第6図および第7図に示した実施例に
したがつて説明する。
したがつて説明する。
第6図および第7図において第1図〜第5図b
に示すのと同一記号のものは構成要素を示す。
に示すのと同一記号のものは構成要素を示す。
第6図において4および5は、第6図における
移動桁4,5で隣接する移動桁4,5の両側端部
は平行配置された1対の台車17,171上に搭
載されている。台車17,171の車輪20は前
述したごとく、図示しない転換軌跡に沿うように
配置されたレール23に沿つて移動可能である。
移動桁4,5で隣接する移動桁4,5の両側端部
は平行配置された1対の台車17,171上に搭
載されている。台車17,171の車輪20は前
述したごとく、図示しない転換軌跡に沿うように
配置されたレール23に沿つて移動可能である。
隣接する移動桁4と5とは第2図a,bに示す
と同一の連絡ピン8で結合され、1対の台車17
と171との対向内側はチエーン又はリンク31
(以下「チエーン」という)を介して結合されて
いる。一方の台車17の上記チエーン31に対応
する外側にはチエーン32の一端がピン結合され
ている。上記チエーン32は、移動桁移動方向に
延ばされた後、当該台車17の近接した外側に設
けられた、固定チエーンスプロケツト34の左方
周に沿うごとく配置された後、移動チエーンスプ
ロケツト35の周の一部に沿わせ、他端は止め金
具37に固定されている。38はシリンダ、39
はシリンダ38のロツドで、シリンダロツド39
の先端は移動チエーンスプロケツト35の中心軸
351に当該移動チエーンスプロケツト35が回
転可能なように固定されている。台車171のチ
エーン31に対応する、外側にもチエーン33の
1端がピン結合され、当該チエーン33は固定チ
エーンスプロケツト45の、第6図における下方
周に沿わせた後、上昇させ移動チエーンスプロケ
ツト44の、第6図における上方周に沿わせ、下
降させて他端を止め金具46で固定している。4
0はシリンダ、41はシリンダ40のロツドで、
ロツド41の先端は移動チエーンスプロケツト4
4の中心軸に当該移動チエーンスプロケツト44
が回転可能なように取付けられている。
と同一の連絡ピン8で結合され、1対の台車17
と171との対向内側はチエーン又はリンク31
(以下「チエーン」という)を介して結合されて
いる。一方の台車17の上記チエーン31に対応
する外側にはチエーン32の一端がピン結合され
ている。上記チエーン32は、移動桁移動方向に
延ばされた後、当該台車17の近接した外側に設
けられた、固定チエーンスプロケツト34の左方
周に沿うごとく配置された後、移動チエーンスプ
ロケツト35の周の一部に沿わせ、他端は止め金
具37に固定されている。38はシリンダ、39
はシリンダ38のロツドで、シリンダロツド39
の先端は移動チエーンスプロケツト35の中心軸
351に当該移動チエーンスプロケツト35が回
転可能なように固定されている。台車171のチ
エーン31に対応する、外側にもチエーン33の
1端がピン結合され、当該チエーン33は固定チ
エーンスプロケツト45の、第6図における下方
周に沿わせた後、上昇させ移動チエーンスプロケ
ツト44の、第6図における上方周に沿わせ、下
降させて他端を止め金具46で固定している。4
0はシリンダ、41はシリンダ40のロツドで、
ロツド41の先端は移動チエーンスプロケツト4
4の中心軸に当該移動チエーンスプロケツト44
が回転可能なように取付けられている。
このような構成において移動桁4,5は分岐軌
道側にあり、それを本線軌道側に転換させる場合
について述べる。前述したごとく、すべての移動
桁、この場合についていえば移動桁4,5のロツ
クが解かれたら、シリンダ40を駆動して、ロツ
ド41を後退させる。それによりチエーン33に
よつて台車17,171を第6図における右方向
へ移動させる力が働き、それに伴なつてチエーン
32も右方向へ引張られ、移動チエーンスプロケ
ツト351を回転させながら、第6図における下
方へ押圧する力が働き、シリンダロツド39を後
退させる。シリンダロツド41および39の前進
後退距離を所定のごとく設定しておけば、移動チ
エーンスプロケツト44が点線36′で示す位置
に来てシリンダロツド41がシリンダ40内に十
分引き込まれた時、移動チエーンスプロケツト3
5が点線で示す36の位置に来て、ロツド39が
シリンダ38内に十分引き込まれ、それによつて
台車17,171の車輪20は、ロツド41のス
トロークの2倍の速さで図示しないレール23に
沿つて移動し、移動桁4,5が第6図において点
線で42,43として示す本線軌道側位置で停止
するように設定することは容易である。分岐点に
おいては分岐軌道より本線軌道を長時間保持する
のが通常であるので、上記のような構成としてお
けば本線軌道を構成する長時間の間ロツド39,
41はシリンダ38,40内に引き込まれている
状態を維持し、ロツドのさび防止上好ましい。し
かし、本発明第6図に示す構成に限定されるもの
ではない。すなわち、第6図におけるごとく、1
対のシリンダ40,38のロツド41,39が互
いに逆方向に前進する構成のほか、同一方向に前
進する構成としても同様に本発明の目的を達する
こができる。点線で42,43として示す本線軌
道側にある移動桁4,5を分岐線側へ移動させる
にはシリンダ38を駆動してロツド39を前進さ
せることによつて台車17,171を第6図にお
ける左側へ移動させる力を働かせ、それに伴ない
チエーン33によつてシリンダロツド41を前進
させ、シリンダロツド39,41が所定だけ前進
して第6図において実線で示す位置に至つた時、
台車17,171は分岐線軌道位置に停止し、移
動桁4,5が分岐線軌道位置に至る。この場合、
シリンダ38,40のピストン側へ給油される作
動油として高圧作動油を用い、その流量および圧
力を油圧制御弁を用いて制御することによつて比
較的小型の装置で高出力をもつて移動桁を正確に
停止させるブレーキ作用が確保できるよう、又風
圧による移動桁の暴走を防止するように制御する
ことができる。
道側にあり、それを本線軌道側に転換させる場合
について述べる。前述したごとく、すべての移動
桁、この場合についていえば移動桁4,5のロツ
クが解かれたら、シリンダ40を駆動して、ロツ
ド41を後退させる。それによりチエーン33に
よつて台車17,171を第6図における右方向
へ移動させる力が働き、それに伴なつてチエーン
32も右方向へ引張られ、移動チエーンスプロケ
ツト351を回転させながら、第6図における下
方へ押圧する力が働き、シリンダロツド39を後
退させる。シリンダロツド41および39の前進
後退距離を所定のごとく設定しておけば、移動チ
エーンスプロケツト44が点線36′で示す位置
に来てシリンダロツド41がシリンダ40内に十
分引き込まれた時、移動チエーンスプロケツト3
5が点線で示す36の位置に来て、ロツド39が
シリンダ38内に十分引き込まれ、それによつて
台車17,171の車輪20は、ロツド41のス
トロークの2倍の速さで図示しないレール23に
沿つて移動し、移動桁4,5が第6図において点
線で42,43として示す本線軌道側位置で停止
するように設定することは容易である。分岐点に
おいては分岐軌道より本線軌道を長時間保持する
のが通常であるので、上記のような構成としてお
けば本線軌道を構成する長時間の間ロツド39,
41はシリンダ38,40内に引き込まれている
状態を維持し、ロツドのさび防止上好ましい。し
かし、本発明第6図に示す構成に限定されるもの
ではない。すなわち、第6図におけるごとく、1
対のシリンダ40,38のロツド41,39が互
いに逆方向に前進する構成のほか、同一方向に前
進する構成としても同様に本発明の目的を達する
こができる。点線で42,43として示す本線軌
道側にある移動桁4,5を分岐線側へ移動させる
にはシリンダ38を駆動してロツド39を前進さ
せることによつて台車17,171を第6図にお
ける左側へ移動させる力を働かせ、それに伴ない
チエーン33によつてシリンダロツド41を前進
させ、シリンダロツド39,41が所定だけ前進
して第6図において実線で示す位置に至つた時、
台車17,171は分岐線軌道位置に停止し、移
動桁4,5が分岐線軌道位置に至る。この場合、
シリンダ38,40のピストン側へ給油される作
動油として高圧作動油を用い、その流量および圧
力を油圧制御弁を用いて制御することによつて比
較的小型の装置で高出力をもつて移動桁を正確に
停止させるブレーキ作用が確保できるよう、又風
圧による移動桁の暴走を防止するように制御する
ことができる。
第7図は本発明の第2の実施例を示すもので、
第1の実施例が転換軌道を構成する移動桁のう
ち、移動量が比較的大きい、たとえば移動桁4,
5間におかれる台車の移動装置として用いるのが
好ましいのに対し、第2の実施例は転換軌道を構
成する移動桁のうち移動量が比較的小さいたとえ
ば移動桁2,3間におかれる台車の移動装置とし
て用いるのが好ましい。
第1の実施例が転換軌道を構成する移動桁のう
ち、移動量が比較的大きい、たとえば移動桁4,
5間におかれる台車の移動装置として用いるのが
好ましいのに対し、第2の実施例は転換軌道を構
成する移動桁のうち移動量が比較的小さいたとえ
ば移動桁2,3間におかれる台車の移動装置とし
て用いるのが好ましい。
第7図において2,3,8,17,171およ
び31は第1図〜第6図に示す同一記号のものと
同一構成要素を示す。台車17のチエーン31に
対応する外側に、リンク48の一端を固定し、他
端にシリンダ49のロツド51の先端をピン結合
し、一方、台車171のチエーン31に対応する
外側にシリンダ52のロツド53の先端をピン結
合する。第7図において実線で示す位置を分岐軌
道とし、移動桁、この例では移動桁2,3を本線
軌道側に転換する場合にはシリンダ52を駆動し
てシリンダロツド53を後退させる。それにより
台車17,171を第7図における右側に移動さ
せる力が働き、それによつてシリンダ49のロツ
ド51を後退させ、シリンダロツド53の先端お
よびシリンダロツド50の先端が点線の位置にま
で来てシリンダ52および49内に十分引き入れ
られた時、移動桁2,3は本線軌道位置に至つて
停止する。本線軌道側にある移動桁2,3を分岐
線軌道側に転換するにはシリンダロツド50を所
定だけ前進させることによつて、台車17,17
1を第7図における左方向へ移動させ、それに伴
つてシリンダロツド53を前進させ、シリンダロ
ツド53および51が所定だけ前進した時、移動
桁2,3は第7図において実線で示す分岐線軌道
位置に停止する。第2の実施例においても、第1
の実施例におけると同様、長時間維持される本線
軌道を構成した時、シリンダロツド51がシリン
ダ49内にシリンダロツド53がシリンダ52内
に同時に引き込まれるように設定することによつ
て、シリンダロツド51,53のさび止めを計る
ことができるし、シリンダ49,52のピストン
側への作動油として高圧作動油を用い、その流量
および圧力を油圧制御弁で制御することによつて
比較的小型の装置で高出力をもつて移動桁を正確
に停止させるブレーキ作用の確保ができるよう、
又風圧による移動桁の暴走を防止するように制御
することができる。
び31は第1図〜第6図に示す同一記号のものと
同一構成要素を示す。台車17のチエーン31に
対応する外側に、リンク48の一端を固定し、他
端にシリンダ49のロツド51の先端をピン結合
し、一方、台車171のチエーン31に対応する
外側にシリンダ52のロツド53の先端をピン結
合する。第7図において実線で示す位置を分岐軌
道とし、移動桁、この例では移動桁2,3を本線
軌道側に転換する場合にはシリンダ52を駆動し
てシリンダロツド53を後退させる。それにより
台車17,171を第7図における右側に移動さ
せる力が働き、それによつてシリンダ49のロツ
ド51を後退させ、シリンダロツド53の先端お
よびシリンダロツド50の先端が点線の位置にま
で来てシリンダ52および49内に十分引き入れ
られた時、移動桁2,3は本線軌道位置に至つて
停止する。本線軌道側にある移動桁2,3を分岐
線軌道側に転換するにはシリンダロツド50を所
定だけ前進させることによつて、台車17,17
1を第7図における左方向へ移動させ、それに伴
つてシリンダロツド53を前進させ、シリンダロ
ツド53および51が所定だけ前進した時、移動
桁2,3は第7図において実線で示す分岐線軌道
位置に停止する。第2の実施例においても、第1
の実施例におけると同様、長時間維持される本線
軌道を構成した時、シリンダロツド51がシリン
ダ49内にシリンダロツド53がシリンダ52内
に同時に引き込まれるように設定することによつ
て、シリンダロツド51,53のさび止めを計る
ことができるし、シリンダ49,52のピストン
側への作動油として高圧作動油を用い、その流量
および圧力を油圧制御弁で制御することによつて
比較的小型の装置で高出力をもつて移動桁を正確
に停止させるブレーキ作用の確保ができるよう、
又風圧による移動桁の暴走を防止するように制御
することができる。
本発明によれば次のような効果がある。
(イ) 分岐用移動桁の移動装置の駆動源として高圧
作動油を使用する油圧装置を用いるので、比較
的小型の装置で高出力が得られ、この種分岐装
置に要求される切換速度調整、高ブレーキ力お
よび作動の安定性が確保できる。
作動油を使用する油圧装置を用いるので、比較
的小型の装置で高出力が得られ、この種分岐装
置に要求される切換速度調整、高ブレーキ力お
よび作動の安定性が確保できる。
(ロ) 移動桁移動用の動力を電動機から油圧シリン
ダに変えたことにより、小さくて大きな動力を
得ることができ、分岐装置を支える構造物が小
さくなり、建設費が少なくできる。この場合、
油圧発生装置を構造物の下に置いて配管するこ
とにより、風雨にさらされずに済み、耐久性も
高く、維持費が節減できる。
ダに変えたことにより、小さくて大きな動力を
得ることができ、分岐装置を支える構造物が小
さくなり、建設費が少なくできる。この場合、
油圧発生装置を構造物の下に置いて配管するこ
とにより、風雨にさらされずに済み、耐久性も
高く、維持費が節減できる。
(ハ) 移動桁の移動手段として、1対のシリンダロ
ツドのうちの一方のシリンダロツドの前進又は
後退によつて伸縮するチエーンを用いるので、
比較的小空間で移動速度および移動距離の増加
を計ることができるとともに正確な移動を確保
でき、それぞれの移動桁に設定された移動量に
応じた移動を容易に得ることができる。
ツドのうちの一方のシリンダロツドの前進又は
後退によつて伸縮するチエーンを用いるので、
比較的小空間で移動速度および移動距離の増加
を計ることができるとともに正確な移動を確保
でき、それぞれの移動桁に設定された移動量に
応じた移動を容易に得ることができる。
(ニ) 動力を移動桁上におき、台車を両側のチエー
ンで押しみを取つて引くことにより、強風時に
も等速で転換できる。
ンで押しみを取つて引くことにより、強風時に
も等速で転換できる。
(ホ) 動力を移動桁上に置き、台車上には動力装置
を置かないため、構造物の床面と移動桁の床面
の高さの間の空間を小さくできるので、高架橋
の全高も小さくでき、無駄な建設費が削減でき
る。
を置かないため、構造物の床面と移動桁の床面
の高さの間の空間を小さくできるので、高架橋
の全高も小さくでき、無駄な建設費が削減でき
る。
(ヘ) ロツド又はリンク等を使わずチエーンを使う
ことにより、温度変化による移動桁の伸縮、あ
るいはレール上の錆、油、じんあい等による摩
擦力による移動桁の移動の乱れが吸収されるた
め、転換が円滑になり、保守費用も節減でき
る。
ことにより、温度変化による移動桁の伸縮、あ
るいはレール上の錆、油、じんあい等による摩
擦力による移動桁の移動の乱れが吸収されるた
め、転換が円滑になり、保守費用も節減でき
る。
(ト) 本線軌道を構成した時、シリンダロツドがシ
リンダ内に引き込まれた状態となるように設定
することにより、シリンダロツドのさび防止が
できる等、その技術効果は顕著である。
リンダ内に引き込まれた状態となるように設定
することにより、シリンダロツドのさび防止が
できる等、その技術効果は顕著である。
第1図は磁気浮上走行鉄道の1例を説明するた
めの断面図、第2図aは磁気浮上走行鉄道の好ま
しい分岐装置における本線軌道構成時の状態を示
す平面図、第2図bは分岐線軌道構成時の状態を
示す平面図、第3図は第2図bに示す磁気浮上走
行鉄道の詳細を示す平面図、第4図は第3図にお
ける分岐用移動桁と台車との機構的関係を示す側
面図、第5図aおよびbは第3図における固定U
型軌道の案内レールとそれと接続される移動桁の
案内レールとの連結部の詳細を示す、それぞれ側
面図および正面図、第6図は本発明の実施例を示
す平面図、第7図は本発明の第2の実施例を示す
平面図である。 10……断面U字型の桁、11……浮上用地上
コイル、12……推進案内用地上コイル、13…
…案内レール、14……走行路、17,171…
…台車、20……台車17の車輪、22……基
盤、23……転換軌跡に沿うように設けられたレ
ール、25,25′,26……レールの弾性曲げ
装置、31……1対の台車の対向内側を連絡する
チエーン又はリンク、32……一方の台車の外側
に1端を固定されたチエーン、33……他の台車
の外側に1端が固定された他のチエーン、34…
…固定チエーンスプロケツト、35,44……移
動チエーンスプロケツト、37……チエーン32
の他端固定点、38,40,49,52……シリ
ンダ、39……シリンダ38のロツド、41……
シリンダのロツド、45……他の固定チエーンス
プロケツト、46……他のチエーン33の他端固
定点、48……1対の台車のうちの1方の台車の
外側に1端が固定されたリンク、51……移動桁
の移動方向へ前進、後退するシリンダ49のロツ
ド、53……1対の台車のうちの他方の台車の外
側に先端が固定されるシリンダ52のロツド、2
21……ロツク用長孔、241……ロツク用ロツ
ド。
めの断面図、第2図aは磁気浮上走行鉄道の好ま
しい分岐装置における本線軌道構成時の状態を示
す平面図、第2図bは分岐線軌道構成時の状態を
示す平面図、第3図は第2図bに示す磁気浮上走
行鉄道の詳細を示す平面図、第4図は第3図にお
ける分岐用移動桁と台車との機構的関係を示す側
面図、第5図aおよびbは第3図における固定U
型軌道の案内レールとそれと接続される移動桁の
案内レールとの連結部の詳細を示す、それぞれ側
面図および正面図、第6図は本発明の実施例を示
す平面図、第7図は本発明の第2の実施例を示す
平面図である。 10……断面U字型の桁、11……浮上用地上
コイル、12……推進案内用地上コイル、13…
…案内レール、14……走行路、17,171…
…台車、20……台車17の車輪、22……基
盤、23……転換軌跡に沿うように設けられたレ
ール、25,25′,26……レールの弾性曲げ
装置、31……1対の台車の対向内側を連絡する
チエーン又はリンク、32……一方の台車の外側
に1端を固定されたチエーン、33……他の台車
の外側に1端が固定された他のチエーン、34…
…固定チエーンスプロケツト、35,44……移
動チエーンスプロケツト、37……チエーン32
の他端固定点、38,40,49,52……シリ
ンダ、39……シリンダ38のロツド、41……
シリンダのロツド、45……他の固定チエーンス
プロケツト、46……他のチエーン33の他端固
定点、48……1対の台車のうちの1方の台車の
外側に1端が固定されたリンク、51……移動桁
の移動方向へ前進、後退するシリンダ49のロツ
ド、53……1対の台車のうちの他方の台車の外
側に先端が固定されるシリンダ52のロツド、2
21……ロツク用長孔、241……ロツク用ロツ
ド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 断面U字形の桁の両側上面に案内レールを設
け、対向する内側面に推進案内用地上コイルを、
又内側底面に2列の走行路および2列の浮上用地
上コイルを、走行路方向に亘つて所定間隔をへだ
てて配置したものを台車上に載置したことからな
る移動桁を、所定間隔をへだてて連続的に配置し
て転換軌道を構成し、上記台車は当該移動桁の転
換軌道に沿うように設けられたレール上を移動す
る車輪を具えており、又移動桁にはそれに設けら
れている案内レールが正規の分岐曲線を保持でき
るように、当該案内レールの側面から弾性曲げを
与える弾性曲げ装置と、移動桁が正規の本線軌道
又は分岐軌道を構成した時、基盤の所定位置に設
けられたロツク用長孔に嵌入可能なロツク用ロツ
ドを設けたものにおいて、隣接する移動桁の両側
端部を1対の台車上に搭載し、上記1対の台車の
対向内側をチエーン又はリンクで連結し、1方の
台車の上記チエーン又はリンクに対応する外側
に、チエーンの1端を固定し、その他端を移動桁
移動方向に設けられた固定チエーンスプロケツ
ト、および中心軸がシリンダのロツド先端に回動
自在に取付けられた移動チエーンスプロケツトを
介して所定点で固定し、1方、他の台車の上記チ
エーン又はリンクに対応する外側にも、他のチエ
ーンの1端を固定し、その他端を移動桁移動方向
に設けられた固定チエーンスプロケツトおよびそ
の中心軸がシリンダのロツドの先端に回動自在に
取付けられ移動チエーンスプロケツトを介して所
定点で固定し、上記1対のシリンダのロツドのう
ちのいずれかのロツドの前進、後退によつて移動
桁を本線軌道位置又は分岐線軌道位置に移動させ
るようにした磁気浮上走行鉄道の軌道分岐装置に
おける分岐用移動桁の移動装置。 2 本線軌道を構成したとき、1対のシリンダの
ロツドがともにシリンダ内に引込まれるように設
定した特許請求の範囲第1項記載の磁気浮上走行
鉄道の軌道分岐装置における分岐用移動桁の移動
装置。 3 断面U字形の桁の両側上面に案内レールを設
け、対向する内側面に推進案内用地上コイルを、
又内側底面に2列の走行路および2列の浮上用地
上コイルを、走行路方向に亘つて所定間隔をへだ
てて配置したものを台車上に載置したことからな
る移動桁を、所定間隔をへだてて連続的に配置し
て転換軌道を構成し、上記台車は当該移動桁の転
換軌道に沿うように設けられたレール上を移動す
る車輪を具えており、又移動桁には、それに設け
られている案内レールが正規の分岐曲線を保持で
きるように、当該案内レールの側面から弾性曲げ
を与える弾性曲げ装置と、移動桁が正規の本線軌
道又は分岐軌道を構成した時、基盤の所定位置に
設けられたロツク用長孔に嵌入可能なロツク用ロ
ツドを設けたものにおいて、隣接する移動桁の両
側端部を1対の台車上に搭載し、上記1対の台車
の対向内側をチエーン又はリンクで連結し、1方
の台車の上記チエーン又はリンクに対応する外側
に、リンクの1端を固定し、その他端を移動桁の
移動方向へ前進、後退するシリンダのロツドの先
端に固定し、1方、他の台車の上記チエーン又は
リンクに対応する外側には、移動桁移動方向に前
進、後退するシリンダのロツドの先端を固定し、
上記1対のシリンダのロツドのうちのいずれかの
ロツドの前進、後退によつて移動桁を本線軌道位
置又は分岐線軌道位置に移動させるようにした磁
気浮上走行鉄道の軌道分岐装置における分岐用移
動桁の移動装置。 4 断面U字形の桁の両側上面に案内レールを設
け、対向する内側面に推進案内用地上コイルを、
又内側底面に2列の走行路および2列の浮上用地
上コイルを、走行路方向に亘つて所定間隔をへだ
てて配置したものを台車上に載置したことからな
る移動桁を、所定間隔をへだてて連続的に配置し
て転換軌道を構成し、上記台車は当該移動桁の転
換軌道に沿うように設けられたレール上を移動す
る車輪を具えており、又移動桁にはそれに設けら
れている案内レールが正規の分岐曲線を保持でき
るように、当該案内レールの側面から弾性曲げを
与える弾性曲げ装置と、移動桁が正規の本線軌道
又は分岐軌道を構成した時、基盤の所定位置に設
けられたロツク用長孔に嵌入可能なロツク用ロツ
ドを設けたものにおいて、2種類の移動桁移動装
置を具え、第1の移動桁移動装置は、隣接する移
動桁の両側端部を1対の台車上に搭載し、上記1
対の台車の対向内側をチエーン又はリンクで連結
し、1方の台車の、上記チエーン又はリンクに対
応する外側に、チエーンの1端を固定し、その他
端を移動桁移動方向に設けられた固定チエーンス
プロケツト、および中心軸がシリンダのロツド先
端に回転自在に取付けられた移動チエーンスプロ
ケツトを介して所定点で固定し、1方、他の台車
の上記チエーン又はリンクに対応する外側にも、
他のチエーンの1端を固定し、その他端を移動桁
移動方向に設けられた固定チエーンスプロケツト
およびその中心軸がシリンダのロツドの先端に回
動自在に取付けられ移動チエーンスプロケツトを
介して所定点で固定し、上記1対のシリンダのロ
ツドのうちの、いずれかのロツドの前進、後退に
よつて移動桁を本線軌道位置又は分岐線軌道位置
に移動させるように構成され、第2の移動桁移動
装置は、隣接する移動桁の両側端部を1対の台車
上に搭載し、上記1対の台車の対向内側をチエー
ン又はリンクで連結し、1方の台車の上記チエー
ン又はリンクに対応する外側に、リンクの1端を
固定し、その他端を移動桁の移動方向へ前進、後
退するシリンダのロツドの先端に固定し、1方、
他の台車の上記チエーン又はリンクに対応する外
側には、移動桁移動方向に前進、後退するシリン
ダのロツドの先端を固定し、上記1対のシリンダ
のロツドのうちのいずれかのロツドの前進、後退
によつて移動桁を本線軌道位置又は分岐線軌道位
置に移動させるように構成され、第1の移動桁移
動装置を転換軌道を構成する移動桁のうち、移動
量の大きい移動桁の移動装置として、第2の移動
桁移動装置を移動量の小さい移動桁の移動装置と
して用いるようにした磁気浮上走行鉄道の軌道分
岐装置における分岐用移動桁の移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP668283A JPS59134202A (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 磁気浮上走行鉄道の軌道分岐装置における分岐用移動桁の移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP668283A JPS59134202A (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 磁気浮上走行鉄道の軌道分岐装置における分岐用移動桁の移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59134202A JPS59134202A (ja) | 1984-08-01 |
JPH0317001B2 true JPH0317001B2 (ja) | 1991-03-07 |
Family
ID=11645127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP668283A Granted JPS59134202A (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | 磁気浮上走行鉄道の軌道分岐装置における分岐用移動桁の移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59134202A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0213205A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-17 | Jisouki Kaihatsu:Kk | 中央案内用可撓分岐器 |
JPH0640405Y2 (ja) * | 1988-11-01 | 1994-10-19 | 株式会社ダイフク | リニアモーター駆動の搬送装置 |
-
1983
- 1983-01-20 JP JP668283A patent/JPS59134202A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59134202A (ja) | 1984-08-01 |
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