JPH03169875A - ハロゲン置換アリルアミン誘導体 - Google Patents

ハロゲン置換アリルアミン誘導体

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JPH03169875A
JPH03169875A JP30827189A JP30827189A JPH03169875A JP H03169875 A JPH03169875 A JP H03169875A JP 30827189 A JP30827189 A JP 30827189A JP 30827189 A JP30827189 A JP 30827189A JP H03169875 A JPH03169875 A JP H03169875A
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JP
Japan
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group
ring
atom
formula
lower alkyl
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Application number
JP30827189A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hayashi
正弘 林
Toshio Kamei
亀井 敏夫
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MSD KK
Original Assignee
Banyu Phamaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 L粟上曵剋里公亘 本発明は新規なハロゲン置換アリルアミン誘導体に関し
、更に詳しくは、医薬の分野、特には、噛乳動物のスク
アレン・エボキシダーゼを選択的に阻害し、且つ、高コ
レステロール血症、高脂血症ひいては動脈硬化症の治療
及び予防の分野で有用なハロゲン置換アリルアミン誘導
体及びその塩、並びにその用途に関するものである。
k来曵抜術 近年、人口の高齢化及び食生活の変化等により、動脈硬
化症並びにそれに伴う各種冠及び脳動脈系疾患の発生頻
度の増加が指摘されている。この動脈硬化症の発生には
各種の要因が考えられているが、特には、血中コレステ
ロールの増加が最も主要な危険因子の1つである。事実
、各種の作用機序を有する血中コレステロール低下剤が
開発され、既に、その一部は臨床的にも応用されている
[エイジェンツ・ユーズド・ツー・トリート・ハイバー
リビデミア、ドラッグ・エバリュエイションズ・シック
ス・エディッション(Agents Used to 
TreatHyperlfpidemia,Drug 
Evaluations 6th edition),
903−926 (19g6)]。また、これら血中コ
レステロール低下剤の中では、生体内に於けるコレステ
ロールの生合成阻害剤が、その明確な作用機序と切れ味
の鋭さで高い評価を受けている[ブロシーディング・ナ
ショナル・アカデミー・サイエンス(Proc.Nat
l.Acad.Sci.) , 77,395?(19
80)コ。しかし、現在知られているコレステロール生
合威阻害剤は、コレステロール生合成過程の初期あるい
は後期の阻害剤であるため、コレステロールの合戒を阻
害すると同時に生理的に重要な種々の代謝物の生成をも
抑制したり、また阻害により生じる代謝物自体が他の疾
病の原因となる等の問題点を有する。
本発明者等は、先に、一連の置換アリルアミン誘導体が
補乳動物のコレステロール生合成系の中期に位置するス
クアレン・エボキシダーゼを選択的に阻害し、その結果
、既存のコレステロール生合威阻害剤とは作用機序が全
く異なる新たな高コレステロール血症、高脂血症、ひい
ては動脈硬化症の治療及び予防剤として有用であること
を報告した[特願昭63−296840、欧州特許公開
318860号]。
なお、噛乳動物のスクアレン・エボキシダーゼ阻害剤に
ついては、本発明者等に係わる報告以外にも最近いくつ
かの報告が見られるが、記載されている化合物の活性は
著しく低いものである[ジャーナル・オブ・ケミカル・
リサーチ・シノブセス(J.Chem.Researc
h(s)), 18−19 (1988);ジャーナル
・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(J. A
m. Chem.Soc.), 111.1508−1
510 (1989) ;ジャーナル・オブ・メディシ
ナル・ケミストリ−(J.Med.Chem.), 3
2.2152−2158(1989) :特開昭64−
3144号公報]。
が      ゜   る一 本発明の主たる目的の1つは、既存の抗コレステロール
剤に比べて、より安全性が高く、且つ、優れたコレステ
ロール生合成阻害作用を有する抗高コレステロール血症
剤、抗高脂血症剤、ひいては動脈硬化症の治療及び予防
剤を提供せんとするものである。
′ たの 本発明者等は、先に、一連の置換アリルアミン誘導体が
、噛乳動物のスクアレン・エボキシダーゼを選択的に阻
害し、且つ、強力な抗コレステロール作用を有すること
を報告した[特願昭63−296840、欧州特許公開
318860号]。今回、更に鋭意研究を重ねた結果、
下記一般式[I]で表される、二重結合の炭素上にハロ
ゲン原子を有する置換アリルアミン誘導体が、先に報告
した化合物群に比べて更に優れた薬効及び安全性を有す
ることを発見し、本発明を完威した。即ち、本発明は一
般式[式中、AI及びA2は同一又は異なってメチン基
、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を示し,Ql及びQ
3は同一又は異なって窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
からなる群から選ばれる1個又は2個のへテロ原子を含
んでいてもよく、且つ、隣接する炭素原子及びAI又は
A才と共に5員又は6員の芳香環を形成する基を示し:
X及びYは同一又は異なっていてもよく、各々、酸素原
子、硫黄原子、カルポニル基、式:−CHR″−(ここ
で R6は水素原子又は低級アルキル基を示す)で表さ
れる基又は式:−NR”− (ここで、Rbは水素原子
又は低級アルキル基を示す)で表される基を示すか、或
いはX及びYの両者が一緒になってビニレン基若しくは
エチニレン基を示し,Rlは窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子からなる群から選ばれる1個〜4個のへテロ原子
を含む5員又は6員の複素環基を示し;R″はフッ素原
子を含んでいてもよい低級アルキル基を示し;R3及び
R4は水素原子又はハロゲン原子を示し,Rl及びR6
は同一又は異なって低級アルキル基を示すか、或いは両
者が結合して隣接する炭素原子と共にシクロアルカンを
形威する基を示し;R7は水素原子、低級アルキル基又
は低級アルコキシ基を示し;R″及びR9は同一又は異
なって水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、低
級アルキル基又は低級アルコキシ基を示す。但し、R3
及びR4は同時に水素原子ではなく、また、X及びYの
どちらか一方が酸素原子、硫黄原子又は式:−NRゝ−
(ここで、R1は前記の意味を有する)で表される基を
示す場合、他方はカルボニル基又は式: −CHR’−
 (ここで、R1は前記の意味を有する)で表される基
を示す]で表されるハロゲン置換アリルアミン誘導体及
びその無毒性塩、その製造法並びに高コレステロール血
症、高脂血症及び動脈硬化症の処置におけるその用途を
提供するものである。
次に、この明細書の記載において言及される各種用語の
定義及びその具体的な例について説明する。
[低!&]なる語は、この語が付された基又は化合物の
炭素数が6個以下、好ましくは4個以下であることを意
味するのに用いる。従って低級アルキル基としては、例
えばメチル基、エチル基、プロビル基、イソブロビル基
、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ter
t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペン
チル基、ヘキシル基等の炭素数1個〜6個の直鎖又は分
岐状のアルキル基が挙げられ、また、低級アルコキシ基
としては、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、インブロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基又はtert−ブトキシ基等の
炭素数1個〜4個の直鎖又は分岐状のアルコキシ基が挙
げられる。シクロアルカンとは炭素数3個〜6個のシク
ロアルカンを意味し、具体的にはシクロプロパン、シク
ロブタン、シクロペンタン又はシクロヘキサンが挙げら
れる。ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子又はヨウ素原子を意味する。
次に、前記一般式[I]で表される本発明の化合物を更
に具体的に開示するため、式[I]に於いて用いられる
各種記号につき、その好適な具体例を挙げて更に詳細に
説明する。
R1で示されうる窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から
なる群から選ばれる1個〜4個のへテロ原子を含む5員
又は6員の複素環基としては、例えばビロリル基、フリ
ル基、チェニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル
基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基
、ビラゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル
基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、フラザニル基、
ピリジル基、ビリダジニル基、ピリミジニル基、ビラジ
ニル基、トリアジニル基等の芳香族複素環基、例えばジ
ヒドロチェニル基、テトラヒド口チェニル基、ビロリニ
ル基、ピロリジニル基、オキサゾリニル基、オキサゾリ
ジニル基、イソオキサゾリニル基、イソオキサゾリジニ
ル基、チアゾリニル基、チアゾリジニル基、イソチアゾ
リニル基、イソチアゾリジニル基、1,2−ジチオラニ
ル基、1,3−ジチオラニル基、■,2−ジチオリル基
、l,3−ジチオリル基、ジヒドロチオビラニル基、テ
トラヒド口チオビラニル基、l,4−ジチアニル基、1
.4−ジチイニル基、1.4−オキサチイニル基又はチ
オモルホリニル基等の非芳香族複素環基等が挙げられ、
このうち、チェニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、
イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基
、イミダゾリル基、ピリジル基又はジヒドロチェニル基
等が好ましく、更に、特には3−チェニル基、1ーピロ
リル基、5−オキサゾリル基、4−イソオキサゾリル基
、5−インオキサゾリル基、4−チアゾリル基、5一チ
アゾリル基、3−イソチアゾリル基、4−インチアゾリ
ル基、5−イソチアゾリル基、3−ピリジル基、2.3
−ジヒドロー4−チェニル基、2,5−ジヒドロ−3−
チェニル基等が好ましい。
X及びYは、前述のとおり、同一又は異なっていてもよ
く、各々、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、式: 
−CI{?− .(ここで、R“は水素原子又は低級ア
ルキル基を示す)で表される基又は式: −NRゝ一(
ここで、R1′は水素原子又は低級アルキル基を示す)
で表される基を示すか、或いはX及びYがー賭になって
ビニレン基若しくはエチニレン基を示し、但し、X及び
Yのどちらか一方が酸素原子、硫黄原子又は式: −N
R”−で示される基を示す場合、他方はカルポニル基又
は式: −CH?一で示される基を示すが、式:−x−
y−で示される基としては、具体的には、式: − (
CHR”).−, −CHR”0−, −OCHR’−
, −CHR’S−, −SCII1?’−,−CHR
’NR’−, −NR”CHR”−, 一CHR’CO
−, −COCHR’−, −Coo−, −OCO−
,一COS−, −SCO−, −CONR”−, −
NR’CO−, 一CH=CH−, −(:= c− 
(式中、R1及びR1は前記の意味を有する)で表され
る基を意味し、このうち、特に、エチレン基、(E)一
ビニレン基、式:−CH.0−で表される基、式: −
OCR,−で表される基、式:−CH.S−で表される
基、式: −SCH.−で表される基、式:−C}l.
NH−で表される基若しくは式:−NHCH.−で表さ
れる基が好ましい。
Rzはフッ素原子を含んでいてもよい低級アルキル基を
示し、具体的には、例えばメチル基、エチル基、プロビ
ル基、イソプロビル基、ブチル基、イソブチル基、ペン
チル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、
l−フルオロエチル基、2一フルオロエチル基、1.1
−ジフルオロエチル基、1.2−ジフルオ口エチル基、
2,2−ジフルオロエチル基、2, 2. 2−トリフ
ルオロエチル基、3−フルオロブロビル基、2,2−ジ
フルオ口プロビル基、2−フルオローl−メチルエチル
基、3,3.3−トリフルオローI−メチルエチル基、
4−フルオロブチル基、5−フルオロペンチル基等の1
個〜3個のフッ素原子を含んでいてもよい炭素数1個〜
5個の直鎖又は分岐状の低級アルキル基を挙げることが
でき、このうち、特に、Rtの置換基としては、メチル
基、エチル基、プロビル基、2−フルオロエチル基又は
2, 2. 2− }リフルオ口エチル基が好ましい。
Rs及びR4は水素原子又はハロゲン原子を示し、好ま
しいハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子又はヨウ素原子を挙げることができ、この
うち、特に、フッ素原子又は塩素原子が好ましく、さら
にフッ素原子が最も好ましい。
Re及びR6は同一又は異なって低級アルキル基を示す
か、或いは両者が結合して隣接する炭素原子と共にシク
ロアルカンを形成する基を示し、好ましい低級アルキル
基としては、例えばメチル基、エチル基、プロビル基又
はブチル基等の炭素数1個〜4個の直鎖の低級アルキル
基を挙げることができ、また好ましいシクロアルカンと
しては、例えばシクロプロパン、シクロブタン、シクロ
ベンクン又はシクロヘキサン等の炭素数3個〜6個のシ
クロアルカンを挙げることができる。このうち、特に、
Rl1及びR6の置換基としては、メチル基、エチル基
、プロビル基又は隣接する炭素原子と共にシクロブロバ
ン環を形成する基が好ましく、さらにメチル基が最も好
ましい。
R7は水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキシ基
を示し、好ましい低級アルキル基としては、例えばメチ
ル基、エチル基、プロビル基、イソプロビル基、ブチル
基、イソブチル基、see−ブチル基、tart−ブチ
ル基又はベンチル基等の炭素数1個〜5個の直鎖又は分
岐状の低級アルキル基を挙げることができ、好ましい低
級アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、ブ
ロポキシ基、インプロボキシ基、ブトキシ基、イソブト
キシ基、sec−ブトキシ基又はtert−ブトキシ基
等の炭素数1個〜4個の直鎖又は分岐状のアルコキシ基
が挙げられる。
このうち、特に、メチル基、エチル基、プロビル基、イ
ソプロビル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
又はイソブロボキシ基が好ましく、更にメチル基、エチ
ル基、メトキシ基又はエトキシ基が最も好ましい。
環としては、同一又は異なってベンゼン環、ピロール環
、フラン環、チオフェン環、オキサゾール環、イソオキ
サゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、イミダ
ゾール環、1,3.4−オキサジアゾール環、1, 3
. 4−チアジアゾール環、ビリジン環、ピリダジン環
、ピリミジン環、ビラジン環又はトリアジン環等の窒素
原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる1
個〜3個のへテロ原子を含んでいてもよい芳香環である
ことが好ましく、このうち、式:1 オフェン環が特に好ましい。
また、該芳香環は、通常無置換の場合が最も好ましいが
、場合により、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、低級
アルキル基又は低級アルコキシ基等の置換基で置換され
ていてもよく、それ等置換基の例としては、例えば水酸
基、フッ素原子、塩素原子、メチル基、エチル基、メト
キシ基等が挙げられる。
かくして、本発明により提供される化合物において、好
適な例としては、Rlがピロリル基、フリル基、チェニ
ル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリ
ル基、イソチアゾリル基、イミダゾリル基、ビラゾリル
基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾ
リル基、テトラゾリル基、フラザニル基、ビリジル基、
ビリダジニル基、ビリミジニル基、ビラジニル基、トリ
アジニル基、ジヒドロチェニル基、テトラヒドロチェニ
ル基、ビロリニル基、ビロリジニル基、オキサゾリニル
基、オキサゾリジニル基、イソオキサゾリニル基、イソ
オキサゾリジニル基、チアゾリニル基、チアゾリジニル
基、イソチアゾリニル基、インチアゾリジニル基、1.
2−ジチオラニル基、l3−ジチオラニル基、1.2−
ジチオリル基、1,3−ジチオリル基、ジヒドロチオビ
ラニル基、テトラヒド口チオビラニル基、1,4−ジチ
アニル基、!,4−ジチイニル基、l,4−オキサチイ
ニル基又はチオモルホリニル基であり; 又は6員の芳香環が同一又は異なってベンゼン環、ビロ
ール環、フラン環、チオフェン環、オキサゾール環、イ
ソオキサゾール環、チアゾール環、インチアゾール環、
イミダゾール環、1, 3. 4−オキサジアゾール環
、1,3.4−チアジアゾール環、ピリジン環、ピリダ
ジン環、ビリミジン環、ピラジン環又はトリアジン環で
あり;X及びYが同一又は異なっていてもよく、各々、
酸素原子、硫黄原子、カルポニル基、式:−CH♂一(
ここで、Raは水素原子又は低級アルキル基を示す)で
表される基又は式: −NR’−(ここで、Rbは水素
原子又は低級アルキル基を示す)で表される基であるか
、或いはX及びYの両者が一緒になってビニレン基若し
くはエチニレン基[但し、X及びYのどちらか一方が酸
素原子、硫黄原子又は式: −NR”− (ここで、R
’は前記の意味を有する)で表される基を示す場合、他
方はカルボニル基又は式:−CHR″一(ここで、R1
は前記の意味を有する)で表される基である]であり,
R4がフッ素原子を含んでいてもよい低級アルキル基で
あり,Rl及びR4が水素原子又はハロゲン原子[但し
、R1及びR4は同時に水素原子ではない]であり;R
l及びR6が同一又は異なって低級アルキル基であるか
、或いは両者が結合して隣接する炭素原子と共にシクロ
アルカンを形成する基であり,R7が水素原子、低級ア
ルキル基又は低級アルコキシ基であリ;Rs及びR9が
同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シ
アノ基、低級アルキル基又は低級アルコキシ基である前
記一般式[I]の置換アリルアミン誘導体が挙げられる
。これらのンゼン環又はチオフェン環であるものが好ま
しく、更には、R′がチェニル基、ピロリル基、オキサ
ゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチ
アゾリル基、イミダゾリル基、ピリジル基又で表される
芳香環がベンゼン環又はチオフェン環ゼン環、ビロール
環、フラン環、チ牙フェン環、オキサゾール環、インオ
キサゾール環、チアゾール環、インチアゾール環、イミ
ダゾール環、1,3.4−オキサジアゾール環、1, 
3. 4−チアジアゾール環、ビリジン環、ビリダジン
環、ビリミジン環、ビラジン環又はトリアジン環である
ものが好ましく、このうち、特に、R′が3−チェニル
基、l−ピロリル基、5−オキサゾリル基、4−イソオ
キサゾリル基、5−イソオキサゾリル基、4−チアゾリ
ル基、5−チアゾリル基、3−イソチアゾリル基、4−
イソチアゾリル基、5−イソチアゾリル基、3−ビリジ
ル基、2.3−ジヒドロー4−チェニル基又は2,5−
ジヒドロ−3−チェニル基であれる芳香環がベンゼン環
、フラン環、チオフエン環、オキサゾール環、インオキ
サゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、1,3
.4−オキサジアゾール環、1,3.4−チアジアゾー
ル環、ビリジン環、ビリダジン環、ビリミジン環又はピ
ラジン環であるものが好ましい。
さらに好ましい化合物群としては、R1が3−チェニル
基、l−ビロリル基、5−才キサゾリル基、4−イソオ
キサゾリル基、5−イソオキサゾリル基、4−チアゾリ
ル基、5−チアゾリル基、3−イソチアゾリル基、4−
イソチアゾリル基、5−イソチアゾリル基、3−ビリジ
ル基、2.3−ジヒドロー4−チェニル基又は2.5−
ジヒドロ−3−チェニル基であり;Xがメチレン基であ
り、Yがメチレン基、酸素原子、硫黄原子又はイミノ基
であるか、若しくはYがメチレン基であり、Xがメチレ
ン基、酸素原子、硫黄原子又はイミノ基であるか、或い
はX及びYの両者が一緒で表される芳香環がベンゼン環
又はチオフェン環ゼン環、フラン環、チオフェン環、オ
キサゾール環、インオキサゾール環、チアゾール環、イ
ソチアゾール環、1, 3. 4−オキサジアゾール環
、1, 3. 4−チアジアゾール環、ビリジン環、ビ
リダジン環、ピリミジン環又はピラジン環であり;R2
が1個〜3個のフッ素原子を含んでいてもよい炭素数1
個〜5個の低級アルキル基であり;Rs及びR4が水素
原子又はハロゲン原子[但し、R8及びR4は同時に水
素原子ではない]であり:R“及びR@が同一又は異な
って低級アルキル基であるか、或いは両者が結合して隣
接する炭素原子と共にシクロアルカンを形戒する基であ
り;R7が水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキ
シ基であり,R6及びR9が同一又は異なって水素原子
、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、低級アルキル基又
は低級アルコキシ基である化合物である。このうち、特
に、R1が3−チェニル基、l−ピロリル基、5−オキ
サゾリル基、4−イソオキサゾリル基、5−イソオキサ
ゾリル基、4−チアゾリル基、5−チアゾリル基、3−
イソチアゾリル基、4一イソチアゾリル基、5−イソチ
アゾリル基、3−ピリジル基、2,3−ジヒドロ−4−
チェニル基、2,5−ジヒド▲ る芳香環がベンゼン環又はチオフェン環で、且つ、17 ラン環、チオフェン環、オキサゾール環、イソオキサゾ
ール環、チアゾール環、イソチアゾール環、1, 3.
 4−オキサジアゾール環、1, 3. 4−チアジア
ゾール環、ビリジン環、ビリダジン環、ビリミジン環又
はビラジン環であり,R2がメチル基、エチル基、プロ
ビル基、2−フルオロエチル基又は2, 2. 2− 
トリフルオロエチル基であり,RA及びR4が水素原子
、フッ素原子又は塩素原子[但し、Rs及びR4は同時
に水素原子ではない]であり,RS及びR6がメチル基
であり,R?がメチル基、エチル基、メトキシ基又はエ
トキシ基であり;R1及びReが水素原子である化合物
が好ましい。
前記式[I]のハロゲン置換アリルアミ・ン誘導体は、
酸付加塩の形で存在することができ、そのような酸付加
塩としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素
酸塩、硫酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩若しくはリン酸塩等
の無機酸塩;又は、例えばp−}ルエンスルホン酸塩、
ベンゼンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、シュウ酸
塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩若
しくはマレイン酸塩等の有機酸塩が挙げられ、特に製薬
学上許容され得る無毒性の塩が好ましい。また、本発明
の式[I]の化合物は、その置換基の態様によっては、
幾何異性体又は光学異性体が存在する場合があるが、本
発明は、これ等の立体異性体も包含する。
次に、本発明に係わる化合物の一般的製造法について説
明する。
本発明の式[I]の化合物は、例えば下記の製法A%B
及びCのいずれかの方法を用いて製造することができる
[製法A] [ff] [I11] [I1 [製法B] [製法C] [I] [式中、2は脱H基’tt示L/ : * f= A’
 , A”、Q1、Q2、R1、R2、R3、R′、R
8, R6、R7、R8、R9、X及びYは前記の意味
を有する] 上記製法A,B及びCは、いずれも有機合成化学の分野
でよく知られたアミン類のアルキル化反応であり、従っ
て、それ自体公知の通常の手段を用いて行なうことがで
きる。通常、反応はいずれの場合も反応に悪影響を及ぼ
さない溶媒、例えばベンゼン、トルエン若しくはキシレ
ン等の芳香族炭化水素;例えばエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン若しくはジオキサン等のエーテル類;例え
ば塩化メチレン、クロロホルム若しくはジクロルエタン
等のハロゲン化炭化水素;例えばエタノール若しくはイ
ソブロパノール等のアルコール類;ジメチルホルムアミ
ド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド又はそれら
の混合物を使用して、通常、製法Aの場合、化合物[旧
及び化合物[II[]を、製法Bの場合、化合物[IV
]及び化合物[V]を、また製法Cの場合、化合物[V
I]及び化合物[■]を、等モル比又はいずれか一方を
少過剰反応させることにより行なわれる。この時採用さ
れる反応条件としては、反応温度は一般に−20℃から
溶媒の沸点まで、好ましくは室温〜150°Cまでであ
り、また反応時間は、通常、5分間〜10日間、好まし
くは1〜24時間とすることができる。またこの反応で
は、反応を円滑に進めるために塩基の存在下に行なうこ
とが有利であり、その際使用される塩基としては、例え
ば水素化ナトリウム、水素化リチウム若しくは水素化カ
リウム等の水素化アルカリ金属;例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム若しくは水酸化カルシウム等のアル
カリ金属若しくはアルカリ土類金属水酸化物;例えば炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム若しくは炭酸水素ナトリウ
ム等の炭酸アルカリ金属塩;又は例えばトリエチルアミ
ン若しくはビリジン等の有機アミン類等が挙げられる。
これら塩基の使用量は、一般には、各原料化合物に対し
て等モルか又は過剰量、好ましくは1〜2モルである。
なお、上記製法において、原料として使用される式[■
]〜[VI]の化合物中に、反応に関与すろ水酸基、メ
ルカブト基又はアミノ基とは別に、水酸基又はアミノ基
等の反応性官能基が共存する場合は、必要があればこれ
ら反応性官能基を適宜保護した後に反応を行ない、反応
後にこれら保護基を脱離することができる。その際使用
される保護基としては、酸性又はアルカリ性条件下での
加水分解により容易に脱離されるもの、例えばメトキシ
メチル基、テトラヒド口ビラニル基、トリチル基、ジメ
チル(tert−ブチル)シリル基、ホルミル基、アセ
チル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基
又はtert−ブトキシカルボニル基等が挙げられる。
以上の工程で得られる本発明の目的化合物[I]は、例
えばカラムクロマトグラフイー、溶媒抽出又は再結晶等
を単独又は適宜組み合せて行なうことにより単離精製す
ることができる。更に、必要により、一般式[I]で表
される本発明の化合物の遊離塩基をその酸付加塩に変換
したり、またその逆に酸付加塩をその遊離塩基に変換す
ることができる。式[I]の化合物の遊離塩基をその酸
付加塩に変換する工程、また、酸付加塩をその遊離塩基
に変換する工程は、それぞれに対応する酸又は塩基を用
いて通常の方法により容易に行なうことができる。
なお、Zで示される脱離基としては、例えば塩素原子、
臭素原子若しくはヨウ素原子等のハロゲン原子、又は例
えばメタンスルホニルオキシ基若しくはp一トルエンス
ルホニルオキシ基等の有機スルホニルオキシ基が挙げら
れる。
上記製法A−Cで用いられる原料化合物[II]〜[■
]は、市販品として購入するか又は特開昭63−505
9号公報に記載の製法、本発明者等が先に報告した製法
[特願昭63−296840、欧州特許公開31886
0号参照]、或いはそれらに準ずる方法等により製造入
手することができる。
一般式[I]で表される本発明の化合物は、噛乳動物の
スクアレン・エボキシダーゼを極めて選択的、且つ、強
力に阻害し、抗高コレステロール血症剤、抗高脂血症剤
、ひいては抗動脈硬化剤としての用途が期待される有用
な化合物である。
このことを立証するために、以下に薬理試験例を挙げて
説明する。
薬理試験例1 ス アレン・エポキシ ーゼ 宙 (1)スクアレン・エポキシダーゼの調製ヒトのスクア
レン・エボキシダーゼはジャーナル・オブ・バイオロジ
カル・ケミストリ−(J. Biol.Chem. )
第245巻、第1670頁(1970年);同第250
巻、第1572頁(1975年)に記載の方法に準じて
調製する。
即ち、ヒューマン へバトーマ(Hep−02)細胞を
5%二酸化炭素混合空気下37℃で培養する。培養終了
後細菌をかき取り遠心分離により採取する。0.IMT
ris−HCIl緩衝液(pH7.5)に懸濁し(lx
 10’ cell/mA’)ホモジナイズし、975
0XgでlO分間遠心分離する。
得られた上清をさらに105000Xgで1時間遠心分
離し、ついで沈渣を0. IM Tris−HCji!
緩衝液(pH7.5)で洗浄した後、105000Xg
で1時間遠心分離する。得られたミクロソームを、蛋白
fi 20mg/ mllになるよう0,IMTris
−HC4緩衝液(pH7。5)に懸濁し、水冷下1%ト
リトンX−100の存在下、撹拌して可溶化する。この
可溶化処理後、1 mM EDTA及び1mMジチオス
レイトールテトリト:/X−100濃度を0. 125
% i.1m希釈し、105000Xgで1時間遠心分
離する。得られた上清をスクアレン・エポキシダーゼ画
分として、後記の試験に使用する。
(2)スクアレン・エポキシダーゼ活性の測定法ヒトの
スクアレン・エボキシダーゼ活性の測定は、ジャーナル
・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Bio
l. Chera. )第245巻、第1670頁(1
970年)に記載の方法に準じて行なう。
即ち、(1)で調製したスクアレン・エボキシダーゼ画
分の0.2mji!  [蛋白量0.4mg , 0.
 1%トリトンX−100、20μM Tris−HC
j?緩衝液(pH7.5)] 、100uM FAD,
  1 mM NADPH,  1 mM EDTA及
び8μM’H−スクアレンートウイーン80懸濁液から
なる溶液に試験薬剤のジメチルスルホキシド溶液3μl
を加え、全量を0. 3mlとし、37℃で60分間振
盪反応させる。lO%水酸化カリウムーメタノール溶液
0. 3mlを加えて反応を停止させ、75℃で1時間
加熱する。次いで非ケン化物質を石油エーテルで抽出し
た後、窒素気流下濃縮乾固する。得られた残渣を少量の
エチルエーテルに溶かしてPre−coated Si
licagel  TLCにスポットし、ベンゼンー酢
酸エチル(99. 5:0. 5)で展開する。なお生
威したIH−スクアレンー2,3−エポキシドのTCL
における位置はエルゴステロールアセテートをマーカー
として確認し、TLCの′H−スクアレン−2,3−エ
ポキシド部分を切り取る。該TLC片はトルエン系シン
チレーターに浸し、液体シンチレーションカウンターで
測定する。これにより、本発明化合物のスクアレン・エ
ポキシダーゼに対する50%阻害濃度(IC,値)を求
め、その結果を次の表に示す。
表 ヒト スクアレン・エボキシダーゼ阻害作用以上の
結果から明らかな如く、本発明の化合物はスクアレン・
エポキシダーゼを強力に阻害して、コレステロールの生
合成を阻害することから、コレステロールの生合成機構
の冗進により惹起される各種疾患、例えば肥満、高脂血
症及び動脈硬化症等の疾患の治療及び予防に有効である
。また本発明化合物のスクアレン・エボキシダーゼ阻害
作用は、真菌等には認められず噛乳動物に特異的である
こと、更に毒性も低いことから、本発明は医薬の分野で
極めて有用である。
本発明の式[I]の化合物は、経口又は非経口的に投与
することができ、そしてそのような投与に適する形態に
製剤化することにより、高コレステロール血症、高脂血
症及び動脈硬化症等の治療及び改善に供することができ
る。本発明の化合物を臨床的に用いるにあたり、その投
与形態に合わせ、薬剤学的に許容される添加剤を加えて
各種製剤化の後投与することも可能である。その際の添
加剤としては、製剤分野に於いて通常用いられる各種の
添加剤が使用可能であり、例えばゼラチン、乳糖、白糖
、酸化チタン、デンプン、結晶セルロース、ヒドロキシ
ブロビルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、トウモロコシデンプン、マイクロクリスタリンワッ
クス、白色ワセリン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、無水リン酸カルシウム、クエン酸、クエン酸三ナト
リウム、ヒドロキシブ口ビルセルロース、ソルビトール
、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリソルベート、シヨ糖
脂肪酸エステル、ボリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リビニルビロリドン、ステアリン酸マグネシウム、軽質
無水ケイ酸、タルク、植物油、ベンジルアルコール、ア
ラビアゴム、プロピレングリコール、ポリアルキレング
リコール、シクロデキストリン又はヒドロキシプ口ピル
シク口デキストリン等が挙げられる。
これらの添加剤との混合物として製剤化される剤形には
、例えば錠剤、カプセル剤、Nln剤、散剤若しくは坐
剤等の固形製剤、又は、例えばシロップ剤、エリキシル
剤若しくは注射剤等の液体製剤があり、これらは、製剤
分野に於ける通常の方法に従って調製することができる
。なお、液体製剤にあっては、同時に水又は他の適当な
媒体に溶解又は懸濁させる形であってもよい。また、特
に注射剤の場合、必要に応じて生理食塩水又はブドウ糖
液に溶解又は懸濁させてもよく、更に緩衝剤や保存剤を
添加してもよい。
これらの製剤は、本発明の化合物を全薬剤1.0〜10
0重量%、好ましくは1.0〜60重1%の割合で含有
することができる。これらの製剤は、また、治療上有効
な他の化合物を含んでいてもよい。
本発明の化合物を抗高脂血症剤、抗動脈硬化剤又は抗高
コレステロール血症剤として使用する場合、その投与量
及び投与回数は、患者の性別、年齢、体重、症状の程度
及び目的とする治療効果の種類と範囲等により異なるが
、一般に経口投与の場合、威人l日あたり、0. 01
〜20+*g/ kgを1〜数回に分けて、また非経口
投与の場合は、0.001〜2mg/kgを1〜数回に
分けて投与するのが好ましい。
以下に実施例及び参考例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、もとより本発明はこれらの実施例及び参考
例に限定されるものではない。
実施例l N一エチル−3− (3− (3−チェニル)ペンジル
オキシ]ベンジルアミンl10+agをジメチルホルム
アミド3mlに溶解し、(E) −1−ブロモー2−フ
ルオロー6.6−ジメチル−2−へプテン−4−イン5
0mg及び炭酸カリウム50mgを加えて室温で一夜撹
拌する。溶媒を留去し水と酢酸エチルを加えて抽出後、
有機層を分取し飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムにより乾燥する。乾燥剤を濾別後溶媒を留去し、残
渣を中圧液体クロマトグラフィー[カラム: Loba
r column,size A,Lichropre
p St 60F (メルク社製)、溶出溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル= 7/1]により精製すれば、無色油
状の表題化合物4. 3ogが得られる。
IR v;cm−’ :  2974, 2932, 
1602, 1491, 1458, 1365, 1
269,1038. 774 NMR(CDCL)δ:1.04(3■, t, J−
1. 0Hz) , 1. 25 (9H, s) .
2. 57(2H, q, l#1. OHz), 3
. 15(2H, d,J−12. 7Hz) , 3
. 62 (28, s) , 5. 02 (LH,
 d,J=34. 2Hz) , 5. 10 (2H
, s) , 6. 88 (IH, ddd,J−7
。8Hz, 2. 4Hz, 1. 0Hz) , 6
. 92 (IH, dt,J=7. 8Hz, 1.
 0Hz) , 7. 02 (IH, dd, J=
2. 411z, 1. 7Hz) , 7. 22 
(IH, t, J=7、8Hz) ,7. 35−7
. 44 (4H, m) , 7. 47 (IH,
 dd, J=2. 8Hz, 1. 7Hz) , 
7. 55 (IH, dt, J=7. 3Hz,1
.7Hz),7.66−7.69(IH,m)原料化合
物のN一エチル−3− [3− (3−チェニル)ペン
ジルオキシコベンジルアミンに代えて(E) −N−エ
チル−3− [2− (3− (3−チェニル)フエニ
ル]エテニルコペンジルアミンを用い、他は実施例lと
同様な反応を行なって、実施例2の化合物を得た。
実施例2 IR v=I cm”: 2974, 2932, 1
605, 1458, 1365, 1269. 11
79,963, 879, 849, 774NMR 
(CDCf +)δ: l. 09(3H, t, J
−7. 0llz), 1. 26(9H, s),2
. 62 (2H, q, J=7. 0Hz) , 
3. 20 (2H, d,J=13. 5Hz), 
3. 67(28, s), 5. 05(LH, d
J=33. 7Hz), 7. 16(2H, s),
 7. 22−7. 51(IOH, m) , 7.
 74 (IH, t, J=t. 7Hz)以下に参
考例を記載し、上記実施例中で使用された原料化合物の
一般的合戒法を説明する。
参考例l 3.3−ジメチルーl−ブチン9.Ogをエチルエーテ
ル80mj2に溶解し、−78℃撹拌下、15% n−
ブチルリチウムーヘキサン溶液80mj+を加えて−3
0℃で30分間撹拌し、次いで−78℃撹拌下、ギ酸エ
チル8.0gを加えて30分間撹拌する。飽和塩化アン
モニウム水溶液を加えて抽出し、常法により後処理後蒸
留すれば、4,4−ジメチル−2−ベンチナール7.6
gが得られる。
フルオロ酢酸エチルエステル1. 0gのテトラヒド口
フラン溶液20mA!に、−78°C撹拌下、IM リ
チウムビス(トリメチルシリル)アミドllmlを加え
て30分間撹拌する。反応液に上記のホルミル体1. 
1gのエチルエーテル溶液10mnを加えて1時間撹拌
する。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて抽出し、常
法により後処理後残渣を酢酸エチル20mlに溶解し、
メタンスルホニルクロリド1m6及びトリエチルアミン
4mlを加えて室温で4時間撹拌する。常法により後処
理後中圧液体クロマトグラフィー[カラム: Loba
rcolumn,size B,Lichroprep
 Si 60F  (メルク社製)、溶出溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル=1/l]により精製すれば、2−カル
ボエトキシ−2−フルオロー6.6−ジメチル−2−ヘ
プテン−4−イン210mgが得られる。
上記のエステル体210mgをトルエン2mlに溶解し
、−40℃撹拌下、IM水素化ジイソブチルアルミニウ
ムのトルエン溶液3mlを加えて30分間撹拌する。
飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて抽出し、常法によ
り後処理すれば、2−フルオロー6.6−ジメチル−2
−ヘブテン−4−インオール120mgが得られる。
上記のアルコール体120mgをクロロホルム1+nf
に溶解し、水冷下、三臭化リン208mgを加えて室温
で1時間撹拌する。常法により後処理すれば、表題化合
物100mgが得られる。
及肚仝剋呈 本発明化合物は、噛乳動物のスクアレン・エポキシダー
ゼを阻害することによりコレステロールの生合成を阻害
し、血中コレステロール値を低下させる。従って、コレ
ステロールの過剰に起因する疾患、例えば肥満、高脂血
症、動脈硬化症並びにそれらに付随する心臓疾患及び脳
疾患等の治療及び予防剤として有効性が期待できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [式中、A^1及びA^2は同一又は異なってメチン基
    、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を示し;Q^1及び
    Q^2は同一又は異なって窒素原子、酸素原子及び硫黄
    原子からなる群から選ばれる1個又は2個のヘテロ原子
    を含んでいてもよく、且つ、隣接する炭素原子及びA^
    1又はA^2と共に5員又は6員の芳香環を形成する基
    を示し;X及びYは同一又は異なっていてもよく、各々
    、酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、式:−CHR^
    a−(ここで、R^aは水素原子又は低級アルキル基を
    示す)で表される基又は式:−NR^b−(ここで、R
    ^bは水素原子又は低級アルキル基を示す)で表される
    基を示すか、或いはX及びYの両者が一緒になってビニ
    レン基若しくはエチニレン基を示し;R^1は窒素原子
    、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選ばれる1個〜
    4個のヘテロ原子を含む5員又は6員の複素環基を示し
    ;R^2はフッ素原子を含んでいてもよい低級アルキル
    基を示し;R^3及びR^4は水素原子又はハロゲン原
    子を示し;R^5及びR^6は同一又は異なって低級ア
    ルキル基を示すか、或いは両者が結合して隣接する炭素
    原子と共にシクロアルカンを形成する基を示し;R^7
    は水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキシ基を示
    し;R^8及びR^9は同一又は異なって水素原子、ハ
    ロゲン原子、水酸基、シアノ基、低級アルキル基又は低
    級アルコキシ基を示す。但し、R^3及びR^4は同時
    に水素原子ではなく、また、X及びYのどちらか一方が
    酸素原子、硫黄原子又は式:−HR^b−(ここで、R
    ^bは前記の意味を有する)で表される基を示す場合、
    他方はカルボニル基又は式:−CHR^a−(ここで、
    R^aは前記の意味を有する)で表される基を示す]で
    表される置換アリルアミン誘導体及びその無毒性塩。
  2. (2)R^1がピロリル基、フリル基、チエニル基、オ
    キサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イ
    ソチアゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキ
    サジアゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基、
    テトラゾリル基、フラザニル基、ピリジル基、ピリダジ
    ニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、トリアジニル
    基、ジヒドロチエニル基、テトラヒドロチエニル基、ピ
    ロリニル基、ピロリジニル基、オキサゾリニル基、オキ
    サゾリジニル基、イソオキサゾリニル基、イソオキサゾ
    リジニル基、チアゾリニル基、チアゾリジニル基、イソ
    チアゾリニル基、イソチアゾリジニル基、1,2−ジチ
    オラニル基、1,3−ジチオラニル基、1,2−ジチオ
    リル基、1,3−ジチオリル基、ジヒドロチオピラニル
    基、テトラヒドロチオピラニル基、1,4−ジチアニル
    基、1,4−ジチイニル基、1,4−オキサチイニル基
    又はチオモルホリニル基であり; ▲数式、化学式、表等があります▼又は式:▲数式、化
    学式、表等があります▼で表される5員 又は6員の芳香環が同一又は異なってベンゼン環、ピロ
    ール環、フラン環、チオフェン環、オキサゾール環、イ
    ソオキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、
    イミダゾール環、1,3,4−オキサジアゾール環、1
    ,3,4−チアジアゾール環、ピリジン環、ピリダジン
    環、ピリミジン環、ピラジン環又はトリアジン環である
    第1請求項記載のハロゲン置換アリルアミン誘導体及び
    その無毒性塩。
  3. (3)第1請求項に記載の一般式[ I ]で表されるハ
    ロゲン置換アリルアミン誘導体又はその無毒性塩を含有
    することを特徴とする高コレステロール血症処置剤。
  4. (4)第1請求項に記載の一般式[ I ]で表されるハ
    ロゲン置換アリルアミン誘導体又はその無毒性塩を含有
    することを特徴とする高脂血症処置剤。
  5. (5)第1請求項に記載の一般式[ I ]で表されるハ
    ロゲン置換アリルアミン誘導体又はその無毒性塩を含有
    することを特徴とする動脈硬化症処置剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160015649A (ko) * 2014-07-31 2016-02-15 한국지질자원연구원 코어 시료용 홀더, 이를 이용한 전기비저항 측정기 및 탄성파 속도 측정기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160015649A (ko) * 2014-07-31 2016-02-15 한국지질자원연구원 코어 시료용 홀더, 이를 이용한 전기비저항 측정기 및 탄성파 속도 측정기

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