JPH03168B2 - - Google Patents

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JPH03168B2
JPH03168B2 JP59004665A JP466584A JPH03168B2 JP H03168 B2 JPH03168 B2 JP H03168B2 JP 59004665 A JP59004665 A JP 59004665A JP 466584 A JP466584 A JP 466584A JP H03168 B2 JPH03168 B2 JP H03168B2
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JP
Japan
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wedge
moving assembly
support surface
insert
assembly
Prior art date
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JP59004665A
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JPS59175914A (ja
Inventor
Ei Oshunotsuku Jeimuzu
Ei Eritsukuson Robaato
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Kennametal Inc
Original Assignee
Kennametal Inc
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Publication date
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Publication of JPS59175914A publication Critical patent/JPS59175914A/ja
Publication of JPH03168B2 publication Critical patent/JPH03168B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/16Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/22Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/2265Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts by means of a wedge
    • B23C5/2269Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts by means of a wedge for plate-like cutting inserts 
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/19Rotary cutting tool
    • Y10T407/1906Rotary cutting tool including holder [i.e., head] having seat for inserted tool
    • Y10T407/1908Face or end mill
    • Y10T407/192Face or end mill with separate means to fasten tool to holder
    • Y10T407/1922Wedge clamp element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T407/2256Rectilinearly including wedge clamp element
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    • Y10T407/2282Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool with separate means to fasten tool to holder including tool holding clamp and clamp actuator
    • Y10T407/2284Wedge clamp element

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は金属切削の分野に関し、さらに具体
的にはミリングカツタのカツタ本体にインサート
をクランプする装置に関する。
(従来の技術) 割出し可能な複数個のインサートすなわちチツ
プを備えた型のミリングカツタにおいては、各イ
ンサートはくさび形クランプ装置によつてカツタ
本体の取付凹部(以下ポケツトと称す)内にクラ
ンプされるが、そのようなくさび形クランプ装置
に幾つかは従来技術において周知である。そのよ
うにしてミリングカツタに使用されるインサート
は大部分が超合金材料で作られている。
ミリングカツタの製造中、さらに具体的に言え
ば、インサートのためのポケツト、クランプ装置
のための凹部ならびにクランプ装置自体の機械加
工中、種々の公差が発生する。
機械加工される表面が多いほど、発生する公差
は多くなる。ある公差は互いに相殺しうるが、他
の公差は合計されて累積公差を生じる。
インサートがインサートポケツト内に置かれて
それにくさびが適用されるとき、この累積公差に
よつて、くさび面がインサートと平面接触するの
を妨げる。すなわち、くさびはインサートと平面
接触する代りに線接触または点接触するようにな
る。超硬合金インサートの場合には、このような
非平面接触を行なつても問題にならない。その理
由は、超硬合金は非平面接触に耐えうるだけの靭
性を有しているからである。
しかしながら、現在多く使用されるようになつ
てきたセラミツク製のインサートを使用する場合
には、重大な問題が起こる。すなわちセラミツク
インサートはきわめて脆く、従来のクランプ装置
において起こりがちなようにくさび面とインサー
トとの間が非平面接触すると、インサートが割れ
てしまうことがある。
割れが生じないようにセラミツクインサートを
クランプできれば、それはもちろん望ましいこと
である。
従来の技術によれば、くさび形の部材を使用し
て、インサートを凹所の後壁に位置している位置
決め部材の表面に直接押し当てるか、またはイン
サートを凹所の後壁に整列しているシムに対し押
し当て、それによつて切削インサートをカツタホ
イールの円周面に設けられている凹所内に締付け
るかである。
第7図と第8図を参照すると、第7図における
くさび表面30と切削インサート12との相互間
の整列状態は、第8図に示されているこれら両部
材相互間の整列状態よりもはるかに良好なことが
了解されよう。
すなわち、第7図では、くさび表面30と切削
インサート12の表面とが広い領域に亙つて実質
的に接触して同一平面、すなわち共面関係となつ
ているのに対し、従来技術を示す第8図において
は、くさび表面30と切削インサート12の表面
とは同一表面に整列されておらず、インサート1
2に対するクランプ作用はくさびの先端部40だ
けで与えられる。第8図において、くさび表面と
切削インサートの表面とがそれぞれ図面の紙面に
垂直に配列されているとすれば、両者の接触は線
接触であり、またくさびの表面か切削インサート
の表面のどちらか一方が図面の紙面に対して垂直
で他方が傾斜しているとすれば両者の接触は点接
触となる。
切削インサートがくさびの一表面と摩擦係合す
ることにより所定の位置に保持されるようなクラ
ンプ装置においては、互いに対向する両表面間の
接触が大きいほど、切削インサートはくさびの表
面に強固に保持されることになる。
くさびを使用する従来のクランプ装置におい
て、くさび表面と切削インサートの表面とに正確
な共面配列関係をもたせるには、ポケツトの前壁
と後壁を精密に切削加工することが厳密に要求さ
れる。その理由は、くさびには切削インサートと
接触する表面だけでなく、ポケツトの前壁と接触
する表面が設けられるからであり、従つてくさび
表面と切削インサートの表面の間で第7図に示す
ような広い領域にわたる平面接触を達成するため
には、ポケツトの前壁と後壁を高度の精密さをも
つて切削加工するだけでなく、くさびの前壁と後
壁をも高度の精密さで切削加工する必要があるか
らである。
(発明が解決すべき課題) 従つて、本発明が解決すべき課題は、概括的に
言えば従来技術における上記欠点を除くことであ
る。
本発明が解決すべき課題は、使用および製造が
簡易であり、かつ安価なクランプ装置を提供する
ことである。
本発明が解決すべき課題は、さらに具体的に言
えば、クランプの表面とインサートとの間の接触
が常に平面接触となるようなクランプ装置を提供
することである。
本発明が解決すべき課題は、より具体的に言え
ば、割れを生じることなくセラミツク製インサー
トをクランプできるようなクランプ装置を提供す
ることである。
本発明が解決すべき課題は、より具体的に言え
ば、超硬合金インサートならびにセラミツクイン
サートに対しても使用できるクランプ装置を提供
することである。
(課題を解決するための手段) カツタ本体4内にクランプ接触表面28とイン
サート位置決め表面24とを備えたポケツト19
を設け、刃上部面を備えた切削インサート12を
前記ポケツト19内にクランプするクランプ装置
10,10′,10″,10であつて、該クラン
プ装置は:前記切削インサート12の前記刃上部
面と接触するための第1の支持表面30を持ち、
前記切削インサート12を前記第1の支持表面3
0と前記ポケツト19に設けられた前記インサー
ト位置決め表面24との間でクランプするための
くさび52と、カツタ本体4に対して前記くさび
52を移動させる移動組立体(第5図中32、第
13図中32、74)と、前記ポケツト19内に
設けられた前記クランプ接触表面28と接触する
ための第2の支持表面48と、を含んで構成さ
れ、前記移動組立体(第5図中32、第13図中
32,74)は前記カツタ本体4にしつかり締付
ける締付け部材32を含んでいること、前記第2
の支持表面48は前記移動組立体(第5図中3
2、第13図中32,74)の表面であること、
前記移動組立体(第5図中32、第13図中3
2,74)の少なくとも一部は曲面(第5図中4
3)を有していて、該曲面(第5図中43)は前
記移動組立体(第5図中32、第13図中32,
74)の長手方向軸線34を実質的に横切る方向
はもちろん前記移動組立体の長手方向軸線34に
実質的に平行な方向においても断面が湾曲してい
ること、さらに前記くさび52は前記移動組立体
(第5図中32、第13図中32,74)の長手
方向軸線34を横断する少なくとも一本の軸線を
中心に該移動組立体(第5図中32、第13図中
32,74)上の前記曲面43上を前記移動組立
体(第5図中32、第13図中32,74)の周
りで摺動可能であるとともに前記移動組立体(第
5図中32、第13図中32,74)の長手方向
の軸線34を中心に摺動可能であるように該くさ
び52が滑りながら前記曲面(第5図中43)と
係合する面を有していることを特徴とする 好ましくは、前記くさび52が前記移動組立体
(第5図中32、第13図中32,74)に関し
て横方向にその上で摺動可能な前記曲面(第5図
中43)は、前記移動組立体(第5図中32、第
13図中32,74)上に設けられた凸状球形の
部分の領域を含んでおり、前記くさび52は前記
移動組立体(第5図中32、第13図中32,7
4)を収容するための貫通凹部を備えていて、該
貫通凹部はそれと摺動可能に係合する実質的に整
合する凹状の球状に形成されたくぼみ43を備え
ていることを特徴とする。
好ましくは、前記くさび52が前記移動組立体
(第5図中32、第13図中32,74)に関し
て横方向にその上で摺動可能な前記曲面(第5図
中43)は、前記移動組立体(第5図中32、第
13図中32,74)上に設けられた凸形球面の
赤道領域を含み、前記くさび52は前記移動組立
体(第5図中32、第13図中32,74)を収
容するための貫通凹部を備えていて、該貫通凹部
は段付き直径を有していることを特徴とする。
好ましくは、前記くさび52が前記移動組立体
(第5図中32、第13図中32,74)に関し
て横方向にその上で摺動可能な前記曲面は、前記
移動組立体(第5図中32、第13図中32,7
4)上に設けられた凸形球面形に形成された部分
の一領域を含み、該くさび52は前記移動組立体
(第5図中32、第13図中32,74)を収容
するための貫通凹部を備えていて、該貫通凹部
は、前記くさび52が前記移動組立体(第5図中
32、第13図中32,74)に関して横方向に
摺動できるように前記移動組立体(第5図中3
2、第13図中32,74)の前記曲面に着座し
ながら摺動係合させるために円錘状に形成された
少なくとも一部分を有することを特徴とする。
好ましくは、前記移動組立体(第13図中3
2,74)はさらに前記締付け手段32を少なく
とも部分的に囲むブツシング部材(第13図中7
4)を含んでいること、前記第2の支持表面(第
13図中72)は前記ブツシング部材(第13図
中74)の表面であること、前記くさび52が前
記移動組立体(第13図中32,74)に関して
横方向にその上で摺動可能である前記曲面(第1
3図中43)は前記ブツシング部材(第13図中
74)上に設けられた凸状球形に形成された部分
の領域を含んでいること、前記くさび52は前記
移動組立体(第13図中32,74)を収容する
ための貫通凹部を備えていて、該貫通凹部は摺動
可能に係合する実質的に凹状の球形に形成された
くぼみ43を有していることを特徴とする。
好ましくは、前記くさび52は前記第1の支持
表面30に対向する別の支持表面44を備え、前
記くさび52に設けられた前記貫通凹部は貫通C
字形孔46であり、前記移動組立体(第5図中3
2、第13図中32,74)は前記C字形孔46
を通り抜け少なくとも部分的に前記別の支持表面
44を越えて突き出ていることを特徴とする。
好ましくは、前記くさび52は180度以上前記
移動組立体(第5図中32、第13図中32,7
4)を取囲んでいることを特徴とする。
好ましくは、前記C字形孔の内部にリツプ58
を設けるとともに、前記移動組立体(第5図中3
2)に保持リング50を設けて、前記リツプ58
を前記保持リング50に係合させることによつて
前記移動組立体(第5図中32)を前記C字形孔
46に捕促保持するように構成したことを特徴と
する。
好ましくは、前記移動組立体(第5図中32、
第13図中32,74)に関して前記くさび52
が横方向に摺動可能であるように前記くさび52
と前記移動組立体(第5図中32、第13図中3
2,74)の間にギヤツプが設けられていること
を特徴とする。
好ましくは、前記第2の支持表面を凸面にした
ことを特徴とする。
好ましくは、前記第2の支持表面を平面にした
ことを特徴とする。
好ましくは、前記移動組立体(第5図中32、
第13図中32,74)は、前記カツタ本体4に
向つて前記くさび52を強固に前進させるための
手段を含んでいることを特徴とする。
また前記課題を解決するための手段として本発
明によるミリングカツタは、回転可能なカツタ本
体4とクランプ装置10,10′,10″,10
とを含み、該カツタ本体が周壁8を備え、該周壁
は切削インサート12を受入れるインサートポケ
ツト18を備えていて、該インサートポケツト1
8はクランプ接触表面28とインサート位置決め
表面24とを備えて構成されるミリングカツタ2
においては、前記クランプ装置10,10′,1
0″,10)は:前記切削インサート12の前
記刃上部面と接触するための第1の支持表面30
を有し、前記切削インサート12を該第1の支持
表面30と前記ポケツト19に設けられた前記イ
ンサート位置決め表面24との間でクランプする
ためのくさび52と、カツタ本体4に対して前記
くさび52を移動させる移動組立体(第5図中3
2、第13図中32、74)と、前記ポケツト1
9内に設けられた前記クランプ接触表面28と接
触するための第2の支持表面48と、を含んで構
成され、前記移動組立体(第5図中32、第13
図中32,74)はカツタ本体4にしつかり締付
ける締付け部材32を含んでいること、前記第2
の支持表面48は前記移動組立体(第5図中3
2、第13図中32,74の表面であること、前
記移動組立体(第5図中32、第13図中32,
74)の少なくとも一部は曲面(第5図中43)
を有していて、該曲面(第5図中43)は前記移
動組立体(第5図中32、第13図中32,7
4)の長手方向軸線34を実質的に横切る方向は
もちろん前記移動組立体の長手方向軸線34に実
質的に平行な方向においても断面が湾曲している
こと、さらに前記くさび52は前記移動組立体
(第5図中32、第13図中32,74)の長手
方向軸線34を横断する少なくとも一本の軸線を
中心に該移動組立体(第5図中32、第13図中
32,74)上の前記曲面43上を前記移動組立
体(第5図中32、第13図中32,74)の周
りで摺動可能であるとともに前記移動組立体(第
5図中32、第13図中32,74)の長手方向
の軸線34を中心に摺動可能であるように該くさ
び52が滑りながら前記曲面(第5図中43)と
係合する面を有していることを特徴とする。
また前記課題を解決するための手段として本発
明によるミリングカツタの組立て方法は、切削イ
ンサート12を受け止めるためのクランプ接触表
面28とインサート位置決め表面24とを有する
インサートポケツトを備えた周壁8を有する回転
可能なカツタ本体4を含むミリングカツタ2を組
立てる方法であつて、前記切削インサート12を
前記インサートポケツト18の中に配置し、該切
削インサート12を前記位置決め表面24に関し
て正確に位置決めする工程と、前記クランプ装置
10,10′,10″,10が前記切換インサー
トの刃上部面と接触する第1の支持表面30を有
しそれによつて前記第1の支持表面30と前記ポ
ケツト19に設けられた前記インサート位置決め
表面24の間に前記切削インサート12をクラン
プするためのくさび52を備えたクランプ装置1
0,10′,10″,10を前記インサートポケ
ツトに配置する工程と、前記くさび52を前記カ
ツタ本体4に対して移動するために移動組立体
(第5図中32、第13図中32,74)を用い
る工程と、を含み、前記移動組立体(第5図中3
2、第13図中32,74)は前記カツタ本体4
にしつかり締付ける締付け部材32を含んでいる
こと、前記ポケツト18内に設けられた前記クラ
ンプ接触表面28と接触するための第2の支持表
面48が前記移動組立体(第5図中32、第13
図中32,74)に設けられていること、前記移
動組立体(第5図中32、第13図中32,7
4)の少なくとも一部が曲面(第5図中43)を
有していて、該曲面(第5図中43)は前記移動
組立体(第5図中32、第13図中32,74)
の長手方向軸線34を実質的に横切る方向はもち
ろん前記移動組立体の長手方向軸線34に実質的
に平行な方向においても断面が湾曲しているこ
と、前記くさび52が前記移動組立体(第5図中
32、第13図中32,74)の長手方向軸線3
4を横断する少なくとも一本の軸線を中心に該移
動組立体(第5図中32、第13図中32,7
4)上の前記曲面43上を前記移動組立体(第5
図中32、第13図中32,74)の周りで摺動
可能であるとともに前記移動組立体(第5図中3
2、第13図中32,74)の長手方向軸線34
を中心に摺動可能であるように該くさび52が滑
りながら前記曲線(第5図中43)と係合する面
を有していること、および前記移動組立体(第5
図中32、第13図中32,74)は前記第1の
支持表面30を前記切削インサート12の刃上部
面と整列させるよう前進させられ、前記第2の支
持表面48が前記クランプ接触表面28と当接し
該切削インサート12が前記第1の支持表面30
と前記インサート位置決め表面との間でクランプ
されるようになつていることを特徴とする。
(実施例) この発明の本質は添付図面と関連する以下の詳
細な説明を参照することによつてさらに明らかに
なる。
先ず図面の第1図〜第4図を参照して本発明に
係るミリングカツタの概略を説明する。第1図お
よび第2図には本発明に係るミリングカツタ2が
組立てられた状態で示されている。ミリングカツ
タ2のカツタ本体4は、周壁8、クランプ装置1
0およびインサート12を有し、矢印6の方向に
回転する。第3図および第4図には関連する機械
部品を取除いたカツタ本体4が示されている。図
示するようにカツタ本体4にはチツプ溝部18、
インサートポケツト19およびクランプ凹部26
が形成されている。
第1図〜第4図には、多数個のインサート取付
位置の中の1つが示されており、1つのカツタ取
付位置では、カツタ本体にクランプ装置およびイ
ンサートのような関連部材が装着されている。
図面には1つの取付位置だけしか示されていな
いが、ミリングカツタには通常そのようなカツタ
取付位置がいくつか設けられている。
インサートポケツト19はその中に置かれたイ
ンサート12を位置決めするための位置決め表面
24を有する。クランプ装置10はインサート1
2がポケツト19内に置かれて位置決めされると
インサート12を着脱可能にクランプする。クラ
ンプ装置10は自由にインサートの配置方向と同
一の配置方向をとり、インサートと平面接触をお
こなう。
次に第5図および第6図を参照して、本発明に
係るクランプ装置10を説明する。クランプ装置
10はくさび部材52と、このくさび部材と協働
する移動部材32とからなる。くさび部材52は
インサート12と当接係合するための平坦な支持
表面30を有する。移動部材32はくさび部材5
2を前進あるいは後退させてその支持表面30を
インサート12と当接係合させ、あるいは当接係
合から解放する。くさび部材52の支持表面30
は、クランプ10が非クランプ位置にあるとき、
移動部材32の軸線34を中心としてすべての方
向に予め設定された範囲内で枢動運動を行うこと
ができる。移動部材32は、ねじ部分25を有す
るねじ部材であつてよく、そのねじ部分25でク
ランプ凹部26の後壁27に螺合されている。以
下この移動部材をねじ部材32と呼ぶことにす
る。
この発明の利点は第7図および第8図を比較参
照することによつて最もよく理解される。第7図
には本発明に従つてインサート12と接触するく
さび支持表面30が示されている。この支持表面
30は明らかにインサート12と完全な面接触を
している。第8図は従来技術によつて達成される
接触を示す。これについては既に述べたが、従来
技術のクランプ装置においては、例えば符号40
で示したところで、線接触または点接触が起こる
おそれがある。そのような線接触または点接触は
インサートの割れを引起すので、特にセラミツク
インサートにとつて極めて有害なのである。
超硬合金は靭性が大きいために非平面接触が生
じてもそれに耐えることができる。しかしなが
ら、非平面接触になるとインサートをそのポケツ
ト内で僅かに傾けさせる可能性があり、これはイ
ンサートの寿命に悪影響を及ぼす。従つて、本発
明はセラミツクインサートのみならず、超硬合金
インサートにも有利に適用され得ることが明白で
ある。
再び第5図および第6図を参照すると、クラン
プ凹部26はクランプ接触表面28を有し、ねじ
部材32はその軸線34を中心として配置された
支持表面42を有する。このねじ部材32の支持
表面42とくさび部材52の支持表面30とは、
ねじ部材32とくさび部材52のそれぞれに設け
られたくさび作用伝達表面43を介して協働し、
その結果としてねじ部材32の支持表面42がク
ランプ接触表面28に当接すると、くさび部材5
2の支持表面30は回動してインサート12の表
面の方向に合致する。
くさび部材52は一方の側で上記支持表面30
に連続する頂部54とそれに対向する底部56と
を有し、支持表面30に対向する側で頂部54と
底部56とを結合する別の平坦な支持表面44を
有している。くさび部材52はまた頂部54と底
部56との間に上記別の支持表面44と連通する
C字形孔46を有する。支持表面30,44は互
いに強固に関連づけられており、またC字形の孔
46と関連づけられていて、この孔46の中でね
じ部材32の支持部材32の支持表面42が回転
移動可能となつている。孔46はくさび部材52
の支持表面44と連通している。
ねじ部材32の支持表面42には、孔46と支
持表面44とを越えて側方に突出する部分48が
あり、この部分48はクランプ位置にあるときイ
ンサートポケツトのクランプ接触表面28に当接
する。
好適実施態様においては、ねじ部材32の支持
表面42は凸部である。
本発明の上記課題を達成するためには、くさび
部材52の支持表面44とクランプ凹部のクラン
プ接触表面28および頂壁29との間のすべてが
接触するのを回避することが必要である。
ここに開示する実施例において、好ましくは、
ねじ部材32を孔46内に捕促保持するための保
持リング50がねじ部材32に設けられる。保持
リング50は本発明の本来の機能にとつて絶対的
に必要なものではないが、保持リング50を設け
ることは、非クランプ形状において、すなわちク
ランプ装置10がカツタ本体4から離れた状態に
あるときにくさび部材52とねじ部材32が互い
に離れることを防止するためには好ましい。この
ために、くさび部材52の孔46には、孔46が
底部56と交差する所にリツプ58を設ける。ね
じ部材52はその保持リング50がくさび部材5
2のリツプ58と係合することによつて孔46の
中に捕促保持される。
すなわち、ねじ部材32はくさび部材52に部
分的に形成された孔46を貫通し、くさび部材5
2の表面44を越えて部分的に突出している。す
なわち、ねじ部材32は、第6図に最も明らかに
示されているように、くさび部材52がねじ部材
32の周縁を180度以上にわたつて包囲するよう
にC字形孔46を貫通している。従つてくさび部
材52とねじ部材32とが一旦組立てられると、
それらの両部材52,32はねじ部材32の中心
軸34に対する半径方向には互いに離脱すること
がない。それら両部材は、しかしながら、軸方向
には互いに離脱することができる。これを防止す
るために、ねじ部材32には周方向に溝を設け、
両部材52,32の組立後にその溝に保持リング
50を嵌合させる。この保持リング50がくさび
部材52のリツプ58と係合することによつて両
部材52、32の軸方向離脱が防止される。典型
的にはこの保持リング50は、「スナツプリング」
すなわち軸方向インタロツクを与えるのに通常用
いられる半環状ばね部材であつてよい。くさび部
材52とねじ部材32とを軸方向にインタロツク
する方法としては、この保持リング50に限らず
例えば「コツタピン」というような部材を用いて
もよく、従つて保持リング50の使用は本発明に
とつて決定的に重要なものとは言えない、しかし
ながら、この保持リング50の使用は、これら両
部材を軸方向にインタロツクする方法としては好
ましいものであると思われる。
再び第5図を参照すると、ミリングカツタはさ
らにカツタ本体4の回転方向から見てインサート
12の後方側で、インサート12とインサートポ
ケツト19との間に配置されたシム14を含む。
第3図および第4図に明らかに示されるようにイ
ンサートポケツト19はシム位置決め壁22およ
び底壁20を有し、シム14の位置はシム位置決
め壁22および底壁20によつて規定される。
ミリングカツタにはまた第1図および第2図に
見られるようにずれ止め16および第2のクラン
プ装置11を設けることができる。この第2のク
ランプ装置は、ずれ止め16をクランプするため
にのみ使用される。
インサート12としては、硬質耐摩耗性セラミ
ツク材料で製造したものが好適である。しかしな
がら、この発明の範囲内で他のインサート、例え
ば本技術分野で周知の超硬合金インサートを用い
ることができる。
次に第9図および第10図を参照すると、本発
明の実施例の変更例としてのクランプ装置10′
が示されている。この変更は主としてねじ部材3
2の頭部60に施されていて、頭部60は僅かに
くさびの頭部よりも引込められている。この変更
にかかわらず、ねじ部材32の支持表面42とく
さび部材52の支持表面30は、前の実施例と同
様に、くさび作用伝達表面43を介して協働し、
その結果としてねじ部材32の支持表面42がク
ランプ接触表面28に当接すると、くさび部材5
2の支持表面30は回動して自己整列接触インサ
ート12の平坦表面の配向に合致し、自己整列接
触を行なう。
カツタ本体の回転方向6から見てインサートの
前方にクランプ装置を設ける方が好適であるが、
第11図および第12図に示されているように、
インサートの後方にクランプ装置10″を設ける
ことも本発明の範囲内に包含されるように意図さ
れている。図示変更例におけるクランプ装置1
0″におけるねじ部材32の支持表面42はクラ
ンプ形状にあるときクランプ接触表面28に当接
する部分を有する。くさび作用伝達表面43は少
し異なるように配置されているが、それにもかか
わらず、くさび部材52の支持表面30およびね
じ部材32の支持表面42に協働して、上記実施
例と同様な作用をする。
ミリングカツタおよびクランプ装置の別の実施
例が第13図、第14図、および第15図に示さ
れている。ミリングカツタ本体4はクランプ装置
10を有する。クランプ装置10のくさび部
材52はインサート12と当接係合するための平
坦な支持表面30を有する。また支持表面30を
インサート12との当接係合から前進または後退
させるための移動部材70が設けられている。非
クランプ状態にあるとき、くさび部材52の支持
表面30は移動部材70の軸線34を中心として
所定の範囲内で全方向に枢動運動することができ
る。
クランプ凹部26にはクランプ接触表面28が
設けらており、移動部材70はその軸線34を中
心として配置された支持表面72を有する。
この発明の上述した実施例および変更例におい
ては、移動部材はねじ部材そのものであり、その
支持表面はねじ部材上に設けられていた。これら
の実施例および変更例に対して、第13図、第1
4図および第15図に示した実施例における移動
装置70の支持表面72はねじ部材とは別個の部
材上に設けられている。
すなわち、好適には移動装置70は、両端部が
ねじ切りされたねじ部材32とそれに結合された
ブツシング74とで構成され、支持表面72はブ
ツシング74に設けられている。ブツシング74
は直径部分76および半球形部分78を有する。
ブツシング74の周縁上でその縦方向に平面部分
すなわち支持表面72が延在する。ブツシング7
4にはねじ部材32の前方端ねじ部と螺合するた
めのねじ切りされた孔80を有する。ブツシング
74はくさび部材52のC字形孔46中に回転可
能に装着されている。好適には、はじめに述べた
実施例と同様に、保持リング50が支持表面72
に形成した溝内に装着され、この保持リング50
がくさび部材52の第13図で見て後端部と係合
することによつて、ブツシング74を孔内に捕促
保持するようになつている。
クランプ装置をクランプ凹部内に組立るとき、
ねじ部材32が先ずブツシング74と螺合させら
れる。ブツシング74は次いでくさび52のC字
形孔46の中に回転可能に装着され、保持リング
50によつてそこに捕捉保持される。ねじ部材3
2の後方端ねじ部をクランプ凹部の後壁27と螺
合させるときには、ブツシング74の支持表面7
2がクランプ接触表面28の配向と整列するよう
にすることが必要である。ブツシング74の支持
表面72は孔46中で軸線34を中心として回転
可能であるから、支持表面72がクランプ接触表
面28の配向と整列しない場合があり得る。支持
表面72がクランプ接触表面28の配向と整列し
ていない場合には、クランプが適正に行われな
い。従つて支持表面72を適正に位置決めする必
要がある。
ブツシング74の支持表面72とくさび52の
支持表面30は、くさび作用伝達表面43および
円錘部分78を介して協働し、その結果として支
持表面72がクランプ接触表面28に当接する
と、くさび52の支持表面30が回動してインサ
ート12の表面の配向に整列し、自己整列接触を
行なう。この実施例においては、移動部材の支持
表面、すなわちブツシング74の支持表面72は
平面であるから、クランプ接触表面28も同様に
平面であるべきである。
この発明の目的を達成するためには、くさび部
材の別の平坦支持表面44と、クランプ凹部のク
ランプ接触表面28および頂壁29との間の全接
触を回避することが必要である。この接触はブツ
シング74の支持表面72をくさび部材52の孔
46および支持表面44を越えてわずかに突出さ
せることによつて回避される。
本発明によれば、インサート、インサートポケ
ツト、クランプ凹部およびインサート位置決め表
面を有する種類のミリングカツタを組立てる方法
が提供される。
それによれば、先ずインサート12をインサー
トポケツト19内に置き、インサート12を位置
決め表面24(第2図参照)に対して正確に配置
する。
次に平坦な支持表面30を有するくさび部材5
2と、これと協働する支持表面42を有するねじ
部材32(または、支持表面72を有するブツシ
ング74を坦持するねじ部材32)をクランプ凹
部中に置き、くさび部材52の平坦支持表面30
がインサートの平坦表面に当接するようにする。
次に、移動部材すなわちねじ部材32(また
は、支持表面72を有するブツシング74を坦持
するねじ部材32)を前進させ、くさび部材52
の平坦支持表面30が回動して自由にインサート
平坦表面の配向方向と整列するようにし、インサ
ートの表面との間で平面接触がなされるようにす
る。
次に、さらにねじ部材32を締めつけ、支持表
面42(または72)が移動してクランプ凹部2
6内でクランプ接触表面28と当接係合させる。
ミリングカツタ取付部は典型的にはカツタ本体
およびインサート、クランプ、シム等のような関
連部材によつて構成される。図面には1つの取付
部しか示されていないが、本発明が関連するミリ
ングカツタにはそのような取付部がいくつか設け
られている。従つて上記諸工程をインサートポケ
ツトの数に対応する回数だけ反復してミリングカ
ツタの組立てを完了する。
(発明の効果) 本発明の従来技術に対する卓越した効果をここ
で明確にする。
本発明による最大の効果は、ミリングカツタの
カツタ本体およびそのカツタ本体の周縁に設けら
れた凹部内に切削インサートをクランプするのに
使用されるクランプ装置の製造費用が、従来技術
に比して大きく減少できることである。すなわ
ち、この明細書中、発明の詳細な説明の項および
特許請求の範囲の項に記載したクランプ装置1
0,10′,10″,10を使用する場合、ミリ
ングカツタ本体4の周縁に設けられるポケツト1
9とクランプ装置10とは、従来技術で知られて
いるくさび作用クランプ機構に比べ、それほど高
度な加工精度や正確な公差が要求されないからで
ある。比較的大きい加工公差であつても、ここに
開示され特許請求の範囲に記載されたクランプ装
置10は、第8図に示したような望ましくない線
接触あるいは点接触ではなくて、第7図に示すよ
うな極めて望ましい共面形のクランプ作用を確実
に行なうことができる。第7図に示すような共面
クランプ作用の確立は、比較的もろい(そしてそ
れゆえ破損しやすい)セラミツク切削インサート
を用いる場合、特に重要である。
第5図および第6図を参照すると、ミリングカ
ツタのカツタ本体4に設けられたポケツト19が
通常2つの対向表面を有し、クランプ装置10は
それら表面の間にクランプ作用を及ぼす。第5
図、第9図および第13図に示した実施例におい
ては、カツタ本体4の回転方向からみたポケツト
19の前方表面28はクランプ接触表面として機
能し、後方表面132はインサート位置決め表面
として作用する。第12図の実施例においては、
これら2つの表面は反対になつている。
本発明によつて構成されたクランプ装置10や
先行技術で公知のくさび形クランプ装置は、一般
に上記2つの表面(すなわち、クランプ接触表面
28とインサート位置決め表面132)の間に拡
張力を作用させて、これらの2つの表面の間に切
削インサート12をクランプするようになつてい
る。しかしながら、先行技術のクランプ装置は、
一般に、切削インサート12の刃部上面130の
みならず、各ポケツト内に設けられたクランプ接
触表面28とも接触するような一体的なくさび部
材を使用している。従つて、第7図に示したよう
な極めて望ましい共面形クランプ作用を行なうた
めには、インサート位置決め表面132とクラン
プ接触表面28とを互いに極めて正確に整列させ
る必要がある。ポケツト19は、通常機械加工に
よつて形成するので、そのような比較的正確な公
差は製造コストを大幅に増加させる。
さらにまた、もし第7図に示すような極めて望
ましい共面クランプ作用を行わせようとすると、
先行技術における一体化のくさび部材は、その前
方表面および後方表面をクランプ接触表面28お
よびインサート位置決め表面132と極めて正確
に整合させる必要があるので、その公差が極めて
正確であるように機械加工しなければならなかつ
た。
さらにまた、ミリングカツタのカツタ本体4に
は、通常周方向に互いに離間した多数個のポケツ
ト19が設けられる。使用するクランプ装置に応
じて比較的正確な公差が要求されると、1個の切
削インサートポケツトでも公差からはずれて機械
加工されてしまうと、カツタ本体4全体が使いも
のにならなくなつてしまう。
これに反して本発明に従つて構成されたクラン
プ装置10は、クランプ状態で切削インサート1
2の表面に接触する第1の支持表面30を有する
くさび部材52を備えている。さらにクランプ装
置10は、ポケツト19内でクランプ状態に向か
つて、あるいは、クランプ状態から、くさび部材
52を前進させたり後退させたりするための移動
組立体(第5図において32、第13図におい
て,74)も備えている。しかし従来の装置と違
つて、第2の支持表面48(すなわち、ポケツト
19内に設けられたクランプ接触表面28に接触
するクランプ装置10の支持面)はくさび部材5
2の表面ではなく、移動組立体32,32,74
上に設けられている。
さらに、くさび部材と移動組立体とが互いに連
結される独特な方法は、くさび部材が自動的にど
の方法にも回転するようにすることを許して、上
記の非常に望ましい共面クランプ作用を達成す
る。そのような回転作用は、クランプ状態でくさ
び部材がポケツトの後表面と接触していないとい
う事実によつて可能とされる。それはまた全ての
実施例に共通であるが、移動組立体の一部が移動
組立体の長手方向の軸を実質的に横切る方向の曲
断面はもちろん、移動組立体の長手方向の軸に実
質的に平行な方向の曲断面をも有する曲面を持つ
という本発明の特徴によつても可能となる。さら
にまた、くさび部材は、それが移動組立体の長手
方向の軸を実質的に横切る軸を中心に曲面上で移
動組立体のまわりに摺動可能であるとともに、移
動組立体の長手方向の軸を中心に摺動可能である
ように、移動組立体の曲面と摺動しながら係合す
る面を備えている。
好ましくは、移動組立体上に設けられた曲面
は、少なくとも凸状の球面の一部である。さらに
好ましくは、移動組立体上に設けられた上記曲面
と摺動しながら係合するくさび部材上の表面は、
凸状の球面の一部かあるいは円錘形の面の一部の
どちらかである。
このようにして第5図、第6図を参照すると、
この第1の実施例ではねじ32(すなわち「移動
組立体」)の最上部分は、単なる円錘(あるいは
直線)形状ではなくて湾曲した形状であり、ねじ
32のこの部分は球面の一部を含んでいる。同様
に、くさび部材52に設けられた貫通凹部の最上
部はその一部で実質的に整合する(すなわち、好
ましくは同一か類似する半径の)凹状のさら穴を
有していて、その表面もまた球面の一部である。
ここで第16図を参照すると、第16図は第5図
の部分拡大図であつて、ねじ32とくさび部材5
2とにそれぞれ設けられて整合する凸状と凹状の
球面状表面とをより明白に理解させる。
このようにして、第5図に示した実施例は、ね
じ32の最上部分に形成したボールと、くさび5
2に形成した半球形のさら穴で形成したカツプ形
ソケツトとでいわゆる「ボールジヨイント」に類
似した構成となつていることが理解されよう。し
かしながら、ボールに取付けられる部材(すなわ
ちねじ32のシヤフト)は、ソケツトから延出し
ておらず、貫通凹部を経てソケツトを貫通してい
る。もしもこの貫通凹部がねじ32のシヤフトと
同じ直径であるならば、2つの部材間の相対的横
方向回転が少ししかできないか、あるいは全く不
可能であろう。しかし貫通凹部は、ねじ32のシ
ヤフトよりも大きな寸法に設定されている。その
結果、ねじ32のシヤフトの領域内でこれら2つ
の部材間に間隙が形成され、そして2つの部材間
の相対的回転が直径の差に応じた限度まで全ての
方向で可能とされる。
第9図と第10図に示した第2の実施例では、
移動組立体(すなわちねじ32)上に設けられた
曲面は、赤道領域にわたつて広がる球面の一部を
含んでいる。この曲面と滑りながら係合する凹部
の内側に設けられた表面は、くさび52に設けら
れた段付き直径の穴の内面を含んでいる。段付き
直径の穴の代わりに、徐々に直径を減少したテー
パ穴を使用してもよい。
移動組立体上に設けられた曲部と滑りながら係
合するくさび上に設けられた表面が円錘形の面の
一部である、上記テーパ穴についての構成は、第
11図と第12図に示した実施例で用いられてい
る。この実施例の作用は、従来から円錘形に形成
されたソケツト内に配設されたボールの状況と比
較される。ここでも、2つの部材間の滑動相対移
動は、ねじ32のシヤフトとくさび52内の貫通
凹部の直径の差による限度まで全方向において可
能である。
最後に、第13図から第15図に示した実施例
は、第5図と第6図に示した実施例と構成ならび
に作用が類似していて、その主要な相違は移動組
立体がねじ32の他に、ねじ32を囲みねじ32
とくさび52との間に配置されているブツシング
部材74を備えていることである。従つて、曲面
(すなわち表面43)は、この実施例では、ブツ
シング部材74上に設けられ、好ましくは第5図
および第6図の実施例に関して上述した凸状球形
面と同じ型である。
ブツシング部材74の使用は、ポケツトの後面
と接触するための平面28の使用を可能にするこ
とも、また留意すべきである。
このような構成によつて、ねじ部材32に設け
られた支持表面48が、ポケツト19内に設けら
れたクランプ接触表面28と接触するとき、上記
くさび部材52に設けられた支持表面30がそれ
自身で切削インサート12の刃部上面130と本
質的に共面となるような方向に向く。すなわち、
自己整列接触を行う。
くさび部材52とねじ部材32とがゆるく相互
結合され、それ故にくさび部材52が切削インサ
ート12の刃部上面130のみと接触してクラン
プ接触表面28とは接触せず、またねじ部材32
がクランプ接触表面28のみと接触して切削イン
サート12の刃部上面130とは接触しないとい
う事実は、本発明にとつて、くさび部材52とね
じ部材32とがゆるやかに相互されているという
事実と同様に重要なことである。これに関して、
例えば特開昭56−102411号(すなわち特願昭55−
4760号)の明細書には、特にその第4図において
明らかであるように、互いにゆるやかに相互結合
され、それ故少なくとも2つの方向に互いに回動
可能なくさび部材であるくさび3とねじ部材であ
る締付ボルト5とを持つクランプ装置が開示され
ている。しかしながら、この公知例においては、
くさび3はその表面32および33でポケツトの
後方表面および切削インサートすなわちチツプ6
の刃部上面と接触するようになつていることは明
らかである。従つて、本明細書に添付した図面第
7図に示したような本質的共面接触を実現するた
めには、この公知例の構成にあつては、インサー
トポケツトの前方表面および後方表面、ならびに
くさび3の前方表面および後方表面をすべて正確
に機械加工しなければならないということが当業
者には明らかに理解されよう。これに反して、こ
こに開示し特許請求の範囲に記載した本発明によ
るクランプ装置10においては、くさび部材52
はクランプ接触表面28とは接触しない。さらに
また、ねじ部材32は切削インサート12の刃部
上面130とは接触しない。従つて本発明によれ
ば、ミリングカツタのカツタ本体に設けるポケツ
トおよびくさび部材に対する正確な機械加工の必
要性がなくなるという顕著な効果を有する。
第13図〜第15図に示した実施例では、くさ
び部材52とねじ部材32との間に付加的に介在
させたブツシング部材74が設けられている。こ
の実施例においても、くさび部材52は切削イン
サート12の刃部上面130と接触するのみであ
つて、クランプ接触表面28とは接触しない。ブ
ツシング部材74を介在させることによつて、ブ
ツシング部材74はクランプ接触表面28と接触
するが、切削インサート12の刃部上面130と
は接触しない。このクランプ装置におけるくさび
作用は上記したと同様である。以上、本発明を
種々の実施例に基づいて詳述したが、本発明はそ
れら実施例に限定されることなく、特許請求の範
囲に記載された技術思想の範囲内で、多くの改
変、変更を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るミリングカツタの平面
図、第2図は第1図のミリングカツタの側面図、
第3図は関連部材を取外したカツタ本体の平面
図、第4図は第3図のカツタ本体の側面図、第5
図は第2図の−線に沿つた本発明に係るミリ
ングカツタの断面図、第6図は第5図のクランプ
装置の端面図、第7図はインサートとクランプ表
面との間の平面接触を示す断面図、第8図はイン
サートとクランプ表面との間の非平面接触を示す
断面図、第9図はクランプ装置の別の実施態様を
示す第5図類似の断面図、第10図は第9図のク
ランプ装置の端面図、第11図はクランプ装置の
さらに別の実施態様を示す第5図類似の断面図、
第12図は第11図のクランプ装置の端面図、第
13図はクランプ装置のさらに別の実施態様を示
す第5図類似の断面図、第14図は第13図のク
ランプ装置の端面図、第15図は第14図におい
て矢印XVの方向からみた矢視図、第16図は第
5図の部分拡大図である。 符号の説明、2…ミリングカツタ、4…カツタ
本体、8…周壁、10…クランプ装置、12…イ
ンサート、19…インサートポケツト、26…ク
ランプ凹部、30…平坦支持表面、32…ねじ部
材、42…支持表面、44…平坦支持表面、46
…C字形孔、50…保持リング、52…くさび、
70…ねじ部材、72…支持部材、74…ブツシ
ング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カツタ本体4内にクランプ接触表面28とイ
    ンサート位置決め表面24とを備えたポケツト1
    9を設け、刃上部面を備えた切削インサート12
    を前記ポケツト19内にクランプするクランプ装
    置10,10′,10″,10であつて、該クラ
    ンプ装置は: 前記切削インサート12の前記刃上部面と接触
    するための第1の支持表面30を持ち、前記切削
    インサート12を前記第1の支持表面30と前記
    ポケツト19に設けられた前記インサート位置決
    め表面24との間でクランプするためのくさび5
    2と、 カツタ本体4に対して前記くさび52を移動さ
    せる移動組立体(第5図中32、第13図中3
    2,74)と、 前記ポケツト19内に設けられた前記クランプ
    接触表面28と接触するための第2の支持表面4
    8と、 を含んで構成され、 前記移動組立体(第5図中32、第13図中3
    2,74)は前記カツタ本体4にしつかり締付け
    る締付け部材32を含んでいること、前記第2の
    支持表面48は前記移動組立体(第5図中32、
    第13図中32,74の表面であること、前記移
    動組立体(第5図中32、第13図中32,7
    4)の少なくとも一部は曲面(第5図中43)を
    有していて、該曲面(第5図中43)は前記移動
    組立体(第5図中32、第13図中32,74)
    の長手方向軸線34を実質的に横切る方向はもち
    ろん前記移動組立体の長手方向軸線34に実質的
    に平行な方向においても断面が湾曲しているこ
    と、さらに前記くさび52は前記移動組立体(第
    5図中32、第13図中32,74)の長手方向
    軸線34を横断する少なくとも一本の軸線を中心
    に該移動組立体(第5図中32、第13図中3
    2,74)上の前記曲面43上を前記移動組立体
    (第5図中32、第13図中32,74)の周り
    で摺動可能であるとともに前記移動組立体(第5
    図中32、第13図中32,74)の長手方向の
    軸線34を中心に摺動可能であるように該くさび
    52が滑りながら前記曲面(第5図中43)と係
    合する面を有していることを特徴とするクランプ
    装置。 2 特許請求の範囲第1項の記載において、前記
    くさび52が前記移動組立体(第5図中32、第
    13図中32,74)に関して横方向にその上で
    摺動可能な前記曲面(第5図中43)は、前記移
    動組立体(第5図中32、第13図中32,7
    4)上に設けられた凸状球形の部分の領域を含ん
    でおり、前記くさび52は前記移動組立体(第5
    図中32、第13図中32,74)を収容するた
    めの貫通凹部を備えていて、該貫通凹部はそれと
    摺動可能に係合する実質的に整合する凹状の球状
    に形成されたくぼみ43を備えていることを特徴
    とするクランプ装置。 3 特許請求の範囲第1項の記載において、前記
    くさび52が前記移動組立体(第5図中32、第
    13図中32,74)に関して横方向にその上で
    摺動可能な前記曲面(第5図中43)は、前記移
    動組立体(第5図中32、第13図中32,7
    4)上に設けられた凸形球面の赤道領域を含み、
    前記くさび52は前記移動組立体(第5図中3
    2、第13図中32,74)を収容するための貫
    通凹部を備えていて、該貫通凹部は段付き直径を
    有していることを特徴とするクランプ装置。 4 特許請求の範囲第1項の記載において、前記
    くさび52が前記移動組立体(第5図中32、第
    13図中32,74)に関して横方向にその上で
    摺動可能な前記曲面は、前記移動組立体(第5図
    中32、第13図中32,74)上に設けられた
    凸形球面形に形成された部分の一領域を含み、該
    くさび52は前記移動組立体(第5図中32、第
    13図中32,74)を収容するための貫通凹部
    を備えていて、該貫通凹部は、前記くさび52が
    前記移動組立体(第5図中32、第13図中3
    2,74)に関して横方向に摺動できるように前
    記移動組立体(第5図中32、第13図中32,
    74)の前記曲面に着座しながら摺動係合させる
    ために円錐状に形成された少なくとも一部分を有
    することを特徴とするクランプ装置。 5 特許請求の範囲第1項の記載において、前記
    移動組立体(第13図中32,74)はさらに前
    記締付け手段32を少なくとも部分的に囲むブツ
    シング部材(第13図中74)を含んでいるこ
    と、前記第2の支持表面(第13図中72)は前
    記ブツシング部材(第13図中74)の表面であ
    ること、前記くさび52が前記移動組立体(第1
    3図中32,74)に関して横方向にその上で摺
    動可能である前記曲面(第13図中43)は前記
    ブツシング部材(第13図中74)上に設けられ
    た凸状球形に形成された部分の領域を含んでいる
    こと、前記くさび52は前記移動組立体(第13
    図中32,74)を収容するための貫通凹部を備
    えていて、該貫通凹部は摺動可能に係合する実質
    的に凹状の球形に形成されたくぼみ43を有して
    いること、を特徴とするクランプ装置。 6 特許請求の範囲第2項、第3項、第4項、お
    よび第5項のうち何れか1つの項の記載におい
    て、前記くさび52は前記第1の支持表面30に
    対向する別の支持表面44を備え、前記くさび5
    2に設けられた前記貫通凹部は貫通C字形孔46
    であり、前記移動組立体(第5図中32、第13
    図中32,74)は前記C字形孔46を通り抜け
    少なくとも部分的に前記別の支持表面44を越え
    て突き出ていることを特徴とするクランプ装置。 7 特許請求の範囲第1項から第6項までのうち
    何れか1つの項の記載において、前記くさび52
    は180度以上前記移動組立体(第5図中32、第
    13図中32,74)を取囲んでいることを特徴
    とするクランプ装置。 8 特許請求の範囲第6項の記載において、前記
    C字形孔の内部リツプ58を設けるとともに、前
    記移動組立体(第5図中32)に保持リング50
    を設けて、前記リツプ58を前記保持リング50
    に係合させることによつて前記移動組立体(第5
    図中32)を前記C字形孔46に捕促保持するよ
    う構成したことを特徴とするクランプ装置。 9 特許請求の範囲第1項から第8項までのうち
    何れか1つの項の記載において、前記移動組立体
    (第5図中32、第13図中32,74)に関し
    て前記くさび52が横方向に摺動可能であるよう
    に前記くさび52と前記移動組立体(第5図中3
    2、第13図中32,74)の間にギヤツプが設
    けられていることを特徴とするクランプ装置。 10 特許請求の範囲第1項から第3項までのう
    ち何れか1つの項の記載において、前記第2の支
    持表面を凸面にしたことを特徴とするクランプ装
    置。 11 特許請求の範囲第1項および第5項のどち
    らかの項の記載において、前記第2の支持表面を
    平面にしたことを特徴とするクランプ装置。 12 特許請求の範囲第1項から第11項までの
    うち何れか1つの項の記載において、前記移動組
    立体(第5図中32、第13図中32,74)
    は、前記カツタ本体4に向かつて前記くさび52
    を強固に前進させるための手段を含んでいること
    を特徴とするクランプ装置。
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